JP3815126B2 - データ処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部から入力されたデータを受信し、そのデータを予め設定された設定情報に基づいて認知可能な状態に出力するデータ処理装置、及び、そのデータ処理装置によって処理可能なデータを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、予め設定された設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、外部から入力されたデータを受信する受信手段と、その受信手段が受信したデータを、上記設定情報に基づいて認知可能な状態に出力する出力手段と、を備えたデータ処理装置が考えられている。この種のデータ処理装置では、外部から入力されたデータを受信手段によって受信し、予め設定されて設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に基づいて、上記受信したデータを出力手段によって認知可能な状態に出力することができる。例えば、このデータ処理装置をプリンタに適用した場合、外部から入力された文書データを、予め設定されている解像度等の設定情報に基づいて画像イメージに展開し、用紙に出力(印刷)することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種のデータ処理装置で何らかの不具合が生じたり、所望通りの出力が得られなかった場合、上記設定情報を確認する必要がある。例えば、RAMに記憶された設定値を確認して、現在どのような設定で装置が動作しているのか、或いは、どのような設定が不具合を発生させているのか等を確認する必要が生じる。これらの設定情報を確認することによって問題が解決できる場合も多く、設定情報を確認する方法も次のように種々提案されているが、いずれも充分な利便性を有するものではなかった。
【0004】
上記設定情報を確認する一つの方法として、RAM等の記憶内容を直接読み取る装置(いわゆるデバッカ)をデータ処理装置に接続し、これによって設定情報の内容を確認する方法が考えられる。ところが、デバッカは特殊な装置であり、一般の使用者がこの方法によって問題を解決するのは困難である。また、距離的な問題やデータ処理装置の構成上の問題によって、デバッカを接続すること自体が困難な場合もある。
【0005】
上記設定情報を確認するもう一つの方法として、データ処理装置に、設定情報を表示または印刷する機能を備えておくことが考えられる。この場合、予め問題となりそうな設定情報をいくつか選択しておき、その設定情報のみを表示または印刷することになるので、選択していなかった設定情報に問題がある場合には解決できない。また、表示または印刷すべき設定情報をあまりたくさん選択し過ぎると、設定情報のデータを羅列的に表示または印刷せざるを得ず、その中から必要な設定情報を読み取って問題を解決することは、一般の使用者にとっては極めて困難である。
【0006】
そこで、本発明は、外部から入力されたデータを受信し、そのデータを予め設定された設定情報に基づいて認知可能な状態に出力するデータ処理装置において、所望の設定情報を所望の形式で出力させることにより、一般の使用者でも容易に設定情報の確認が行えるようにすることを目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、予め設定された設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、外部から入力されたデータを受信する受信手段と、該受信手段が受信したデータを、上記設定情報に基づいて認知可能な状態に出力する出力手段と、を備えたデータ処理装置であって、上記受信手段が受信した一連のデータが、上記設定情報の一部を指示する指示データを一部に含む文書データであるとき、該指示データをその指示データが指示する設定情報のデータに置換し、該指示データを除いた他の文書データに対応する文章中の、上記指示データが存在した位置に組み込み上記出力手段に出力させる置換手段と、上記出力手段によるデータ出力のためのモードを、上記受信手段が受信した文書データに対応した文章を出力させるモードまたは上記置換手段を介した文書データに対応した文章を出力させるモードに切り換える切換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
このように構成された本発明では、受信手段は外部から入力されたデータを受信するが、その受信した一連のデータが、設定情報記憶手段に記憶された設定情報の一部を指示する指示データを一部に含む文書データであるとき、置換手段は、その指示データをその指示データが指示する設定情報のデータに置換する。そして、置換手段は、その置換後の設定情報のデータを、上記指示データを除いた他の文書データに対応する文章中の、上記支持データが存在した位置に組み込み、上記出力手段を介して認知可能な状態に出力する。このため、上記一連のデータ(文書データ)を所望の形式で作成し、その一連のデータの所望の位置に所望の設定情報を指示する指示データを配設しておけば、その一連のデータを入力することによって、所望の設定情報を所望の形式で出力させることができる。しかも、上記指示データによって指示された所望の設定情報は、他の文書データに対応する文章の構文中に組み込まれ、その設定情報の確認を極めて容易に行うことができる。従って、例えば、問題の解決に必要な設定情報を所望の文章の構文中に組み込んで出力させることが可能となり、一般の使用者でも容易に設定情報の確認を行うことができる。
更に、本発明では、切換手段により、上記出力手段によるデータ出力のためのモードを、上記受信手段が受信した文書データに対応した文章を出力させるモードまたは上記置換手段を介した文書データに対応した文章を出力させるモードに切り換えることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加え、上記指示データを適宜選択することにより、上記設定情報記憶手段に記憶された任意の設定情報が指示できることを特徴とする。
本発明では、指示データを適宜選択することにより、設定情報記憶手段に記憶された任意の設定情報を指示することができる。このため、データ処理装置にどのような問題が発生した場合にも、指示データを適宜選択することによって参照すべき設定情報を出力することができる。
【0010】
従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果に加えて、いかなる設定情報も指示データの選択によって確認することができ、データ処理装置におけるいかなる問題にも対処することができるといった効果が生じる。
【0011】
【0012】
求項記載の発明は、請求項1または2記載のデータ処理装置の上記受信手段によって受信可能な一連のデータを記憶した記憶媒体であって、該一連のデータが上記指示データを含む文書データであることを特徴とする。
【0013】
本発明の記憶媒体は、請求項1または2記載のデータ処理装置の上記受信手段によって受信可能な一連のデータを記憶しており、しかも、その一連のデータは上記指示データを含む文書データである。このため、本発明に記憶された上記一連のデータを請求項1または2記載のデータ処理装置に入力すれば、その一連のデータに含まれた上記指示データが指示する設定情報を、他の文書データに対応する文章と共に出力させることができる。
【0014】
従って、本発明では、その記憶媒体に記憶された一連のデータを上記データ処理装置に入力するだけで、所望の設定情報を所望の形式で出力させることができる。よって、例えば、データ処理装置に発生する問題の症例毎に本発明の記憶媒体を用意しておき、症例に応じた記憶媒体に記憶された上記一連のデータを使用者が上記データ処理装置に入力できるようにすれば、使用者に特別な知識がなくともその症例に応じた設定情報を自動的に出力させることが可能となる。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の構成に加え、上記指示データをその指示データが指示する設定情報のデータに置換したとき、上記一連のデータが、上記設定情報のデータを構文中に含む一連の文章に対応する文書データを構成することを特徴とする。
【0016】
本発明では、記憶媒体に記憶された一連のデータ中の上記指示データをその指示データが指示する設定情報のデータに置換したとき、上記一連のデータがその設定情報のデータを構文中に含む一連の文章に対応する文書データを構成する。このため、本発明に記憶された上記一連のデータを請求項記載のデータ処理装置に入力すれば、上記指示データによって指示された所望の設定情報は、他の上記一連のデータに対応する文章の構文中に組み込まれ、その設定情報の確認を極めて容易に行うことができる。
【0017】
従って、本発明では、請求項記載の発明の効果に加えて、所望の設定情報を所望の文章の構文中に組み込んで出力することが可能となり、その設定情報を一層容易に確認することができるといった効果が生じる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用されたデータ処理装置としてのプリンタの概略構成を表すブロック図である。図1に示すように、本プリンタは、後述の各種制御を行うプリンタコントローラ1と、図示しない用紙に印刷を行うプリンタエンジン2と、液晶ディスプレイ3aを有して各種操作入力がなされる操作パネル3とを備え、プリンタコントローラ1は文書データ等を送信する外部装置としてのコンピュータ4に接続されている。なお、コンピュータ4は、CPU4a,ROM4b,RAM4cを備えた周知のパーソナルコンピュータで、キーボード4d及びCRT4eが接続されている。
【0019】
プリンタコントローラ1は、コンピュータ4とのデータの送受信を図示しないインタフェースを介して実行するI/Oポート5を備え、このI/Oポート5には、前述のプリンタエンジン2及び操作パネル3も図示しない各種インタフェースを介して接続されている。
【0020】
更に、プリンタコントローラ1の内部には、エミュレーションプログラム,プリンタ全体を制御する制御プログラム,及び文字等のフォントデータを格納するROM6と、ROM6に記憶されたエミュレーションプログラム及び制御プログラムを実行するCPU7と、受信した文書データを記憶する受信バッファ等として機能し、エミュレーションプログラム或いは制御プログラムで使用する各種パラメータ等も記憶するRAM8と、電源OFF時にも後述の設定情報等を記憶保持可能な不揮発性のNVRAM9と、を備えている。
【0021】
また、I/Oポート5,ROM6,CPU7,RAM8,及びNVRAM9は、バス10を介して相互に接続されている。なお、RAM8は、プリンタエンジン2を駆動して用紙に印刷を行うときに参照される設定情報を記憶する設定記憶領域8a、及び、実際に用紙に印刷すべき文書データを画像イメージに展開して記憶するページバッファ8bを始め、各種ワークエリアや受信バッファを備えており、これらの各記憶領域には個々にアドレスが付与されている。更に、上記設定情報は、操作パネル3によって設定入力してもよく、コンピュータ4上で実行されるアプリケーションによって設定し、I/Oポート5を介して入力してもよい。そして、この設定情報は、電源OFF時にはNVRAM9に移して記憶保持され、電源ON時に再び設定記憶領域8aに書き込まれる。
【0022】
このように構成されたプリンタコントローラ1では、CPU7による制御の下で、コンピュータ4から送信された文書データをI/Oポート5を介して受信し、その文書データをRAM8内の受信バッファに記憶する。そして、文書データの記憶後、CPU7はROM6に記憶された上記エミュレーションプログラムを実行することにより前述の文書データを読み取り、その文書データを解析して上記設定情報に基づいてページバッファ8bへ展開し、画像イメージとする。この画像イメージはI/Oポート5を介してプリンタエンジン2へ送られ、被記録媒体としての用紙に上記文書データに応じた文章が印刷される。
【0023】
次に、本プリンタでは、上記設定情報を確認したい場合、コンピュータ4にて以下に説明するような設定印刷モード命令(後述のように特定の形式を有する文書データで、指示データに相当)を作成し、これをプリンタコントローラ1へ入力する。先ず、所望の設定情報を指定する方法としては、その設定情報が記憶された記憶領域のアドレスを直接指定する直接アドレスと、その設定情報に応じて定義されたアドレス名を指定する間接アドレスとの、二つの方法がある。後者は、参照される頻度の高い設定情報に対して、その設定情報に関連する名称(アドレス名)を入力するだけで容易に指定を行うことができ、前者は、参照頻度の極めて低い設定情報に対しても、アドレスを直接入力することによって任意に指定を行うことができる。
【0024】
また、間接アドレスでは、設定情報のアドレス名とその設定情報の上記記憶領域におけるアドレスとを対応付けるアドレス名−アドレス変換テーブルが必要となるが、エミュレーションプログラムの書き換え等を伴うバージョンアップ等により上記設定情報のアドレスが変化した場合にも、そのアドレス名−アドレス変換テーブルを書き換えることによって容易に対応することができる。
【0025】
ここで、アドレス名−アドレス変換テーブルの一例を挙げる。例えば、「PEPERSIZE」なるアドレス名に対応する設定情報(用紙サイズを表す)のアドレスが「8」である場合、{PAPERSIZE,8,サイズ}なるテーブルを用意する。なお、上記テーブルにおける「サイズ」はデータのサイズ(バイト数)を表す数値である。
【0026】
図2は、設定情報を指定する場合にプリンタコントローラ1へ入力すべき設定印刷モード命令を表す説明図であり、(A)は直接アドレスによって設定情報を指定する場合の設定印刷モード命令を、(B)は間接アドレスによって設定情報を指定する場合の設定印刷モード命令を、それぞれ表している。
【0027】
図2(A)に示すように、直接アドレスによって設定情報を指定する設定印刷モード命令では、最初に、装置に記憶領域の読み取りを指示するコマンドとしての「%」の文字が配設され、続いて、記憶領域の内容を印刷するときに使用する書式を表す「d」または「x」の文字(図2では「d」)、記憶領域の内容を内部で読み取るときの読み取り幅(すなわち当該設定情報のデータのサイズ)を表す「b」,「w」,または「l」の文字(図2では「b」)、及び、内部記憶領域の位置を指定する情報としてのアドレス情報(すなわちアドレスの数値)が順次配設される。なお、上記使用する書式を表す文字の内、「d」は10進表示を、「x」は16進表示を、それぞれ表している。また、上記読み取り幅を表す文字の内、「b」は1バイトを、「w」は1ワードすなわち2バイトを、「l」は4バイトを、それぞれ表している。
【0028】
また、図2(B)に示すように、間接アドレスによって設定情報を指定する設定印刷モード命令では、装置に記憶領域の読み取りを指示するコマンドとしての「%」の文字、記憶領域の内容を印刷するときに使用する書式を表す「d」または「x」の文字、及び、内部記憶領域の位置を指定する情報としての前述のアドレス名が順次配設される。設定情報をアドレス名で指定した場合は、前述のアドレス名−アドレス変換テーブルからデータのサイズを読み取ることができるので、上記読み取り幅の表示は不要となる。
【0029】
次に、これらのデータがコンピュータ4から入力されたとき、プリンタコントローラ1が実行する処理について説明する。図3,図4は、コンピュータ4からデータを受信したときにプリンタコントローラ1が実行する処理を表すフローチャートである。先ず、このフローチャートによる処理の内、一般の文書データを受信したときにおけるプリンタコントローラ1の処理から説明する。
【0030】
図3に示すように、処理を開始すると、先ずS1(Sはステップを表す:以下同様)にて、コンピュータ4から受信したデータ(この場合、文書データ)をRAM8内の受信バッファに取り込むデータ受信処理を実行する。続くS3,S5では、受信したデータが後述するモード切り換えONコマンドまたはモード切り換えOFFコマンドであるか否かを判断する。文書データはそのいずれでもないので(S3:NO,S5:NO)、S7へ移行し、フラグMODEが1にセットされているか否かを判断する。
【0031】
フラグMODEがセットされていれば続くS9へ、フラグMODEが0にリセットされていればS11へ、それぞれ移行するのであるが、フラグMODEは電源ON時には0にリセットされるので、通常は否定判断してS11へ移行する。S11では、受信した文書データを解析し、上記設定情報に基づいてページバッファ8bへ画像イメージとして展開する印刷データ処理を実行し、S13にて印刷の開始が可能となった否かを判断する。
【0032】
1行分の文書データが未だ受信中であったり(S1参照)、印刷データ処理(S11)がその行に対して終了していなかったりした場合は、S13にて否定判断してS1へ移行し、前述の処理を繰り返す。こうして、少なくとも1行分の文書データに対してページバッファ8bへの展開が終了し、印刷の開始が可能となると(S13:YES)、続くS15へ移行する。S15では、ページバッファ8bに画像イメージとして展開された上記文書データを、プリンタエンジン2を駆動して用紙に印刷する印刷処理を実行して前述のS1へ移行する。プリンタコントローラ1は、一般の文書データを受信した場合、このような処理の繰り返しによって、その文書データに対応した文章を用紙に印刷する。
【0033】
次に、設定情報を指定して用紙に印刷したい場合、使用者は先ず、コンピュータ4からプリンタへモード切り換えONコマンドを送信する。すると、プリンタコントローラ1の処理は、前述のS3からS17へ移行し、フラグMODEをセットしてS1へ移行する。これによって、設定印刷モードを有効にして、次のように設定情報を印刷することが可能となる。なお、設定印刷モードを無効にするには、コンピュータ4からプリンタへモード切り換えOFFコマンドを送信すればよく、この場合、上記処理がS1→S3→S5→S19→S1と順次移行し、S19にてフラグMODEがリセットされる。
【0034】
設定情報を印刷したい場合、使用者は、このように設定印刷モードを有効にした上で、図2に示す設定印刷モード命令を少なくとも部分的に含んだ文書データをコンピュータ4からプリンタへ送信する。すると、前述の一般の文書データと同様に、上記処理はS1→S3→S5→S7と移行するが、フラグMODEがセットされているので(S7:YES)、この場合、S9へ移行する。S9では、受信したデータが設定印刷モード命令であるか否か、すなわち、「%」の文字を先頭にした前述の形式を有する文書データであるか否かを判断する。設定印刷モード命令でない場合は(S9:NO)、S11へ移行して一般の文書データと同様の処理を実行し、設定印刷モード命令である場合にはS21へ移行する。
【0035】
S21では、その設定印刷モード命令において「%」の文字に続くデータ配列に基づき、図2(A)に示すような直接アドレスの設定印刷モード命令であるか否かを判断する。直接アドレスの場合は(S21:YES)、そのままS25へ移行し、間接アドレスの場合は(S21:NO)、S23にてそのアドレス名に対応するアドレスを前述のアドレス名−アドレス変換テーブルから取得してS25へ移行する。
【0036】
S25では、このようにして取得されたアドレスの数値(直接アドレスの場合は設定印刷モード命令から直接取得される)を変数Adressに代入し、S27へ移行する。S27では、その変数Adressが示すアドレスに記憶されたデータを、指定のデータ幅で読み取る。なお、このデータ幅は、直接アドレスの場合は設定印刷モード命令から、間接アドレスの場合はアドレス名−アドレス変換テーブルから、それぞれ取得される。続くS29では、読み取ったデータを対応する文書データに変換し、前述のS11へ移行する。
【0037】
この処理の結果、設定印刷モードを有効にした上で設定印刷モード命令を少なくとも部分的に含んだ文書データをプリンタへ入力した場合、設定印刷モード命令をそれに対応する設定情報のデータに置換して他の上記文書データと共に文章として印刷することができる。
【0038】
例えば、設定情報としての解像度が、アドレスの値が10000の記憶領域に記憶されており、設定情報としての用紙サイズが、アドレス名「PAPERSIZE」に対応付けられているものとする。この場合、図5に例示するように、「解像度の設定は、%dw10000dpiです。(改行)用紙サイズは、%dPAPERSIZEです。」なる文章をキーボード4dからの入力によってコンピュータ4上で作成し、それに対応する文書データを印刷すべきデータとしてプリンタへ送信すると、設定印刷モード命令としての「%dw10000」と「%dPAPERSIZE」とが、解像度の設定値「600」と用紙サイズの設定値「2」とに置換される。この結果、用紙には、「解像度の設定は600dpiです。(改行)用紙サイズは2です。」なる文章が印刷される。
【0039】
このように、本プリンタでは、設定印刷モード命令を少なくとも部分的に含んだ文書データを受信したとき、当該設定印刷モード命令をその命令が指示する設定情報のデータに置換して、他の上記文書データに対応する文章中に組み込んで印刷することができる。このため、上記設定印刷モード命令によって指示された所望の設定情報は、他の上記文書データに対応する文章の構文中に組み込まれ、その設定情報の確認を極めて容易に行うことができる。
【0040】
また、上記文書データを所望の形式で作成し、その文書データの所望の位置に所望の設定情報を指示する設定印刷モード命令を配設しておけば、その一連の文書データがコンピュータ4から入力されたとき、本プリンタは上記所望の設定情報を上記所望の形式で印刷する。従って、例えば、本プリンタに何らかの問題が発生したときにも、その問題の解決に必要な設定情報を見易い形式で出力することが可能となり、一般の使用者でも容易に設定情報の確認が行える。
【0041】
更に、上記設定印刷モード命令として、図2(A)に示す直接アドレスの設定印刷モード命令を入力すれば、そのアドレスの数値を適宜設定することにより、設定記憶領域8aに記憶された任意の設定情報が指示できることはもちろん、RAM8の他の記憶領域や、ROM6、I/Oポート5等の記憶領域の情報を読み取ることもできる。従って、いかなる設定情報も設定印刷モード命令の選択によって確認することができ、プリンタにおけるいかなる問題にも対処することができる。更に、I/Oポート5の記憶領域から情報を読み取って、各種センサ等のハードウェア関連の情報を確認することも可能となる。
【0042】
なお、上記実施の形態において、RAM8の設定記憶領域8aが設定情報記憶手段に、コンピュータ4と接続されたI/Oポート5が受信手段に、プリンタエンジン2が出力手段に、S21〜S29の処理を記憶したROM6の記憶領域及びその処理を実行するCPU7が置換手段に、S3,5,17,19の処理を記憶したROM6の記憶領域及びその処理を実行するCPU7が切換手段に、それぞれ相当し、コンピュータ4のRAM4c(より詳しくは、例えば図5に印刷データとして図示した文章に対応する文書データを記憶するRAM4c内の記憶領域)が請求項及び請求項記載の記憶媒体に相当する。
【0043】
また、本発明は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、上記実施の形態では、設定印刷モードの有効/無効をコンピュータ4からのデータ入力によって切り換えているが、操作パネル3の操作によって切り換えてもよい。また、出力手段としては、上記実施の形態のように受信したデータを印刷によって出力するものに限らず、表示によって出力するもの、音声によって出力するもの等、種々の形態が考えられる。
【0044】
更に、本発明の記憶媒体としては、RAM4c等の素子の他、種々の形態が考えられる。例えば、CD−ROM,フロッピーディスク,光磁気ディスク,ハードディスク等でもよく、インターネット上のファイルサーバであってもよい。例えば、フロッピーディスクのようにコンピュータ4に着脱自在の記憶媒体に設定印刷モード命令を含む文書データを記憶した場合、プリンタに発生する問題の症例毎にそのようなフロッピーディスクを用意しておき、症例に応じた文書データを上記プリンタに入力可能とすることができる。この場合、使用者に特別な知識がなくとも、その症例に応じた設定情報を自動的に出力させることができる。また、このような効果は、インターネット上のファイルサーバに症例毎の文書ファイルを設けたり、コンピュータ4上のアプリケーションにおけるヘルプ画面に付随したファイルに、上記症例毎に対応した文書データを記憶しておいても同様に生じる。
【0045】
また更に、設定印刷モード命令に応じて読み取った設定情報は、文書データのみならず各種図形に対応した画像データと共に出力してもよい。例えば、プリンタの症例毎に図6に例示するような流れ図を印刷するようにすれば、使用者は流れ図を見ながら良好に問題に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたプリンタの概略構成を表すブロック図である。
【図2】 そのプリンタに入力される設定印刷モード命令を表す説明図である。
【図3】 プリンタコントローラが実行する処理を表すフローチャートである。
【図4】 その処理の続きを表すフローチャートである。
【図5】 その処理による印刷結果を印刷データと共に例示する説明図である。
【図6】 上記処理による印刷結果の他の形態を例示する説明図である。
【符号の説明】
1…プリンタコントローラ 2…プリンタエンジン 4…コンピュータ
4c…RAM 5…I/Oポート 6…ROM
7…CPU 8…RAM 8a…設定記憶領域

Claims (4)

  1. 予め設定された設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
    外部から入力されたデータを受信する受信手段と、
    該受信手段が受信したデータを、上記設定情報に基づいて認知可能な状態に出力する出力手段と、
    を備えたデータ処理装置であって、
    上記受信手段が受信した一連のデータが、上記設定情報の一部を指示する指示データを一部に含む文書データであるとき、該指示データをその指示データが指示する設定情報のデータに置換し、該指示データを除いた他の文書データに対応する文章中の、上記指示データが存在した位置に組み込み上記出力手段に出力させる置換手段と、
    上記出力手段によるデータ出力のためのモードを、上記受信手段が受信した文書データに対応した文章を出力させるモードまたは上記置換手段を介した文書データに対応した文章を出力させるモードに切り換える切換手段と、を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 上記指示データを適宜選択することにより、上記設定情報記憶手段に記憶された任意の設定情報が指示できることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 請求項1または2記載のデータ処理装置の上記受信手段によって受信可能な一連のデータを記憶した記憶媒体であって、
    該一連のデータが上記指示データを含む文書データであることを特徴とする記憶媒体。
  4. 上記指示データをその指示データが指示する設定情報のデータに置換したとき、上記一連のデータが、上記設定情報のデータを構文中に含む一連の文章に対応する文書データを構成することを特徴とする請求項記載の記憶媒体。
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