JP3816309B2 - 駐車場管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば病院や図書館等の様な各種施設に付属している駐車場に実施して好適な駐車場管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病院等の施設に付属する駐車場に付いては、従来より、例えば特開昭59−186064号公報に記載されているように、駐車場の入庫口に設けた駐車券発行機にて入場時間を記録した駐車券を発行し、駐車場を出る時には、上記の駐車券を料金精算機に読み取らせ、所定の駐車料金を精算することによって出庫を許可する形式の駐車場管理装置や、或は、特開平5−307699号公報に記載されているように、病院で使用されている磁気式の診察券を車両を駐車場に入出庫させる際の通行券(駐車券)として利用すると共に、出庫許可の要件として、来院情報を病院側が上記の診察券に記録するように構成した病院駐車場管理方式が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記前者の公報に記載されている駐車場管理装置の場合は、駐車場を全て有料にて使用させることになるため、病院利用者(外来患者やその家族)に対して駐車料金を無料にするための手だてを別に講じる必要があって、そのまま利用できない問題があった。
【0004】
その点、上記後者の公報に記載されている病院駐車場管理方式の場合は、駐車券として診察券を使用し、且つ、この診察券に来院情報を記録することによって、これを出庫許可の要件としているため、病院利用者に対して駐車場を無料にて利用させるサービスを提供することができるのであるが、しかし、この管理方式や上述した駐車場管理装置の場合は、診察券及び駐車券としていずれも磁気カードを使用しているため、運営コストに影響をもたらすとか、保守管理が面倒になると言った問題があった。
【0005】
従って本発明の技術的課題は、コストが高くて保守管理が面倒な磁気カードに代えて、コストの安い紙カードや、単なるプラスチックのエンボスカードと言った施設利用カードを用いて、病院や図書館のような各種施設に付属する駐車券の入出庫管理を適切に行うことができるように工夫した駐車場管理装置を提供することである。
【0006】
更に本発明の他の技術的課題は、使用による汚れ等が原因でカード番号や記号の読取りが多少難しくなった状態に於いても、引き続いてカードの使用を可能にすると共に、カードの識別に要する時間を短縮し、且つ、識別を正確に行えるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の如く、各種の施設に付属した駐車場であり、且つ、駐車場の入庫口側には施設利用カードを読取って車両の入庫を許可するカード読取機を設け、出庫口側には上記のカードを読取って、このカードが出庫を許可されているものであるか否かを判断し、許可されている場合に車両の出庫を許可する出庫許可機を設けた駐車場管理装置に於いて、
上記の施設利用カードとして、カード毎に所定桁数のカード番号や記号を付記した紙製又はプラスチック製のカードを使用する一方、上記入庫口のカード読取機には、上記の 設利用カードに付記されているカード番号又は記号をデジタル画像データとして読取るカード読取装置と、この読取ったデジタル画像データを入庫時刻データと共にセントラルコンピュータ装置に送るデータ送信装置を設け、駐車場利用者が訪れる前記施設内の各部所に設けたカード記録機と前記出庫許可機の夫々に、上記の施設利用カードに付記されているカード番号又は記号をデジタル画像データとして読取るカード読取装置を設け、上記のセントラルコンピュータ装置には、入庫口のカード読取機側から送られて来る上記施設利用カードのカード番号又は記号のデジタル画像データと入場時刻データを関連づけて記憶するリレーショナルデータベース記憶装置と、上記施設内の各部所に設置されたカード記録機から送られて来る上記施設利用カードのカード番号又は記号のデジタル画像データと、上記の記憶装置に記憶されているデジタル画像データとを比較照合して、一致するデジタル画像データが存在する場合はそのデータベースの番地へ施設利用に基づく出庫許可用のデータを追記する施設利用データ追記手段と、上記の出庫許可機側から送られて来る上記施設利用カードのカード番号又は記号のデジタル画像データと、上記の記憶装置に記憶されているデジタル画像データとを比較照合し、デジタル画像データが一致するデータベースの番地に前記出庫許可用のデータが存在する場合に、上記の出庫許可機に車両の出庫を許可するための信号を送るデータ送信装置と、前記施設利用カードから読取ったカード番号又は記号のデジタル画像データを元に、各桁毎に数値又は記号の解析を行って、判読出来たもの、出来なかったものを問わずに、その結果を前記リレーショナルデータベース記憶装置に関連づけて各桁毎に記憶するOCR判読データ記憶手段とを設けると共に、施設内の各部所や出庫許可機側から送信されて来るカード番号又は記号のデジタル画像データと上記記憶装置に記憶されているデジタル画像データとを比較照合する場合に、先ずOCR判読データ同士を比較してその一致度によってクラス分けを行い、その後、一致度の高いクラスから順次上記デジタル画像データの比較照合を行うように構成している。
【0008】
) また、本発明では前記請求項に記載の如く、入庫口に必要に応じて入庫時刻を記録した駐車券を発行する駐車券発行機を設置し、前記のセントラルコンピュータ装置には、駐車券の番号と入庫時刻を関連づけて記憶する駐車券用のリレーショナルデータベース記憶装置と、駐車場利用者が訪れる施設内の各部所に設置した駐車券記録機から送られて来る駐車券番号の読取りデータと、上記リレーショナルデータベース記憶装置に記憶されている番号データとを比較して、一致する番号がある場合にそのデータベースの番地に出庫許可用のデータを書込む追加データ追記手段を設けると共に、出庫口には差込まれた駐車券のデータベースに出庫許可用のデータが追記されている場合に、出口ゲートを開いて車両の出庫を許可し、出庫許可コードの追記が無い場合は駐車料金を算出し、この駐車料金の支払いを受けると出口ゲートを開いて車両の出庫を許可する出庫処理装置を設けるように構成している。
【0009】
) 更に、本発明では前記請求項に記載の如く、駐車場が付属する施設が病院であり、施設利用カードが病院が発行する診察券であり、駐車場利用者が訪れる病院内の部所が少くともナースステーションや医療費の精算を行う会計窓口、或は、来院窓口であるように構成している。
【0010】
本発明では上記(1)で述べた手段によって、施設に付属する駐車場の管理を、磁気カードに代えて、コストの安い紙カードやプラスチックカードで造った施設利用カード(例えば診察券や図書カード等)をそのまま用いて車両の入出庫を管理できるため、管理コストを安くすることを可能にする。
【0011】
また上記(1)で述べた手段によれば、使用による汚れ等によってカードに付記したカード番号や記号が認識しにくくなった場合でも、画像データを比較することによって、汚れたものは汚れた成りに画像で比較することができるため、カードの汚れ等が原因で発生する識別不能の問題を解消して、カードを比較的長い期間使用することができる。
【0012】
また、上記()で述べた手段によれば、画像データの比較だけでは照合に時間が掛ってしまうところ、デジタル画像データとOCR判読データを合せてカード番号等の照合を行うため、データの比較照合時間を短縮して、処理時間を短くすることを可能にする。
【0013】
更に上記()で述べた手段によれば、カード番号等の比較照合をOCR判読データを用いて行う場合に、判読した数字や記号の一致度に応じて、高い一致度のクラスから順次候補を絞って最終的にデジタル画像データの比較を行うため、照合に要する時間を短くして入出庫に必要な処理を円滑に、且つ、正確に行うことを可能にする。
【0014】
また、上記()で述べた出庫によれば、例えば診察券を持たない初診の外来患者や見舞い客等の場合も、駐車券を用いて車両を入出庫させることができ、また、当該駐車券のデータベースに施設利用による出庫許可用の追加デターが書込まれている場合は、駐車料金を無料にすることを可能にする。
【0015】
更に、上記()で述べた手段によれば、本発明に係る駐車場管理装置を病院に付属する駐車場に実施することによって、来院患者やその関係者、或は、見舞い客等に駐車場を無料にて有効に利用させることを可能にする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、上述した本発明に係る駐車場管理装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明の全体を説明した構成図であって、図中、PSは各種の施設HS(病院等)に付属する駐車場で、PNはその入庫口、PTは出庫口で、入庫口PNには符号1で全体的に示した入庫処理部が設けられ、出庫口PTには同じく符号21で全体的に示した出庫処理部が設けられている。
【0017】
入庫処理部1は、図5の(イ)図に示すようなカード番号又は記号HAとそのバーコードHBを付記した施設利用カードHK(診察券)を読取って車両の入庫を許可するカード読取機2と、施設利用カードHKを持たない来訪者が駐車を行う場合に、求めに応じて図5の(ロ)図に示すような入庫時刻CHと駐車券番号CAとそのバーコードCBを記録した駐車券CKを発行する駐車券発券機3と、入口ゲート5Gを開閉作動するゲート開閉機5と、入庫車両を検知する2つの入口車両センサー4A,4Bとによって構成されていて、カード読取機2には施設利用カードHKに付記されているカード番号又は記号HAをデジタル画像データとして読取るカード読取装置2G(図2)が具備されている。
【0018】
また、上記の出庫処理部21は、上記の施設利用カードHKを読取って、このカードHKが出庫を許可されているものであるか否かを判断し、許可されている場合にゲート開閉機25に出口ゲート25Gを開かせて車両の出庫を可能にする出庫許可機22と、上記の駐車券CKが差込まれた場合に、この駐車券CKが出庫を許可されているものである場合、或は、駐車券CKに記録されている入庫時刻CHに基づいて計算した駐車料金の精算を済ませた場合に、上記の開閉機25に出口ゲート25Gを開かせて車両の出庫を可能にする出庫処理装置23と、出庫車両を検知する2つの出口車両センサー24A,24Bとによって構成されていて、この出庫許可機22にも、施設利用カードHKに付記されているカード番号又は記号HAをデジタル画像データとして読取るカード読取装置22G(図3)が具備されている。
【0019】
更に図中、10は施設HS側に設けたセントラルコンピュータ装置、11と13は例えばナースステーションNTや会計部CR(会計窓口)、或は、来院窓口と言った駐車場利用者が訪れる施設HS内の各部所に設置した駐車券記録機、12は同じく施設HS内の各部所、特に、会計窓口CRに設置したカード記録機であって、上記のセントラルコンピュータ装置10には、図4に於いて符号10Cで示すように、上述した入庫口PNのカード読取機2又は駐車券発券機3から通信線F1を通して送られて来る施設利用カードHKのカード番号又は記号HAのデジタル画像データと入庫時刻データ、又は、駐車券番号と入庫時刻データを関連づけて記憶するリレーショナルデータベース記憶装置 (RDB)が設けられている。
【0020】
図2は、上述した入庫処理部1を構成するカード読取機2の電気的構成を説明したブロック図で、図中、2AはCPU、2Bはシステムプログラムを格納したメモリ、2Dはこれ等CPU2Aとメモリ2Bの間にバス2Cを介して接続したインターフェイスで、このインターフェイス2Dには、入庫の手続きを音声で知らせる音声発生装置2Eと、差込まれた施設利用カードHKを搬送するカード搬送装置2Fと、光学式文字読取り機能(OCR)を備えたカード読取装置2Gと、利用者が施設利用カードHKを持っていない場合に、駐車券発券機3に駐車券CKを発券させることができる駐車券発券キー2Kと、上記のカード読取装置2Gが読取った施設利用カードHKのカード番号又は記号HAのデジタル画像データと、入庫時刻データを、通信線F1を通してセントラルコンピュータ装置10に送信するデータ送信装置2Hが接続され、更に、上述した2つの入口車両センサー4A,4Bと、入口ゲート開閉機5が接続されていて、夫々がメモリ2Bに格納されているシステムプログラムに従って制御作動される仕組に成っている。
【0021】
図3は、前記出庫処理部21を構成する出庫許可機22の電気的構成を説明したブロック図で、図中、22AはCPU、22Bはシステムプログラムを格納したメモリ、22Dはこれ等CPU22Aとメモリ22Bの間にバス22Cを介して接続したインターフェイスで、このインターフェイス22Dには、入庫の手続きを音声で知らせる音声発生装置22Eと、差込まれた施設利用カードHKを搬送するカード搬送装置22Fと、OCR機能を備えたカード読取装置22Gと、カード読取装置22Gが読取った施設利用カードHKのカード番号又は記号HAのデジタル画像データを、通信線F1を通してセントラルコンピュータ装置10に送信するデータ送信装置22Kが接続され、更に、上述した2つの出口車両センサー24A,24Bと、出口ゲート開閉機25が接続されていて、夫々がメモリ22Bに格納されているシステムプログラムに従って制御作動される仕組に成っている。
【0022】
更に、図4は前述したセントラルコンピュータ装置10の構成を説明したロック図で、このコンピュータ装置10には、前述した入庫処理部1を構成するカード読取機2や駐車券発券機3から送られて来る施設利用カードHKのカード番号又は記号HAのデジタル画像データと入庫時刻データ、或は、駐車券番号データと入庫時刻データを受信したり、会計部CRやナースステーションNTの駐車券記録機11,13や、カード記録機12、或は、前述した出庫処理部21の出庫許可機22や出庫処理装置23から送られて来る上記施設利用カードHKのカード番号又は記号HAのデジタル画像データや時刻データ、並びに、駐車券番号データ等を受信するデータ受信装置10Aが具備されている。
【0023】
またこのセントラルコンピュータ装置10には、上記のデータ受信装置10Aが受信した施設利用カードHKに付記されているカード番号又は記号HAのデジタル画像データを解析する画像解析手段10Bと、前記入庫処理部1側から送られて来た上記カード番号又は記号HAの分析済みデジタル画像データと入庫時刻データ、或は、駐車券番号データと入庫時刻データを、夫々関連づけて記憶するリレーショナルデータベース記憶装置10C(RDB)と、前記会計部CRや出庫処理部21等から送られて来た上記カード番号又は記号HAの分析済みデジタル画像データや、駐車券番号データを一時的に格納するデータ一時格納手段10Dが具備されている。
【0024】
更に上記のセントラルコンピュータ装置10には、上記施設内のカード記録機12からカード番号又は記号HAのデジタル画像データが送られて来た場合に、上記リレーショナルデータベース記憶装置10Cに格納されているデジタル画像データを順次取り出すデータ取出し手段10Eと、これ等取出した記憶済みのデジタル画像データと送信されて来たデジタル画像データを順番に比較照合するデータ判定手段10Fが具備されている。
【0025】
尚、上記送信されて来るデジタル画像データをリレーショナルデータベース記憶装置10Cに記憶させる場合に、該記憶装置10Cには、送信されて来たデジタル画像データを元に、各桁毎に数値又は記号の解析を行って、判読出来たもの、出来なかったものを問わずに、その結果をリレーショナルデータベース記憶装置10Cに各桁毎に記憶せしめるOCR判読データ記憶手段が具備されていて、上記の記憶装置10Cに格納されているデジタル画像データと上記施設内のカード記録機12や出庫許可機22から送られて来るデジタル画像データを比較照合する場合には、先ずこれ等OCR判読データ同士を比較して、その一致度によってクラス分けを行なって候補を絞り込み、次いで、一致度の高いクラスから順次デジタル画像データを比較して、リレーショナルデータベース記憶装置10Cに同じカード番号が存在するか否かが判定される仕組に成っている。
【0026】
また、図4に於いて10Gは、前記施設内のカード記録機12からカード番号又は記号HAのデジタル画像データが送られて来て、上記比較照合の結果、一致するデジタル画像データが存在すると判定された場合に、当該データベースの番地に施設利用に基づく出庫許可用のデータを追記する追加デター追記手段、10Kは上記のカード記録機12や出庫許可機22から送られて来る画像データと同じデータがリレーショナルデータベース記憶装置10Cに存在しない場合に、エラー信号を発するエラー表示手段、10Hは上記カード記録機12や出庫許可機22からの問い合わせに対して、同一の画像データが存在するか否かの判定データや、出庫許可用の追加データが存在するか否かの判定データを、各発信元に対し返送するデータ送信装置であって、これ等追加データ追加手段10Gとエラー表示手段10K、並びに、データ送信装置10Hも、上記のセントラルコンピュータ装置10の構成部材であって、通常の場合、上記のエラー表示手段10Kがエラーを表示した場合は、算出された駐車料金を精算することで、出庫可能となる。
【0027】
尚、駐車券CKを用いて車両を出庫させる場合は、施設の各部所に設置した駐車券記録機11,13に駐車券CKを差込むことにより、バーコードCBの読取りに従って、前記リレーショナルデータベース記憶装置10Cの当該番地に施設利用に基づく出庫許可用の追加データが追記されるため、この追加データを出庫処理装置23が確認することで、無料で車両を出庫させることができ、また、データベースにこの出庫許可の追加データが存在しない場合は、算出された駐車料金を精算することで出庫可能に成ることは、前記施設利用カードHKを使用する場合と同一の取扱いとなる。
【0028】
また、施設利用カードHK(診察券)を持っていない初診の外来患者の場合は、会計窓口CRで駐車券CKに代えて出庫許可用のデータをデータベースに追記した施設利用カードHKを受け取ることによって、無料にて車両を出庫させることを可能にする。
【0029】
次に、本発明に係る駐車場管理装置を用いて車両を入出庫させる場合の処理手順を、図6乃至図10の記載に基づいて説明すると、図6は車両を入庫させる場合の処理手順を説明したフローチャートであって、ステップS1,S2と進んでステップS3で駐車券CKの発券を必要とする場合、即ち、施設利用カードHK(診察券)を所持していない例えば見舞い客や初診外来患者等の場合は、ステップS4に進んで発券キー2KのON操作に従って発券機3に駐車券CKを発券させ、ステップS5でこの駐車券CKを抜き取ることでステップS8に進むが、施設利用カードHKを所持している者は、このカードHKをステップS6でカード読取機2に挿入して、ステップS7でカードHKに付記されているカード番号又は記号HAをデジタル画像データとして読み取らせることで、ステップS8に進む。
【0030】
ステップS8では、施設利用カードHKから読取ったカード番号又は記号HAのデジタル画像データや、駐車券CにバーコードCBで記録されている駐車券番号CAを、入庫時刻データと共にセントラルコンピュータ装置10側に送信し、且つ、施設利用カードHKを手元に送り戻し、続いて、ステップS9〜S12に記載されている公知の入庫処理操作を行って、入庫処理を終える。
【0031】
図7は、上述したセントラルコンピュータ装置10に於ける入庫データ処理の手順を説明したフローチャートであって、ステップS13で入庫処理部1からの入庫データ、即ち、施設利用カードHKの場合はそのカード番号又は記号HAのデジタル画像データと入庫時刻データ、駐車券CKの場合は駐車券番号CAと入庫時刻データを受信すると、次のステップS14に進んでデジタル画像データの分析をし、次いでステップS15でそのデジタル画像データと入庫時刻データを関連づけてリレーショナルデータベース記憶装置10Cに記憶するが、この時、記憶するデジタル画像データを元に、上記カード番号又は記号HAの各桁毎に数値又は記号の解析を行い、判読出来たもの、出来なかったのを問わずに、その結果をOCR判読データとして上記各データに関連づけて記憶して、データ処理を終える。
【0032】
図8は、上記入庫データが送信されて来る度にリレーショナルデータベース記憶装置10Cに書込まれる記憶ファイルの構成を説明したものであって、このデータベースXZには各番地毎にカード番号又は記号HAのデジタル画像参照先データと入庫時刻データ、並びに、上述したOCR判読データ(判読できない桁の部分には?マークZHを加入する)を書込むための各書込み欄ZA,ZB,ZGと、会計コードやナースコードの付与欄ZC,ZD、出庫時刻データ書込み欄ZE、並びに、料金欄ZFが形成されていて、これ等の各欄に順次各データが書込まれる仕組に成っている。
【0033】
尚、バーコードCBを記録した駐車券CKを用いて車両を駐車させる場合は、基本的には上記施設利用カードHKと同様にセントラルコンピユータ装置10にバーコード用のデータベース(図示省略)を設けて、この中に入庫データを順次書込むようにする。
【0034】
図9は、施設HSの各部所に配置したカード記録機12や、出庫許可機22からのアクセスに対応する時の上記セントラルコンピユータ装置10の処理手順を説明したフローチャートであって、始めのステップS20でカード番号又は記号HAのデジタル画像データを受信すると、次のステップS21に進んで上記カード番号又は記号HAの各桁毎の数値を判読して、判読出来るものと、出来ないものを問わずに、そのまま判読データを順番にワークエリアに格納する。
【0035】
次のステップS22では、リレーショナルデータベース記憶装置10Cに格納されている未出庫データを取り出し、次いでステップS23に進んで、上記ワークエリア内に格納されている受信データと、未出庫データの各桁同士のテキストデータを比較して一致度を算出し、次のステップS24で全ての未出庫データの比較が完了すると、次のステップS25に進んで一致度に従ってクラス分けして、次のステップS26で一致度の高いクラスから順次デジタル画像データを比較する。
【0036】
尚、上記ステップS26に於けるデータの比較照合に際して、上述したOCR判読データの比較をデジタル画像データの比較に先立って行い、候補を絞ってから最終的にデジタル画像データの比較を行うため、照合に必要な時間を短縮し、且つ、正確な照合を行うことができると共に、施設利用カードHKの汚れ具合や、カード番号又は記号HAのカスレ状態等は、汚れやカスレがその状態のまま画像で比較照合できるため、汚れ等が原因で判定ができなくなると言った不都合が無く、そのまま利用することを可能にしている。
【0037】
次のステップS27では一致した画像データが存在するか否かが判定され、YESの場合はステップS28に進んで一致したリレーショナルデータベース記憶装置10Cの番地へ施設利用の確認(例えば診療の確認)用として、出庫許可用のデータを追記し、次のステップS29でこの出庫許可用のデータの存在を発信元へ返送して処理を終えるが、上記のステップS27でNOの場合は、ステップS30に進んでクラス分けした全てのデータが完了するまで比較を繰返し、完了しても一致するデータが見つからない場合は、ステップS31でエラー表示を行って処理を終える。
【0038】
図10は、上記の施設利用カードHK(診察券)を用いて車両を出庫させる場合の処理手順を説明したフローチャートで、ステップS32〜S36の処理に続いて、ステップS37でセントラルンピュータ装置10から処理結果を受信すると、次のステップS38に進んで出庫を許可するか否か、具体的には、リレーショナルデータベース記憶装置10Cの該当番地に、施設利用に基づく出庫許可用のデータが存在しているか否かが判定され、YESの場合は施設を適正に利用したものと判断されて、ステップS39〜S42の各出庫処理が成され、車両を無料で出庫させることができ、NOの場合は、施設を適正に利用していない無断駐車として、ステップS43〜S46の料金支払い処理が実行されて、駐車料金を精算することで(一部無料の場合もある)、車両を出庫させることができる。
【0039】
尚、駐車券CKを用いて車両を出庫させる場合は、駐車券CKに記録されているバーコードを読取ることによって、データベースに於ける施設利用確認データ(出庫許可用データ)の存否を確実に判定して、駐車料金を無料にするか有料にするかを速やかに確定できることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係る駐車場管理装置は以上述べた如くであって、施設利用カードに付記されたカード番号又は記号を読取り、このデジタル画像データに従って車両の入出庫を管理するため、わざわざ専用の駐車券を造ったり、磁気カードを使用したりする必要がなく、例えば、診察券のような既存の施設利用券をそのまま駐車券の代りに利用できるものであって、カードのコストを安くできる経済性を備えている。
【0041】
加えて、本発明では施設利用カードから読取ったカード番号又は記号のデジタル画像データと、そのOCR判読データとを合せてカードの照合や、駐車料金を無料化するか否かの判定を行うため、カードに多少の汚れやキズ等が認められたとしても、汚れたものは汚れた成りに、また、キズのあるものはキズ付いた成りに画像で比較処理されるから、カードの新しさや古さ等に関係なく、カードを適正に利用できる利点を備えるものであって、判読データの比較を短時間のうちに正確に行えるように構成した点と相俟って、例えば、病院や図書館と言った各種施設に付属する駐車場の管理に用いて、洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る駐車場管理装置の全体を説明した構成図である。
【図2】 カード読取機の電気的構成を説明したブロック図である。
【図3】 出庫許可機の電気的構成を説明したブロック図である。
【図4】 セントラルコンピュータ装置の構成を説明したブロック図である。
【図5】 (イ)図は施設利用カードの一例である診察券の構成図、(ロ)図は駐車券の一例を示した構成図である。
【図6】 本発明に於ける入庫処理の手順を説明したフローチャートである。
【図7】 本発明に於ける入庫データ処理手順を説明したフローチャートである。
【図8】 リレーショナルデータベース記憶装置の構成の一例を示した説明図である。
【図9】 本発明に於けるセントラルコンピュータ装置のアクセスに対する処理手順を説明したフローチャートである。
【図10】 本発明に於ける出庫処理の手順を説明したフローチャートである。
【符号の説明】
PS 駐車場
HS 施設
PN 入庫口
PT 出庫口
2 カード読取機
2G カード読取装置
10 セントラルコンピュータ装置
10B 画像解析手段
10C リレーショナルデータベース記憶装置
10G 追加データ追記手段
12 カード記録機
22 出庫許可機
22G カード読取装置
HK 施設利用カード(診察券)
HA カード番号又は記号

Claims (3)

  1. 各種の施設に付属した駐車場であり、且つ、駐車場の入庫口側には施設利用カードを読取って車両の入庫を許可するカード読取機を設け、出庫口側には上記のカードを読取って、このカードが出庫を許可されているものであるか否かを判断し、許可されている場合に車両の出庫を許可する出庫許可機を設けた駐車場管理装置に於いて、
    上記の施設利用カードとして、カード毎に所定桁数のカード番号や記号を付記した紙製又はプラスチック製のカードを使用する一方、
    上記入庫口のカード読取機には、上記の施設利用カードに付記されているカード番号又は記号をデジタル画像データとして読取るカード読取装置と、この読取ったデジタル画像データを入庫時刻データと共にセントラルコンピュータ装置に送るデータ送信装置を設け、
    駐車場利用者が訪れる前記施設内の各部所に設けたカード記録機と前記出庫許可機の夫々に、上記の施設利用カードに付記されているカード番号又は記号をデジタル画像データとして読取るカード読取装置を設け、
    上記のセントラルコンピュータ装置には、
    入庫口のカード読取機側から送られて来る上記施設利用カードのカード番号又は記号のデジタル画像データと入場時刻データを関連づけて記憶するリレーショナルデータベース記憶装置と、
    上記施設内の各部所に設置されたカード記録機から送られて来る上記施設利用カードのカード番号又は記号のデジタル画像データと、上記の記憶装置に記憶されているデジタル画像データとを比較照合して、一致するデジタル画像データが存在する場合はそのデータベースの番地へ施設利用に基づく出庫許可用のデータを追記する施設利用データ追記手段と、
    上記の出庫許可機側から送られて来る上記施設利用カードのカード番号又は記号のデジタル画像データと、上記の記憶装置に記憶されているデジタル画像データとを比較照合し、デジタル画像データが一致するデータベースの番地に前記出庫許可用のデータが存在する場合に、上記の出庫許可機に車両の出庫を許可するための信号を送るデータ送信装置と、
    前記施設利用カードから読取ったカード番号又は記号のデジタル画像データを元に、各桁毎に数値又は記号の解析を行って、判読出来たもの、出来なかったものを問わずに、その結果を前記リレーショナルデータベース記憶装置に関連づけて各桁毎に記憶するOCR判読データ記憶手段とを設けると共に、
    施設内の各部所や出庫許可機側から送信されて来るカード番号又は記号のデジタル画像データと上記記憶装置に記憶されているデジタル画像データとを比較照合する場合に、先ずOCR判読データ同士を比較してその一致度によってクラス分けを行い、その後、一致度の高いクラスから順次上記デジタル画像データの比較照合を行うように構成したことを特徴とする駐車場管理装置。
  2. 入庫口に必要に応じて入庫時刻を記録した駐車券を発行する駐車券発行機を設置し、前記のセントラルコンピュータ装置には、駐車券の番号と入庫時刻を関連づけて記憶する駐車券用のリレーショナルデータベース記憶装置と、駐車場利用者が訪れる施設内の各部所に設置した駐車券記録機から送られて来る駐車券番号の読取りデータと、上記リレーショナルデータベース記憶装置に記憶されている番号データとを比較して、一致する番号がある場合にそのデータベースの番地に出庫許可用のデータを書込む追加データ追記手段を設けると共に、出庫口には差込まれた駐車券のデータベースに出庫許可用のデータが追記されている場合に、出口ゲートを開いて車両の出庫を許可し、出庫許可コードの追記が無い場合は駐車料金を算出し、この駐車料金の支払いを受けると出口ゲートを開いて車両の出庫を許可する出庫処理装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の駐車場管理装置。
  3. 駐車場が付属する施設が病院であり、施設利用カードが病院が発行する診察券であり、駐車場利用者が訪れる病院内の部所が少くともナースステーションや医療費の精算を行う会計窓口、或は、来院窓口であることを特徴とする請求項1又は2記載の駐車場管理装置。
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