JP2006203257A - 露光方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マスクのパターンの像を被露光体上に投影する投影光学系と、前記投影光学系の瞳面と共役な位置近傍で2次光源面を形成し前記マスクを照明する照明光学系とを備える露光装置を使用して、前記マスク上のパターンを前記被露光体に露光する露光方法であって、前記2次光源面から前記被露光体までに配置された光学系の、前記2次光源面上の各点から射出し前記被露光体上の一点に入射する光に対する不均一な透過率分布(瞳透過率分布)を求めるステップと、前記瞳透過率分布の傾向と逆の傾向となるように、前記2次光源面における光強度分布を調整するステップとを有する露光方法を提供する。
【選択図】図1
Description
このように、露光装置を構成する光学系の透過率が光軸付近と光軸から離れた部分とで異なってしまい、ウェハ上に入射する露光光束の角度分布(即ち、有効光源分布)が偏ってしまう。この結果、2次光源分布を所望の分布に調整しても、後段の光学系の透過率分布(即ち、瞳透過率分布)が一様でないために、ウェハ面に入射する露光光の角度分布(即ち、有効光源分布)が所望の分布にはならない、という現象が発生する。これは、あるパターン(の最小線幅を転写するため)に最適に設定されたコヒーレンスファクタと異なるコヒーレンスファクタで露光されることになるため設定した解像線幅(特に、最小線幅)が得られないという問題が発生する。
集光光学系3は、光束整形光学系2を経た光束をオプティカルパイプ4の入射面4a近傍に集光し、オプティカルパイプ4に入射する光束に所定の発散角を持つ光束を形成する。集光光学系3は、少なくとも一枚のレンズ素子より成るが、場合によっては光路を折り曲げるためのミラーを有してもよい。なお、オプティカルパイプ4がガラス棒で構成されている場合には、ガラス棒入射面のコーティング(反射防止膜)や硝材自体の耐久性を高めるために、集光光学系3による集光点Pはオプティカルパイプ4の入射面4aより光源側にデフォーカスされている。
結像ズームレンズ5は、オプティカルパイプ4の射出面4bをハエの目レンズ6(多光束発生手段)の入射面6aに所定の倍率で結像させており、双方が互いに略共役関係となっている。また、倍率可変のズームレンズとすることで、ハエの目レンズ6へ入射する光束領域を調整することが可能となっており、複数の照明条件(即ち、コヒーレンスファクタσ値:照明光学系のNA/投影光学系NA)を形成することができる。
(第1調整手段)
オプティカルパイプ4内で伝播する光の反射回数に応じて、オプティカルパイプ射出端4bにおける照度分布は、図2のように変化することが光学シミュレーションによりわかっている。そこで、集光光学系3を焦点距離可変のズーム光学系とすることで、オプティカルパイプに入射する光のNAを調整可能とし、オプティカルパイプ内で伝播する光反射回数を可変とする。そして、オプティカルパイプ射出端4bの照度分布を周辺上がりとなるような条件に調整することで、2次光源面6bの光強度分布を周辺上がりに設定可能としている。
(第2調整手段)
オプティカルパイプ射出端4bにおける照度分布が、ある一定状態となる条件で、集光光学系3の焦点距離を固定とする。この状態で、オプティカルパイプ射出端4b付近にNDフィルターを配置し、2次光源面の光強度分布を調整する。NDフィルターの透過率分布は、周辺透過率が中心透過率よりも高い分布とし、その透過率差が異なるNDフィルターを複数枚(20a〜d)を用意して、照明条件ごとに選択可能(ターレット20)としている。
(第3調整手段)
オプティカルパイプ射出端4bにおける照度分布が、ある一定状態となる条件で、集光光学系3の焦点距離を固定とする。そして、結像ズームレンズ5をディストーション可変のズームレンズとすることで、2次光源面6bの光強度分布を図2のように調整することを可能としている。
(第4調整手段)
集光光学系3の焦点距離を変化させることの効果は、第1調整手段に関して前述した。本調整では更に、オプティカルパイプ4へ入射する光束分布を偏らせることで、射出端4bの分布を、瞳透過率分布とキャンセルする方向に傾かせた分布とすることを特徴としている。
(第5調整手段)
オプティカルパイプ射出端4bにおける照度分布が、ある一定状態となる条件で、集光光学系3の焦点距離を固定とする。この状態で、オプティカルパイプ4の射出端4b付近にNDフィルター20を配置する。この効果は、(第2調整方法)で前述した。本調整では更に、NDフィルター20を平行シフトさせて配置し、2次光源面の光強度分布を瞳透過率分布とキャンセルする方向に傾かせた分布とするようにしている。
ステップ102にて、照明モードが切り換えられたら、ステップ103にて露光光の角度分布(有効光源)を測定する。
2 光束整形光学系
3、3’ 集光光学系
4 オプティカルパイプ
5 結像ズームレンズ
6 ハエの目レンズ
8 照射レンズ
9 視野絞り
13 レチクル
14 屈折型の投影光学系
15 プレート
20 NDフィルターを保持するターレット
20a〜d NDフィルター
24 反射屈折型の投影光学系
30、31 基板周辺に入射する露光光
33 凸メニスカスレンズ
40 ディテクター
41 XYステージ
Claims (12)
- マスクのパターンの像を被露光体上に投影する投影光学系と、前記投影光学系の瞳面と共役な位置近傍で2次光源面を形成し前記マスクを照明する照明光学系と、を備える露光装置において、
前記2次光源面から前記被露光体までに配置された光学系の、前記2次光源面上の各点から出射し前記被露光体上の一点に入射する光に対する透過率分布(瞳透過率分布)に応じて、前記2次光源面における光強度分布を調整する2次光源調整手段を有することを特徴とする露光装置。 - 前記2次光源調整手段は、照明条件の切り替えに伴い、前記2次光源面における光強度分布を調整することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記2次光源調整手段は、前記2次光源面における光強度分布を回転対称成分と回転非対称成分とで、それぞれ調整可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
- 前記2次光源調整手段は、集光光学系と、前記集光光学系から射出した光束を反射させて混合する光束混合手段と、前記光束混合手段の射出面で形成された光強度分布を前記2次光源面に略共役で結像する結像ズームレンズとを有し、
前記集光光学系からの発散角を調整することによって、前記2次光源面における光強度分布を調整することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の露光装置。 - 前記瞳透過率分布に応じて、前記集光光学系の焦点距離を可変とする機能を有することを特徴とする請求項4記載の露光装置。
- 前記集光光学系から発散する光束を前記光束混合手段に対して偏心駆動させる手段を更に有することを特徴とする請求項4又は5記載の露光装置。
- 前記集光光学系の焦点距離と前記偏心駆動手段の偏心量は、照明条件の切り換えに応じて調整されることを特徴とする請求項4乃至6のうちいずれか一項記載の露光装置。
- 前記2次光源調整手段は、集光光学系と、前記集光光学系から出射した光束を反射させて混合する光束混合手段と、前記光束混合手段の射出面で形成された光強度分布を前記2次光源面に略共役で結像する結像ズームレンズとを有し、
前記光束混合手段の射出面近傍に透過率補正フィルターを配置していることを特徴とした請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の露光装置。 - 前記透過率補正フィルターは回転対称に透過率を補正する分布とし、補正量の異なる複数が用意され、照明条件の切り換えに応じて交換可能であることを特徴とする請求項8記載の露光装置。
- 前記透過率補正フィルターを平行シフトする駆動手段を更に有し、照明条件の切り換えに応じてシフト量を調整することを特徴とする請求項8又は9記載の露光装置。
- 前記2次光源調整手段は、集光光学系と、前記集光光学系から出射した光束を反射させて混合する光束混合手段と、前記光束混合手段の射出面で形成された光強度分布を前記2次光源面に略共役で結像する結像ズームレンズとを有し、
前記結像ズームレンズは、前記瞳透過率分布に応じて、ディスト−ションを可変とする機能を有することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の露光装置。 - 請求項1乃至11のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被露光体を露光し、前記被露光体を現像処理してデバイスを製造することを特徴とするデバイスの製造方法。
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