JP3812908B2 - 水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法、および水処理設備 - Google Patents

水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法、および水処理設備 Download PDF

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Description

本発明は、主に、浄水処理設備や下水処理設備等の、汚泥を発生する水処理設備におけるクリプトスポリジウム不活化技術に関する。
水処理設備、例えば浄水処理設備では、図1に示すように、河川などの水源からの対象水122を、着水井110にて受け入れ、これをフロック形成池117にてフロック形成した後、沈澱池118において沈澱を図り、上澄液はろ過池または小規模施設では膜ろ過装置からなる浄水ろ過装置119によりろ過処理し、浄水池121へ送られ、水道水とされている。一方、沈殿した汚泥101は濃縮槽104で濃縮した後、脱水機114にて脱水し脱水ケーキとした後、場外処分場123に廃棄処分している。濃縮槽104から排出される上澄水105および脱水機114から排出される濾液は115は、着水井110に循環供給される。
また、一般的な下水処理設備では、図示しないが、下水を、沈砂池、最初沈殿池、生物処理槽、最終沈殿池、塩素混和池で順次処理するとともに、沈砂池、最初沈殿池、生物処理槽、および最終沈殿池で発生した汚泥を、濃縮槽で濃縮し、消化槽で消化し、混和槽で凝集剤により凝集させた後、機械脱水含水率を下げて脱水ケーキとし、場外廃棄処分している。
そして、かかる水処理設備を経由した、クリプトスポリジウムの人間への感染が問題となっている。クリプトスポリジウムは人獣共通感染症病原体であり、人間への感染が報告されていて小腸に寄生する小型種(C.parvum)、および胃に寄生する大型種(C.muris )とがある。クリプトスポリジウムの感染型はオーシストであり、小型種のオーシストの形状は 4.5〜5.4 × 4.2〜5.0 μm の楕円形、大型種のオーシストの形状は 6.6〜7.9 × 5.3〜6.5 μm の楕円形である。クリプトスポリジウムの感染型であるオーシストの塩素抵抗性は、大腸菌(E.coli)の24万倍であり、また塩素抵抗性のあることで知られる同じ原虫類のジアルジアシストの100倍であるというように、消毒剤等に対する強い耐性を持ち、かつ、きわめて高い感染力をも持つ。しかし、クリプトスポリジウムオーシストは加熱、冷凍および乾燥には弱く、60°C以上もしくは−20°C以下で30分、または、常温で1〜4日間の乾燥で感染力を失う。煮沸の場合は1分以上で不活化ができる。
かかる観点から、従来、水処理設備において濃縮槽から排出される濃縮汚泥を所定温度で所定時間加熱することにより、濃縮汚泥中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する方法が提案されている(特許文献1,2参照)。
しかし、これらの従来方法はそれ自体たしかに有効な方法であるが、濃縮汚泥は均一かつ十分な加熱を行い難いため、万が一、濃縮槽における加熱によってクリプトスポリジウムが不活化されなかった場合、それが汚泥中に含有され、場外処分場等を経て河川水、湖沼水、地下水などを汚染することになったり、脱水機内が汚染することになったりするという問題点がある。
また、汚泥加熱のために多くのエネルギーを必要とする、多量の臭気が発生するためその対策が困難である、といった問題点も有している。
特開平10−305300号公報 特開平11−57785号公報
したがって、本発明の主たる課題は、より確実にクリプトスポリジウムの不活化を行うことができるとともに、加熱によるエネルギー消費を低減でき、臭気対策も容易である、クリプトスポリジウムの不活化技術を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明
濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、この流体室内に流体を供給する流体供給手段を設けてなるフィルタープレスを用い、水処理により発生する汚泥を脱水するに際し、クリプトスポリジウムを不活化する方法であって;
前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過工程と、
前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記ケーキを圧搾する圧搾工程と、
前記濾室内に濾液を貯留した状態で、加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化工程と、
を含むことを特徴とする、水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法。
(作用効果)
本発明者らが鋭意研究したところ、99%以上のクリプトスポリジウムは脱水ケーキに含まれるとの知見を得ている。よって、上記本発明のように、加熱機能付脱水機を用いて汚泥の脱水を行うと、加熱対象が減容化するため、少ないエネルギーで効果的な不活化を行うことができる。よって、より確実な不活化が可能となる。また、脱水機内で加熱するため脱水機内の汚染も防止できる。さらに、脱水機内で加熱処理を行うため臭気対策が容易であり、しかも脱水により臭気分も減量するため、臭気の発生量も少なくなる。
本項記載の発明は、ダイアフラムを用いて加熱機能及び圧搾機能を付加したフィルタープレスを用いるものである。かかるフィルタープレスを用いる場合、脱水効率が低下するため、濾室内に濾液を貯留することは従来行われていない。しかし、加熱効率の観点から考えると、従来の方法では加温流体の熱がダイアフラム及び濾布を介して濾布間のケーキに対して伝達するため、熱伝導効率が低くなり、クリプトスポリジウムの不活化を行う上で最重要の要素である加熱について改善の余地があった。
そこで、本発明者らは従来方法の考え方から離れ、クリプトスポリジウムをより効率よく且つより確実に不活化するべく、濾室内に濾液を貯留してこれを伝熱媒体としてケーキ加熱を行うことを想到し、本項記載の発明をなすに至ったものである。この場合、ダイアフラムと脱水ケーキとに密着する濾液により伝熱が図られるため、仮にダイアフラムと濾布間に隙間があっても、その隙間を満たす濾液により伝熱が図られる。よって、より効率よく且つより確実に脱水ケーキを加熱し、クリプトスポリジウムの不活化を行うことができる。
なお、本発明は、従来の濃縮物の加熱による不活化と組み合わせて用いることももちろん可能であり、この場合、エネルギー消費の低減や臭気発生についての改善効果は無くなるものの、より確実な不活化が可能になる点は変わりが無い。
<請求項2記載の発明
濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、前記流体室内に流体を供給する流体供給手段を設け、かつ前記濾室内を吸引により負圧化する負圧化手段を設けてなるフィルタープレスを用い、水処理により発生する汚泥を脱水するに際し、クリプトスポリジウムを不活化する方法であって;
前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過工程と、
前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記ケーキを圧搾する圧搾工程と、
前記負圧化手段により前記濾室内を負圧下に保持する負圧化工程と、
加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化工程とを含み、
前記ケーキの加熱を開始してから少なくとも前記ケーキが前記所定の不活化温度に達するまでは前記負圧化工程を行わないようにする、
ことを特徴とする、水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法。
(作用効果)
クリプトスポリジウムは、周知のように乾燥により不活化される。よって、本項記載のように、ダイアフラムを用いて加熱機能及び圧搾機能を付加し、かつ濾室内を負圧化することにより乾燥を促進させる機能を付加したフィルタープレスを用い、負圧化工程によりケーキを乾燥させると、不活化の効率をさらに高めることができる。ただし、かかるフィルタープレスを用いる場合、脱水ケーキの加温とともに負圧化工程を開始すると、脱水ケーキの熱が吸引により濾室内から逃げてしまい、また乾燥の進行によりケーキ内への伝熱効率が低下するため、効率良い加熱を行い難い。そこで、本項記載の発明では、ケーキが所定の不活化温度に達するまでは負圧化を行わないようにすることで、効率良い加熱を可能とするものである。なお、本項記載の発明は、前項記載の発明と組み合わせ可能であることはいうまでもない。
<請求項3記載の発明
前記ケーキが前記所定の不活化温度に達した後に前記負圧化工程を行う、請求項2記載の水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法。
(作用効果)
前項記載の発明と同様、効率良い加熱が可能になるとともに、かかる負圧化工程を行うことにより、乾燥が促進され、脱水効率の低下を最小限に抑えることができる。
<請求項4記載の発明
濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、この流体室内に流体を供給する流体供給手段を設けてなるフィルタープレスを備え、このフィルタープレスを用いて、水処理により発生する汚泥を脱水するように構成した水処理設備であって、
前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過手段と、
前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記濾布間のケーキを圧搾する圧搾手段と、
前記濾室内に濾液を貯留する濾液貯留手段と、
この濾液貯留手段により前記濾室内に濾液を貯留した状態で、加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化手段と、
を備えたことを特徴とする水処理設備。
(作用効果)
請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
<請求項5記載の発明
濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、前記流体室内に流体を供給する流体供給手段を設けてなるフィルタープレスを備え、このフィルタープレスを用いて、水処理により発生する汚泥を脱水するように構成した水処理設備であって、
前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過手段と、
前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記ケーキを圧搾する圧搾手段と、
前記濾室内を吸引により負圧下に保持する負圧化手段と、
加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化手段とを備え、
前記ケーキの加熱を開始してから少なくとも前記ケーキが前記所定の不活化温度に達するまでは前記負圧化手段による負圧化を行わないように構成した、
ことを特徴とする水処理設備。
(作用効果)
請求項2記載の発明と同様の作用効果を奏する。
<請求項6記載の発明
前記ケーキが前記所定の不活化温度に達した後に前記負圧化手段による負圧化を行うように構成した、請求項5記載の水処理設備。
(作用効果)
請求項記載の発明と同様の作用効果を奏する。
以上のとおり本発明によれば、より確実にクリプトスポリジウムの不活化を行うことができる、等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しながら詳説する。
(水処理設備)
本発明が適用される水処理設備は、水処理により発生する汚泥を脱水機で脱水するものであれば、例えば背景技術の項で述べた浄水処理設備、下水処理設備等、特に限定なく適用できる。これらの設備例については既に説明しており、また周知の事項でもあるためここでは敢えて説明を省略する。
(脱水機)
前述のとおり、本発明は、脱水工程に特徴を有するものであり、使用する脱水機は加熱機能付のフィルタープレスである。またクリプトスポリジウムの不活化に時間を要するため、より効率的な脱水が可能な装置が好適であるとのの観点から圧搾機能付の装置、負圧乾燥機能付またはこれらの両者を備えた装置が用いられる。以下では、加熱機能、圧搾機能及び負圧乾燥機能の全てを備えたフィルタープレスを用いる例について説明するが、一部の機能を有しない場合はその機能に基づく工程等が省略されるだけで基本的事項に変わりはないため、他の例の説明は省略する。
図2は、加熱機能、圧搾機能及び負圧乾燥機能の全てを備えたフィルタープレス装置例1のフロー図を示しており、この装置1は圧搾型フィルタープレス2によりスラッジの脱水を行うものである。図3は概略的正面図を示している。
本例のフィルタープレス2は、いわゆる凹版型に属するものであり、濾板の配列形態からは水平型に属するものである。すなわち、水平方向に平行に並べられた多数の濾板2A,2A…を有し、各濾板2Aには隣の濾板2Aと対向する面に凹部2aが形成されており、隣り合う濾板2A,2A間に、1対の濾布2B,2Bがそれぞれ吊り下げられている。これら濾板2A,2A…は、水平方向に伸縮するシリンダー2Sにより相互間隔が調節されるように構成されており、このシリンダー2Sの伸張により隣り合う濾板2A,2Aが接触して締め付けられ、隣り合う濾板2A,2A間において1対の濾布2B,2Bにより取り囲まれた濾室2Cが形成される。この濾室2C内にはスラッジ供給路3Diが通じている。
また、濾布2B,2Bの各外面と、これにそれぞれ対面する濾板面2A,2Aにおける凹部2a,2aとの間に、表面に濾液溝2e,2e…が形成された1対のダイアフラム2E,2Eがそれぞれ配され、このダイアフラム2E,2Eと濾板面2A,2Aとの間に流体室2D,2Dがそれぞれ形成されている。
この流体室2D,2D内には、内部流体供給路2Fi,2Fiおよび内部流体排出路2Gi,2Giがそれぞれ通じている。したがって、流体室2D,2D内への流体Fの供給・排出が可能なようになっている。また、ダイアフラム2E,2Eの濾液溝2e,2e…とこれに対面する濾布外面2B,2Bとの隙間SP,SP(濾液溝2e,2e…内含む)には、その下端部および上端部において内部濾液排出路2Hi,2Hiおよび2Ji,2Jiがそれぞれ連通されている。
本例1は、かかるフィルタープレス2に対してスラッジを供給するスラッジ供給手段3を備える。図示のスラッジ供給手段3は、スラッジ貯留槽3Aと、スラッジ貯留槽3A内のスラッジSをスラッジ供給路3Diを介して濾室2C内に加圧供給するスラッジ供給ポンプ3Pとを備えるものである。
また、本例1は、フィルタープレス2に対してダイアフラム2E,2E…による圧搾を行うべく、流体(水等)Fを前述の流体室2D内へ供給する流体供給手段4を備える。図示の流体供給手段4は、流体貯留槽4Aと、その貯留流体Fを加温する流体加温手段4B(例えば蒸気吹込み装置)および貯留流体Fを攪拌する攪拌装置4Cと、流体貯留槽4A内の流体Fを外部流体供給路2Foおよび内部流体供給路2Fiを介して流体室2D内に加圧供給する流体供給ポンプ4Pとを備えている。また、外部流体供給路2Foには流体供給弁4Viが配設されている。
流体室2D内には内部流体排出路2Giが連通されており、この内部流体排出路2Giは流体返送路5を介して流体貯留槽4Aに連通されている。流体返送路5には、流体返送弁5Vが設けられている。
また、本例1では、フィルタープレス2の濾室2C下端部に連通する内部濾液排出路2Hi,2Hiおよび濾室2C上端部に連通する内部濾液排出路2Ji,2Jiが外部濾液排出路2Hhおよび2Hjをそれぞれ介して濾液貯留槽8Cに連通している。この外部濾液排出路2Hhおよび2Hjには下部濾液排出弁8Vh及び上部濾液排出弁8Vjが設けられている。また、これら濾液排出弁8Vh、8Vjと濾液貯留槽8Cとの間には凝縮槽8Aが設けられており、濾液および気化液分は凝縮槽8Aに一時的に貯留された後、所定量貯留された時点で濾液貯留槽8Cに供給されるようになっている。
さらに、本装置例1では、凝縮槽8Aに対して真空ポンプ8Dが連通されており、この真空ポンプ8Dを作動させることにより、凝縮槽8A、外部濾液排出路2Hh、2Hjを介して、ダイアフラム2Eの濾液溝2eと濾布2B外面との隙間SP,SPから吸引を行い、濾室2C内を負圧にできるように構成されている。
本発明では、上記各構成以外にも、濾室内に洗浄液や圧縮空気を供給するための手段等、公知のフィルタープレス装置の構成を採用することができる。
次に、上述のフィルタープレス装置を用いた本発明に係る脱水手順について説明する。なお、この脱水手順を実行するためにフィルタープレス装置にコンピュータ等の制御装置を備え付けることができる。
汚泥スラッジの脱水に際しては、主に濾過工程、圧搾工程、不活化工程、ならびに真空乾燥工程を行う。すなわち、先ずシリンダー2S(図3のみ図示)の伸張により濾板2A,2A…を締め付けて閉枠し、図4に示すように濾室2Cを形成する。しかる後、スラッジ供給弁3Viを開けてスラッジ供給ポンプ3Pを作動させる。これにより、スラッジ貯留槽3Aに貯留されていたスラッジSが、スラッジ供給路3Diを介して濾室2C内に加圧供給される。このスラッジSは、適宜の加温手段により予め加温されていても良い。濾室2C内のスラッジS1は、供給圧力によって濾液のみが濾布2B,2Bを通り、濾過が進行する。その結果、濾室2C内には濾過ケーキK1が形成される。濾布を通過した濾液はダイアフラム2E,2E表面の濾液溝2e,2e…を通り、濾液排出路2Ji、2Hjを介して凝縮槽8A内に排出される。所定時間経過したならばスラッジ供給ポンプ3Pを停止させ、スラッジ供給弁3Viを閉じて濾過工程を終了する。
この濾過工程がある程度まで進行した時点で、あるいは濾過工程が終了した後に、流体供給弁4Viを開け、流体供給ポンプ4Pを作動させて、圧搾工程を開始する。これにより、図5に示すように予め加温手段4Bにより加温された温水等の加温流体Fが、流体貯留槽4Aから外部流体供給路2Fo、内部流体供給路2Fi,2Fiを介して流体室2D,2D内に供給され、さらに流体返送路5を介して流体貯留槽4Aへ返送される。つまり加温流体Fは、流体貯留槽4Aと流体室2D,2Dとの間を循環され、流体室2D,2D内には所定温度の流体が供給される。流体室2D,2D内に加温流体Fが供給されると、その供給圧(流体室内圧)に応じてダイアフラム2E,2Eが膨出され、濾布2B,2Bを介して濾過ケーキK1が圧搾され、図5に示すようにさらに脱水された圧搾ケーキK2が形成される。加温流体Fの供給圧および供給流量は、流体供給弁4Viおよび流体返送弁5Vにより制御することができる。圧搾圧は加温流体Fの供給圧により制御でき、通常の場合、0.7〜1.5MPaとするのが好ましい。
また本実施形態では、この圧搾工程に伴い、加温流体Fの熱量がダイアフラム2E,2E及び濾布2B,2Bを介して圧搾中のケーキK2に伝達され、不活化工程が実行される。この不活化工程では、脱水ケーキK2を、温度60℃以上で30分以上加熱することが推奨される。この加熱条件を考慮して、加温流体Fの温度や供給流量等を定めることができる。
本発明では、図4及び図5に示すように濾過工程から圧搾工程までの間において、上部濾液排出弁8Vjを開けたままで、下部濾液排出弁8Vhを閉じ、濾液を濾室2Cの上端部からのみ排出するようにし、濾室2C内に貯留する形態が提案される。濾室2Cの上端部から濾液を排出せずに濾室2Cの下端部からのみ濾液排出を行うような装置の場合には、適宜の段階で濾室2C内からの濾液排出を完全に停止し、濾液の貯留を図ることができる。この濾液貯留工程の開始時期は適宜定めることができるが、少なくとも不活化工程の開始までに濾液が濾室2Cの実質的に全体にわたり充満するように決定するのが好ましい。
かくして、ダイアフラム2Eと脱水ケーキK2とが濾液を介して密着し、伝熱が図られるため、仮にダイアフラム2Eと濾布2B間に隙間があっても、その隙間を満たす濾液により伝熱が図られる。特に通常の場合は、図示形態のように、ダイアフラム2Eの表面には濾液溝2eが設けられており、この濾液溝2eによって伝熱が妨げられるが、濾室2C内に濾液を貯留することにより、濾液溝2e内に濾液が充満し、伝熱面積が著しく増加するため、より効率よく、またより確実に脱水ケーキK2を加熱し、そこに含まれるクリプトスポリジウムの不活化を行うことができる。
一方、濾過工程から圧搾工程までの間あるいは圧搾工程を終えた後に、真空ポンプ8Dを作動させて濾室2C内を負圧化し、図6に示すように真空乾燥工程を開始する。ただし、脱水ケーキK2の加温開始とともに負圧化を開始すると、効率良い加熱を行い難いため、本発明では、ケーキK2が所定の不活化温度に達するまでは負圧化を行わない形態が提案される。このために、ケーキK2の加熱を開始した後(本実施形態では圧搾開始後)の濾室2C内温度を、直接にあるいは濾液温度に基づいて間接的に計測し、計測される温度が不活化温度以上で安定してから負圧化工程を開始することができる。かくして、濾室2C内の負圧化により水分の沸点が低下するため、流体Fによる加温によりケーキK2中に含まれる水分が蒸気となってケーキK2外に排出され、乾燥が図られる。
所定の時間が経過したならば、流体供給ポンプ4Pおよび真空ポンプ8Dを停止させて真空加熱乾燥工程を終了させる。この際、ダイアフラム2E,2Eが収縮し、これに伴い、流体Fが流体室2Dから排出される。
しかる後、脱水ケーキの排出工程にはいる。ケーキ排出工程ではまず、図3に示すように、シリンダー2Sが収縮し、これに連結された濾板2A,2A…が順次牽引され、各濾板間2A,2Aが一定間隔となるように開枠される。この時、図7に示すように、濾布2B,2Bにより取り囲まれた濾室2C内に形成された脱水ケーキK3は自重により、濾布2B,2Bから剥離し排出される。通常はこの開枠だけで脱水ケーキK3の剥離が可能であるが、剥離性が悪い場合には、濾布2B,2Bを支持する濾布サポートバー2Kを揺らす手段を設けておき、これにより濾布2B,2Bを揺らすことにより、濾布2B,2Bに付着した脱水ケーキを積極的に剥離するように構成することができる。
(その他)
(イ)本発明における濾過工程、圧搾工程及び真空加熱乾燥工程は、その2つ以上を同時に実行することができ、したがって、本発明には濾過工程の途中で圧搾工程を開始する、圧搾工程の途中から真空乾燥工程を開始するといったことも可能である。
(ロ)濾過、圧搾、不活化、乾燥の各工程の開始、終了は、経過時間により定めることもでき、また濾室内圧力、濾室内温度、ケーキ温度、濾液温度、濾液排出量等を計測し、この計測結果に応じて定めることもできる。
)上記実施形態では、スラッジを濾室2Cの下端部から供給するアンダーフィードとしているが、スラッジを濾室2Cの上端部から供給するアッパーフィードや、濾室2Cの高さ方向の略中央かつ幅方向の略中央からスラッジを供給するセンターフィードとすることもできる。
)濾板は、金属または樹脂により形成することができ、またダイアフラム2E,2Eはゴム材または樹脂材で形成することができる。ダイアフラム2E,2Eにおける少なくとも濾布を介して濾室と対応する部分を、熱伝導性の高い材料、例えば可撓性を有する程度の薄さの鋼板(特に防錆性の観点からステンレス鋼板が好ましい)などにより形成するのも好ましい形態である。例えば、実質的に前述の加熱効果に寄与しないダイアフラムの外縁部分を断熱材等の熱伝導性の低い可撓性材料で形成し、実質的に加熱効果に寄与する中央部分を金属等の熱伝導性の高い材料で形成することもできる。
)図示形態のフィルタープレスは濾布吊り下げ型であるが、本発明は濾布走行型のフィルタープレスにも適用可能である。
)さらに、本発明においては、前述具体例における弁の開閉やポンプの始動・停止、シリンダーによる閉枠・開枠等は、適宜の制御装置により自動制御で行わしめることができる。
)上記実施形態において、圧搾工程が終了した後、真空加熱乾燥工程が開始されるまでの間や、真空加熱乾燥工程が終了した後、ケーキ排出工程が開始されるまでの間等、適宜の段階で、各種配管内の残留する液分を圧縮空気を用いて排出させるブロー工程を行うことができる(図示せず)。
同一のフィルタープレス装置を用いて浄水スラッジの脱水実験を行い、本発明に係る濾液貯留及び負圧化の開始遅延を行った場合、ならびにこれらを行わなかった場合におけるケーキ温度の変化を計測した。他の条件は全て共通とした。
その結果、本発明に係る濾液貯留及び負圧化の開始遅延を行った場合、図9に示すようにケーキ加熱開始から約2時間30分経過した時点で、ケーキ温度は不活化温度(60度)に達し、その時点から負圧化を開始したがケーキ温度は不活化温度以上に安定していた。これに対して、本発明に係る濾液貯留及び負圧化の開始遅延を行わなかった場合、図8に示すように、ケーキ温度はケーキ加熱開始から約6時間を経て不活化温度(60度)に達した。これらの結果から、濾液貯留及び負圧化の開始遅延の効果が顕著に現れることが判明した。
本発明は、水処理により発生する汚泥を脱水機で脱水するものであれば、浄水処理設備、下水処理設備等、特に限定なく適用できる。またフィルタープレスを用いた脱水に好適なものである。
浄水処理設備例を示すフロー図である。 フィルタープレス装置例を示すフロー図である。 フィルタープレスの正面図である。 フィルタープレスの要部を示す概略縦断面図である。 フィルタープレスの要部を示す概略縦断面図である。 フィルタープレスの要部を示す概略縦断面図である。 フィルタープレスの要部を示す概略縦断面図である。 加熱時間とケーキ温度との関係を示すグラフである。 加熱時間とケーキ温度との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…フィルタープレス装置、2…フィルタープレス、3…スラッジ供給手段、4…流体供給手段。

Claims (6)

  1. 濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、この流体室内に流体を供給する流体供給手段を設けてなるフィルタープレスを用い、水処理により発生する汚泥を脱水するに際し、クリプトスポリジウムを不活化する方法であって;
    前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過工程と、
    前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記ケーキを圧搾する圧搾工程と、
    前記濾室内に濾液を貯留した状態で、加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化工程と、
    を含むことを特徴とする、水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法。
  2. 濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、前記流体室内に流体を供給する流体供給手段を設け、かつ前記濾室内を吸引により負圧化する負圧化手段を設けてなるフィルタープレスを用い、水処理により発生する汚泥を脱水するに際し、クリプトスポリジウムを不活化する方法であって;
    前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過工程と、
    前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記ケーキを圧搾する圧搾工程と、
    前記負圧化手段により前記濾室内を負圧下に保持する負圧化工程と、
    加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化工程とを含み、
    前記ケーキの加熱を開始してから少なくとも前記ケーキが前記所定の不活化温度に達するまでは前記負圧化工程を行わないようにする、
    ことを特徴とする、水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法。
  3. 前記ケーキが前記所定の不活化温度に達した後に前記負圧化工程を行う、請求項記載の水処理におけるクリプトスポリジウムの不活化方法。
  4. 濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、この流体室内に流体を供給する流体供給手段を設けてなるフィルタープレスを備え、このフィルタープレスを用いて、水処理により発生する汚泥を脱水するように構成した水処理設備であって、
    前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過手段と、
    前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記濾布間のケーキを圧搾する圧搾手段と、
    前記濾室内に濾液を貯留する濾液貯留手段と、
    この濾液貯留手段により前記濾室内に濾液を貯留した状態で、加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化手段と、
    を備えたことを特徴とする水処理設備。
  5. 濾板間の濾室内に濾布を設け、前記濾布外面とこれに対向する濾板との間にダイアフラムを配し、スラッジを前記濾布内面側に供給するスラッジ供給手段を設け、前記ダイアフラムとこれに対向する濾板との間に流体室を形成し、前記流体室内に流体を供給する流体供給手段を設けてなるフィルタープレスを備え、このフィルタープレスを用いて、水処理により発生する汚泥を脱水するように構成した水処理設備であって、
    前記スラッジ供給手段によってスラッジを濾布内面側に加圧供給して、濾布を介してスラッジを濾過し、濾布間にケーキを形成する濾過手段と、
    前記流体供給手段により前記流体室内へ流体を供給し、この流体の供給圧により前記ダイアフラムが前記濾布を介して前記ケーキを圧搾する圧搾手段と、
    前記濾室内を吸引により負圧下に保持する負圧化手段と、
    加温した流体を前記流体室内に供給することにより、この加温流体の熱を前記ケーキに伝えて加熱し、且つ前記ケーキを所定の不活化温度で所定時間保持して、ケーキ中に含まれるクリプトスポリジウムを不活化する不活化手段とを備え、
    前記ケーキの加熱を開始してから少なくとも前記ケーキが前記所定の不活化温度に達するまでは前記負圧化手段による負圧化を行わないように構成した、
    ことを特徴とする水処理設備。
  6. 前記ケーキが前記所定の不活化温度に達した後に前記負圧化手段による負圧化を行うように構成した、請求項5記載の水処理設備。
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