JP3813497B2 - バンプ形成方法および半導体装置の実装構造体 - Google Patents

バンプ形成方法および半導体装置の実装構造体 Download PDF

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LSI等の高密度化、高集積化に伴う電極パッドの狭ピッチ化に対応でき、しかもPbフリーを用いて、LSI等の電子部品を基板上に接続するバンプを短時間に形成できるバンプ形成方法および半導体装置の実装構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のLSI等へのバンプ形成方法としては、はんだによる接続の場合はんだペーストによる印刷(従来技術1)やはんだボールによる形成(従来技術2)が主流である。
【0003】
また、従来技術3としては、第12回回路実装学術講演大会講演論文集P.209−P.210が知られている。この従来技術3は、30μmピッチのディップによるバンプ形成方法である。
【0004】
また、従来技術4としては、特開平10−50713号公報が知られている。この従来技術5には、基板上の予め定められた位置に形成された下地電極上に膜形成技術であるリフトオフ法を利用した蒸着を用いて該下地電極よりも面積が広い第1のはんだを食み出し形成し、その後、上記第1のはんだの上側に第1のはんだよりも低い融点を持つ第2のはんだをディップはんだ付け手法を用いて積層形成し、然る後、上記第1のはんだの融点よりも高温で上記第1と第2のはんだを加熱し、第1と第2のはんだを溶融・凝集(表面張力により球状化)して高くしたはんだバンプを形成することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
ところで、LSI等の高密度化、高集積化に伴って、LSI等の電極パッドは0.1mm以下と狭ピッチ化してきていると共に、バンプとしてはPbフリー化が要求されてきている。
【0006】
このように、狭ピッチ化に対しては、上記従来技術1のはんだペーストによる印刷では印刷性が悪く、また、上記従来技術2のはんだボールによる形成ではボールの位置決めが困難となる。
【0007】
そこで、狭ピッチ化に対応できる従来技術3を用いようとした場合、ディップによるバンプ形成であるため、バンプ高さが低く、COG(Chip on Glass)など、そりの小さい基板への接続に限定されることや、バンプ体積の体積ばらつきが大きいことから搭載接続時の未接続が発生しやすいという課題を有している。さらに、基板への搭載接続が可能な場合でも、接続後のLSIと基板間の距離が短くなるため、LSIと基板との線膨張係数のミスマッチによりはんだのせん断歪みが増大するため、長期接続信頼性が低下するという課題が考えられる。
【0008】
この課題を解決するために、上記従来技術4を用いようとする場合、第1のはんだの上側に第1のはんだよりも低い融点を持つ第2のはんだをディップはんだ付け手法を用いて積層形成しているため、従来技術3と同様に、バンプ体積の体積ばらつきが大きいことから搭載接続時の未接続が発生しやすいと課題を有すると共に、従来技術4には、Pbフリー化については考慮されていない。
【0009】
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、LSI等の高密度化、高集積化に伴う電極パッドの狭ピッチ化に対応でき、しかもPbフリーを用いて、短時間に電極パッドの径程度の高さを有するバンプを形成できるようにしたバンプ形成方法および半導体装置の実装構造体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電極パッドが配列され、該電極パッドの周囲を保護膜もしくは絶縁膜で被覆された対象表面に対して薄膜金属層を成膜する第1の成膜工程と、該第1の成膜工程で成膜された薄膜金属層を通電膜として利用して前記薄膜金属層上の前記電極パッドに対応する部分にPbフリーの金属を電解メッキして金属バンプ部として成膜する第2の成膜工程と、前記第1の成膜工程で成膜した薄膜金属層における少なくとも前記金属バンプ部から食み出した部分を除去する除去工程と、該除去工程後、前記第2の成膜工程で成膜された金属バンプ部を溶融することによって前記電極パッド上に接合した球状化したPbフリーの金属バンプを形成する金属バンプ形成工程とを有することを特徴とするバンプ形成方法である。
【0011】
また、本発明は、前記バンプ形成方法の第2の成膜工程において、前記金属バンプ部の面積もしくは径を、前記電極パッドの面積もしくは径よりも大きくすることを特徴とする。
また、本発明は、前記バンプ形成方法の第2の成膜工程において、前記Pbフリーの金属として、SnもしくはSn合金であることを特徴とする。
また、本発明は、前記バンプ形成方法の第1の成膜工程において、前記薄膜金属層として、Cu、AgもしくはAuを主成分として含有することを特徴とする。
また、本発明は、前記バンプ形成方法の除去工程において、前記電極パッドの周囲の前記薄膜金属層も除去することを特徴とする。
また、本発明は、電極パッドが配列され、該電極パッドの周囲を保護膜もしくは絶縁膜で被覆された表面に対して薄膜金属層を成膜する第1の成膜工程と、該第1の成膜工程で成膜された薄膜金属層上に、前記電極パッドに対応する部分を前記電極パッドの面積もしくは径よりも大きな面積もしくは径を有する金属バンプ部形成エリアとして開口させたレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、前記第1の成膜工程で成膜された薄膜金属層を通電膜として利用して前記レジスト膜形成工程で形成されたレジスト膜の金属バンプ部形成エリアにSnもしくはSn合金からなる金属を電解メッキして金属バンプ部として成膜する第2の成膜工程と、前記レジスト膜を除去し、更に前記第1の成膜工程で成膜した薄膜金属層における少なくとも前記金属バンプ部から食み出した部分を除去する除去工程と、該除去工程後、前記第2の成膜工程で成膜された金属バンプ部を溶融することによって残された薄膜金属層を前記金属バンプ部に溶解させて前記電極パッド上に接合した球状化した金属バンプを形成する金属バンプ形成工程とを有することを特徴とするバンプ形成方法である。
【0012】
また、本発明は、前記バンプ形成方法で金属バンプが形成された半導体装置を、基板に実装して構成したことを特徴とする半導体装置の実装構造体である。
また、本発明は、前記バンプ形成方法で金属バンプが形成された半導体装置をインターポーザに実装し、更にPbフリーのはんだを用いてメインボードに実装して構成したことを特徴とする半導体装置の実装構造体である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るバンプ形成方法の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0014】
本発明は、図1(a)(b)に示すように、LSIチップ(半導体装置)等の電子部品に配設された電極パッド4上に0.1〜0.5μm程度の薄膜金属層(Cu,Ag,Au等)2を無電解、蒸着若しくはスパッタによって成膜し、その金属層2上に電極バッド4の径よりも径を大きく形成された20〜50μm程度の厚さのPbフリーである金属バンプ部(SnまたはSn−Ag,Sn−Bi,Sn−Cu等のSn合金)1を電解メッキし、上記薄膜金属層2の不要部分をエッチャントによって除去した後、残された薄膜金属層6の上の電解メッキ金属バンプ1を溶融することによって上記薄膜金属層6を金属バンプ部1中に溶解させ、この溶融バンプを、表面張力によって、電子部品上の樹脂(SiO2、SiN等)3より後退させて球状化をはかることによりバンプ高さを高くするPbフリーで狭ピッチ化に対応したバンプの形成方法である。このように、薄膜金属層2を通電膜として利用することにより、20〜50μm程度の厚さのPbフリーである金属バンプ部(SnまたはSn−Ag,Sn−Bi,Sn−Cu等のSn合金)1を短時間の間に電解メッキすることが可能となり、しかも溶融バンプを、表面張力によって、電子部品上の樹脂(SiO2、SiN等)3より後退させて球状化をはかることにより、電極パッド4の径とほぼ等しい高さのPbフリーの金属バンプ7を形成することができる。
【0015】
具体的な第1の実施の形態について、図2〜図4を用いて説明する。
【0016】
第1の実施の形態では、まず、図2(a)に示すように、Al等の電極パッド4が形成されており、SnやCuなどにぬれにくい保護膜もしくは絶縁膜(SiO2、SiN等の保護膜)3aが電極部以外に形成されている基板(LSIチップ等の電子部品)を用意した。このとき、電子部品に配列された電極パッド4は、ピッチが100μm程度で、径が50μm程度で、狭ピッチで構成した。
【0017】
次に、図2(b)に示すように、この基板に対し、無電解Cuメッキにより0.2μm程度の薄膜Cu層2aを形成し、その後、バンプ形成のエリアのみCuが露出するようにレジスト膜5を形成した。Cuの露出するバンプ形成エリアは電極径50μm程度に対し、溶融後のバンプ高さとして約50μmを得るために約70μmとした。なお、0.1〜0.5μm程度の厚さの薄膜金属層2として無電解メッキによるCu層を用いたのは、電極パッド4との結合がとれ、しかもその上のSnなどのバンプ金属1aとの溶融が可能であり、更にSnバンプ金属1aを電解メッキする際の通電膜として利用でき、さらに保護膜もしくは絶縁膜(SiO2、SiN等の保護膜)3aとの密着性が少ないことによる。従って、薄膜金属層2としては、無電解Cuメッキの外、無電解Agメッキ、蒸着Cu、蒸着Ag、蒸着Au、スパッタCu、スパッタAuなどを用いることができる。スパッタの場合、原子が保護膜もしくは絶縁膜3aに密着しないようにスパッタ条件等を適正化する必要がある。
【0018】
次に、図2(c)に示すように、バンプ形成エリアに電解SnメッキによりPbフリーであるSnバンプ部1aを形成した。バンプ部厚さは約30μmとした。メッキ液は硫酸酸性Snメッキ浴を用いた。液組成および電解メッキ条件を図3に示す。このように、Pbフリーである金属バンプ部1を電解メッキで成膜したことにより、30μm程度の厚さを60分程度の短時間で、しかもディップ方式に比べて体積ばらつきの少ない成膜をすることが可能となる。なお、金属バンプ部1の材料としては、Snの外、Snを主成分とするSn−Ag、Sn−Bi、またはSn−CuなどのSn合金を使用することが可能である。しかし、何れの材料も、電解メッキにより成膜する。
【0019】
その後、図2(d)に示すように、レジスト膜5のはく離処理を行い、アンモニア系のエッチャントを用いてレジストはく離後の露出した(Snバンプ部1aより食み出した)Cuを除去して薄膜Cu層6aを残した。
【0020】
次に、図2(e)に示すように、上記のように形成した電極パッド4よりも径の大きい薄膜Cu層6a上のSnバンプ部(Snの電解メッキ成膜部)1aを溶融させ、薄膜Cu層2aをSnバンプ部1a中に溶解させることにより表面張力によりSnバンプ部1aを後退させて球状化することによって、電極パッド4上に、ディップ方式に比べて高さばらつきが少ない金属バンプ(Cuが膜厚分混入したSnからなる金属バンプ)7aが電極パッド4上に形成できた。しかも、この金属バンプ7aの高さは約50μmとなり、要求されるバンプ高さも得ることができた。
【0021】
次に、同様に、電極パッドピッチを50μm、70μm、120μm、150μmとし、電極パッド径を25μm、35μm、60μm、75μm(パッドピッチの1/2)とした場合について実験を行った。その他、ソルダレジスト3a、電解Snメッキ浴、レジスト膜5、エッチャントは同じものを用いて、形成プロセスも図2に示す工程と同様に行った。電解Snメッキ膜厚(溶融前バンプ高さ)としては、約17μm、約23μm、約40μm、約50μmを施した。なお、電解Snメッキ時間としては、膜厚約10μm当たり20分程度の約34分、約46分、約80分、約100分で、バンプ7aの高さを全て電解メッキするのに比べて、約2/3の比率で、比較的短時間で成膜することができた。更に、薄膜Cu層6a上のSnバンプ部1aを溶融させ、薄膜Cu層2aをSnバンプ部1a中に溶解させることにより、溶融後の金属バンプ7aの高さとしては、図4に示す結果が得られた。このように、いずれの条件においても、バンプ形成後に電極パッド径程度の金属バンプ(Cuが混入したSnからなる金属バンプ)7aの高さを得ることができた。要するに、薄膜Cu層2aを通電膜として利用してSnバンプ部1aについて比較的短時間で電解メッキをし、その後、Snバンプ部1aを溶融するだけで、電極パッド径程度の高さを有する球状化されたPbフリーの金属バンプ7aを形成することが可能となる。
【0022】
次に、具体的な第2の実施の形態について、図5を用いて説明する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と相違する点は、図5(d)に示すように、Snの電解メッキによりPbフリーであるSnバンプ部1aを形成した後、レジスト5の剥離処理を行い、アンモニア系のエッチャントを用いてレジスト剥離後の露出したCu等の薄膜金属層及びバンプ周辺下部の薄膜Cu層2aを除去して金属バンプ部1aの径よりも小さい径の薄膜Cu層6a’を残すことにある。このように、アンモニア系のエッチャントを用いてバンプ周辺下部の薄膜Cu層も除去することによって、薄膜CU層2aとして、例えばスパッタなどのように、保護膜もしくは絶縁膜3aとの間において密着性を有する条件で成膜しても良いことになる。なお、薄膜Cu層2aとして、前述した薄膜金属層2を用いることができ、さらに、Snバンプ部1aとして、前述したように、電解メッキによって形成されたPbフリーのSnまたはSn合金からなる金属バンプ部1を用いることができる。
【0023】
第2の実施の形態において、他の点については、図2に示す第1の実施の形態と同様である。
【0024】
このように形成した電極パッド4の径よりも径が大きくかつSnバンプ部1の径よりも径が小さい薄膜Cu層6a’上のSnバンプ部1aを溶融させ、電極パッド4上にバンプ7aを形成した。形成後のバンプ7aの高さは約50μmとなり、要求されるバンプ高さを得ることができた。
【0025】
次に、本発明に係るバンプ形成方法でバンプを形成したLSIチップ(半導体装置)等の電子部品の実装について図6を用いて説明する。即ち、図6(a)(b)に示すように、LSIチップ10に配列された多数のAl等の電極パッド4上にCu等の薄膜金属層6を設け、該薄膜金属層6の上に電極パッド4の径よりも大きい径(内接する径も含む)を有する正方形、多角形もしくは円形のSn等の金属バンプ部1を電解メッキによって形成する。
【0026】
次に、図6(c)に示すように、Sn等の金属バンプ部1を溶融することによって、Cu等の薄膜金属層6も溶融混合して、表面張力により球状化してPbフリーのSn等の金属バンプ7を形成する。
【0027】
次に、PbフリーのSn等の金属バンプ7を形成したLSIチップ10を、インターポーザ11上の電極パッド12に載せて加熱することによって、上記LSIチップ10は、インターポーザ11との間でPbフリーのSn等の金属バンプ7によって距離を離した状態で電気的に接続される。そして、LSIチップ10とインターポーザ11との間に、アンダーフィル13を充填して硬化させて形成する。
このように、LSIチップ10が実装されたインターポーザ11も、本発明に係る半導体装置と称する。
更に、インターポーザ11の表面には、同様にPbフリーのSn等の金属バンプ7を形成した他の電子部品20を、インターポーザの表面の電極パッド12に載せて加熱することによって、上記他の電子部品20が実装されることになる。
【0028】
以上、LSIチップ10や他の電子部品20が実装されたインターポーザ11の裏面の電極パッド14に、例えば、前述したようなPbフリーの球状化したSn等の金属バンプ15を形成してもよい。そして、裏面に金属パッド14が形成されたインターポーザ11を、メインボード17上の電極パッド16に載せて加熱することによって、上記インターポーザ11は、メインボード17との間でPbフリーのSn等の金属バンプ15によって距離を離した状態で電気的に接続されて実装される。図6に示すLSIチップなどの電子部品の実装構造は、メインボード17にインターポーザ11を介して実装する構造であるが、LSIチップ(半導体装置)などの電子部品をメインボードなどの基板に実装する構造にも、本発明に係るバンプ形成方法を適用することが可能である。
【0029】
以上説明したように、第1および第2の実施の形態によれば、狭ピッチの電極パッドに対してPbフリー化したSnもしくはSn合金バンプ部を電解メッキで形成することにより、比較的短時間で、ディップ方式に比べて体積ばらつきを少なくして厚く形成でき、しかも金属バンプ部の径を電極パッドの径よりも大きくすることによって、上記金属バンプ部を溶融するだけで、電極パッドの径とほぼ等しい高さを有する球状化金属バンプを形成することが可能となり、その結果、LSIチップ等の電子部品と該電子部品を実装する基板との間の接続信頼性を確保することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、Pbフリー化に対応できるSnもしくはSn合金を成膜する時間を短縮し、しかも、体積ばらつきの少ない球状化バンプを形成することが可能となり、その結果、狭ピッチ化に対応することができ、更に電子部品と該電子部品を実装する基板との間の接続信頼性を確保することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバンプ形成方法の基本構成を示した断面概略図である。
【図2】本発明に係るバンプ形成方法の第1の実施の形態において、電極パッド上の薄い金属層成膜から溶融によるバンプ形成までのプロセスを示した断面概略図である。
【図3】本発明に係るバンプ形成方法の第1の実施の形態において、バンプ形成に用いた電解Snメッキ浴の組成と作業条件を示した図である。
【図4】本発明に係るバンプ形成方法の第1の実施の形態において、電解Snメッキにより作成したバンプの溶融前後の高さを示したグラフである。
【図5】本発明に係るバンプ形成方法の第2の実施の形態において、電極パッド上の薄い金属層成膜から溶融によるバンプ形成までのプロセスを示した断面概略図である。
【図6】本発明に係るバンプ形成において、LSIチップやインターポーザ上にバンプ形成を行い、メインボードに接続するまでの実装プロセスを示した断面概略図である。
【符号の説明】
1…金属バンプ部(電解メッキ部)、1a…Snバンプ部(Sn電解メッキ部)、2…薄膜金属層、2a…薄膜Cu層、3…保護膜または絶縁膜、4…電極パッド、5…レジスト、6…残された薄膜金属層、6a、6a’…残された薄膜Cu層、7、7a…球状化金属バンプ、10…LSIチップ(半導体装置)、11…インターポーザ、12…電極パッド、13…アンダーフィル、14…電極パッド、15…金属バンプ、16…電極パッド、17…メインボード。

Claims (7)

  1. 電極パッドが配列され、該電極パッドの周囲を保護膜もしくは絶縁膜で被覆された対象表面に対して薄膜金属層を成膜する第1の成膜工程と、
    該薄膜金属層上の前記電極パッドに対応する部分に前記電極パッドの面積もしくは径よりも大きな面積もしくは径の開口部を有するレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
    前記レジスト膜の開口部内に、前記薄膜金属層を通電膜として利用してPbフリーの金属を電解メッキして、前記電極パッドの面積もしくは径よりも大きな面積もしくは径の金属バンプ部として成膜する第2の成膜工程と、
    前記レジスト膜形成工程で形成されたレジスト膜を除去し、更に前記第1の成膜工程で成膜した薄膜金属層における少なくとも前記金属バンプ部から食み出した部分を除去する除去工程と、
    該除去工程後、前記第2の成膜工程で成膜された金属バンプ部を溶融することによって残された薄膜金属層を前記金属バンプ部に溶解させて前記電極パッド上のみに接合した球状化したPbフリーの金属バンプを形成する金属バンプ形成工程とを有することを特徴とするバンプ形成方法。
  2. 前記第2の成膜工程において、前記Pbフリーの金属として、SnもしくはSn合金であることを特徴とする請求項記載のバンプ形成方法。
  3. 電極パッドが配列され、該電極パッドの周囲を保護膜もしくは絶縁膜で被覆された表面に対して薄膜金属層を成膜する第1の成膜工程と、
    該薄膜金属層上の前記電極パッドに対応する部分に前記電極パッドの面積もしくは径よりも大きな面積もしくは径の開口部を有するレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
    前記レジスト膜の開口部内に、前記薄膜金属層を通電膜として利用してSnもしくはSn合金からなる金属を電解メッキして、前記電極パッドの面積もしくは径よりも大きな面積もしくは径の金属バンプ部として成膜する第2の成膜工程と、
    前記レジスト膜形成工程で形成したレジスト膜を除去し、更に前記第1の成膜工程で成膜した薄膜金属層における少なくとも前記金属バンプ部から食み出した部分を除去する除去工程と、
    該除去工程後、前記第2の成膜工程で成膜された金属バンプ部を溶融することによって残された薄膜金属層を前記金属バンプ部に溶解させて前記電極パッド上のみに接合した球状化した金属バンプを形成する金属バンプ形成工程とを有することを特徴とするバンプ形成方法。
  4. 前記第1の成膜工程において、前記薄膜金属層として、Cu、AgもしくはAuを主成分として含有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のバンプ形成方法。
  5. 前記除去工程において、前記電極パッドの周囲の前記薄膜金属層も除去することを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のバンプ形成方法。
  6. 請求項1乃至の何れか一つに記載のバンプ形成方法で金属バンプが形成された半導体装置を、基板に実装して構成したことを特徴とする半導体装置の実装構造体。
  7. 請求項1乃至の何れか一つに記載のバンプ形成方法で金属バンプが形成された半導体装置をインターポーザに実装し、更にPbフリーのはんだを用いてメインボードに実装して構成したことを特徴とする半導体装置の実装構造体。
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