JP4742556B2 - 運行計画作成方法 - Google Patents

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Description

輸送車両の運行計画を作成する方法に関する。
輸送業における車両の運行計画の作成において、従来はある程度の余裕を持った運行計画を立案することが通例であったが、経済性の合理化を追求する昨今において、物流コストの低減を図るために、運行計画に見積もられる余裕時間が削られる傾向にある。この余裕時間の削減が過度に行われることにより、法定速度範囲内での運行では実現不可能な運行計画が立案される場合がある。
しかし、輸送業者は、正確な運行予測が行えないばかりに、顧客が立案する無理な運行計画を引受けてしまうことが多い。このような場合に、顧客の要求に応えるために法定速度を超えた無理な走行を行なったのでは、輸送業者がこれまで培ってきた業務上の信用が失われ、却って今後の営業活動が困難となる事態を招くことになる。
また、行政指導の下、法定速度範囲を越えた走行ができないように速度制限装置を運送車両へ取り付けることが義務化され始めているが、当初より法定速度範囲内での運行では到達することのできない運行計画であるにもかかわらず、正確な予測が行なえないばかりに無理な運行計画を受注してしまうことにより、行政指導を遵守する業者が不利益をこうむるという事態を招くことにもなる。
そこで、輸送業者にとって、顧客が要求する運行計画の実現が可能であるか否かを、正確に見積もる必要がある。特許文献1では、車両に積み込まれた運行実績収集装置から収集した運行実績を条件毎に分類登録したデータをベースに、指示された条件における目的地までの最適ルート及び所要時間を推論することにより、正確性の向上を実現し得る車両運行予測システムが開示されている。このシステムによると、過去の運行実績の取得されている全ルートについて、走行時間帯や天候等の走行条件を与えるだけで正確な運行予測が可能になるとしている。
特開平6-290191号公報
輸送業者は、顧客が要求する時間までに顧客が指定する目的地へ到着するのみならず、さらに、積載荷物の積み降ろし作業を定刻までに完了する必要がある。この積み降ろし作業に要する時間は、積載荷物の量や積載荷物の重量、積み降ろし作業にかかわる作業員数、作業場所の設備等により増減することになる。従って、単に類似する過去の運行実績を用いて目的地までの所要時間とするのでは、目的地到着後の積荷の積降作業を行うための納品先への搬入路の確保に要する時間や積降作業の時間等の走行時間には寄与しない時間による遅延が生じる場合がある。特に、複数の目的地を巡回する運行計画を実行する場合、この目的地到着後の作業による遅延は、立案された運行計画を実現する上で大きな負担となる。そのため、運行計画全体の実現を図る上で運行経路において生じる待機時間及び積荷の積降作業時間等を含めた全体の所要時間の見積が必要となる。
また、顧客の要求する運行計画を実現する上で、顧客が要求する所要時間内に積荷の受け渡しを完了するために必要となる人員及び車両等の的確な見積もりを行うことも必要となる。
そこで、本発明は、顧客が要求する運行計画を実現する上で必要となる所要時間の全体を的確に予測して、当初より無理な運行計画の実行を未然に防止し、また、顧客が要求する時間内に運送を実現する上で必要となる人員及び車両等を見積ることが可能な運行計画作成方法を提供することを目的とする。
本発明は、運行計画の走行条件に類似又は該当する過去の運行実績に基づいて運行計画の作成を行なうプログラムを計算機が実行する運行計画作成方法であって、運行計画の対象となる運行経路と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性とを少なくとも有する運行条件の入力を受け付け、前記入力された運行経路に類似するか、又は前記入力された運行属性に該当するかの、少なくともいずれかの運行経路を有し、当該運行経路における走行時間と走行に寄与していない滞在時間を含む運行実績情報を、運行実績を地点間のルートに細分化し、当該ルートの走行状況に応じて設定された条件に基づいて、運行経路の始点及び終点、運行経路における走行時間と走行に寄与していない滞在時間を含む運行実績情報と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性情報を分類登録した過去の運行実績を格納する格納部から抽出し、前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行時間の予測値を取得し、前記抽出された運行実績情報が所定件数以上存在しない場合に、前記走行時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、運行属性と補正係数とを格納する第1の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記走行時間の予測値の補正を行い、前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行に寄与しない前記滞在時間の予測値を取得し、前記滞在時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、繁忙時期又は繁忙時間帯と補正係数とを格納する第2の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記滞在時間の予測値の補正を行い、前記走行時間の予測値又は前記補正された走行時間の予測値がある場合には該補正された走行時間の予測値と、前記補正された滞在時間の予測値運行計画情報として出力することを特徴とする。
また、本発明は、上述の運行計画作成方法であって、前記滞在時間の予測値の取得は、滞在理由が待機である場合に、滞在実績情報に格納される滞在時間を取得し、前記滞在時間の予測値の取得は、滞在理由が作業である場合に、作業実績情報に格納される積荷情報と作業人員数で示される作業量と、前記入力された運行属性が有する積荷情報および作業人員で示される作業量との差異に基づいて、滞在実績情報の滞在時間の増減を行って運行計画を作成することを特徴とする。
また、本発明は、上述の運行計画作成方法であって、前記滞在時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路における積荷の納品先と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる積荷の納品先との相違に基づいて、積荷の納品先と補正係数とを格納する第2の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記滞在時間の予測値の補正を行うことを特徴とする。
本発明の運行計画作成方法は、顧客が要求する運行計画を実現する上で必要となる所要時間の全体を的確に予測して、当初より無理な運行計画の実行を未然に防止し、また、顧客が要求する時間内に運送を実現する上で必要となる人員及び車両等を見積ることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態を図1を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例におけるシステム構成を示した図である。図1に示すシステム構成では、車両の運行計画を作成する運行予測装置100と、車両に搭載され車両の運行位置等を記録する車両端末200と、車両の運行位置を特定する際に用いられる人工衛星300とを有しており、運行予測装置100と車両端末200とがネットワークを介して通信可能な構成となっている。
運行予測装置100は、車両端末から各種実績情報を収集する実績収集手段110と、車両端末から収集した各種実績情報より運行実績情報を記録する運行実績記録手段120と、運行予測を行う運行条件を入力する運行条件入力手段130と、運行予測を行う際に条件に類似する過去の運行実績情報を抽出する運行実績抽出手段140と、運行実績抽出手段で抽出された過去の実績情報より予測される運行経路の走行には寄与しない滞在時間等を見積もる滞在時間見積手段150と、前述の運行実績抽出手段より予測される走行時間等を見積もる運行時間見積手段160と、滞在時間見積手段及び運行時間見積手段より得られた予測値に基づいて運行計画を作成する運行計画作成手段170と、実績収集手段が車両端末から収集した走行実績情報D10と、滞在実績情報D20と、作業実績情報D30と、各種実績情報から構成される運行実績情報D70と、運行時の天候や積荷の重量等の運行に関する属性情報を示す運行属性情報D40と、運行に用いられた車両の車種や排気量といった車両に関する属性情報を示す車両属性情報D50と、運行予測で見積もった運行時間等の運行情報を示す運行計画情報D60を有している。
車両端末200は、人工衛星300からの信号に基づいて車両の現在位置を特定する運行位置検出手段210と、運行位置検出手段より得られた車両の現在位置を日時とともに記録する運行実績記録手段220と、運行計画の実効過程で一定領域内に車両を滞在させた実績を記録する滞在実績記録手段230と、前記滞在期間において積荷の積み降ろし等の作業を行った際の作業実績を記録する作業実績記録手段240を有している。
人工衛星300は、例えば既存のGPS等の位置測位サービスを提供するものであり、本発明の一実施形態のシステム構成を実現する上で、実施者が構築する構成に含まれなくても良い。
図2は、走行実績情報D10の構成を示す図である。走行実績情報D10は、運行計画の実行に関わる一連の走行実績情報を特定する運行ID(D11)と、車両を特定する車両ID(D12)と、走行実績情報を記録した日時を示す日時D13と、その時の車両の位置を示す位置(緯度,経度)D14と、その運行に関する積荷等の属性情報を示す属性ID(D15)を有している。
図3は、運行属性情報D40の構成を示す図である。運行属性情報D40は、属性情報を特定するための属性ID(D41)と、運行時の天候を示す天候D42と、運行時の車両の搭乗員数を示す搭乗員数D43と、運行時に積載している積荷の情報を示す積荷情報D44を有している。積荷情報D44は、積荷情報を特定する積荷ID(D441)と、積荷の種別を示す種別D442と、積荷1個当たりの重量を示す重量D443と、積荷の積載個数を示す個数D444と、積荷の納品先を示す納品先D445を有している。
図4は、車両属性情報D50の構成を示す図である。車両属性情報D50は、車両を特定する車両ID(D51)と、車両の車種を示す車種D52と、車両の排気量を示す排気量D53を有している。
図5は、滞在実績情報D20の構成を示す図である。滞在実績情報D20は、運行実績情報に対応付けて滞在実績情報を特定する運行ID(D21)と、滞在時の車両の位置を示す位置(緯度,経度)D22と、滞在した時間を示す滞在時間D23と、滞在の理由を示す滞在理由D24を有している。
図6は、作業実績情報D30の構成を示す図である。作業実績情報D30は、運行実績情報に対応付けて作業実績情報を特定する運行ID(D31)と、作業時の車両の位置を示す位置(緯度,経度)D32と、作業を開始した時刻を示す開始時刻D33と、作業の種類を示す作業種別D34と、作業の対象となった積荷を特定する積荷IDD35を有している。
図7は、運行実績情報D60の構成を示す図である。運行実績情報D60は、運行実績情報を特定する運行ID(D61)と、運行経路を示す経路パターンD62と、運行経路情報D63を有している。運行経路情報D63は、運行経路情報を特定する経路ID(D631)と、経路の始点を示す始点(緯度,経度)D632と、経路の終点を示す終点(緯度,経度)D633と、当該運行経路情報に対応付けている運行属性情報を特定する運行属性ID(D634)と、当該運行経路情報に対応付けている車両ID(D635)と、当該経路の始点から終点に到達するまでの時間を示す走行時間D636と、当該経路において発生した作業等の時間を示す合計滞在時間D637を有している。
図8は、運行計画情報D70の構成を示す図である。運行計画情報D70は、上述の運行実績情報D60と同様に、運行ID(D71)と、経路パターンD72と、運行経路情報D73を有している。また、運行経路情報D73も上述の運行実績情報D60の運行経路情報D73と同様に、経路ID(D731)と、始点D732と、終点D733と、運行属性ID(D734)と、車両ID(735)と、走行時間D736と、合計滞在時間D737を有している。
図12は、補正係数一覧D80の内容例を示す図である。補正係数一覧D80は、運行属性D81と補正係数D82を有している。図12に示す例では、運行属性の項目「天候」についての各属性値とそれに対応する補正係数D82の一覧の内容例が示されている。
〔処理の流れの説明〕
次に、本発明の一実施形態におけるシステムの処理の流れを、図9を用いて説明する。図9は、運行計画の作成における運行予測の処理の流れを示した図である。なお、図9に示す運行予測の処理を行う上で、運行予測装置100の実績収集手段110により、運行予測装置100の走行実績情報D10、滞在実績情報D20、作業実績情報D30、運行属性情報D40、運行実績情報D60が、各車両端末200の走行実績記録手段220、滞在実績記録手段230、作業実績記録手段240より収集されているものとする。なお、本発明は、車両端末200から各種実績情報を収集する手法を限定しない。例えば、有線又は無線通信を用いた収集であったり、又は可搬性の記憶媒体を用いて収集する方法として構成しても良い。
次に、運行予測装置100が運行予測の処理の流れにおいて、まず、運行予測を行う対象となる運行経路の入力が行われる(図9のS101)。運行経路の入力例を図10に示す。図10に示す例では、画面に表示された九州地方の地図上を、地点A,B,Cを結ぶ経路1及び経路2が入力されている。なお、図10の例のように画面上に表示される地図を用いて経路の入力を行う方法でも良いし、又は地点の住所等を入力することにより経路入力を行わせる方法でも良い。また、図10に示す例は3つの地点の例としたが、本発明はこれに限定されるものではない。
運行経路の入力を受けた運行予測装置100は、入力された運行経路に類似する運行経路情報D63を有する運行実績情報D60を抽出する(図9のS102)。ここで、入力された運行経路に類似するとは、入力された運行経路の始点及び終点の近傍に属する地点を有することをいう。例えば、図10で示した地点A,B,Cを結ぶ経路1及び経路2に類似する運行経路を有する運行実績は、図11に示すようになる。即ち、図11に示す例では、地点A,B,Cの近傍に属する地点を始点及び終点にもつ運行経路を有する運行実績1と、地点A,Bの近傍に属する地点を始点及び終点にもつ運行経路を有する運行実績2と、地点B,Cの近傍に属する地点を始点及び終点にもつ運行経路を有する運行実績3と、地点A,Bの近傍に属する地点を始点及び終点にもつ運行経路を一部に有する運行実績4と、地点B,Cの近傍に属する地点を始点及び終点にもつ運行経路を一部に有する運行実績5と、地点A,B,Cの近傍に属する地点を始点及び終点にもつ運行経路を一部に有する運行実績6及び運行実績7が示されている。
上述の処理により類似の経路を有する運行実績情報を抽出した結果、運行予測装置100は、抽出した運行実績情報が所定の件数以上存在するかどうかを判定する(図9のS103)。判定の結果、上述の処理S102で抽出された運行実績情報D60が所定の件数以上存在する場合(図9のS103でYES)、運行予測の対象となる運行経路において想定する運行属性の入力を受け付ける(図9のS104)。ここで、想定する運行属性とは、運行を実施する際に予想される運行の状況を示す特性値である。また、運行の状況を示す特性値としては、図3に示す運行属性情報D40の項目及び走行実績情報D10の項目(即ち、天候、走行時間帯、搭乗員数、積荷情報)のほか、当該運行経路の所要時間、月日、曜日、及び納品先等が適当となる。なお、上述の処理S103で類似の運行実績が存在しないと判定された場合(図9のS103でNO)、運行予測装置100は、運行実績情報を全件抽出した後(図9のS111)、上述の処理S104を行う。
次に、運行属性の入力を受け付けた運行予測装置100は、運行属性に該当する運行実績情報を選別する(図9のS105)。ここで、運行属性に該当する運行実績情報を選別するとは、例えば、運行属性の天候として「雨」を示す属性を入力した場合に、天候D42が「雨」を示す運行属性情報D40を関連付けている運行経路情報D63を有する運行実績情報D60を選別することをいう。
次に、選別を行った運行予測装置100は、選別された運行実績情報D60が所定の件数以上存在するかどうかを判定する(図9のS106)。判定の結果、上述の処理S105で選別された運行実績情報D60が所定の件数以上存在する場合(図9のS106でYES)、選別された運行実績情報D60が有する運行経路情報D63であって、上述の処理S101で入力された運行経路に類似する運行経路情報を有する運行実績情報に基づいて運行予測の見積を行う(図9のS107)。ここで、運行予測の見積とは、運行実績情報に関連付けて記録されている各種実績情報から走行時間D636、合計滞在時間D637、滞在実績情報D20及び作業実績情報D30に基づいて、運行計画情報D70が有する運行経路情報D73の走行時間D736を設定することをいう。より具体的には、運行予測の対象となる運行経路に類似する運行経路であって、想定する運行属性に該当する運行経路の実績の平均値を算出し、算出した値に基づいて運行計画情報D70が有する運行経路情報D73の走行時間D736を設定する。なお、ここでの算出とは、数値計算を伴う演算処理に限定するものではなく、とり得る実績の範囲を細分化した区分ごとに値を対応付けた数値変換テーブルを用いて処理する構成であっても良い。
また、上述の処理S106で該当する運行実績が存在しないと判定された場合(図9のS106でNO)、運行予測装置100は、処理S102で抽出した運行実績又は処理S111で抽出した運行実績が有する運行属性と処理S104で入力した運行属性との相違点に基づいて、上述の運行実績を補正し(図9のS112)、補正した運行実績から予測値を算出する(図9のS113)。ここで、運行属性との相違点に基づいて補正するとは、運行属性の各項目値に対応付けて設定された補正係数の一覧を用いて、運行実績情報に関連付けられている運行属性情報の各項目値に対応付けられた補正係数と、上述の処理S104で入力した運行属性値に対応付けられた補正係数とを取得し、運行属性の項目ごとの補正係数の差分を総和して得た運行実績補正係数を用いて、運行実績が有する運行経路情報の走行時間の増減を行うことをいう。運行属性の各項目値に対応付けて設定された補正係数の一覧とは、例えば、図12に示すように、運行属性の項目毎の属性値の有効範囲について補正係数を対応付けて設定した一覧をいう。図12に示す例では、運行属性D40の天候D42の項目について、属性値「快晴」「晴れ」「曇り」に対して補正係数「0」、属性値「雨」に対して補正係数「-0.1」、属性値「雪」「大雨」に対して補正係数「-0.2」、属性値「大雪」に対して補正係数「-0.3」が設定されている。この例において、運行実績が有する運行属性情報D40の天候D42が「快晴」であって、処理S104で入力された運行属性の天候が「雨」である場合、運行実績に対する入力値の運行属性「天候」の補正係数の差分は「-0.1」となる。また、運行実績補正係数を用いた走行時間の増減とは、運行実績が有する運行経路情報の走行時間に対して運行実績補正係数を乗じて得た数値を、走行時間に加算することをいう。即ち、補正後の走行時間D(636)’は、次の数式1で表される。
ここで、D(636)は運行実績が有する運行経路情報の走行時間D636であり、aは運行実績が有する運行経路属性の属性D40の各項目値であり、fi(a)は当該運行属性D40の各項目値に対する補正係数である。また、bは処理S104で入力された運行属性の各項目値であり、fi(b)は当該入力された運行属性の各項目値に対する補正係数である。
なお、補正係数一覧のその他の例を、図13に示す。図13は、補正係数一覧D80の内容例を示す図(その2)である。図13に示す例では、補正係数一覧D80は、運行属性D81と補正係数D82と納品先D83を有しており、運行計画作成時に入力する運行属性「曜日」についての各値とそれに対応する補正係数D82と納品先D83の一覧の内容例が示されている。この例において、各種実績情報が属する曜日D81は、各種実績情報が直接的又は間接的に関連付けられている運行IDを有する走行実績情報の日時D13より抽出される曜日となる。また、各種実績情報が属する納品先D83は、各種実績情報が直接的又は間接的に関連付けられている属性IDを有する運行属性情報D40の積荷情報D44の納品先D445となる。この例では、納品先「AAA」は木曜から日曜にかけて補正係数が「-0.1」から「-0.3」へ変化しており、週末近くの運行時の運行時間が遅れ気味の傾向にあることを表している。また、納品先「BBB」は火曜と金曜との運行時の運行時間が遅れ気味の傾向にあることを表している。このように、納品先に応じた運行時間の遅れの傾向を反映した補正係数一覧を用いることにより、特有の傾向を有する納品先ごとに的確な運行予測を行うことが可能となる。ここで、曜日に基づく運行時間の遅延の傾向を示す例を示したが、その他の例として、月日等で示される繁忙時期又は繁忙時間帯に応じた運行時間の遅延の傾向を特性付ける構成としても良い。この構成により、納品先の顧客が実施する特売日等による繁忙時期又は繁忙時間に応じた運行時間の遅延の傾向に基づいて、より的確な運行予測を行うことが可能となる。
次に、運行予測装置100は、運行予測の対象となる運行経路の終点に該当する滞在実績及び作業実績を新たに抽出する(図9のS108)。ここで、運行予測の対象となる運行経路の終点に該当する滞在実績情報及び作業実績情報とは、上述の処理S101で入力した運行経路の終点と略一致する位置(緯度、経度)D22,D32を有する滞在実績情報D20及び作業実績情報D30をいう。
各実績値を得た運行予測装置100は、上述の処理S108で得た滞在実績情報及び作業実績に基づいて予測値の補正を行う(図9のS109)。ここで、滞在実績情報及び作業実績情報に基づいた予測値の補正とは、滞在実績情報D20の滞在理由D24に応じて、運行計画情報D70が有する運行経路情報D73の合計滞在時間D737の見積もりを行うことをいう。滞在理由D24に応じた合計滞在時間D737の見積もりとは、例えば、滞在理由が「作業」であった場合、当該滞在実績情報に対応付けられた作業実績情報の積荷ID(D35)で特定される積荷情報D44に示される各項目値及び作業実績情報の作業人員数D36等で示される作業量と、処理S104で入力した運行属性が有する積荷情報の各項目値及び作業人員数等で示される作業量との差異に基づいて、滞在実績情報の滞在時間の増減を行うことをいう。
なお、上述の積荷情報の各項目値等で示される作業量の差異に基づいて行う補正に加えて、作業実績情報の接地条件D37等で示される作業現場の設備等の差異に基づいて補正を行っても良い。例えば、作業実績情報の接地条件D37は積荷の積降作業を行う作業現場の設備の状況を表し、より具体的には、運送車両の貨物室と納品先の倉庫との間で円滑な搬入路が確立されているかどうか、又は納品先の倉庫において積降作業用のフォークリフト等が利用可能であるかどうか、といった作業現場での設備の状況を表すコードが付与されており、このコードに対応して補正係数一覧が定義されている構成となる。この構成により、納品先での設備状況に応じて、より的確な滞在時間の見積が可能となる。
また、上述の滞在理由が「待機」であった場合、他の車両が積荷の積降作業をしているため倉庫への搬入路を確保できず、搬入路を確保するために待機している状態を表す。この場合、図13に示す曜日等の繁忙時期又は繁忙時間帯に対応した補正係数一覧を用いて滞在時間の補正を行う構成とすることにより、繁忙時期又は繁忙時間帯であるかどうかに基づいて滞在時間を増減することができ、より的確な滞在時間の見積が可能となる。
次に、運行予測装置100は、上述の処理S101で入力された運行経路、処理S104で入力された運行属性、及び上述の処理S107等で得た予測値を用いて、運行計画情報D70を作成し、運行予測の結果として当該運行計画情報を出力する(図9のS110)。
なお、各予測値を用いて運行計画情報D70を作成する際に、上述の処理S104で入力された運行属性に含まれる運行経路の所要時間に基づいて運行計画の最適化を行っても良い。ここで、運行属性に含まれる運行経路の所要時間に基づく運行計画の最適化とは、当該予測値が上述の処理S104で入力された運行属性に含まれる運行経路の所要時間の条件を満たすかどうかを判定し、当該所要時間の条件を上述の処理S107又は処理S113で得た走行時間の予測値が満たす場合であって、当該走行時間の予測値と上述の処理S109で得た滞在時間の予測値との合計が当該所要時間の条件を満たさない場合に、当該所要時間の条件を満たす滞在時間を算出し、算出した滞在時間に適合する走行条件を用いて運行計画を作成することをいう。滞在時間に適合する走行条件とは、滞在実績情報及び作業実績情報から推定される滞在時間とその他条件との関係より統計的に導出される運行属性の各項目値を意味する。例えば、所要時間の条件を満たす滞在時間を得るために、積荷の積降に要する作業時間の短縮を図る場合、積降作業に従事する人員の増加又は積荷の重量・個数を削減した値が導出される。なお、最適化を図る項目は、運行計画装置の利用者が予め設定する構成としても良い。
また、上述の処理S110で運行計画を出力する際に、最適化された走行条件に基づく運行計画と最適化前の走行条件に基づく運行計画とを出力し、運行予測装置の利用者が複数の運行計画からいずれかを選択可能な構成としても良い。
以上が、本発明の一実施形態における運行予測の処理の流れとなる。
上述したように、本発明による運行計画作成方法では、運行計画の走行条件に類似する運行実績情報に基づいて、運行経路において生じる待機時間及び積荷の積降作業時間等を含めた全体の所要時間を見積るため、実現性の高い運行計画の作成が可能となる。
また、上述の選別過程において、想定される運行属性に該当する運行実績が存在しなかった場合に、運行属性の相違点に基づいた運行実績の補正を行うため、運行予測の確度を高めることができる。
また、上述の実施例においては、運行属性の相違点に基づく運行実績の補正を行う際に、運行属性で特定される積荷の納品先に応じて運行属性の相違に基づく補正を行うための補正係数一覧を選択するため、納品先毎に異なる傾向を有する場合においても、運行属性の相違に基づいて運行実績情報の補正を適切に行うことができ、運行予測の確度を高めることができる。
(付記1)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記1を開示する。
運行実績を地点間のルートに細分化し、当該ルートの走行状況に応じて設定された条件に基づいて分類登録した過去の運行実績を格納し、運行計画の走行条件に類似又は該当する過去の運行実績に基づいて運行計画の作成を行なう運行計画作成方法であって、
運行計画の対象となる運行経路と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性とを少なくとも有する運行条件の入力を受け付け、
前記入力された運行経路に類似し又は/及び前記入力された運行属性に該当する運行経路を有し、当該運行経路における走行時間と走行に寄与していない滞在時間を含む運行実績情報を抽出し、
前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行時間の予測値を取得し、
前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行に寄与しない滞在時間の予測値を取得し、
前記取得された走行時間と滞在時間との予測値に基づいて運行計画を作成することを特徴とする運行計画作成方法。
(付記2)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記2を開示する。
付記1に記載の運行計画作成方法であって、
前記抽出において、入力された運行属性に該当する運行属性を有する前記運行実績情報が所定件数以上存在しない場合、
前記入力された運行属性に該当するに至らない運行属性を有する運行実績情報をも抽出し、前記抽出された運行実績情報が有する運行属性と前記入力された運行属性との相違点に基づいて、前記抽出された運行実績情報を補正し、
前記抽出され補正された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行時間の予測値を取得し、
前記抽出され補正された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行に寄与しない滞在時間の予測値を取得し、
前記取得された走行時間と滞在時間との予測値に基づいて運行計画を作成することを特徴とする運行計画作成方法。
(付記3)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記3を開示する。
付記1又は2に記載された運行計画作成方法であって、
前記運行条件の入力で受け付けた運行条件が有する運行経路の走行条件に、当該運行経路の走行時間帯又は走行時期を含み、
前記走行時間又は滞在時間のうち少なくとも一方の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、前記走行時間又は滞在時間のうち少なくとも一方の補正を行うことを特徴とする運行計画作成方法。
(付記4)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記4を開示する。
付記1乃至3に記載された運行計画作成方法であって、
前記運行条件の入力で受け付けた運行条件が有する運行経路の走行条件に、当該運行経路における積荷の納品先を含み、
前記走行時間又は滞在時間のうち少なくとも一方の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路における積荷の納品先と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる積荷の納品先との相違に基づいて、前記走行時間又は滞在時間のうち少なくとも一方の補正を行うことを特徴とする運行計画作成方法。
(付記5)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記5を開示する。
付記1乃至4に記載された運行計画作成方法であって、
前記運行条件の入力で受け付けた運行条件が有する運行経路の走行条件に、当該運行経路における所要時間を含み、
前記取得された走行時間と滞在時間との予測値に基づいて運行計画を作成する際に、前記取得された走行時間が前記所要時間未満であって、前記取得された走行時間と滞在時間との合計が前記所要時間を超える場合、
前記所要時間に適合する走行条件を作成することを特徴とする運行計画作成方法。
(付記6)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記6を開示する。
運行実績を地点間のルートに細分化し、当該ルートの走行状況に応じて設定された条件に基づいて分類登録した過去の運行実績を格納し、運行計画の走行条件に類似又は該当する過去の運行実績に基づいて運行計画の作成を行なう運行計画作成プログラムであって、
運行経路の始点及び終点、運行経路における走行時間と走行に寄与していない滞在時間を含む運行実績情報と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性情報を格納する格納手段と、
運行計画の対象となる運行経路と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性とを少なくとも有する運行条件の入力を受け付ける運行条件入力手段と、
前記入力された運行経路に類似し又は/及び前記入力された運行属性に該当する運行経路を有する前記運行実績情報を抽出する運行実績抽出手段と、
前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行時間の予測値を取得する運行時間見積手段と、
前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行に寄与しない滞在時間の予測値を取得する滞在時間見積手段と、
前記取得された走行時間と滞在時間との予測値に基づいて運行計画を作成する運行計画作成手段として計算機を機能させることを特徴とする運行計画作成プログラム。
(付記7)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記7を開示する。
付記6に記載の運行計画作成プログラムであって、
前記運行実績抽出手段は、前記入力された運行属性に該当する運行属性を有する前記運行実績情報が所定件数以上存在しない場合、前記入力された運行属性に該当するに至らない運行属性を有する運行実績情報をも抽出し、前記抽出された運行実績情報が有する運行属性と前記入力された運行属性との相違点に基づいて、前記抽出された運行実績情報を補正し、
前記運行時間見積手段は、前記抽出され補正された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行時間の予測値を取得し、
前記滞在時間見積手段は、前記抽出され補正された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の滞在時間の予測値を取得し、
前記運行計画作成手段は、前記取得された走行時間と滞在時間との予測値に基づいて運行計画を作成することを特徴とする運行計画作成プログラム。
(付記8)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記8を開示する。
付記6又は7に記載された運行計画作成プログラムであって、
前記運行条件入力手段は、
前記運行条件の入力で受け付けた運行条件が有する運行経路の走行条件に、当該運行経路の走行時間帯又は走行時期を含み、
前記運行時間見積手段又は前記滞在時間見積手段のうち少なくとも一方は、
前記予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、前記予測値の補正を行うことを特徴とする運行計画作成プログラム。
(付記9)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記9を開示する。
付記6乃至8に記載された運行計画作成プログラムであって、
前記運行条件入力手段は、
前記運行条件の入力で受け付けた運行条件が有する運行経路の走行条件に、当該運行経路における積荷の納品先を含み、
前記運行時間見積手段又は前記滞在時間見積手段のうち少なくとも一方は、
前記予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路における積荷の納品先と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる積荷の納品先との相違に基づいて、前記予測値の補正を行うことを特徴とする運行計画作成プログラム。
(付記10)上記実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記10を開示する。
付記6乃至9に記載された運行計画作成プログラムであって、
前記運行条件入力手段は、
前記運行条件の入力で受け付けた運行条件が有する運行経路の走行条件に、当該運行経路における所要時間を含み、
前記運行計画作成手段は、
前記算出された走行時間と滞在時間との予測値に基づいて運行計画を作成する際に、前記算出された走行時間が前記所要時間未満であって、前記算出された走行時間と滞在時間との合計が前記所要時間を超える場合、
前記所要時間に適合する走行条件を作成することを特徴とする運行計画作成プログラム。
本発明の一実施例におけるシステム構成を示す図 走行実績情報の構成を示す図 運行属性情報の構成を示す図 車両属性情報の構成を示す図 滞在実績情報の構成を示す図 作業実績情報の構成を示す図 運行実績情報の構成を示す図 運行計画情報の構成を示す図 運行予測の処理の流れを示す図 運行経路の入力例を示す図 類似の経路パターンの例を示す図 補正係数一覧の内容例を示す図 補正係数一覧D80の内容例を示す図(その2)

Claims (5)

  1. 運行計画の走行条件に類似又は該当する過去の運行実績に基づいて運行計画の作成を行うプログラムを計算機が実行する運行計画作成方法であって、
    運行計画の対象となる運行経路と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性とを少なくとも有する運行条件の入力を受け付け、
    前記入力された運行経路に類似するか、又は前記入力された運行属性に該当するかの、少なくともいずれかの運行経路を有し、当該運行経路における走行時間と走行に寄与していない滞在時間を含む運行実績情報を、運行実績を地点間のルートに細分化し、当該ルートの走行状況に応じて設定された条件に基づいて、運行経路の始点及び終点、運行経路における走行時間と走行に寄与していない滞在時間を含む運行実績情報と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性情報を分類登録した過去の運行実績を格納する格納部から抽出し、
    前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行時間の予測値を取得し、
    前記抽出された運行実績情報が所定件数以上存在しない場合に、前記走行時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、運行属性と補正係数とを格納する第1の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記走行時間の予測値の補正を行い、
    前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行に寄与しない
    前記滞在時間の予測値を取得し、
    前記滞在時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、繁忙時期又は繁忙時間帯と補正係数とを格納する第2の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記滞在時間の予測値の補正を行い、
    前記走行時間の予測値又は前記補正された走行時間の予測値がある場合には該補正された走行時間の予測値と、前記補正された滞在時間の予測値運行計画情報として出力することを特徴とする運行計画作成方法。
  2. 請求項1に記載の運行計画作成方法であって、
    前記滞在時間の予測値の取得は、滞在理由が待機である場合に、滞在実績情報に格納される滞在時間を取得し、
    前記滞在時間の予測値の取得は、滞在理由が作業である場合に、作業実績情報に格納される積荷情報と作業人員数で示される作業量と、前記入力された運行属性が有する積荷情報および作業人員で示される作業量との差異に基づいて、滞在実績情報の滞在時間の増減を行うことを特徴とする運行計画作成方法。
  3. 請求項1又は2に記載された運行計画作成方法であって、
    前記滞在時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路における積荷の納品先と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる積荷の納品先との相違に基づいて、積荷の納品先をさらに格納する第2の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記滞在時間の予測値の補正を行うことを特徴とする運行計画作成方法。
  4. 運行計画の走行条件に類似又は該当する過去の運行実績に基づいて運行計画の作成を行なう運行計画作成プログラムであって、
    運行計画の対象となる運行経路と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性とを少なくとも有する運行条件の入力を受け付け、
    前記入力された運行経路に類似するか、又は前記入力された運行属性に該当するかの、少なくともいずれかの運行経路を有する前記運行実績情報を、運行実績を地点間のルートに細分化し、当該ルートの走行状況に応じて設定された条件に基づいて、運行経路の始点及び終点、運行経路における走行時間と走行に寄与していない滞在時間を含む運行実績情報と、前記運行経路の走行条件を示す運行属性情報を分類登録した過去の運行実績を格納する格納部から抽出し、
    前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行時間の予測値を取得し、
    前記抽出された運行実績情報が所定件数以上存在しない場合に、前記走行時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、運行属性と補正係数とを格納する第1の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記走行時間の予測値の補正を行い、
    前記抽出された運行実績情報に基づいて、前記運行計画の運行経路の走行に寄与しない滞在時間の予測値を取得し、
    前記滞在時間の予測値の取得時に参照された運行実績情報から特定される運行経路の走行日時と、前記入力された運行経路の走行条件に含まれる走行時間帯又は走行時期との相違に基づいて、繁忙時期又は繁忙時間帯と補正係数とを格納する第2の補正係数格納部から補正係数を抽出して前記滞在時間の予測値の補正を行い、
    前記走行時間の予測値又は前記補正された走行時間の予測値がある場合には該補正された走行時間の予測値と、前記補正された滞在時間の予測値運行計画情報として出力する処理を計算機に実行させることを特徴とする運行計画作成プログラム。
  5. 請求項4に記載の運行計画作成プログラムであって、
    前記滞在時間の予測値の取得は、滞在理由が待機である場合に、滞在実績情報に格納される滞在時間を取得し、
    前記滞在時間の予測値の取得は、滞在時間が作業である場合に、作業実績情報に格納される積荷情報と作業人員数で示される作業量と、前記入力された運行属性が有する積荷情報および作業人員で示される作業量との差異に基づいて、滞在実績情報の滞在時間の増減を行う処理を計算機に実行させることを特徴とする運行計画作成プログラム。
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