JP3818472B2 - 基礎用補強筋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物・構築物の基礎に埋め込む補強筋に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物・構築物の基礎に埋め込む基礎用補強筋の一例を図5に示す。基礎用補強筋1は、横臥姿勢で設置したはしご形のベース筋2に同じくはしご形の立ち上がり筋3を組み合わせて、凸形状を呈する基礎4の骨格として使用される。したがって、立ち上がり筋3は基礎4の凸形状に沿うように、起立姿勢を安定的に維持した状態でベース筋2に固定する必要がある。このため従来では、施工現場で突っ支い棒5をベース筋2と立ち上がり筋3に接合して立ち上がり筋3が倒れないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、施工現場で突っ支い棒5を接合させたり外したりしなければならないため、その分手間が増えて不便である。こうした不便を解消すべく立ち上がり筋を予めベース筋に固定しておくことも考えられるが、そうすると輸送時や保管時における占有空間が大きくなってしまう。この点、実公昭56−29452号公報や実開昭63−176142号公報で開示する基礎用補強筋のように、立ち上がり筋をベース筋に対して折り畳み可能としたものもあるが、立ち上がり筋とベース筋を別々にしたものほどにはコンパクトに折り畳むことができないし、また折り畳み可能とするために立ち上がり筋の形状が複雑であり、生産性があまりよくない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、平行配置した少なくとも一対の長尺筋に複数の短筋をはしご状に組み合わせて成るベース筋と、平行配置した少なくとも一対の長尺筋に複数の短筋をはしご状に組み合わせて成る立ち上がり筋と、を用い、水平設置したベース筋の短筋に立ち上がり筋の一方の長尺筋を当接させるようにして、ベース筋上に立ち上がり筋を起立姿勢で組み付けて形成される基礎用補強筋について、立ち上がり筋の短筋に溶接した曲折部から枝部が延びる棒体から形成された支持部材を備え、該支持部材を予め溶接した立ち上がり筋を、ベース筋に上から組み付けると、その支持部材の枝部がベース筋の短筋上側に交差して接し、当該ベース筋上に組み付けた立ち上がり筋が支持部材により両脇を支持されて起立姿勢を維持することを特徴とする基礎用補強筋を提供する。
【0005】
この基礎用補強筋では立ち上がり筋の長手方向の両脇位置(長手方向を向いたときの左右の各位置)で支持部材がベース筋の短筋の上側と接するようになっている。したがって、立ち上がり筋は該当接部位で横倒方向について支持部材を介してベース筋による支持を受けることができ、安定した起立姿勢を維持することができる。このように立ち上がり筋の安定した起立姿勢を得るには、支持部材がベース筋の短筋の上側に位置するように立ち上がり筋をベース筋に降下させればよいだけであるから、手間がかからず便利である。しかも、ベース筋と立ち上がり筋とは別体としてあるから、輸送時や保管時における占有空間も少なくて済む。このような支持部材は、立ち上がり筋の長さが短ければ一つ備えるだけでも構わないが、起立姿勢をより安定させるのであれば立ち上がり筋の長手方向で所定間隔をおいて複数配するのが好ましい。
【0006】
また、前記支持部材は棒材で形成してあり、該棒材は、立ち上がり筋に固定される曲折部と、ベース筋の短筋の上側と交差して接する程度の長さをもつように曲折部からびる枝部と、からなるものとしてあって、平面「く」字状を呈すると好ましい。
【0007】
これによれば、平面「く」字状とした棒材の曲折部が立ち上がり筋に固定され、そしてこの曲折部から枝部が立ち上がり筋の両脇位置へ延びて立ち上がり筋の両脇でベース筋の短筋の上側と交差状態で接することになる。立ち上がり筋はこの枝部を介してベース筋の短筋による支持を受けて起立姿勢を安定に維持することができる。また、支持部材としては、例えばベース筋等と同様の異形鉄筋等の棒材を利用でき、しかもその形状も複雑でないから、加工が容易でコスト的にも有利である。
【0008】
そしてこの支持部材は、その枝部先端を下向きに屈曲させてベース筋の短筋に係止するようにしてあるとより好ましい。つまり、ベース筋に組み合わせた立ち上がり筋に不意に外力が作用しても、枝部の先端がベース筋の短筋の側部に係止するから、立ち上がり筋の組み付け位置がベース筋の長手方向でずれることがない。この下向きの屈曲部は、片方の枝部先端だけに形成するものでもよいが、両方の枝部先端に形成し、両方とも同じ側からベース筋の短筋側部に係止するものとできる。この場合、ベース筋の長手方向における係止とは反対側へのずれ規制について、立ち上がり筋の別の短筋には同構造の支持部材を逆向きに固定し、該支持部材の枝部先端が前記とは反対側のベース筋短筋側部へ係止するようにして、実現することができる。あるいは、逆向きの支持部材を利用せずとも、立ち上がり筋に形成した次のようなずれ規制手段で実現することができる。
【0009】
即ち、立ち上がり筋において、その短筋の端部を一方の長尺筋(ベース筋の短筋へ当接させる方の長尺筋)の外側へ突出させ、ベース筋の短筋の側部と係止できるようにする。これによれば、当該一方の長尺筋の短筋に対する組み合わせ位置を変更するだけで、該短筋突出部と枝部先端の屈曲部とでベース筋の短筋を挟み込んで立ち上がり筋のずれを規制する構造を形成することができて好都合である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図4を参照しつつ説明する。基礎用補強筋1はベース筋2と立ち上がり筋3を組み付けて成り、ベース筋2と立ち上がり筋3は、長尺筋2a,3aに複数の短筋2b,3bをはしご状に組み合わせ、その交差部位をスポット溶接して形成してある。この基礎用補強筋1では、立ち上がり筋3の横倒れは、支持部材3cの枝部3gがベース筋2の短筋2bの上側と接触することで防止される。また、ベース筋2の長手方向Xに対する立ち上がり筋3の組み付け位置のずれは、立ち上がり筋3をベース筋2に組み付ける際に、ベース筋2の短筋2bをその両側から挟み込んで該短筋2bの両側部とそれぞれ係止するように突出端3dと突出端3eが組み付けられることで防止される。
【0011】
支持部材3cは、図2及び図4(c)で示すように、平面「く」字状を呈する異形鉄筋で形成されており、曲折部3fを短筋3bにスポット溶接あるいはフレア溶接にて固定してある。枝部3gは、立ち上がり筋3の短筋3bを中心軸として曲折部3fから左右に延びて、それぞれベース筋2の短筋2bの上側と交差して接している。したがって、立ち上がり筋3は該接触部位で短筋2bの支持を受けて横倒れせずに起立姿勢を安定に維持する。
【0012】
枝部3gの両端には、図3及び図4(a)で示すように、ベース筋2の短筋2bの位置よりも下方に位置する程度に曲げ加工を施してなる突出端3dが形成されている。この突出端3dは短筋2bの一方側の側部に対する係止点となる。
【0013】
他方の突出端3eは、立ち上がり筋3の長尺筋3aを短筋3bのやや内側に取り付けることで立ち上がり筋3から外側に突出させた短筋3bの部位であって、短筋2bの他方側の側部に対する係止点となる。
【0014】
次に、上記基礎用補強筋1の組み立て方を説明すると、先ず、コンクリート布基礎4を構築する箇所にコンクリートブロック6を置いてからその上にベース筋2を設置する。コンクリートブロック6は、設置面Gに突出端3d,3eが接しないようにするためのスペーサとして用いるものである。そして、突出端3dと突出端3eの間に短筋2bを取り込ませるようにして、立ち上がり筋3をベース筋2に降下させて組み付ける。すると、立ち上がり筋3の長尺筋3aと枝部3gがベース筋2の短筋2bに接触し、また突出端3dと突出端3eとが短筋2bを両側から挟み込むように位置した状態で、立ち上がり筋3がベース筋2に組み付けられることになる。このように立ち上がり筋3をベース筋2に組み付けると、枝部3gが立ち上がり筋3の両脇位置で短筋2bの上側とそれぞれ接しているので(図4(a)参照)、立ち上がり筋3は横倒れすることなく起立姿勢を維持する。また、突出端3dと突出端3eとは短筋2bを両側から挟み込むように位置するので(図4(a)参照)、立ち上がり筋3に対して不意に外力が作用しても突出端3d,3eが短筋2bの各側部に係止することで、立ち上がり筋3の組み付け位置がベース筋2の長手方向Xでずれることはない。
【0015】
基礎用補強筋1を輸送したり保管する場合には、ベース筋2と立ち上がり筋3とをそれらの横幅と同程度の幅で積み重ねることができるから、占有空間も少なくてすみ便利である。
【0016】
上記実施形態では、図4(a)で示すように、短筋2bのやや斜め上に枝部3gが接することで立ち上がり筋3に支持を与えるような形状とした支持部材3cを示したが、例えば図4(b)で示すように短筋2bの頂部と接することで立ち上がり筋3に支持を与えるような形状とした枝部3g’をもつ支持部材3c’としてもよい。
【0017】
また、上記実施形態では、立ち上がり筋3の横倒れ防止用の枝部3gと立ち上がり筋3の位置ずれ規制用の突出端3dとを有する支持部材3cと、短筋3bの突出端3eと、で立ち上がり筋3をベース筋2に安定的に組み付けるようにしているが、この他にも例えば、下向きコ字状とした支持部材を立ち上がり筋の一方側長尺筋に取り付け、該コ字状の左右の内側面をベース筋の短筋の側部に係止できるようにして立ち上がり筋の長手方向における位置ずれを規制し、またコ字状の内側上面をベース筋の短筋の上側とその長手方向にわたって接触させるようにして立ち上がり筋の横倒れを規制するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明の基礎用補強筋は、支持部材がベース筋の短筋上に位置するように立ち上がり筋をベース筋に降下させるだけの簡単な作業で組み合わせることができるから、作業性に優れ工期の短縮にも繋がる。そして、立ち上がり筋は支持部材で横倒れが防止され且つ突出端で位置ズレが防止されるので、所定位置での起立姿勢を安定的に維持することが可能である。さらに、支持部材は形状が複雑でないから加工も容易で生産性に優れコスト的にも有利である。また、ベース筋と立ち上がり筋とを別体としているから輸送時や保管時に占有空間を少なくすることができ便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態による基礎用補強筋を示す斜視図。
【図2】 一実施形態による基礎用補強筋を示す平面図。
【図3】 一実施形態による基礎用補強筋を示す側面図。
【図4】 分図(a)は一実施形態による支持部とベース筋の短筋との係止構造を示す図、分図(b)は他の実施形態による支持部とベース筋の短筋との係止構造を示す図、分図(c)は(a)及び(b)による係止構造の平面図。
【図5】 基礎用補強筋の一従来例を示す図。
【符号の説明】
1 基礎用補強筋
2 ベース筋
3 立ち上がり筋
2a,3a 長尺筋
2b,3b 短筋
3c 支持部
3d 突出端
3e 突出端
3f 曲折部
3g 枝部

Claims (3)

  1. 平行配置した少なくとも一対の長尺筋に複数の短筋をはしご状に組み合わせて成るベース筋と、平行配置した少なくとも一対の長尺筋に複数の短筋をはしご状に組み合わせて成る立ち上がり筋と、を用い、水平設置した前記ベース筋の短筋に前記立ち上がり筋の一方の長尺筋を当接させるようにして、前記ベース筋上に前記立ち上がり筋を起立姿勢で組み付けて形成される基礎用補強筋において、
    前記立ち上がり筋の短筋に溶接した曲折部から枝部が延びる棒体から形成された支持部材を備え、
    該支持部材を予め溶接した前記立ち上がり筋を、前記ベース筋に上から組み付けると、前記支持部材の枝部が前記ベース筋の短筋上側に交差して接し、当該ベース筋上に組み付けた前記立ち上がり筋が前記支持部材により両脇を支持されて起立姿勢を維持することを特徴とする基礎用補強筋。
  2. 前記支持部材は、その枝部先端を下向きに屈曲させて前記ベース筋の短筋と係止するようにしてある請求項1に記載の基礎用補強筋。
  3. 前記立ち上がり筋は、その短筋の端部を前記一方の長尺筋の外側へ突出させてあり、前記ベース筋の短筋の側部と係止できるようにしてある請求項1又は請求項2に記載の基礎用補強筋。
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