JP3814444B2 - 照明装置及びそれを用いた投影露光装置 - Google Patents

照明装置及びそれを用いた投影露光装置 Download PDF

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は照明装置及びそれを用いた投影露光装置に関し、例えばIC,LSI,CCD,液晶パネル,磁気ヘッド等の各種のデバイスの製造装置である、所謂ステッパーにおいて、照明装置からの露光光で均一照明したフォトマスクやレチクル等の原版(以下「レチクル」という)上の回路パターンを感光剤を塗布したウエハ面上に投影転写し、デバイスを製造する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子の製造用の投影露光装置では、照明系からの光束で電子回路パターンを形成したレチクルを照射し、該パターンを投影光学系でウエハ面上に投影露光している。
【0003】
投影露光装置で,より一層微細なパターンからなる半導体素子等を製造するための一要素として投影露光装置の投影光学系のNAと照明条件とを最適化することがある。
【0004】
照明条件は,投影光学系のNAに対する照明光学系のNA(照明光学系より照射される照明光束のNA)の比に相当するコヒーレンスファクター(σ値)によって決定される。そのため,従来より所定のパターンについての解像力とコントラストとの適切なバランスを得る最適照明条件になるように,両光学系のNA比の調整がされている。
【0005】
投影露光装置の照明光学系においては,照明光学系中に配置したオプティカルインテグレータによって,形成された2次光源像が被照明面と瞳の関係になっている。したがって,照明光学系におけるこの2次光源像の大きさを変えることで,照明光学系のNAを変えている。
【0006】
従来より、照明装置において、この2次光源像の大きさを変える方法が種々と提案されている。例えば,特開昭59−155843号公報では,オプティカルインテグレータの射出側の位置に開口部の大きさが可変な可変開口絞りを配置し,この可変開口絞りの開口部の大きさを変化させて,2次光源像の大きさを制御する方法が提案されている。
【0007】
又,特開平4−369209号公報では,オプティカルインテグレータと,光源との間に焦点距離可変光学系を配置し,アフォーカル変倍光学系の倍率を変えることにより,オプティカルインテグレータの入射面での光強度分布を変え,2次光源像の大きさを可変とする方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年のパターンの微細化と多様化にともない,投影光学系のNAと照明条件の最適組み合わせは多種多様にわたっている。投影露光装置はこのような背景から,例えば,投影光学系のNAが0.50から0.70まで連続可変であり,照明条件のσが0.30からσが0.80まで連続可変であるような,投影光学系のNAと照明条件の選択範囲の広い設計が望まれている。
【0009】
ここで上記の例の場合、σ値の可変範囲を実現するために,照明光学系のNAは,最大で投影光学系のNAが0.70でσ0.80の時のNAo=0.56から,最小で投影光学系のNAが0.50でσが0.30の時のNAo=0.15まで可変である必要がある。
【0010】
この時,照明光学系の最大NAo=0.56でオプティカルインテグレータの作る2次光源像の半径を1とすると,2次光源像の大きさは,半径1から約0.27(0.15/0.56)まで連続可変にする必要がある。
【0011】
2次光源像の大きさを半径1から0.27まで連続可変にしようとすると,特開平4−369209号公報等に提案されている変倍光学系を用いた光学系では,ズーム比が約3.7倍の変倍光学系を設計しなければならない。しかし,変倍光学系のズーム比は変倍光学系の駆動レンズのストロークによって決まってしまうので,ズーム比が大きくなると駆動レンズのストロークが長くなり,レンズ長が長くなってしまうという問題があった。
【0012】
また,特開昭59−155843号公報等に提案されている,オプティカルインテグレータの射出端(射出面)に可変絞りを配置し,2次光源の大きさを連続可変にしようとした場合には次のような問題がある。開口径可変な絞りとして,開口の大きさを違えた絞りをタレット状に配置し,それを選ぶことにより開口の大きさを調整する可変絞りを使用した場合には,可変である開口の大きさは離散的であり,2次光源像の大きさを連続可変とすることができないという問題があった。
【0013】
また,開口の大きさを連続可変とするために虹彩絞りのような連続可変絞りを配置することも考えられるが,構成が複雑となり,虹彩絞りを配置するために大きなスペースを確保しなければならないという問題があった。
【0014】
本発明は、結像変倍光学系のズーム比が小さくてもオプティカルインテグレータ又は内面反射部材の形成する2次光源像の大きさ又は角度分布を連続可変とし、所望の照明条件が容易に得られ、高集積度のパターン像を形成する際に好適な照明装置及びそれを用いた投影露光装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の照明装置は、光源からの光を用いて複数の2次光源像を形成するオプティカルインテグレータと、
前記オプティカルインテグレータに前記光源からの光を集光する集光光学系と、
前記オプティカルインテグレータにより形成された前記複数の2次光源像からの光で被照明面を重畳的に照明する照明光学系と、
前記オプティカルインテグレータの入射面とほぼ共役な位置に配置され、開口径可変な絞りと、
を備え、
前記集光光学系は、
前記開口絞りの位置を物体面、前記オプティカルインテグレータの入射面を像面とし、
前記オプティカルインテグレータの入射面の光強度分布の大きさを可変とする結像変倍光学系と、を有し、
前記絞りの開口径及び前記結像変倍光学系の結像倍率を変更することで、前記被照明面を照明する光のNAを変更することを特徴としている。
【0016】
請求項2の発明は請求項1の発明において、前記集光光学系は、前記光源からの光を導光する内面反射部材を有し、
前記内面反射部材の射出面を前記結像変倍光学系により、前記オプティカルインテグレータの入射面に投影しており、前記内面反射部材の射出面近傍に、前記絞りを配置したことを特徴としている。
【0017】
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、前記絞りは、開口部の大きさが異なる複数の絞りをタレット状に配置し、それらのうちから1つを選択することによって、開口を可変とした絞りであることを特徴としている。
【0018】
請求項4の発明の照明装置は、光源からの光の強度分布を均一化するための内面反射部材と、
前記内面反射部材に前記光源からの光を集光する集光光学系と、
前記内面反射部材の射出面の光強度分布を被照明面に投影する照明光学系と、
前記内面反射部材の入射面と光学的にほぼ瞳の関係である位置に配置され、開口径可変な絞りと、
を備え、
前記集光光学系は、
前記絞りの位置の光強度の位置分布を角度分布に変換し、該角度分布の最大値を可変とする焦点距離可変光学系を有し、
前記絞りの開口径及び前記焦点距離可変光学系の焦点距離を変更することで、前記被照明面を照明する光のNAを変更することを特徴としている。
【0019】
請求項5の発明の照明装置は、光源と、
該光源からの光束を用いて複数の2次光源像を形成するオプティカルインテグレータと、
該オプティカルインテグレータに光源からの光を導く集光光学系と、
該オプティカルインテグレータにより形成された複数の2次光源像からの光束を集光して被照明面を重畳的に照明する照明光学系とを有し、
該集光光学系は、該オプティカルインテグレータの入射面に、該2次光源像の大きさを可変として集光する結像変倍光学系と、内面反射をして導光する内面反射部材を有しており、
該内面反射部材の射出面を該結像変倍光学系により、オプティカルインテグレータの入射面に投影しており、該内面反射部材は径の異なる複数の内面反射部材が取り替え可能となっていることを特徴としている。
【0020】
請求項6の発明の投影露光装置は、請求項1から5のいずれか1項の照明装置を用いて、被照明面に設けた物体面上のパターンを投影光学系により露光基板に投影露光していることを特徴としている。
【0021】
請求項7の発明のデバイスの製造方法は、請求項6の投影露光装置を用いて物体面上のパターン投影光学系により露光基板上に投影露光した後、該露光基板を現像処理してデバイスを製造することを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の照明装置及びそれを用いた投影露光装置の実施形態1の要部概略図である。同図は、LSIやVLSI等の半導体チップや、CCD,磁気センサ,液晶素子等のデバイスを製造するステップアンドリピート型やステップアンドスキャン型の投影露光装置を示している。
【0028】
図中、1は紫外線や遠紫外線等を放射する高輝度の超高圧水銀灯やエキシマレーザー等の光源(光源手段)であり、光を特定の輝度分布と特定の配光分布で発散している。
【0029】
2は楕円鏡であり、その第1焦点2aに光源1の発光点が位置するように設定している。光源1の発光点は楕円鏡2によって第2焦点2bに結像する。
【0030】
3は第1の開口径可変の絞りであり、開口の大きさを違えた複数の絞り3aをタレット状に配置しており、複数の絞りの中から1つを選択する事によって,開口の大きさを種々変えている。
【0031】
3bはターレット状の複数の絞り3aを駆動させる為の駆動手段である。4は集光光学系であり、結像変倍光学系より成っている。
【0032】
結像変倍光学系4は,絞り3aの位置の光強度分布を,オプティカルインテグレーター5の入射面5aに,駆動手段10によって,駆動レンズ4b,4cを駆動することにより倍率可変に投影している。なお,レンズのパワー配置やレンズ構成については,結像変倍光学系であればどのようなものでも構わない。
【0033】
オプティカルインテグレーター5は,その射出面5bに多数の2次光源像を形成する。6は第2の可変絞りであり、オプティカルインテグレーター5の射出面5b近傍に配置され,例えば図10に示すように輪帯照明,4重極照明等の異なる開口形状の複数の絞り6a(6a1〜6a4)をタレット状に配置している。絞り6aを,選択する事によって,開口の形状を変えている。
【0034】
可変絞り6は照明光学系のNA以外の照明モードの変化,たとえば,変形照明法に対応するための絞りであって,照明光学系のNAを変えるためには必ずしも使用する必要はない。
【0035】
6bはターレット状の複数の絞り6aを駆動させる為の駆動手段である。照明光学系7はコンデンサーレンズより成っている。
【0036】
コンデンサーレンズ7は,オプティカルインテグレーター5の射出面5bに多数形成された2次光源像を有効光源として用い,そこからの光束を被照射面であるレチクルRを重畳的に照明している。
【0037】
8は投影光学系であり,レチクルR上のパターンをウエハーW上に良好に投影結像する。9は第3の可変絞りであり,可変手段11によって,投影光学系のNAを可変としている。
【0038】
制御装置12は入力手段13からの入力信号にしたがって,第1の可変絞り,第2の可変絞り6,第3の可変絞り9,そして結像変倍光学系4を駆動制御し,所望の投影光学系のNAと照明条件を実現している。
【0039】
レチクルR上の微細なパターンを良好にウエハWに結像するために,投影光学系8のNAや照明条件を最適化する必要がある。投影光学系8のNAは,可変絞り9の開口を変える事によって,可変にしている。
【0040】
照明光学系のNAを変えるために本実施形態では、可変絞り3の開口と,結像可変光学系4のレンズを駆動し、変倍する事によって可変にしている。図2と図3に従って,照明光学系NAの可変方法を説明する。
【0041】
図2,図3は,図1における,可変絞り3aから,オプティカルインテグレータ5の入射面5aまでを詳細に示したものである。図2(A),(B)は結像変倍光学系4により倍率を変えることによって,オプティカルインテグレーター5ヘの入射面5aへの光束の入射径の大きさを変えて,射出面5bに形成される2次光源像の大きさを変える様子を示している。作用としては,例えば特開平4−369209号公報で開示している方法と同じであり,結像変倍光学系4のズーム比内で.2次光源像の大きさを連続可変としている。
【0042】
図3は,可変絞り3の絞り3aの開口の大きさを変えた状態を示す。図3(A)の絞り3aの開口は,図2の状態よりも小さくなっており,結像変倍光学系4に入る光は少なくなっている。結像変倍光学系4は,絞り3aの位置を物体面とし,入射面5aの位置を像面とする結像光学系であるので,物体面での光強度分布の大きさが小さくなれば,像面での光強度分布の大きさも小さくなる。
【0043】
例えば,結像変倍光学系4のズーム比が2倍であるとすると,2次光源像の最大半径を1とすると,従来技術によれば,2次光源像の大きさは,半径1から0.5までしか可変ではないが,図3に示すように,絞り3aの開口径を小さくし,絞り径が0.5倍である絞りを入れて,結像変倍光学系4の倍率を変えることにより,2次光源の大きさは半径0.5から0.25まで変えている。
【0044】
つまり,本実施形態によれば,ズーム比が2倍の結像変倍光学系4を用いて,2次光源像の大きさを半径1から0.25まで連続的に変えることができる。
【0045】
なお,可変絞り3のタレット上に開口径の異なる複数の絞りを置き,絞り3aの位置に入れる絞りをより小さい絞りに切り替えて,より2次光源像の分布を大きな幅で連続可変とすることも可能である。又絞り3に輪帯や,四重極といった変形照明用の絞りを入れる事によって,投影光学系8のNAが変化しても,同じ変形照明条件で照明する事もできる。
【0046】
例えば,輪帯照明の場合,輪帯の照明条件は輪帯の内側と外側のσ値によって決まっている。従来技術においては,オプティカルインテグレータ5の射出面5bに輪帯の絞りを入れて,この照明条件を実現していた。しかし,この場合,投影光学系5のNAが変わった時に,それにあわせて照明光学系のNAを変えられないので,輪帯の内側と外側のσ値は変わってしまい,絞りを交換しない限り,NAを変えた場合に,内側と外側のσ値を不変にすることはできなかった。
【0047】
しかし,本実施形態の,結像変倍光学系4の物体面に輪帯の絞りを置いている場合には,投影光学系8のNAの変化に合せて,結像変倍光学系4の倍率を変えることによって,照明光学系のNAを変えることができるので,一つの絞りを用いて,投影光学系8のNAが変わったとしても,輪帯の内側と外側のσ値が等しい,同一の照明条件を達成することができる。
【0048】
本実施形態では以上のように、オプティカルインテグレータの入射面を像面とする結像変倍光学系の,物体面近傍に光強度分布の大きさを変える可変絞りを配置して,結像変倍光学系の物体面での光強度分布の大きさとズーム比との組み合わせによって,連続的に2次光源像の大きさを変えている。
【0049】
図4は本発明の照明装置を用いた投影露光装置の実施形態2の要部概略図である。
【0050】
本実施形態は実施形態1に比べて、オプティカルロッド(内面反射部材)14を用い、その光入射面14aを楕円鏡2の第2焦点2bに略一致させており、その光射出面14bに略均一な照度分布を形成している点が異なっている。
【0051】
第1の可変絞り3は内面反射部材14の出射面14b近傍に配置している。内面反射部材14と変倍光学系4は集光光学系の一要素を構成している。
【0052】
内面反射部材14の射出面14bの光強度分布を結像変倍光学系4でオプティカルインテグレータ5の入射面5aに投影している。
【0053】
内面反射部材14は内面反射都材に入射した光線が内面反射部材の側面で複数回反射する事によって,内面反射部材の入射面14aで不均一であった光強度を内面反射部材の射出面14bで均一化する働きがある。内面反射部材としては,例えば,向かい合って配置された平面鏡で有っても良いし,単にロッド状の硝材であっても良い。ロッド状の硝材の場合には,光線はロッド状の側面に当った際に,硝材の屈折率と空気の屈折率の違いにより全反射するようにしている。
【0054】
本実施形態ではオプティカルインテグレータ5の入射面5aの光強度の均一性が高まり,より均一な2次光源像を得ることが出来る。
【0055】
2次光源像の大きさの制御方法は実施形態1と同じである。即ち、本実施形態では内面反射部材14の射出端14b物体面とし,オプティカルインテグレータ5の入射面5aを像面とする結像変倍光学系4を備え,内面反射部材の射出面14b近傍に,光強度分布の大きさを変える可変絞り3を配置して,結像変倍光学系4の物体面での光強度分布の大きさとズーム比との組み合わせによって,連続的に2次光源像の大きさを変えている。
【0056】
図5は本発明の照明装置を用いた投影露光装置の実施形態3の要部概略図である。
【0057】
本実施形態は実施形態2に比べて、開口径可変の絞りとして複数の開口径が異なる内面反射部材を用いていること,これによって第1の可変絞り3を用いていない点が異なっている。
【0058】
内面反射部材は入射面に入射した均一ではない光強度分布をその射出面で均一にして射出する働きがある。実施形態2のように,射出面に絞りを置いて光を遮光する場合は,遮光した面積分だけ絞りから先の光量は減ってしまう。
【0059】
例えば,結像変倍光学系の物体面の大きさを2分の1にするために,内面反射部材の射出端で遮光したとすると,図6に示すように,光軸からの高さで2分の1の光が遮光されてしまい,絞りから先に到達する光量は4分の1になってしまう。
【0060】
本実施形態では,内面反射部材の径を変化させるため,光を遮光するのは内面反射部材の入射面においてである。内面反射部材の入射面においては,光強度分布は均一化しておらず,図7のような中心部が高い光強度分布をしている。このため,内面反射部材の径を変えて,内面反射部材の入射面で光を遮光することにより,光量のロスを少なくすることができる。
【0061】
内面反射部材の径を変える方法として,図8に示すように,径の異なる複数のロッド状の硝材14−1,14−2をタレット状に配置して,それらを選択する方法などが適用可能である。
【0062】
以上のように本実施形態では、内面反射部材の射出端を物体面とし,オプティカルインテグレータの入射面を像面とする結像変倍光学系を備え,径の異なる複数の内面反射都材を入れ替える事によって,結像変倍光学系の物体面での光強度分布の大きさを変えて,ズーム比との組み合わせによって,連続的に2次光源像の大きさを変えている。
【0063】
図9は本発明の照明装置を用いた投影露光装置の実施形態4の要部概略図である。先の実施形態1,2,3では、オプティカルインテグレータを用いて,被照明面を均一な照度で照明する照明装置であった。
【0064】
これに対して,本実施形態では2つの内面反射部材を用いて,内面反射部材の出射端にて均一になった光強度分布を被照明面に投影する事によって,照明条件(σ)を変えて被照明面を均一な照度で照明している。
【0065】
1は発散光源であり,光を特定の輝度分布と特定の配光分布で発散している。2は集光鏡であり,光源1から発散された光束を集光している。14は第1の内面反射部材であり,被照明面における角度分布を均一にする働きがある。ただし第1の内面反射部材14は必須ではなく,なくても良いし,オプティカルインテグレータを用いて同様の効果を得ることもできる。3は第1の可変絞りであり開口の大きさを違えた複数の絞りをタレット上に配置している。可変絞り3の絞りを選択する事によって,開口の大きさを変えている。
【0066】
15は焦点距離可変光学系であり、絞り3aの位置の光強度の位置分布を,角度分布に変換して第2の内面反射部材16の入射面16aに入射させる。第2の内面反射部材16の入射面16aにおける角度分布の最大値は,駆動手段10によって,駆動レンズ15bを駆動する事によって変えている。第2の内面反射部材16は,入射面16aの光強度分布を射出面16bにおいて均一にする働きがある。
【0067】
第2の内面反射部材16の断面は、被照明領域と相似である。17は,第2の内面反射部材16の射出面16bにおける光強度分布をレチクルRに投影する照明光学系である。第2の内面反射部材16の射出面16bの光強度分布は均一であるので,光学系17によってレチクルRは均一な照度分布で照明される。
【0068】
8は投影光学系であり,レチクルR上のパターンをウエハーW上に良好に投影結像する。9は可変絞りであり,可変手段11によって,投影光学系のNAを可変としている。
【0069】
制御装置12は入力手段13の入力に従って各要素3,15,9を制御し,投影光学系8のNAと照明条件を所望の値に実現している。
【0070】
焦点距離可変光学系15によって内面反射部材16の入射面16aへの入射角度を変え、出射面16bからの光束の出射角度を変えて光学系17でレチクルRへの照明条件(σ)を調整している。
【0071】
本実施形態は、その射出端の光強度分布を被照明面に投影する内面反射部材16の入射面16aを像面とする焦点距離可変光学系15を備え,コリメータ変倍光学系15の瞳近傍に光強度分布の大きさを変える可変絞り3を配置して,焦点距離可変光学系15の瞳位置での光強度の大きさとズーム比の組み合わせによって,連続的に照明光学系のNAを変えている。
【0072】
本発明のデバイスの製造方法では、以上の投影露光装置で投影露光したウエハを公知の現像処理工程を用いてデバイスを製造している。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、結像変倍光学系のズーム比が小さくてもオプティカルインテグレータ又は内面反射部材の形成する2次光源像の大きさ又は角度分布を連続可変とし、所望の照明条件が容易に得られ、高集積度のパターン像を形成する際に好適な照明装置及びそれを用いた投影露光装置を達成することができる。
【0074】
この他本発明によれば,結像変倍光学系の変倍率以上に連続的に,オプティカルインテグレータの形成する2次光源像の大きさを変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明装置を用いた投影露光装置の実施形態1の要部概略図
【図2】図1の一部分の拡大説明図
【図3】図1の一部分の拡大説明図
【図4】本発明の照明装置を用いた投影露光装置の実施形態2の要部概略図
【図5】本発明の照明装置を用いた投影露光装置の実施形態3の要部概略図
【図6】本発明に係る内面反射部材の射出面に絞りを入れた場合の光量の説明図
【図7】本発明に係る内面反射部材の入射面に絞りを入れた場合の光量の説明図
【図8】本発明に係る内面反射部材の径を可変とする説明図
【図9】本発明の照明装置を用いた投影露光装置の実施形態4の要部概略図
【図10】本発明に係る開口径可変の絞りの説明図
【符号の説明】
1:光源
2:集光ミラー
3:可変絞り
4:結像変倍光学系
5:オプティカルインテグレーター
6:可変絞り
7:コンデンサーレンズ
8:投影光学系
9:可変絞り
14:内面反射部材
15:焦点距離可変光学系
16:内面反射部材
17:結像光学系
R:レチクル
W:ウエハ

Claims (7)

  1. 源からの光を用いて複数の2次光源像を形成するオプティカルインテグレータと
    前記オプティカルインテグレータに前記光源からの光を集光する集光光学系と
    前記オプティカルインテグレータにより形成された前記複数の2次光源像からの光で被照面を重畳的に照明する照明光学系と
    前記オプティカルインテグレータの入射面とほぼ共役な位置に配置され、開口径可変な絞りと、
    備え、
    前記集光光学系は
    前記開口絞りの位置を物体面、前記オプティカルインテグレータの入射面を像面とし、
    前記オプティカルインテグレータの入射面の光強度分布の大きさを可変とする結像変倍光学系と、を有し
    前記絞りの開口径及び前記結像変倍光学系の結像倍率を変更することで、前記被照明面を照明する光のNA変更することを特徴とする照明装置。
  2. 前記集光光学系は、前記光源からの光を導光する内面反射部材を有し、
    前記内面反射部材の射出面を前記結像変倍光学系により、前記オプティカルインテグレータの入射面に投影しており、前記内面反射部材の射出面近傍に記絞りを配置したことを特徴とする請求項の照明装置。
  3. 記絞りは開口部の大きさが異なる複数の絞りをタレット状に配置しそれらのうちから1つを選択することによって開口を可変とした絞りであることを特徴とする請求項又はの照明装置。
  4. 光源からの光の強度分布を均一化するための内面反射部材と、
    前記内面反射部材に前記光源からの光を集光する集光光学系と、
    前記内面反射部材の射出面の光強度分布を被照明面に投影する照明光学系と、
    前記内面反射部材の入射面と光学的にほぼ瞳の関係である位置に配置され、開口径可変な絞りと、
    を備え、
    前記集光光学系は、
    前記絞りの位置の光強度の位置分布を角度分布に変換し、該角度分布の最大値を可変とする焦点距離可変光学系を有し、
    前記絞りの開口径及び前記焦点距離可変光学系の焦点距離を変更することで、前記被照明面を照明する光のNAを変更することを特徴とする照明装置。
  5. 光源と
    該光源からの光束を用いて複数の2次光源像を形成するオプティカルインテグレータと
    該オプティカルインテグレータに光源からの光を導く集光光学系と
    該オプティカルインテグレータにより形成された複数の2次光源像からの光束を集光して被照面を重畳的に照明する照明光学系とを有し
    該集光光学系は該オプティカルインテグレータの入射面に該2次光源像の大きさを可変として集光する結像変倍光学系と内面反射をして導光する内面反射部材を有しており
    該内面反射部材の射出面を該結像変倍光学系によりオプティカルインテグレータの入射面に投影しており該内面反射部材は径の異なる複数の内面反射部材が取り替え可能となっていることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項の照明装置を用いて、被照面に設けた物体面上のパターンを投影光学系により露光基板に投影露光していることを特徴とする投影露光装置。
  7. 請求項の投影露光装置を用いて物体面上のパターン投影光学系により露光基板上に投影露光した後、該露光基板を現像処理してデバイスを製造することを特徴とするデバイスの製造方法。
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