JP3813907B2 - 締結補助構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部材同士をボルトにより締結する締結補助構造に関し、特に、狭所においてボルトの締結作業を行う際の利便性が高い締結補助構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、樹脂成型品は、廉価で大量生産が可能であり、しかも複雑な形状に成型することが可能であることから広汎に用いられており、構造物等を覆うカバーにも適している。樹脂成型品をカバーとして用いる場合、内部の構造物に整合した形状に成型することにより、構造物を確実に保護するとともに空間を有効に利用することができる。
【0003】
樹脂カバーにより構造物を覆う場合、樹脂カバーに設けたボルト孔にボルトを通し、該ボルトにより部材同士を締結することが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両用空調装置などに用いる樹脂カバーは、所定の限られた空間内に配置する必要があることから、ボルト孔の位置は制約を受ける。また、車両用空調装置の内部構造物は比較的複雑な形状であることから、これらの内部構造物を覆う樹脂カバーの形状も複雑となり、ボルト孔の位置はさらに制約を受ける。
【0005】
従って、ボルト孔は比較的作業性の悪い位置に設けられる場合があり、ボルトおよび工具を差し込みにくい状況が惹起されることがある。樹脂カバーの取り付け作業は、車両用空調装置をユニット単体として組み立てる工程においては比較的問題がないが、車両に搭載された状態において樹脂カバーの取り外し作業や取り付け作業を行う際には、ボルト孔が狭所や外部から視認できない場所に位置することもあり、その場合、ボルトおよび工具を差し込むことが困難となる。
【0006】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、狭所などの作業性の悪い場所においてもボルトによる締結作業を容易に行うことを可能にする締結補助構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定の方向からの視認を妨げる視認障害部を備える部材と他の部材とをボルトにより締結する締結補助構造であって、前記視認障害部の近傍で、所定の方向から隠れる箇所に設けられ、前記ボルトのねじ部が通るボルト孔と、前記ボルト孔の周縁部に形成され、前記ボルトの頭座面または前記ボルトと組み合わされたワッシャが当接する座面と、前記座面の周縁から延在し前記ボルトを前記ボルト孔に案内する案内通路とを有し、前記案内通路は、一部が前記視認障害部と一体となり、前記視認障害部の端面まで延在していることを特徴とする。
【0008】
このように、ボルトを案内する案内通路によって、ボルトはボルト孔に容易に導入されることとなり、狭所などの作業性の悪い場所においてもボルトによる締結作業を容易に行うことができる。
【0009】
この場合、前記案内通路は、少なくとも前記ボルト孔に臨む位置にスリットを設けてもよい。案内通路が外部から視認可能な場合、このスリットにより、ボルトがボルト孔に挿入されていることを確認することができる。
【0010】
また、前記案内通路の端部に開口するボルト入口部に連設し、前記ボルト入口部に前記ボルトを導入するガイド溝を設けてもよい。
【0011】
さらにまた、前記案内通路は、内壁が前記ボルト孔に向かって縮径する錐形状としてもよい。このようにすると、ボルトはボルト孔に対してより導入され易くなる。また、成型時に案内通路の内壁部における金型から成型品を抜き易くなるという利点も得られる。
【0012】
この場合、前記ボルト入口部は、前記座面に対して、前記案内通路が形成される前記部材側に偏心させてもよい。
【0013】
前記案内通路は、外壁が略均一な肉厚に形成してもよい。
【0014】
前記案内通路は、外壁が前記ボルト孔に向かって拡径する錐形状であると、金型から成型品を抜き易い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る締結補助構造について好適な実施の形態を挙げ、添付の図1〜図8Cを参照しながら説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施の形態に係るボルトガイド部(締結補助構造)61は、車両用空調装置12の一部である樹脂カバー(部材)10に設けられている。樹脂カバー10は、本体(部材)14における一側面の約半分を覆っている。具体的には、蒸発器16の側面と、該蒸発器16の側面上部に接続される高圧配管18および低圧配管20の一部を覆っている。樹脂カバー10の上部には、高圧配管18および低圧配管20の形状に合わせた膨出部22が設けられていて、この膨出部22によって高圧配管18および低圧配管20の一部が保護されている。樹脂カバー10の側面には、ブロアファン(図示せず)からの空気が給気される給気孔24が設けられている。給気孔24から給気された空気は、樹脂カバー10内を通り、蒸発器16に導かれる。樹脂カバー10を本体14から取り外すと、蒸発器16を矢印A方向へスライド移動させて取り出すことができ、蒸発器16が交換可能である。
【0017】
車両用空調装置12は、車室内空気の温度および湿度を調整する装置であり、車両におけるフロントコンソールの内部に設けられている。車両用空調装置12は、ブロアファンから送給される空気を、蒸発器16および加熱器(図示せず)によって温度と湿度とを調整し、デフロスタ吹出口26、フェイス吹出口28および/またはフット吹出口30から送風する。
【0018】
車両用空調装置12が車両に搭載された状態において、樹脂カバー10は、フロントコンソール内の狭所に位置している。特に、膨出部22は、裏面側が狭所となって車室側からの視認性がよくない。仮に、樹脂カバー10が従来構造であれば、膨出部22の裏面側に対する作業は、手探りまたは手鏡などを用いながら行うこととなり非常に不便であるが、樹脂カバー10は以下に説明する構造により膨出部22の裏面側におけるボルト締結作業を容易化している。
【0019】
樹脂カバー10は、複数のボルト32(例えば、プラス溝型のスクリューボルト)によって本体14と締結される。本体14には、ボルト32のねじ部32aに対応するタッピング穴34、36、38、40、42、44が設けてあり、ねじ部32aは、例えば、樹脂カバー10の取り付け座46を介してタッピング穴34に螺合する。
【0020】
同様に、取り付け座48とタッピング穴36、取り付け座50とタッピング穴38、取り付け座52とタッピング穴40、取り付け座56とタッピング穴42とが対になり、それぞれボルト32により締結される。また、本体14のタッピング穴44には、樹脂カバー10の座面58(図2参照)が対応し、ボルト32のねじ部32aは、座面58の中央に設けられたボルト孔60を通ってタッピング穴44に螺合する。
【0021】
図2に示すように、膨出部22の縁に沿って、ボルト孔60にボルト32を案内するボルトガイド部61が設けられている。ボルト孔60の直径は、ねじ部32aの直径よりやや大きい。ボルトガイド部61は、座面58と、ボルト孔60と、樹脂面62および膨出部22の縁と一部が一体となった円筒状の隔壁(案内通路)64と、該隔壁64の上面における長尺方向に設けられた比較的細いスリット66とを有する。ボルトガイド部61の隔壁64の一端は、座面58の周縁に一体化している。隔壁64の他端には、ボルト32が挿入されるボルト入口部68が開口している。樹脂カバー10におけるボルト入口部68の前面部は、ボルト入口部68へ向かって上がり勾配の傾斜面10aとなっている。この傾斜面10aの傾斜角は比較的大きい。
【0022】
座面58は円形であり、ボルト入口部68は一部がスリット66で分断された「C」字状の円弧形である。座面58の円直径dは、ボルト入口部68の円弧直径Dより小さい。また、座面58の円直径dは、ボルト32の頭の直径eよりやや大きい。
【0023】
図3に示すように、スリット66が形成される側の隔壁64の肉厚は、略一定幅であり、ボルトガイド部61の成型時の冷却速度が略均一となるため成型精度が向上し、スリット66の幅も一定とすることができる。隔壁64の下面65は、ボルト孔60に向かって上がり勾配となっているので、隔壁64の内壁はボルト孔60に向かって縮径する円錐形状となる。隔壁64の内面は円錐面となっていることから、ボルト32はこの円錐面に沿って案内され、ボルト孔60に対して位置合わせが容易となる。また、隔壁64の内面は円錐面であることから、樹脂成型時に、隔壁64の内壁部における金型を引き抜き易い。
【0024】
また、隔壁64の下面65は、ボルト孔60に向かって上がり勾配となっていることから、ボルト入口部68における隔壁64の下端部と傾斜面10aとの段差hを小さい値に設定することができる。また、座面58およびボルト孔60は、ボルト入口部68と比べてやや上方に偏心して形成されるので、樹脂カバー10における本体14側の開口部の開口縁10bとボルト孔60との間には高さに余裕がある。開口縁10bとボルト孔60との間には、本体14の方向に突出する突出部69が設けられる。この突出部69は、開口縁10bの全周のやや外周側に設けられる。本体14に突出部69に対応する嵌合溝を設け、この嵌合溝に突出部69を嵌合させることで、本体14と樹脂カバー10との位置合わせを容易に行うことができる。また、突出部69と該突出部69が嵌合する嵌合溝とにより一種のシール構造となり、樹脂カバー10内の空気が外に漏れにくい。ボルト孔60は、やや上方に偏心しているので、突出部69の形成上、ボルト孔60が位置的に障害となることがない。
【0025】
隔壁64は、比較的薄肉に形成されており、樹脂成型直後の熱歪みによる収縮変形を受けにくい。ボルト入口部68は、膨出部22の端部の面22aと同一面上に設定される。
【0026】
図4に示すように、隔壁64の外壁は、ボルト孔60の方向に向かって拡径する円錐形状としてもよい。このようにすると、樹脂成型時に、隔壁64の外壁部における金型がより引き抜き易くなる。
【0027】
次に、このように構成される樹脂カバー10を本体14に締結する手順について説明する。
【0028】
車両用空調装置12をユニット単体として組み立てる工程においては、図5に示すように、まず、本体14に対して樹脂カバー10の位置を合わせる。次に、ボルト32をドライバ70の先端に取り付けてボルト入口部68から挿入する。ドライバ70は軸70aの部分がマグネット式のものを用いると、ボルト32が軸70aの先端部に吸着される状態となり、ボルト32を挿入し易い。
【0029】
ボルト32を隔壁64に沿って奥へ進入させる。このとき、スリット66は、比較的狭い幅なのでこのスリット66からボルト32が外に抜けることがない。また隔壁64の内面は奥へ向かって縮径する円錐面となっていることから、ボルト32は座面58のボルト孔60に自然と案内されることとなり、ボルト32のねじ部32aはボルト孔60に挿入し易い。ボルトガイド部61が鉛直状態に配置される場合には、ボルト32をボルト入口部68から落とすことにより挿入してもよい。
【0030】
スリット66は、ボルトガイド部61の長尺方向に沿って開口しているので、ボルト32を挿入する際、スリット66を通してボルト32の位置を確認し易い。
【0031】
ねじ部32aの先端が本体14のタッピング穴44に到達した後、ドライバ70の柄70bを回転させながらねじ込み、ねじ部32aをタッピング穴44に螺合させる。タッピング穴44は、ねじ部32aのねじ山がタッピング穴44の内壁に食い込みながら、ボルト32がねじ込まれることとなる。
【0032】
やがて、ボルト32の頭座面32bが座面58に対して押圧気味に当接する。これにより本体14と樹脂カバー10とが締結される。この後、ドライバ70を引き抜く。ドライバ70を引き抜くと、スリット66を通してボルト32の頭部を確認することが可能であり、例えば、頭座面32bが確実に座面58と接触しているか否かを確認することができる。このことは、車両用空調装置12をユニット単体として出荷する際の出荷検査時等に有益である。
【0033】
なお、取り付け座46、48、50、52および56(図1参照)については従来構造であるので、ドライバ70の通常の操作によりボルト32を螺合させればよい。このようにして、樹脂カバー10と本体14とは堅固に締結する。
【0034】
車両用空調装置12が車両に搭載された状態においては、膨出部22およびボルト入口部68は、車室内側からは図6に示すように視認される。この場合、座面58およびボルト孔60は膨出部22の陰となって見ることができない。しかしながら、ボルトガイド部61の端部であるボルト入口部68は、膨出部22の端部の面22aと同一面上に設定されているので容易に視認可能である。
【0035】
従って、ボルト32をドライバ70の先端に取り付けた状態(または磁気で吸着された状態)で、ボルト32をボルト入口部68から容易に挿入することが可能であり、ボルト32は、隔壁64の円錐形状の内面に沿ってボルト孔60に容易に挿入される。この際、ボルト孔60の位置を確認するための手鏡や手探り作業は不要である。
【0036】
なお、車両用空調装置12が車両に搭載された状態において、傾斜面10aの上方には他の障害物が存在することがある。この場合、作業者の手およびドライバ70は、斜め下方向から傾斜面10aのやや上方に沿ってボルト入口部68に接近することとなる(図3参照)。この際、段差hの高さは小さい値となっていることから、ドライバ70の先端に取り付けられたボルト32は、段差hに当たりにくく、ボルト入口部68に挿入され易い。段差hの高さが十分に小さい値である場合、ボルト32を傾斜面10aの面上に沿わせながら、ボルト32をそのままボルト入口部68へ挿入させてもよい。
【0037】
隔壁64の下面65も上がり勾配となっているので、この勾配に沿って、ボルト32をボルト孔60へ導入し易い。
【0038】
ボルト32のねじ部32aがボルト孔60に挿入された後、ドライバ70を回転させながらねじ込み、ねじ部32aをタッピング穴44に螺合させることができる。
【0039】
この際、ボルト32を視認できないが、ボルト32の頭座面32bが座面58に当接した時点で、さらに挿入させようとすると適度な反力があるので、ボルト32が適切に挿入されたことが諒解される。また、例えば、ボルト32が適切に挿入された状態におけるボルト入口部68とドライバ70の軸70aとの位置確認用として軸70aにマーク72を設けてもよい。つまり、マーク72がボルト入口部68の位置まで挿入された時点で(図5参照)、このマーク72の位置をボルト32の挿入完了の1つの判断基準としてもよい。
【0040】
なお、樹脂カバー10においては、ボルト締結時にボルト孔60に対してボルト32を位置合わせする作業が容易化されるが、さらに、樹脂カバー10を本体14から取り外す作業も容易化される。すなわち、ボルト孔60に挿入されているボルト32を取り外す際、ドライバ70の軸70aを隔壁64の内面に沿って挿入することにより、軸70aの先端部をボルト32の頭部に容易に合わせることができるので、ボルト32を取り外し易い。
【0041】
次に、本実施の形態に係る樹脂カバー10におけるボルトガイド部61の変形例について図7〜図8Cを参照しながら説明する。
【0042】
図7に示すように、ボルト入口部68の前面にガイド溝74を有する補助ガイド76を設けると、ボルト32がボルト入口部68に導入され易く好適である。つまり、ガイド溝74とボルト入口部68の下部とを滑らかに連設するように設定することで、ボルト32は、ガイド溝74から隔壁64の内面へとスムーズに導入されることとなる。また、ボルト32は、ガイド溝74内にあるときは目視可能であるから、ボルト32とドライバ70との取り付け状態を確認することができる。
【0043】
図8Aに示すように、ボルトガイド部61は、膨出部22または樹脂面62(図2参照)から隔離した独立の円筒形状であってもよい。また、スリット66は、ボルト入口部68に連通していない長孔型であってもよい。このようにすると、ボルト入口部68が円環形状となり、ボルトガイド部61の強度が大きくなる。
【0044】
図8Bに示すように、スリット66の代わりとして、ボルト孔60の近傍に短尺の孔78を設けてもよい。このようにすると、ボルト孔60およびその近傍を目視により確認できるとともにボルトガイド部61の強度が非常に強くなる。
【0045】
図8Cに示すように、ボルトガイド部61は2つのスリット66aおよび66bを有していてもよい。この場合、2つの隔壁64aと64bとは弾性変形により多少離間させることができるので、ボルト入口部68の開口を大きくすることができる。これにより、ボルト入口部68に対してボルト32を導入し易くなる。
【0046】
なお、上記の実施の形態では、ボルト32は、いわゆるスクリューボルトとして説明したが、これに限らずメートル並目ねじなどでもよい。この場合、本体14におけるタッピング穴34、36、38、40、42、44に相当する箇所には固定ナットを設けるとよい。また、ボルト32の頭部は、マイナス溝型、六角頭型、六角穴付き型、さら型などでもよい。ボルト32にはワッシャを組み合わせて使用してもよい。
【0047】
ボルト32の頭部がさら型の場合、この頭部の頭座面の形状に合わせて座面58をテーパ形状にしてもよい。座面58をテーパ形状とすると、ボルト32の先端部がボルト孔60にさらに導入され易い。
【0048】
ボルトガイド部61が透明の樹脂である場合には、内部が透過して視認可能であるからスリット66を省略してもよい。
【0049】
樹脂カバー10およびその一部であるボルトガイド部61は、樹脂以外の成型品、例えば、アルミダイキャストなどでもよい。
【0050】
本発明に係る締結補助構造は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る締結補助構造によれば、狭所などの作業性の悪い場所においてもボルトによる締結作業が容易化するという効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る締結補助構造が設けられた樹脂カバーおよびその周辺部の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る締結補助構造の一部拡大斜視図である。
【図3】ボルトガイド部およびその周辺の断面図である。
【図4】隔壁がボルト孔に向かって縮径するボルトガイド部およびその周辺の断面図である。
【図5】ボルトガイド部にボルトおよび工具を挿入した状態の上面図である。
【図6】ボルトガイド部にボルトおよび工具を挿入した状態の一部拡大斜視図である。
【図7】ボルトガイド部および補助ガイド周辺の拡大斜視図である。
【図8】図8Aは、スリットとボルト入口部とが離間したボルトガイドの斜視図であり、図8Bは、ボルト孔の近傍に短尺の孔を設けたボルトガイドの斜視図であり、図8Cは、2つのスリットを有するボルトガイドの斜視図である。
【符号の説明】
10…樹脂カバー 12…車両用空調装置
14…本体 22…膨出部
22a…面 32…ボルト
32a…ねじ部 32b…頭座面
34、36、38、40、42、44…タッピング穴
58…座面 60…ボルト孔
61…ボルトガイド部 64、64a、64b…隔壁
66、66a、66b…スリット 68…ボルト入口部
74…ガイド溝 76…補助ガイド

Claims (7)

  1. 所定の方向からの視認を妨げる視認障害部を備える部材と他の部材とをボルトにより締結する締結補助構造であって、
    前記視認障害部の近傍で、所定の方向から隠れる箇所に設けられ、前記ボルトのねじ部が通るボルト孔と、
    前記ボルト孔の周縁部に形成され、前記ボルトの頭座面または前記ボルトと組み合わされたワッシャが当接する座面と、
    前記座面の周縁から延在し前記ボルトを前記ボルト孔に案内する案内通路と、
    を有し、
    前記案内通路は、一部が前記視認障害部と一体となり、前記視認障害部の端面まで延在していることを特徴とする締結補助構造。
  2. 請求項1記載の締結補助構造において、
    前記案内通路は、少なくとも前記ボルト孔に臨む位置にスリットを有することを特徴とする締結補助構造。
  3. 請求項1または2記載の締結補助構造において、
    前記案内通路の端部に開口するボルト入口部に連設し、前記ボルト入口部に前記ボルトを導入するガイド溝を有することを特徴とする締結補助構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の締結補助構造において、
    前記案内通路は、内壁が前記ボルト孔に向かって縮径する錐形状であることを特徴とする締結補助構造。
  5. 請求項4記載の締結補助構造において、
    前記ボルト入口部は、前記座面に対して、前記案内通路が形成される前記部材側に偏心していることを特徴とする締結補助構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の締結補助構造において、
    前記案内通路は、外壁が略均一な肉厚に形成されることを特徴とする締結補助構造。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の締結補助構造において、
    前記案内通路は、外壁が前記ボルト孔に向かって拡径する錐形状であることを特徴とする締結補助構造。
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