JPH0752081Y2 - ゴミの回収車 - Google Patents

ゴミの回収車

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JPH0752081Y2
JPH0752081Y2 JP1991084865U JP8486591U JPH0752081Y2 JP H0752081 Y2 JPH0752081 Y2 JP H0752081Y2 JP 1991084865 U JP1991084865 U JP 1991084865U JP 8486591 U JP8486591 U JP 8486591U JP H0752081 Y2 JPH0752081 Y2 JP H0752081Y2
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waste
garbage
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resource
collection vehicle
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秀典 大地
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秀典 大地
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、家庭からでるゴミを
回収するゴミの回収車に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴミの回収車は、荷台にゴミの収納装置
を搭載している。収納装置は、車の後方に投入口が開口
されており、ここに投入されるゴミを回転板で強制的に
内部に押し込む構造となっている。この構造のゴミの回
収車は、道路の決められた位置に置かれたゴミを回収す
るのに利用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造のゴミの回収車は、資源として有効に再利用できる資
源ゴミと、廃棄処分するゴミとを分けて回収できない欠
点がある。それは、全てのゴミを収納装置に投入して回
収し、これを一緒に廃棄することが理由である。
【0004】この弊害を防止するために、回収するゴミ
を分離して収納できるゴミの回収車が開発されている。
たとえば、特開昭58−167231号公報、特開平3
−152002号公報、特開平3−133801号公報
に回収するゴミを分離して収納できるゴミの回収車が記
載される。
【0005】これ等の公報に記載されるゴミの回収車
は、資源として有効に再利用できる資源ゴミを分離して
回収できる。たとえば、新聞、雑誌、紙箱、アルミニウ
ム等の金属、ビン等の資源ゴミを、廃棄されるゴミと分
けて回収して、有効に再利用できる。
【0006】好都合なことに、これ等の資源ゴミは、住
民の経済観念から、廃棄されるゴミから分けて、回収場
所に置かれることが多い。また、このことを周知して協
力体制をとることも可能である。例えば、雑誌や新聞等
の資源ゴミは、紐で結束されて回収場所に置かれること
もある。しかしながら、実際には、資源ゴミを分離して
回収できるゴミの回収車を使用しても、廃棄されるゴミ
から分けて置かれている資源ゴミを、廃棄ゴミから分離
して回収することは経済的な点を考慮すると非常に難し
い。それは、資源ゴミを別に区分けして置かれる地域
と、そのことが実行されない地域とがあるからである。
とくに、資源ゴミを廃棄されるゴミと分離して回収する
ゴミの回収車は、廃棄ゴミの収納スペースが少なくな
り、1台のゴミの回収車が回収できるゴミの量が少なく
なってしまう欠点がある。資源をいかにして有効に利用
できるかは大切な課題となっているが、この課題を経済
的に実現可能な状態とすることは極めて難しく、大きな
社会問題である。
【0007】使用済みの新聞や雑誌等を回収して、古紙
の製造業者に販売する業者がある。しかしながら、この
業者によって使い捨ての全ての紙を効率よく回収するこ
とは極めて困難である。それは、古紙の価格変動が著し
いことが理由である。古紙の単価が高いときには、この
業者は多くの人員を採用して使い捨ての紙を収集する
が、古紙の単価が易くなると採算が合わなくなり、実際
には古紙の回収ができなくなる。さらに、この業者が、
ゴミの回収車のように決められた日時に回収場所に来な
いことも、古紙の回収を難しくする。このため、全国で
発生する古紙等を、業者が効率よく回収することはほと
んど不可能である。
【0008】この考案は、このことを実現することを目
的に開発されたものである。この考案の重要な目的は、
廃棄されるゴミの回収量を少なくすることなく、資源ゴ
ミを効率よく回収して有効に再利用できるようにするゴ
ミの回収車を提供するにある。さらに、この考案の他の
重要な目的は、従来のゴミの回収車を多少改造して、資
源ゴミを収納できるゴミの回収車を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、前述の目的
を達成するために、下記の構成を備えている。すなわ、
ゴミの回収車は、荷台にゴミの収納装置1を装備すると
共に、収納装置1の回収室2から分離されて資源ゴミの
収納部を装備する、従来のゴミの回収車を改良したもの
である。
【0010】この考案のゴミの回収車は、投入口5から
投入されるゴミを回収室2に押し込む押込板5を装備す
る収納装置1を備える。押込板5を回転させる収納装置
1は、後部の下方に空スペースがある。従来のゴミの回
収車は、この空スペースを有効に利用していない。空ス
ペースは無駄な空間となつている。本発明のゴミの回収
車は、利用されずに無駄な空スベースとなっている部分
を有効に利用して、この部分に資源ゴミの載台3を設け
ている。
【0011】
【作用】この考案のゴミの回収車は、廃棄ゴミの回収量
を少なくすることなく、従来の回収車と同じように回収
して、資源ゴミも回収できる優れた特長がある。それ
は、押込板を回転させるために収納装置の後部にできる
無駄な空スペースを有効に利用して、この部分に資源ゴ
ミの載台を設けているからである。したがって、資源ゴ
ミが廃棄ゴミから分離して回収場所に置かれているとき
には、これを資源ゴミの載台に回収できる。
【0012】さらに、収納装置の後部に配設された載台
には、資源ゴミを極めて楽に搭載できる特長もある。そ
れは、本等の重い資源ゴミを、高く持ち上げる必要がな
いからである。収納装置の後部下方にある空スペース
は、廃棄ゴミの投入口よりも下方にある。このため、廃
棄ゴミよりも楽に資源ゴミの載台に搭載できる特長があ
る。
【0013】さらに、この考案のゴミの回収車は、収納
装置の後部下方にできる空スペースを有効に利用して、
ここに資源ゴミの載台を配設するので、従来のゴミの回
収車の収納装置を改造することなく、現在多く使用され
ているゴミの回収車に簡単に設置できる特長がある。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為のゴミの回収車を例示すものであっ
て、この考案のゴミの回収車は、構成部品の材質、形
状、構造、配置を下記の構造に特定するものでない。こ
の考案のゴミの回収車は、実用新案登録請求の範囲に於
て、種々の変更を加えることができる。
【0015】更に、この明細書は、実用新案登録請求の
範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応
する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、および「課
題を解決する為の手段の欄」に示される部材に付記して
いる。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部材
を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0016】図1に示すゴミの回収車は、トラック本体
4と、このトラック本体4に装備された収納装置1と、
収納装置1の後部に配設された資源ゴミの載台3とを備
えている。
【0017】収納装置1は、廃棄ゴミを回収して収納す
る回収室2を有する。回収室2には、後に廃棄ゴミを投
入できるように、後端にゴミの投入口5が開口されてい
る。投入口5には、ここに投入された廃棄ゴミを回収室
2に強制的に押し込むことができるように、機械的に回
転される押込板6を備えている。
【0018】資源ゴミの載台3は、図に示すように、収
納装置1の後部下方に配設されている。載台3は、ここ
に供給した資源ゴミが漏れないように、周囲を隔壁13
で閉塞し、後ろ側には開閉扉7を設けている。開閉扉7
は、下端を蝶番14で載台3に連結している。開閉扉7
は、閉じた状態で固定できるように、その上方に係止具
8を設けている。開閉扉7の当接面には、これが振動し
ないように、ゴム板10を固定している。係止具8は、
ゴム板(図示せず)を挟着し、ゴム板と係止具8とを貫
通する回転軸9を介して回転できるように、開閉扉7の
上方に配設されている。さらに、開閉扉7の上端は、チ
ェーン11を介して収納装置に連結されている。チェー
ン11は、開閉扉7を開いた状態で、開閉扉7を水平に
指示する長さに設計されている。
【0019】図2に示す載台3は、引出式としてより多
くの資源ゴミを回収することができるようになってい
る。この図に示す載台3は、収納装置1の底部に配設さ
れて、後方に水平に引き出し自在に設けられている。収
納装置1の下部で後部には汚水タンクを設けている。こ
の構造の載台3は、後方に引っ張り出すことによって、
多くの資源ゴミを回収できる。
【0020】載台3の後側には、これに沿って安全スイ
ッチ12を設けている。安全スイッチ12は、これに触
ると収納装置1の押込板6の回転が停止されるようにな
っている。通常のゴミの回収車は、バンパーの後端に安
全スイッチを設けているが、引出式の載台3を設ける
と、載台3がバンパーから後方に突出する。このため、
載台3に安全スイッチを設けることによって、安全に操
作できる。
【0021】
【考案の効果】この考案のゴミの回収車は、廃棄できる
ゴミの収納装置に加えて、資源ゴミを載せる載台を設け
ている。このため、回収場所に置かれた廃棄ゴミは収納
装置に投入し、廃棄ゴミとは分けて置かれた新聞や雑誌
等の資源ゴミは、廃棄ゴミとは別にして回収できる。し
たがって、廃棄できるゴミを回収するときに、廃棄ゴミ
と分離して回収された資源ゴミを収集して有効に再利用
できる特長がある。とくに、この考案のゴミの回収車
は、廃棄ゴミを回収するとにき、資源ゴミを回収するの
で、資源ゴミを効率よく回収でき、資源を有効に再利用
できる特長が実現できる。
【0022】さらにこの考案のゴミの回収車の特筆すべ
き特長は、廃棄ゴミの回収量を少なくすることなく、廃
棄ゴミと一緒に資源ゴミを回収できることにある。それ
は、この考案のゴミの回収車が、押込板を回転させるた
めに、収納装置の後部下方にできる空スペースを有効に
利用して、ここに資源ゴミの載台を配設しているからで
ある。廃棄ゴミの回収量を減少させないことは、ゴミの
回収車にとって極めて大切なことである。それは、すべ
ての回収場所において、資源ゴミと廃棄ゴミとが選別さ
れていないので、資源ゴミを回収するために廃棄ゴミの
回収量が少なくなると、資源ゴミが選別されない地域で
使用するときに、有効に利用できなくなるからである。
この考案のゴミの回収車は、有効に利用されずに無駄な
空スペースとなっている部分に資源ゴミの載台を配設す
るので、資源ゴミを有効に回収できるにもかかわらず、
廃棄ゴミの回収量が減少しない。このため、資源ゴミが
選別され、あるいは選別されない地域においても、廃棄
ゴミと資源ゴミとを効率よく回収できる特長がある。
【0023】さらに、この考案のゴミの回収車は、収納
装置の後部下方に資源ゴミの載台を配設するので、資源
ゴミが重い本等であっても、作業者は極めて楽に搭載で
きる特長がある。それは、資源ゴミを高く持ち上げる必
要がなく、廃棄ゴミの投入口よりも下方に搭載して回収
できるからである。
【0024】さらにまた、この考案のゴミの回収車は、
従来の回収車のように、収納装置の回収室を、廃棄ゴミ
用と資源ゴミ用とに2分割する必要がない。収納装置は
改造することなく、無駄になっている空スペースに資源
ゴミの載台を配設して、製造できる。このため、資源ゴ
ミを回収できない従来のゴミの回収車を簡単かつ、安価
に改造して、資源ゴミを回収できるようにできる優れた
特長も実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すゴミの回収車の側面
【図2】この考案の他の実施例を示すゴミの回収車の側
面図
【符号の説明】
1……収納装置 2……回収室 3……載台 4……トラック本体 5……投入口 6……押込板 7……開閉扉 8……係止具 9……回転軸 10……ゴム板 11……チェーン 12……安全スイッチ 13……隔壁 14……蝶番

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台にゴミの収納装置(1)を装備する
    と共に、収納装置(1)の回収室(2)から分離されて
    資源ゴミの収納部を装備するゴミの回収車において、 収納装置(1)が、投入口(5)から投入されるゴミを
    回収室(2)に押し込む押込板(5)を有すると共に、
    この押込板(5)を回転させる収納装置(1)の後部に
    は下方に空スペースがあり、この空スペースに資源ゴミ
    の載台(3)が配設されてなることを特徴とするゴミの
    回収車。
JP1991084865U 1991-09-21 1991-09-21 ゴミの回収車 Expired - Lifetime JPH0752081Y2 (ja)

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JPH0537706U JPH0537706U (ja) 1993-05-21
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JPH03133801A (ja) * 1989-10-18 1991-06-07 Morita Tokushu Kiko Kk 塵芥収集車
JPH03152002A (ja) * 1989-11-07 1991-06-28 Morita Tokushu Kiko Kk 塵芥収集車

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