JP3055481U - 直立式分別ごみ箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ箱のスペースを減少させ、ごみを迅速に
分類、回収でき、埋めたり燃やしたりする必要のあるご
みを減少させる。 【解決手段】 箱本体１０、仕切り層２０、ごみ箱３０
を有する。箱本体１０は前蓋１１になっている。前蓋１
１には可動板１３を設ける。仕切り層２０は数枚の左右
対称で、それを箱本体１０内側に規定の傾斜角度で設置
して層を形成し、ごみを下へ誘導する。仕切り層２０内
側に凸縁２１を有する。ごみ箱３０は仕切り層２０と同
角度で傾斜し、それを仕切り層２０上に置き、ごみ箱３
０の口を対応する可動板１３に合わせる。ごみ箱３０の
口の外縁両側に鉤状の把手３１が付いている。仕切り層
２０によって層を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、直立式分別ごみ箱に関するもので、適当なごみ袋にごみを集めれば よく、また直立多層方式でごみを分別し、環境保護にも役立つ分別ごみ箱に関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

人口が増加するに従い、ごみの量も増大するが、ごみを処理する場所は有限で ある。そこで可燃物と非可燃物を分別し、再度使用できるものとできないものを 分けて回収することにより、清掃員が臭気の中で作業することが少なくなり、ご みも減少する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ごみを細かく分類する場合、例としてプラスチック類、燃やせる紙類、燃やせ ないガラス類と回収可能な鉄缶類に分け、この５つの分類ごみ箱を横に並べると 、大きなスペースを取るため、一般家庭やオフィスまた教室に置いても、ごみを 分類し、ごみの量を減少させることを広めることは困難であり、これが今日の課 題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は、各種の分別ごみを直立の多層にし、ごみ 箱を横に並べた時の占める大きなスペースを大幅に減少させ（一般家庭及びオフ ィス、教室に広めることができる。）、ごみを迅速に分類、回収でき、真に埋め たり燃やしたりする必要のあるごみを減少させることができる。 本考案のべつの特徴は、ごみ箱が内側に向かって規定の角度になっているため 、挿入口にごみを軽く差し入れるだけで、内部に落ちて集まり、ごみが挿入口を 塞ぐことを防止する。 本考案の更に別の特徴は、ごみ箱の仕切り部内側に数個の凸縁が設けてあるた め、ごみ箱の出し入れの際の摩擦面積を減少させ、ごみ箱の出し入れが便利であ る。 本考案のまた別の特徴は、ごみ箱の口部分の外縁の両側に鉤状の把手が設けて あるため、出し入れに便利な他、適当なごみ袋を把手に引っ掛ければよく、また そのごみ袋を取り出して直接捨ててもよいし、そのごみ袋を再度利用することも できる。 本考案の更にまた別の特徴は、本体の内縁底部に設置した水受け皿により、ご み箱を洗浄したあとに残った水滴を受け、またごみ箱から落ちたごみも受けるこ とができ、水受け皿の上部にごみ袋収納箱を設けているため、ごみ袋の収納や回 収に便利である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案直立式分別ごみ箱の実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、図１から図１０に示すように、本考案は、直立式分別ごみ箱で、箱本体 １０、仕切り部２０、ごみ箱３０、ビニール袋４０から構成される。 この箱本体１０の一面は開閉可能な前蓋１１になっており、この前蓋１１上に は内側に押し入れる可動板１３（図２、図９参照）があり、この可動板１３の外 側には分別する種類の名称が書いてある。（例えばプラスチック類、紙類、ガラ ス類と鉄缶類というように分別する。図１参照）この箱本体１０の内縁両側には 左右対称にそれぞれＬ字型の仕切り層２０が設置してあり（図４、図５参照）、 また仕切り層２０は規定の角度で内側下に傾斜しており（図２、図８、図９参照 ）、それぞれを仕切り、ごみを誘導する作用がある。また、この仕切り層２０内 側の縁壁には数個の凸縁２１が設けてあるため（図５参照）、ごみ箱３０容器の 摩擦面積を減少させ、簡単にごみ箱を出し入れできるようになっている。更に箱 本体１０内縁底部には水受け皿１５が設置してあり、この水受け皿１５がごみ箱 を洗った後に残る水滴やごみ箱３０から落ちたごみを受けることができる。また 、水受け皿３０上部にはビニール袋４０を収納する収納箱が設けてあるため、ご み袋を入れておくのに便利であり、ビニール袋４０の回収にも役立つ（図８参照 ）。また、ごみ箱３０は設定した傾斜角度Ｑ（図６、図７参照）で内側に傾斜し ているため、ごみを軽く内部に押し入れるだけでよく、入口にごみが詰まるのを 防止する。また更にごみ箱３０を対応する層の仕切り層２０上部に置き、ごみ箱 ３０の口を箱本体１０の可動板１３に合わせ、そこにごみを入れればよい。この ごみ箱３０の口の外縁両側には鉤状の把手３１が付けてあるので、そこに適当な ビニール袋の口を引っ掛ければ（図１０参照）、把手に袋口は引っ掛かり（図３ 参照）、ビニール袋４０を取り出して捨てたい時は、袋口４１と把手３１を分離 し、ビニール袋を取り出して捨てればよく、またそのビニール袋４０を再度使用 することもできる。別にこの箱本体１０底には高さ調節可能な箱本体の脚１９が 付いていて、箱本体１０の高さを調節できる。

【０００６】 本考案は直立多層式で、それぞれ違う種類のごみを分別し、多くのごみ箱を置 くスペースを減らし（一般家庭、オフィスまたは教室で使用できる。）、本考案 を使用する際は、ごみを可動板１３（図１参照）に書かれたプラスチック類、紙 類、ガラス類と鉄缶類のように分別して捨てると、ごみ箱３０は設定された角度 Ｑで内側に傾斜しているため（図４、図７参照）、ごみが下に落ちて内部に集ま り、入口を塞ぐのを防ぎ、またごみの廃水やごみ箱３０を洗った後に残る水滴は 水受け皿１５に流れ落ちるようになっている。

【０００７】 このごみ箱を取り出したい時は、本体の前蓋１１を開け（図８参照）、直接ご み箱３０を取り出す。中のＬ字型仕切り層２０には数個の凸縁２１（図５参照） が付いているので、相互のごみ箱３０の摩擦面積を減少させ、簡単にごみ箱３０ が取り出せ、次にビニール袋４０を取り出せばよい。また、水受け皿１５の廃水 を捨て、ビニール袋収納箱１７からビニール袋４０を取り出し使用する。

【０００８】 また、本考案はごみ箱３０に直接ごみを捨て、ビニール袋４０を使用しなくて も上述の効果に影響はなく（図９参照）、ごみ箱３０からごみを取り出す際には 直接取り出した後、洗浄し、元に戻せば、継続使用できる。

【０００９】

【考案の効果】 以上説明したように、本考案の直立式分別ごみ箱は、構造が簡単で、箱本体の 直立した数個のごみ箱にそれぞれ各種のごみを入れるという特徴をもつ。それに より、多くのごみ箱を置くスペースが節約でき、また即座に分別されたごみの回 収ができ、環境保護に効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の外観図である。

【図２】本考案の図１に示したものをＡ−Ａの縦方向か
ら見た断面図である。

【図３】図２に示したところの部分拡大図である。

【図４】本考案の図１に示したものをＢ−Ｂの横方向か
ら見た断面図である。

【図５】本考案の仕切り層の外観図である。

【図６】本考案のごみ箱の外観図である。

【図７】図６の側面図である。

【図８】本考案の動作指示図である。

【図９】本考案の実用例指示図である。

【図１０】本考案のビニール袋の外観図である。

【符号の説明】

１０ 箱本体 １１ 前蓋 １３ 可動板 １５ 水受け皿 １７ ビニール袋収納箱 １９ 箱本体脚 ２０ 仕切り層 ２１ 凸縁 ３０ ごみ箱 ３１ 把手 ４０ ビニール袋 ４１ 袋口 Ｑ 角度設定

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】箱本体、仕切り層、ごみ箱容器を有し、箱
   本体は開閉可能な前蓋になっており、前蓋には数個の可
   動板が設けられていて、仕切り層は数枚の左右対称で、
   それを箱本体内側に規定の傾斜角度で設置して層を形成
   し、ごみを下へ誘導し、仕切り層内側には容器を移動す
   る際の摩擦面積を減らす数個の凸縁を有し、また容器は
   仕切り層と同じ角度で傾斜しており、それをそれぞれの
   仕切り層上に置き、容器口を対応する箱本体の可動板に
   合わせ、容器口外縁両側には袋を取り付け可能な鉤状の
   把手が付いており、仕切り層によって層を形成すること
   を特徴とする直立式分別ごみ箱。