JP5369845B2 - 配車計画作成方法 - Google Patents

配車計画作成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5369845B2
JP5369845B2 JP2009091199A JP2009091199A JP5369845B2 JP 5369845 B2 JP5369845 B2 JP 5369845B2 JP 2009091199 A JP2009091199 A JP 2009091199A JP 2009091199 A JP2009091199 A JP 2009091199A JP 5369845 B2 JP5369845 B2 JP 5369845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delivery
time
data
unloading
loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009091199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010244247A (ja
Inventor
高輝 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2009091199A priority Critical patent/JP5369845B2/ja
Publication of JP2010244247A publication Critical patent/JP2010244247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5369845B2 publication Critical patent/JP5369845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、外部から入力した配送指示に従って、配送物を積込地から一箇所乃至複数箇所の積卸地に配送する輸送車両の配送実績を収集する配送実績収集システム、により収集されたデータに基づいて、多数の配送指示を複数台の輸送車両にどのように割当てるかが規定された配車計画を作成する配車計画作成方法に関する。
例えば、製鉄所では、鋼板等の鉄鋼製品を製造し、この鉄鋼製品を専用トレーラにより納入先、倉庫、他の工場等の積卸地に搬送することが行われている。大規模な製鉄所から積卸地への鉄鋼製品の搬送には、通常、数百台のトレーラが用いられており、この数百台のトレーラが2回〜3回/日に亘って製鉄所と積卸地との間を往復することが日々行われている。つまり、製鉄所における製品配送を管理する配送センターは、1日単位で作成された注文データに基づいて、鉄鋼製品(配送物)の種類、積込地、積卸地、トレーラの積卸地への到着時間帯を指定する指定時刻等を含む配送指示を多数(例えば、400〜600単位)作成し、この多数の配送指示を数百台のトレーラ(輸送車両)に割り当てるかが規定された配車計画を作成する作業を行っている。
上記のような配車計画を作成する上で特に重要な問題の一つとして、1単位の配送指示を実行する際に、輸送車両がどのようなサイクルタイムで配送を行うかを精度良く予測することが挙げられる。ここで、サイクルタイムとは、配送指示を輸送車両が実行する際に、輸送車両が必要とする積込地での配送物の積込時間(積込地滞在時間)、配送物の積込地から積卸地までの移動時間(配送移動時間)、積卸地での配送物の積卸時間(積卸地滞在時間)及び配送物の積卸地から次の積卸地までの移動時間(帰還移動時間)の内訳を意味している。
上記のような輸送車両のサイクルタイムの収集には、従来、各輸送車両に搭載されているデジタルタコメータ等のタコメータが用いられてきた。しかし、タコメータにより記録された走行距離、時刻、走行速度等の走行情報は、輸送車両が配送物の積込地、積卸地等の位置情報とは対応付けられておらず、走行情報を前記位置情報と対応付け、それを整理する作業は、専ら人手で行われていた。しかし、前述したように大規模な製鉄所では、400〜600単位/日という多量の配送指示が作成され、それら配送指示について、上記のような情報を整理する作業は非常に煩雑なものになる。このため、短期的にならば、人手で走行情報及び位置情報を整理することも可能であるが、そのような作業を長期に亘って継続することは困難である。
しかし、輸送車両のサイクルタイムは、季節、道路設備の改変、経済状況等の各種の要因により比較的短期間で変動することもある。このため、配送指示に対応する輸送車両のサイクルタイムを精度良く把握することは、従来、極めて困難なことであった。従って、輸送車両のサイクルタイムを基礎として作成される配車計画についても、十分に高い効率のものにすることができなかった。
上記のような輸送車両のサイクルタイムを精度良く把握できないという問題を解決する技術としては、例えば、特許文献1に記載されているもの(配送計画立案システム)が知られている。この配送計画立案システムでは、ある2地点間について輸送車両のサイクルタイムの実績データを十分な量だけ収集できない場合は、十分な量の実績データが収集されている近傍の複数地点間の平均移動速度を用いて、前記2地点間を移動する所要時間を算出、その所要時間を前提として配車計画を作成する。
特開2002−83392号公報
しかしながら、特許文献1記載の配送計画立案システムは、輸送車両のサイクルタイムの実績を精度良く把握することを目的としたものではない。すなわち、十分な量の実績データが収集されている複数の地点間についての実績データが、それらの近傍地点についても精度良く当てはまると仮定し、その仮定の上に実績データの収集が不十分な2地点間の所要時間を推定するものに過ぎない。従って、そのような精度が不定な輸送車両のサイクルタイムに基づいて配車計画を作成した場合には、その配車計画自体の精度も保証されない。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、輸送車両に搭載されたGPS端末から送信される現在位置データを用いて、2個のノード地点間を移動する輸送車両のサイクルタイム実績を、少なくとも2個のノード地点の組合せ毎及び輸送時間帯毎に、自動的に収集できる配送実績収集システムにより収集された配送実績データに基づいて、多数の配送指示が十分に高い効率で処理されるような配車計画を作成できる配車計画作成方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る配車計画作成方法は、外部から受けた配送指示に従って、配送物を積込地から一箇所又は複数箇所の積卸地に配送する輸送車両の配送実績を収集する配送実績収集システムであって、輸送車両に搭載され、該輸送車両の現在位置を特定する現在位置データを生成し、該現在位置データを含む送信データを送信するGPS(Global Positioning System)端末と、
前記GPS端末が送信した前記送信データを受信するデータ受信部と、
前記現在位置データに基づいて、輸送車両が任意の積込地及び積卸地の何れかと一致する地図上のノード地点に到着したこと、及び該ノード地点から出発したことをそれぞれ判断するイベント判断手段と、
前記イベント判断手段による判断内容及び判断タイミングに基づいて、2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における輸送車両の滞在時間をそれぞれ算出するサイクルタイム算出手段と、
前記サイクルタイム算出手段により算出された2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における滞在時間を含む配送実績データを、2個のノード地点の組合せ毎、及び配送が行われる輸送時間帯毎にソートし、該ソートされた配送実績データをデータ記憶手段に格納する配送実績収集手段と、を有する前記配送実績収集システムを用いる配車計画作製方法において、
配送物を指定する配送物データ、配送物の積込地を指定する積込地位置データ、配送物の積卸地を指定する積卸地位置データ、及び輸送車両の積卸地への到着時間帯を指定する時刻指定データをそれぞれ含む複数の配送指示を作成する配送指示作成ステップと、
前記配送実績収集手段によりデータ記憶手段に格納された配送実績データに基づいて、前記配送指示を輸送車両が実行するために必要とされ、前記時刻指定データにより指定された到着時間帯に対応する積込地滞在時間、積込地から積卸地まで又は二つの積卸地間の配送移動時間、積卸地滞在時間、積卸地から積込地までの帰還移動時間を、前記配送指示作成ステップで作成された全ての前記配送指示について推定し、過去の配送実績データから、積込地及び積卸地の組合せ毎及び配送時間帯毎に代表値を算出し、さらに、一定周期毎に自動的に更新するサイクルタイム推定ステップと、
前記サイクルタイム推定ステップにより推定された全ての前記配送指示についての積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間を含むサイクルタイムを前提とし、全ての前記配送指示を複数台の輸送車両にどのように割当てるかが規定された配車計画を作成する配車計画作成ステップと、を有することを特徴とする。
上記請求項に係る配車計画作成方法では、サイクルタイム推定ステップにて、請求項1記載の配送実績収集手段がデータ記憶手段に格納された配送実績データに基づいて、輸送車両が配送指示を実行するために必要とする積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間を推定することにより、配送指示毎に輸送車両のサイクルタイム(積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間)を十分に高い精度で推定できるようになる。
従って、次の配車計画作成ステップでは、サイクルタイム推定ステップにより十分に高い精度で推定された全ての配送指示についてのサイクルタイムを前提として配車計画を作成できる。
この結果、全ての配送指示について、それぞれ推定されたサイクルタイムと実際のサイクルタイムとの誤差を十分に小さいものにできるので、多数の配送指示が十分に高い効率で処理されるような配車計画を作成できる。
以上説明したように、本発明に係る配車計画作成方法によれば、前記配送実績収集システムにより収集された配送実績データに基づいて、多数の配送指示が十分に高い効率で処理されるような配車計画を作成できる。
本発明の実施形態に係る配車管理装置が分散して構築されたコンピュータネットワークシステムの構成例を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る配車計画システムにより行われる配車計画作成方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る配送実績収集システムにより行われる配送実績収集処理及びその手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る配送実績演算部の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 曜日毎及び時間帯毎にソートされた配送実績データがプロットされた分布図である。 積込地及び積卸地の組合せ毎に、かつ時間帯毎に移動時間の頻度を示すヒストグラムである。
以下、本発明の実施形態に係る配車管理装置及び配車計画作成方法について図面を参照して説明する。
図1には、本実施形態に係る配車管理装置が分散して構築されたコンピュータネットワークシステムの構成例が模式的に示されている。このコンピュータネットワークシステム10は、複数台の輸送車両12による配送実績を収集するための配送実績収集システム14、配車計画を作成するための配車計画システム16、並びに注文データ及び現品データをそれぞれ記憶管理する出荷管理システム18を備えている。コンピュータネットワークシステム10では、配送実績収集システム14、配車計画システム16及び出荷管理システム18がそれぞれ1台以上のコンピュータを含んで構成されており、それらがLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して互いに接続されている。
配送実績収集システム14は、複数台の輸送車両12にそれぞれ搭載されたGPS(Global Positioning System)端末20を備えている。このGPS端末20は、複数のGPS衛星からの電波信号を受信し、複数の電波信号に基づいて輸送車両12の現在位置に対応する現在位置データを生成し、この現在位置データを含む送信データを電波信号に変換して送信する。ここで、現在位置データは、GPS端末20を特定するためのアクセスID(identifier)、送信時刻、緯度及び経度を含んでいる。アクセスIDは、1台のGPS端末20を特定する固有の識別番号であり、1台のGPS端末20が特定されると、必ず1台の輸送車両12が特定されるものとする。
配送実績収集システム14は、複数のGPS端末20が電波送信した現在位置データを受信するデータ受信部22、及びこのデータ受信部22が受信した送信データが格納される演算基礎DB(データベース)24を備えている。配送実績収集システム14では、GPS端末20とデータ受信部22との間を電波により直接接続しても良いが、遠距離の通信に対応するため、GPS端末20が発信した電波信号(位置データ)を携帯電話網等の公衆回線の基地局により受信し、この公衆回線を介して伝送された位置データを受信することが好ましい。
配送実績収集システム14は、演算基礎DB24に格納された複数の位置データに対して所定の演算周期(例えば、1日)毎に所定の演算処理を実行する配送実績演算部26及び、その演算結果が格納される配送実績演算DB(データベース)28を備えている。配送実績演算部26は、演算基礎DB24から送信データを取り出し、この送信データを配送実績データに変換して配送実績演算DB(データベース)26に格納する。
出荷管理システム18は、配送注文データを格納した配送注文DB(データベース)30、配送物を製造する工場の製品出荷センター、配送物を一次保管する物流センター等の配送拠点に存在する製品(配送物)の情報(配送物データ)が格納された現品DB(データベース)32、並びに配送注文DB30及び現品DB32に対するデータの入出力を制御するデータ制御部34を備えている。
配車計画システム16は、出荷管理システム18から送られてきたデータを一時的に保管するデータ入力・保管部36、データ入力・保管部36に保管されているデータに従って配車計画を作成する配車計画演算部38、配車計画演算部38により作成された配車計画が格納される配車計画演算DB(データベース)40、選択配送実績DB(データベース)42及び輸送車両DB(データベース)44を備えている。ここで、配車計画演算部38は、所定の演算周期(例えば、1日)毎に、配車計画を作成して配車計画演算DB40に格納する。
また配車計画システム16は配送指示送信部46を備えており、この配送指示送信部46は、配車計画演算DB40に格納された配車計画を複数の配送指示に展開し、それらの配送指示をそれぞれアクセスIDにより指定されるGPS端末20に選択的に送信する。
ここで、1単位の配送指示には、注文番号、配送物を指定する配送物データ、配送物の積込地を指定する積込地コード及び積込地位置データ、並びに配送物の積卸地を指定する積卸地コード及び積卸地位置データを含んでおり、これらのデータに従って、輸送車両は、製品の製造工場の出荷センター、一保管倉庫を備えた物流センター等の積込地へ向い、この積込地で指定された配送物を積載した後、製品の納入先である積卸地へ移動し、この積卸地で配送物を荷卸しする。
また1単位の配送指示には、輸送車両の積卸地への到着時間帯を指定する時刻指定データが含まれている。配車計画演算部38は、時刻指定データにより指定された時間帯(例えば、7時〜8時、7時〜24時等)に輸送車両が積卸地に到達(入車)できるように、輸送車両の積込地へ入車時間帯を逆算して設定する。
次に、本実施形態に係る配車計画システム16により行われる配車計画作成方法を図2のフローチャートを参照して説明する。
ステップS100(計画作成データの選択ステップ)では、配車計画演算部38が計画作成データの選択処理を実行する。この計画作成データの選択処理では、配車計画演算部38が運ぶべき配送物の配送予定日等を選択キーデータとして出荷管理システム18のデータ制御部34に入力する。これにより、データ制御部34は、キーデータに対応する配送物に関するデータ(以下「配送注文データ」という。)を配送注文DB30及び現品DB32から選択し、この配送注文データをデータ入力・保管部36に格納する。
下記〔表1〕には、データ制御部34により作成された配送注文データの構成例が示されている。
Figure 0005369845
配送注文データには、その項目として、配送される配送物の注文番号、積卸地を指定するための積卸地コード、配送物を特定するための配送物データ(製品コード及び品種コード)、積込地を指定する積卸地コード、到着時間帯を規定する時刻指定データ、製品の重量、サイズ等の情報が含まれている。
ステップS102(配送データ読み込みステップ)では、配車計画演算部38がデータ入力・保管部36に格納された配送注文データを読み込むと共に、配車計画の作成に必要な車両マスタデータを輸送車両DB44から読み込む。下記〔表2〕には、輸送車両DB44に格納されている車両マスタデータの構成例が示されている。
Figure 0005369845
車両マスタデータには、個々の輸送車両を区別する車両番号、所属する運送会社区分、輸送車両の拠点となる積込地を示す所属地コード、最大積載重量、荷台長、荷台幅等の利用できる車両の仕様に関する情報、その車両が利用できる時間帯に関する情報が含まれている。
ステップS104(配送指示作成ステップ)では、配車計画演算部38が配送注文データに基づいて配送指示マスタデータを作成する。ここで、配送指示マスタデータは、配送注文データから展開された複数(複数単位)の配送指示により構成されている。1単位の配送指示は輸送車両に対する1配送サイクルの指示内容を規定するものであり、この配送指示には、配送物を指定する配送物データ(製品コード及び品種コード)、積込地コード及び積込地位置データ(緯度及び経度)、積卸地コード及び積卸地位置データ(緯度及び経度)、並びに時刻指定データが含まれている。
輸送車両は、配送指示に従って配送物の積込地での積込、積込地から積卸地への移動(車両の運転)、配送物の積卸地への積卸し等の1配送サイクルの配送作業を実行する。なお、1配送サイクルとは、輸送車両の積込地での配送物の積み込みから、1乃至複数の積卸地での配送物の積卸業作業の完了後、輸送車両が積込地に帰還するまでのサイクルを言うものとする。
ステップS106(配送実績選択ステップ)では、配車計画演算部38が積込地コード及び積卸地コード(又は積卸地コード及び積卸地コード)の組合せ、並びに時刻指定データを選択キーデータとして配送実績収集システム14の配送実績演算DB28に出力する。これにより、配送実績演算DB28は、選択キーデータと一致する配送実績データを選択し、この選択された配送実績データを配車計画システム16の選択配送実績DB42に格納する。ここで、選択キーデータと一致する配送実績データとは、積込地コード及び積卸地コード(又は積卸地コード又は積卸地コード)の組合せが一致し、かつ輸送車両の積卸地の到着時刻が時刻指定データにより指定された到着時間帯に含まれる過去の配送実績データを言う。
ステップS108(配送サイクルタイム推定ステップ)では、配車計画演算部38が、選択配送実績DB42から、ある1単位の配送指示についての配送実績データを読み取り、その配送実績データに基づいて前記1単位の配送指示についての配送サイクルタイムの推定値を演算する処理を、配送指示マスタデータに含まれる全ての配送指示について実行する。つまり、全ての配送指示について、過去の配送実績データに基づいて配送サイクルタイム(積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間)の推定値をそれぞれ算出する。なお、この配送サイクルタイム演算ステップについては、後述する
〔実施例〕の欄にて具体的に説明する。
ステップS110(配車計画作成ステップ)では、配車計画演算部38が配送指示マスタデータ及び車両マスタデータに基づいて、所定の演算周期(例えば、1日)毎に処理すべき配車計画を作成し、この配車計画を配車計画演算DB40に格納する。この配車計画は、配送指示マスタデータに含まれる全ての配送指示を車両マスタデータに登録された複数台の輸送車両12に対してどのように割当てるかが規定されたものである。また配車計画演算部38は、配車計画を作成する際に、積卸地の入車時間帯から逆算された積込地への入車時間帯を時刻指定データに付加する。
このとき、配車計画演算部38は、配送指示により実行される1配送サイクルがどのようなサイクルタイム(配送サイクルタイム)で実行されるかを把握しておかなければ、確実に実行可能であり、かつ効率が良い配車計画を作成することができない。このため、配車計画演算部38は、ステップS108で演算された配送指示についての配送サイクルタイム(積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間)の推定値に従って、輸送車両が1配送サイクルの配送作業を実行するものと見做し、配車計画演算部38の処理能力の範囲内で最良の配車計画を作成する。
ステップS112(配送計画表示ステップ)では、配車計画演算部38が配車計画演算DB40に格納された配車計画をディスプレイ等の表示装置48に表示し、また必要であればプリンタにより帳票として印刷させる。ステップS114(配車計画確定ステップ)では、配車計画システム16のオペレータ等が表示装置48又は帳票に表示された配車計画の内容を確認し、配車計画が適正なものである場合には、ステップS110で作成された配車計画を確定するための指示を配車計画演算部38に入力し、又は必要がある場合には、ステップS110で作成された配車計画に対する修正作業を行った後に、配車計画を確定するための指示を配車計画演算部38に入力する。
ステップS116(配車計画送信ステップ)では、配車計画演算部38は、配送指示送信部46を介して、ステップS114で確定した配車計画に含まれる複数単位の配送指示を、それらの配送指示を実行すべき輸送車両12のGPS端末20にそれぞれ選択的に送信する。これにより、GPS端末20は、受信した配送指示をメモリカード等の記憶装置に格納すると共に、配送指示を受信したこと、及びその内容を表示画面(図示省略)に所定のフォーマットに従って表示する。
次に、配送実績収集システム14により行われる配送実績収集処理及びその手順を、図3のフローチャートを参照して説明する。
ステップS200で、GPS端末20は配車計画システム16から1単位の配送指示を受信すると、ステップS202で、受信した配送指示を記憶装置に格納すると共に、配送指示の内容を表示画面に表示する。1単位の配送指示には、前述したように、配送物データ(製品コード及び品種コード)、積込地コード及び積込地位置データ、積卸地コード及び積卸地位置データ、並びに時刻指定データ(入車時間帯及び到着時間帯)が含まれている。また1単位の配送指示は、2以上の積卸地にそれぞれ配送物を積卸すことを指示する場合もあり、その場合には、2以上の配送物データ及び2以上の積卸地コード及び積卸地位置データが含まれるものになる。
輸送車両12の運転者は、GPS端末20により配送指示の内容が表示画面に表示されると、輸送車両12が配送指示により指定された積込地へ到着時間帯に到着するように、輸送車両12の回送作業を行う。
ステップS204で、GPS端末20は、配送指示の受信をトリガとして輸送車両12の現在位置を特定する現在位置データを所定の検出周期(例えば、10秒周期)で生成する。ステップS206で、GPS端末20は、所定の判断周期(例えば、30秒)毎に、ある時点で生成した現在位置データ(緯度及び経度)が積込地位置データと一致したか否かを判断する。ステップS208で、GPS端末20は、ステップS206で現在位置データ(緯度及び経度)が積込地位置データと一致したことを判断した場合、現在位置データ及び積込地入車信号をデータ受信部22に送信する。
現在位置データ及び積込地到着信号を受信したデータ受信部22は、GPS端末20が処理中の配送指示に対応付けて、現在位置データ(アクセスID、送信時刻、緯度及び経度)及びアクセスIDにより特定される輸送車両12が積込地に入車したこと(イベント名:積込地入車)を演算基礎DB24に記憶させる。また輸送車両12は、積込地にて配送指示により指定された配送物を積載した後、積込地から積卸地へ移動開始する。
ステップS210にて、GPS端末20は、前記判断周期毎に、ある時点で生成した現在位置データ(緯度及び経度)が積込地位置データと一致しなくなったか否かを判断する。ステップS212では、GPS端末20は、ステップS210で現在位置データ(緯度及び経度)が積込地位置データと一致しなくなったことを判断した場合、現在位置データ及び積込地出発信号をデータ受信部22に送信する。
現在位置データ及び積込地出発信号を受信したデータ受信部22は、GPS端末20が処理中の配送指示に対応付けて、現在位置データ及びアクセスIDにより特定される輸送車両12が積込地から出発したこと(イベント名:積込地出発)を演算基礎DB24に記憶させる。
ステップS214で、GPS端末20は、前記判断周期毎に、ある時点で生成した現在位置データ(緯度及び経度)が積卸地位置データと一致したか否かを判断する。ステップS216で、GPS端末20は、ステップS214で現在位置データ(緯度及び経度)が積込地位置データと一致したことを判断した場合、現在位置データ及び積卸地到着信号をデータ受信部22に送信する。
積卸地到着信号を受信したデータ受信部22は、GPS端末20が処理中の配送指示に対応付けて、現在位置データ及びアクセスIDにより特定される輸送車両12が積卸地に到着したこと(イベント名:積卸地到着)を演算基礎DB24に記憶させる。また輸送車両12は、積込地にて配送指示により指定された配送物を積卸した後、配送指示により指定された次の積込地又は積卸地に移動開始する。
ステップS218にて、GPS端末20は、前記判断周期毎に、ある時点で生成した現在位置データ(緯度及び経度)が積卸地位置データと一致しなくなったか否かを判断する。ステップS220では、GPS端末20は、ステップS218で現在位置データ(緯度及び経度)が積込地位置データと一致しなくなったことを判断した場合、現在位置データ及び積卸地出発信号をデータ受信部22に送信する。
現在位置データ及び積卸地出発信号を受信したデータ受信部22は、GPS端末20が処理中の配送指示に対応付けて、現在位置データ及びアクセスIDにより特定される輸送車両12が積卸地から出発したこと(イベント名:積卸地出発)を演算基礎DB24に記憶させる。
ステップS222で、GPS端末20は、処理中の配送指示により指定された次の移動先が配送物の積卸地であるか、積込地であるかを判断する。GPS端末20は、ステップS222で次の移動先が配送物の積卸地である場合には、処理ルーチンをステップS214にリターンさせる。これにより、ステップS214〜S220の処理が配送すべき全ての配送物の積卸しが完了するまで繰り返される。
またGPS端末20は、ステップS222で次の移動先が配送物の積込地である場合には、処理ルーチンをステップS224に進める。ステップS224で、GPS端末20は、前記判断周期毎に、ある時点で生成した現在位置データ(緯度及び経度)が次の移動先として指定された積込地位置データと一致したか否かを判断する。
ステップS226で、GPS端末20は、ステップS224で現在位置データ(緯度及び経度)が積込地位置データと一致したことを判断した場合、現在位置データ及び積込地帰還信号をデータ受信部22に送信する。
現在位置データ及び積込地帰還信号を受信したデータ受信部22は、GPS端末20が処理中の配送指示に対応付けて、現在位置データ及びアクセスIDにより特定される輸送車両12が積込地に帰還したこと(イベント名:積込地帰還)を演算基礎DB24に記憶させる。これにより、輸送車両12による1単位の配送指示により指示された1配送サイクルの配送作業が完了する。また演算基礎DB24には、1単位の配送指示に対応付けられて、積込地及び積卸地の位置、積込地への入車時刻、積込地からの出発時刻、積卸地への到着時刻、積卸地から出発時刻、並びに積込地への帰還時刻が演算基礎データとして記憶される。
本実施形態に係るGPS端末20は、以上説明したように、現在位置データを生成する機能を有すると共に、現在位置データに基づいて、輸送車両が配送指示により指定された積込地及び積卸地にそれぞれ到着したこと、積込地及び積卸地から出発したことをそれぞれ判断するイベント判断手段としての機能を有している。GPS端末20は、配送指示により指定された積込地及び積卸地を予めインストールされている地図データ上のノード地点として把握する。
なお、輸送車両12にイベント判断手段としての機能を有する情報処理端末を搭載し、GPS端末から現在位置データを情報処理端末へ所定の検出周期で出力し、この情報処理端末により輸送車両12の各イベント(積込地入車、積込地出発、積卸地到着、積卸地出発及び積込地帰還)を判断するようにしても良い。また配送実績演算部26にイベント判断手段としての機能を設けておき、データ制御部34を介して、GPS端末から現在位置データを配送実績演算部26へ所定の検出周期で出力し、配送実績演算部26により輸送車両12のイベントを判断するようにしても良い。
図4には、本実施形態に係る配送実績収集システムにおける配送実績演算部の機能的な構成がブロック図により示されている。配送実績演算部26には、サイクルタイム算出手段50及び配送実績収集手段52が機能的に設けられている。サイクルタイム算出手段50は、配車計画に従って実行された1日の配送作業の完了後、演算基礎DB24に記憶された演算基礎データに基づいて、輸送車両12が処理した配送指示についてのサイクルタイム実績を算出する。このサイクルタイム実績には、1単位の配送指示に対応付けられたものであり、2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における輸送車両の滞在時間が含まれている。
ここで、積込地に対応するノード地点から積卸地に対応するノード地点までの移動時間は、積込地から積卸地までの配送移動時間と一致し、積卸地に対応するノード地点から他の積卸地に対応するノード地点までの移動時間は、積卸地から他の積卸地までの配送移動時間と一致し、また積卸地に対応するノード地点から積込地に対応するノード地点までの移動時間は、積卸地から積込地までの帰還移動時間と一致する。
また、積込地に対応するノード地点における滞在時間は、輸送車両が積込地に入車してから、配送物の積込完了後に積込地から離れるまでの積込地滞在時間と一致し、積卸地に対応するノード地点における滞在時間は、輸送車両が積卸地に入車してから、配送物の積卸し完了後に積卸地から離れるまでの積卸地滞在時間と一致する。なお、これらのノード地点と配送指示により指定された積込地及び積卸地との対応付けは、ノード地点の座標位置(緯度及び経度)を配送指示に含まれる積込地位置データ及び積卸地位置データと比較することにより行われる。
配送実績収集手段52は、サイクルタイム算出手段50により算出された2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における滞在時間を含む配送実績データを、2個のノード地点の組合せ毎、及び時刻指定データにより指定された到着時間帯毎にソートし、このソートされた配送実績データを配送実績演算DB28に格納する。つまり、配送実績収集手段52は、1日の配送作業の完了後、演算基礎DB24に記憶された1日分の演算基礎データに基づいて、2個のノード地点の組合せ毎、及び時刻指定データにより指定された到着時間帯毎にソートされた配送実績データを作成し、この配送実績データを配送実績演算DB28に格納する。なお、配送実績演算DB28には、上記のようにして作成された過去の一定期間における配送実績データが蓄積されている。
以上説明した本実施形態に係る配送実績収集システム14では、輸送車両12に搭載されたGPS端末20が生成した現在位置データに基づいて、輸送車両12が任意の積込地及び積卸地の何れかと一致するノード地点に到着したこと、及びこのノード地点から出発したことをそれぞれ判断し、このGPS端末20による判断内容及び判断タイミングに基づいて、サイクルタイム算出手段50が2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における輸送車両12の滞在時間をそれぞれ算出し、配送実績収集手段52が、サイクルタイム算出手段50により算出された2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における滞在時間を含む配送実績データを、2個のノード地点の組合せ毎、及び配送指示により指定された到着時間帯毎にソートし、このソートされた配送実績データを配送実績演算DB28に格納する。
これにより、輸送車両12に搭載されたGPS端末20からデータ受信部22へ送信される現在位置データを用いて、2個のノード地点間を移動する輸送車両12のサイクルタイム実績を、2個のノード地点の組合せ毎及び輸送時間帯毎に自動的に収集できるので、基本的に人手を介すことなく、2個のノード地点の組合せ毎及び到着時間帯毎にソートされた輸送車両12の配送実績データを簡単に収集できる。
また図2のフローチャートに基づいて説明した本実施形態に係る配車計画作成方法では、サイクルタイム推定ステップ(ステップS108)にて、配送実績演算部26が配送実績演算部26に格納された配送実績データに基づいて、輸送車両12が1単位の配送指示を実行するために必要とする積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間を推定する。これにより、1単位の配送指示毎に輸送車両のサイクルタイム(積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間)を十分に高い精度で推定できるようになるので、配車計画作成ステップ(ステップS114)では、前記サイクルタイム推定ステップにより十分に高い精度で推定された全ての配送指示についてのサイクルタイムを前提として配車計画を作成できる。
この結果、配送注文データに含まれる全ての配送指示について、それぞれ推定されたサイクルタイムと実際のサイクルタイムとの誤差を十分に小さいものにできるので、多数の配送指示が十分に高い効率で処理されるような配車計画を作成できる。
このとき、配送指示には、輸送車両12の積卸地への到着時間帯を指定する時刻指定データが含まれており、サイクルタイム推定ステップ(ステップS108)では、時刻指定データにより指定された到着時間帯に対応する積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間、及び帰還移動時間を推定することにより、例えば、到着時間帯が大きな変動要因となる積卸地滞在時間、配送時間、帰還時間等に対する推定精度を向上できるので、このような到着時間帯の変化に起因する積卸地滞在時間、配送時間、帰還時間等の変動も配車計画に的確に反映できるようになる。
次に、図2に示される配送サイクルタイム推定ステップ(ステップS108)にて、過去の配送実績データに基づいて、配送指示についての配送サイクルタイム(積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間)の推定値の算出方法を具体的に説明する。
なお、この配送サイクルタイムの推定値を算出する処理は、本来的には配車計画演算部38により実施されるものであるが、本実施例では、説明を簡単にするために、配送実績収集システム14の配送実績演算DB28に格納された大量の配送実績データの一部をパーソナルコンピュータ等のオフラインの電子計算機を用いて処理した結果について説明する。
先ず、配送実績データに基づいて、積込地と積卸地との組合せ毎に、移動時間(ここでは、配送移動時間)の変化を確認する。例えば、図5に示すように、曜日毎及び1日の時間帯(到着時間帯)毎に配送実績データをソートして分布図を作成し、この分布図を参照して曜日毎や時間帯毎の移動時間のバラツキの大きさを確認する。図5は、積込地コード000Aで表される積込地から積卸地コード000Xで表される積卸地に配送物を配送した場合が示されている。
次に、図5に示す分布図を解析した結果、移動時間については時間帯毎のバラツキが大きいと判断された場合は、積込地及び積卸地の組合せ毎に、かつ時間帯毎に移動時間のヒストグラムを作成する。このようにして作成されたヒストグラムの一例を図6に示す。このヒストグラムは、所定の時間帯(T1〜T2)に、積込地コード000Aで表される積込地から積卸地コード000Xで表される積卸地に配送物を配送した場合を示している。そして、ヒストグラムにおいて、最頻値(度数が最大)となる移動時間を、時間帯(T1〜T2)における積込地及び積卸地の組合せ毎についての代表移動時間と決定する。
なお、最頻値を必ずしも代表移動時間とする必要はなく、配送実績データの分布状態に応じて、中央値や平均値を代表値として採用しても良い。さらに、時間帯(T1〜T2)、積込地及び積卸地の組合せ、移動時間の頻度等をパラメータとして相関関数を作成し、この相関関数に基づいて代表移動時間を求めるプログラムを計算機等にインストールしておき、この計算機等により一定の周期(例えば、1週間)毎に代表移動時間を自動的に更新するようにしても良い。
上記のようにして得られた代表移動時間を、積込地及び積卸地の組合せ毎及び配送時間帯毎の配送移動時間の推定値とする積込地滞在時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間についても、上記と同様の手法により推定値を算出し、積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間からなる配送サイクルタイムの推定値を求める。
そして、今後、配送が行われる可能が有る全ての積込地及び積卸地の組合せ毎及び配送時間帯毎に、配送サイクルタイムの推定値を算出し、そのデータを配車計画システムによる配車計画の立案時に必要となるマスタデータとして登録する。
10 コンピュータネットワークシステム
12 輸送車両
14 配送実績収集システム
16 配車計画システム
18 出荷管理システム
20 GPS端末
22 データ受信部
24 演算基礎DB
26 配送実績演算部
28 配送実績演算DB
30 配送注文DB
32 現品DB
34 データ制御部
36 データ入力・保管部
38 配車計画演算部
40 配車計画演算DB
42 選択配送実績DB
44 輸送車両DB
46 配送指示送信部
48 表示装置
50 サイクルタイム算出手段
52 配送実績収集手段

Claims (1)

  1. 外部から受けた配送指示に従って、配送物を積込地から一箇所又は複数箇所の積卸地に配送する輸送車両の配送実績を収集する配送実績収集システムであって、
    輸送車両に搭載され、該輸送車両の現在位置を特定する現在位置データを生成し、該現在位置データを含む送信データを送信するGPS(Global Positioning System)端末と、
    前記GPS端末が送信した前記送信データを受信するデータ受信部と、
    前記現在位置データに基づいて、輸送車両が任意の積込地及び積卸地の何れかと一致する地図上のノード地点に到着したこと、及び該ノード地点から出発したことをそれぞれ判断するイベント判断手段と、
    前記イベント判断手段による判断内容及び判断タイミングに基づいて、2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における輸送車両の滞在時間をそれぞれ算出するサイクルタイム算出手段と、
    前記サイクルタイム算出手段により算出された2個のノード地点間の移動時間、及び各ノード地点における滞在時間を含む配送実績データを、2個のノード地点の組合せ毎、及び配送が行われる輸送時間帯毎にソートし、該ソートされた配送実績データをデータ記憶手段に格納する配送実績収集手段と、を有する前記配送実績収集システムを用いる配車計画作成方法において、
    配送物を指定する配送物データ、配送物の積込地を指定する積込地位置データ、配送物の積卸地を指定する積卸地位置データ、及び輸送車両の積卸地への到着時間帯を指定する時刻指定データをそれぞれ含む複数の配送指示を作成する配送指示作成ステップと、
    前記配送実績収集手段によりデータ記憶手段に格納された配送実績データに基づいて、前記配送指示を輸送車両が実行するために必要とされ、前記時刻指定データにより指定された到着時間帯に対応する積込地滞在時間、積込地から積卸地まで又は二つの積卸地間の配送移動時間、積卸地滞在時間、積卸地から積込地までの帰還移動時間を、前記配送指示作成ステップで作成された全ての前記配送指示について推定し、過去の配送実績データから、積込地及び積卸地の組合せ毎及び配送時間帯毎に代表値を算出し、さらに、一定周期毎に自動的に更新するサイクルタイム推定ステップと、
    前記サイクルタイム推定ステップにより推定された全ての前記配送指示についての積込地滞在時間、配送移動時間、積卸地滞在時間及び帰還移動時間を含むサイクルタイムを前提とし、全ての前記配送指示を複数台の輸送車両にどのように割当てるかが規定された配車計画を作成する配車計画作成ステップと、
    を有することを特徴とする配車計画作成方法。
JP2009091199A 2009-04-03 2009-04-03 配車計画作成方法 Active JP5369845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091199A JP5369845B2 (ja) 2009-04-03 2009-04-03 配車計画作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091199A JP5369845B2 (ja) 2009-04-03 2009-04-03 配車計画作成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010244247A JP2010244247A (ja) 2010-10-28
JP5369845B2 true JP5369845B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=43097208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009091199A Active JP5369845B2 (ja) 2009-04-03 2009-04-03 配車計画作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5369845B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018128244A1 (ko) * 2017-01-06 2018-07-12 전자부품연구원 국내외 이벤트의 사전/개최/사후 수송 최적화 스케줄링 방법 및 시스템

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5596661B2 (ja) 2011-11-11 2014-09-24 株式会社小松製作所 鉱山機械の管理システム及び鉱山機械の管理システムの管理方法
US20150206328A1 (en) * 2012-07-24 2015-07-23 Nec Corporation Data output device, data output method, and computer readable medium
US10311526B2 (en) 2013-08-20 2019-06-04 Komatsu Ltd. Management system and method for operating a mining machine
CA2882906C (en) * 2013-08-20 2017-03-07 Komatsu Ltd. Management system and management method
WO2015025372A1 (ja) * 2013-08-20 2015-02-26 株式会社小松製作所 管理システム及び管理方法
JP6273967B2 (ja) * 2014-03-27 2018-02-07 富士通株式会社 拠点数推定方法、拠点数推定装置及び拠点数推定プログラム
JP6634551B2 (ja) * 2015-12-02 2020-01-22 国土交通省港湾局長 車両情報管理システム及び車両情報管理方法
CN109961162B (zh) * 2017-12-22 2023-04-07 株式会社日立制作所 路径规划方法和路径规划装置
JP2020067677A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社オプティマインド 配送管理システム
JP7399568B2 (ja) * 2020-02-27 2023-12-18 三菱電機株式会社 推論装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3813848B2 (ja) * 2001-09-12 2006-08-23 日本電信電話株式会社 到着出発通過判定方法および装置と到着出発通過判定プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
JP4322146B2 (ja) * 2004-03-08 2009-08-26 富士通株式会社 車両運行過程分析支援方法、車両運行過程分析支援プログラムおよび車両運行過程分析支援装置
JP2006069758A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Murata Mach Ltd 搬送システム
JP4742556B2 (ja) * 2004-09-30 2011-08-10 富士通株式会社 運行計画作成方法
JP2007119099A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Hitachi Software Eng Co Ltd 輸送計画作成システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018128244A1 (ko) * 2017-01-06 2018-07-12 전자부품연구원 국내외 이벤트의 사전/개최/사후 수송 최적화 스케줄링 방법 및 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010244247A (ja) 2010-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5369845B2 (ja) 配車計画作成方法
US11934992B2 (en) Cross-dock management system, method and apparatus
US7613617B2 (en) Systems and methods for managing powered industrial vehicles
CA2682052C (en) Systems, methods, and computer program products for generating reference geocodes for point addresses
CN111461624A (zh) 物流线路规划方法、装置、设备及存储介质
CN100537381C (zh) 控制运输工具装载的系统及方法
US20130159208A1 (en) Shipper-oriented logistics base optimization system
CN109540125B (zh) 一种园区地图生成方法及服务器、存储介质
CN111105084B (zh) 物流信息处理方法、装置、设备及计算机存储介质
JP6362229B1 (ja) 物流システム
CN105654268A (zh) 物流货场装卸位可视化管理系统及方法
CN109564647A (zh) 评价装置、评价方法和评价程序
JP4969232B2 (ja) 資材ロケーションシステム及び資材搬入場所選別方法
CN106909991A (zh) 数字工厂管理方法、装置和系统
WO2021015663A1 (en) Delivery route planning apparatus and methods of generating delivery route plans
CN103761638B (zh) 基于多重空间位置信息叠加定位的物流仓储管理装置
JP6832862B2 (ja) 移動経路管理システム、移動経路管理方法、移動経路管理装置、及びプログラム
CN115293390A (zh) 一种厂外物流规划系统及方法
EP3255595A1 (en) Method and system for facilitating vehicle loading
CN113703403B (zh) 一种工装车管理系统、方法及存储介质
CN117495237B (zh) 货运集散系统的管理方法、设备和可读存储介质
US20220414585A1 (en) Methods and systems for transportation dock management
CN113720325A (zh) 环境变化检测方法、装置、电子设备及计算机存储介质
CN117455336A (zh) 一种基于数字货运的运输可视化管理方法、系统及装置
CN114819851A (zh) 一种基于物联网的智能物流仓储管理系统及其方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5369845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250