JP2000335305A - コンテナ積載車のダンプ規制装置 - Google Patents
コンテナ積載車のダンプ規制装置Info
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Abstract
特殊コンテナを積載したときダンプ作動が自動的に不能
になるようにすること。 【解決手段】 複数種のコンテナを駆動手段により着脱
自在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載車1
0において、前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動
が不適な特殊コンテナ20に特有の識別手段(被検知板
42)を設ける。またコンテナ積載車10に識別手段を
検知する第1検知手段(近接検知ユニット40)を設
け、前記第1検知手段の検知結果に基づいて駆動手段に
よるダンプ作動を不能にする。ただし、塵芥投入箱24
が開いているときはこれを第2検知手段で検知して前記
第1検知手段の検知結果を無効とし、ダンプ作動を例外
的に可能にする。
Description
み、積降し及びダンプ作動可能なコンテナ積載車におい
て、一般のコンテナと、塵芥収集用コンテナなど通常は
ダンプ作動が不適な特殊コンテナとを任意に積載する場
合に、特殊コンテナ積載時のダンプ作動を不能にするよ
うにした規制装置に関する。
コンテナ積載車10であって、このようなコンテナ積載
車10にはコンテナ2の積込み積降しの他、コンテナ2
の種類に応じダンプ作動も行なえる機構が組込まれる場
合がある。コンテナ2のダンプ作動は図7に示すよう
に、ダンプ機構6がコンテナ2の底面を支持し、車台4
の後部の回動基点4aを支点に後方回動し、コンテナ2
の前部を持ち上げて後方へ傾けるものである。
や形状の異なる複数種のコンテナに対応できる汎用性が
重要視される傾向にあるが、このような汎用型コンテナ
積載車ではコンテナの種類形状によってダンプ作動が不
適なコンテナの取扱いに注意を要する。例えば図5に示
す塵芥収集用コンテナ20を搭載する場合、後部の塵芥
投入箱24の底部が前部の塵芥収容箱22に比べて大き
く下方に突出しているため、塵芥投入箱24を閉じたま
ま塵芥収集用コンテナ20をダンプ作動させると、塵芥
投入箱24の底部が地面と衝突してしまう。塵芥収集用
コンテナ20をダンプさせるときは、通常は図8(A)
のように塵芥投入箱24をヒンジ部22aを中心として
上方に開放してダンプ作動にて塵芥収容箱22内の塵芥
を排出するのであるが、図8(B)のように塵芥投入箱
24を閉じたままダンプ作動させる可能性がまったくな
いとはいえない。
ダンプ作動が不適な特殊コンテナを積載したときダンプ
作動が自動的に不能になるようにすることにある。
本発明のコンテナ積載車のダンプ規制装置は、複数種の
コンテナを駆動手段により着脱自在に搭載可能かつダン
プ作動可能なコンテナ積載車において、前記複数種のコ
ンテナのうち、ダンプ作動が不適な特殊コンテナに特有
の識別手段を設けると共に、コンテナ積載車に前記特殊
コンテナ搭載時に前記識別手段を検知する第1検知手段
を設け、前記第1検知手段の検知結果に基づいて前記駆
動手段によるダンプ作動を不能にするようにした。
ンテナであって、この塵芥収集用コンテナの塵芥投入箱
が開いているときは、ダンプ作動させても塵芥投入箱が
地面に衝突しないだけでなく、塵芥収容箱内の塵芥を積
極的にダンプ排出する必要性があるから、塵芥投入箱の
開放を第2検知手段で検知し、該検知結果に基づいて前
記第1検知手段による検知結果を無効にしてダンプ作動
を例外的に可能にするのがよい。
着脱自在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載
車において、前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動
に対応した通常コンテナに特有の識別手段を設けると共
に、コンテナ積載車に前記通常コンテナ搭載時に前記識
別手段を検知する第3検知手段を設け、前記第3検知手
段の検知結果が得られたときのみ前記駆動手段によるダ
ンプ作動を許容するようにしても良い。
ダンプ規制装置を図に基づいて説明する。
の塵芥収集用コンテナ20であって、この塵芥収集用コ
ンテナ20は前部の塵芥収容箱22と後部の塵芥投入箱
24とで構成される。塵芥収容箱22は略直方体形状で
コンテナ積載車10の車台4上に積載され、塵芥投入部
24は車台4からやや後方へオーバーハングした状態で
取付けられ、ヒンジ部22aを中心として上方に開動可
能とされている。
うに、コンテナ積載車10と塵芥収集用コンテナ20と
の間に設けられる第1検知手段としての近接検知ユニッ
ト40と、ダンプ作動の駆動系を制御する図示しない制
御装置とを有する。近接検知ユニット40は塵芥収集用
コンテナ20が車台4上に積載されている状態を検知す
るもので、被検知板42と近接センサ44とを有する。
被検知板42と近接センサ44は、詳しくは図2(a)
(b)に示すように配設されていて、被検知板42は塵
芥収容箱22の後端下面の車両中心線cにほぼ一致した
被検知面42aを与えている。他方、近接センサ44は
コンテナ積載車10の車台4上における車両中心線cの
反対側であって、かつ、塵芥収集用コンテナ20が積載
された場合にその被検知板42の被検知面42aと僅か
な隙間(例えば約7mm程度)をもって検知部44aが
対向するように取付けられる。
チャートを示すように、ダンプ作動スイッチがONとな
った場合でも(ステップs1)、近接センサ44(ステ
ップs2)が塵芥収集用コンテナ20を積載している状
態を検知した場合は、コンテナ積載車10のダンプ作動
を不作動とし(ステップs3)、近接センサ44(ステ
ップs2)が塵芥収集用コンテナ20を積載している状
態を検知しない場合は、通常通りコンテナ積載車10の
ダンプ作動を行なうものである(ステップs4)。
時に作業者が誤ってダンプ作動スイッチをONにした場
合であっても、近接センサ44の検知結果に基づきダン
プ作動が不作動となる。ただし、塵芥収集用コンテナ2
0は図8(B)のように塵芥投入箱24を開放してダン
プ作動により塵芥収容箱22内の塵芥をダンプ排出する
ことが必要な場合があり、このような場合は図4のフロ
ーチャートに示すように、ダンプ作動スイッチがONと
なった場合であって(ステップt1)、かつ、近接セン
サ44(ステップt2)が塵芥収集用コンテナ20の積
載状態を検知した場合であっても、塵芥収容箱22の開
口状態を検知する図示しない第2検知手段(ステップt
3)により塵芥収容箱22が開口していることを検知し
た場合、ダンプ作動(ステップt4)を例外的に可能と
しても良い。
たが、本発明はダンプ作動が不適な特殊コンテナに適用
されるものであるが、このようなコンテナには塵芥収集
用コンテナ以外にも例えば通常より前後長が長いコンテ
ナなども含まれることは勿論である。また、上記近接検
知ユニットの被検知板42と近接センサ44は車両中央
部以外の適所にも配設可能であるし、近接センサは塵芥
投入用コンテナ20の塵芥投入部24などいわゆる特殊
コンテナの特徴部位を直接検知するようにしてもよい。
さらに、検知装置は特殊コンテナの積載状態を検知でき
るものであれば良く、近接センサに限定されるものでは
ない。
テナなど、ダンプ動作を規制する必要がある特殊コンテ
ナに特有の識別手段を設けるものを示したが、これとは
別に、図9に示すように、複数種のコンテナのうち、ダ
ンプ作動に対応した通常コンテナのダンプ作動を可能と
すべく、通常コンテナに特有の識別手段を設けると共
に、コンテナ積載車に前記通常コンテナ搭載時に前記識
別手段を検知する第3検知手段を設け、ダンプ作動スイ
ッチがONとなった場合(ステップu1)、第3検知手
段(ステップu2)の検知結果が得られたときのみ前記
駆動手段によるダンプ作動を許容し(ステップu3)、
第3検知手段(ステップu2)の検知結果が得られない
ときにはダンプ作動を不作動とする(ステップu4)よ
うに構成しても良い。この場合、識別手段及び第3検知
手段には、上記に示した被検知板42と近接センサ44
と同様の近接ユニットが適用できる。
な特殊コンテナの特有の識別手段をコンテナ積載車の第
1検知手段で検知し、この検知結果に基づいてダンプ作
動を不能にするようにしたから、種類形状の異なる複数
のコンテナを任意に積載する場合のダンプ作動事故を未
然に防止することができる。
開いていることを検知する第2検知手段を設けることに
より、通常は第1検知手段によりダンプ作動が不適であ
るが、塵芥投入箱を開いた状態では第2検知手段により
第1検知手段の検知結果が無効とされてダンプ排出が可
能になる。
の特有の識別手段をコンテナ積載車の第3検知手段で検
知し、この検知結果に基づいてダンプ作動を許容するよ
うにしたから、種類形状の異なる複数のコンテナを任意
に積載する場合のダンプ作動事故を未然に防止すること
ができる。
ダンプ規制装置の正面図。
の左側面図。
側面図。
テナ車の側面図、(B)はコンテナ車のダンプ作動時の
側面図。
のフローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】複数種のコンテナを駆動手段により着脱自
在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載車にお
いて、 前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動が不適な特殊
コンテナに特有の識別手段を設けると共に、コンテナ積
載車に前記特殊コンテナ搭載時に前記識別手段を検知す
る第1検知手段を設け、前記第1検知手段の検知結果に
基づいて前記駆動手段によるダンプ作動を不能にするよ
うにしたことを特徴とするコンテナ積載車のダンプ規制
装置。 - 【請求項2】前記特殊コンテナが塵芥収集用コンテナで
あって、この塵芥収集用コンテナの塵芥投入箱が開いて
いることを第2検知手段で検知し、該検知結果に基づい
て前記第1検知手段による検知結果を無効にするように
構成したことを特徴とする請求項1記載のコンテナ積載
車のダンプ規制装置。 - 【請求項3】複数種のコンテナを駆動手段により着脱自
在に搭載可能かつダンプ作動可能なコンテナ積載車にお
いて、 前記複数種のコンテナのうち、ダンプ作動に対応した通
常コンテナに特有の識別手段を設けると共に、コンテナ
積載車に前記通常コンテナ搭載時に前記識別手段を検知
する第3検知手段を設け、前記第3検知手段の検知結果
が得られたときのみ前記駆動手段によるダンプ作動を許
容するようにしたことを特徴とするコンテナ積載車のダ
ンプ規制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14392899A JP3811753B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | コンテナ積載車のダンプ規制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14392899A JP3811753B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | コンテナ積載車のダンプ規制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000335305A true JP2000335305A (ja) | 2000-12-05 |
JP3811753B2 JP3811753B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=15350356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14392899A Expired - Lifetime JP3811753B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | コンテナ積載車のダンプ規制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3811753B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272984A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 吸引車 |
JP2010058752A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shinmaywa Industries Ltd | コンテナ荷役車両用誤積載防止装置 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP14392899A patent/JP3811753B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272984A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 吸引車 |
JP2010058752A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shinmaywa Industries Ltd | コンテナ荷役車両用誤積載防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3811753B2 (ja) | 2006-08-23 |
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