JP3808309B2 - 綴込装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書類などを綴り込むための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数枚の用紙の一端を綴じ込む場合、ステープラなどの綴込装置を用いることが多い。このようなステープラは、その本体に装填された案内部に金属製の複数本の針をコイルスプリングなどによって押圧保持し、また、その案内部の先端側に消耗品たる針と前後左右方向に同じ幅を有する打出開口部を設けて、打出部材によって消耗品を綴じ込むようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように、消耗品と同じ大きさを有する打出開口部を設けると、消耗品の形状によっては、ステープラを振動させるだけで先端部の消耗品が傾いたりそのまま落下してしまう可能性があり、これに代わる安定した消耗品保持方法が要望されていた。
【0004】
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、より安定して消耗品を保持し、打出動作を行なうことができるような綴込装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の綴込装置は、上記課題を解決するために、紙葉類を綴じるための消耗品を保持する保持部材と、当該保持部材に保持された消耗品を打出開口部側へ押圧する押圧部材と、当該押圧部材によって打出開口部へ押し出された消耗品を紙葉類に対して打ち出す打出部材とを備えた綴込装置において、前記打出開口部に押し出された消耗品を挟み込むとともに前記打出部材の打出し方向に対して傾斜させて設け前記打出部材に当接し得る切欠面を有する挟込部材を備えたものとし、前記打出部材を、前記打出部材の打ち出し動作に伴って前記切欠面に当接して前記挟込部材を広げ当該挟込部材に挟み込まれた消耗品の挟み込みを解除する段差部分と、前記打出し動作に伴って前記紙葉類に孔をあける尖状部とを有するものとしていることを特徴とするものである。
また本発明の綴込み装置は、紙葉類を綴じるための消耗品を保持する保持部材と、当該保持部材に保持された消耗品を打出開口部側へ押圧する押圧部材と、当該押圧部材によって打出開口部へ押し出された消耗品を紙葉類に対して打ち出す打出部材とを備えた綴込装置において、前記打出開口部に押し出された消耗品を挟み込むとともに前記打出部材の打出し方向に対して傾斜させて設け前記消耗品に当接し得る傾斜部分を有する挟込部材を備えたものとし、前記打出部材を、前記打出し動作に伴って前記紙葉類に孔をあける尖状部を有するものとして、前記打出部材の打ち出し動作に伴って前記消耗品を前記傾斜部分に当接させて前記挟込部材を広げ当該挟込部材に挟み込まれた消耗品の挟み込みを解除するように構成していることを特徴とするものである。
【0006】
このように、打出開口部に押し出された消耗品を周囲から挟み込み、打出動作に伴ってその挟み込みを解除するようにすれば、消耗品が打出開口部から落下することもなくなり、より安定して消耗品を保持することができるようになる。
【0007】
なお、このように打出動作に伴って挟み込みを解除する方法としては、リンク機構などを用いて挟込部材の間隔を広げるようにすることもできる。しかし、押し下げられた押圧部材によって直接挟込部材を押し広げるように構成すれば、部品点数を少なく構成することができ、品質精度を向上させることもできる。
【0008】
また、このように打出動作を行なう際、挟込部材を弾性変形させることによって消耗品の挟み込み幅を広げられるようにすれば、更に部品点数を少なくすることができる。
そして本発明の綴込装置は、消耗品を打出部材を貫通させ得る中空部分を有するものとして、打出部材の直径を中空部分の内径と略等しく設定することにより、打出部材が消耗品を貫通している状態で消耗品を保持し得るように構成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態を示す綴込装置Aを示す中央縦断面図を示したものであり、ハンドル部材2を閉止動作させていない状態を示したものである。また、図2は、図1におけるA−A’端面を示したものであり、図3および図4は、それぞれカートリッジ3およびこのカートリッジ3の先端部分に装着されるキャップ31を示したものである。図において、1はベース部材、2はハンドル部材、3はカートリッジを示すものであり、このハンドル部材2をベース部材1側に閉止動作させることによって、カートリッジ3内に装填されている円筒状の消耗品4を繰り出して用紙5を綴じるようにするものである。この消耗品4は、リサイクル可能な紙を主成分として構成することによってシュレッダで裁断できるようにするとともに、可燃ゴミとして用紙5を消耗品4で綴じたまま廃棄できるようにしたものであり、図9に示すように、円筒部分40の上端側に中空円盤状の上平面部41を設け、また、円筒部分40の下端側に楔状の割れ目42を設けることによって、この消耗品4を押圧した場合に割れ目42部分を放射状に広げて用紙5を綴り込めるようにしたものである。また、この割れ目42の先端部分に傾斜部43を設け、用紙5への貫通性を高めるようにしている。
【0010】
綴込装置Aのベース部材1は、硬質プラスチックの筐体部分と、その内部に設けられた金属板などによって構成されたもので、その筐体の底面10を水平に形成することによって机などに置くことができるようにするとともに、この底面10に対して垂直に設けられた左右側壁11(図2参照)の先端部分に回転軸11aを設けてハンドル部材2を回転可能に支持するようにしたものである。
【0011】
この底板10の内側の先端部分には、水平な金属板の上に設けられた変形台12を取り付けており、この変形台12の内周縁を上方に鋭角に突出させることによって消耗品4を押圧させて消耗品4の下端を放射状に広げられるようにしている。また、この水平な金属板の両側には左右の側壁11の内側に沿った金属側壁部分11eを設けており、この金属側壁部分11eに前後方向に沿ったガイドレール11bを設けることによって後述する保持部材たるカートリッジ3を挿入できるようにしている。
【0012】
また、この金属板に設けられた変形台12に対応して、左右側壁11間のプラスチック部分に穿孔部材挿入孔15を設けており、この穿孔部材挿入孔15に挿入された穿孔部材16の先端部分を変形台12の中空部分に挿抜できるようにしている。この穿孔部材16は、変形台12の円筒中空部分の内径に対応させた尖状部16aによって被綴部材たる用紙5に孔を設けられるようにしたものであり、更に、この尖状部16aの先端位置から消耗品4の縦方向の長さよりも長く設定した部分に段差部分16bを設けて、この段差部分16bに消耗品4の上平面部41を接触させて押圧できるようにしている。
【0013】
また、この段差部分16bより上方に設けられた部分は、その垂直方向の軸線に沿って左右に縦長状の平面切欠部16cを設けており、この平面切欠部16cによって段差部分16bから消耗品4の上平面部41を一部露出させるようにしている。なお、この穿孔部材16は、バネ部材17によって常時上方側に位置するように設定されており、ハンドル部材2を押下した際に、その穿孔部材16の上端部分をバネ部材17の押圧力に抗して押し下げ許容し、これによって変形台12の中空部分へ挿入させるようにしている。
【0014】
一方、この変形台12の上方には、側壁11に設けられた軸13aを中心に先端側を回転できるようにした紙受台13が設けられており、この紙受台13の先端下方に設けられた圧縮バネ13bを用いて紙受台13を常に上方に位置させるようにしている。この圧縮バネ13bは、ベース部材1の底面10に設けられたネジ底蓋13cを開けることによって、底板10と紙受台13との間にその圧縮バネ13bを取り付けることができるようにしている。また、この紙受台13の先端部分には、変形台12の取付位置に対応して開口部13dを設けており、圧縮バネ13bの押圧力に抗して紙受台13を下降させた場合に、この開口部13dの外周部分近傍に変形台12の外周部分が位置するようにしている。また、この紙受台13の開口部13d下側には、紙受台13の下方に向けて一定の厚みを有する肉厚部13eを設けており、カートリッジ3の下部先端部分に設けられた規制部36をこの肉厚部13eと底板10との間に位置させることによって紙受台13の下降を規制するようにしている。また、この紙受台13は、ベース部材1の側壁11に対して平行に設けられた左右の側壁13f(図2)と、この側壁13fの上部に跨って設けられた載置面と13gとによって内部にコの字状の空間を形成し、この内部空間にカートリッジ3の下部を挿入できるようにしている。
【0015】
また、このベース部材1の底面10には、軸14aを中心に開閉できる開閉部材14を設けており、この開閉部材14を下側に開けることによって、このベース部材1の側壁11内側に設けられた二本のガイドレール11bに沿ってカートリッジ3を後方から挿入できるようにしている。この開閉部材14は、その内側に突出して設けられた突出部14bを設けており、また、この底板対応部分の両側から垂直に設けた側壁対応部分の間隔を左右の金属板11eより若干狭くすることによって、プラスチックの弾性力で開閉部材14を閉じた状態に維持できるようにしている。
【0016】
カートリッジ3は、ベース部材1の側壁内側に設けられた二本のガイドレール11bに沿って後方から着脱できるようにしたものであり、長手方向に対称に設けられた二つの部材を組み合わせたものである。このカートリッジ3は、図3に示すように、その内部に消耗品4を装填するための直線状の案内部30を設けており、この案内部30の先端部分に設けられたキャップ31(図4)を取り外すことによって消耗品4を装填できるようにしたものである。この案内部30は、消耗品4の上平面部41の形状に対応させた細いガイド溝30aと、消耗品4の円筒部分に対応させた主案内部30bとを設けており、このように略T字状に設けられた溝によって消耗品4が内部でガタつかないようにしている。また、この案内部30は直線状に設けられており、内部に装填された消耗品4が順次繰り出される途中で詰まらないようにしている。また、案内部30の後端には、案内部30の後端から連続してヘアピン状に屈曲して設けられた待避部33を設け、この退避部33に消耗品4をキャップ31側に押圧するためのコイルスプリング32を取り付けるようにしている。このコイルスプリング32は、その自由端側をフリー状態にした際に、その自由端側が案内部30の先端側まで伸びるように設定されており、このように設定することによって、消耗品4が徐々に少なくなった場合であってもコイルスプリング32の押圧力を維持させている。また、このように構成することによって、消耗品4を装填する際にも、そのコイルスプリング32の先端側を直線状の案内部30の後端まで圧縮させることによって消耗品4を可能な限り多く装填できるようにしている。また、このコイルスプリング32の先端側には、消耗品4を押圧するために消耗品4との接触面部分を三日月状に窪ませた押圧片32aを取り付けており、また、この押圧片32aの上部にも突出片32bを設けて、案内部30の上部に開口された溝37(図2)からこの突出片32bを突出させるようにしている。この突出片32bは、案内部30の溝37に沿って後端側にスライドさせることによって消耗品4を装填するための空間を確保するようにしており、この突出片32bに設けた凹部32cを溝37後端上部に設けられた突起部38に嵌め合わせることによってコイルスプリング32の先端を案内部30の後端側に留めるようにしている。これによって、消耗品4を装填する際、突出片32bの凹部32cを突起部38に嵌め合わせて押圧片32aを案内部30の後端側に留め、消耗品4を楽に装填できるようにしている。
【0017】
また、このカートリッジ3の下面には、下向きに開口した凹部34が設けられており、この凹部34の前方側にコイルスプリング35の一端を取り付けるとともに、この凹部34の後端側とコイルスプリング35の自由端側に設けられた先端部材34aとの間に開閉部材14の突出部14bを配置させるための空間部を形成し、これによってカートリッジ3がコイルスプリング35の押圧力に抗してガイドレール11bに沿って後方に移動できるようにしている。また、カートリッジ3の下方の前端部分、すなわち凹部34の前方側には、このカートリッジ3を装填した場合に肉厚部13eと底板10との間に挟まれる規制部36を設ており、カートリッジ3をコイルスプリング35の押圧力に抗して後方にスライドさせた場合に、この規制部36が肉厚部13eと底板10との間から外れて紙受台13の先端部分を下方に回転できるようにしている。
【0018】
このカートリッジ3の案内部30の先端側に設けられたキャップ31は、消耗品4の装填方向に沿って着脱できるようにしたものであり、図4に示すように、その先端部分に保持された消耗品4を下方に打ち出すための開口部31aを有する弾性片31bを左右に設けたものである。この弾性片31bは、プラスチックなどによって片持梁状に形成されたものであり、その自由端側である先端側を穿孔部材16の段差部分16bによって押し広げることによって左右の弾性片31bで保持された消耗品4を下方に打ち出すことができるようにするとともに、このように構成された左右の弾性片31bの幅を、穿孔部材16の両側に設けられた平面切欠部16cの幅より若干狭くするように設定して弾性片31bを押し広げられるようにしたものである。また、これに対応して、弾性片31bの自由端側の上部には、この穿孔部材16の段差部分16bの接触による押し広げ動作を容易にするために、内側部分にテーパ状の切欠面31dを設けており、穿孔部材16の尖状部16aが消耗品4の中空部分を貫通するまでこの弾性片31bの先端内側部分に設けられたガイド31eによって消耗品4を保持するとともに、穿孔部材16の段差部分16bによって消耗品4が強制的に押し下げられることによって消耗品4を打ち出すことができるようにしている。また、このキャップ31の後端上部には、上方に向けて突出する左右の傾斜片31cを設けるようにしている。このキャップ31の後端部上方に設けられた傾斜片31cは、カートリッジ3の案内部30上方に設けられた溝37を避けるように左右に起立して設けたものであり、その下端から上端に向けて後方側へ傾斜させた部分を設けることによってハンドル部材2のリブ23を接触させるようにしている。
【0019】
このハンドル部材2は、図1に示すようにベース部材1の先端側に設けられた回転軸11aによって回転可能に支持されるものであり、この回転軸11aの近傍に設けられたバネ部材11cによってベース部材1から広がるようにしたものである。このハンドル部材2は、ベース部材1と同様に硬質プラスチックによって構成されており、この回転軸11aの後方に設けられた回転規制片20をベース部材1の金属側壁部分に設けられた円弧状の長孔11dに嵌め合わせることによってハンドル部材2の広がり角度を規制するようにしている。また、このハンドル部材2の上面板21内側には、穿孔部材16の上端部分に接触するようにした傾斜部21aを設けており、ハンドル部材2を閉止動作させた場合に穿孔部材16の上端をこの傾斜部21aに沿って徐々に押し下げることができるようにしている。また、この傾斜部21aの後方には、ハンドル部材2の左右側壁22および上面板21から直立して設けられた押圧部たるリブ23が取り付けられており、このハンドル部材2を閉止動作させた場合に、カートリッジ3の傾斜片31cの前方傾斜部分にこのリブ23を接触させてカートリッジ3を後方にスライドさせるようにしている。
【0020】
次に、このように構成された綴込装置Aを用いて複数枚の用紙5を綴じる動作例について図1および図5から図8を用いて説明する。
【0021】
まず、カートリッジ3に消耗品4を装填する場合、底板10に設けられた開閉部材14をあけて、カートリッジ3を後方にスライドさせてカートリッジ3を取り出す。そして、案内部30の先端に取り付けられているキャップ31を前方に引くことによって取り外し、突出片32bを案内部30の上部に設けられている溝37に沿って後方にスライドさせ、この突出片32bの凹部32cを案内部30の後部に設けられている突起部38に嵌め合わせてこの位置でコイルスプリング32を固定する。そして、案内部30の先端側から消耗品4を略T字状に設けられた案内部30に沿って装填し、キャップ31を取り付けるとともに突起部30bに嵌め合わされていた突出片32bを突起部38から外してコイルスプリング32の押圧力によって消耗品4をキャップ31側に押圧するようにする。そして、このように消耗品4を装填したカートリッジ3を、ベース部材1の後方からガイドレール11bに沿って挿入し、ベース部材1の底板10に設けられた開閉部材14を閉じ、この状態で開閉部材14の突出部14bをコイルスプリング35の先端側に位置させるとともに、カートリッジ3の下方先端部分に設けられた規制部36を紙受台13の肉厚部13dの下方に位置させる。そして、複数枚の用紙5を紙受台13の上に載せてハンドル部材2を押し下げる。
【0022】
このハンドル部材2を押し下げた場合、ハンドル部材2の上面板21の内側に設けられた傾斜部21aに穿孔部材16の上端部分が接触し、更にハンドル部材2を押し下げることによって穿孔部材16の尖状部16aがキャップ31内に保持された消耗品4の中空部分に挿入される。そして、更にハンドル部材2を押し下げると、穿孔部材16の段差部分16bがキャップ31の弾性片31bの上端部分に設けられた切欠面31dに接触し(図8(a))、左右の弾性片31bが互いに押し広げられて(図8(b))、穿孔部材16の段差部分16bによって消耗品4の上平面部41を強制的に押し下げる(図8(c))。そして、この状態から更に穿孔部材16を押し下げると、まず消耗品4の中空部分を貫通した尖状部16aによって用紙5に孔があけられ(図7(a))、続いて変形台12と紙受台13の上面との間に空間を確保した状態で消耗品4を用紙5に貫通させる(図5および図7(b))。なお、穿孔部材16が消耗品の中空部分を貫通している状態においては、穿孔部材16の直径が消耗品4の中空部分の内径と略等しく設定されているため、穿孔部材16が消耗品4を貫通している状態で消耗品4を尖状部16aに保持できるようにしている。
【0023】
そして、更にハンドル部材2を押し下げると、ハンドル部材2の内側に設けられたリブ23がキャップ31の傾斜片31cに接触して、カートリッジ3全体がコイルスプリング35の押圧力に抗して後方にスライドさせられる。そして、このスライドによってカートリッジ3の下方先端部分に設けられた規制部36が紙受台13の肉圧部13dの下方から待避し、紙受台13の下方への回転を許容する。そして、この紙受台13の下降にともなって変形台12と紙受台13との間に設けられていた空間部がなくなり、消耗品4の下端部が紙受台13に接触して、変形台12の内周突出部分によって消耗品4の下端部分が放射状に広げられて複数枚の用紙5を閉じる。
【0024】
このように、本実施の形態によれば、用紙5を綴じるための消耗品4を保持するカートリッジ3と、このカートリッジ3に保持された消耗品4を開口部31a側へ押圧するコイルスプリング32と、この開口部31aへ押し出された消耗品4を用紙5に対して打ち出す穿孔部材16とを備えたものにおいて、開口部31aに押し出された消耗品4を挟み込む弾性片31bを備え、穿孔部材16の打ち出し動作に伴って、弾性片31aの間隔を広げ、この弾性片31aに挟み込まれた消耗品4の挟み込みを解除するようにしたので、消耗品4が開口部31aから落下することもなくなり、より安定して消耗品4を保持することができる。特に、消耗品4として、比較的大型で変形した円筒状のものを用いたので、このような挟み込みによる打ち出しを行なう構成を用いた場合に有効となる。
【0025】
また、本実施の形態によれば、押し下げられた穿孔部材16の段差部分16bによって直接弾性片31bを押し広げるように構成したので、リンク機構などを用いて消耗品4の挟み込みを解除するのに比べて部品点数を少なく構成することができ、品質精度を向上させることができる。
【0026】
更に、このように穿孔部材16の打出動作を行なう際、弾性片31bを弾性変形させることによって消耗品4の挟み込み幅を広げるようにしたので、リンク機構などを用いて挟み込み幅を広げる場合に比べて、より部品点数を少なくすることができる。
【0027】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく種々変更することができる。例えば、本実施の形態においては、弾性片31bの内側部分に下向きに幅が狭まるテーパ状の切欠面31dを設け、穿孔部材16の段差部分16bでこの弾性片31bを押し広げるように構成したが、これに限らず、消耗品4を用いてこの弾性片31bを押し広げるようにすることもできる。この場合、穿孔部材16の幅を弾性片31bの間の寸法と略同一に設定しておき、穿孔部材16を降下させた場合に消耗品4も強制的に降下させ、消耗品4の上平面部41によって、キャップ31の内部に下向きに幅を狭めて設けたテーパ状の傾斜部分を押し広げて弾性片31bの間隔を広げるようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
すなわち、本発明の綴込装置は、紙葉類を綴じるための消耗品を保持する保持部材と、当該保持部材に保持された消耗品を打出開口部側へ押圧する押圧部材と、当該押圧部材によって打出開口部へ押し出された消耗品を紙葉類に対して打ち出す打出部材とを備えたものにおいて、前記打出開口部に押し出された消耗品を挟み込む挟込部材を備え、前記打出部材の打ち出し動作に伴って、前記挟込部材を広げ、当該挟込部材に挟み込まれた消耗品の挟み込みを解除するようにしたので、消耗品が打出開口部から落下することもなくなり、より安定して消耗品を保持することができるようになる。
【0030】
また、押し下げられた押圧部材によって直接挟込部材を押し広げるように構成したので、部品点数を少なく構成することができ、品質精度を向上させることもできる。
【0031】
更に、このように打出動作を行なう際、挟込部材を弾性変形させることによって消耗品の挟み込み幅を広げるようにしたので、更に部品点数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す綴込装置の中央断面図。
【図2】図1におけるA−A’端面図。
【図3】同実施の形態におけるカートリッジの側面断面図
【図4】同実施の形態における、カートリッジに装填されるキャップの正面図、側面図、平面図。
【図5】同実施の形態におけるハンドル部材を押下した状態図。
【図6】同実施の形態におけるハンドル部材を完全に押下した場合の状態図
【図7】同実施の形態における、穿孔部材および用紙の綴込に関する状態説明図。
【図8】同実施の形態における、消耗品を打ち出す状態をキャップ正面から示した図
【図9】同実施の形態における消耗品の外観図。
【符号の説明】
A・・・綴込装置
1・・・ベース部材
2・・・ハンドル部材
3・・・保持部材(カートリッジ)
4・・・消耗品
5・・・紙葉類(用紙)
12・・・変形台
16・・・打出部材(穿孔部材)
16a・・・打出部材(尖状部)
16b・・・段差部分
23・・・挿入機構(リブ)
31a・・・打出開口部(開口部)
31b・・・挟込部材(弾性片)
31d・・・傾斜部(切欠面)
32・・・押圧部材(コイルスプリング)

Claims (4)

  1. 紙葉類を綴じるための消耗品を保持する保持部材と、当該保持部材に保持された消耗品を打出開口部側へ押圧する押圧部材と、当該押圧部材によって打出開口部へ押し出された消耗品を紙葉類に対して打ち出す打出部材とを備えた綴込装置において、
    前記打出開口部に押し出された消耗品を挟み込むとともに前記打出部材の打出し方向に対して傾斜させて設け前記打出部材に当接し得る切欠面を有する挟込部材を備えたものとし、
    前記打出部材を、前記打出部材の打ち出し動作に伴って前記切欠面に当接して前記挟込部材を広げ当該挟込部材に挟み込まれた消耗品の挟み込みを解除する段差部分と、前記打出し動作に伴って前記紙葉類に孔をあける尖状部とを有するものとしていることを特徴とする綴込装置。
  2. 紙葉類を綴じるための消耗品を保持する保持部材と、当該保持部材に保持された消耗品を打出開口部側へ押圧する押圧部材と、当該押圧部材によって打出開口部へ押し出された消耗品を紙葉類に対して打ち出す打出部材とを備えた綴込装置において、
    前記打出開口部に押し出された消耗品を挟み込むとともに前記打出部材の打出し方向に対して傾斜させて設け前記消耗品に当接し得る傾斜部分を有する挟込部材を備えたものとし、
    前記打出部材を、前記打出し動作に伴って前記紙葉類に孔をあける尖状部を有するものとして、前記打出部材の打ち出し動作に伴って前記消耗品を前記傾斜部分に当接させて前記挟込部材を広げ当該挟込部材に挟み込まれた消耗品の挟み込みを解除するように構成していることを特徴とする綴込装置。
  3. 前記挟込部材が、弾性を有する部材で構成されており、打出動作時に当該弾性を有する部材を撓ませて消耗品の挟み込み間隔を押し広げうる部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の綴込装置。
  4. 前記消耗品が前記打出部材を貫通させ得る中空部分を有するものであり、
    前記打出部材の直径を前記中空部分の内径と略等しく設定することにより、前記打出部材が前記消耗品を貫通している状態で前記消耗品を保持し得るように構成している請求項1、2または3に記載の綴込装置。
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