JP3810959B2 - デフレクター付きサンルーフ装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はデフレクター付きサンルーフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デフレクター付きサンルーフ装置にあっては、ルーフ開口の前端側に、例えば、実開昭61−108616号公報に見られるように車室内への走行風の巻き込みを防ぐデフレクターが設けられている。
【0003】
デフレクターの概要は、例えば、図5に示す如くスライド開口可能なリッド101を備えたルーフ開口103の前端側に、左右のデフレクターアーム105(反対側は図示していない)によって両端支持され、前記デフレクターアーム105の上下動に連動して倒伏した収納姿勢(鎖線)と、ルーフ開口103より上方に突出する起立した作動姿勢(実線)とに切換可能なデフレクター107が設けられ、付勢ばね109により反時計方向となる作動姿勢側へ向け付勢されている。
【0004】
デフレクターアーム105は、付勢ばね111により上方、矢印イ方向へ向けて付勢され、リッド101が矢印ロの如く後方へスライド移動する際に、リッド101の押圧部材113がデフレクターアーム105から離れることで、デフレクターアーム105は押圧力が解除され上昇する。
【0005】
また、リッド101が前方へスライド移動する際にデフレクターアーム105は、押圧部材113により押圧され格納状態が得られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
リッド101の押圧部材113は、リッドのウェザストリップ115がデフレクターアーム105と干渉するのを防ぐ機能を併せ持つと共に、合成樹脂製のブロックで作られている。このため、リッド101の開口状態から前方へスライド移動させた時に、リッド101の押圧部材113はデフレクターアーム105と当接し、干渉音が発生する。また、接触時の衝撃で場合によっては摺動抵抗変動が急に大きくなる。この結果、大きな負荷が作用すると、反転させる反転機能付きの場合には、誤反転を起こす等の不具合いを招く。また、条件等により強く接触し合うと摺接音が発生し、品質感を損ねる。
【0007】
特に、サンルーフは、乗員の頭の上にある関係で、わずかの異音も耳から入るようになり、品質感の観点から極力小さく抑えることが求められていたものである。
【0008】
そこで、この発明は、異音の発生を抑えると共に、リッドの前端が下降し、後端が上昇するチルトアップを可能としたデフレクター付きサンルーフ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明にあっては、車体のルーフ開口に、スライド開口及びチルトアップ可能なリッドと、アーム軸を支点として上下動可能な左右のデフレクターアームに両端支持され、車室内への走行風の巻き込みを防ぐデフレクター本体とを設け、前記リッドの先端部内側に、全閉方向へのリッドのスライド移動で前記デフレクターアームのアーム上面に作用し、デフレクター本体を格納姿勢とする押圧部材を設け、その押圧部材を、先端が自由端となる接触作用面を有し基端部がリッドに固定支持され、接触作用面から基端部まで大きな遊び代を確保したばね材で形成する。
【0010】
これにより、開口状態にあるリッドを前方へスライド移動させると、接触作用面はデフレクターアームのアーム上面と接触し合うと共に、前方へのスライド移動に伴い起立状態のデフレクターアームを下方へ押圧し、格納状態とする。
【0011】
この一連の動作において、接触作用面がアーム上面と接触し合う時、あるいは、アーム上面を押圧しながら摺動する時、ばね圧又は弾性変形によって干渉音及び摺動音を吸収する。また、摺動抵抗の急激な変動は起こらず、誤反転は起きない。また、リッドのチルトアップ(図4)時、リッド先端はルーフ開口の全閉位置よりさらに一段下降するようになるが、この時、自由端となっている押圧部材の先端は下方へ向けて支障なく弾性変更し、リッド先端の下降を無理なく吸収する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図中1は車両のルーフを示しており、ルーフ1にはルーフ開口3が設けられている。ルーフ開口3にはスライド開閉可能なリッド5が設けられ、リッド5の外周縁部には、リッド5の全閉時にルーフ開口縁7と弾接してシールを確保するウェザーストリップ等のシール部材9が装着されている。
【0014】
リッド5の両側には前後方向の略全長にわたり取付ブラケット11が固着されている。取付ブラケット11の下位で、前記ルーフ開口3の前端側から両側方にわたって断面チャンネル状の一対のレール部13を有するガイドレール15が配置される一方、ルーフ開口3の前端側領域には車幅方向に長いデフレクター17が設けられている。
【0015】
リッド5は、ガイドレール15のレール部13とレール部13の間を前後にスライド可能な前方の移動シュー19と、後方の移動シュー21とによって支持され、前方の移動シュー19は支持用となっている。前方の移動シュー19に設けられた支持アーム23の下辺は、前記デフレクター17のデフレクターアーム25のアーム上面25aを押圧する押圧面27となっている。
【0016】
後方の移動シュー21は、昇降アーム29を有し、昇降アーム29の前後のアームピン29a,29bが左右のガイド溝31,32内をスライド移動することで、リッド5の前端側を上下動させる、いわゆるチルトアップ、チルトダウンを図る昇降機能を備えており、レール部13のガイド孔35内を走るギヤードケーブル37によって前後にスライド自在に制御される駆動用となっている。
【0017】
一方、デフレクター17のデフレクター本体39は、左右一対のデフレクターアーム25とアーム25をつなぐ車幅方向に長い板状に形成されている。デフレクターアーム25の基部は、ガイドレール15に対してビス41により固着された取付部材43に、アーム軸45によって回転自在に枢支されている。デフレクターアーム25には、前記取付部材43に固定支持された板状の付勢ばね47により常時上方へ向けて付勢された付勢力が与えられている。これにより、デフレクターアーム25は、リッド5の後方へのスライド開口時に、前記支持アーム23の押圧面27と、後述する押圧部材49とにより押圧が解除されることで、アーム軸45を支点として上方への回動が可能となる。
【0018】
また、デフレクターアーム25の先端は、係合ピン51を有し、係合ピン51は、デフレクター本体39の両サイドに設けられた長孔状のガイド溝53内にスライド自在に係合している。
【0019】
デフレクター本体39は、付勢ばね55により、常時、反時計方向となる起立作動姿勢(図1矢印ハ)へ向けて付勢力が与えられている。
【0020】
一方、デフレクターアーム25のアーム上面25aを押圧する押圧部材49は、金属製のばね板で形成されると共に、基端部は、前記リッド5の先端側内側両側部位にそれぞれ固着されている。基端部から下降しアーム上面25aと接触作用する自由端側は接触作用面57となっていて、接触作用面57から基端部まで大きな遊び代が確保されている。なお、ばね板は、合成樹脂材であっても可能である。
【0021】
また、押圧部材49は、必ずしもばね材でなくてもよく、例えば、弾性変形可能なゴム材であってもよい。ゴム材は天然もの、合成ものいずれでも可能である。
【0022】
このように構成されたデフレクター付きサンルーフ装置によれば、全閉状態のリッド5を後方へスライド移動させると、支持アーム23の押圧面27及び押圧部材49の接触作用面57は、デフレクターアーム25のアーム上面25aから外れ、押圧を解除する。
【0023】
押圧の解除によりデフレクターアーム25は付勢ばね47により上昇すると共に、デフレクター本体39の起立作動姿勢(図1)が得られる。
【0024】
次に、開口状態にあるリッド5を前方へスライド移動させると、押圧部材49の接触作用面57は、起立状態のデフレクターアーム25のアーム上面25aと当接した後、スライド移動に対応して押圧しながらアーム上面25aを摺動する。
【0025】
この時、接触作用面57はばね圧による弾性変形によって当接時の干渉音は発生せず、しかも、摺接音を小さく抑えることが可能となる。また、摺動時の押圧変動をばね圧で吸収するため、摺動抵抗の急激な変動は起こらず、誤反転は起きない。
【0026】
一方、図4に示すように、全閉時からリッド5の後端側が上昇したチルトアップ時において、接触作用面57は、ギヤードケーブル37をレール部13のガイド孔35内へ誘導案内する誘導案内パイプ59の保護カバー61と強く接触し合うようになるが、弾性変形することで吸収し、接触部位に無理な負荷は発生せず、損傷は起きない。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明によれば、先端が自由端となる弾性変形可能な接触作用面によって、デフレクターアームのアーム上面との干渉音を小さく抑え、品質感の向上を図ることができる。また、摺動抵抗の急激な変動が起きるのを阻止し、反転機能を有するものでは、その誤反転が起きるのを未然に防ぐ。また、リッド先端がルーフ開口の全閉位置より、さらに、一段下降するリッドのチルトアップに対して押圧部材は弾性変形し下降するリッドの動きを無理なく吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるデフレクター付きサンルーフ装置の概要切断面図。
【図2】デフレクターアームの取付け状態を示す分解斜視図。
【図3】リッドの全閉状態を示すデフレクター付きサンルーフ装置の概要切断面図。
【図4】リッドのチルトアップを示すデフレクター付サンルーフ装置の概要切断面図。
【図5】従来例のリッドとデフレクターとの動きを示した説明図。
【符号の説明】
3 ルーフ開口
5 リッド
25 デフレクターアーム
25a アーム上面
39 デフレクター本体
45 アーム軸
49 押圧部材
57 接触作用面
【発明の属する技術分野】
この発明はデフレクター付きサンルーフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デフレクター付きサンルーフ装置にあっては、ルーフ開口の前端側に、例えば、実開昭61−108616号公報に見られるように車室内への走行風の巻き込みを防ぐデフレクターが設けられている。
【0003】
デフレクターの概要は、例えば、図5に示す如くスライド開口可能なリッド101を備えたルーフ開口103の前端側に、左右のデフレクターアーム105(反対側は図示していない)によって両端支持され、前記デフレクターアーム105の上下動に連動して倒伏した収納姿勢(鎖線)と、ルーフ開口103より上方に突出する起立した作動姿勢(実線)とに切換可能なデフレクター107が設けられ、付勢ばね109により反時計方向となる作動姿勢側へ向け付勢されている。
【0004】
デフレクターアーム105は、付勢ばね111により上方、矢印イ方向へ向けて付勢され、リッド101が矢印ロの如く後方へスライド移動する際に、リッド101の押圧部材113がデフレクターアーム105から離れることで、デフレクターアーム105は押圧力が解除され上昇する。
【0005】
また、リッド101が前方へスライド移動する際にデフレクターアーム105は、押圧部材113により押圧され格納状態が得られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
リッド101の押圧部材113は、リッドのウェザストリップ115がデフレクターアーム105と干渉するのを防ぐ機能を併せ持つと共に、合成樹脂製のブロックで作られている。このため、リッド101の開口状態から前方へスライド移動させた時に、リッド101の押圧部材113はデフレクターアーム105と当接し、干渉音が発生する。また、接触時の衝撃で場合によっては摺動抵抗変動が急に大きくなる。この結果、大きな負荷が作用すると、反転させる反転機能付きの場合には、誤反転を起こす等の不具合いを招く。また、条件等により強く接触し合うと摺接音が発生し、品質感を損ねる。
【0007】
特に、サンルーフは、乗員の頭の上にある関係で、わずかの異音も耳から入るようになり、品質感の観点から極力小さく抑えることが求められていたものである。
【0008】
そこで、この発明は、異音の発生を抑えると共に、リッドの前端が下降し、後端が上昇するチルトアップを可能としたデフレクター付きサンルーフ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明にあっては、車体のルーフ開口に、スライド開口及びチルトアップ可能なリッドと、アーム軸を支点として上下動可能な左右のデフレクターアームに両端支持され、車室内への走行風の巻き込みを防ぐデフレクター本体とを設け、前記リッドの先端部内側に、全閉方向へのリッドのスライド移動で前記デフレクターアームのアーム上面に作用し、デフレクター本体を格納姿勢とする押圧部材を設け、その押圧部材を、先端が自由端となる接触作用面を有し基端部がリッドに固定支持され、接触作用面から基端部まで大きな遊び代を確保したばね材で形成する。
【0010】
これにより、開口状態にあるリッドを前方へスライド移動させると、接触作用面はデフレクターアームのアーム上面と接触し合うと共に、前方へのスライド移動に伴い起立状態のデフレクターアームを下方へ押圧し、格納状態とする。
【0011】
この一連の動作において、接触作用面がアーム上面と接触し合う時、あるいは、アーム上面を押圧しながら摺動する時、ばね圧又は弾性変形によって干渉音及び摺動音を吸収する。また、摺動抵抗の急激な変動は起こらず、誤反転は起きない。また、リッドのチルトアップ(図4)時、リッド先端はルーフ開口の全閉位置よりさらに一段下降するようになるが、この時、自由端となっている押圧部材の先端は下方へ向けて支障なく弾性変更し、リッド先端の下降を無理なく吸収する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図中1は車両のルーフを示しており、ルーフ1にはルーフ開口3が設けられている。ルーフ開口3にはスライド開閉可能なリッド5が設けられ、リッド5の外周縁部には、リッド5の全閉時にルーフ開口縁7と弾接してシールを確保するウェザーストリップ等のシール部材9が装着されている。
【0014】
リッド5の両側には前後方向の略全長にわたり取付ブラケット11が固着されている。取付ブラケット11の下位で、前記ルーフ開口3の前端側から両側方にわたって断面チャンネル状の一対のレール部13を有するガイドレール15が配置される一方、ルーフ開口3の前端側領域には車幅方向に長いデフレクター17が設けられている。
【0015】
リッド5は、ガイドレール15のレール部13とレール部13の間を前後にスライド可能な前方の移動シュー19と、後方の移動シュー21とによって支持され、前方の移動シュー19は支持用となっている。前方の移動シュー19に設けられた支持アーム23の下辺は、前記デフレクター17のデフレクターアーム25のアーム上面25aを押圧する押圧面27となっている。
【0016】
後方の移動シュー21は、昇降アーム29を有し、昇降アーム29の前後のアームピン29a,29bが左右のガイド溝31,32内をスライド移動することで、リッド5の前端側を上下動させる、いわゆるチルトアップ、チルトダウンを図る昇降機能を備えており、レール部13のガイド孔35内を走るギヤードケーブル37によって前後にスライド自在に制御される駆動用となっている。
【0017】
一方、デフレクター17のデフレクター本体39は、左右一対のデフレクターアーム25とアーム25をつなぐ車幅方向に長い板状に形成されている。デフレクターアーム25の基部は、ガイドレール15に対してビス41により固着された取付部材43に、アーム軸45によって回転自在に枢支されている。デフレクターアーム25には、前記取付部材43に固定支持された板状の付勢ばね47により常時上方へ向けて付勢された付勢力が与えられている。これにより、デフレクターアーム25は、リッド5の後方へのスライド開口時に、前記支持アーム23の押圧面27と、後述する押圧部材49とにより押圧が解除されることで、アーム軸45を支点として上方への回動が可能となる。
【0018】
また、デフレクターアーム25の先端は、係合ピン51を有し、係合ピン51は、デフレクター本体39の両サイドに設けられた長孔状のガイド溝53内にスライド自在に係合している。
【0019】
デフレクター本体39は、付勢ばね55により、常時、反時計方向となる起立作動姿勢(図1矢印ハ)へ向けて付勢力が与えられている。
【0020】
一方、デフレクターアーム25のアーム上面25aを押圧する押圧部材49は、金属製のばね板で形成されると共に、基端部は、前記リッド5の先端側内側両側部位にそれぞれ固着されている。基端部から下降しアーム上面25aと接触作用する自由端側は接触作用面57となっていて、接触作用面57から基端部まで大きな遊び代が確保されている。なお、ばね板は、合成樹脂材であっても可能である。
【0021】
また、押圧部材49は、必ずしもばね材でなくてもよく、例えば、弾性変形可能なゴム材であってもよい。ゴム材は天然もの、合成ものいずれでも可能である。
【0022】
このように構成されたデフレクター付きサンルーフ装置によれば、全閉状態のリッド5を後方へスライド移動させると、支持アーム23の押圧面27及び押圧部材49の接触作用面57は、デフレクターアーム25のアーム上面25aから外れ、押圧を解除する。
【0023】
押圧の解除によりデフレクターアーム25は付勢ばね47により上昇すると共に、デフレクター本体39の起立作動姿勢(図1)が得られる。
【0024】
次に、開口状態にあるリッド5を前方へスライド移動させると、押圧部材49の接触作用面57は、起立状態のデフレクターアーム25のアーム上面25aと当接した後、スライド移動に対応して押圧しながらアーム上面25aを摺動する。
【0025】
この時、接触作用面57はばね圧による弾性変形によって当接時の干渉音は発生せず、しかも、摺接音を小さく抑えることが可能となる。また、摺動時の押圧変動をばね圧で吸収するため、摺動抵抗の急激な変動は起こらず、誤反転は起きない。
【0026】
一方、図4に示すように、全閉時からリッド5の後端側が上昇したチルトアップ時において、接触作用面57は、ギヤードケーブル37をレール部13のガイド孔35内へ誘導案内する誘導案内パイプ59の保護カバー61と強く接触し合うようになるが、弾性変形することで吸収し、接触部位に無理な負荷は発生せず、損傷は起きない。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明によれば、先端が自由端となる弾性変形可能な接触作用面によって、デフレクターアームのアーム上面との干渉音を小さく抑え、品質感の向上を図ることができる。また、摺動抵抗の急激な変動が起きるのを阻止し、反転機能を有するものでは、その誤反転が起きるのを未然に防ぐ。また、リッド先端がルーフ開口の全閉位置より、さらに、一段下降するリッドのチルトアップに対して押圧部材は弾性変形し下降するリッドの動きを無理なく吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるデフレクター付きサンルーフ装置の概要切断面図。
【図2】デフレクターアームの取付け状態を示す分解斜視図。
【図3】リッドの全閉状態を示すデフレクター付きサンルーフ装置の概要切断面図。
【図4】リッドのチルトアップを示すデフレクター付サンルーフ装置の概要切断面図。
【図5】従来例のリッドとデフレクターとの動きを示した説明図。
【符号の説明】
3 ルーフ開口
5 リッド
25 デフレクターアーム
25a アーム上面
39 デフレクター本体
45 アーム軸
49 押圧部材
57 接触作用面
Claims (1)
- 車体のルーフ開口に、スライド開口及びチルトアップ可能なリッドと、アーム軸を支点として上下動可能な左右のデフレクターアームに両端支持され、車室内への走行風の巻き込みを防ぐデフレクター本体とを設け、前記リッドの先端部内側に、全閉方向へのリッドのスライド移動で前記デフレクターアームのアーム上面に作用し、デフレクター本体を格納姿勢とする押圧部材を設け、その押圧部材を、先端が自由端となる接触作用面を有し基端部がリッドに固定支持され、接触作用面から基端部まで大きな遊び代を確保したばね材で形成することを特徴とするデフレクター付きサンルーフ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24017899A JP3810959B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | デフレクター付きサンルーフ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24017899A JP3810959B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | デフレクター付きサンルーフ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063374A JP2001063374A (ja) | 2001-03-13 |
JP3810959B2 true JP3810959B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=17055642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24017899A Expired - Fee Related JP3810959B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | デフレクター付きサンルーフ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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DE102006051211B3 (de) * | 2006-10-30 | 2008-01-17 | Webasto Ag | Öffnungsfähiges Fahrzeugdach mit ausstellbarem Windabweiser |
US7819459B2 (en) * | 2009-02-11 | 2010-10-26 | Valmet Automotive Oy | Convertible vehicle |
Family Cites Families (7)
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JPS59111721U (ja) * | 1983-01-19 | 1984-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | サンル−フウインドデフレクタ開閉装置 |
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JPH0645824U (ja) * | 1992-11-30 | 1994-06-21 | 株式会社大井製作所 | 車両用サンルーフのガイドレール構造 |
JPH0976761A (ja) * | 1995-09-11 | 1997-03-25 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用サンルーフ装置 |
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-
1999
- 1999-08-26 JP JP24017899A patent/JP3810959B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001063374A (ja) | 2001-03-13 |
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Legal Events
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