JP2000164500A - 露光装置、露光方法および露光装置の製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法および露光装置の製造方法

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JP2000164500A
JP2000164500A JP10337513A JP33751398A JP2000164500A JP 2000164500 A JP2000164500 A JP 2000164500A JP 10337513 A JP10337513 A JP 10337513A JP 33751398 A JP33751398 A JP 33751398A JP 2000164500 A JP2000164500 A JP 2000164500A
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optical
mask
flare
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JP10337513A
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Kayo Sugiyama
香葉 杉山
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Nikon Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マスクや感光性基板でのゴーストやフレアーが
発生を防止して、良好なるマスクパターンを感光性基板
上で露光し得る露光装置、露光方法および露光装置の製
造方法の提供。 【構成】 所定のパターンが形成されたマスクを照明す
る照明系を備え、前記マスクのパターンを感光性基板に
露光する露光装置において、前記照明系は、露光用の光
を供給する光源と、該光源からの露光用の光を前記マス
クへ導くための照明部と、前記照明部中に配置された調
整用光学手段と、前記光源と前記マスクとの間の照明光
路中の所定の位置に配置されたフレアー防止手段とを有
し、前記フレアー防止手段は、前記調整用光学手段の調
整に起因して生成される前記マスクの有効照明領域の周
辺部での前記照明系の最大開口数の光を通過させるため
に、所定の大きさを持つ開口部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクのパターン
を感光性基板に露光するための露光方法および露光装置
に関するものであり、特に、露光装置に設けられた露光
用光学系の光学素子の表面等にて発生する不要な反射光
によりマスクや感光性基板に発生するゴーストやフレア
ーを防止し得る露光方法、露光装置及び露光装置の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を製造するための露光装置で
は、g線(436nm)の波長を持つ光、あるいはi線
(365nm)の波長を持つ光を発する光源として、水
銀ランプ等を用いた露光装置が既に実用化されており、
高いスループットを実現するために、露光用の光源の高
出力化が図られている。
【0003】また、より微細なマスクパターンをウエハ
等の感光性基板へ転写するために、露光光の短い波長化
が図られている。特に、近年では、露光用の光源とし
て、248nmの波長を持つ光を発振するKrFエキシ
マレーザを用いた露光装置が実用化されてきており、さ
らに、より一層微細なパターンをウエハ等の感光性基板
へ転写するために、193nmの波長を持つ光を発振す
るArFエキシマレーザ等が提案されている。
【0004】以上の述べたエキシマレーザは、極めて強
い強度のレーザ光を発振するために、高いスループット
のもとで露光ができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高いス
ループットを確保するためには、露光用の光源の出力を
大きくすることが必要であるものの、露光用の光源から
供給される光の強度が強くなるに従って、露光装置中の
露光用光学系(照明光学系、投影光学系等)における各
光学素子の表面等にて不要な反射光が発生し、これによ
りマスクや感光性基板に発生するゴーストやフレアーが
生ずる。
【0006】また、強い強度の露光用の光をマスクや感
光性基板へ導くと、マスクパターン表面や感光性基板表
面からの反射光は露光用光学系(照明光学系、投影光学
系等)における各光学素子の表面を経由して、再びマス
クや感光性基板へ導かれて、、この結果、ゴーストやフ
レアーが発生する。以上のゴーストやフレアーの発生に
よって、マスクや感光性基板での照度分布は不均一とな
り、感光性基板上に良好なるマスクパターンを転写でき
ないという問題がある。
【0007】本発明は、以上の課題に鑑みてなされたも
のであり、マスクや感光性基板でのゴーストやフレアー
が発生を防止して、良好なるマスクパターンを感光性基
板上で露光し得る露光装置、露光方法及び露光装置の製
造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明では、所定のパターンが形成
されたマスクを照明する照明系を備え、前記マスクのパ
ターンを感光性基板に露光する露光装置において、前記
照明系は、露光用の光を供給する光源と、該光源からの
露光用の光を前記マスクへ導くための照明部と、前記照
明部中に配置された調整用光学手段と、前記光源と前記
マスクとの間の照明光路中の所定の位置に配置されたフ
レアー防止手段とを有し、前記フレアー防止手段は、前
記調整用光学手段の調整に起因して生成される前記マス
クの有効照明領域の周辺部での前記照明系の最大開口数
の光を通過させるために、所定の大きさを持つ開口部を
有するようにしたものである。
【0009】また、請求項3に係る発明では、照明光路
中に配置された調整用光学手段を含む照明系によって所
定のパターンが形成されたマスクを照明し、前記マスク
のパターンを感光性基板に露光する露光方法において、
前記調整用光学手段の照明光路中での設定位置または調
整に起因して生成される前記マスクの有効照明領域の周
辺部での前記照明系の最大開口数を求める第1工程と、
前記第1工程によって求められた前記照明系の最大開口
数に基づいて、前記照明光路中の所定の位置に配置され
るべきフレアー防止手段の開口部の大きさを求める第2
工程と、前記第2工程によって求められた所定の大きさ
を持つ開口部を有するフレアー防止手段を前記所定の位
置に設定する第3工程と、前記第3工程によって前記所
定位置に設定されたフレアー防止手段を有する前記照明
系を用いて前記マスクを照明し、前記マスクのパターン
を前記感光性基板に露光する第4工程とを有するように
したものである。
【0010】また、請求項7に係る発明では、照明光路
中に配置された調整用光学手段を含む照明系を含み、該
照明系によって所定のパターンが形成されたマスクを照
明し、前記マスクのパターンを感光性基板に露光する露
光装置の製造方法において、前記調整用光学手段の照明
光路中での設定位置または調整に起因して生成される前
記マスクの有効照明領域の周辺部での前記照明系の最大
開口数を求める第1工程と、前記第1工程によって求め
られた前記照明系の最大開口数に基づいて、前記照明光
路中の所定の位置に配置されるべきフレアー防止手段の
開口部の大きさを求める第2工程と、前記第2工程によ
って求められた所定の大きさを持つ開口部を有するフレ
アー防止手段を前記所定の位置に設定する第3工程とを
含むようにしたものである。
【0011】また、請求項8に係る発明では、照明系に
よって所定のパターンが形成されたマスクを照明し、前
記マスクのパターンを投影光学系を介して感光性基板に
露光する露光方法において、マスクを照明するための照
明系の照明光路中の所定の位置にフレアー防止手段を設
定する第1工程と、前記感光性基板上に発生するフレア
ーを計測する第2工程と、前記第2工程の計測結果に基
づいて、前記照明系の照明光路中に設定されたフレアー
防止手段の位置または該フレアー防止手段の開口部の大
きさを調整する第3工程と、前記第3工程によって調整
された前記フレアー防止手段を有する前記照明系を用い
て前記マスクを照明し、前記投影光学系を介して前記マ
スクのパターンを前記感光性基板に露光する第4工程と
を有するようにしたものである。
【0012】また、請求項11に係る発明では、調整用
光学手段を含む照明系によって所定のパターンが形成さ
れたマスクを照明し、前記マスクのパターンを感光性基
板に露光する露光方法において、前記照明系の照明光路
中の所定の位置にフレアー防止手段を設定する第1工程
と、調整用光学手段によって前記照明系の光学特性を調
整する第2工程と、前記第2工程の調整に応じて、前記
照明系の照明光路中に設定されたフレアー防止手段の位
置または前記フレアー防止手段の開口部の大きさを調整
する第3工程と、前記第3工程によって調整された前記
フレアー防止手段を有する前記照明系を用いて前記マス
クを照明し、前記投影光学系を介して前記マスクのパタ
ーンを前記感光性基板に露光する第4工程とを有するよ
うにしたものである。
【0013】また、請求項17に係る発明では、所定の
パターンが形成されたマスクを照明する照明系と前記マ
スクのパターン像を感光性基板に投影する投影光学系と
を有する露光装置において、前記照明系は、露光用の光
を供給する光源と、該光源からの露光用の光に基づいて
瞳またはその近傍に2次光源を形成し、該2次光源から
の光を前記マスクへ導くための照明部と、前記照明部の
瞳またはその近傍に形成される2次光源の大きさ又は形
状を変更する変更手段と、前記光源と前記マスクとの間
の照明光路中の所定の位置に配置されたフレアー防止手
段とを有し、前記フレアー防止手段は、前記変更手段に
よる光源の大きさ又は形状の変更に応じて、照明光路中
での設定位置または開口部の大きさが調整可能に設けた
ものである。
【0014】また、請求項20に係る発明では、所定の
パターンが形成されたマスクを照明する照明系と前記マ
スクのパターン像を感光性基板に投影する投影光学系と
を有する露光装置において、前記照明系は、露光用の光
を供給する光源と、該光源からの露光用の光に基づいて
瞳またはその近傍に2次光源を形成し、該2次光源から
の光を前記マスクへ導くための照明部と、前記照明部の
照明光路中の所定の位置に配置された移動可能な調整用
光学手段と、前記光源と前記マスクとの間の照明光路中
の所定の位置に配置されたフレアー防止手段とを有し、
前記フレアー防止部材は、前記調整用光学部材の設定位
置に応じて、照明光路中での設定位置または開口部の大
きさが調整可能に設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】さて、図1を参照しながら本発明
の第1の実施の形態に係る露光装置並びに露光方法につ
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係
る露光装置の概略的な構成の様子を示す図であり、図1
に示す露光装置は、所定の回路パターンが形成されたマ
スクパターン(レチクルパターン)を感光性基板(ウエ
ハW)に転写するものである。なお、以下において、マ
スクをレチクルと呼び、マスクパターンをレチクルパタ
ーンと呼ぶ。
【0016】光源部1から所定の波長を含む露光用の光
が供給される。ここで、光源部1は、不図示ではある
が、例えば、248nmの波長を持つレーザ光を発振す
るKrFエキシマレーザ、193nmの波長を持つレー
ザ光を発振するArFエキシマレーザ、あるいは157
nmの波長を持つレーザ光を発振するF2 レーザ等の光
源と、この光源からの光を所定の光束断面を持つ光束に
整形するビーム整形光学系とを含んで構成されている。
【0017】なお、光源部1は、g線(436nm)の
波長を持つ光、あるいはi線(365nm)の波長を持
つ光を発する超高圧水銀ランプ等の光源と、この光源か
らの光を集光する楕円反射鏡と、この楕円反射鏡により
集光された光をほぼ平行光束に変換するコリメート光学
系とを含む構成としても良い。さて、光源部1からの光
束は、オプティカルインテグレータとしてのフライアイ
レンズ2に入射する。
【0018】フライアイレンズ2は多数の棒状レンズ素
子2aが束ねられて構成されており、フライアイレンズ
2に入射した光は、フライアイレンズ2によって波面分
割されて各棒状レンズ素子2aの射出側に光源像Iが形
成される。すなわち、フライアイレンズ2の射出側に
は、フライアイレンズ2を構成する棒状レンズ素子2a
の数に対応する数の光源像Iが形成され、ここには、実
質的に2次光源が形成される。
【0019】ここで、フライアイレンズ2は、後述する
が、被照射面(レチクルR、感光性基板W)での照度分
布(あるいはテレセントリシティ)の調整のために、光
軸Axに沿った方向及び光軸Axと直交した方向へ移動
可能(調整可能)に設けられている。これらの移動(調
整)は、駆動系D2によって行われ、その駆動系D2
は、制御装置CUによって制御されている。
【0020】また、フライアイレンズ2の射出側に形成
される多数の光源像I(2次光源)の位置(照明光学系
の瞳位置)またはその近傍には、露光条件(照明条件)
を変更(または調整)のための調整用光学手段の1種と
しての開口絞り3が配置され、この開口絞り3の開口部
の形状や大きさは、駆動系D3によって可変(調整可
能)となるように構成されている。この駆動系D3、制
御装置CUによって制御されている。なお、可変開口絞
り3の構成については後で詳述する。
【0021】これらの多数の光源像(2次光源)からの
光束は、集光光学系4によって集光される。ここで、後
述する被照射面(レチクルR、ウエハW)上での照度分
布を均一となるように調整(補正)するために、駆動系
D4 によって光軸Axの方向に沿って移動可能に設けら
れている。この駆動系D4 は、制御装置CUによって制
御されている。なお、図1では、集光光学系4を2枚の
正レンズで代表させて説明したが、集光光学系4は複数
のレンズ等の複数の光学素子で構成されても良く、これ
ら複数の光学素子の1部を光軸Axの方向に沿って移動
可能に設けて、被照射面(レチクルR、ウエハW)上で
の照度分布を調整(補正)するようにしても良い。
【0022】さて、集光光学系4によって集光された光
束は、視野絞りとしてのレチクルブラインドRBを照明
する。このレチクルブラインドRBは、矩形状の開口部
を有しており、このレチクルブラインドRBは、後述す
るレチクルRでの照明範囲を可変とするために、駆動系
DRBによって開口部の大きさが可変となるように構成さ
れている。なお、駆動系DRBは、制御装置CUによって
制御されている。
【0023】さて、レチクルブラインドRBの開口部を
通過した光束は、結像光学系(5、6)により所定のパ
ターンが形成されたマスクまたはレチクル(以下、レチ
クルと呼ぶ。)R上に結像され、換言すれば、結像光学
系(5、6)により、レチクルR上にはレチクルブライ
ンドRBの像が形成される。これによって、レチクルR
上には、レチクルブラインドRBの開口部に対応した照
明領域が形成され、レチクルRは均一に照明される。
【0024】なお、結像光学系は、正の屈折力を持つ2
つのレンズ群(5、6)を有しており、図1に示す例で
は、集光光学系4と結像光学系(5、6)とでコンデン
サー光学系を構成している。また、光源1、オプティカ
ルインテグレータ2、開口絞り3、集光光学系4、レチ
クルブラインドRB及び結像光学系(5、6)によって
照明光学系が構成されている。
【0025】ここで、結像光学系(5、6)とレチクル
Rとの間の照明光路中には、フレアー防止手段の1つと
してフレアー防止用絞り(開口絞り)S1が配置されて
おり、この開口絞りSは、矩形状の開口部を有してい
る。なお、開口絞りSの構成については後で詳述する。
さて、以上の照明光学系(1〜6、RB)によって照明
されたレチクルRからの光は、開口絞り7aを有する投
影光学系7によって感光性基板としてのレジストが塗布
されたウエハW(以下、ウエハWと呼ぶ。)上に結像さ
れ、このウエハWには、レチクルRのパターン像が形成
される。
【0026】なお、フライアイレンズ2の入射側面及び
レチクルブラインドRBは、被照明面(レチクルR、ウ
エハW)と光学的に共役であり、フライアイレンズ2の
射出側面は、投影光学系の入射瞳(開口絞り)7aと光
学的に共役である。ここで、レチクルRは、露光時に矢
印Aの方向に移動するレチクルステージRSによって保
持され、またウエハWは、露光時に矢印Bの方向に移動
する基板ステージWSによって保持されている。レチク
ルステージRSの移動は、レチクルステージ駆動系DRS
を介して行われ、また、基板ステージWSの移動は、基
板ステージ駆動系DWSを介して行われる。これら2つの
ステージ駆動系(DRS、DWS)は、制御装置CUによっ
て制御されている。
【0027】従って、露光時において、レチクルステー
ジRSと基板ステージWSとが各矢印(A、B)の方向
へ移動することにより、マスク上の全面のパターンがウ
エハWの単位露光領域(1ショット領域)に転写され、
次に、基板ステージWSは、所定量だけ移動する。そし
て、同じように、レチクルステージRSと基板ステージ
WSとが各矢印(A、B)の方向へ移動することによ
り、マスク上の全面のパターンがウエハWの別の単位露
光領域に転写される。このように、基板ステージのステ
ップと露光のためのスキャーンを繰り返すことにより、
ウエハW上には多数の単位露光領域が形成される。
【0028】ここで、被照射面としてのレチクルRやウ
エハWにおける照度分布を均一にするための動作につい
て説明する。基板ステージWSの一端には、投影光学系
7の結像面(ウエハW上に形成される露光領域)での照
度分布を計測するために、光検出器としての照度センサ
LDが設けられている。
【0029】まず、露光動作が実行される前に、制御装
置CUは、駆動系DWSを介して基板ステージWSを移動
させて、投影光学系7の結像面内での照度は照度センサ
LDによって検出される。この照度センサLDからの検
出信号は、制御装置CUに入力され、制御装置CUの内
部に設けられた照度調整量算出部(第1演算部)は、フ
ライアイレンズ2と集光光学系4の少なくとも一方の調
整量を算出する。そして、制御装置CUは、それの内部
の照度調整量算出部からの算出値に基づいて、投影光学
系7の結像面内での照度が均一となるように、駆動系D
2及び駆動系D4を介して、フライアイレンズ2と集光
光学系4の少なくとも一方を移動させる。これにより、
投影光学系7の結像面での照度は均一に保たれる。な
お、光検出器LDによってウエハW上でのテレセントリ
シティを検出して、制御装置CUは駆動系D2を介して
フライアイレンズ2の位置を調整するようにしても良
い。
【0030】次に、開口絞り3によりフライアイレンズ
2の射出側に形成される多数の光源像I(2次光源)の
大きさや形状を変更(調整)するための動作について説
明する。図1に示すように、制御装置CUの内部の記憶
部には、コンソール等の入力装置IUを介して、順次露
光される予定の各ウエハWに関する露光条件(照明条
件)の情報が入力されている。この入力情報に基づい
て、制御装置CUは、駆動系D3を介して開口絞り3の
大きさや形状を変更させる。これによって、露光条件
(照明条件)が変更(調整)される。
【0031】例えば、開口絞り3によりフライアイレン
ズ2の射出側に形成される多数の光源像I(2次光源)
の大きさそのものを変更(照明光学系の瞳位置での光源
または2次光源の大きさを変更)すると、コヒーレンス
フアクターとしてのσ値(σ=照明光学系の開口数NA
/投影光学系7のレチクル側の開口数NA)が変化する
ため、レチクルR上のパターンの解像力とコントラスト
とのバランスを調整することができる。
【0032】また、開口絞り3によりフライアイレンズ
2の射出側に形成される多数の光源像I(2次光源)の
形状を輪帯状または4極状に変更(照明光学系の瞳位置
での光源または2次光源の形状を変更)すると、照明光
学系(1〜6、RB)からの光はレチクルRを斜め方向
から照明する。これによって、投影光学系7が本来有す
る焦点深度及び解像力を向上させることができるため、
より微細なレチクルパターンをウエハW上に転写するこ
とができる。
【0033】ここで、開口絞り3は、図2に示すよう
に、斜線で示す透過領域を持つ8種類の絞り要素(40
1〜408)を備えた円形回転基板400を含んでお
り、これら8種類の絞り要素(401〜408)は、円
形回転基板400の円周方向に沿って形成されている。
この円形回転基板400は、8種類の絞り要素(401
〜408)の1つが照明光路内に設定されるように、駆
動系D3によって回転中点Oを中心として回転可能に設
けられている。
【0034】この基板400上には、3種類の異なる輪
帯比(内径/外形)を持つ絞り要素(401、403、
405)が形成されている。すなわち、絞り要素401
はr11/r21の輪帯比を持つ輪帯状の透過領域を有し、
また、絞り要素403はr12/r22の輪帯比を持つ輪帯
状の透過領域を有し、さらに、絞り要素405はr13/
r21の輪帯比を持つ輪帯状の透過領域を有している。
【0035】また、基板400上には、3種類の異なる
輪帯比(内径/外形)のもとで4極光源(4つの偏心光
源)を形成するための絞り要素(402、404、40
6)が形成されている。すなわち、絞り要素402はr
11/r21の輪帯比の輪帯状領域内に4つの円形状の透過
領域を有し、また、絞り要素403はr12/r22の輪帯
比の輪帯状領域内に4つの円形状の透過領域を有し、さ
らに、絞り要素405はr13/r21の輪帯比の輪帯状領
域内に4つの円形状の透過領域を有している。
【0036】さらに、基板400上には、2種類の異な
る円形状の開口部(透過領域)を持つ絞り要素(40
7、408)を有しており、すなわち、絞り要素407
は2r22の円形口径を持つ円形状の透過領域を有し、ま
た、絞り要素407は2r21の円形口径を持つ円形状の
透過領域を有している。このように、絞り要素401、
403および405の内の一方を選択的に照明光路内に
設定することにより、3種類の異なる輪帯比を持つ輪帯
光源を形成することができ、これによって、輪帯光束に
よってレチクルRを傾斜照明することができる。また、
絞り要素402、404および406の内の一方を選択
的に照明光路内に設定することにより、3種類の異なる
輪帯比のもとで4極光源を形成することができ、4極光
束によってレチクルRを傾斜照明することができる。さ
らに、絞り要素407および408の内の一方を選択的
に照明光路内に設定することにより、2種類の異なる開
口径を持つ円形光源を形成することができ、これによっ
て、レチクルRに対してσ値の異なる照明することがで
きる。
【0037】さて、次に、1つの実施の形態に係るフレ
アー防止用絞り(開口絞り)S1の構成について図1及
び図3を参照しながら説明する。図1においては、被照
射面としてのレチクルRまたはウエハW上に形成される
照度分布が均一となるように照度分布を調整するため
に、集光光学系4が光軸Axの方向に沿って移動可能
(調整可能)に構成されている。
【0038】なお、図1では、1枚の正レンズを代表さ
せて集光光学系4として示しているが、集光光学系4
は、多数のレンズ(光学素子)で構成されても良く、こ
の場合、集光光学系4を構成する1部のレンズ(光学素
子)を光軸Axの方向へ移動させて、被照射面としての
レチクルRまたはウエハW上に形成される照度分布を調
整するようにしても良い。
【0039】また、オプティカルインテグレータとして
のフライアイレンズ2は、被照射面としてのレチクルR
またはウエハW上に形成される照度分布が均一となるよ
うに照度分布を調整(特に、照度不均一性の傾斜成分を
補正)、または被照射面としてのレチクルRまたはウエ
ハW上に形成されるテレセントリシティを調整(補正)
するために、光軸Axに沿った方向または光軸Axと直
交する方向へ移動可能(調整可能)に構成されている。
【0040】さらに、照明光学系中に配置された開口絞
り3は、フライアイレンズ2により形成される2次光源
(照明光学系の瞳位置に形成される光源または光源像)
または投影光学系7の瞳位置(開口絞り7a)に形成さ
れる光源像に関する形状または大きさを変更(調整)す
るために、開口部の大きさまたは形状が変更(調整)可
能に構成されている。
【0041】このように、集光光学系4の少なくとも1
部を光軸Axの方向に沿って移動、またはフライアイレ
ンズ2を光軸Axに沿った方向または光軸Axと直交す
る方向へ移動、あるいは開口絞り3の開口部の大きさま
たは形状を変更(調整)させると、被照射面としてのレ
チクルR上に形成される有効照明領域の最も周辺部での
照明開口数(照明光学系の開口数)NAiが変化する。
すなわち、図3(A)に示すように、集光光学系4の少
なくとも1部またはフライアイレンズ2を移動、あるい
は開口絞り3の大きさまたは形状を変更(調整)させる
と、被照射面としてのレチクルR上に形成される有効照
明領域IAの最も周辺部での照明開口数(照明光学系の
開口数)NAiは、実線で示すようにsin θ1 から点線
で示すようにsin θ2 (=sin(θ1 +δθ))に変化す
る。但し、θ1 及びθ2 は、主光線PRと最周縁光線と
のなす角度である。なお、図1に示したフレアー防止用
絞り(開口絞り)S1は、図3(B)に示すように矩形
状の開口部(透過領域)を有している。
【0042】そこで、フレアー防止用絞り(開口絞り)
S1の開口部の大きさを決定する手法について説明す
る。 〔第1ステップ〕まず、照明光学系中に設けられた調整
用光学部材(2、4)の移動(調整)または調整用光学
部材3の調整により変化する有効照明領域IAの最も周
辺部での最大照明開口数(照明光学系の開口数)NAi
max (=sin θ2 )を予め求める。この場合、例えば、
照明光学系の光学レンズデータ(光学設計データ)に基
づき、計算機等のコンピユータを用いた光線追跡等によ
るシミュレーションを行って、照明光学系中に設けられ
た調整用光学部材(2、3、4)の移動または調整によ
る有効照明領域IAの最も周辺部での最大照明開口数
(照明光学系の開口数)NAimax (=sin θ2 )を算
出する。 〔第2ステップ〕次に、この有効照明領域IAの最も周
辺部での最大照明開口数(照明光学系の開口数)NAi
max となる時の最周縁光線を遮光しないように、フレア
ー防止用絞りS1の設定位置(フレアー防止用絞りS1
とレチクルとの間の光軸方向に沿った距離等)に従った
最適な開口部の大きさを求める。
【0043】以上の手順によって、フレアー防止用絞り
S1の開口部の適切な大きさを決定することができる。 〔第3ステップ〕上記第2ステップによって求められた
適切な開口部を持つフレアー防止用絞りS1を作成した
上で、その作成されたフレアー防止用絞りS1を、例え
ば、図1に示すように、結像光学系(5、6)とレチク
ルRとの間の所定の設定位置に固設する。これによっ
て、フレアーの発生を防止し得る露光装置を製造するこ
とができる。
【0044】以上のように、以上の第1乃至第3ステッ
プを経て、例えば、図1に示すように、結像光学系
(5、6)とレチクルRとの間の所定の設定位置に固設
されたフレアー防止用絞りS1を有する露光装置を用い
て、レチクルRのパターンをウエハW上に露光すれば、
照明光学系及び投影光学系における各光学素子の表面等
にて不要な反射光が発生したとしても、フレアー防止用
絞りS1による遮光効果によって、レチクルRやウエハ
Wには何らゴーストやフレアーが生ずことはなくなる。
しかも、調整用光学部材(2、4)の設定位置を調整の
ために変化、あるいは調整用光学部材3により2次光源
の大きさまたは形状を変更(調整)させたとしても、効
率良くウエハW上に良好なるマスクパターン像を形成す
ることができるため、高いスループットのもとで高精度
且つ良好なる半導体素子等を製造することができる。
【0045】以上の図2においては、結像光学系(5、
6)とレチクルRとの間の照明光路中に適切な大きさの
固定開口を持つフレアー防止用絞りS1を固設した例を
示したが、次に、フレアー防止用絞りS1の設定に関す
る別の調整手法について図1及び図4を参照しながら説
明する。図4(A)は、レチクルステージRSと基板ス
テージWSとを静止させた状態においてウエハW上に有
効照明領域IAが形成される様子を示している。
【0046】図1に示すように、フレアー防止用絞りS
1が適切な位置に設定されていれば、ウエハW上でのフ
レアーを抑えることができ、その結果、図4(A)に示
すように、ウエハW上には、レチクルブラインドRBに
よって正確に規定された有効照明領域IAが形成され
る。しかしながら、もし、ウエハW上にフレアーが発生
している場合には、図4(A)の斜線で示すように、有
効照明領域IA以外の領域FA1にフレアー光が回り込
んでしまう。
【0047】そこで、以下にフレアー防止用絞りS1の
設定に関する調整手法について説明する。今、図1に示
すフレアー防止用絞りS1は、駆動系DS1を介して矩形
状の開口部の大きさが可変または光軸Axの方向に沿っ
て設定位置が調整可能に設けられているものとし、この
駆動系DS1は制御装置CUによって制御されているもの
とする。 〔ステップ1〕制御装置CUは、駆動系DWSを介して、
基板ステージWSを移動させて、照度センサLDを図3
に示すようにフレアー発生領域FA1に設定する。そし
て、図1に示すように、照度センサLDは、フレアーの
発生量に対応する検出信号を制御装置CUへ出力する。 〔ステップ2〕次に、制御装置CUの内部に設けられた
フレアー絞り調整量算出部(第2演算部)は、照度セン
サLDからの出力に基づいて、フレアー防止用絞りS1
の開口部の大きさまたは光軸Axの方向に沿った移動量
(調整量)を算出する。そして、制御装置CUは、それ
の内部のフレアー絞り調整量算出部からの算出結果に基
づいて、駆動系DS1を介して、フレアー防止用絞りS1
の開口部の大きさが可変またはフレアー防止用絞りS1
の光軸Axの方向に沿った設定位置が調整される。これ
により、ウエハWにおいて、図4(A)の斜線で示すよ
うなフレアー領域FA1の発生を抑えることができるた
め、フレアー防止用絞りS1の効果を最大限に引き出す
ことができる。
【0048】以上の2つのステップは、露光動作前の初
期設定として用いることに限らない。つまり、露光動作
を続けると露光装置を構成する光学部材の光学特性が経
時的に変化して、ウエハW上に再びフレアーが発生する
恐れがある。このため、以上の2つのステップを定期的
に行うことが望ましい。なお、以上のステップ1では、
照度センサLDによりフレアーを直接的に計測した例を
示したが、レチクルステージRSにテスト用のレチクル
を設定すると共に基板ステージにレジストが塗布された
ウエハWを設定して、投影光学系7を介してテスト用の
レチクルの像を直接的にウエハW上に走査露光(試し露
光)する手法を用いても良い。
【0049】この場合、フレアーが発生している場合に
は、図4(B)に示すように、ウエハW上にて露光され
た領域EAの周辺部に斜線で示すようなフレアー露光領
域FA2が形成される。従って、このフレアー露光領域
FA2の大きさからフレアー量を定量的に求め、そのフ
レアー量からフレアー防止用絞りS1の開口部の大きさ
および設定位置の調整量を容易に求めることができる。
この場合、試し露光を行う前にウエハWに塗布されてい
るレジストの厚さを薄膜測定装置によって予め測定して
おき、このレジスト厚を考慮した上でフレアー露光領域
FA2に関するフレアー量を求めることが望ましい。
【0050】なお、図1、図4(A)及び図4(B)を
参照しながら以上において説明したフレアー防止用絞り
S1の設定に関する調整手法は、後述する図5に示す装
置においても適用することができる。さて、次に、以下
において、図1を参照しながら第1の実施の形態の変形
例について説明する。
【0051】図1においては、フレアー防止用絞りS1
のフレアー防止効果を十分に発揮させるためには、照明
光学系中に配置された可変開口絞り3の形状または大き
さを変更(調整)すること、あるいは照明光学系中に配
置された調整光学部材(2、4)の位置を調整(移動)
することに応じて、フレアー防止用絞りS1の開口部の
大きさを可変またはフレアー防止用絞りS1の光軸Ax
の方向に沿った設定位置を調整することがより一層望ま
しい。すなわち、照明光学系(1〜6、RB)中に設け
られている調整用光学部材(2、3、4)の調整に応じ
て、フレアー防止用絞りS1の開口部の大きさを可変ま
たはフレアー防止用絞りS1の光軸Axの方向に沿った
設定位置を調整することがより一層好ましい。
【0052】ここで、調整用光学部材(2、4)の調整
に応じた調整手法について説明すると、まず、フレアー
防止用絞りS1のフレアー防止効果を十分に発揮させる
ためには、照明光学系中に配置された調整光学部材
(2、4)の位置を調整(移動)することに応じて、投
影光学系7の結像面での照度を照度センサLDにて計測
する。次に、この照度センサLDからの出力に基づい
て、制御装置CUは、フレアー防止用絞りS1の開口部
の大きさまたはフレアー防止用絞りS1の調整量を算出
する。そして、制御装置CUからの算出結果に基づい
て、駆動系DS1は、フレアー防止用絞りS1の開口部を
適切な大きさに設定またはフレアー防止用絞りS1の位
置を調整する。これにより、調整光学部材(2、4)の
位置を調整したとしても、ウエハW上にはフレアーは殆
ど発生しない。
【0053】また、調整用光学部材3の調整に応じた調
整手法では、まず、図1に示すように、順次露光される
予定の各ウエハWに関する露光条件(照明条件)の情報
は、コンソール等の入力装置IUを介して、制御装置C
Uの内部の記憶部へ入力される。この入力情報に基づい
て、制御装置CUは、フレアー防止用絞りS1の開口部
の大きさまたはフレアー防止用絞りS1の調整量を算出
する。そして、制御装置CUからの算出結果に基づい
て、駆動系DS1は、フレアー防止用絞りS1の開口部を
適切な大きさに設定またはフレアー防止用絞りS1の位
置を調整する。これにより、可変開口絞り3によって露
光条件(照明条件)を変更(調整)したとしても、ウエ
ハW上にはフレアーは殆ど発生しない。
【0054】なお、図1に示した各例では、フレアー防
止用絞りS1を結像光学系(5、6)とレチクルRとの
間の照明光路中に配置した例を説明したが、本発明では
フレアー防止用絞りは1つに設けることに限らず複数設
けても良い。例えば、図1に示すように、第2のフレア
ー防止用絞りS2を結像光学系(5、6)中に設ても良
い。この場合、第2のフレアー防止用絞りS2は、調整
光学部材(2、3、4)の調整や移動することに応じ
て、フレアー防止用絞りS1の開口部を適切な大きさに
設定またはフレアー防止用絞りS1の位置を調整するよ
うに構成されることが好ましい。この場合、制御装置C
Uは、駆動系DS2を介して第2のフレアー防止用絞りS
2の調整や移動することがより好ましい。
【0055】さて、次に、図5を参照しながら本発明の
第2の実施の形態に係る露光装置並びに露光方法につい
て説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
露光装置の概略的な構成の様子を示す図であり、図5に
おいて、図1に示した部材と同じ機能を有する部材には
同じ符号を付してある。
【0056】光源部1から所定の波長を含む露光用の光
が供給される。ここで、光源部1は、例えば、248n
mの波長を持つレーザ光を発振するKrFエキシマレー
ザ、193nmの波長を持つレーザ光を発振するArF
エキシマレーザ、あるいは157nmの波長を持つレー
ザ光を発振するF2 レーザ等の光源と、この光源からの
光を所定の光束断面を持つ光束に整形するビーム整形光
学系とを含んで構成されている。
【0057】なお、光源部1は、g線(436nm)の
波長を持つ光、あるいはi線(365nm)の波長を持
つ光を発する超高圧水銀ランプ等の光源と、この光源か
らの光を集光する楕円反射鏡と、この楕円反射鏡により
集光された光をほぼ平行光束に変換するコリメート光学
系とを含む構成としても良い。さて、光源部1からの光
束は、露光条件(照明条件)を変更(調整)するために
第1の調整用光学手段の1つとしての光束形状変更部材
(光束形状変更光学系)12に入射する。光束形状変更
部材12はアキシコンと呼ばれることもある。この光束
形状変更部材12は、入射側に平面を持つかつ射出側に
円錐状の凹面を持つ第1プリズム12Aと、入射側に円
錐状の凸面を持ちかつ射出側に平面を持つ第2プリズム
12Bとを有し、この2つの光学部材(12A、12
B)の間隔は、駆動系D12を介して相対的に可変、換言
すれば、2つの光学部材(12A、12B)の少なくと
も一方を光軸方向に調整可能となるように構成されてい
る。2つの光学部材(12A、12B)の移動(調整)
は、駆動系D12によって行われ、その駆動系D12は、制
御装置CUによって制御されている。
【0058】ここで、この第1プリズム12Aの射出側
面と第2プリズム12Bの入射側面とが密着している場
合には、光束形状変更部材12に入射した光は何ら変化
することなくそのまま通過する。一方、第1プリズム1
2Aの射出側面と第2プリズム12Bの入射側面とが離
れている場合には、光束形状変更部材12に入射した光
は、第1プリズム12Aの射出側面及び第2プリズム1
2Bの入射側面のプリズム作用(屈折作用)によって所
定の輪帯比(内径/外径)を持つ輪帯状の光束に変換さ
れる。このように、第1プリズム12Aと第2プリズム
12Bとの相対的な間隔を変化させることにより、照明
光学系の瞳面あるいは後述する投影光学系の瞳面(開口
絞り7a)上には、ほぼ円形状の光強度分布を持つ光源
像または所定の輪帯比の光強度分布を持つ光源像を形成
することができる。
【0059】さて、光束形状変更部材12を介して所定
の光束断面形状を有する光束に変換された光束は、変倍
光学系として機能する集光光学系13に入射する。この
集光光学系13は、第2の調整用光学手段の1つとして
の正レンズを含む変倍光学部材(変倍光学系)13A
と、固定された正レンズを含む集光光学部材13Bとを
有している。この変倍光学部材13Aは、光束径(又は
輪帯状の光束の外径)を可変とするために、光軸Axの
方向に沿って移動に設けられている。変倍光学部材13
Aの移動(調整)は、駆動系D13A によって行われ、そ
の駆動系D13は、制御装置CUによって制御されてい
る。このように、変倍光学部材13Aの移動(調整)に
よって、照明光学系の瞳面あるいは後述する投影光学系
の瞳面(開口絞り7a)上には、ほぼ円形状の光強度分
布を持つ光源像の大きさまたは所定の輪帯比の光強度分
布を持つ光源像の大きさを変化(調整)することができ
る。なお、図5では、集光光学系中の2つの光学部材
(13A、13B)は、1枚の正レンズで代表させて説
明しているが、複数のレンズ等の複数の光学素子で構成
されても良い。
【0060】集光光学系13を介した光は収斂光束に変
換されて、オプティカルインテグレータとしての内面反
射型のロッド状光学部材14に入射し、このロッド状光
学部材14の入射側面には、多数の光源像が形成され
る。すなわち、ロッド状光学部材14の入射側の中心に
は光源像の実像が形成され、またロッド状光学部材14
の入射側の周辺部には、ロッド状光学部材14での内面
反射回数に応じて多数の光源像の虚像が形成される。従
って、ロッド状光学部材14の入射側には、実質的に2
次光源が形成される。
【0061】ロッド状光学部材14の入射側に形成され
る多数の光源像(2次光源)からの光束は、ロッド状光
学部材14の射出面を重畳的に照明するように、ロッド
状光学部材14の射出面を射出して、コンデンサー光学
系としての結像光学系(15、16)に入射する。な
お、ロッド状光学部材14は、入射する光束を内面反射
するものであれば何でも良く、複数枚の反射ミラー等を
組み合わせた中空状の内面反射型の光学部材やガラスロ
ッド等を用いても良い。また、ロッド状光学部材14の
入射面は、集光光学系13により集光される位置に配置
されているが、集光光学系13による集光点から光軸A
xに沿って離れた位置にロッド状光学部材14の入射面
を配置しても良い。
【0062】ここで、ロッド状光学部材14の射出側に
は、視野絞りとしてのレチクルブラインドRBが設けら
れている。このレチクルブラインドRBは、矩形状の開
口部を有しており、このレチクルブラインドRBは、後
述するレチクルでの照明範囲を可変とするために、駆動
系DRBによって開口部の大きさが可変となるように構成
されている。なお、駆動系DRBは、制御装置CUによっ
て制御されている。
【0063】これらの多数の光源像(2次光源)からの
光束は、集光光学系4によって集光される。さて、レチ
クルブラインドRBの開口部を通過した光束は、結像光
学系(15、16)により所定のパターンが形成された
マスクまたはレチクル(以下、レチクルと呼ぶ。)R上
に結像され、換言すれば、結像光学系(15、16)に
より、レチクルR上にはレチクルブラインドRBの像が
形成される。これによって、レチクルR上には、レチク
ルブラインドRBの開口部に対応した照明領域が形成さ
れ、レチクルRは均一に照明される。
【0064】ここで、結像光学系は、光軸Axの方向に
移動可能な正の屈折力を持つ第1光学系15と固定され
た正の屈折力を持つ第2光学系16とを有しており、こ
の第1光学系15は、被照射面(レチクルR、ウエハ
W)上での照度分布を均一となるように調整(補正)す
るために、駆動系D15によって光軸Axの方向に沿って
移動可能に設けられている。この駆動系D15は、制御装
置CUによって制御されている。なお、図5では、第1
光学系15を1枚の正レンズで代表させて説明したが、
第1光学系15は複数のレンズ等の複数の光学素子で構
成されても良く、これら複数の光学素子の1部を光軸A
xの方向に沿って移動可能に設けて、被照射面(レチク
ルR、ウエハW)上での照度分布を調整(補正)するよ
うにしても良い。
【0065】ここで、結像光学系(15、16)とレチ
クルRとの間の照明光路中には、フレアー防止部材の1
つとしてフレアー防止用絞り(開口絞り)S1が配置さ
れており、この開口絞りSは、矩形状の開口部を有して
いる。なお、光源1、光束形状変更部材12、集光光学
系13、オプティカルインテグレータ14、レチクルブ
ラインドRB及び結像光学系(15、16)によって照
明光学系が構成されている。
【0066】さて、以上の照明光学系(1、12〜1
6、RB)によって照明されたレチクルRからの光は、
開口絞り7aを有する投影光学系7によって感光性基板
としてのレジストが塗布されたウエハW(以下、ウエハ
Wと呼ぶ。)上に結像され、このウエハWには、レチク
ルRのパターン像が形成される。なお、ロッド状光学部
材14の射出側面及びレチクルブラインドRBは、被照
明面(レチクルR、ウエハW)と光学的に共役である。
また、ロッド状光学部材14の入射側面は、投影光学系
の入射瞳(開口絞り)7aと光学的に共役であり、換言
すれば、ロッド状光学部材14の入射側面は、照明光学
系の瞳と光学的に共役である。
【0067】ここで、レチクルRは、露光時に矢印Aの
方向に移動するレチクルステージRSによって保持さ
れ、またウエハWは、露光時に矢印Bの方向に移動する
基板ステージWSによって保持されている。レチクルス
テージRSの移動は、レチクルステージ駆動系DRSを介
して行われ、また、基板ステージWSの移動は、基板ス
テージ駆動系DWSを介して行われる。これら2つのステ
ージ駆動系(DRS、DWS)は、制御装置CUによって制
御されている。
【0068】さて、次に、被照射面としてのレチクルR
やウエハWにおける照度分布を均一にするための動作に
ついて説明する。基板ステージWSの一端には、投影光
学系7の結像面(ウエハW上に形成される露光領域)で
の照度分布を計測するために、光検出器としての照度セ
ンサLDが設けられている。
【0069】まず、露光動作が実行される前に、制御装
置CUは、駆動系DWSを介して基板ステージWSを移動
させて、投影光学系7の結像面内での照度は照度センサ
LDによって検出される。この照度センサLDからの検
出信号は、制御装置CUに入力され、制御装置CUの内
部に設けられた照度調整量算出部(第1演算部)は、フ
ライアイレンズ2と集光光学系4の少なくとも一方の調
整量を算出する。そして、制御装置CUは、それの内部
の照度調整量算出部からの算出値に基づいて、投影光学
系7の結像面内での照度が均一となるように、駆動系D
2及び駆動系D4を介して、結像光学系の1部を構成す
る第1光学系15を光軸方向に沿って移動させる。これ
により、投影光学系7の結像面での照度は均一に保たれ
る。
【0070】次に、光束形状変更部材(光束形状変更光
学系または光束形状調整光学系)12と変倍光学系とし
ての集光光学系13の1部の光学系13Aによって、照
明光学系の瞳面に形成される光源像および投影光学系7
の瞳面(開口絞り7a)に形成される光源像に関する大
きさや形状を変更(調整)するための動作について説明
する。
【0071】図5に示すように、制御装置CUの内部の
記憶部には、コンソール等の入力装置IUを介して、順
次露光される予定の各ウエハWに関する露光条件(照明
条件)の情報が入力されている。この入力情報に基づい
て、制御装置CUは、各駆動系(D12、D13)を介して
照明光学系の瞳面に形成される光源像や投影光学系7の
瞳面(開口絞り7a)に形成される光源像に関する大き
さや形状を変更させる。これによって、露光条件(照明
条件)が変更(調整)される。
【0072】例えば、変倍光学系としての集光光学系1
3の1部の光学系13Aの移動(調整)させることによ
り、ロッド状光学部材14に入射する光束の収斂状態が
変化し、ロッド状光学部材14の入射側に形成される多
数の光源像の分布状態が変化する。この結果、ロッド状
光学部材14の入射側に形成される多数の光源像からな
る2次光源全体の大きさが変化し、照明光学系の瞳面に
形成される光源像や投影光学系7の瞳面(開口絞り7
a)に形成される光源像に関する大きさが調整される。
【0073】従って、ロッド状光学部材14の入射側に
形成される多数の光源像(2次光源)の大きさそのもの
を変更(照明光学系の瞳位置での光源または2次光源の
大きさを変更)すると、コヒーレンスフアクターとして
のσ値(σ=照明光学系の開口数NA/投影光学系7の
レチクル側の開口数NA)が変化するため、レチクルR
上のパターンの解像力とコントラストとのバランスを調
整することができる。
【0074】また、光束形状変更部材12によって光束
の断面形状を円形状から輪帯状に変更(調整)すると、
照明光学系の瞳面に形成される光源像や投影光学系7の
瞳面(開口絞り7a)に形成される光源像に関する形状
が円形状から輪帯状に変化する。この結果、照明光学系
(1、12〜16、RB)からの光はレチクルRを斜め
方向から照明する。これによって、投影光学系7が本来
有する焦点深度及び解像力を向上させることができるた
め、より微細なレチクルパターンをウエハW上に転写す
ることができる。
【0075】なお、図5に示した光束形状変更部材12
は、さらに、4極状光源を形成するために4極状光束を
形成する第3及び第4プリズムを有し、これら第3及び
第4プリズムと、輪帯状光源を形成するために輪帯状光
束を形成する第1及び第2プリズム(12A、12B)
とを選択的に照明光路中に交換(調整)可能に設けられ
る構成とすることが望ましい。この場合、第3プリズム
は入射側に平面を持ちかつ射出側に凹面状の四角錐面を
持つ構成とし、第3プリズムよりも被照射面側に配置さ
れた第4プリズムは入射側に凸面状の四角錐面を持ちか
つ射出側に凸面状の四角錐面を持つ構成とすることが望
ましい。これにより、4極状光束によりレチクルRを斜
め方向から照明することができ、投影光学系7が本来有
する焦点深度及び解像力をより一層向上させることがで
きる。
【0076】さて、次に、フレアー防止用絞り(開口絞
り)S1の構成について図3及び図5を参照しながら説
明する。図5においては、被照射面としてのレチクルR
またはウエハW上に形成される照度分布が均一となるよ
うに照度分布を調整するために、結像光学系の1部を構
成する第1光学系15を光軸Axの方向に沿って移動
(調整可能)に構成されている。
【0077】また、照明光学系の瞳面に形成される光源
像や投影光学系7の瞳面(開口絞り7a)に形成される
光源像に関する大きさや形状を変更(調整)するため
に、光束形状変更部材12を構成する2つのプリズム
(12A、12B)の内の少なくとも一方のプリズムお
よび集光光学系13の1部の光学系13Aが光軸Axの
方向に沿って移動(調整可能)に構成されている。
【0078】このように、コンデンサー光学系としての
結像光学系(15、16)の少なくとも1部、光束形状
変更部材12を構成する光学部材の少なくとも1部ある
いは集光光学系13の少なくとも1部の光学系を光軸A
xの方向に沿って移動させると、被照射面としてのレチ
クルR上に形成される有効照明領域の最も周辺部での照
明開口数(照明光学系の開口数)NAiが変化する。す
なわち、図3(A)に示すように、結像光学系(15、
16)の少なくとも1部を光軸Axの方向に沿って移動
させると、被照射面としてのレチクルR上に形成される
有効照明領域IAの最も周辺部での照明開口数(照明光
学系の開口数)NAiは、実線で示すようにsin θ1
ら点線で示すようにsin θ2 (=sin(θ1 +δθ))に
変化する。但し、θ1 及びθ2 は、主光線PRと最周縁
光線とのなす角度である。なお、図1に示したフレアー
防止用絞り(開口絞り)S1は、図3(B)に示すよう
に矩形状の開口部(透過領域)を有している。
【0079】そこで、フレアー防止用絞り(開口絞り)
S1の開口部の大きさを決定する手法について説明す
る。 〔第1ステップ〕まず、照明光学系中に設けられた調整
用光学部材(12、13、15)の移動(調整)により
変化する有効照明領域IAの最も周辺部での最大照明開
口数(照明光学系の開口数)NAimax (=sin θ2
を予め求める。この場合、例えば、照明光学系の光学レ
ンズデータ(光学設計データ)に基づき、計算機等のコ
ンピユータを用いた光線追跡等によるシミュレーション
を行って、照明光学系中に設けられた調整用光学部材
(12、13A、15)の移動(調整)による有効照明
領域IAの最も周辺部での最大照明開口数(照明光学系
の開口数)NAimax(=sin θ2 )を算出する。 〔第2ステップ〕次に、この有効照明領域IAの最も周
辺部での最大照明開口数(照明光学系の開口数)NAi
max となる時の最周縁光線を遮光しないように、フレア
ー防止用絞りS1の設定位置(フレアー防止用絞りS1
とレチクルとの間の光軸方向に沿った距離等)に従った
最適な開口部の大きさを求める。
【0080】以上の手順によって、フレアー防止用絞り
S1の開口部の適切な大きさを決定することができる。 〔第3ステップ〕上記第2ステップによって求められた
適切な開口部を持つフレアー防止用絞りS1を作成した
上で、その作成されたフレアー防止用絞りS1を、例え
ば、図1に示すように、結像光学系(15、16)とレ
チクルRとの間の所定の設定位置に固設する。
【0081】以上のように、以上の第1乃至第3ステッ
プを経て、例えば、図1に示すように、結像光学系(1
5、16)とレチクルRとの間の所定の設定位置に固設
されたフレアー防止用絞りS1を有する露光装置を用い
て、レチクルRのパターンをウエハW上に露光すれば、
照明光学系及び投影光学系における各光学素子の表面等
にて不要な反射光が発生したとしても、フレアー防止用
絞りS1による遮光効果によって、レチクルRやウエハ
Wには何らゴーストやフレアーが生ずことはなくなる。
しかも、調整用光学部材(12、13A、15)の設定
位置を調整のために変化させたとしても、効率良くウエ
ハW上に良好なるマスクパターン像を形成することがで
きるため、高いスループットのもとで高精度且つ良好な
る半導体素子を製造することができる。
【0082】さて、次に、以下において、図5を参照し
ながら第2の実施の形態の変形例について説明する。図
5においては、フレアー防止用絞りS1のフレアー防止
効果を十分に発揮させるためには、照明光学系中に配置
された調整光学部材(12、13A、15)の位置を調
整(移動)することに応じて、フレアー防止用絞りS1
の開口部の大きさを可変またはフレアー防止用絞りS1
の光軸Axの方向に沿った設定位置を調整することがよ
り一層望ましい。すなわち、照明光学系(1、12〜1
6、RB)中に設けられている調整用光学部材(2、
3、4)の調整に応じて、フレアー防止用絞りS1の開
口部の大きさを可変またはフレアー防止用絞りS1の光
軸Axの方向に沿った設定位置を調整することがより一
層好ましい。
【0083】ここで、調整用光学部材15の調整に応じ
た調整手法について説明すると、まず、フレアー防止用
絞りS1のフレアー防止効果を十分に発揮させるために
は、照明光学系中に配置された調整光学部材15の位置
を調整(移動)することに応じて、投影光学系7の結像
面での照度を照度センサLDにて計測する。次に、この
照度センサLDからの出力に基づいて、制御装置CU
は、フレアー防止用絞りS1の開口部の大きさまたはフ
レアー防止用絞りS1の調整量を算出する。そして、制
御装置CUからの算出結果に基づいて、駆動系DS1は、
フレアー防止用絞りS1の開口部を適切な大きさに設定
またはフレアー防止用絞りS1の位置を調整する。これ
により、調整光学部材(2、4)の位置を調整したとし
ても、ウエハW上にはフレアーは殆ど発生しない。
【0084】また、調整用光学部材(12、13A)の
調整に応じた調整手法では、まず、図5に示すように、
順次露光される予定の各ウエハWに関する露光条件(照
明条件)の情報は、コンソール等の入力装置IUを介し
て、制御装置CUの内部の記憶部へ入力される。この入
力情報に基づいて、制御装置CUは、フレアー防止用絞
りS1の開口部の大きさまたはフレアー防止用絞りS1
の調整量を算出する。そして、制御装置CUからの算出
結果に基づいて、駆動系DS1は、フレアー防止用絞りS
1の開口部を適切な大きさに設定またはフレアー防止用
絞りS1の位置を調整する。これにより、調整用光学部
材(12、13A)によって露光条件(照明条件)を変
更(調整)したとしても、ウエハW上にはフレアーは殆
ど発生しない。
【0085】なお、図1に示した各例では、フレアー防
止用絞りS1を結像光学系(5、6)とレチクルRとの
間の照明光路中に配置した例を説明したが、本発明では
フレアー防止用絞りは1つに設けることに限らず複数設
けても良い。例えば、図1に示すように、第2のフレア
ー防止用絞りS2を結像光学系(5、6)中に設ても良
い。この場合、第2のフレアー防止用絞りS2は、調整
光学部材(12、13A、15)の調整や移動すること
に応じて、フレアー防止用絞りS1の開口部を適切な大
きさに設定またはフレアー防止用絞りS1の位置を調整
するように構成されることが好ましい。この場合、制御
装置CUは、駆動系DS2を介して第2のフレアー防止用
絞りS2の調整や移動することがより好ましい。
【0086】また、図5に示した例では、ロッド状光学
部材14の射出面近傍にレチクルブラインドRBを配置
した例を説明したが、ロッド状光学部材14とレチクル
ブラインドRBとの間において、ロッド状光学部材14
の射出面とレチクルブラインドRBとを光学的に共役に
する第2結像光学系を配置しても良い。このとき、その
第2結像光学系を構成する少なくとも1部の光学素子
(レンズ等)を光軸Axの方向に沿って移動させること
により、被照射面(レチクルR、ウエハW)上での照度
分布を均一となるように調整するようにしても良い。こ
の場合においても、第2結像光学系を構成する少なくと
も1部の光学素子(レンズ等)の光軸Axの方向への移
動(調整)に伴いフレアー防止用絞りS1の開口部の大
きさや設定位置が決定されることが望ましい。さらに、
ロッド状光学部材14とレチクルRとの間に、ロッド状
光学部材14からの光をレチクルブラインドRBに結像
する第2結像光学系と、レチクルブラインドRBからの
光をレチクルRへ結像する第1光学系とが設けられた構
成の場合、フレアー防止用絞りS1あるいは第2のフレ
アー防止用絞りS2は、ロッド状光学部材14とレチク
ルRとの間の照明光路中に配置することができる。な
お、この場合、第1及び第2結像光学系はコンデンサー
光学系を構成する。
【0087】以上の各実施の形態では、光源部1内に設
けられる光源は、波長が5〜15nmの軟X線領域の光
(所謂、EUV(Extreme Ultra Violet)光)、例えば波
長が5nm以下の硬X線領域の光も使用可能である。例
えば、硬X線領域の光源としては、例えばシンクロトロ
ン放射光などが使用できる。このように本発明は上述の
実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の構成をとり得る。
【0088】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、被照射
面にて発生するゴーストやフレアーを防止することがで
き、被照射面において良好なる照度分布を形成すること
ができる。これによって、良好なるマスクパターンを感
光性基板上で露光し得る露光方法、露光装置の製造方法
及び露光装置を達成することができ、より高い集積度を
持つ良好なる半導体デバイス(半導体素子、CCD等の
撮像素子、薄膜磁気ヘッド、液晶表示素子等)を製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施の形態に係る露光装置の
概略的構成の様子を示す図である。
【図2】図1に示す露光装置中に設けられた可変開口絞
り3の構成を示す図である。
【図3】(A)は照明光学系の開口数が変化する様子を
示す図であり、(B)は図1に示す露光装置中に設けら
れたフレアー防止用絞りS1の構成の様子を示す平面図
である。
【図4】(A)はウエハW上に形成される有効照明領域
IAの様子を示す図であり、(B)はウエハW上に露光
されるフレアー領域FA2の様子を示す図である。
【図5】本発明による第2実施の形態に係る露光装置の
概略的構成の様子を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・ 光源部 2、14・・・・・ オプティカルインテグレータ 3・・・・・ 可変開口絞り 4、13・・・・・ 集光光学系 5、6、15、16・・・・・ 結像光学系 12・・・・・ 光束形状変更部材 Ax :光軸 RB・・・・・ レチクルブラインド R・・・・・ レチクル(マスク) W・・・・・ ウエハW(感光性基板) RS・・・・・ レチクルステージ WS・・・・・ 基板ステージ S1、S2・・・・・ フレアー防止用絞り

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のパターンが形成されたマスクを照明
    する照明系を備え、前記マスクのパターンを感光性基板
    に露光する露光装置において、 前記照明系は、露光用の光を供給する光源と、該光源か
    らの露光用の光を前記マスクへ導くための照明部と、前
    記照明部中に配置された調整用光学手段と、前記光源と
    前記マスクとの間の照明光路中の所定の位置に配置され
    たフレアー防止手段とを有し、 前記フレアー防止手段は、前記調整用光学手段の調整に
    起因して生成される前記マスクの有効照明領域の周辺部
    での前記照明系の最大開口数の光を通過させるために、
    所定の大きさを持つ開口部を有することを特徴とする露
    光装置。
  2. 【請求項2】前記マスクと前記感光性基板との間に、前
    記マスクのパターン像を前記感光性基板に投影する投影
    光学系を、さらに有することを特徴とする請求項1に記
    載の露光装置。
  3. 【請求項3】照明光路中に配置された調整用光学手段を
    含む照明系によって所定のパターンが形成されたマスク
    を照明し、前記マスクのパターンを感光性基板に露光す
    る露光方法において、 前記調整用光学手段の照明光路中での設定位置または調
    整に起因して生成される前記マスクの有効照明領域の周
    辺部での前記照明系の最大開口数を求める第1工程と、 前記第1工程によって求められた前記照明系の最大開口
    数に基づいて、前記照明光路中の所定の位置に配置され
    るべきフレアー防止手段の開口部の大きさを求める第2
    工程と、 前記第2工程によって求められた所定の大きさを持つ開
    口部を有するフレアー防止手段を前記所定の位置に設定
    する第3工程と、 前記第3工程によって前記所定位置に設定されたフレア
    ー防止手段を有する前記照明系を用いて前記マスクを照
    明し、前記マスクのパターンを前記感光性基板に露光す
    る第4工程とを有することを特徴とする露光方法。
  4. 【請求項4】前記第4工程は、前記マスクのパターンを
    前記感光性基板に投影する投影光学系を用いて、前記マ
    スクのパターンを前記感光性基板に露光することを特徴
    とする請求項3に記載の露光方法。
  5. 【請求項5】前記第3工程は、前記第2工程によって求
    められた所定の大きさを持つ開口部を有するフレアー防
    止手段を前記照明系と前記マスクとの間の照明光路に設
    定することを特徴とする請求項3または請求項4に記載
    の露光方法。
  6. 【請求項6】前記第3工程は、前記第2工程によって求
    められた所定の大きさを持つ開口部を有するフレアー防
    止手段を前記照明系内部の照明光路に設定することを特
    徴とする請求項3または請求項4に記載の露光方法。
  7. 【請求項7】照明光路中に配置された調整用光学手段を
    含む照明系を含み、該照明系によって所定のパターンが
    形成されたマスクを照明し、前記マスクのパターンを感
    光性基板に露光する露光装置の製造方法において、 前記調整用光学手段の照明光路中での設定位置または調
    整に起因して生成される前記マスクの有効照明領域の周
    辺部での前記照明系の最大開口数を求める第1工程と、 前記第1工程によって求められた前記照明系の最大開口
    数に基づいて、前記照明光路中の所定の位置に配置され
    るべきフレアー防止手段の開口部の大きさを求める第2
    工程と、 前記第2工程によって求められた所定の大きさを持つ開
    口部を有するフレアー防止手段を前記所定の位置に設定
    する第3工程とを含むことを特徴とする露光装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】照明系によって所定のパターンが形成され
    たマスクを照明し、前記マスクのパターンを投影光学系
    を介して感光性基板に露光する露光方法において、 マスクを照明するための照明系の照明光路中の所定の位
    置にフレアー防止手段を設定する第1工程と、 前記感光性基板上に発生するフレアーを計測する第2工
    程と、 前記第2工程の計測結果に基づいて、前記照明系の照明
    光路中に設定されたフレアー防止手段の位置または該フ
    レアー防止手段の開口部の大きさを調整する第3工程
    と、 前記第3工程によって調整された前記フレアー防止手段
    を有する前記照明系を用いて前記マスクを照明し、前記
    投影光学系を介して前記マスクのパターンを前記感光性
    基板に露光する第4工程とを有することを特徴とする露
    光方法。
  9. 【請求項9】前記第2工程は、前記マスクのパターンを
    前記感光性基板に露光することにより、前記感光性基板
    上に発生するフレアーを計測することを特徴とする請求
    項8に記載の露光方法。
  10. 【請求項10】前記第2工程は、前記マスクまたは前記
    感光性基板上での光エネルギーを光電的に検出すること
    より、前記感光性基板上に発生するフレアーを計測する
    ことを特徴とする請求項8に記載の露光方法。
  11. 【請求項11】調整用光学手段を含む照明系によって所
    定のパターンが形成されたマスクを照明し、前記マスク
    のパターンを感光性基板に露光する露光方法において、
    前記照明系の照明光路中の所定の位置にフレアー防止手
    段を設定する第1工程と、 調整用光学手段によって前記照明系の光学特性を調整す
    る第2工程と、 前記第2工程の調整に応じて、前記照明系の照明光路中
    に設定されたフレアー防止手段の位置または前記フレア
    ー防止手段の開口部の大きさを調整する第3工程と、 前記第3工程によって調整された前記フレアー防止手段
    を有する前記照明系を用いて前記マスクを照明し、前記
    投影光学系を介して前記マスクのパターンを前記感光性
    基板に露光する第4工程とを有することを特徴とする露
    光方法。
  12. 【請求項12】前記調整用光学手段は、前記照明系の瞳
    またはその近傍に配置された可変開口絞りを含み、 前記第2工程は、前記可変開口絞りによって、前記照明
    系の瞳またはその近傍に形成される光源の大きさ又は形
    状を変更することを特徴とする請求項11に記載の露光
    方法。
  13. 【請求項13】前記調整用光学手段は、前記照明系の照
    明光路中に配置された移動可能な光学部材を含み、 前記第2工程は、前記光学部材の設定位置によって、前
    記照明系の瞳またはその近傍に形成される光源の大きさ
    又は形状を変更することを特徴とする請求項11に記載
    の露光方法。
  14. 【請求項14】前記調整用光学手段は、前記照明系の照
    明光路中に配置されて光束の断面形状を変化させる第1
    調整部材と、前記照明系の照明光路中に配置されて光束
    の大きさを変化させる第2調整部材とを含み、 前記第2工程は、前記第1及び第2調整部材の内の少な
    くとも一方によって、前記照明系の瞳またはその近傍に
    形成される光源の大きさ又は形状を変更することを特徴
    とする請求項11に記載の露光方法。
  15. 【請求項15】前記調整用光学手段は、前記マスクまた
    は前記感光性基板上での照度分布を調整するための調整
    光学系を含み、 前記第2工程は、前記調整光学系によって、前記マスク
    または前記感光性基板上での照度分布を調整することを
    特徴とする請求項11に記載の露光方法。
  16. 【請求項16】前記マスクと前記感光性基板との間に、
    前記マスクのパターン像を前記感光性基板に投影する投
    影光学系を、さらに有することを特徴とする請求項11
    乃至請求項15のいずれか1項に記載の露光方法。
  17. 【請求項17】所定のパターンが形成されたマスクを照
    明する照明系と前記マスクのパターン像を感光性基板に
    投影する投影光学系とを有する露光装置において、 前記照明系は、露光用の光を供給する光源と、該光源か
    らの露光用の光に基づいて瞳またはその近傍に2次光源
    を形成し、該2次光源からの光を前記マスクへ導くため
    の照明部と、前記照明部の瞳またはその近傍に形成され
    る2次光源の大きさ又は形状を変更する変更手段と、前
    記光源と前記マスクとの間の照明光路中の所定の位置に
    配置されたフレアー防止手段とを有し、 前記フレアー防止手段は、前記変更手段による光源の大
    きさ又は形状の変更に応じて、照明光路中での設定位置
    または開口部の大きさが調整可能に設けられていること
    を特徴とする露光装置。
  18. 【請求項18】前記照明部は、前記照明部の瞳またはそ
    の近傍に2次光源を形成するためのオプティカルインテ
    グレータと、該オプティカルインテグレータからの光を
    集光す るコンデンサー光学系とを有し、 前記変更手段は、前記光源と前記照明部との間の照明光
    路中に配置された移動可能な光学部材を含むことを特徴
    とする請求項17に記載の露光装置。
  19. 【請求項19】前記照明部は、前記照明部の瞳またはそ
    の近傍に2次光源を形成するためのオプティカルインテ
    グレータと、該オプティカルインテグレータからの光を
    集光するコンデンサー光学系とを有し、 前記変更手段は、前記オプティカルインテグレータと前
    記コンデンサー光学系との間の照明光路中に配置された
    可変開口絞りを含むことを特徴とする請求項17に記載
    の露光装置。
  20. 【請求項20】所定のパターンが形成されたマスクを照
    明する照明系と前記マスクのパターン像を感光性基板に
    投影する投影光学系とを有する露光装置において、 前記照明系は、露光用の光を供給する光源と、該光源か
    らの露光用の光に基づいて瞳またはその近傍に2次光源
    を形成し、該2次光源からの光を前記マスクへ導くため
    の照明部と、前記照明部の照明光路中の所定の位置に配
    置された移動可能な調整用光学手段と、前記光源と前記
    マスクとの間の照明光路中の所定の位置に配置されたフ
    レアー防止手段とを有し、 前記フレアー防止手段は、前記調整用光学手段の設定位
    置に応じて、照明光路中での設定位置または開口部の大
    きさが調整可能に設けられていることを特徴とする露光
    装置。
  21. 【請求項21】前記調整用光学手段は、前記マスクまた
    は前記感光性基板上での照度分布を調整することを特徴
    とする請求項20に記載の露光方法。
  22. 【請求項22】前記照明部は、前記照明部の瞳またはそ
    の近傍に2次光源を形成するためのオプティカルインテ
    グレータと、該オプティカルインテグレータからの光を
    集光するコンデンサー光学系とを有し、 前記オプティカルインテグレータは、前記マスクまたは
    前記感光性基板上での照度分布を調整するために、移動
    可能に設けられており、 前記調整用光学手段は、前記オプティカルインテグレー
    タを含むことを特徴とする請求項20に記載の露光装
    置。
  23. 【請求項23】前記照明部は、前記照明部の瞳またはそ
    の近傍に2次光源を形成するためのオプティカルインテ
    グレータと、該オプティカルインテグレータからの光を
    集光するコンデンサー光学系とを有し、 前記コンデンサー光学系は、前記マスクまたは前記感光
    性基板上での照度分布を調整するために、移動可能な可
    動光学素子を含み、 前記調整用光学手段は、前記可動光学素子を移動させる
    移動ユニットを含むことを特徴とする請求項20に記載
    の露光装置。
  24. 【請求項24】前記照明部は、前記照明部の瞳位置また
    はその近傍の位置に2次光源を形成するためのオプティ
    カルインテグレータと、該オプティカルインテグレータ
    からの光を集光するコンデンサー光学系とを有し、 前記調整用光学手段は、前記光源と前記オプティカルイ
    ンテグレータとの間の照明光路中に配置された移動可能
    な光学部材を含むことを特徴とする請求項20に記載の
    露光装置。
  25. 【請求項25】前記照明部は、前記照明部の瞳またはそ
    の近傍に2次光源を形成するためのオプティカルインテ
    グレータと、該オプティカルインテグレータからの光を
    集光するコンデンサー光学系とを有し、 前記調整用光学手段は、前記オプティカルインテグレー
    タと前記コンデンサー光学系との間の照明光路中に配置
    された可変開口絞りを含むことを特徴とする請求項20
    に記載の露光装置。
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