JPH03152002A - 塵芥収集車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は塵芥収集車に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、塵芥収集車は塵芥の収容箱と投入箱とを有し、
塵芥収集時には投入箱と収容箱を固縛装置によりロック
しておき、投入箱内に投入された塵芥を当該投入箱内に
装設された積込装置により収容箱内に順次収容し、当該
収容箱内が満杯状態になると、廃棄場で収容箱にロック
した投入箱のロックを解除して当該投入箱を上方に開放
した後、収容箱をダンプさせたり、排出板により塵芥を
排出させる。

従来、このような塵芥収集車は、道路端やごみ捨て場等
に放棄された厨芥、紙屑、空かん等の異質の塵芥を一つ
の塵芥収容箱内に一緒に収容し、これを所定の廃棄場に
運搬して排出している。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、各家庭、商店、工場等から放棄される塵芥は
、多種多様であり、このような塵芥の中には、資源の再
利用の為に再生して再び新しい原料として使用されるも
のがある。ところが、従来の塵芥収集車は、厨芥、紙屑
、空かん等の異質の塵芥を一つの塵芥収容箱内に一緒に
収容している為、廃棄場で資源として再利用される資源
ごみとそうでない非資源ごみとに分別する必要があり、
この分別作業が重労働で、しかも、時間を要するという
問題があった。

この発明は、上記問題に鑑みて提案されたもので、異質
の塵芥を分別して収容し得る塵芥収集草を提供すること
を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この考案は、上記目的を達成する為、塵芥収容箱内を仕
切板で区画して車幅方向に並列する２つの収容室を形成
し、各収容室の後部開口部に、塵芥積込装置を内装した
塵芥投入箱をそれぞれ開閉可能に設けたものである。

〔作用〕

塵芥収集時、異質の塵芥を各塵芥投入箱内にそれぞれ投
入すると、これを各塵芥投入箱に内装した塵芥積込装置
によりそれぞれの塵芥収容箱の各収容室内に収容させる
ことができ、排出時、それぞれの塵芥投入箱を閉塞させ
て異質の塵芥を別個に排出させることができる。

〔実施例〕

以下この発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図乃至第３図に於いて、（１）は車台、（２）は車
台（１）上に載置固定された塵芥収容箱で、その内部の
車幅方向の任意位置に仕切板（３）を立設して資源ごみ
収容室（２ａ）と非資源ごみ収容室（２ｂ）とを車幅方
向に並列状に構成している。上記塵芥収容箱（２）の資
源ごみ収容室（２ａ）内には資源ごみ用排出板（４）が
前後方向に摺動自在に装設され、この資源ごみ用排出板
（４）は資源ごみ収容室（２ａ）の前部に取付けられた
資源ごみ排出用シリンダ（５）の伸縮作動により摺動す
る。また、塵芥収容箱（２）の資源ごみ収容室（２ａ）
の後端開口部には、該開口部上部を枢軸として資源ごみ
投入箱（６）が回動自在に取付けられ、塵芥収容箱（２
）の所定部位に設けられた資源ごみ投入箱開閉用シリン
ダ（図示せず）の伸縮動作により資源ごみ収容室（２ａ
）の後端開口部が資源ごみ投入箱（６）によって開閉さ
れる。ところで、資源ごみ投入箱（６）内には、投入さ
れた資源ごみを塵芥収容箱（２）の資源ごみ収容室（２
ａ）に積み込む為の圧縮式塵芥積込装置（７）が配設さ
れている。圧縮式塵芥積込装置（７）は、資源ごみ投入
箱（６）の下部と上部にプレスプレート（７ａ）とパッ
カープレート（７ｂ）を設け、後面の投入口（６ａ）か
ら資源ごみ投入箱（６）内に投入された資源ごみをプレ
スプレート（７ａ）とパッカープレート（７ｂ）の降下
によって破砕圧縮して、プレスプレー）　（７ａ）とパ
ッカープレート（７ｂ）の上昇並びにプレスプレー）　
（７ａ）の回転によって圧縮された資源ごみが塵芥収容
箱（１）の資源ごみ収容室（２ａ）内に積み込ませる。

上記塵芥収容箱（１）の非資源ごみ収容室（２ｂ）内に
は非資源ごみ用排出板（８）が前後方向に摺動自在に装
設され、この非資源ごみ用排出板（８）は非資源ごみ収
容室（２ｂ）の前部に取付けられた非資源ごみ排出用シ
リンダ（９）の伸縮作動により摺動する。また、塵芥収
容室（２）の非資源ごみ収容室（２ｂ）の後端開口部に
は、該開口部上部を枢軸として非資源ごみ投入箱（１０
）が回動自在に取付けられ、塵芥収容箱（２）の所定部
位に設けられた非資源ごみ投入箱開閉用シリンダ（図示
せず）の伸縮動作により非資源ごみ収容室（２ｂ）の後
端開口部が非資源ごみ投入箱（１０）によって開閉され
る。ところで、非資源ごみ投入箱（１０）内には、投入
された非資源ごみを塵芥収容箱（２）の非資源ごみ収容
室（２ｂ）に積み込む為の回転式塵芥積込装置（１１）
が配設されている０回転式塵芥積込装置（１１）は、非
資源ごみ投入箱（１０）の下部と上部に回転板（ｌｌａ
）と押込板（１１ｂ　）を設け、後面の投入口（１０ａ
）から非資源ごみ投入箱（１０）内に投入された非資源
ごみを回転板（ｌｌａ）の回転によって非資源ごみ収容
室（２ｂ）の後端開口部手前に掻き上げ、押込板（１１
ｂ　）の揺動によって非資源ごみ収容室（２ｂ）内に非
資源ごみを積み込ませる。

上記構成に於いて、この発明に係る塵芥収集車の動作を
説明する。

塵芥収集時、資源ごみは投入口（６ａ）から資源ごみ投
入箱（６）内に投入し、非資源ごみは投入口（１０ａ）
から非資源ごみ投入箱（１０）内に投入する。すると、
資源ごみ投入箱（６）内に投入された資源ごみは、プレ
スプレート（７ａ）とパッカープレー）　（７ｂ）から
なる圧縮式塵芥積込装置（７）により資源ごみ収容室（
２ａ）内に収容され、非資源ごみ投入箱（１０）内に投
入された非資源ごみは、回転板（ｌｌａ）と押込板（ｌ
ｌｂ）からなる回転式塵芥積込装置（１１）により非資
源ごみ収容室（２ｂ）内に収容される。

このような積込動作を繰り返して収容箱（２）の資源ご
み収容室（２ａ）及び非資源ごみ収容室（２ｂ）内にそ
れぞれ資源ごみ及び非資源ごみを所定量積み込む。

排出時、収容箱（２）の非資源ごみ収容室（２ｂ）の後
部開口部に設けた非資源ごみ投入箱（１０）を閉塞した
状態で、資源ごみ収容室（２ａ）の後部開口部に設けた
資源ごみ投入箱（６）を上方に反転して資源ごみ収容室
（２ａ）の後部開口部を開放した後、資源ごみ排出用シ
リンダ（５）を伸長して資源ごみ排出板（４）で資源ご
み収容室（２ａ）内に収容された資源ごみを先ず排出す
る０次に、資源ごみ投入箱（６）を必要に応じて倒伏閉
塞させて別の廃棄場に走行し、ここで、収容箱（２）の
非資源ごみ収容室（２ｂ）の後端開口部に設けた非資源
ごみ投入箱（１０）を上方に反転して非資源ごみ収容室
（２ｂ）の後部開口部を開放した後、非資源ごみ排出用
シリンダ（９）を伸長して非資源ごみ排出板（８）で非
資源ごみ収容室（２ｂ）内に収容された非資源ごみを排
出させる。

尚、以上はこの発明の一実施例であって、この実施例で
は資源ごみ投入箱（６）には圧縮式塵芥積込袋！（７）
を設けているが、回転式塵芥積込装置（１１）を設けて
も良いし、また、非資源ごみ投入箱（１０）には回転式
塵芥積込装置（１１）を設けているが、圧縮式塵芥積込
装置（７）を設けても良い。また、実施例では排出板（
４）（８）により塵芥を排出させているが、収容箱（２
）を車台（１）にダンプ可能に搭載して収容箱（２）を
後方に傾斜して塵芥を自重により排出しても良い。更に
、実施例では資源ごみと非資源ごみに分別しているが、
それ以外の異種の塵芥を分別して収容することも可能で
ある。

〔発明の効果〕

この発明によれば、一つの収容箱内に異質の塵芥を１分
別して収容することができ、しかも、異質の塵芥をそれ
ぞれ別個に排出することができるから、廃棄場での塵芥
の分別処理を能率的に行うことができる。また、異質の
塵芥を後方で積込み、排出を行うことができるので、従
来の廃棄場での施設がそのままた使用することができ、
極めて合理的である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る塵芥収集車の平面図、第２及び
第３図は第１図のＡ−Ａ及びＢ−Ｂにおける断面図であ
る。 （１）−・・・車台、　　　　　（２）・−・収容箱、
（２ａ）・−・・資源ごみ収容室、 （２ｂ）−・非資源ごみ収容室、 （３）・−・仕切板、 （４）・−・資源ごみ排出板、 （５）−・−・・資源ごみ排出用シリンダ、（６）・−
・資源ごみ投入箱、 （６ａ）・−・−・投入口、 （７）・−圧縮式塵芥積込装置、 （７ａ）・・・・プレスプレート、 （７ｂ）・・−・バッカープレート、 （８）−・−非資源ごみ排出板、 （９）・−・・非資源ごみ排出用シリンダ、（１０）・
−・非資源ごみ投入箱、 （１０ａ）・・−・・投入口、 （１１）・−・・・回転式塵芥積込装置、（１１ａ　）
　−回転板、　　　　（１１ｂ　）−押込板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）塵芥収容箱内を仕切板で区画して車幅方向に並列
   する２つの収容室を形成し、各収容室の後部開口部に、
   塵芥積込装置を内装した塵芥投入箱をそれぞれ開閉可能
   に設けたことを特徴とする塵芥収集車。