JP4047159B2 - 液晶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶装置の構成に関し、特に、液晶注入口から液晶セル部に液晶を充填する際に、上下基板間に配設された基板間の間隙を所定の値にするために設けられる島状電極にかかわる液晶装置の構成に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】
従来における液晶装置は、液晶上電極を有する液晶上基板と、液晶下電極を有する液晶下基板とを、液晶上電極と液晶下電極を間隙を設けて対向させる。この間隙には液晶セル部を設けるために間隙の外縁部にシール部材を配設し、このシール部材により液晶上基板と液晶下基板を接着すると共に間隙に液晶セル部を形成する。さらに、シール部材には液晶セル部に液晶を充填するための液晶注入口が、シール部材の一部に設けてある。
対向して接着された液晶上基板または液晶下基板の少なくとも1辺は、対向する基板の対向する辺より延出した基板となっている。たとえば、図4および図5から明らかなごとく、液晶下基板の液晶駆動ICが実装された部分が対向する液晶上基板から延出した基板部分である延出部となる。図4では液晶下基板が液晶上基板から延出した状態を示しているが、液晶上基板が液晶下基板に対して延出する場合もある。また、図4では液晶下基板が液晶上基板の1つの辺から延出した状態を示しているが、液晶上基板の他の辺にも液晶下基板を延出する場合もある。
前記液晶セル部に設けられところの液晶を駆動するための液晶上電極および液晶下電極は外部の制御回路、例えば液晶駆動IC、と接続するためリード電極が配設されている。このリード電極により液晶上電極または液晶下電極と液晶駆動ICが接続される。この内容は、本願発明を示した図である図4から読みとれる。他の接続形態としては、前記駆動ICを接続せずにFPC(フレキシブル回路基板)を延出部に引き回されたリード電極の端部に設けられた端子と接続することも行われている。
このリード電極は、近年求められている液晶セル部の画素の高細度、高密度に対応するために、リード電極も配線を細くしなければならなくなっている。この要求に応えるために配線を細くすると、リード電極の配線抵抗が増加する。この配線抵抗の増加は、パッシブタイプの表示装置ではクロストークと称されている従来から問題が生じ画像品質が劣化する問題を生じる。アクティブタイプの配線抵抗の増加は、パッシブタイプの表示装置では駆動信号が正しく伝達されないことによる画像品質の劣化を生じる問題を有していた。
この配線抵抗の増加を防ぐために、前記リード電極にリードメタルなる導電部材を重ねて設けるという方法をとる必要がある。
一方、従来シール部材が配設された部分あるいはその周辺部分、特にシール部材部分やシール部材内部のシール部材周辺部分には、対向する基板面のそれぞれに電極を対向して設けられていなかった。このため、画素を構成している部分とシール部材が配設された部分あるいはその周辺部分とで、液晶セルの厚みが異なり主にシール周辺で額縁状に画素と異なる色むら、輝度ムラなる問題を生じていた。
この問題を解決するために、従来、液晶を駆動するための液晶上電極および液晶下電極とは独立した島状の電極(電極である必要はないが、画素のための電極と同じ厚さを得るため、電極材を用いるので電極と称する)である島状ダミー電極をシール部材が配設された部分あるいはその周辺部分に対向して配設し、画素を構成している部分とシール部材が配設された部分あるいはその周辺部分とで、液晶セルの厚みあるいは液晶セル部の厚みを一定にしていた。
このことは、シール部材が配設された部分あるいはその周辺部分に配設されるリード電極に対しても言えることであり、リード電極に対してもリード電極が配設された基板に対向する基板に、リード電極に対向してダミー電極を設けている。
このような構成をなす液晶装置に、前記したような、リード電極にリードメタルなる導電部材を重ねて設けるとリード電極の厚さが厚くなるので、前記ダミー電極にもリードメタルを重ね、基板間隙を一定にする手法がとられる。
【0003】
ところが、液晶注入口およびその近傍のダミー電極に隣り合う液晶を駆動するための液晶上電極あるいは液晶下電極に静電破壊された痕が観測され、画像の表示ムラが認識された。
本願発明者は、この原因を誠意調査したところ、液晶注入口の近傍に設けられているこの島状ダミー電極に静電気が帯電し、この静電気が隣り合う液晶を駆動するための液晶上電極あるいは液晶下電極へ放電することにより電極が損傷することを突き止めた。
図12、図13、および図14を用いて従来例について説明する。図12は、従来例における液晶注入口から液晶が液晶セル内に流入する状態を液晶上基板501(図14参照)の液晶セルから見た示す説明図である。図13は、図12と同様の面におけるダミー電極に帯電した静電気により電極が損傷する状態について説明する説明図である。図14は、図12に示すE−E断面の液晶上基板501を液晶下基板502と組み合わせて液晶装置を構成した状態を示す断面図である。
【0004】
図12、図13、および図14を用いて従来例における液晶装置における液晶注入口503aに近接して設けられた島状ダミー上電極に静電気が帯電し、この帯電した静電気により電極が損傷する状態について説明する。
【0005】
図12、および図14に示す液晶上基板501は、その下面に液晶上電極501fおよび島状ダミー上電極501gが形成されている。島状ダミー上電極501gの下には島状上メタル501hが形成されている。
上リードは、基板内を引き回す配線のため出来る限り細く形成される。このことにより引き回し配線である上リードが基板表面積に占める割合を少なく出来、小型の液晶装置が得られるのであるが、配線を細くする上リードの導電抵抗(配線抵抗)が高くなり、クロストークなる画像品質を悪化させる問題を発生する。そこで、上リード(例えば、図6の上リード1d)の導電抵抗を低減するために上リードとリードメタル(例えば、図6のリードメタル1e)と積層して形成される。このため、島状ダミー電極も、上リードの厚み条件との整合性をとるために島状ダミー上電極501gと島状上メタル501hが重ねて設ける。液晶上電極501fおよび島状ダミー上電極501gの表面にはシール部材503が接着されており、シール部材503の一部には、シール部材503を開口し液晶を注入するための液晶注入口503aが形成されている。液晶注入口503aの中央部の液晶上基板501の表面には、シール部材503と同じ厚さをもつ液晶注入口支柱505が配設され、基板に接着されている。また、液晶注入口503aの内側の液晶上基板501の表面には、シール部材503と同じ厚さをもつ注入障壁部材506が接着されている。
前記リードメタルや島状上メタルの材料としては、クロム(Cr)を用いた。
シール部材503の反対側の面には液晶下基板502が、同様にシール材503により接着されており、液晶上基板501とシール部材503と共に液晶セル部504を形成している。液晶下基板502の液晶セル部504側の面には液晶下電極502dおよび島状ダミー下電極502fが形成されている。
島状ダミー上電極や島状ダミー下電極や液晶上電極や液晶下電極や上リードや下リードの電極の材料としては酸化インジウム錫(ITO)が用いられる。これは、対向する基板の対向する面に直線状電極を直行させて配設し、交点を画素としたパッシブ液晶装置の場合である。一方、TFTやMIM素子を用いたアクティブ液晶パネルでは電極材料としてアルミ(Al)を用いる。
【0006】
図14に示すように、島状ダミー上電極501gと島状ダミー下電極502fには、図12に示したように液晶セル部504に液晶注入口503aから液晶を注入すると、液晶は矢印eの方向に流入し、液晶上基板502と液晶、および液晶下基板と液晶との摩擦や液晶自体が運んでくる静電気の電荷が、液晶注入口503aに近接している島状ダミー上電極502gと島状上メタル501h、および島状ダミー下電極502dに移り、島状ダミー上電極502gと島状上メタル501h、および島状ダミー下電極502dが帯電する。なお、島状ダミー上電極501gには島状上メタル501hが密着して形成されているので帯電しやすくなっている。
【0007】
上述したようにして島状ダミー上電極501gと島状上メタル501h、および島状ダミー下電極502dに帯電された静電気は、液晶上電極501fおよび液晶下電極502dに放電することがあり、この放電により島状ダミー上電極501gに近接して対向している液晶上電極501f、および島状ダミー下電極502fに近接して対向する液晶下電極502dは、放電によって輪郭が損傷されて変形することがある。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−264796号公報(要約、第5図、第5−6頁)
【特許文献2】
特開平11−281941号公報(要約、第6図,第7図,第5頁)
【特許文献3】
特開平6−51332号公報(第1図,第2−3頁、)
【特許文献4】
特開平10−153787号公報(第3図,第3−4頁、)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の液晶装置においては、液晶注入口から液晶を注入する際に、液晶注入口に近接している島状ダミー下電極および島状ダミー上電極に静電気が帯電し、この静電気が隣接する液晶下電極および液晶上電極の輪郭を損傷して変形させることがある。それによって、液晶装置に表出される画像の一部が変形して見栄えが悪くなるという不具合があった。
【0010】
本発明の目的は、液晶注入口から液晶を注入する際に主に生じる、液晶注入口に近接している島状ダミー下電極および島状ダミー上電極の静電気の帯電及び放電による、島状ダミー下電極および島状ダミー上電極に隣接する液晶下電極および液晶上電極の輪郭を損傷して変形させることを抑えあるいは防ぎ、液晶下電極および液晶上電極の輪郭の変形により液晶装置に表出される画像の一部が変形して見栄えが悪くなることのない液晶装置を得ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明の第1の手段は、対向する基板間に注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記注入口から前記液晶セル部に液晶を充填する液晶装置において、前記対向する基板のそれぞれには前記注入口あるいは前記注入口近傍の部位に複数のダミー電極が配設され1の前記ダミー電極が他の前記ダミー電極と電気的導通手段により電気的に導通していることを特徴とする。
【0012】
上記の課題を解決するための本発明の第2の手段は、本発明の第1の手段において少なくとも一方の前記基板の前記ダミー電極は電気的に独立し且つほぼ同じ電極幅を有する複数の島状ダミー電極でありこの島状ダミー電極が隣り合う他の前記島状ダミー電極の少なくとも1つと前記電気的導通手段により電気的に導通していることを特徴とする。
上記の課題を解決するための本発明の第3の手段は、本発明の第2の手段において所定のピッチで配設された複数の前記島状ダミー電極が、前記導通手段で電気的に導通していることを特徴とする。
上記の課題を解決するための本発明の第4の手段は、本発明の第1または第2または第3の手段において前記導通手段が、駆動電極と同じ電極材よりなることを特徴とする。
【0013】
上記の課題を解決するための本発明の第5の手段は、本発明の第1の手段において少なくとも一方の前記基板の前記ダミー電極は電気的に独立したところの島状ダミー電極でありこの島状ダミー電極が隣り合う駆動電極から延長された電極の少なくとも1つと導通手段により電気的に導通していることを特徴とする。
【0014】
上記の課題を解決するための本発明の第6の手段は、本発明の第3の手段において前記導通手段が、導電粒子を有するシール部材よりなることを特徴とする。
上記の課題を解決するための本発明の第7の手段は、本発明の第3の手段において前記導通手段が、導電粒子を有する液晶注入支柱よりなることを特徴とする。
上記の課題を解決するための本発明の第8の手段は、本発明の第3の手段において前記導通手段が、導電粒子を有する液晶注入障壁部材よりなることを特徴とする。
上記の課題を解決するための本発明の第9の手段は、本発明の第4の手段において電極間を電気的に導通する前記導通手段の電極幅が、前記駆動電極の電極幅とほぼ等しいことを特徴とする。
【0015】
また、上記の課題を解決するための本発明の第10の手段は、対向する基板間に注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記注入口から前記液晶セル部に液晶を充填する液晶装置において、少なくとも一方の前記基板には電気的に独立した複数の島状ダミー電極が前記注入口あるいは前記注入口近傍の部位に設けられており他方の前記基板には前記島状ダミー電極と対向して他の島状ダミー電極が配設されておりこれらの対向するダミー電極の少なくとも1組は導通手段により電気的に導通していることを特徴とする。
【0016】
また、上記の課題を解決するための本発明の第11の手段は、対向する基板間に注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記注入口から前記液晶セル部に液晶を充填する液晶装置において、少なくとも一方の前記基板には電気的に独立した複数の島状ダミー電極が前記注入口あるいは前記注入口近傍の部位に設けられており他方の前記基板には前記島状ダミー電極と対向して駆動電極を延長してなるダミー電極が配設されておりこれらの対向するダミー電極の少なくとも1組は導通手段により電気的に導通していることを特徴とする。
【0017】
さらに上記の課題を解決するための本発明の第12の手段は、本発明の第10または第11の手段において 複数の前記島状ダミー電極が、ほぼ同じ電極幅を有する複数の島状ダミー電極であることを特徴とする。
さらに上記の課題を解決するための本発明の第13の手段は、本発明の第10または第11または第12の手段において 前記導通手段が、前記液晶注入口及びその近傍に配設された異方性導電接着剤よりなることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第1実施例における液晶装置を示す斜視図である。図2は、図1に示す液晶装置の液晶下基板2にシール部材3と、液晶注入口支柱5と、注入障壁部材6を配設し、液晶上基板1を接着する前の状態を示す斜視図である。図3は、図2に示す液晶下基板2からシール部材3を除去した状態を示す斜視図である。図4は、図1に示す矢視A−Aの方向か見た平面図である。図5は、図4に示す断面C−Cの状態を示す断面図である。図6は、図5に示す矢視aの状態を拡大して示す断面詳細図である。図7は、図4に示す断面D−Dの状態を示す断面図である。図8は、図7に示す矢視bの状態を拡大して示す断面詳細図である。図9は、図7に示す矢視cの状態を拡大して示す断面詳細図である。図10は、図3に示す矢視B−Bの状態を示す液晶上基板の平面図である。図11は、図10に示す矢視dの背面の状態を拡大して示す部分詳細図である。
【0019】
図1を用いて、本発明に係る第1実施例の液晶装置の概略の構成について説明する。図1に示すように、液晶装置は、下面に液晶上電極が形成されている液晶上基板1と、上面に液晶下電極が形成されている液晶下基板2とを前記液晶上電極と前記液晶下電極を対向させて双方の間にシール部材3によって液晶セル部を形成するように接合(接着)している。
【0020】
図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、および図9を用いて、図1に示す液晶装置の構成について更に説明する。液晶上電極1fを有する液晶上基板1と液晶下電極2dを有する液晶下基板2とを前記液晶上電極1fと前記液晶下電極2dを対向させてシール部材3により接着して双方の間に液晶セル部4を構成している。
【0021】
液晶上基板1は、液晶上基板ベース1aの下面に表示画面を囲むブラックフレーム1cと、ブラックフレーム1cの内側にカラーフィルター1bが形成され、液晶上電極1fと、液晶上電極1fを外部に設けられている制御回路に接続するための上リード1dと、島状ダミー上電極1gとが透明なITO(酸化インジウム錫)によって形成されており、上リード1dに導電抵抗を低減させるためのクロム(Cr)よりなるリードメタル1eが上リード1dに積層されている。すなわち、上リード1dとリードメタル1eは層構造をなしている。また、島状ダミー上電極1gには、液晶上電極1fの厚さに合わせるための島状上メタル1hが密着して形成されている。すなわち、島状ダミー上電極1gと島状上メタル1hは層構造をなしている。
【0022】
液晶下基板2は、液晶下基板ベース2aの上面に液晶駆動IC8がCOG(チップオングラス)実装されている。また、液晶下基板ベース2aの上面には、液晶駆動IC8を外部に設けられている制御回路基板、例えばFPC(フレキシイブルプリンテッドサーキット)やリジット基板(ガラスエポキシ基板、紙フェノール基板、多層構造FPC)に接続するための外部下電極リード2bと、液晶下電極2dと、液晶下電極2dを液晶駆動IC8と接続するための下電極リード2c(図3参照)と、補助リード2e、島状ダミー下電極2fとが透明なITO(酸化インジウム錫)によって形成されている。
【0023】
液晶上基板1と液晶下基板2との間には、シール部材3、液晶注入口支柱5、および注入障壁部材6で接着されている。また、液晶上基板1、液晶下基板2、およびシール部材3によって囲まれた液晶セル部4には液晶が充填されている。シール部材3、液晶注入口支柱5、および注入障壁部材6は絶縁性接着剤に導電粒子を混在させた異方性導電接着材によって形成され、異方性導電接着材は液晶上基板1と液晶下基板2との間の対向位置のみに導電機能を有するが、該方向に直交する方向には導電機能を有しない。
シール部材は、トランスファー方式(一方の基板の電極と対向する他方の対向する電極とを異方性電接着材よりなるシール部材での電気的に接続するタイプの液晶装置から)液晶装置以外の液晶装置では絶縁性接着材を用いる場合もある。本発明に絶縁性接着剤をシール部材として用いた場合にも、本発明の効果が得られる。より好ましい本発明は、シール部材3、液晶注入口支柱5、および注入障壁部材6を異方性導電接着材によって形成することで、1回の印刷塗布で前記3カ所の形成をすますのが、絶縁接着材を用いた場合より工程が単純化されコストダウンになる。
【0024】
上述のように構成されている液晶上基板1と液晶下基板2との間の対向位置のみの導電機能により、図6に示すように、外部に設けられている制御回路に接続されている複数の補助リード2eと、この補助リード2eに対向している複数の上リード1dとを電気的に接続している。また、図9に示すように、複数の島状ダミー上電極1gとこの島状ダミー上電極1gに対向している他の電極である島状ダミー下電極2fとを電気的に接続している。このようにして島状ダミー上電極1gと島状ダミー下電極2fとが異方性導電接着材の導電粒子により電気的に接続されているので、液晶注入口3aから液晶を注入する際に、例えば、液晶注入口3aに近接している島状ダミー上電極1gや島状ダミー下電極2fに静電気が発生しても、異方性導電接着材により構成された注入障壁部材6で注入口のすべての島状ダミー上電極1gと島状ダミー下電極2fがショートされているので、放電による問題が抑えられる。
これは、孤立した導体球の静電容量の関係式である V=Q/4πεR(ここで、Vは導体表面の電位、Qは導体に帯電した電化であり、εは誘電率、Rは導体球の半径、)より、分母が大きくなりVが抑えられるためと考えられる。
【0025】
一方、異方性導電接着剤でシール部材を形成したとき、シール部材3を介して対向リード電極は、図8に示すように、液晶上基板1に形成されている上リード1dと液晶下基板2に形成されている液晶下電極2dとの間には導通する箇所を除いて絶縁被膜7が形成されているので、上リード1dと液晶下電極2dとは電気的に絶縁されており電気が導通することはない。
【0026】
このように、本発明においては、液晶上電極1fとこの液晶上電極1fに対して独立した上電極である島状ダミー上電極1gを一方の面に有する液晶上基板1と、液晶下電極2dとこの液晶下電極2dに対して独立した下電極である島状ダミー下電極2fを一方の面に有する液晶下基板2aとを、前記液晶上電極1fと前記液晶下電極2dとを間隙を設けて対向させ、この間隙に液晶注入口3aを有する枠状のシール部材3を配設し液晶セル部4を形成しこの液晶セル部4に液晶を封止した液晶装置が、少なくとも前記液晶注入口3a及びその近傍に連続して配設された前記独立した島状ダミー上電極1gである上電極あるいは前記液晶上電極1fとこれらに1対1で対向する前記独立した島状ダミー下電極2fである前記下電極が電気的に接続される。あるいは少なくとも前記液晶注入口3aおよびその近傍に連続して配設された前記独立した島状ダミー上電極1gである前記上電極と1対1で対向する前記液晶下電極2dが電気的に接続される。この電極の対向は、1対1で行うのがよいが、1個対複数個でもよいが、このときは駆動電極同士のショートを避けるように注意して設計する必要がある。
【0027】
図2においては、前記液晶注入口3a及びその近傍で、液晶セル部から液晶セル部の外側に向けてシール部材3を横切るように島状ダミー上電極1g及び島状ダミー下電極2fが対向してシール部材3の内側から外側に向けて連続して島状に配設されていることが示されている。
一方、他の電極の配線の具体例としては、液晶注入口3a及びその近傍で、液晶セル部から液晶セル部の外側に向けて島状ダミー上電極1gと液晶下電極2dが対向してシール部材3の内側から外側に向けて連続して配設されることがある。
また、他の電極の配線の具体例としては、液晶注入口3a及びその近傍で、液晶セル部から液晶セル部の外側に向けて島状ダミー上電極1gと液晶下電極2dが対向してシール部材3の内側から外側に向けて連続して配設されることがある。この場合には、図2の島状ダミー電極2fが液晶下電極2dの延長された先端部をダミー電極として用いるので、島状ではなくなる。
図2はパッシブ方式の液晶装置であり、他の方式であるTFTやMIM素子を用いたアクティブ方式の液晶装置においても島状ダミー電極を用いる場合には前記対向電極の関係が同様に言える。
さらに、液晶セル部4であり液晶注入口3aの近傍には、図2に示したごとく注入障壁部材6が配設されており、この注入障壁部材6が導通手段である異方性導電接着剤で形成されている。
さらに、図2に示されたごとく、液晶注入口3aはシール部材の一部が開口して形成されており、注入障壁部材6は、この液晶注入口3aを横断するごとく、すなわち開口するシール部材3の端部同士に跨るように、かつ液晶を注入するためにシール部材とは適宜の寸法で離間して配設される。すなわち、本発明では注入障壁部材6は、液晶注入口3aを形成する前記シール部材3の端部と重なる領域に延長して配設される。このとき、注入障壁部材6が、液晶注入口3aを横断するごとく配設するのだが、前記のごとく開口するシール部材3の端部の一方にオーバラップ(重なる)するようにし、さらに注入障壁部材6を液晶の注入状態を適切にするためにシール部材とは適宜の寸法で離間して配設する。
一方、液晶注入支柱も導通手段である絶縁樹脂剤に導電粒子(絶縁粒子を混ぜる場合もある)を混ぜた異方性導電接着剤で形成することにより、液晶注入支柱をはさんで配設された電極同士を短絡することができ、静電気問題を防ぐのに有効である
このように、液晶注入口3aおよびその近傍で生じる静電気の問題対策として、前記したシール部材3、注入障壁部材6、液晶注入支柱5の材料を適宜選び、また配設場所を適宜選ぶことでより有効な静電気対策が得られる。
異方性導電接着材は、基本的に圧接方向にのみ導電粒子を介して導通がなされる部材である。
【0028】
一方、リードメタルを下リードに積層した場合や、また島状ダミー下電極に島状下メタルを積層した場合も、本願発明を適用でき本願発明の効果が得られる。
【0029】
上記実施例では、上リード1dとリードメタル1eが層構造をなした場合、あるいは、島状ダミー上電極1gにも島状上メタル1hを積層して形成した場合を示した。
しかし、本発明はこの実施例に限られることがなく、本発明はリードメタルがない場合に、注入口および注入口周辺で静電破壊の問題が発生するとき、あるいは予測されるときの対策として本発明を用いることができ、さらに本発明の効果が得られる。
【0030】
図10、および図11において第2実施例について説明する。第2実施例が前述した第1実施例と異なるところは、異方性導電接着材によって形成されている注入障壁部材106の長さが短く形成されている。さらに、異方性導電接着材によって形成されているシール部材103、注入障壁部材106、および液晶注入口支柱105が、液晶注入口103aの部位あるいは液晶注入口に近接して配設されている複数の隣り合う島状ダミー上電極101gの全てを、電気的に接続(導通)するために導通手段である導通部材を配設する。また、図11において、図11の液晶上電極1fに対向して液晶下電極2d(図2参照)が液晶上電極1fの配線と直交する方向に配設されている。この液晶下電極2dは、島状ダミー上電極101gを図11で左方向に延長した形状で下基板に設けられている。
【0031】
図10及び図11には所定のピッチ(図10においては)で配設された複数の隣り合う島状上ダミー電極101gが設けられている。このピッチおよびダミー電極である島状ダミー上電極101gの電極幅(図11で長方形をなす短辺の長さ)は、液晶セル部4における液晶下基板2の液晶下電極2dの電極幅とピッチとを同じにしている。このように同じにすることで、液晶セル部4の表示画素がある部分(アクティブエリア)とアクティブエリア以外である周辺部での透過光の透過光パターン(見栄え)を同じにすることで、前記周辺部で額縁と称する額状の色味あるいは光量の差が生じるのを防いでいる。ただ、必ずしも液晶下電極2dの電極幅とピッチと同じにすることはなく、例えば倍のピッチや倍の電極幅であってもよく、液晶装置の見栄えや液晶装置の看視側に設けられる覗き窓を備えた枠部材などを考慮して適宜決めればよいので、本発明では、所定のピッチとした。しかし、最良の形態は、図11の状態である。
所定のピッチで配設された複数の隣り合う島状上ダミー電極101gは、駆動電極である液晶上電極と同じ部材である電極材のITO(酸化インジウム錫)によって形成されている導通手段である接続部101jによって相互に接続される。
【0032】
この液晶装置は、液晶下電極2d(駆動電極)の電極幅(図11の長方形をなす島状ダミー上電極101gの短辺)の方向で液晶下電極2dより広い幅の領域に接続部101jで電気的に接続されて同じ電位とされた複数のダミー電極である島状ダミー上電極101gを有する。
【0033】
従って、液晶注入口103aから液晶を注入する際に、液晶注入口103aに近接して配設されている島状ダミー上電極101gと島状ダミー上電極101gの静電気は、注入障壁部材6で注入口のすべての島状ダミー上電極1gと島状ダミー下電極2fがショートされているので、第1の実施例より放電による問題がより抑えられる。
また、接続部101jで接続された島状上ダミー電極101gは、接異方性導電接着材によって形成されているシール部材103、注入障壁部材106、および液晶注入口支柱105によって対向する島状ダミー下電極に電気的に接続されていてもよい。しかし、接続部101jで接続された島状上ダミー電極101gを駆動電極である液晶上電極あるいは液晶下電極と接続する場合には、1つの駆動電極としか接続できない。さもないと、駆動電極同士がショートをし、画像が部分的に表示されないことになる。
【0034】
さらには、第2の実施例において、(1)電気的に接続されていない複数の島状上ダミー電極101gを、導通手段である接続部101jによって相互に接続し、さらにこの接続された複数の島状上ダミー電極101gを1つの液晶上電極に接続することにより電極蓄積された静電気の電荷を放電でき、完全に放電による問題を防げる効果を有する。
同様に、第2の実施例において、(2)電気的に接続されていない複数の島状下ダミー電極を、接続部(図示していないが、接続部101jによる相互に接続と同様の状態)によって相互に接続し、さらにこの接続された複数の島状下ダミー電極を1つの液晶下電極に接続することにより電極蓄積された静電気の電荷を放電でき、完全に放電による問題を防げる効果を有する。
ただし、1つの液晶装置で上記(1)、(2)の接続部を用て液晶上電極、又は液晶下電極と接続するときには、液晶を駆動する電極同士であるところの液晶上電極と液晶下電極および隣り合う駆動電極同士がショ−トする事がないように設計する必要がある。
また、上記第2の実施例の(1)または(2)に、第1の実施例を用いるときには、液晶を駆動する電極同士であるところの液晶上電極と液晶下電極がショ−トする事がないように設計する必要がある。
【0035】
ダミー電極である島状上ダミー電極101gと隣り合う前記他の電極である他の島状上ダミー電極101gは図11の如く、前記ダミー電極である島状上ダミー電極101gと隣り合う前記他の電極である他の島状上ダミー電極101gの間を跨ぐように導通手段である電極材よりなる接続部101jが設けられている。この接続部101jは液晶上電極101fとほぼ同じ電極幅で、隣り合う電極間を接続している。このように接続部101jの電極幅を液晶上電極101fとほぼ同じ電極幅とすることは、電極パターンによる見栄え、色むら、輝度ムラの程度を液晶上電極が配設された部分と略同じにするためである。このことにより表示画面及びその周辺における有視界範囲での表示が略均一になる効果が得られる。
【0036】
上述した第2実施例では液晶上基板1に形成されている島状ダミー上電極101gが接続部101jによって相互に接続されている例について説明したが、液晶下基板2に形成されている複数の島状ダミー下電極102fを接続部によって相互に接続しても同様の効果がある。
さらに、複数の島状ダミー下電極102fを接続部101jによって接続すると共に、異方性導電接着剤よりなるシール部材または/及び注入障壁で対向基板上の島状ダミー上電極1gとを接続しても本発明の効果は得られる。
ここで、島状ダミー電極を接続部101jで接続するため島状ダミー電極と称することは適切でないかもしれぬが、島状ダミー電極の本来の目的が、液晶電極の配線ピッチすなわち電極幅と平面方向の電極間間隙と同様な配線ピッチを有するダミー電極、すなわち島状ダミー電極を配設し、ダミー電極の配設された部位で看視される表示が輝度、色ムラとして目立つ、あるいは液晶装置の周辺画像品質の悪化を防ぐ目的を達成するためにある。
よって、接続部で接続しても、島状ダミー電極の本来の作用効果は備えているので島状ダミー電極なのである。
このように、本発明は、駆動電極と電極間の間隙を一定にするためのダミー電極を有する2枚の基板の対向する前記基板間に液晶注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記液晶注入口から前記液晶セル部に液晶を充填した液晶装置において、前記駆動電極の電極幅の方向で前記駆動電極より広い幅の領域に電気的に接続されて同じ電位とされた複数のダミー電極を有することを特徴とするとも言え、また本発明は、駆動電極と電極間の間隙を一定にするためのダミー電極を有する2枚の基板の対向する前記基板間に液晶注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記液晶注入口から前記液晶セル部に液晶を充填した液晶装置において、少なくとも一方の前記基板には前記ダミー電極が電気的に独立した島状ダミー電極をなして前記注入口に1つ以上設けられておりこの島状ダミー電極が隣り合う他の島状ダミー電極または前記シール部材の配設部に少なくとも電極の一部が重なった島状ダミー電極または隣り合う1つの駆動電極の少なくとも1つと導通手段により電気的に導通していることを特徴とするとも言える。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、液晶セル部周辺の上下基板間の間隙ばらつきにより生じる周辺色むらと称する画像が視認あるいは認識される領域の表示ムラや輝度ムラや色ムラを島状ダミ−電極を設けて防止し出来たうえ、注入口における静電気の問題を島状ダミー上電極と島状ダミー下電極とを電気的に接続したことで防止したので、静電気破壊による表示ムラをも防ぐ効果を有する。
液晶注入口から液晶を注入する際に、液晶注入口に近接している島状ダミー上電極あるいは島状ダミー下電極に静電気が帯電し、この帯電した静電気が、島状ダミー上電極および島状ダミー下電極に隣接する液晶上電極あるいは液晶下電極に放電することがなく、液晶上電極あるいは液晶下電極の輪郭を放電によって損傷して変形させることがない液晶装置を得ることができる。従って、液晶上電極および液晶下電極の輪郭の変形により液晶装置に表出される画像の一部が変形して見栄えが悪くなることのない液晶装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例における液晶装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す液晶装置の液晶下基板2にシール部材3と、液晶注入口支柱5と、注入障壁部材6を接着し、液晶上基板1を接着する前の状態を示す斜視図である。
【図3】図2に示す液晶下基板2からシール部材3を除去した状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示す矢視A−Aの方向から見た平面図である。
【図5】図4に示す断面C−Cの状態を示す断面図である。
【図6】図5に示す矢視aの状態を拡大して示す断面詳細図である。
【図7】図4に示す断面D−Dの状態を示す断面図である。
【図8】図7に示す矢視bの状態を拡大して示す断面詳細図である。
【図9】図7に示す矢視cの状態を拡大して示す断面詳細図である。
【図10】図3に示す矢視B−Bの状態を示す液晶上基板の平面図である。
【図11】図10に示す矢視dの状態を拡大して示す部分詳細図である。
【図12】従来例における液晶注入口から液晶が液晶セル内に流入する状態を液晶上基板501の液晶セルから見た示す説明図である。
【図13】図12と同様の面におけるダミー電極に帯電した静電気により電極が損傷する状態について説明する説明図である。
【図14】図12に示すE−E断面の液晶上基板501を液晶下基板502と組み合わせて液晶装置を構成した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、101 液晶上基板
1a 液晶上基板ベース
1b カラーフィルター
1c ブラックフレーム
1d 上リード
1e リードメタル
1f、101f 液晶上電極
1g、101g 島状ダミー上電極
1h、101h 島状上メタル
1j、101j 接続部
2 液晶下基板
2a 液晶下基板ベース
2b 外部下電極リード
2c 下電極リード
2d 液晶下電極
2e 補助リード
2f 島状ダミー下電極
3、103 シール部材
3a、103a 液晶注入口
4 液晶セル部
5、105 液晶注入口支柱
6、106 注入障壁部材
7 絶縁被膜
8 液晶駆動IC
Claims (13)
- 対向する基板間に注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記注入口から前記液晶セル部に液晶を充填する液晶装置において、
前記対向する基板のそれぞれには前記注入口あるいは前記注入口近傍の部位に複数のダミー電極が配設され1の前記ダミー電極が他の前記ダミー電極と電気的導通手段により電気的に導通していることを特徴とする液晶装置。 - 少なくとも一方の前記基板の前記ダミー電極は電気的に独立し且つほぼ同じ電極幅を有する複数の島状ダミー電極でありこの島状ダミー電極が隣り合う他の前記島状ダミー電極の少なくとも1つと前記電気的導通手段により電気的に導通していることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
- 所定のピッチで配設された複数の前記島状ダミー電極が、前記導通手段で電気的に導通していることを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
- 前記導通手段が、駆動電極と同じ電極材よりなることを特徴とする請求項1または2または3に記載の液晶装置。
- 少なくとも一方の前記基板の前記ダミー電極は電気的に独立したところの島状ダミー電極でありこの島状ダミー電極が隣り合う駆動電極から延長された電極の少なくとも1つと導通手段により電気的に導通していることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
- 前記導通手段が、導電粒子を有するシール部材よりなることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
- 前記導通手段が、導電粒子を有する液晶注入支柱よりなることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
- 前記導通手段が、導電粒子を有する液晶注入障壁部材よりなることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
- 電極間を電気的に導通する前記導通手段の電極幅が、前記駆動電極の電極幅とほぼ等しいことを特徴とする請求項4に記載の液晶装置。
- 対向する基板間に注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記注入口から前記液晶セル部に液晶を充填する液晶装置において、
少なくとも一方の前記基板には電気的に独立した複数の島状ダミー電極が前記注入口あるいは前記注入口近傍の部位に設けられており他方の前記基板には前記島状ダミー電極と対向して他の島状ダミー電極が配設されておりこれらの対向するダミー電極の少なくとも1組は導通手段により電気的に導通していることを特徴とする液晶装置。 - 対向する基板間に注入口を有するシール部材で液晶セル部を形成し前記注入口から前記液晶セル部に液晶を充填する液晶装置において、
少なくとも一方の前記基板には電気的に独立した複数の島状ダミー電極が前記注入口あるいは前記注入口近傍の部位に設けられており他方の前記基板には前記島状ダミー電極と対向して駆動電極を延長してなるダミー電極が配設されておりこれらの対向するダミー電極の少なくとも1組は導通手段により電気的に導通していることを特徴とする液晶装置。 - 複数の前記島状ダミー電極が、ほぼ同じ電極幅を有する複数の島状ダミー電極であるこ とを特徴とする請求項10または11に記載の液晶装置。
- 前記導通手段が、前記液晶注入口及びその近傍に配設された異方性導電接着剤よりなることを特徴とする請求項10または11または12に記載の液晶装置。
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