JP3813848B2 - 到着出発通過判定方法および装置と到着出発通過判定プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばGPSなどの位置測位システムから取得した車両などの移動体の位置情報および目的地および通過点を含む判定対象地点に対する移動体の到着、出発および通過を判定するための判定条件および位置情報を含む設定情報に基づいて判定対象地点に対応する移動体の到着、出発および通過のいずれかを各判定対象地点に対して判定する到着出発通過判定方法および装置と到着出発通過判定プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、物流業界や運送業界では、輸送および配送効率や業務効率改善のために、車両の運行管理に関して検討が行われ、GPSから取得した位置情報を定期的にセンタに送信するシステムや到着や出発などの車両の状態を運転手のボタン操作をトリガとしてセンタに送信することによりセンタで把握するシステムが製品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両運行管理システムにおいては、車載器から定期的に通知された現在位置情報をセンタのディスプレイに表示するのみのものや車両が設定したエリアに入ったときに、センタにエリア内到着を通知するだけであり、到着/出発/通過といった車両の状態を区別して把握することができないという問題がある。
【0004】
また、車両の状態を把握可能なものは、目的地や通過点で運転手が到着/出発/通過などのボタン操作をすることが必要となり、運転手にとって負担の大きいものであるとともに、またボタンの押し忘れなどの人的ミスにより、正確な状態を把握できない場合があるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、判定対象地点に対する移動体の到着、出発および通過を適確に判定し、運転手の負担を軽減するとともに高度な移動体の運行管理を行い得る到着出発通過判定方法および装置と到着出発通過判定プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定方法であって、目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存しておき、移動体の位置情報を逐次取得し、この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出し、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定し、この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定し、この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定し、前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときには、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定することを要旨とする。
【0007】
請求項1記載の本発明にあっては、移動体の位置情報を逐次取得し、この位置情報に基づき移動体の移動速度を逐次算出し、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定した場合において、移動速度が所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定し、目的地到着と判定した後、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体が目的地から出発したと判定し、所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しない状態で、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体は目的地または通過点を通過したと判定するため、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなる。
【0008】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理は、移動体で行われ、前記設定情報保存処理における判定対象地点の位置情報および判定条件は、通信回線を介してセンタから移動体に送信され、移動体は、前記到着判定処理、出発判定処理および通過判定処理で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知することを要旨とする。
【0009】
請求項2記載の本発明にあっては、移動体で目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定し、この判定結果をセンタに通信回線を介して通知するため、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、センタにおける負荷を軽減することができる。
【0010】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理は、移動体で行われ、移動体は、前記位置取得処理で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信し、前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理は、移動体に通信回線を介して接続されているセンタで行われることを要旨とする。
【0011】
請求項3記載の本発明にあっては、移動体で取得した移動体自身の位置情報をセンタに送信し、センタにおいて目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定するため、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、移動体における負荷を軽減することができる。
【0012】
更に、請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の発明において、前記位置取得処理は、位置測位システムで計測した移動体の位置情報を取得し、前記速度算出処理、前記速度判定処理、前記到着判定処理、前記出発判定処理、および前記通過判定処理は、前記位置測位システムの位置測位誤差を考慮して行われることを要旨とする。
【0013】
請求項4記載の本発明にあっては、位置測位システムの位置測位誤差を考慮して判定処理を行うため、位置測位システムに誤差があっても、正確な判定処理を行うことができる。
【0014】
請求項5記載の本発明は、請求項4記載の発明において、前記移動体が、車両であることを要旨とする。
【0015】
請求項5記載の本発明にあっては、移動体が車両であるため、例えば宅配用の車両に本発明を適用した場合、宅配先である目的地に対する車両の到着と出発と通過および通過点に対する車両の通過を適確に把握することができる。
【0016】
また、請求項6記載の本発明は、請求項5記載の発明において、前記所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定する場合において、前記所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定することを要旨とする。
【0017】
請求項6記載の本発明にあっては、所定の速度以下の状態の継続時間の違いに基づき目的地に到着した車両の用途を判定するため、車両が例えば集荷、配送、乗客の乗車などのためのいずれのために到着したのかを把握することができる。
【0018】
請求項7記載の本発明は、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定装置であって、目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存する設定情報保存手段と、移動体の位置情報を逐次取得する位置取得手段と、この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出する速度算出手段と、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定する速度判定手段と、この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定する到着判定手段と、この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定する出発判定手段と、前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときには、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定する通過判定手段とを有することを要旨とする。
【0019】
請求項7記載の本発明にあっては、移動体の位置情報を逐次取得し、この位置情報に基づき移動体の移動速度を逐次算出し、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定した場合において、移動速度が所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定し、目的地到着と判定した後、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体が目的地から出発したと判定し、所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しない状態で、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体は目的地または通過点を通過したと判定するため、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなる。
【0020】
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記設定情報保存手段、前記位置取得手段、前記速度算出手段、前記速度判定手段、前記到着判定手段、前記出発判定手段、および前記通過判定手段は、移動体に設けられ、移動体に設けられている前記設定情報保存手段は、通信回線を介してセンタから移動体に送信される判定対象地点の位置情報および判定条件を受信する設定情報受信手段を有し、移動体は、前記到着判定手段、出発判定手段および通過判定手段で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知する通知手段を更に有することを要旨とする。
【0021】
請求項8記載の本発明にあっては、移動体で目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定し、この判定結果をセンタに通信回線を介して通知するため、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、センタにおける負荷を軽減することができる。
【0022】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得手段は、移動体に設けられ、移動体は、前記位置取得手段で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信し、前記位置情報保存手段、前記速度算出手段、前記速度判定手段、前記到着判定手段、前記出発判定手段、および前記通過判定手段は、移動体に通信回線を介して接続されているセンタに設けられていることを要旨とする。
【0023】
請求項9記載の本発明にあっては、移動体で取得した移動体自身の位置情報をセンタに送信し、センタにおいて目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定するため、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、移動体における負荷を軽減することができる。
【0024】
更に、請求項10記載の本発明は、請求項7乃至9のいずれか1つに記載の発明において、前記位置取得処理は、移動体の位置を計測する位置測位システムを有し、前記速度算出手段、前記速度判定手段、前記到着判定手段、前記出発判定手段、および前記通過判定手段は、前記位置測位システムの位置測位誤差を考慮して行われることを要旨とする。
【0025】
請求項10記載の本発明にあっては、位置測位システムの位置測位誤差を考慮して判定処理を行うため、位置測位システムに誤差があっても、正確な判定処理を行うことができる。
【0026】
請求項11記載の本発明は、請求項10記載の発明において、前記移動体は、車両であることを要旨とする。
【0027】
請求項11記載の本発明にあっては、移動体が車両であるため、例えば宅配用の車両に本発明を適用した場合、宅配先である目的地に対する車両の到着と出発と通過および通過点に対する車両の通過を適確に把握することができる。
【0028】
また、請求項12記載の本発明は、請求項11記載の発明において、前記到着判定手段は、前記所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定する用途判定手段を更に有することを要旨とする。
【0029】
請求項12記載の本発明にあっては、所定の速度以下の状態の継続時間の違いに基づき目的地に到着した車両の用途を判定するため、車両が例えば集荷、配送、乗客の乗車などのためのいずれのために到着したのかを把握することができる。
【0030】
請求項13記載の本発明は、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定プログラムであって、目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存しておき、移動体の位置情報を逐次取得し、この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出し、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定し、この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定し、この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定し、前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときには、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定することを要旨とする。
【0031】
請求項13記載の本発明にあっては、移動体の位置情報を逐次取得し、この位置情報に基づき移動体の移動速度を逐次算出し、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定した場合において、移動速度が所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定し、目的地到着と判定した後、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体が目的地から出発したと判定し、所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しない状態で、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体は目的地または通過点を通過したと判定するため、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなる。
【0032】
また、請求項14記載の本発明は、請求項13記載の発明において、前記移動体において、通信回線を介してセンタから送信される前記判定対象地点の位置情報および判定条件を受信する設定情報受信処理と、前記位置情報を保存する設定情報保存処理、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理と、前記到着判定処理、出発判定処理および通過判定処理で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知する通知処理とを実施することを要旨とする。
【0033】
請求項14記載の本発明にあっては、移動体で目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定し、この判定結果をセンタに通信回線を介して通知するため、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、センタにおける負荷を軽減することができる。
【0034】
更に、請求項15記載の本発明は、請求項13記載の発明において、前記移動体においては、移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理と、該位置取得処理で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信する位置情報送信処理とを実施し、前記移動体に通信回線を介して接続されているセンタにおいては、前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理を実施することを要旨とする。
【0035】
請求項15記載の本発明にあっては、移動体で取得した移動体自身の位置情報をセンタに送信し、センタにおいて目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定するため、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、移動体における負荷を軽減することができる。
【0036】
請求項16記載の本発明は、請求項13乃至15のいずれか1つに記載の発明において、前記移動体は、車両であることを要旨とする。
【0037】
請求項16記載の本発明にあっては、移動体が車両であるため、例えば宅配用の車両に本発明を適用した場合、宅配先である目的地に対する車両の到着と出発と通過および通過点に対する車両の通過を適確に把握することができる。
【0038】
また、請求項17記載の本発明は、請求項16記載の発明において、前記所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定する場合において、前記所定の速度以下の状態の継続時間の違いに基づき目的地に到着した車両の用途を判定することを要旨とする。
【0039】
請求項17記載の本発明にあっては、所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定するため、車両が例えば集荷、配送、乗客の乗車などのためのいずれのために到着したのかを把握することができる。
【0040】
更に、請求項18記載の本発明は、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定プログラムを記録した記録媒体であって、目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存しておき、移動体の位置情報を逐次取得し、この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出し、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定し、この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定し、この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定し、前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときには、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定する到着出発通過判定プログラムを記録媒体に記録することを要旨とする。
【0041】
請求項18記載の本発明にあっては、移動体の位置情報を逐次取得し、この位置情報に基づき移動体の移動速度を逐次算出し、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定した場合において、移動速度が所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定し、目的地到着と判定した後、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体が目的地から出発したと判定し、所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しない状態で、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体は目的地または通過点を通過したと判定する到着出発通過判定プログラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0042】
請求項19記載の本発明は、請求項18記載の発明において、前記移動体において、通信回線を介してセンタから送信される前記判定対象地点の位置情報および判定条件を受信する設定情報受信処理と、前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理と、前記到着判定処理、出発判定処理および通過判定処理で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知する通知処理とを実施する到着出発通過判定プログラムを記録媒体に記録することを要旨とする。
【0043】
請求項19記載の本発明にあっては、移動体で目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定し、この判定結果をセンタに通信回線を介して通知する到着出発通過判定プログラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0044】
また、請求項20記載の本発明は、請求項18記載の発明において、前記移動体においては、移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理と、該位置取得処理で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信する位置情報送信処理とを実施し、前記移動体に通信回線を介して接続されているセンタにおいては、前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理を実施する到着出発通過判定プログラムを記録媒体に記録することを要旨とする。
【0045】
請求項20記載の本発明にあっては、移動体で取得した移動体自身の位置情報をセンタに送信し、センタにおいて目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定する到着出発通過判定プログラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る到着出発通過判定方法を実施するための車両に搭載された車載装置の構成を示すブロック図である。同図に示す車載装置1は、図示しないセンタと通信回線を介して通信を行い、目的地および通過点を含む判定対象地点に対する車両の到着、出発および通過を判定するための判定条件および位置情報を含む設定情報をセンタから受信するとともに、例えばGPSなどのような位置測位システムから取得した車両自身の位置情報およびセンタから受信した前記設定情報に基づいて判定対象地点に対する車両の到着、出発および通過を判定し、この判定結果をセンタに送信するものであり、設定情報管理部100、基本処理部200、目的地処理部300、通過点処理部400、通信処理部500、位置情報管理部600を有する。
【0047】
基本処理部200は、判定処理制御部201、速度算出部202、エリア内判定部203、および距離算出部204を有し、目的地処理部300は、停止判定部301、タイマ部302、到着判定部303、および出発・通過判定部304を有し、通過点処理部400は、通過判定部401を有し、位置情報管理部600は、位置検出部601および位置情報記録部602を有する。
【0048】
本実施形態の到着出発通過判定装置は、目的地に対する車両の到着と出発と通過および通過点に対する車両の通過を判定するものであり、目的地および通過点である判定対象地点の位置情報を含む設定情報を後述するセンタから通信回線を介して受信して位置情報保存手段を構成する設定情報管理部100に予め保存しておき、車両の位置情報を位置取得手段を構成する位置検出部601で逐次取得し、この車両の逐次取得した位置情報に基づいて車両の移動速度を速度算出手段を構成する速度算出部202で逐次算出し、判定対象地点の位置情報と車両の現在の位置情報とに基づき車両が判定対象地点に対して所定の判定エリア内に入ったと判定された場合、車両の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定処理制御部201を構成する速度判定手段で判定し、この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、車両が目的地に到着したと到着判定部303を構成する到着判定手段で判定し、この車両が目的地に到着したと判定した後、判定対象地点の位置情報と車両の位置情報とに基づき車両が判定対象地点に対して所定の判定エリア内から出たと判定された場合、車両が目的地から出発したと出発・通過判定部304を構成する出発判定手段で判定し、前記車両の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しない状態において、前記判定対象地点の位置情報と車両の位置情報とに基づき車両が判定対象地点に対して所定の判定エリアから出たと判定された場合には、車両は目的地を通過したと出発・通過判定部304を構成する通過判定手段で、判定し、通過点を通過したと通過判定部401を構成する通過判定手段で判定するものである。
【0049】
また、前記到着判定手段は、上述したように所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定する場合において、前記所定の速度以下の状態の継続時間の違いに基づき目的地に到着した車両の用途を判定し、これにより車両が例えば集荷、配送、乗客の乗車などのためのいずれのために到着したのかを把握することができる。
【0050】
更に詳しくは、各部について説明する。位置情報管理部600において、位置検出部601は、例えばGPSなどの位置測位システムで構成され、車両の位置情報(緯度、経度)を検出し、この検出した位置情報を位置情報記録部602に供給して記録するとともに、またこの車両の位置情報は基本処理部200の距離算出部204および速度算出部202に供給される。なお、この位置情報の検出は、位置測位システムとして例えばGPSを使用した場合、1秒毎の周期で行われる。
【0051】
位置情報管理部600の位置情報記録部602は、位置検出部601で定期的に検出される車両の位置情報を履歴として記録するが、履歴情報の最新のもの、すなわち車両の現在位置情報である現在位置座標は、基本処理部200の距離算出部204に定期的に供給され、また速度算出部202へは、速度算出部202からの要求に応じて、要求されたサンプル数分の履歴情報が供給される。
【0052】
通信処理部500は、図示しないセンタと通信回線を介して通信を行うために使用され、該通信処理部500を介してセンタから判定対象地点に関する設定情報を受信し、この設定情報を設定情報管理部100に供給する。設定情報管理部100は、通信処理部500からの設定情報を保存管理するとともに、基本処理部200の判定処理制御部201に供給する。基本処理部200の判定処理制御部201では、判定対象地点に対して、目的地処理部300、通過点処理部400の制御を行い、目的地処理部300、通過点処理部400での判定結果を通信処理部500を介してセンタに送信する。
【0053】
ここで、センタから受信する判定対象地点に関する設定情報について説明する前に、図2を参照して、判定対象地点に対して車両の到着、出発および通過の判定に使用される判定対象地点、車両位置などのパラメータについて説明する。
【0054】
図2においては、目的地および通過点となる地図上の設定値である判定対象地点がPest として図示され、この判定対象地点Pest を中心として車両がこの判定対象地点を到着、出発および通過したか否かを判定するための判定半径R(Pest)の判定エリアが円で図示されている。この判定対象地点Pest に対して位 置測位システムで測定した結果の車両の位置がp(t)として図示され、この時刻tより前の時刻t−1,t−2における車両位置もp(t−1),p(t−2)として図示されている。
【0055】
これらの車両位置p(t),p(t−1),p(t−2)に対する判定対象地点Pest からの距離、すなわち判定対象地点Pest と車両位置p(t),p(t−1),p(t−2)の距離の差のベクトルがそれぞれr(t),r(t−1),r(t−2)として図示されている。また、これらの車両位置p(t),p(t−1),p(t−2)間を走行する車両の速度である1サンプル毎の移動量となる速度成分ベクトルがv(t),v(t−1)として図示されている。
【0056】
車両位置p(t)は、位置測位システムの統計的な測位誤差εを考慮して、車両位置の真値がp^(t)で図示されている。同様に、地図より決定した地図上の設定値である判定対象地点Pest も判定地点設定誤差Rerr(Pest)を考慮して判定対象地点の真値がP^est で図示されている。
【0057】
上述した判定対象地点、車両位置などのパラメータを考慮して、センタから受信する判定対象地点に関する設定情報、すなわち判定対象地点に対して車両の到着、出発および通過を判定するための判定条件および位置情報を含む設定情報について説明する。
【0058】
この設定情報は、判定順番、判定対象地点が目的地であるかまたは通過点であるかを示す判定対象地点の種別情報、判定対象地点の位置座標Pest(緯度、経 度)、判定半径R(Pest)、判定地点設定誤差Rerr(Pest)、位置測位シス テムの統計的な測位誤差ε、速度成分に関する閾値と継続時間を含んでいる。
【0059】
図3は、この設定情報の一例を示す図である。同図に示すように、設定情報は、判定順番毎に判定対象地点が目的地であるかまたは通過点であるかを示す種別、この判定対象地点の位置座標Pest の緯度および経度、判定半径R(Pest) 、判定地点設定誤差Rerr(Pest)、閾値、および継続時間からなる。設定情報管理部100は、基本処理部200の判定処理制御部201の要求に応じて判定順番に基づいて設定情報を判定処理制御部201に送信する。
【0060】
図2の例では判定順番を設けているが、順番なしの場合には、全地点情報を判定処理制御部201に送信し、複数地点に対して同時に処理が行われる。
【0061】
基本処理部200の判定処理制御部201は、設定情報管理部100から供給される設定情報を用いて、エリア内判定部203および速度算出部202の制御を行うとともに、また設定情報に含まれる判定対象地点の目的地であるかまたは通過点であるかの種別によって目的地処理部300または通過点処理部400に制御を振り分け、判定結果を通信処理部500から通信回線を介してセンタに通知する。
【0062】
基本処理部200の距離算出部204は、エリア内判定部203から判定対象地点の位置座標Pest を取得し、位置情報管理部600の位置情報記録部602から定期的に送られる車両の最新の現在位置情報を用いて、判定対象地点と車両の現在位置との間の距離|r(t)|を算出し、エリア内判定部203に通知する。
【0063】
図4に示すエリア内判定部203のパラメータを参照して、エリア内判定部203について説明する。図4に示すように、車両位置p(t−2),p(t−1),p(t)などで示す車両位置が判定半径R(Pest)の判定エリア内にある かまたは外にあるかを示すためにフラグFlagarea を用いている。車両位置 が判定エリアの外にある場合には、フラグFlagarea は0に設定され、また 車両位置が判定エリア内にある場合には、フラグFlagarea は1に設定され る。
【0064】
更に詳しくは、エリア内判定部203は、判定処理制御部201から供給される判定対象地点の位置座標を距離算出部204に供給し、距離算出部204から判定対象地点と車両位置との間の距離|r(t)|を受け取り、この距離|r(t)|が閾値Trarea 以下であるか否かを判定し、距離|r(t)|が閾値T rarea 以下である場合には(|r(t)|≦Trarea)、フラグFlagarea を1に設定し(Flagarea=1)、また距離|r(t)|が閾値Trarea よ り大きい場合には(|r(t)|>Trarea)、フラグFlagarea を0に設 定し(Flagarea=0)、このフラグFlagarea の値を判定処理制御部2 01に供給する。なお、閾値Trarea は、設定パラメータより求まる値であり 、その設定値は多数のパラメータが考えられるが、一例として線形和で最大値を見積もる。具体的には、閾値Trarea は、図4に示すように、判定半径R(Pest)、判定地点設定誤差Rerr(Pest)および統計的測位誤差εの和、すなわち判定地点設定誤差Rerr(Pest)および統計的測位誤差εを考慮した判定半径R(Pest)である。すなわち、閾値Trarea は、判定エリア内であるか否かに相当する値である。
【0065】
速度算出部202は、判定処理制御部201から制御信号を受信すると、速度情報を判定処理制御部201に送信する。速度算出部202における速度情報の算出は、位置情報管理部600の位置情報記録部602から取得した位置情報の履歴に基づき例えば過去2サンプルから速度情報を算出する。すなわち、位置検出部601において検出する車両の位置情報は、各サンプル周期に相当する所定の時間の周期毎に取得されるので、各位置情報から各位置間の距離を算出すれば、この各位置間の距離を各周期に相当する時間で除算すれば、各位置間の車両速度を求めることができる。
【0066】
次に、図5に示すフローチャートを参照して、判定処理制御部201の処理手順について説明する。なお、本実施形態においては、各フローチャートで図示される各処理手順は、例えば上述した位置情報の検出の場合と同様に1秒毎の周期で繰り返し実施されるようになっている。従って、例えば図8に示すタイマ部302の処理におけるステップS81で示すように、タイマの値から「1」を減算する処理は、該タイマ部302の処理が1秒毎に繰り返されるので、タイマの値から1秒を減算したことになる。
【0067】
図5において、判定処理制御部201は、設定情報管理部100にアクセスして判定対象地点の設定情報を取得し、この取得した設定情報のうち、判定対象地点の位置座標Pest(緯度、経度)、判定半径R(Pest)、判定地点設定誤差Rerr(Pest)、統計的測位誤差εをエリア内判定部203に供給し、エリア内判定部203からフラグFlagarea の状態を取得し、このフラグFlagarea が1であるか否かの判定、すなわち車両が判定エリア内に入ったか否かの判定を行う(ステップS11)。判定処理制御部201は、フラグFlagarea が1 になったことを判定すると(すなわち、車両が判定エリア内に入ったことを判定すると)、現在判定を行っている判定対象地点の種別が目的地であるか否かを確認する(ステップS13)。
【0068】
判定処理制御部201は、判定対象地点が目的地であることを確認すると、目的地処理部300が起動中であるか否かを確認する(ステップS15)。起動中でない場合には、目的地処理部300を起動し(ステップS17)、目的地処理部300で必要となる情報、すなわちフラグFlagarea の状態、統計的測位 誤差ε、閾値Trarea、継続時間、速度情報を目的地処理部300に供給する(ステップS19)。そして、判定処理制御部201は、目的地処理部300から車両が目的地に到着したか否かの判定を受信したか否かを確認する(ステップS20)。判定処理制御部201は、目的地処理部300から車両が目的地に到着したという判定結果を受信した場合には、この目的地に到着したという判定結果を通信処理部500から通信回線を介してセンタに送信し(ステップS27)、本処理を終了する。
【0069】
一方、ステップS13における判定対象地点の種別の確認の結果、判定対象地点が目的地でなく、判定対象地点が通過点である場合には、通過点処理部400が起動中であるか否かを確認し(ステップS21)、起動中でない場合には、通過点処理部400を起動し(ステップS23)、通過点処理部400で必要となる情報、すなわちフラグFlagarea の状態を通過点処理部400に供給し( ステップS25)、本処理を終了する。
【0070】
また、ステップS11の判定の結果、フラグFlagarea が1でない場合に は、本処理手順の1回前の処理手順に比較して、フラグFlagarea が立下っ て0になったものであるか否かを判定する(ステップS31)。この判定でフラグFlagarea の立下りを検出した場合には、目的地の処理中であるか否かを 判定し(ステップS33)、そうである場合には、目的地処理部300にフラグFlagarea の立下りを通知し(ステップS35)、目的地処理部300から 車両が目的地を出発または通過したか否かについての出発/通過判定の結果を受信し(ステップS37)、この判定結果を通信処理部500からセンタに通知し(ステップS39)、本処理を終了する。
【0071】
一方、ステップS33の判定の結果、目的地の処理中でない場合には、通過点の処理中であるか否かを判定し(ステップS41)、そうである場合には、通過点処理部400にフラグFlagarea を通知し(ステップS43)、通過点処 理部400から判定結果を受信し(ステップS45)、この判定結果を通信処理部500からセンタに通知し(ステップS47)、本処理を終了する。また、各処理部の初期化作業を行う。
【0072】
目的地処理部300は、基本処理部200の判定処理制御部201から制御信号および設定情報を受信すると、車両が目的地に到着したか否かについての判定処理を開始し、到着判定が行われた場合、判定処理制御部201に到着判定結果を通知する。また、目的地処理部300は、判定処理制御部201からフラグFlagarea の立下りを通知されると、車両が目的地を出発または通過したか否 かについての出発/通過判定を行い、この出発/通過判定結果を判定処理制御部201に通知する。
【0073】
次に、図6を参照して、目的地処理部300の停止判定部301の処理について説明する。停止判定部301は、車両が停止したか否かを判定する機能を有し、基本処理部200の判定処理制御部201から制御信号を取得すると、判定処理制御部201から通知される速度情報および統計的測位誤差εを用いて、車両の停止状態の判定処理を行う。この判定では、車両の速度成分|v(t)|が所定の閾値Trstop 以下であれば車両は停止していると判定して、フラグFla gstop を1に設定し、また車両の速度成分|v(t)|が閾値Trstop より大きい場合には、車両は停止していないと判定して、フラグFlagstop を0に 設定する。なお、閾値Trstop は、設定パラメータより求まる値であり、位置 測位システムから取得される位置情報の統計的な測位誤差を2倍にした値、すなわち最大の変化量=2εを設定する。また、停止判定部301は、フラグFlagstop の立ち上がり、立下りの際には、タイマ部302にフラグFlagstop の状態(立ち上がり、立下り)を通知する。
【0074】
次に、図7に示すフローチャートを参照して、停止判定部301の処理手順について説明する。
【0075】
停止判定部301は、フラグFlagarea が1であるか否かの判定、すなわ ち車両が判定エリア内に入ったか否かの判定を行い(ステップS51)、フラグFlagarea が1であって、車両が判定エリア内に入ったと判定された場合に は、車両の速度成分|v(t)|が所定の閾値Trstop 以下であるか否かを判 定して、車両が停止状態にあるか否かをチェックする(ステップS53)。速度成分|v(t)|が閾値Trstop 以下である場合には、すなわち車両が停止状 態にある場合には、フラグFlagstop を1に設定する(ステップS55)。そして、本処理手順の1回前の処理手順に比較して、フラグFlagstop が立ち上がったものであるか否かを判定し(ステップS57)、立ち上がったものである場合には、このフラグFlagstop の立ち上がりをタイマ部302に通知 し(ステップS59)、本処理を終了する。
【0076】
また、ステップS53のチェックにおいて、速度成分|v(t)|が閾値Trstop より大きい場合には、すなわち車両が停止状態にない場合には、フラグF lagstop を0に設定する(ステップS61)。そして、本処理手順の1回前 の処理手順に比較して、フラグFlagstop が立下ったものであるか否かを判 定し(ステップS63)、立下ったものである場合には、このフラグFlagstop の立下りをタイマ部302に通知し(ステップS65)、本処理を終了する 。
【0077】
次に、図8に示すフローチャートを参照して、タイマ部302の処理手順について説明する。
【0078】
タイマ部302は、停止判定部301からフラグFlagstop の立ち上がり を取得したか否かを判定し(ステップS71)、フラグFlagstop の立ち上 がりを取得すると、本処理を開始し、タイマを設定情報の継続時間tset に設定して、タイマの計数動作を開始させる(ステップS73)。また、タイマ部302は、停止判定部301からフラグFlagstop の立ち上がりを取得しない場 合には、フラグFlagstop の立下りを取得したか否かを判定し(ステップS 75)、フラグFlagstop の立下りを取得すると、タイマを設定情報の継続 時間tset に再設定して、すなわちリセットして、タイマの時間を元に戻す(ステップS77)。
【0079】
更に、タイマ部302は、停止判定部301からフラグFlagstop の立ち 上がりも立下りも取得しない場合には、フラグFlagstop が1であるか否か の判定、すなわち車両が停止状態にあるか否かの判定を行い(ステップS79)、フラグFlagstop が1である場合には、タイマから1を減算し(ステップ S81)、タイマが0になったか否かの判定、すなわちタイマの計数が継続時間tset を経過したか否かの判定を行う(ステップS83)。タイマが0になった場合、すなわちタイマの計数が継続時間tset を経過した場合には、車両が目的地に到着したと判定し、その旨を到着判定部303に通知する(ステップS85)。本処理では、タイマ部302は、タイマが計数動作を継続している場合において、停止判定部301からフラグFlagstop の立下り情報を受信した場合 には、タイマを継続時間tset にリセットする。また、タイマが継続時間tset になったときに、到着判定部303に車両の目的地への到着を示す制御信号を送信する。
【0080】
次に、図9に示すフローチャートを参照して、到着判定部303の処理手順について説明する。
【0081】
到着判定部303は、タイマ部302から制御信号があるか否かを判定し(ステップS91)、タイマ部302から制御信号を受信した場合には、車両が目的地に到着したことを示すフラグFlagarrive を1に設定し(ステップS93 )、この到着判定結果を基本処理部200の判定処理制御部201に通知する(ステップS95)。
【0082】
また、到着判定部303は、タイマ部302から制御信号を受信しない場合には、基本処理部200の判定処理制御部201からフラグFlagarea の立下 りを通知されたか否かを判定し(ステップS97)、通知された場合には、出発・通過判定部304に制御信号およびフラグFlagarrive の値を通知し(ス テップS99)、フラグFlagarrive を0に設定する(ステップS101) 。
【0083】
更に、ステップS97の判定において、フラグFlagarea の立下りを通知 されない場合には、フラグFlagarea が1であるか否かの判定、すなわち車 両が判定エリア内に入ったか否かの判定を行い(ステップS103)、フラグFlagarea が1でない場合には、フラグFlagarrive を0に設定して(ステップS105)、本処理を終了する。
【0084】
次に、図10に示すフローチャートを参照して、出発・通過判定部304の処理手順について説明する。
【0085】
出発・通過判定部304は、到着判定部303からフラグFlagarea の立 下りを受信したか否かを判定し(ステップS111)、受信した場合には、フラグFlagarrive が1であるか否かの判定を行い(ステップS113)、フラグFlagarrive が1である場合には、車両が目的地から出発したと判定し、基本処理部200の判定処理制御部201に出発を通知する(ステップS115)。また、フラグFlagarrive が1でない場合、すなわちフラグFlagarrive が0である場合には、車両が目的地を通過したと判定し、判定処理制御部201に通過を通知する(ステップS117)。
【0086】
次に、図11に示すフローチャートを参照して、通過点処理部400の通過判定部401の処理手順について説明する。
【0087】
通過点処理部400の通過判定部401は、基本処理部200の判定処理制御部201からフラグFlagarea の立下りを受信したか否かを判定し(ステッ プS121)、受信した場合には、フラグFlagarea の立下りを受信した場 合には、車両が通過点を通過したと判定し(ステップS123)、この通過判定結果を判定処理制御部201に通知する(ステップS125)。
【0088】
なお、上記実施形態では、車載装置1がセンタから設定情報を受け取るとともに、車両の位置情報を位置検出部601で検知し、判定対象地点に対する車両の到着、出発および通過を判定しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、すなわち車載装置1が判定処理を行う代わりにセンタで判定処理を行うようにしてもよいものである。すなわち、車載装置1の代わりにセンタで判定処理を行う場合には、図1に示す車載装置1の構成とほぼ同じ構成をセンタに設けるとともに、車両の位置情報を車載装置1の位置検出部からセンタで定期的に受信したり、またはセンタで車両の位置を定期的に検知し、この受信または検知した車両の位置情報とセンタ自身が保存している設定情報に基づいて判定対象地点に対する車両の到着、出発および通過を判定するようにしてもよいものである。
【0089】
また、本実施形態では、車両の目的地に対する到着と出発と通過および通過点に対する通過を判定しているが、本発明は車両に限定されるものでなく、移動体すべてに適用し得るものである。
【0090】
なお、上記実施形態の到着出発通過判定方法の処理手順をプログラムとして記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込むとともに、該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにダウンロードまたはインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、到着出発通過判定方法を実施する到着出発通過判定装置として機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、移動体の位置情報を逐次取得し、この位置情報に基づき移動体の移動速度を逐次算出し、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリア内に入ったと判定した場合において、移動速度が所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定し、目的地到着と判定した後、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体が目的地から出発したと判定し、所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しない状態で、判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報から移動体が判定エリアから出たと判定した場合、移動体は目的地または通過点を通過したと判定するので、目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなる。
【0092】
また、本発明によれば、移動体で目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定し、この判定結果をセンタに通信回線を介して通知するので、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、センタにおける負荷を軽減することができる。
【0093】
更に、本発明によれば、移動体で取得した移動体自身の位置情報をセンタに送信し、センタにおいて目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を区別して適確に判定するので、移動体において目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過をそれぞれ区別して適確に判定することができるとともに、従来のように人によるボタン操作などを必要とせず、人に対する負担が軽減され、ボタンの押し忘れなども関係なくなるに加えて、移動体における負荷を軽減することができる。
【0094】
本発明によれば、移動体が車両であるので、例えば宅配用の車両に本発明を適用した場合、宅配先である目的地に対する車両の到着と出発と通過および通過点に対する車両の通過を適確に把握することができる。
【0095】
また、本発明によれば、所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定するので、車両が例えば集荷、配送、乗客の乗車などのためのいずれのために到着したのかを把握することができる。
【0096】
更に、本発明によれば、位置測位システムの位置測位誤差を考慮して判定処理を行うため、位置測位システムに誤差があっても、正確な判定処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る到着出発通過判定方法を実施するための車両に搭載された車載装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態において判定対象地点に対して車両の到着、出発および通過の判定に使用される判定対象地点、車両位置などのパラメータを説明するための図である。
【図3】図1に示す実施形態においてセンタから車載装置に送信される設定情報の例を示す図である。
【図4】図1に示す実施形態に使用されているエリア内判定部のパラメータを説明するための図である。
【図5】図1に示す実施形態に使用されている判定処理制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す実施形態に使用されている停止判定部のパラメータを説明するための図である。
【図7】停止判定部の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す実施形態に使用されているタイマ部の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】図1に示す実施形態に使用されている到着判定部の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図1に示す実施形態に使用されている出発・通過判定部の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図1に示す実施形態に使用されている通過判定部の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車載装置
100 設定情報管理部
200 基本処理部
201 判定処理制御部
202 速度算出部
203 エリア内判定部
204 距離算出部
300 目的地処理部
301 停止判定部
302 タイマ部
303 到着判定部
304 出発・通過判定部
400 通過点処理部
401 通過判定部
500 通信処理部
600 位置情報管理部
601 位置検出部
602 位置情報記録部
Claims (20)
- 目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定方法であって、
目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存しておき、
移動体の位置情報を逐次取得し、
この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出し、
前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定し、
この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定し、
この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定し、
前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときには、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して所定の時間内で前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定すること
を特徴とする到着出発通過判定方法。 - 前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理は、移動体で行われ、
前記設定情報保存処理における判定対象地点の位置情報および判定条件は、通信回線を介してセンタから移動体に送信され、
移動体は、前記到着判定処理、出発判定処理および通過判定処理で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知すること
を特徴とする請求項1記載の到着出発通過判定方法。 - 前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理は、移動体で行われ、移動体は、前記位置取得処理で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信し、
前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理は、移動体に通信回線を介して接続されているセンタで行われること
を特徴とする請求項1記載の到着出発通過判定方法。 - 前記位置取得処理は、位置測位システムで計測した移動体の位置情報を取得し、
前記速度算出処理、前記速度判定処理、前記到着判定処理、前記出発判定処理、および前記通過判定処理は、前記位置測位システムの位置測位誤差を考慮して行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の到着出発通過判定方法。 - 前記移動体は、車両であることを特徴とする請求項4に記載の到着出発通過判定方法。
- 前記所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定する場合において、前記所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定することを特徴とする請求項5記載の到着出発通過判定方法。
- 目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定装置であって、
目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存する設定情報保存手段と、
移動体の位置情報を逐次取得する位置取得手段と、
この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出する速度算出手段と、
前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定する速度判定手段と、
この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定する到着判定手段と、
この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定する出発判定手段と、
前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときには、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定する通過判定手段と
を有することを特徴とする到着出発通過判定装置。 - 前記設定情報保存手段、前記位置取得手段、前記速度算出手段、前記速度判定手段、前記到着判定手段、前記出発判定手段、および前記通過判定手段は、移動体に設けられ、
移動体に設けられている前記設定情報保存手段は、通信回線を介してセンタから移動体に送信される判定対象地点の位置情報および判定条件を受信する設定情報受信手段を有し、
移動体は、前記到着判定手段、出発判定手段および通過判定手段で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知する通知手段
を更に有することを特徴とする請求項7記載の到着出発通過判定装置。 - 前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得手段は、移動体に設けられ、移動体は、前記位置取得手段で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信し、
前記設定情報保存手段、前記速度算出手段、前記速度判定手段、前記到着判定手段、前記出発判定手段、および前記通過判定手段は、移動体に通信回線を介して接続されているセンタに設けられていること
を特徴とする請求項7記載の到着出発通過判定装置。 - 前記位置取得処理は、移動体の位置を計測する位置測位システムを有し、
前記速度算出手段、前記速度判定手段、前記到着判定手段、前記出発判定手段、および前記通過判定手段は、前記位置測位システムの位置測位誤差を考慮して行われることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1つに記載の到着出発通過判定装置。 - 前記移動体は、車両であることを特徴とする請求項10記載の到着出発通過判定装置。
- 前記到着判定手段は、前記所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定する用途判定手段を更に有することを特徴とする請求項11記載の到着出発通過判定装置。
- 目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定プログラムであって、
目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存しておき、
移動体の位置情報を逐次取得し、
この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出し、
前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定し、
この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定し、
この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定し、
前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときには、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定すること
を特徴とする到着出発通過判定プログラム。 - 前記移動体において、
通信回線を介してセンタから送信される前記判定対象地点の位置情報および判定条件を受信する設定情報受信処理と、
前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理と、
前記到着判定処理、出発判定処理および通過判定処理で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知する通知処理と
を実施することを特徴とする請求項13記載の到着出発通過判定プログラム。 - 前記移動体においては、
移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理と、
該位置取得処理で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信する位置情報送信処理とを実施し、
前記移動体に通信回線を介して接続されているセンタにおいては、
前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理を実施する
ことを特徴とする請求項13記載の到着出発通過判定プログラム。 - 前記移動体は、車両であることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1つに記載の到着出発通過判定プログラム。
- 前記所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、目的地に到着したと判定する場合において、前記所定の速度以下の状態の前記所定の継続時間の設定により車両の用途に応じた到着を判定することを特徴とする請求項16記載の到着出発通過判定プログラム。
- 目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を判定する到着出発通過判定プログラムを記録した記録媒体であって、
目的地および通過点である判定対象地点の位置情報および判定条件を予め保存しておき、
移動体の位置情報を逐次取得し、
この移動体の逐次取得した位置情報に基づいて移動体の移動速度を逐次算出し、
前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の現在の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して到着、出発および通過したか否かを判定するための判定エリア内に入ったと判定された場合、移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かを判定し、
この判定の結果、移動速度が所定の速度以下である場合において、この所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した場合、移動体が目的地に到着したと判定し、
この移動体が目的地に到着したと判定した後、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合、移動体が目的地から出発したと判定し、
前記移動体の移動速度の判定において、移動速度が所定の速度以下にならない状態または所定の速度以下になっても、該所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続しないときらは、前記判定対象地点の位置情報および判定条件と移動体の位置情報とに基づき移動体が判定対象地点に対して前記判定エリアから出たと判定された場合には、移動体は目的地または通過点を通過したと判定する
ことを特徴とする到着出発通過判定プログラムを記録した記録媒体。 - 前記移動体において、
通信回線を介してセンタから送信される前記判定対象地点の位置情報および判定条件を受信する設定情報受信処理と、
前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理と、
前記到着判定処理、出発判定処理および通過判定処理で判定した目的地に対する移動体の到着と出発と通過および通過点に対する移動体の通過を通信回線を介してセンタに通知する通知処理と
を実施することを特徴とする請求項18記載の到着出発通過判定プログラムを記録した記録媒体。 - 前記移動体においては、
移動体の位置情報を逐次取得する位置取得処理と、
該位置取得処理で取得した移動体自身の位置情報を逐次通信回線を介してセンタに送信する位置情報送信処理とを実施し、
前記移動体に通信回線を介して接続されているセンタにおいては、
前記位置情報および判定条件を保存する設定情報保存処理、前記移動体の移動速度を逐次算出する速度算出処理、前記判定エリア内で移動体の移動速度が所定の速度以下であるか否かについての速度判定処理、目的地に到着したことの到着判定処理、目的地から出発したことの出発判定処理、および目的地または通過点を通過したことの通過判定処理を実施する
ことを特徴とする請求項18記載の到着出発通過判定プログラムを記録した記録媒体。
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