JP3811753B2 - コンテナ積載車のダンプ規制装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナを積込み、積降し及びダンプ作動可能なコンテナ積載車において、一般のコンテナと、塵芥収集用コンテナなど通常はダンプ作動が不適な特殊コンテナとを任意に積載する場合に、特殊コンテナ積載時のダンプ作動を不能にするようにした規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6はコンテナ2を着脱自在に搭載するコンテナ積載車10であって、このようなコンテナ積載車10にはコンテナ2の積込み積降しの他、コンテナ2の種類に応じダンプ作動も行なえる機構が組込まれる場合がある。コンテナ2のダンプ作動は図7に示すように、ダンプ機構6がコンテナ2の底面を支持し、車台4の後部の回動基点4aを支点に後方回動し、コンテナ2の前部を持ち上げて後方へ傾けるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
コンテナ積載車は種類や形状の異なる複数種のコンテナに対応できる汎用性が重要視される傾向にあるが、このような汎用型コンテナ積載車ではコンテナの種類形状によってダンプ作動が不適なコンテナの取扱いに注意を要する。例えば図5に示す塵芥収集用コンテナ20を搭載する場合、後部の塵芥投入箱24の底部が前部の塵芥収容箱22に比べて大きく下方に突出しているため、塵芥投入箱24を閉じたまま塵芥収集用コンテナ20をダンプ作動させると、塵芥投入箱24の底部が地面と衝突してしまう。塵芥収集用コンテナ20をダンプさせるときは、通常は図8(A)のように塵芥投入箱24をヒンジ部22aを中心として上方に開放してダンプ作動にて塵芥収容箱22内の塵芥を排出するのであるが、図8(B)のように塵芥投入箱24を閉じたままダンプ作動させる可能性がまったくないとはいえない。
【0004】
本発明の目的は、汎用型コンテナ積載車がダンプ作動が不適な特殊コンテナを積載したときダンプ作動が自動的に不能になるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明のコンテナ積載車のダンプ規制装置は、複数種のコンテナを駆動手段により着脱自在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載車において、前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動が不適な特殊コンテナに特有の識別手段を設けると共に、コンテナ積載車に
前記特殊コンテナを搭載したことを前記識別手段を検知することにより検知する第1検知手段を設け、前記第1検知手段の検知結果に基づいて前記駆動手段によるダンプ作動を不能にするようにした。
【0006】
ただし、前記特殊コンテナが塵芥収集用コンテナであって、この塵芥収集用コンテナの塵芥投入箱が開いているときは、ダンプ作動させても塵芥投入箱が地面に衝突しないだけでなく、塵芥収容箱内の塵芥を積極的にダンプ排出する必要性があるから、塵芥投入箱の開放を第2検知手段で検知し、該検知結果に基づいて前記第1検知手段による検知結果を無効にしてダンプ作動を例外的に可能にするのがよい。
【0007】
また、複数種のコンテナを駆動手段により着脱自在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載車において、前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動に対応した通常コンテナに特有の識別手段を設けると共に、コンテナ積載車に前記通常コンテナを搭載したことを前記識別手段を検知することにより検知する第3検知手段を設け、前記第3検知手段の検知結果が得られたときのみ前記駆動手段によるダンプ作動を許容するようにしても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るダンプ規制装置を図に基づいて説明する。
【0009】
この実施形態における特殊コンテナは図5の塵芥収集用コンテナ20であっ て、この塵芥収集用コンテナ20は前部の塵芥収容箱22と後部の塵芥投入箱24とで構成される。塵芥収容箱22は略直方体形状でコンテナ積載車10の車台4上に積載され、塵芥投入部24は車台4からやや後方へオーバーハングした状態で取付けられ、ヒンジ部22aを中心として上方に開動可能とされている。
【0010】
本発明のダンプ規制装置は、図1に示すように、コンテナ積載車10と塵芥収集用コンテナ20との間に設けられる第1検知手段としての近接検知ユニット40と、ダンプ作動の駆動系を制御する図示しない制御装置とを有する。近接検知ユニット40は塵芥収集用コンテナ20が車台4上に積載されている状態を検知するもので、被検知板42と近接センサ44とを有する。被検知板42と近接センサ44は、詳しくは図2(a)(b)に示すように配設されていて、被検知板42は塵芥収容箱22の後端下面の車両中心線cにほぼ一致した被検知面42aを与えている。他方、近接センサ44はコンテナ積載車10の車台4上における車両中心線cの反対側であって、かつ、塵芥収集用コンテナ20が積載された場合にその被検知板42の被検知面42aと僅かな隙間(例えば約7mm程度)をもって検知部44aが対向するように取付けられる。
【0011】
図示しない制御装置は、図3にそのフローチャートを示すように、ダンプ作動スイッチがONとなった場合でも(ステップs1)、近接センサ44(ステップs2)が塵芥収集用コンテナ20を積載している状態を検知した場合は、コンテナ積載車10のダンプ作動を不作動とし(ステップs3)、近接センサ44(ステップs2)が塵芥収集用コンテナ20を積載している状態を検知しない場合 は、通常通りコンテナ積載車10のダンプ作動を行なうものである(ステップs4)。
【0012】
これにより、塵芥収集用コンテナ20積載時に作業者が誤ってダンプ作動スイッチをONにした場合であっても、近接センサ44の検知結果に基づきダンプ作動が不作動となる。ただし、塵芥収集用コンテナ20は図8(B)のように塵芥投入箱24を開放してダンプ作動により塵芥収容箱22内の塵芥をダンプ排出することが必要な場合があり、このような場合は図4のフローチャートに示すように、ダンプ作動スイッチがONとなった場合であって(ステップt1)、かつ、近接センサ44(ステップt2)が塵芥収集用コンテナ20の積載状態を検知した場合であっても、塵芥収容箱22の開口状態を検知する図示しない第2検知手段(ステップt3)により塵芥収容箱22が開口していることを検知した場合、ダンプ作動(ステップt4)を例外的に可能としても良い。
【0013】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はダンプ作動が不適な特殊コンテナに適用されるものであるが、このようなコンテナには塵芥収集用コンテナ以外にも例えば通常より前後長が長いコンテナなども含まれることは勿論である。また、上記近接検知ユニットの被検知板42と近接センサ44は車両中央部以外の適所にも配設可能であるし、近接センサは塵芥投入用コンテナ20の塵芥投入部24などいわゆる特殊コンテナの特徴部位を直接検知するようにしてもよい。さらに、検知装置は特殊コンテナの積載状態を検知できるものであれば良く、近接センサに限定されるものではない。
【0014】
また、上記実施形態では、塵芥収集用コンテナなど、ダンプ動作を規制する必要がある特殊コンテナに特有の識別手段を設けるものを示したが、これとは別に、図9に示すように、複数種のコンテナのうち、ダンプ作動に対応した通常コンテナのダンプ作動を可能とすべく、通常コンテナに特有の識別手段を設けると共に、コンテナ積載車に前記通常コンテナ搭載時に前記識別手段を検知する第3検知手段を設け、ダンプ作動スイッチがONとなった場合(ステップu1)、第3検知手段(ステップu2)の検知結果が得られたときのみ前記駆動手段によるダンプ作動を許容し(ステップu3)、第3検知手段(ステップu2)の検知結果が得られないときにはダンプ作動を不作動とする(ステップu4)ように構成しても良い。この場合、識別手段及び第3検知手段には、上記に示した被検知板42と近接センサ44と同様の近接ユニットが適用できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は前述の如く、ダンプ作動が不適な特殊コンテナの特有の識別手段をコンテナ積載車の第1検知手段で検知し、この検知結果に基づいてダンプ作動を不能にするようにしたから、種類形状の異なる複数のコンテナを任意に積載する場合のダンプ作動事故を未然に防止することができる。
【0016】
また、塵芥収集用コンテナの塵芥投入箱が開いていることを検知する第2検知手段を設けることにより、通常は第1検知手段によりダンプ作動が不適である が、塵芥投入箱を開いた状態では第2検知手段により第1検知手段の検知結果が無効とされてダンプ排出が可能になる。
【0017】
また、ダンプ作動に対応した通常コンテナの特有の識別手段をコンテナ積載車の第3検知手段で検知し、この検知結果に基づいてダンプ作動を許容するようにしたから、種類形状の異なる複数のコンテナを任意に積載する場合のダンプ作動事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るコンテナ積載車のダンプ規制装置の正面図。
【図2】 (a)は図1のA部拡大図、(b)は(a)の左側面図。
【図3】 ダンプ規制装置のフローチャート。
【図4】 ダンプ規制装置の変形フローチャート。
【図5】 塵芥収集用コンテナを積載したコンテナ車の側面図。
【図6】 一般のコンテナ積載車の側面図。
【図7】 ダンプ作動時のコンテナ積載車の側面図。
【図8】 (A)は塵芥収集用コンテナを積載したコンテナ車の側面図、 (B)はコンテナ車のダンプ作動時の側面図。
【図9】 本発明の他の実施形態に係るダンプ規制装置のフローチャート。
【符号の説明】
4 車台
6 ダンプ機構
10 コンテナ積載車
20 塵芥収集用コンテナ
22 コンテナ部
24 塵芥投入部
40 近接検知ユニット
42 被検知板
44 近接センサ
Claims (3)
- 複数種のコンテナを駆動手段により着脱自在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載車において、
前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動が不適な特殊コンテナに特有の識別手段を設けると共に、コンテナ積載車に前記特殊コンテナを搭載したことを前記識別手段を検知することにより検知する第1検知手段を設け、前記第1検知手段の検知結果に基づいて前記駆動手段によるダンプ作動を不能にするようにしたことを特徴とするコンテナ積載車のダンプ規制装置。 - 前記特殊コンテナが塵芥収集用コンテナであって、この塵芥収集用コンテナの塵芥投入箱が開いていることを第2検知手段で検知し、該検知結果に基づいて前記第1検知手段による検知結果を無効にするように構成したことを特徴とする請求項1記載のコンテナ積載車のダンプ規制装置。
- 複数種のコンテナを駆動手段により着脱自在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載車において、
前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動に対応した通常コンテナに特有の識別手段を設けると共に、コンテナ積載車に前記通常コンテナを搭載したことを前記識別手段を検知することにより検知する第3検知手段を設け、前記第3検知手段の検知結果が得られたときのみ前記駆動手段によるダンプ作動を許容するようにしたことを特徴とするコンテナ積載車のダンプ規制装置。
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JP14392899A JP3811753B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | コンテナ積載車のダンプ規制装置 |
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Country Status (1)
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1999
- 1999-05-24 JP JP14392899A patent/JP3811753B2/ja not_active Expired - Lifetime
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