JPH11121355A - 投影露光装置および露光方法 - Google Patents

投影露光装置および露光方法

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JPH11121355A
JPH11121355A JP9293404A JP29340497A JPH11121355A JP H11121355 A JPH11121355 A JP H11121355A JP 9293404 A JP9293404 A JP 9293404A JP 29340497 A JP29340497 A JP 29340497A JP H11121355 A JPH11121355 A JP H11121355A
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illumination
intensity distribution
exposure apparatus
projection
projection exposure
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JP9293404A
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English (en)
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Masayuki Murayama
正幸 村山
Yuji Imai
裕二 今井
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Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70091Illumination settings, i.e. intensity distribution in the pupil plane or angular distribution in the field plane; On-axis or off-axis settings, e.g. annular, dipole or quadrupole settings; Partial coherence control, i.e. sigma or numerical aperture [NA]

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】照明領域や照明条件の変更に伴って投影光学系
のイメージフィールド内の光強度分布が変化しても、常
に最適な露光動作ができる投影露光装置および露光方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】所定の照明光を射出する光源12と、パタ
ーンが形成されたレチクルRを照明する照明系内に設け
られ、レチクルRを照明する照明条件を変更する開口絞
り部4と、パターンの像を基板W上に投影する投影光学
系PLと、基板Wを保持して2次元平面内で移動可能な
基板ステージWST上に設けられ、基板ステージWST
を移動させて投影光学系PLのイメージフィールド内の
光強度を計測する照度計100と、照明条件毎の光強度
分布が所定の許容値内に入るように照明系内の光学部材
12、22、26、30の位置を補正する補正手段8、
50、52を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、液晶
表示装置、あるいは薄膜磁気ヘッド等の製造工程におけ
るフォトリソグラフィ工程で使用される投影露光装置お
よび露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示装置等の製造工程
におけるフォトリソグラフィ工程では、レチクルあるい
は、マスク(以下、レチクルという)に形成された回路
パターンを投影光学系を介して半導体ウェハやガラスプ
レート(以下、ウェハという)上に投影露光する投影露
光装置が用いられている。この投影露光装置としては種
々の方式のものがあるが、例えば半導体装置の製造の場
合、レチクルの回路パターン全体を一度に投影し得るイ
メージフィールドを持つ投影光学系を介してウェハをス
テップ・アンド・リピート方式で露光する投影露光装置
と、レチクルを1次元に走査しつつ、ウェハをそれと同
期した速度で1次元に走査させる、いわゆるステップ・
アンド・スキャン方式の投影露光装置とがある。
【0003】ところで、これらの投影露光装置には高い
露光精度が要求されており、例えば、投影光学系のイメ
ージフィールド内で照度むらのない均一なあるいは所定
の光強度分布の照明光でウェハ上のレジストを感光させ
ることが要求されている。特に、近年の半導体素子の微
細化、高集積化の要求と共にイメージフィールドの面積
も拡大傾向にあり、それに伴いより多数のレンズ群で構
成されるようになってきた投影光学系内を通過する照明
光がこれらのレンズの表面で反射される面積も増大して
きており、イメージフィールド内の照度むらが無視でき
なくなってきている。
【0004】そのため、所定のスケジュールに基づい
て、投影光学系のイメージフィールド内における照明光
の光強度分布の測定を行い、得られた光強度分布に基づ
いて照度むらの調整を行うようにしている。照度むらの
調整は、例えば照明系内の光源の位置を光軸方向に所定
量ずらしたり、フライアイレンズやコンデンサレンズ等
を光軸に対して所定量傾けたり、移動させたりすること
で行うことができる。光強度分布の測定方法としては、
例えば、特公平1−39207号公報に開示されたもの
があり、以下、ステップ・アンド・リピート方式の投影
露光装置を例にして投影光学系のイメージフィールドの
光強度分布測定の従来の方法について説明する。
【0005】まず、光強度分布を測定するに際し、レチ
クルは照明光の光路上から予め退出させておく。通常レ
チクルにはそれ自体の面内透過率にばらつきがあり、ま
たレチクル表面には微少なゴミが付着している可能性が
あるので、投影光学系のイメージフィールド内の正確な
光強度分布の計測を妨げるおそれがあるからである。次
に、レチクルブラインド機構の複数のブレードを広げ
て、照射面積が装置の有する最大有効面積になるように
イメージフィールドを整形する。通常、光強度分布を測
定するためのイメージフィールドの形状は、投影光学系
の最大投影フィールドの直径よりやや内側を対角線とす
る長方形もしくは正方形である。以上の設定の後に光源
から照明光を射出し、当該照明光を照明光学系を通過さ
せて直接投影光学系に入射させ、イメージフィールドに
投影させる。
【0006】一方、ウェハを載置して2次元移動可能な
ウェハステージ上には、ウェハの表面とほぼ同じ高さに
調整された受光面を有し、イメージフィールドの面積よ
りも小さな受光部を有する測光部が設けられている。ウ
ェハステージを駆動して測光部をイメージフィールドに
移動させ、ステッピング動作を繰り返して、イメージフ
ィールド内の所定の複数の測定点における光強度を順次
測定する。光強度測定におけるウェハステージの移動量
はレーザ干渉計により測定され、このレーザ干渉計から
の位置情報と、測光部の光電変換素子からの出力値に基
づいて、イメージフィールド内の光強度分布が求められ
る。イメージフィールド内の測定点の数を増やすことに
より、より正確にイメージフィールド内の光強度分布を
得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
強度分布の測定においては、レチクルブラインド機構の
ブレードを広げてイメージフィールドの面積を最大有効
面積となるようにしてから、当該イメージフィールド内
の光強度分布の測定を行っている。
【0008】ところが、レチクルに描画されたパターン
の像を実際にウェハ上に露光する露光工程では、例えば
ウェハの周辺付近を露光する際にレチクルブラインド機
構のブレードを移動させてその照明領域を狭め、イメー
ジフィールドを最大有効面積より小さな面積に変更して
露光を行うことも少なくない。このような場合、レチク
ルブラインド機構によって照明光が遮光された分だけ、
投影光学系を構成するレンズ等の光学部材での露光光の
反射光量が変化するが、そのためにイメージフィールド
内の光強度分布も変化する。
【0009】また近年、複数種類の開口絞りを用意し
て、露光工程に応じてそれらの開口絞りを択一的に照明
系内に挿入することにより照明条件を変更して露光を行
うようになってきており、この照明条件の変更によって
イメージフィールド内の光強度分布も変化する。
【0010】従って、従来のようにイメージフィールド
を最大有効面積にして行う光強度分布の測定では、現実
の露光工程でのイメージフィールド内の光強度分布を得
ることができず、ウェハ上に極めて微細なパターンの像
を転写する高精度の露光動作に対応できないという問題
を有している。
【0011】本発明の目的は、照明領域や照明条件の変
更に伴って投影光学系のイメージフィールド内の光強度
分布が変化しても、常に最適な露光動作ができる投影露
光装置および露光方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、所定のエネ
ルギ線を射出するエネルギ源を有し、パターンが形成さ
れたレチクルを照明する照明系と、レチクル上の照明領
域を規定するブラインド部と、パターンの像を基板上に
投影する投影系と、基板を保持して2次元平面内で移動
可能な基板ステージと、基板ステージ上に設けられたエ
ネルギ入力部を有し、基板ステージを移動させて投影系
のイメージフィールド内の強度分布を測定する強度分布
測定系と、ブラインドにより規定される照明領域毎の強
度分布が所定の許容値内に入るように照明系内の部材の
位置を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする投
影露光装置によって達成される。
【0013】また、上記目的は、所定のエネルギ線を射
出するエネルギ源を有し、パターンが形成されたレチク
ルを照明する照明系と、照明系内に設けられ、レチクル
を照明する照明条件を変更する照明条件変更手段と、パ
ターンの像を基板上に投影する投影系と、基板を保持し
て2次元平面内で移動可能な基板ステージと、基板ステ
ージ上に設けられたエネルギ入力部を有し、基板ステー
ジを移動させて投影系のイメージフィールド内の強度分
布を測定する強度分布測定系と、照明条件毎の強度分布
が所定の許容値内に入るように照明系内の部材の位置を
補正する補正手段とを備えたことを特徴とする投影露光
装置によって達成される。
【0014】このように本発明の構成によれば、ブライ
ンド部による照明領域の変更や照明条件変更手段による
照明条件の変更に伴って投影系のイメージフィールド内
の強度分布が変化しても、当該強度分布が所定の許容値
内に入るように照明系内の部材の位置を補正するので、
常に最適な露光処理を行うことができるようになる。
【0015】上述の本発明の投影露光装置において、強
度分布測定系は、照明条件変更手段により照明条件が変
更される毎に、強度分布を測定するように基板ステージ
を制御してもよい。
【0016】また上述の本発明の投影露光装置におい
て、補正手段は、測定されたイメージフィールドの強度
分布に対する照明領域毎、照明条件毎の所定の許容値の
データを格納する記憶部を有している。この許容値のデ
ータは、強度分布の測定データと比較され、照明系内の
部材の位置補正が必要か否かを判断するために用いられ
る。
【0017】また、上述の本発明の投影露光装置におい
て、補正手段は、ブラインド部により照明領域が変更さ
れたら、あるいは前記照明条件変更手段により前記照明
条件が変更されたら、記憶部内の当該照明領域あるいは
照明条件に対応する所定の許容値のデータと、当該照明
領域あるいは照明条件で測定した強度分布のデータとを
比較して、測定データが許容値を越えていたら部材の位
置補正量を算出する演算部を有している。
【0018】このように、各照明領域あるいは照明条件
に対応する所定の許容値のデータを記憶しておき、各照
明領域あるいは照明条件で測定した強度分布のデータと
を比較して許容値を越えているときだけ部材の位置補正
量を算出するようにすれば、照明領域、照明条件の変更
に伴う照明系の部材の位置の補正を迅速に行うことがで
きるようになる。
【0019】また、上述の本発明の投影露光装置におい
て、補正手段は、各照明領域毎、各照明条件毎に対応付
けた各部材の位置補正量を記憶する記憶部を有している
ことを特徴とする。このようにすれば、照明領域、照明
条件の変更に伴う強度分布の実測をしなくても済み、ま
た演算部では当該記憶部から所定の部材の位置補正量を
読み出すだけでよくなるので、照明領域、照明条件を規
定するだけで部材の位置補正を行うことができ、補正動
作をより迅速に行うことができる。
【0020】また、上述の記憶部は照明領域毎に対応付
けた強度分布のデータをさらに有し、補正手段は、当該
照明領域における測定された強度分布と記憶部に記憶さ
れた強度分布のデータとを比較して、部材の位置補正量
を決定することを特徴とする。このようにすれば、測定
された強度分布と記憶部に記憶された強度分布が近似し
ていると判断した場合には、記憶された強度分布に対応
する照明領域に基づいて、照明領域毎に対応させて記憶
部に記憶させた部材の位置補正量を選択して部材の位置
補正を行うことができ、補正動作を迅速に行うことがで
きるようになる。
【0021】また、本発明の投影露光装置において、エ
ネルギ入力部は、2次元配列された複数個の光電変換素
子を備えているようにしてもよい。こうすることによ
り、より迅速に強度分布の測定を行うことができるよう
になる。
【0022】また、本発明の投影露光装置において、補
正手段は、強度分布が所定の許容値になるよう部材の位
置を補正した後、レチクルを透過したイメージフィール
ド上のエネルギ線のエネルギ量を所定の最適露光量に補
正することを特徴とする。こうすることにより、実際に
感光基板を露光するに必要な露光量を最適に制御するこ
とができる。
【0023】また、上記目的は、照明領域を規定するブ
ラインド部からのエネルギ線でパターンが設けられたマ
スクを照明し、当該パターンの像を投影系を介して基板
上に露光する露光方法において、照明領域の変更毎に投
影系のイメージフィールド内の強度分布を検出し、当該
強度分布が所定の許容値内に入るように補正することを
特徴とする露光方法によって達成される。
【0024】また、上記目的は、所定の照明条件でパタ
ーンが設けられたマスクを照明し、当該パターンの像を
投影系を介して基板上に露光する露光方法において、照
明条件の変更毎に投影系のイメージフィールド内の強度
分布を検出し、当該強度分布が所定の許容値内に入るよ
うに補正することを特徴とする露光方法によって達成さ
れる。
【0025】このように本発明によれば、照明領域、照
明条件が変更されても、投影系のイメージフィールド内
で所望の強度分布を得ることができるようになる。この
ため、ウェハ周辺部の露光の際にブラインド部により照
明領域を小さくしたり、あるいは任意の露光面積を有す
るパターンにエネルギ線を照射したりする場合であって
も、また露光工程で照明条件を変更したとしても、常に
イメージフィールド内で所望の強度分布を得ることがで
きるようになる。
【0026】また、上記目的は、所定の照明条件でマス
クを照射し、マスク上の照明領域内のパターンを基板上
に露光することで、基板上に半導体素子を形成する素子
形成方法において、照明領域の変更または照明条件の変
更に応じて、基板上におけるエネルギ分布を補正するこ
とを特徴とする素子形成方法によって達成される。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による投影
露光装置および露光方法を図1乃至図4を用いて説明す
る。本実施の形態は、ステップ・アンド・リピート方式
の投影露光装置に本発明を適用したものである。まず、
本実施の形態による投影露光装置の概略の構成を図1を
用いて説明する。g線(波長:436nm)、i線(波
長:365nm)等の光束(エネルギ線)を発する水銀
ランプ12は、回転対称型反射鏡としての楕円鏡14の
ほぼ第1焦点に位置する。水銀ランプ12は駆動系40
により、第1焦点近傍を楕円鏡14の光軸に沿って移動
できるようになっている。水銀ランプ12からの照明光
は楕円鏡14によりその第2焦点近傍に集光される。こ
の第2焦点には、駆動系36によって照明光の遮断と透
過とを切り替えるシャッタ16が配置されており、シャ
ッタ16を通った照明光束は、コリメートレンズ3に入
射してほぼ平行光束に変換される。
【0028】この平行光束は、オプティカルインテグレ
ータとして機能するフライアイレンズ22に入射する。
フライアイレンズ22は駆動系42により、光軸に対し
て微少角度傾けることができるようになっている。この
フライアイレンズ22の射出側には多数の2次光源像が
形成される。フライアイレンズ22によって形成される
複数の2次光源の近傍には、照明条件変更手段として当
該2次光源の光強度分布を所定の光強度分布に整形する
開口絞り部4が配置されている。この開口絞り部4は、
図2に示すように回転軸を中心に回転可能なターレット
に複数の開口絞り5a〜5fが形成されたものであり、
ターレットを回転させて開口絞り5a〜5fのいずれか
を2次光源の射出面上に設定することができるようにな
っている。
【0029】所定の開口絞り5を透過した各2次光源像
からの照明光はコンデンサレンズ26に入射する。コン
デンサレンズ26は制御系44により光軸方向に移動で
きるようになっている。コンデンサレンズ26の後側焦
点面には、複数の可動ブレード(BL1、BL2等)を
有するレチクルブラインド機構28が配置されている。
複数のブレードBLは、それぞれ駆動系38によって独
立に移動できるようになっている。また、複数のブレー
ドの各エッジで規定された開口APの形状は、投影光学
系PLの投影フィールド内に含まれるように定められ
る。
【0030】コンデンサレンズ26を通過した照明光
は、レチクルブラインド機構28の開口APを通過し、
レンズ系30に入射する。レンズ系30は駆動系46に
より光軸方向に移動できるようになっている。レンズ系
30を射出した照明光は、ミラー32、およびメインコ
ンデンサレンズ34を介してレチクルRを照射する。こ
れにより、ブラインド機構28の複数のブレードBLで
規定された開口APの像がレチクルR下面のパターン面
に結像される。
【0031】レチクルRは、図中のX−Y平面を2次元
的に移動可能なレチクルステージ(図示せず)上に載置
され、図示しないレチクルステージ用レーザ干渉計に基
づく位置制御によりレチクルステージと共に移動するこ
とができるようになっている。
【0032】レチクルRを透過した照明光は、投影光学
系PLに入射して集光され、投影光学系PLのイメージ
フィールド内にレチクルRのパターンの像を結像する。
本実施の形態においては、投影光学系PLは、両側テレ
セントリックで1/4縮小、あるいは1/5縮小の屈折
素子、あるいは屈折素子と反射素子との組み合わせで構
成されている。
【0033】投影光学系PLの下方には、ウェハWを載
置してX−Y面内を2次元移動可能なウェハステージW
STが設けられている。ウェハステージWSTは、駆動
系6によりX方向に移動し、図示しないY方向の駆動系
によりY方向に移動するようになっている。ウェハステ
ージWSTの移動量は、X軸方向のウェハステージ用レ
ーザ干渉計7(Y軸方向のレーザ干渉計の図示は省略し
ている)により逐次計測されるようになっている。
【0034】また、ウェハWは図示しないウェハホルダ
WH上に吸着され、ウェハホルダWHをZ方向に移動さ
せて、ウェハWの表面を投影光学系PLによるイメージ
フィールドのフィールド面に一致させることができるよ
うになっている。
【0035】さらに、ウェハステージWST上には、イ
メージフィールド内の複数の測定点の光強度を測定する
光強度測定手段としての照度計100が設けられてい
る。この照度計100の構成を図3を用いて説明する。
図3は、図1における照度計100近傍のウェハステー
ジWSTの部分拡大図である。図3において、照度計1
00は、受光面100a、開口部100b、及び受光素
子100cを備えている。照度計100は、図示しない
駆動装置により、受光面100aの高さをウェハWの表
面の高さに一致させることができるようになっている。
受光面100aの中央部には開口部100bが形成され
ている。開口部100bの開口形状は、例えば、0.5
mmφ程度のピンホール形状である。開口部100bの
下方には、開口部100bを通過した光を受光する受光
素子100cが配置されている。イメージフィールド内
の光強度の測定の際には、この照度計100は、ウェハ
ステージWSTを移動させることにより投影光学系PL
の下方に移動させられる。
【0036】次に、再び図1に戻って、本投影露光装置
全体を制御する制御装置8について説明する。制御装置
8には、レーザ干渉計7等の位置検出手段から、ウェハ
ステージWSTおよび不図示のレチクルステージの位置
情報が例えば10nm程度の高分解能で入力される。制
御装置8は、それらの位置情報に基づいて駆動系6等に
指令を与え、ウェハステージWSTあるいは不図示のレ
チクルステージを所定の位置に移動させるように制御す
る。また制御装置8は、所定の照明条件に基づいて開口
絞り5a〜5fのいずれかを照明光の光路中にセットす
るように開口絞り部4を制御し、あるいは駆動系38に
指令を与えてブレードBLを移動させて所定の開口AP
を形成するようにレチクルブラインド機構28を制御す
る。
【0037】また、制御装置8には、イメージフィール
ド内の複数の測定点の光強度を照度計100で測定して
光強度分布を求める際、光電変換された各測定点の光強
度信号が図3に示した受光素子100cから入力される
ようになっている。
【0038】そして、制御装置8には記憶部50が接続
されており、各測定点の光強度信号はそれぞれの測定点
の位置情報と対応付けられて制御装置8から記憶部50
に格納されるようになっている。なお、記憶部50に
は、イメージフィールド内の複数の測定点の各測定位置
が予め記憶されている。
【0039】また、制御装置8には、複数の測定点の位
置情報と照度計100で計測された光強度の情報に基づ
いて、イメージフィールド内の光強度分布を求める演算
部52も接続されている。
【0040】さらに、制御装置8は、各照明領域毎ある
いは各照明条件毎におけるイメージフィールドの光強度
分布が所定の許容値内に入るように、照明系内の水銀ラ
ンプ12、フライアイレンズ22、コンデンサレンズ2
6、レンズ系30等(以下、照明系内の光学部材とい
う)の位置を補正する補正手段の一部を構成する駆動系
40、42、44、46を制御するようになっている。
【0041】ここで、照明系内の各光学部材の位置を補
正する補正手段の構成およびその動作について説明す
る。上述の制御装置8および制御装置8により制御され
る駆動系40〜46と共に、記憶部50および演算部5
2も、照明系内の各光学部材の位置を補正する補正手段
の一部を構成している。
【0042】記憶部50は、イメージフィールド内の光
強度分布に対する所定の許容値のデータを複数の照明領
域、照明条件毎にテーブルとして格納している(以下、
これをテーブル1という)。所定の許容値のデータは予
め所定の複数の照明領域、照明条件毎に実測あるいはシ
ミュレーション等により求めておいたものである。所定
の許容値のデータは種々の形態で持たせることができ、
例えば、測定した光強度分布の所定の基準平面に対する
ばらつきの範囲を許容値とすることができる。また、複
数の照明領域は、例えばレチクルブラインド部26の複
数のブレードBLの基準位置からの相対移動量、あるい
は移動位置等で区分するようにしている。
【0043】演算部52では、レチクルブラインド機構
28により照明領域が変更され、あるいは開口絞り部4
により照明条件が変更されたら、記憶部50内の上記テ
ーブル1を参照し、変更に係る照明領域あるいは照明条
件に対応する所定の許容値のデータを読み出し、実際に
測定した光強度分布のデータとの差を求め、測定した光
強度分布が所定の許容値を越えていたら、光強度分布が
所定の許容値内に収まるように照明系の各光学部材の位
置補正量を算出する。算出された位置補正量に基づい
て、制御装置8は照明系の所定の光学部材の位置を補正
するよう駆動系40〜46の所定の駆動系を制御する。
【0044】さらに本実施の形態による投影露光装置で
は、記憶部50において、複数の照明領域および照明条
件に対応させて照明系内の各光学部材の位置補正量をテ
ーブルとして記憶している(以下、これをテーブル2と
いう)。この照明系内の各光学部材の位置補正量は、複
数の照明領域および照明条件毎に予めイメージフィール
ドの光強度分布を測定しておいて、当該光強度分布が所
望の分布になるように光源12の位置、フライアイレン
ズ22やコンデンサレンズ26等の光軸に対する傾斜量
や移動量を求めておいたものである。テーブル2を作成
するために予め測定しておくイメージフィールドの光強
度分布の測定数は、照明条件については図2に示したよ
うな開口絞り5の個数と同一であり、照明領域について
は現実の露光工程で用いられる照明領域の数になる。例
えばレチクルブラインド部28のブレードBLを僅か
(例えば2〜3mm程度)に動かす程度ではイメージフ
ィールド内の光強度分布の変動はほとんどないので、現
実の露光工程で使用するレチクルパターンの面積、形状
から判断して代表的な照明領域を複数選び、それらに対
して光強度分布の測定をしておくようにすればよい。
【0045】このテーブル2を用意しておくことによ
り、演算部52では、レチクルブラインド機構28によ
り照明領域が変更され、あるいは開口絞り部4により照
明条件が変更された場合、光強度分布の測定データを用
いることなく、記憶部50内のテーブル2から変更に係
る照明領域あるいは照明条件に対応する照明系の各光学
部材の位置補正量を読み出す。読み出された位置補正量
に基づいて、制御装置8は照明系の所定の光学部材の位
置を補正するよう対象となる駆動系40〜46の1また
は複数を制御する。この場合は上述のように光強度分布
の測定データを用いる必要がないので、測定動作を省略
して光学部材の位置補正動作を高速化することができ
る。
【0046】さらに記憶部50は、上記複数の照明領域
に対応付けたイメージフィールドの光強度分布のデータ
も格納している(以下、これをテーブル3という)。こ
のテーブル3は、記憶部50に格納されている上記照明
領域以外の、新たな照明領域を用いて露光動作を行う際
に利用される。この光強度分布データも予め複数の照明
領域毎に実測あるいはシミュレーション等により求めて
おいたものである。
【0047】レチクルブラインド機構28によりテーブ
ル1および2に登録されていない新たな照明領域に変更
された場合、演算部52では、記憶部50内の上記テー
ブル3を参照し、新たな照明領域に係る実測の光強度分
布のデータとテーブル3内の光強度分布のデータとを順
次比較する。そして、所定の基準範囲に入るデータのう
ち最もよく近似している光強度分布のデータに対応する
照明領域をテーブル3から選択する。次に、当該照明領
域に対応する照明系の各光学部材の位置補正量をテーブ
ル2から読み出して、新たな照明領域に対する照明系の
各光学部材の位置補正量として用いる。読み出された位
置補正量に基づいて、制御装置8は照明系の所定の光学
部材の位置を補正するよう対象となる駆動系40〜46
のいずれかまたは複数を制御する。なおテーブル3は照
明領域のみについて作成され、照明条件については作成
しないが、これは照明条件が予め装置に搭載された複数
の開口絞り5で限定されているのでテーブル3を利用す
る必要がないからである。
【0048】このテーブル3を用いることにより、本投
影露光装置の図示しない入力部から例えば、レチクルブ
ラインド部26のブレードBLの移動量が、あらかじめ
記憶部50に記憶させておいたブレード移動量と比較し
て大きくはずれている場合にはイメージフィールドの光
強度分布を実測する。測定して得られた光強度分布を記
憶部50に格納されている複数の光強度分布データと比
較して最も近い光強度分布データに対応する照明系の各
光学部材の位置補正量を採用し、これを用いて照明系の
各光学部材の補正動作を行うようにしても効果的であ
る。
【0049】このように補正手段は、制御装置8、駆動
系40〜46、記憶部50、演算部52を主な構成要素
としている。また補正手段は、イメージフィールドの光
強度分布が所定の許容値に入るよう照明系の光学部材の
位置を補正した後、レチクルを透過したイメージフィー
ルド上の照明光の光量を所定の最適露光量にする補正を
行えるようになっている。
【0050】さて次に、以上のような構成および動作の
本投影露光装置によるイメージフィールド内の光強度分
布の測定動作を説明する。まず、光強度分布を測定する
に際し、レチクルは既に照明光の光路上から退出してい
るものとする。
【0051】制御装置8からの制御に基づいて開口絞り
部4を駆動して、所定の開口絞り5を選択して照明系の
光路内にセットする。また、制御装置8からの制御に基
づいてレチクルブラインド機構28は複数のブレードB
Lを移動させ、所定の開口形状になるように開口APを
整形する。この状態における投影光学系PLのイメージ
フィールドの一例を図4(a)に示す。図4(a)は、
投影光学系PLからウェハステージWSTに向かって見
たイメージフィールド200の形状を示している。本例
においてイメージフィールド200は正方形形状をして
いる。図中イメージフィールド200内に縦横の破線の
仮想線で分割された複数の領域は測定領域であり、それ
らの中央部に描かれた仮想の点が各測定点a11〜a5
5を示している。この複数の測定点a11〜a55の位
置情報は、上述の通り予め記憶部50に記憶されてい
る。図4(a)では、図示を容易にするためにX−Y方
向に5×5=25(個)の測定点に分割した場合を例示
しているが、測定点の数をより多くすることができるの
はもちろんである。
【0052】以上の設定の後、イメージフィールド20
0の光強度の測定を開始する。まず、制御装置8の制御
に基づいてウェハステージWSTを移動させ、照度計1
00を図4(a)のイメージフィールド200の測定点
a11の位置に移動させる。なお、照度計100の受光
面100aの高さは、ウェハWの表面とほぼ同じ高さに
予め調整されている。受光面100aの開口部100b
が測定点a11の位置に一致するまでウェハステージW
STを移動させた後、ウェハステージWSTを停止させ
る。
【0053】光源12からの照明光が図1を用いて既に
説明した照明系の光学部材を通り、投影光学系PLに入
射してイメージフィールド200に到達する。イメージ
フィールド200に到達した照明光のうち、測定点a1
1に到達した光が開口部100bを通過して受光素子1
00cに入射して受光される。受光素子100cの感度
等に基づいて予め決められた受光時間が経過すると、受
光素子100cで受光された光は光電変換されて測定点
a11での光強度信号として制御装置8に出力され、制
御装置8を介して測定点a11での光強度信号が記憶部
50に格納される。
【0054】イメージフィールド200内で図4(a)
に示した矢印xの方向にウェハステージWSTをステッ
ピング動作させて上記の動作を繰り返すことにより、測
定点a11〜a15の光強度信号が順次、記憶部50に
格納される。図4(b)は、上記の動作により記憶部5
0に格納された測定点a11〜a15の光強度を示した
グラフである。横軸はX方向の位置を示し、縦軸は光強
度Iを表している。図中、実曲線で示したイメージフィ
ールド200の矢印x方向の実際の強度分布Aに対する
離散的な光強度分布が得られている。言うまでもなく測
定点数を増やせばさらに詳細な光強度分布を得ることが
できる。
【0055】ウェハステージWSTを2次元的にステッ
プ・アンド・リピート動作させて上記の動作を繰り返す
ことにより、イメージフィールド200内の複数の測定
点a11〜a55全ての光強度信号が順次制御装置8を
介して記憶部50に格納される。イメージフィールド2
00の複数の測定点a11〜a15を図4(a)のよう
に2次元的に定め、ウェハステージWSTを2次元的に
移動させて複数の測定点a11〜a15の各光強度を測
定することにより、イメージフィールド200のフィー
ルド面の2次元的な光強度分布を得ることができる。
【0056】以上の光強度測定動作によりイメージフィ
ールド200の全ての測定点a11〜a55に対する光
強度の測定が終了すると、演算部52により所定の開口
絞り5に基づく照明条件の下で、所定の照明領域におけ
る投影光学系PLのイメージフィールド200の光強度
分布が得られる。
【0057】以上説明したように本実施の形態による投
影露光装置を用いた照明領域あるいは照明条件の変更に
伴う照明系の各光学部材の位置補正動作は、照明領域の
変更毎に、あるいは照明条件の変更毎に投影光学系PL
のイメージフィールド内の光強度分布を測定して、当該
光強度分布が所定の許容値内に入るようにテーブル1、
またはテーブル2、3を用いて補正することもできる
し、照明領域、照明条件を変更してもイメージフィール
ド内の光強度分布は測定せず、テーブル2を用いて補正
することもできる。
【0058】このように本実施の形態によれば、ブライ
ンド部による照明領域の変更や照明条件変更手段による
照明条件の変更に伴って投影光学系PLのイメージフィ
ールド内の光強度分布が変化しても、照明領域あるいは
照明条件の変更毎に当該光強度分布を測定して当該光強
度分布が所定の許容値内に入るように照明系内の光学部
材に位置を補正するので、常に最適な露光処理を行うこ
とができるようになる。
【0059】また以上説明したように、本実施の形態に
よれば、イメージフィールドの光強度分布に対する各照
明領域あるいは照明条件毎の所定の許容値のデータと、
実測した光強度分布のデータとを比較して照明系の各光
学部材の位置補正量を算出するようにしているので、照
明領域、照明条件の変更に伴う照明系の各光学部材の位
置の補正を即座に行うことができるようになる。
【0060】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態において
は、ステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置に
本発明を適用したが、本発明はこれに限られず、ステッ
プ・アンド・スキャン方式の投影露光装置、あるいは、
X線(エネルギ線)をエネルギ源とする露光装置や電子
線(エネルギ線)を光源(エネルギ源)とする荷電粒子
線露光装置に適用して、X線用の投影系や荷電粒子線用
の投影系のイメージフィールド内の強度分布(エネルギ
分布)を補正することも可能である。また、上記実施の
形態においては、照明光(エネルギ線)を射出する光源
(エネルギ源)として超高圧水銀ランプを用いたが、本
発明はこれに限られず、エキシマレーザ光(エネルギ
線)を射出するエキシマレーザ等を用いてもよい。
【0061】また、上記実施の形態においては、照度計
100の受光面100aには、ピンホール状の開口部1
00b下方に1つの受光素子100cを設けて、ウェハ
ステージWSTを2次元的に走査して、各測定点の光強
度を測定したが、例えば、複数のピンホール状の開口部
を直線状に並べて、その下方にそれぞれ受光素子を設け
るようにしたり、スリット状の開口部を設けて、その下
方に複数の受光素子を設けるようにしてもよい。そし
て、イメージフィールド内を当該複数の受光素子の配列
方向と直角方向にウェハステージWSTを移動させるよ
うにして、1回のステッピング動作で複数の測定点の光
強度を測定するようにしてもよい。こうすることによ
り、2次元のイメージフィールド内で光強度測定手段を
1次元に走査して光強度測定を行うことができるように
なるので、測定時間を短縮させることができるようにな
る。またさらに、複数の受光素子100cを2次元配列
して用いるようにしてもよい。こうすることにより、よ
り迅速に光り強度分布の測定を行うことができるように
なる。
【0062】以上のような露光動作を行った後、ウェハ
はコータ・アンド・デベロッパに送られ、現像工程を経
た後、ドーピング、エッチング等のプロセス処理を行
う。そして、再びコータ・アンド・デベロッパに送ら
れ、レジストを塗布されたウェハは露光装置に送られ再
び露光される。これらの一連の動作を繰り返してウェハ
上に複数の半導体素子(IC、マイクロプロセッサ等)
が形成される。
【0063】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ブライン
ド部によって照明領域を変更した場合や照明系絞りを変
更した場合においても、イメージフィールド内の照度む
らを即座に補正できるので、例えばウェハ周辺部の露光
の際、ブラインド部により照明領域を変更してイメージ
フィールドを狭めた場合なども安定した正確な露光を行
うことができるようになり、その結果スループットを向
上することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による投影露光装置の概
略の構成を示す図である。
【図2】開口絞り部の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による投影露光装置にお
ける照度計100の概略の構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による光強度測定方法を
説明する図である。
【符号の説明】
3 コリメートレンズ 4 開口絞り部 5 開口絞り 6 駆動系 7 レーザ干渉計 8 制御装置 9 出力装置 10 投影露光装置 12 水銀ランプ 14 楕円鏡 16 シャッタ 22 フライアイレンズ 26 コンデンサレンズ 28 レチクルブラインド機構 30 レンズ系 32 ミラー 34 メインコンデンサレンズ 40、42、44、46 駆動系 100 照度計 100a 受光面 100b 開口部 100c 受光素子 PL 投影光学系 R レチクル W ウェハ WST ウェハステージ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のエネルギ線を射出するエネルギ源を
    有し、パターンが形成されたレチクルを照明する照明系
    と、 前記レチクル上の照明領域を規定するブラインド部と、 前記パターンの像を基板上に投影する投影系と、 前記基板を保持して2次元平面内で移動可能な基板ステ
    ージと、 前記基板ステージ上に設けられたエネルギ入力部を有
    し、前記基板ステージを移動させて前記投影系のイメー
    ジフィールド内の強度分布を測定する強度分布測定系
    と、 前記ブラインドにより規定される照明領域毎の前記強度
    分布が所定の許容値内に入るように前記照明系内の部材
    の位置を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする
    投影露光装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の投影露光装置において、 前記強度分布測定系は、前記ブラインド部により前記照
    明領域が変更される毎に、前記強度分布を測定するよう
    に前記基板ステージを制御することを特徴とする投影露
    光装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の投影露光装置において、 前記補正手段は、前記照明領域毎の前記所定の許容値の
    データを格納する記憶部を有していることを特徴とする
    投影露光装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の投影露光装置において、 前記補正手段は、前記ブラインド部により前記照明領域
    が変更されたら、前記記憶部内の当該照明領域に対応す
    る前記所定の許容値のデータと、当該照明領域で測定し
    た前記強度分布のデータとを比較して前記部材の位置補
    正量を算出する演算部を有していることを特徴とする投
    影露光装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の投影露光装置において、 前記補正手段は、前記照明領域毎に対応付けた前記部材
    の位置補正量を記憶する記憶部を有していることを特徴
    とする投影露光装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の投影露光装置において、 前記記憶部は、前記照明領域毎に対応付けた強度分布の
    データをさらに有し、 前記補正手段は、前記照明領域における測定された前記
    強度分布と前記強度分布のデータとに基づいて、前記部
    材の位置補正量を決定することを特徴とする投影露光装
    置。
  7. 【請求項7】所定のエネルギ線を射出するエネルギ源を
    有し、パターンが形成されたレチクルを照明する照明系
    と、 前記照明系内に設けられ、前記レチクルを照明する照明
    条件を変更する照明条件変更手段と、 前記パターンの像を基板上に投影する投影系と、 前記基板を保持して2次元平面内で移動可能な基板ステ
    ージと、 前記基板ステージ上に設けられたエネルギ入力部を有
    し、前記基板ステージを移動させて前記投影系のイメー
    ジフィールド内の強度分布を測定する強度分布測定系
    と、 前記照明条件毎の前記強度分布が所定の許容値内に入る
    ように前記照明系内の部材の位置を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする投影露光装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の投影露光装置において、 前記強度分布測定系は、前記照明条件変更手段により照
    明条件が変更される毎に、前記強度分布を測定するよう
    に前記基板ステージを制御することを特徴とする投影露
    光装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の投影露光装置において、 前記補正手段は、前記照明条件毎の前記所定の許容値の
    データを格納する記憶部を有していることを特徴とする
    投影露光装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の投影露光装置において、 前記補正手段は、前記照明条件変更手段により前記照明
    条件が変更されたら、前記記憶部内の当該照明条件に対
    応する前記所定の許容値のデータと、当該照明条件で測
    定した前記強度分布のデータとを比較して前記部材の位
    置補正量を算出する演算部を有していることを特徴とす
    る投影露光装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の投影露光装置におい
    て、 前記補正手段は、前記照明条件毎に対応付けた前記部材
    の位置補正量を記憶する記憶部を有していることを特徴
    とする投影露光装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれかに記載の投
    影露光装置において、 前記エネルギ入力部は、2次元配列された複数個の光電
    変換素子を備えていることを特徴とする投影露光装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれかに記載の投
    影露光装置において、 前記補正手段は、前記部材の位置を補正した後、前記レ
    チクルを透過した前記イメージフィールド上の前記エネ
    ルギ線のエネルギ量を所定の最適露光量に補正すること
    を特徴とする投影露光装置。
  14. 【請求項14】照明領域を規定するブラインド部からの
    エネルギ線でパターンが設けられたマスクを照明し、当
    該パターンの像を投影系を介して基板上に露光する露光
    方法において、 前記照明領域の変更毎に前記投影系のイメージフィール
    ド内の強度分布を検出し、当該強度分布が所定の許容値
    内に入るように補正することを特徴とする露光方法。
  15. 【請求項15】所定の照明条件でパターンが設けられた
    マスクを照明し、当該パターンの像を投影系を介して基
    板上に露光する露光方法において、 前記照明条件の変更毎に前記投影系のイメージフィール
    ド内の強度分布を検出し、当該強度分布が所定の許容値
    内に入るように補正することを特徴とする露光方法。
  16. 【請求項16】所定の照明条件でマスクを照射し、該マ
    スク上の照明領域内のパターンを基板上に露光すること
    で、前記基板上に半導体素子を形成する素子形成方法に
    おいて、前記照明領域の変更または前記照明条件の変更
    に応じて、前記基板上におけるエネルギ分布を補正する
    ことを特徴とする素子形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005294840A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Asml Holding Nv フィールド高さ及び瞳の変更を許容する照明システム及び方法
JP2010500770A (ja) * 2006-08-16 2010-01-07 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 半導体リソグラフィ用光学系

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