JP3817960B2 - 電気光学パネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学物質表示装置に用いる電気光学パネルに関するものである。さらに詳しくは、電気光学パネルを構成する各基板における電極構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の電気光学パネルの分解斜視図である。図10および図11はそれぞれ、図9に示す電気光学パネルを構成する一方の基板である第1の基板10の左下方に形成した端子を拡大して示す平面図、および図9に示す電気光学パネルを構成する他方の基板である第2の基板20の左下方に形成した端子を拡大して示す平面図である。図12は、図10に示す第1の基板10と、図11に示す第2の基板20とを貼り合わせた電気光学パネルの左下方に位置する基板間導通部分を拡大して示す平面図である。
【0003】
電気光学パネルのうち、電気光学物質として液晶を用いたパッシブマトリクスタイプの液晶表示装置に用いる電気光学パネルは、図9に示すように、所定の間隙を介してシール材30によって貼り合わされた一対の基板間には、シール材30によって囲まれた電気光学物質封入領域35が形成され、この電気光学物質封入領域35内には液晶などといった電気光学物質(図示せず。)が封入される。
【0004】
このような構成の電気光学パネル1では、外部からの信号入力および第1の基板10と第2の基板20の基板間導通のいずれもが、第1の基板10および第2の基板20において同一方向に位置する各基板辺101、201付近で第1の基板10および第2の基板20のそれぞれに形成されている第1の端子形成領域11および第2の端子形成領域21で行われる。従って、フレキシブル基板(図示せず。)などが接続される第1の基板10において、第1の端子形成領域11の基板辺101に近い部分は、第2の基板20から張り出した部分15に形成され、表面が開放(第2の基板20と対向されていない)状態にある。これに対して、第1の端子形成領域11の両端部のうち電気光学物質封入領域35の側に位置する部分(第2の外部入力用端子82の形成部分)は、第2の基板20の側の対向面に形成された第2の基板間導通用端子70との基板間導通用に用いられるので、第2の基板20との重なり部分に対応して第2の基板20と対向される側の表面に形成されている。また、第2の基板20において、第2の端子形成領域21は、第1の基板10の側との基板間導通に用いられるので、第1の基板10との重なり部分の対向面に対応して形成されている。
【0005】
第1の基板10には、基板辺101に沿って形成されている第1の端子形成領域11の中央領域には同様に、第2の基板20と対向される側の表面上に第1の外部入力用端子81が形成され、この第1の外部入力用端子81からは、同基板で対向する基板辺102に向かって複数列の画素駆動用の第1の電極パターン40が延びて配線形成されている。また、第1の端子形成領域11において、第1の外部入力用端子81の外側(第1の端子形成領域11の両端部)に相当する領域には、基板辺101に沿って第1の外部入力用端子81と同様、第2の基板20と対向される側の表面上に複数の第2の外部入力用端子82が配列して形成されている。これらの第2の外部入力用端子82からは、第2の基板20の第2の端子形成領域21と重なる位置まで第1の基板間導通用端子60が延びて配線形成されている。第1の電極パターン40、第1の外部入力用端子81、第2の外部入力用端子82、および第1の基板間導通用端子60は、いずれもITO膜(Indium Tin Oxide/透明導電膜)などによって第2の基板20と対向される側の表面上に形成されている。
【0006】
これに対して、第2の基板20では、第2の端子形成領域21のうち、第1の基板10上の第1の基板間導通用端子60に重なる位置には基板辺201に沿って複数の第2の基板間導通用端子70が形成されている。これらの第2の基板間導通用端子70からは、平面的に第1の電極パターン40の形成領域の両側に相当する領域を回り込んで電気光学物質封入領域35内で第1の電極パターン40と交差する複数列の画素駆動用の第2の電極パターン50が延びて配線形成されている。第2の電極パターン50、および第2の基板間導通用端子70も、ITO膜などの透明電極によって形成されている。
【0007】
このように、第2の基板20では、第1の基板10に形成されている第1の電極パターン40の形成領域を平面的に避けてその両側に相当する領域を回り込むように第2の電極パターン50を第2の基板間導通用端子70から延ばす必要があるため、図10に示すように、第1の基板10では、第2の外部入力用端子82から基板辺101と同基板で対向する基板辺102に向けて第1の基板間導通端子60が直線的に延びているが、図11に示すように、第2の基板20では、基板辺201と同基板で対向する基板辺202に向けて直線的に延びている第2の基板間導通用端子70の端からは外側に向かって斜めに延びる第2の電極パターン50が形成される。
【0008】
このように構成した第1の基板10および第2の基板20については、図10に示すように第1の基板10にシール材30を形成し、あるいは図11に示すように、第2の基板20にシール材30を形成し、しかる後に、このシール材30によって第1の基板10と第2の基板20とを貼り合わせる。その結果、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50との交差部分によって画素がマトリクス状に形成される(図9参照。)。ここで、シール材30には導通剤が配合されているので、シール材30を介して対向配置されている第1の基板間導通用端子60と第2の基板間導通用端子70とは、シール材30に配合されている導通剤によって電気的に接続する。
【0009】
従って、第1の基板10および第2の基板20の双方にフレキシブル配線基板などを接続しなくても、一方の基板(第1の基板10)上に各端子が一括して基板辺101に沿って配列されるので、第1の基板10の第1の外部入力用端子81および第2の外部入力用端子82に対してフレキシブル配線基板などを接続するだけで、第1の外部入力用端子81を介して第1の電極パターン40に画像データ信号を供給することができ、かつ、第2の外部入力用端子82、第1の基板間導通用端子60、導通剤および第2の基板間導通用端子70を介して、走査信号を第2の電極パターン50に供給することができる。
【0010】
このように構成した電気光学パネル1については、第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82にフレキシブル配線基板を接続する前に、第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82に対してそれぞれ検査電極を当てて所定の信号を入力し、点灯検査を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電気光学パネル1のままで、画素数を増やしていくと、第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82が増える分、第1の外部入力用端子81の形成領域と第2の外部入力用端子82の形成領域との境界領域にかなり狭い隙間しかなくなるので、点灯検査を行う際に簡単な構造の検査治具では第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82のそれぞれに検査電極を押し当てることが困難になる。すなわち、第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82に検査電極を押し当てた際に、わずかな位置ずれによって、第1の外部入力用端子81の側と第2の外部入力用端子82の側とが短絡してしまい、点灯検査を行えなくなる。
【0012】
そこで、本発明の課題は、画素数の増大しても簡単な検査治具で点灯検査を行うことのできる電気光学パネルを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の電気光学パネルは、所定の間隙を介してシール材によって対向して貼り合わされた第1および第2の基板の間には前記シール材によって囲まれた電気光学物質封入領域内に電気光学物質が封入され、前記第1および前記第2の基板の互いに同一方向に位置する各基板辺付近において前記第1の基板には第1の端子形成領域が形成され、前記第2の基板には第2の端子形成領域が形成され、前記第1の端子形成領域および前記第2の端子形成領域で前記第1および前記第2の基板間の導通が成されている電気光学パネルにおいて、前記第1の基板には、前記第1の端子形成領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第1の入力用端子と、該複数の第1の入力用端子の形成領域に隣接する領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第2の入力用端子と、該第2の入力用端子から前記第2の基板の前記第2の端子形成領域と平面的に重なる位置まで配線された第1の基板間導通用端子と、前記第1の入力用端子から前記電気光学物質封入領域に配線された複数列の第1の電極パターンと、がそれぞれ前記第2の基板と対向する側の面上に形成され、前記第2の基板には、前記第2の端子形成領域において、前記第1の基板間導通用端子及び前記シール材と平面的に重なる位置に対応して配置されるとともに、前記シール材に含有されてなる導通剤を介して前記第1の基板間導通用端子と導電接続されてなる複数の第2の基板間導通用端子と、該第2の基板間導通用端子から配線されるとともに、前記電気光学物質封入領域内で前記第1の電極パターンに対して交差する方向に延びた複数列の第2の電極パターンと、がそれぞれ前記第1の基板との対向面上に形成され、 前記第1の基板には、前記第1の入力用端子の形成領域と前記第2の入力用端子の形成領域との境界領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある絶縁分離領域が当該入力用端子の1ピッチ分よりも広い幅寸法をもって形成されてなるとともに、前記絶縁分離領域に前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第1のダミー端子が形成されてなり、且つ前記シール材の形成領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第2のダミー端子が形成されてなり、前記第2のダミー端子は、前記シール材の形成領域のうち、前記第1の電極パターンの形成領域と、前記第1の電極パターンの形成領域よりも外側に位置する前記第1の基板間導通用端子の形成領域と、の間に相当する領域に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の電気光学パネルは、所定の間隙を介してシール材によって対向して貼り合わされた第1および第2の基板の間には前記シール材によって囲まれた電気光学物質封入領域内に電気光学物質が封入され、前記第1および前記第2の基板の互いに同一方向に位置する各基板辺付近において前記第1の基板には第1の端子形成領域が形成され、前記第2の基板には第2の端子形成領域が形成され、前記第1の端子形成領域および前記第2の端子形成領域で前記第1および前記第2の基板間の導通が成されている電気光学パネルにおいて、前記第1の基板には、前記第1の端子形成領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第1の入力用端子と、該複数の第1の入力用端子の形成領域に隣接する領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第2の入力用端子と、該第2の入力用端子から前記第2の基板の前記第2の端子形成領域と平面的に重なる位置まで配線された第1の基板間導通用端子と、前記第1の入力用端子から前記電気光学物質封入領域に配線された複数列の第1の電極パターンと、がそれぞれ前記第2の基板と対向する側の面上に形成され、前記第2の基板には、前記第2の端子形成領域において、前記第1の基板間導通用端子及び前記シール材と平面的に重なる位置に対応して配置されるとともに、前記シール材に含有されてなる導通剤を介して前記第1の基板間導通用端子と導電接続されてなる複数の第2の基板間導通用端子と、該第2の基板間導通用端子から配線されるとともに、前記電気光学物質封入領域内で前記第1の電極パターンに対して交差する方向に延びた複数列の第2の電極パターンと、がそれぞれ前記第1の基板との対向面上に形成され、 前記第1の基板には、前記第1の入力用端子の形成領域と前記第2の入力用端子の形成領域との境界領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある絶縁分離領域が当該入力用端子の1ピッチ分よりも広い幅寸法をもって形成されてなるとともに、前記絶縁分離領域に前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第1のダミー端子が形成されてなり、前記第2の基板には、前記シール材の形成領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第2のダミー端子が形成されてなり、前記第2のダミー端子は、前記シール材の形成領域のうち、前記第1の電極パターンの形成領域と、前記第1の電極パターンの形成領域よりも外側に位置する前記第2の基板間導通用端子の形成領域と、の間に相当する領域に形成されていることを特徴とする。
【0014】
本発明の実施の形態では、第1の外部入力用端子と第2の外部入力用端子との境界領域には、外部入力端子の1ピッチ分以上の幅寸法をもつ絶縁分離領域が形成されているので、第1の外部入力用端子および第2の外部入力用端子のそれぞれに検査電極を当てて点灯検査を行う際に、検査電極の位置が多少ずれても、第1の外部入力用端子の側と第2の外部入力用端子の側との間で短絡するおそれがない。それ故、点灯検査を簡単な構造の検査治具を用いて手間をかけずに行うことができる。
【0015】
本発明の実施の形態において、前記絶縁分離領域には、たとえば、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第1のダミー端子が前記第1の外部入力端子と並列に形成されていてもよい。また、前記絶縁分離領域は、いずれの端子も形成されていない領域であってもよい。
【0016】
本発明において、前記第1および第2の基板の少なくとも一方の基板には、前記シール材の形成領域のうち、前記基板間導通用端子の形成領域と前記第1の電極パターンの形成領域の間に相当する領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第2のダミー端子が形成されることもある。このように構成すると、前記基板間導通用端子の形成領域と前記第1の電極パターンの形成領域の間に相当する領域は、第2のダミー端子が形成される分だけは底上げされた状態になって平坦化される。従って、第1の基板と第2の基板とはシール材によって一定の隙間を介して貼り合わされる。
【0017】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0018】
(全体構成)
図1および図2はそれぞれ、本形態の表示装置に用いた電気光学パネルの外観を示す斜視図、およびこの電気光学パネルを分解した様子を模式的に示す斜視図である。なお、図1および図2には、電極パターンおよび端子などを模式的に示してあるだけなので、詳細は図3および図5を参照して後述する。
【0019】
図1および図2において、本形態の電気光学パネル1は、パッシブマトリクスタイプの液晶パネルである。ここに示す電気光学パネル1では、第2の基板20の外側表面に偏光板(図示せず。)が粘着剤などによって貼られ、第1の基板10の外側表面にも偏光板(図示せず。)が粘着剤などで貼られる。電気光学パネル1を反射型として構成する際には、偏光板の外側に、あるいは偏光板の代わりに反射板(図示せず。)が貼られる。
【0020】
この電気光学パネル1において、所定の間隙を介してシール材30によって対向して貼り合わされた矩形の一対の基板間には、シール材30によって囲まれた電気光学物質封入領域35が区画形成されている。このシール材30には、その途切れ部分によって注入口39が形成され、この注入口39から電気光学物質封入領域35内に電気光学物質としての液晶が注入され、注入後に封止材で封止されている。ここで、前記の一対の基板のうち、縦方向の第1の電極パターン40が対向する側の表面に形成されている方の基板を第1の基板10とし、横方向の第2の電極パターン50が第1の基板10との対向面に形成されている方の基板を第2の基板20とする。
【0021】
(基板の構成)
図3および図4はそれぞれ、図2に示す電気光学パネルの第1の基板10に形成した電極パターンおよび端子を示す平面図、およびこの第1の基板10の基板辺101側に位置する端子形成領域11の左側端部に形成された第1の基板間導通用端子60を拡大して示す平面図である。図5および図6はそれぞれ、図2に示す電気光学パネルの第2の基板20に形成した電極パターンおよび端子を示す平面図、およびこの第2の基板20の基板辺201側に位置する端子形成領域21の左側端部に形成された第2の基板間導通用端子70を拡大して示す平面図である。図7および図8はそれぞれ、図3に示す第1の基板10と図5に示す第2の基板20とを貼り合わせて液晶パネル1を形成した状態の平面図、およびこの液晶パネル1の左下方に位置する基板間導通部分の平面図である。詳しくは後述するように、第1の基板10の第1の端子形成領域11は、第1および第2の外部入力端子81、82を介してフレキシブル基板2との電気的な接続と、第2の基板20に形成されている第2の端子形成領域21との電気的な接続とを行うための領域であり、第1の端子形成領域11に形成されている第1の基板間導通用端子60、および第2の端子形成領域21に形成されている第2の基板間導通用端子70は、第1の基板10と第2の基板20とを貼り合わせたときに基板間導通用端子同士が導電接続して第1の基板10から第2の基板20への信号供給を可能とするものである。
【0022】
図1および図2に示すように、本形態の電気光学パネル1では、外部からの信号入力および基板間の導通のいずれもが、第1の基板10および第2の基板20において同一方向に位置する各基板辺101、201(下辺)付近で第1の基板10および第2の基板20のそれぞれに形成されている第1の端子形成領域11および第2の端子形成領域21で行われる。従って、第1の基板10は、第2の基板20の基板辺201から端部が外側に張出し、かつ、第2の基板20と対向される側の表面に第1の端子形成領域11が形成されている。この第1の端子形成領域11の略表面全体は、開放(第2の基板20と対向されていない)状態にあって、そこに形成されている第1および第2の外部入力端子81、82に対してフレキシブル基板2が電気的に接続される。
【0023】
また、第1の端子形成領域11の両端部において第2の外部入力用端子82が形成されている部分では、電気光学物質封入領域35の側に位置する部分で導通剤を介して第2の基板20の側と基板間導通(導電接続)が行われるので、第2の基板20との重なる部分まで対応して配線され、第1の基板間導通用端子60を形成している。
【0024】
また、第2の基板20において、第2の端子形成領域21は第1の基板10側の第1の基板間導通用端子60と導通剤を介して基板間導通(導電接続)が行われるので、第1の基板10との対向面で、かつ、第1の基板間導通用端子60と平面的に重なる部分に対応して第2の基板間導通用端子70が形成されている。
【0025】
図3において、第1の基板10には、基板辺101に沿って第2の基板20と対向される側の表面には第1の端子形成領域11が形成され、第1の端子形成領域11には、中央領域で並んで配列する複数の第1の外部入力用端子81と、第1の外部入力用端子81が形成されている領域の両側(両端)に相当する領域で並んで配列する複数の第2の外部入力用端子82とが形成されている。第1の基板10において、第1の外部入力用端子81からは、同基板で基板辺101と対向する基板辺102の方向に向かって、複数列の第1の電極パターン40が延在形成されており、これらの電極パターン40は、第1の外部入力用端子81から基板辺102の方向に向けて直線的に延びた後、電気光学物質封入領域35内で、両側に向けて斜めに延び、しかる後に、対向する基板辺102の方向に向けて直線的に延びている。また、第1の基板10上において、外装ケースなどの窓枠の内周縁80によって画像表示領域の見切りが行われている位置が実線L2で示され、シール材30が形成される領域については、図3に二重線L1で示されている。
【0026】
また、図4に示すように、第1の外部入力端子81と第2の外部入力端子82との境界領域において、第1の基板10には、第1の外部入力端子81の形成領域と第2の外部入力端子82の形成領域との境界領域83に第1および第2の電極パターン40、50のいずれとも電気的に絶縁状態にある絶縁分離領域84が外部入力端子81、82の1ピッチ分よりも広い幅寸法をもって形成されている。本形態では、この絶縁分離領域84には端子などが一切、形成されていない。
【0027】
また、第1の基板10では、第2の外部入力用端子82のうち、中央寄り(内側)に形成されている第2の外部入力用端子82Aからは、第2の基板20の第2の端子形成領域21に設けられた第2の基板間導通用端子70と平面的に重なる位置まで第1の基板間導通用端子60が、対向する基板辺102に向けて直線的に延びている。これに対して、第2の外部入力用端子82のうち、両端部(外側)に形成されている第2の外部入力用端子82Bからも、第2の基板20の第2の端子形成領域21に設けられた第2の基板間導通用端子70と平面的に重なる位置まで第1の基板間導通用端子60が延びているが、この第1の基板間導通端子60は、第1の基板10の基板辺101と対向する基板辺102に向けて直線的に延びた直線端子部分61と、この直線端子部分61の先端から外側に向かって斜めに延びた斜め端子部分62とを有している。ここで、斜め端子部分62を備える複数の第1の基板間導通用端子60では、外側に位置する端子の方が内側に位置する端子と比較して直線端子部分61が短い。
【0028】
図5に示すように、第2の基板20では、第2の端子形成領域21のうち、第1の基板10の第1の基板間導通用端子60に対応して平面的に重なる位置には基板辺201に沿って複数の第2の基板間導通用端子70が形成されている。これらの第2の基板間導通用端子70からは、平面的に第1の電極パターン40の形成領域の両側に相当する領域を回り込んで配線され、電気光学物質封入領域35内で第1の基板10に形成された第1の電極パターン40と平面的に交差するように延びた複数列の画素駆動用の第2の電極パターン50が形成されている。なお、図5にも、第2の基板20上における外装ケースなどの窓枠の内周縁80によって画像表示領域の見切りが行われている位置が実線L2で示され、シール材30が形成される領域については二重線L1で示されている。
【0029】
このような第2の基板20では、第1の基板10に形成されている第1の電極パターン40の形成領域を避けてその両側に相当する領域を回り込むように第2の基板間導通用端子70から第2の電極パターン50を配線形成する必要がある。そのため、本形態では、第2の基板間導通用端子70のうち、中央寄りに形成されている第2の基板間導通用端子70Aは、基板辺201と対向する基板辺202に向かって直線的に形成されているが、外側に形成されている第2の基板間導通用端子70Bについては、図6に示すように、基板辺202に向けて直線的に延びる直線端子部分71と、この直線端子部分71の配線される側の端で屈曲して外側に向けて斜めに延びる斜め端子部分72とが形成されている。これら斜め端子部分72を備える複数の第2の基板間導通用端子70でも、外側に位置する端子の方が内側に位置する端子と比較して直線端子部分71が短い。なお、本実施例の各説明で述べる外側とは、基板辺201、101、及びこれらに対向する基板辺201、102のそれぞれとは対向しない他の基板辺の側を示すものである。
【0030】
このように構成した第1の基板10と第2の基板20とを用いて電気光学パネル1を構成するにあたっては、図1および図2に示すように、第1の基板10と第2の基板20とを、ギャップ材および導通剤を含有するシール材30を介して貼り合わせる。この際には、図4に示すように、第1の基板10において第1の基板間導通用端子60が形成されている領域にシール材30を形成する。あるいは、図6に示すように、第2の基板20において第2の基板間導通用端子70が形成されている領域にシール材30を形成する。
【0031】
しかる後に、第1の基板10と第2の基板20とをシール材30を介して貼り合わせると、図7に示すように、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50との交差部分によって画素50がマトリクス状に形成され、画像を表示する領域(画像表示領域/画素がマトリクス状に配列されている領域)を構成する。
【0032】
また、図8に示すように、第1の基板10に形成されている第1の基板間導通用端子60と、第2の基板20に形成されている第2の基板間導通用端子70とが平面的に重なり、この部分ではシール材30に配合されていた導通剤によって導通が図られる。ここで用いたシール材30にはギャップ材および導通剤が配合されている。この導通剤(導電粒子)は、Ni、ハンダ等の金属粒子や、球又は棒状のプラスチックやガラスに金属メッキを施したものや、たとえば、弾性変形可能なプラスチックビーズの表面にめっきを施した粒子であり、その粒径は約6.6μmである。これに対して、シール材30に含まれるギャップ材の粒径は約5.6μmである。それ故、第1の基板10と第2の基板20とを重ねた状態でその間隙を狭めるような力を加えながらシール材30を溶融、硬化させると、シール材30は第1および第2の基板間導通用端子60、70が形成されている範囲内で広がるとともに、導電材は、第1の基板10と第2の基板20との間、すなわち、第1の基板間導通用端子60と第2の基板間導通用端子70との間で押し潰された状態で両端子間を導通させる。
【0033】
このため、図1に示すように、第1の基板10の第1の端子形成領域11に対してフレキシブル基板2を異方性導電材などを用いて実装した後、このフレキシブル基板2を介して第1の基板10の第1の外部入力用端子81および第2の外部入力用端子82に信号入力すると、第1の基板10に形成されている第1の電極パターン40には第1の外部入力用端子81を介して表示画像に基づいたデータ信号を印加することができる。また、第2の基板20に形成されている第2の電極パターン50には、第2の外部入力用端子82、第1の基板間導通用端子60、導通剤および第2の基板間導通用端子70を介して走査信号を印加することができる。よって、これらの画像データおよび走査信号によって、各画素において第1の電極パターン40と第2の電極パターン50との間に位置する電気光学物質の配向状態を制御することができるので、所定の画像を表示することができる。
【0034】
このように形成した電気光学パネル1については、第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82にフレキシブル基板2を接続する前に、図1および図7に示すように、電気光学パネル1に検査治具300を押し当てて、検査治具300にベタの電極として形成されている検査電極301、302を第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82に対してそれぞれ接触させ、検査電極301、302から信号の印加を行い、電気光学パネル1の全点灯検査を行う。ここで、電気光学パネル1では、画素数の増大に伴って第1の外部入力端子81および第2の外部入力端子82が増えると、その分、第1の外部入力用端子81の形成領域と第2の外部入力用端子の形成領域82との境界領域83にかなり狭い隙間しかなくなるが、本形態では、第1の外部入力用端子81と第2の外部入力用端子82との境界領域83には、外部入力端子81、82の1ピッチ分以上の幅寸法をもつ絶縁分離領域84が確保されているので、第1の外部入力用端子81および第2の外部入力用端子82のそれぞれに検査電極301、302を当てて点灯検査を行う際に、検査電極301、302の位置が多少ずれても、第1の外部入力用端子81の側と第2の外部入力用端子82の側との間で短絡するおそれがない。それ故、点灯検査を簡単な構造の検査治具300を用いて手間をかけずに行うことができる。
【0035】
また、本形態では、第1の基板10と第2の基板20との間で基板間導通を行うための第1および第2の基板間導通用端子60、70のうち、少なくとも外側に位置する第1および第2の基板間導通用端子60、70自身が斜め外側に向けて延びている。従って、基板間導通用端子を対向する基板辺に向けてただ直線的に延ばした後、その先端から第2の電極パターンを外側に斜めに引き回す従来の構成(図9ないし図12を参照。)と比較して、第2の基板間導通用端子70の形成領域の両側でデッドスペース90となる領域を狭めることができる。このため、従来であればデッドスペース90となっていた第2の基板間導通用端子70の形成領域の両側についても電極パターン50の引回しに利用することになるので、電気光学物質封入領域35の外周領域(額縁領域)を狭くすることができる。これはすなわち、現状と同等の画像を表示する領域(画像表示領域/画素がマトリクス状に配列されている領域)を確保した上で電気光学パネル1の外形を小さくすることができる。換言すると、従来の電気光学パネル1の外形で画像を表示する領域(画像表示領域/画素がマトリクス状に配列されている領域)を広く確保することができる。
【0036】
さらに、本形態では、斜め端子部分62、72を備える複数の第1の基板間導通用端子60および第2の基板間導通用端子70では、外側に位置する端子の方が内側に位置する端子と比較して直線端子部分61、71が短い。このため、第2の基板間導通用端子70における直線端子部分71と斜め端子部分72との境界(屈曲部分)を結んだ線は斜め外側に向くので、斜め端子部分72からそのまま第2の電極パターン50を延設することができる。従って、第2の電極パターン50については、十分に幅の広いパターンとして、あるいは隣接するパターンとの間に十分な隙間をもつパターンとして形成することができる。
【0037】
[その他の実施の形態]
上記形態では、第1の基板10において、第1の外部入力端子81と第2の外部入力端子82との境界領域83を絶縁分離領域84とするにあたっては、端子の形成されていない領域としたが、図4および図8に一点鎖線で示すように、第1の外部入力端子81と第2の外部入力端子82との境界領域83については、第1および第2の電極パターン40、50のいずれとも電気的に絶縁状態にある第1のダミー端子85が他の外部入力端子81、82と等しいピッチで形成された絶縁分離領域84が形成されている構成であってもよい。
【0038】
また、第1の基板10において、シール材30の形成領域のうち、第1の基板10と第2の基板20とを貼り合わせたときに基板間導通用端子60、70の形成領域と第1の電極パターン40の形成領域の間に相当する領域に、第1および第2の電極パターン40、50のいずれとも電気的に絶縁状態にある第2のダミー端子86を形成してもよい。あるいは、第2の基板20において、シール材30の形成領域のうち、第1の基板10と第2の基板20とを貼り合わせたときに基板間導通用端子60、70の形成領域と第1の電極パターン40の形成領域の間に相当する領域に、第1および第2の電極パターン40、50のいずれとも電気的に絶縁状態にある第2のダミー端子76を形成してもよい。このように構成すると、シール材30の形成領域では、第1の基板10あるいは第2の基板20が第2のダミー端子76、86によって底上げされた構造になって平坦化される。それ故、第1の基板10と第2の基板20とは均等な隙間をもって貼り合わされる。
【0039】
また、上記の実施の形態では、斜め端子部分62、72を備える複数の第1および第2の基板間導通用端子60、70において、斜め端子部分62、72の幅について規定しなかったが、第1および第2の基板間導通用端子60、70のうち、内側に形成された基板間導通端子よりも外側に形成された基板間導通端子の方で斜め端子部分62、72の幅を広くすることが好ましい。たとえば、第1および第2の基板間導通用端子60、70のうち、内側に形成された基板間導通端子の斜め端子部分62、72については、たとえば、0.0859mmの幅とし、外側に形成された基板間導通端子の斜め端子部分62、72については、0.0900mmの幅とする。本実施例の各説明で述べる外側とは、基板辺201、101、及びこれらに対向する基板辺201、102のそれぞれとは対向しない他の基板辺の側を示すものである。このように構成すると、外側に位置する第2の基板間導通用端子70から延びる第2の電極パターン50は、引回し距離が長くなるが第1および第2の基板間導通用端子60、70の幅を広く形成することができる。すなわち、この端子同士は広い面積をもって導通することになる。
【0040】
また、第2の電極パターン50において、対向する基板辺202に向けて第2の基板間導通用端子70から延びて配線形成される領域において、外側を通って配線される第2の電極パターン50A(図5参照)の幅を内側を通って配線される第2の電極パターン50Bの幅よりも広くしてもよい。このように構成すると、外側に位置する第2の基板間導通用端子70から延びる第2の電極パターン50は、引回し距離が長い分、内側に位置する第2の基板間導通用端子70から延びる第2の電極パターン50より幅が太く形成されるため、電気的な配線抵抗(配線長/幅)の差が抑えられている。このような外側に位置する第2の電極パターン50の幅を広くすることにより、引回し距離の長短に起因する電気的な抵抗の差を圧縮できる。それ故、品位の高い表示を行うことができる。
【0041】
また、本実施例の効果として、外側に位置する第2の基板間導通用端子70から延びる第2の電極パターン50ほど、画像を表示する領域(画像表示領域/画素がマトリクス状に配列されている領域)に至るまでの引回し距離が長くなるが、外側に位置する第2の基板間導通用端子70の斜め端子部分72ほど端子部分の幅を内側に位置する斜め端子部分の幅よりある程度太く形成することが可能なため、結果として外側の引き回し距離の長い電極パターン(及び斜め端子部分)の配線抵抗(配線長/幅)が抑えられ、内側と外側の引き回しによる配線抵抗の差を低く抑えることができる。それ故、第2の電極パターン50の配線距離の長短に起因する電気的な抵抗の差を圧縮できるので、品位の高い表示を行うことができる。
【0042】
さらにまた、第1の基板間導通用端子60および第2の基板間導通用端子70は広い面積をもっているので、これらの端子の間に、シール材30中に含まれる数多くの導電粒子を確保することができる。これにより電気的に導通がなされるので、基板間導通部分(両端子間)での電気的な接触抵抗が小さいとともに、多数の導電粒子によって導電接続がなされるので接続信頼性が十分に確保されるものである。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電気光学パネルでは、第1の外部入力用端子と第2の外部入力用端子との境界領域には、外部入力端子の1ピッチ分以上の幅寸法をもつ絶縁分離領域が形成されているので、第1の外部入力用端子および第2の外部入力用端子のそれぞれに検査電極を当てて点灯検査を行う際に、検査電極の位置が多少ずれても、第1の外部入力用端子の側と第2の外部入力用端子の側との間で短絡するおそれがない。それ故、点灯検査を簡単な構造の検査治具を用いて手間をかけずに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電気光学パネルの外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電気光学パネルを分解した様子を模式的に示す斜視図である。
【図3】図2に示す電気光学パネルの第1の基板に形成した電極パターンおよび端子を示す平面図である。
【図4】図2に示す電気光学パネルの第1の基板の下辺側に形成した端子のうち、端子形成領域の左側端部に形成された第1の基板間導通用端子を拡大して示す平面図である。
【図5】図2に示す電気光学パネルの第2の基板に形成した電極パターンおよび端子を示す平面図である。
【図6】図2に示す電気光学パネルの第2の基板の下辺側に形成した端子のうち、端子形成領域の左側端部に形成された第2の基板間導通用端子を拡大して示す平面図である。
【図7】図3に示す第1の基板と図5に示す第2の基板とを貼り合わせて液晶パネルを形成した状態の平面図である。
【図8】図3に示す第1の基板と図5に示す第2の基板とを貼り合わせた液晶パネルの左下方に位置する基板間導通部分の平面図である。
【図9】従来の電気光学パネルを分解した様子を模式的に示す斜視図である。
【図10】図9に示す電気光学パネルの第1の基板の下方に形成した端子のうち、端子形成領域の左側端部に形成された第1の基板間導通用端子を拡大して示す平面図である。
【図11】図9に示す電気光学パネルの第2の基板の下方に形成した端子のうち、端子形成領域の左側端部に形成された第2の基板間導通用端子を拡大して示す平面図である。
【図12】図9に示す電気光学パネルの左下方に位置する基板間導通部分の平面図である。
【符号の説明】
1 電気光学パネル
2 フレキシブル基板
11 第1の端子形成領域
12 第2の端子形成領域
20 第2の基板
10 第1の基板
30 シール材
35 電気光学物質封入領域
40 第1の電極パターン
50 第2の電極パターン
60 第1の基板間導通用端子
61 第1の基板間導通用端子の直線端子部分
62 第1の基板間導通用端子の斜め端子部分
70 第2の基板間導通用端子
71 第2の基板間導通用端子の直線端子部分
72 第2の基板間導通用端子の斜め端子部分
76、86 第2のダミー端子
81 第1の外部入力用端子
82 第2の外部入力用端子
83 第1の外部入力用端子と第2の外部入力用端子との境界領域
84 絶縁分離領域
85 第1のダミー端子
101、201 端子が形成されている方の基板辺
102、202 端子が形成されている方の基板辺に対向する基板辺
300 検査治具
301、302 検査電極

Claims (3)

  1. 所定の間隙を介してシール材によって対向して貼り合わされた第1および第2の基板の間には前記シール材によって囲まれた電気光学物質封入領域内に電気光学物質が封入され、前記第1および前記第2の基板の互いに同一方向に位置する各基板辺付近において前記第1の基板には第1の端子形成領域が形成され、前記第2の基板には第2の端子形成領域が形成され、前記第1の端子形成領域および前記第2の端子形成領域で前記第1および前記第2の基板間の導通が成されている電気光学パネルにおいて、
    前記第1の基板には、前記第1の端子形成領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第1の入力用端子と、該複数の第1の入力用端子の形成領域に隣接する領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第2の入力用端子と、該第2の入力用端子から前記第2の基板の前記第2の端子形成領域と平面的に重なる位置まで配線された第1の基板間導通用端子と、前記第1の入力用端子から前記電気光学物質封入領域に配線された複数列の第1の電極パターンと、がそれぞれ前記第2の基板と対向する側の面上に形成され、
    前記第2の基板には、前記第2の端子形成領域において、前記第1の基板間導通用端子及び前記シール材と平面的に重なる位置に対応して配置されるとともに、前記シール材に含有されてなる導通剤を介して前記第1の基板間導通用端子と導電接続されてなる複数の第2の基板間導通用端子と、該第2の基板間導通用端子から配線されるとともに、前記電気光学物質封入領域内で前記第1の電極パターンに対して交差する方向に延びた複数列の第2の電極パターンと、がそれぞれ前記第1の基板との対向面上に形成され、
    前記第1の基板には、前記第1の入力用端子の形成領域と前記第2の入力用端子の形成領域との境界領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある絶縁分離領域が当該入力用端子の1ピッチ分よりも広い幅寸法をもって形成されてなるとともに、前記絶縁分離領域に前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第1のダミー端子が形成されてなり、且つ前記シール材の形成領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第2のダミー端子が形成されてなり、
    前記第2のダミー端子は、前記シール材の形成領域のうち、前記第1の電極パターンの形成領域と、前記第1の電極パターンの形成領域よりも外側に位置する前記第1の基板間導通用端子の形成領域と、の間に相当する領域に形成されていることを特徴とする電気光学パネル。
  2. 所定の間隙を介してシール材によって対向して貼り合わされた第1および第2の基板の間には前記シール材によって囲まれた電気光学物質封入領域内に電気光学物質が封入され、前記第1および前記第2の基板の互いに同一方向に位置する各基板辺付近において前記第1の基板には第1の端子形成領域が形成され、前記第2の基板には第2の端子形成領域が形成され、前記第1の端子形成領域および前記第2の端子形成領域で前記第1および前記第2の基板間の導通が成されている電気光学パネルにおいて、
    前記第1の基板には、前記第1の端子形成領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第1の入力用端子と、該複数の第1の入力用端子の形成領域に隣接する領域で当該基板辺に沿って配列する複数の第2の入力用端子と、該第2の入力用端子から前記第2の基板の前記第2の端子形成領域と平面的に重なる位置まで配線された第1の基板間導通用端子と、前記第1の入力用端子から前記電気光学物質封入領域に配線された複数列の第1の電極パターンと、がそれぞれ前記第2の基板と対向する側の面上に形成され、
    前記第2の基板には、前記第2の端子形成領域において、前記第1の基板間導通用端子及び前記シール材と平面的に重なる位置に対応して配置されるとともに、前記シール材に含有されてなる導通剤を介して前記第1の基板間導通用端子と導電接続されてなる複数の第2の基板間導通用端子と、該第2の基板間導通用端子から配線されるとともに、前記電気光学物質封入領域内で前記第1の電極パターンに対して交差する方向に延びた複数列の第2の電極パターンと、がそれぞれ前記第1の基板との対向面上に形成され、
    前記第1の基板には、前記第1の入力用端子の形成領域と前記第2の入力用端子の形成領域との境界領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある絶縁分離領域が当該入力用端子の1ピッチ分よりも広い幅寸法をもって形成されてなるとともに、前記絶縁分離領域に前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第1のダミー端子が形成されてなり、
    前記第2の基板には、前記シール材の形成領域に、前記第1および第2の電極パターンのいずれとも電気的に絶縁状態にある第2のダミー端子が形成されてなり、
    前記第2のダミー端子は、前記シール材の形成領域のうち、前記第1の電極パターンの形成領域と、前記第1の電極パターンの形成領域よりも外側に位置する前記第2の基板間導通用端子の形成領域と、の間に相当する領域に形成されていることを特徴とする電気光学パネル。
  3. 請求項1または2において、前記第1のダミー端子は、前記第1の入力用端子及び前記第2の入力用端子と等しいピッチで形成されてなることを特徴とする電気光学パネル。
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