JP3812920B2 - 風呂釜 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は風呂釜に関し、特に自動湯張り機能と給湯機能とを有する風呂釜における低消費電力化に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
風呂釜には、湯張りスイッチを押すと自動的に設定量のお湯が浴槽に湯張りされる湯張りされる自動湯張り機能と、出湯栓を手動操作することにより所望量のお湯が給湯される給湯機能とを有するものがある。
【0003】
このような風呂釜には、給湯管にフローセンサを取り付け、このフローセンサにより湯張りの際の水量制御および給湯バーナの点火を行うとともに給湯の際の給湯バーナの点火を行っているものがある。
【0004】
フローセンサは、所定の磁束密度を作る磁石の磁界中にホール素子またはMRセンサを設置して通電しておき、磁石の位置が変化することに伴う磁束密度の変化をパルス信号として出力する構造になっている。したがって、水量検知を行うためには、給湯管内に水が流れているかいないかに拘わらず、フローセンサを常時通電状態にしておく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように常時フローセンサに通電をしておくようにすると、待機電力がかかり経済的でない。
【0006】
ここで、たとえばバランス型風呂釜のように風呂釜が浴槽に隣接して設置されている風呂釜においては、安全上の観点から商業電源を利用することが好ましくないので、フローセンサの電源を電池に依存しているものがある。そして、電池によりフローセンサを常時通電にしておくと、電池寿命が極めて短くなって頻繁に電池交換をしなければならなくなり、通常の使用に耐え得ない。
【0007】
そこで、本発明は、水量を検出する必要が生じたときだけ通電状態にすることのできるフローセンサを備えた風呂釜を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る風呂釜は、給湯バーナにより加熱されて管内を流れる水を加熱する給湯熱交換器が設置された給湯管と、前記給湯管に設置され、所定以上の水が流れたときにオンになる流水スイッチと、湯張りスイッチのオンまたは前記流水スイッチのオンにより通電され、前記給湯管内に所定以上の水が流れたときに当該給湯管内の流水量を検出するとともに前記給湯バーナを点火させるフローセンサとを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る風呂釜は、給湯バーナにより加熱されて管内を流れる水を加熱する給湯熱交換器が設置された給湯管と、前記給湯管の下流側においてこの給湯管から分岐して延びる第1の分岐管および第2の分岐管と、前記第1の分岐管に設置され、湯張りスイッチがオンになったときに開位置とされてこの第1の分岐管の管路を所定時間にわたって開放して浴槽に湯張りを行う電磁弁と、前記第2の分岐管に設置され、手動操作によりこの第2の分岐管の管路を開放して出湯を行う出湯栓と、前記第2の分岐管に設置され、前記出湯栓により前記第2の分岐管の管路が開放されてこの第2の分岐管内に所定以上の水が流れたときにオンになる流水スイッチと、前記給湯管に設置され、前記湯張りスイッチのオンまたは前記流水スイッチのオンにより通電され、前記給湯管内に所定以上の水が流れたときに当該給湯管内の流水量を検出するとともに前記給湯バーナを点火させるフローセンサとを有することを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明に係る風呂釜は、前述した風呂釜において、電磁弁が開位置となっている場合において流水スイッチがオンになったときには、電磁弁はその時間だけ一時的に閉位置となることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る風呂釜は、前述した風呂釜において、フローセンサは電池により駆動されることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る風呂釜は、前述した風呂釜において、第2の分岐管にはこの第2の分岐管から分岐して延びる他の分岐管が取り付けられ、流水スイッチは第2の分岐管と他の分岐管との分岐位置よりも上流側における第2の分岐管に設置されていることを特徴とする。この風呂釜において、他の分岐管は、シャワーおよび台所配管の少なくとも何れか一つとすることができる。
【0013】
本発明に係る風呂釜は、前述した風呂釜において、第1の分岐管および第2の分岐管の下流側には、これらの分岐管が合流して延びる出湯管が取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る風呂釜は、前述した風呂釜において、浴槽内の水が循環する風呂配管と、風呂バーナにより加熱されて風呂配管内を流れる水を加熱する風呂熱交換器とが併設されていることを特徴とする。
【0015】
そして、本発明に係る風呂釜は、前述した風呂釜が、給湯バーナおよび風呂バーナの燃焼に必要な空気の取り入れと燃焼後の排気とが自然通風によるドラフタ現象を利用して行われるバランス型風呂釜であることを特徴とする。
【0016】
このような発明によれば、湯張りスイッチまたは流水スイッチがオンになって水量を検出する必要が生じたときだけフローセンサを通電させることができる。これにより、消費電力が低減されて経済的な風呂釜を得ることが可能になる。
【0017】
また、フローセンサを電池駆動とすれば、電池寿命が大幅に延びて電池の交換サイクルが長くなるので、快適な使用環境を得ることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態としてのものであり、本発明がその実施の形態に限定されるものではない。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態である風呂釜の構造を示す概略図、図2は図1の風呂釜に設置されたフローセンサを示す断面図、図3は図1の風呂釜に設置された流水スイッチを示す断面図、図4は図1の風呂釜の制御機構を示す回路図である。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態の風呂釜は、浴槽1に隣接して設置された本体部2から屋外に突出して設けられた単一の給排気トップ3により後述する給湯バーナ4および風呂バーナ5の燃焼に必要な空気の取り入れと燃焼後の排気とを自然通風によるドラフタ現象で行うバランス型風呂釜である。なお、本発明の風呂釜はこのようなバランス型風呂釜に限定されるのではなく、給湯器が屋外・屋内に設置された他の種々の風呂釜に適用することが可能である。
【0021】
図1において、給湯管6には給湯バーナ4により加熱されてこの給湯管6内を流れる水を加熱する給湯熱交換器7が設置されている。また、給湯管6には、所定以上の水が流れたときにその流水量を検知するフローセンサ8が取り付けられている。そして、フローセンサ8が水の流れを検出すると給湯バーナ4が点火される。このフローセンサ8は、本体部2に設けられた湯張りスイッチ9のオンにより通電されるようになっている(図4参照)。なお、湯張りスイッチ9は本体部2とは別の箇所に設けられていてもよい。
【0022】
バランス型風呂釜である本実施の形態の風呂釜において、フローセンサ8は電池駆動とされている。但し、フローセンサ8は必ずしも電池駆動である必要はなく、商業電源により駆動するようにしてもよい。
【0023】
ここで、図2に示すように、フローセンサ8のボディ8aの内部には、水が通過する貫通孔10が形成されている。この貫通孔10の長さ方向には一対の軸受け11a,11bが設けられ、タービン軸12が回転自在に支持されている。このタービン軸12には磁石が取り付けられており、またその外周面には、通過する水の流速に比例した回転速度で回転するタービン13が取り付けらている。
【0024】
ボディ8aの外側面にはn形半導体またはp形半導体の薄板からなるホールIC14が設けられており、タービン軸12の磁石の回転による磁束密度の変化が通電状態にあるホールIC14により検出されてパルス信号として出力されるようになっている。そして、所定量以上の水が流れると、その水の流速により磁石の回転が変化して水量に応じたパルス信号が出力されるので、出力パルスにより水量が検知される。
【0025】
給湯管6の下流側には第1の分岐管15および第2の分岐管16が分岐して延びている。第1の分岐管15には、この第1の分岐管15の管路を開閉する電磁弁17が設置されている。電磁弁17は湯張りスイッチ9がオンになったときの所定時間にわたって開位置とされる。ここで、電磁弁17により第1の分岐管15が開放されると給湯管6から第1の分岐管15に向かって水が流れるので、これが前記したフローセンサ8に検出されて給湯バーナ4が点火され、給湯熱交換器7により管内を流れる水が加熱される。したがって、湯張りスイッチ9により電磁弁17が所定時間開位置とされることで、設定水量のお湯が浴槽1に湯張りされる。
【0026】
第2の分岐管16には、手動操作によりこの第2の分岐管16の管路を開放して出湯を行う出湯栓18が取り付けられている。そして、出湯栓18の位置からは、第2の分岐管16から分岐して延びるシャワー配管(他の分岐管)19が接続されている。なお、出湯栓18はシャワー配管19の管路の開閉も併せて行うことができるようになっており、中央部で閉位置となる操作レバー18aを一方側に回すと第2の分岐管16の管路が徐々に開放されて行き、また、他方側に回すとシャワー配管19の管路が徐々に開放されてシャワーノズルから出湯が行われる。
【0027】
第2の分岐管16には、この第2の分岐管16とシャワー配管19との分岐位置よりも上流側において流水スイッチ20が設置されている。図3に示すように、流水スイッチ20の内部には水が通過する貫通孔21が形成されている。この貫通孔21には水の通過方向下流側の孔径が大きくなった段差部22が形成されており、段差部22の上面に当接してスイングプレート23が回動自在に取り付けられている。スイングプレート23には磁石24が取り付けられており、また、流水スイッチ20のボディ20aの外部には、スイングプレート23が回動することにより接近してきた磁石24により開閉されるリードスイッチ25が取り付けられている。
【0028】
このような流水スイッチ20によれば、内部を水が流れると、スイングプレート23はその取付支点を中心にして流路を開けるように水流により回動される。そして、スイングプレート23の回動により接近した磁石24によりリードスイッチ25がオンになる。したがって、出湯栓18を操作して第2の分岐管16に水が流れると、この水の流れはスイングプレート23の回動によるリードスイッチ25のオンとして検出される。
【0029】
前述のように、給湯バーナ4を点火させるフローセンサ8は湯張りスイッチ9のオンにより通電されるようになっているが、さらに、流水スイッチ20がオンになったときにも通電されるようになっている(図4参照)。したがって、フローセンサ8が通電状態になるのは、湯張りスイッチ9がオンになって電磁弁17により第1の分岐管15の管路が開放されて湯張りが行われている場合、および出湯栓18により第2の分岐管16の管路が開放されて水が流れ、これにより流水スイッチ20がオンになって給湯が行われている場合の2つの場合であり、他の場合、つまり配管内に水が流れていないときにはフローセンサ8には給電は行われない。これにより、水量を検出する必要が生じたときだけフローセンサ8を通電させることが可能になり、消費電力の低減が図られている。なお、本発明においては、電磁弁17による湯張り機能を省略することもできるが、この場合には、第1の分岐管15および第2の分岐管16は必要なくなるので、流水スイッチ20および出湯栓18は給湯管6に設置される。
【0030】
そして、フローセンサ8が電池駆動である本実施の形態の風呂釜では、このように消費電力が低減されることから、電池寿命が大幅に延びて電池の交換サイクルが長くなる。
【0031】
なお、電磁弁17が開位置となって自動湯張りが行われている場合にあって、出湯栓18を操作して給湯を行った場合(つまり、流水スイッチ20がオンになった場合)には、制御部により給湯時間中だけ一時的に電磁弁17は閉位置とされる。そして、その間は湯張り量のカウントが停止される。これにより、給湯という割り込みが発生しても湯張り量が正確に計測されることになり、設定された水量のお湯が浴槽1に湯張りされる。なお、このような割り込み制御を行わないとすることもできる。
【0032】
第1の分岐管15および第2の分岐管16の下流側には、これらの分岐管15,16が合流して延びる出湯管26が取り付けられている。したがって、給湯管6から第1の分岐管15を通ってきた水も第2の分岐管16を通ってきた水も、いずれも出湯管26から出湯される。
【0033】
以上のような水の流通経路に対し、ガス配管は主ガス電磁弁27が取り付けられた主配管28と、この主配管28から分岐した風呂ガス配管29、パイロットガス配管30および給湯ガス配管31からなる。風呂ガス配管29、パイロットガス配管30および給湯ガス配管31にはそれぞれ風呂ガス電磁弁32、パイロットガス電磁弁33および給湯ガス電磁弁34,34′が設置されており、風呂ガス配管29と給湯ガス配管31の末端部には風呂バーナ5および給湯バーナ4がそれぞれ取り付けられている。また、パイロットガス配管30の末端部には、パイロットバーナ35、火花放電によりこのパイロットバーナ35を点火させるイグナイタ電極36、点火されたパイロットバーナ35の口火を検知するフレームロッド37が配置されている。図示するように、給湯のガス能力を大小に切り替えることができるように、給湯ガス配管31は2系統に分かれ、給湯ガス電磁弁34,34′はそれぞれの配管上に設置されている。
【0034】
そして、風呂ガス電磁弁32が開位置とされることで風呂バーナ5が点火され、このような風呂バーナ5により、浴槽1内の水が循環する風呂配管38に取り付けられた風呂熱交換器39が加熱されて追焚きが行われる。また、パイロットバーナ35の口火を検知したフレームロッド37により給湯ガス電磁弁34が開位置とされることで給湯バーナ4が点火され、前述のように、この給湯バーナ4により給湯熱交換器7を加熱されて給湯管6の中を流れる水が加熱される。さらに、水量がフローセンサ8で検出されるので、団地等のように屋上に給水タンクがある場合など、器具への給水圧が低い場合やトイレ等の使用により一時的に器具への給水圧が下がった場合などには、給湯ガス配管31に設置された給湯ガス電磁弁34,34′の何れか一方を閉位置として給湯のガス能力を大から小に切り替えれば、熱湯が器具から出ることが防止される。なお、風呂バーナ5、風呂配管38および風呂熱交換器39による追焚き機能は省略することができる。
【0035】
ここで、図4に示すように、電磁弁17(図1)を開閉する電磁弁駆動回路40を駆動する湯張りスイッチ9と流水スイッチ20とは電源(本実施の形態にあっては電池)41に対して並列に接続されている。また、給湯ガス電磁弁34を開閉する給湯ガス電磁弁駆動回路42を駆動するフローセンサ8は、湯張りスイッチ9および流水スイッチ20に対して直列に接続されている。さらに、風呂ガス電磁弁32を開閉する風呂ガス電磁弁駆動回路43を駆動する追焚きスイッチ44は、これらに対して並列に接続されている。したがって、前述のように、湯張りスイッチ9または流水スイッチ20がオンになるとフローセンサ8が通電され、給湯ガス電磁弁駆動回路42によって給湯バーナ4が点火される。また、追焚きスイッチ44がオンになると風呂ガス電磁弁駆動回路43によって風呂バーナ5が点火され、追焚きが行われる。
【0036】
このような本実施の形態の風呂釜によれば、湯張りスイッチ9をオンにすると電磁弁17が開位置になって管路を水が流れ始める。また、湯張りスイッチ9により通電状態になったフローセンサ8により水量のカウントが開始されるとともに給湯バーナ4が点火され、給湯熱交換器7で管内の水が加熱される。そして、お湯となって給湯管6から第1の分岐管15、出湯管26を通って設定水量だけ浴槽1に湯張りされる。
【0037】
また、出湯栓18を操作して第2の分岐管16を開放すると、同様に管路を水が流れ始める。すると、第2の分岐管16に設置された流水スイッチ20がオンになってフローセンサ8が通電され、給湯熱交換器7により管内の水が加熱される。そして、給湯管6から第2の分岐管16、出湯管26を通って所望量のお湯が出湯される。なお、湯張り中に第2の分岐管16が開放された場合には、前述のような割り込み制御が行われる。
【0038】
さらに、浴槽1に所定量のお湯(または水)がある場合では、追焚きスイッチ44を押すことにより風呂バーナ5が点火されて風呂熱交換器39が加熱され、風呂配管38内のお湯が温められて追焚きが行われる。
【0039】
このように、本実施の形態の風呂釜によれば、湯張りスイッチ9のオンまたは流水スイッチ20のオンによりフローセンサ8を通電するようにしているので、水量を検出する必要が生じたときだけフローセンサ8を通電させることが可能になる。
【0040】
さらに、フローセンサ8を電池駆動としているので、フローセンサ8を常時通電状態としておく必要がなくなって消費電力が低減され、電池寿命を大幅に延ばすことが可能になる。
【0041】
(実施の形態2)
図5は本発明の他の実施の形態である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【0042】
本実施の形態に示す場合には、第1の分岐管15および第2の分岐管16の下流側が集合しておらず、第1の分岐管15から湯張りのお湯が、第2の分岐管16から出湯栓18の手動操作によるお湯が、それぞれ出湯されるようになっている。その他の部分は、前述した実施の形態1に説明した風呂釜と同様に構成されている。
【0043】
このように、第1および第2の分岐管15,16を下流側において合流させることなく、各分岐管15,16からそのまま出湯するようにしてもよい。
【0044】
(実施の形態3)
図6は本発明のさらに他の実施の形態である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図、図7は図6の変形例である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【0045】
図6に示すように、本実施の形態では、第2の分岐管16から、シャワー配管19に加えて、さらに台所への給湯を行う台所配管(他の分岐管)45が分岐して延びている。その他の部分は、前述した実施の形態1に説明した風呂釜と同様に構成されている。
【0046】
このように、第2の分岐管16からは、台所配管45など、種々の他の分岐管を分岐して延ばすことが可能である。
【0047】
なお、本実施の形態において、台所配管45にはこの台所配管45の管路を独立して開閉する出湯栓46が取り付けられている。したがって、台所配管45は出湯栓18の取付位置よりも上流側において第2の分岐管16から分岐した構造となっている。そして、このような配管構造において、流水スイッチ20は第2の分岐管16と台所配管45との分岐位置よりも上流側における第2の分岐管16に設置される。
【0048】
本実施の形態に示すように、シャワー配管19と台所配管45という複数の分岐管が異なる分岐位置で第2の分岐管16から延びている場合には、流水スイッチ20は最も上流側の分岐位置よりさらに上流側に設置される。
【0049】
ここで、図7に示すように、本実施の形態においても、第1および第2の分岐管15,16を下流側において合流させることなく、そのまま出湯するようにしてもよい。
【0050】
(実施の形態4)
図8は本発明のさらに他の実施の形態である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図、図9は図8の変形例である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【0051】
図8に示すように、本実施の形態では、第2の分岐管16からは台所への給湯を行う台所配管45のみが分岐して延びている。その他の部分は、前述した実施の形態1に説明した風呂釜と同様に構成されている。
【0052】
このように、第2の分岐管16からは台所配管45のみを延ばすようにしてもよい。ここで、本実施の形態では、第2の分岐管16と他の分岐管との管路を選択的に開放する必要がないので、出湯栓18は第2の分岐管16の管路を独立して開閉するものとされている。
【0053】
なお、本実施の形態において、流水スイッチ20は第2の分岐管16と台所配管45との分岐位置よりも上流側における第2の分岐管16に設置されている。
【0054】
また、図9に示すように、本実施の形態においても、第1および第2の分岐管15,16を下流側において合流させることなく、そのまま出湯するようにしてもよい。
【0055】
(実施の形態5)
図10は本発明のさらに他の実施の形態である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図、図11は図10の変形例である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【0056】
図10に示すように、本実施の形態では、第2の分岐管16から延びる他の分岐管は設置されていない。その他の部分は、前述した実施の形態1に説明した風呂釜と同様に構成されている。
【0057】
このように、第2の分岐管16にはこれからさらに延びる分岐管を設けなくてもよい。そして、この場合においても、第2の分岐管16の出湯栓18は第2の分岐管16の管路を独立して開閉するものとされている。
【0058】
ここで、本実施の形態では、第2の分岐管16から延びる他の分岐管が設置されていないので、必然的に第2の分岐管16には分岐部分は存在しない。このように分岐部分が存在しない場合には、流水スイッチ20は第2の分岐管16のどの位置にでも設置することができる。したがって、本実施の形態では、流水スイッチ20は出湯栓18の上流側に設置されているが、第2の分岐管16であれば、出湯栓18の下流側に設置することもできる。
【0059】
また、図9に示すように、本実施の形態においても、第1および第2の分岐管15,16を下流側において合流させることなく、そのまま出湯するようにしてもよい。
【0060】
前述した実施の形態1〜5では、給湯管6、第1および第2の分岐管15,16、シャワー配管19、台所配管45が適宜相互に接続されているが、必要に応じて相互に一体に形成してもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0062】
すなわち、本発明によれば、湯張りスイッチのオンまたは流水スイッチのオンによりフローセンサを通電するようにしているので、水量を検出する必要が生じたときだけフローセンサを通電させることが可能になるという効果を奏することができる。
【0063】
これにより、消費電力が低減されて経済的な風呂釜を得ることが可能になるという効果を奏することができる。
【0064】
また、フローセンサを電池駆動とすれば、電池寿命が大幅に延びて電池の交換サイクルが長くなるという効果を奏することができる。
【0065】
これにより、快適な使用環境を得ることが可能になるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による風呂釜の構造を示す概略図である。
【図2】図1の風呂釜に設置されたフローセンサを示す断面図である。
【図3】図1の風呂釜に設置された流水スイッチを示す断面図である。
【図4】図1の風呂釜の制御機構を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態2による風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【図6】本発明の実施の形態3による風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【図7】図6の変形例である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【図8】本発明の実施の形態4による風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【図9】図8の変形例である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【図10】本発明の実施の形態5による風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【図11】図10の変形例である風呂釜の流水部分の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 浴槽
2 本体部
3 給排気トップ
4 給湯バーナ
5 風呂バーナ
6 給湯管
7 給湯熱交換器
8 フローセンサ
8a ボディ
9 湯張りスイッチ
10 貫通孔
11a 軸受け
11b 軸受け
12 タービン軸
13 タービン
14 ホールIC
15 第1の分岐管
16 第2の分岐管
17 電磁弁
18 出湯栓
18a 操作レバー
19 シャワー配管(他の分岐管)
20 流水スイッチ
20a ボディ
21 貫通孔
22 段差部
23 スイングプレート
24 磁石
25 リードスイッチ
26 出湯管
27 主ガス電磁弁
28 主配管
29 風呂ガス配管
30 パイロットガス配管
31 給湯ガス配管
32 風呂ガス電磁弁
33 パイロットガス電磁弁
34 給湯ガス電磁弁
34′ 給湯ガス電磁弁
35 パイロットバーナ
36 イグナイタ電極
37 フレームロッド
38 風呂配管
39 風呂熱交換器
40 電磁弁駆動回路
41 電源
42 給湯ガス電磁弁駆動回路
43 風呂ガス電磁弁駆動回路
44 追焚きスイッチ
45 台所配管(他の分岐管)
46 出湯栓

Claims (9)

  1. 給湯バーナにより加熱されて管内を流れる水を加熱する給湯熱交換器が設置された給湯管と、
    前記給湯管に設置され、所定以上の水が流れたときにオンになる流水スイッチと、
    湯張りスイッチのオンまたは前記流水スイッチのオンにより通電され、前記給湯管内に所定以上の水が流れたときに当該給湯管内の流水量を検出するとともに前記給湯バーナを点火させるフローセンサとを有することを特徴とする風呂釜。
  2. 給湯バーナにより加熱されて管内を流れる水を加熱する給湯熱交換器が設置された給湯管と、
    前記給湯管の下流側においてこの給湯管から分岐して延びる第1の分岐管および第2の分岐管と、
    前記第1の分岐管に設置され、湯張りスイッチがオンになったときに開位置とされてこの第1の分岐管の管路を所定時間にわたって開放して浴槽に湯張りを行う電磁弁と、
    前記第2の分岐管に設置され、手動操作によりこの第2の分岐管の管路を開放して出湯を行う出湯栓と、
    前記第2の分岐管に設置され、前記出湯栓により前記第2の分岐管の管路が開放されてこの第2の分岐管内に所定以上の水が流れたときにオンになる流水スイッチと、
    前記給湯管に設置され、前記湯張りスイッチのオンまたは前記流水スイッチのオンにより通電され、前記給湯管内に所定以上の水が流れたときに当該給湯管内の流水量を検出するとともに前記給湯バーナを点火させるフローセンサとを有することを特徴とする風呂釜。
  3. 前記電磁弁が開位置となっている場合において前記流水スイッチがオンになったときには、前記電磁弁はその時間だけ一時的に閉位置となることを特徴とする請求項記載の風呂釜。
  4. 前記フローセンサは電池により駆動されることを特徴とする請求項1、2または3記載の風呂釜。
  5. 前記第2の分岐管にはこの第2の分岐管から分岐して延びる他の分岐管が備えられ、前記流水スイッチは前記第2の分岐管と前記他の分岐管との分岐位置よりも上流側における前記第2の分岐管に設置されていることを特徴とする請求項2、3または4記載の風呂釜。
  6. 前記他の分岐管は、シャワーおよび台所配管の少なくとも何れか一つであることを特徴とする請求項記載の風呂釜。
  7. 前記第1の分岐管および前記第2の分岐管の下流側には、これらの分岐管が合流して延びる出湯管を有することを特徴とする請求項2〜6の何れか一項に記載の風呂釜。
  8. 前記浴槽内の水が循環する風呂配管と、
    風呂バーナにより加熱されて前記風呂配管内を流れる水を加熱する風呂熱交換器とが併設されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の風呂釜。
  9. 前記風呂釜は、前記給湯バーナおよび前記風呂バーナの燃焼に必要な空気の取り入れと燃焼後の排気とが自然通風によるドラフタ現象を利用して行われるバランス型風呂釜であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の風呂釜。
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