JP3806835B2 - 狭持クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を挟持する挟持クリップに関し、特に、生体に貼付される医療用のシート状電極を挟持することにより、電気的接続を行うための挟持クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
心電図検査のため、生体に貼付される医療用のシート状電極を挟持し、電気的接続を行うために使用される挟持クリップは、以下のような構造のものがある。
11は、特開平11−309121号公報に開示されたシート電極用クリップを示す分解斜視図である。
11に示すように、シート電極用クリップ60は、支軸61を有する基板62と、基板62の支軸61を長孔63に嵌挿されることにより、基板62に対して開閉方向に揺動可能に支持された可動板64とを備え、シート電極を挟持可能に構成されている。
基板62及び可動板64間には、導電性材料からなるU字状の板バネ65が介在されており、板バネ65は、可動板64を基板62に対して開方向に常時付勢する。可動板64は、起立部66間にシート電極を位置された状態で、板バネ65の付勢力に抗して閉方向に揺動される。
これにより、可動板64は、閉状態となってシート電極を挟持するとともに、切り欠き溝67に基板62の突起68を嵌合されることにより、閉状態を保持される。
【0003】
また、他のシート電極用の挟持クリップとしては、特表平9−507769号公報に開示された電極コネクタがある。
図13は、上記電極コネクタを示す断面図である。
図13に示すように、電極コネクタ70は、固定ジョー71と、固定ジョー71に対して相対旋回運動により開閉動作可能な可動ジョー72とを備え、バイオメディカル電極のタブを挟持可能に構成されている。
固定ジョー71及び可動ジョー72間には、コイルバネ73が介在される。コイルバネ73は、可動ジョー72を固定ジョー71に対して閉方向に常時付勢する。
【0004】
更に図示しないが、さらに他の既知のシート電極用の挟持クリップとして、シート状電極の厚み方向と略垂直方向にスライド可能な上下一対の部品間に、シート状電極を挟持するものもある。上下部品にはそれぞれ、対向する面に凸部が設けられており、各凸部がシート状電極を乗り越えた後の合わせ部で、シート状電極が挟持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の図11に示すシート電極用クリップ60では、導電性材料からなるU字状の板バネ65が必須であり、構造及び部品形状の複雑化が避けられず、部品点数及びコスト増大を招くという問題があった。
さらに、このシート電極用クリップ60によって挟持し、生体に貼り付ける医療用のシート状電極は、厚みや材質が異なる多様な種類の物があるため、挟持するシート状電極の厚み及び材質等によっては、部品に無理な力が作用して破損してしまう恐れがある。
さらに、挟持するシート状電極の厚み及び材質等によっては、何らかの原因で、シート状電極が強く引っ張られた場合に外れやすいという問題点があった。
【0006】
また、図13に示す電極コネクタ70では、可動ジョー72を閉位置に付勢するコイルバネ73、固定ジョー71及び可動ジョー72の両部品の固定用リブを別に設ける必要があり、前記シート電極用クリップ60と同様に、構造及び部品形状の複雑化が避けられず、部品点数、組付け工数及びコストの増大を招くという問題があった。
さらに、この電極コネクタ70に、例えば、心電図検査を行っている患者に貼り付けられたシート状電極を挟持した場合に、患者が動いた際に何らかの拍子にバネ部分が押されてシート状電極が外れてしまうという問題点がある。また、シート状電極の挟持力を向上させるためには、可動ジョー72を閉位置に付勢するコイルバネ73のバネ力を強くする必要があり、操作性が悪化するという不具合が生じるという問題点がある。
さらに、挟持するシート状電極の厚み及び材質等によっては、何らかの原因で、シート状電極が強く引っ張られた場合に外れやすいという問題点があった。
【0007】
さらに、生体に貼り付ける医療用のシート状電極は、厚みや材質が異なる多様な種類のものがあるため、従来のシート電極用クリップでは、挟持するシート状電極の厚み及び材質等によっては、部品に無理な力が作用して破損するおそれがあった。
【0008】
従来の、医療用のシート状電極を挟持し、電気的接続を行うために使用される挟持クリップは、以上のような問題がある。
このため、例えば、心電図検査を行っている患者に貼り付けられたシート状電極を、これら従来の挟持クリップで挟持した場合は、患者が動いた際に何らかの拍子にバネ部分が押されてシート状電極が外れてしまうという問題点がある。
また、バネを使用していない挟持クリップで挟持した場合は、何らかの原因で、シート状電極が強く引っ張られた場合に外れやすいという問題点があり、バネを使用した挟持クリップでも、同様である。
【0009】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は構造及び部品形状の単純化を図るとともに、部品点数、組付け工数及びコスト削減を図ることができるものでありながら、強固な挟持力及び良好な操作性を確保することができ、特に、生体に貼付される医療用のシート状電極を挟持することに適した挟持クリップを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明に係る挟持クリップは、請求項1に記載したように、物品を挟持する挟持クリップであって、基板部と、前記基板部に対して相対移動可能な可動部と、前記可動部をスライド方向に案内するとともに、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記基板部との接近側に案内するガイド手段と、前記可動部における前記基板部との対向面と、前記基板部における前記可動部との対向面と、にそれぞれ形成され、前記可動部が前記ガイド手段によって前記基板部との接近側に案内されるのに伴って、間に物品を挟持可能な挟持部と、を有することを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、物品を挟持する際、可動部が基板部に対して相対移動する。相対移動する可動部は、ガイド手段によってスライド方向に案内されるとともに、基板部との接近側に案内される。可動部がガイド手段によって基板部との接近側に案内されるのに伴って、挟持部が物品を間に挟持することができるので、これにより前述した目的を達成できる。
【0011】
さらに、本発明に係る挟持クリップは、請求項2に記載したように、前記ガイド手段が、前記基板部の両側部に設けられた一対の第1ガイド突起と、前記可動部の両側部における一対の前記第1ガイド突起にそれぞれ対応する位置に設けられ、一対の前記第1ガイド突起を嵌合される一対の第1ガイド溝と、前記基板部の両側部に、一対の前記第1ガイド突起と所定の位置関係を以って設けられた一対の第2ガイド溝と、前記可動部の両側部における一対の前記第2ガイド溝にそれぞれ対応する位置に設けられ、一対の前記第2ガイド溝にそれぞれ嵌合される一対の第2ガイド突起と、からなることを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、基板部の各第1ガイド突起がそれぞれ、可動部の各第1ガイド溝に嵌合されるとともに、基板部の各第2ガイド溝がそれぞれ、可動部の各第2ガイド突起を嵌合される。これにより、ガイド手段は、基板部に対して相対移動される可動部をスライド方向に案内するとともに、可動部のスライド方向への相対移動に伴って、基板部との接近側に案内することができる。
【0012】
本発明に係る挟持クリップは、請求項3に記載したように、一対の前記第2ガイド溝はそれぞれ、前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向に向けて、前記可動部との離間側に傾斜するように設けられ、かつ、一対の当該第2ガイド溝の前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向側のそれぞれの先端に許容代が設けられたことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、全閉状態にあるとき、可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向へ向けて引張力が生じたとき、第2ガイド溝が可動部との離間側に傾斜するように設けられ、かつ、許容代により力が加わる余裕が与えられているので、斜め下前方に移動する力が働き、これにより、下方に向けて引っ張る力が働く。よって、より強い挟持力を得ることができる。
【0013】
本発明に係る挟持クリップは、請求項4に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して平行移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、全開状態の位置から、可動部が全開状態から全閉状態に遷移する方向に平行移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる。
【0014】
本発明に係る挟持クリップは、請求項5に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して平行移動させ、続いて、回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、平行移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる。
【0015】
本発明に係る挟持クリップは、請求項6に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる。
【0016】
本発明に係る挟持クリップは、請求項7に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させ、続いて、より急な角度で回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、さらに急角度で基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる。
【0017】
本発明に係る挟持クリップは、請求項8に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させ、続いて、より緩い角度で回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、より緩い角度で基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる。
【0018】
本発明に係る挟持クリップは、請求項9に記載したように、前記挟持部が、前記可動部における前記基板部との対向面に形成された係合突起と、前記基板部における前記可動部との対向面に形成され、前記係合突起を遊嵌される係合凹部とからなり、前記係合凹部は、前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向に向かって、徐々に幅が狭くなるように、かつ、前記可動部との離間方向に徐々に傾斜するように形成されたことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、挟持部が、係合突起及び係合凹部間に物品を挟持すると、物品は、係合凹部内に入り込んだ状態で係合突起との間に挟持される。この状態では、物品に引張り力が作用すると、係合突起が、係合凹部における可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向側の幅の狭い部位側に相対移動される。
さらに、可動部と基板部の対向面に設けられた挟持部の間隔が狭まる。
これにより、物品が、係合突起及び係合凹部間でより強固に挟持される。したがって、挟持した物品の抜け等を確実に防止することができる。
【0019】
本発明に係る挟持クリップは、請求項10に記載したように、前記挟持部の係合凹部の傾斜が、一対の前記第2ガイド溝の傾斜より緩いことを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、挟持部が、係合突起及び係合凹部間に物品を挟持した際、挟持部の係合凹部とガイド手段の第2ガイド溝との傾斜の差異により、係合凹部内に遊嵌された係合突起との間に、物品をより強固に挟持することができる。
【0020】
本発明に係る挟持クリップは、請求項11に記載したように、前記基板部に導電性部材を有することを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、例えば、他の導電性部材を挟持することにより、電気的接続を容易かつ確実に行うことができる。
【0021】
本発明に係る挟持クリップは、請求項12に記載したように、医療用のシート状電極を挟持することを特徴とする。
このような挟持クリップにおいては、厚みや材質が異なる多様な医療用のシート状電極を挟持することができ、医療機器への電気的接続を容易かつ確実に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。(第1の実施の形態)
まず、本発明に係る第1実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る挟持クリップを示す分解斜視図である。
図2は、図1の挟持クリップの全閉状態を示す斜視図である。
図3は、第1の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
図4は、図2の挟持クリップのシート状電極を挟持した状態を示す断面図である。
図5は、図1の挟持クリップの全閉状態から全開状態へのスライド途中の状態を示す側面図である
【0023】
これらの図において、挟持クリップ10は、可動部20を基板部30に対して全開状態の位置から全閉状態の位置(図2〜図4に示す位置)まで、スライド操作可能である。挟持クリップ10は、可動部20をスライド操作されるのに伴って、可動部20をガイド機構40によって案内され、挟持部50の係合突起51及び係合凹部52の間隔を徐々に狭めるように、可動部20を基板部30に対して相対移動される。これにより挟持クリップ10は、挟持部50にシート状電極11を挟持する。
【0024】
基板部30には、リード線31を接続された導電性部材32が、挟持部50の係合凹部52を囲むように設けられる。導電性部材32における可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向側には、鋸刃状に形成された部位32aが設けられており、当該鋸刃状の部位32aによって、挟持されたシート状電極11の抜け防止が図られる。
また、導電性部材32とシート状電極11との導通は、導電性部材32の平面部32bと、シート状電極11の対応部位との間で行われる。導電性部材32の平面部32bと、シート状電極11の対応部位とは、挟持部50の係合凹部52への係合突起51の遊嵌に伴って係合させられる。したがって、導電性部材32と擦れ等に起因するシート状電極11の導電層の剥がれ、シート状電極11の導電層の剥がれに伴う導電性不良等が確実に回避される。
【0025】
ガイド機構40は、基板部30に対して相対移動される可動部20をスライド方向に案内するとともに、可動部20のスライド方向への相対移動に伴って、可動部20を基板部30に対して回転移動および/または平行移動するように変位させつつ、基板部30との接近側に案内する。
【0026】
すなわちガイド機構40は、基板部30に設けられた一対の第1ガイド突起41及び一対の第2ガイド溝42、可動部20に設けられた一対の第1ガイド溝43及び一対の第2ガイド突起44からなる。
【0027】
第1ガイド突起41は、基板部30の両側部におけるリード線31寄り(図1中右側)に一対設けられる。
第1ガイド溝43は、可動部20の両側部における各第1ガイド突起41にそれぞれ対応する位置に一対設けられており、各第1ガイド突起41を嵌合される。各第1ガイド溝43はそれぞれ、図3に示すように、全開状態から全閉状態に遷移する方向(図3左方)に向けて、基板部30との接近側(図3下方)に傾斜し、続いて、基板部30との離間側(図3上方)に傾斜するように傾斜角が設定されて設けられている。
【0028】
第2ガイド溝42は、基板部30の両側部に一対、第1ガイド突起41よりも挟持部50寄り(図1において左側)に、第1ガイド突起41と所定の位置関係を以って設けられる。
図3に示すように、一対の第2ガイド溝42はそれぞれ、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向(図3左方)に向けて、可動部20との離間側(図3下方)に傾斜し、続いて、角度が緩くなるように変えて同じく可動部20との離間側(図3下方)に傾斜するように傾斜角が設定されて設けられ、かつ、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向側の先端には許容代45が設けられる。この許容代45は、挟持クリップ10が全閉状態にあるとき、引張力Fが生じた場合に、余裕を与えるためのものである。
一対の第2ガイド突起44は、可動部20の両側部における各第2ガイド溝42にそれぞれ対応する位置に設けられており、各第2ガイド溝42に嵌合される。
【0029】
挟持クリップ10が全閉状態にあるとき、リード線31を引っ張る方向の力Fの反作用として、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向へ向けて引張力Fが生じたとき、第2ガイド突起44には、引張力F1がかかり、第2ガイド溝42が図3下方に傾斜するように設けられているので、図3の斜め下前方に移動する力F2が働く。これにより、シート状電極11を挟持する力F3(図3の下方に向けて引っ張る力)が働く。
よって、挟持クリップ10が全閉状態にあるとき、リード線31を引っ張った場合に、より強くシート状電極11を挟持することができる。
【0030】
挟持部50は、可動部20における基板部30との対向面(図1において下面)に形成された係合突起51と、基板部30における可動部20との対向面(図1において上面)に形成され、係合突起51を遊嵌される係合凹部52とからなる。
係合凹部52は、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向に向かって、徐々に幅が狭くなるように、かつ、可動部20との離間方向(図1において下方)に徐々に傾斜するように形成される。また、係合凹部52の傾斜は、前記ガイド機構40の第2ガイド溝42の傾斜より緩く形成される。
【0031】
挟持部50は、全開状態の位置から全閉状態の位置にスライド操作される可動部20が、ガイド機構40によって基板部30との接近側に案内されるのに伴って、全開状態から全閉状態に遷移され、係合突起51及び係合凹部52間にシート状電極11を挟持する。
【0032】
以下、第1の実施の形態の動作および作用を説明する。
シート状電極11を挟持する際、挟持クリップ10が全開状態にあるときの可動部20の基板部30に対する位置で、挟持部50の係合突起51及び係合凹部52間に、シート状電極11が遊挿される。
この際、挟持部50の係合突起51及び係合凹部52間には、十分な間隔が確保されており、シート状電極11の挿入が迅速かつ円滑に行われる。
【0033】
次に、全開状態から、可動部20が基板部30に対して図の左方にスライド操作され、図5に示すスライド途中の位置を経て、図2〜図4に示す全閉状態の位置まで相対移動される。
全開状態の位置から、可動部20は、ガイド機構40によって、基板部30に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドして、続いて、図左方に平行移動するように変位されつつスライドして全閉状態の位置まで相対移動する
そして、可動部20が全閉状態の位置へ相対移動するのに伴って、挟持部50が、係合突起51及び係合凹部52を略平行に保たれたまま、それらの間隔を徐々に狭められ、間にシート状電極11を挟持する。
【0034】
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、一対の第1ガイド溝43aおよび一対の第2ガイド溝42aの傾斜角の設定が異なる以外は、前述の第1の実施の形態と同様であり、以下、第1の実施の形態との相違点のみを図に基づいて説明する。
は、第2の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
一対の第1ガイド溝43aはそれぞれ、図に示すように、全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図下方に傾斜するように傾斜角が設定されている。また、一対の第2ガイド溝42aはそれぞれ、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図下方に傾斜するように傾斜角が設定されている。
【0035】
次に、全開状態から、可動部20が基板部30に対して図の左方にスライド操作され、図5に示すスライド途中の位置を経て、図2,図,図4に示す全閉状態の位置まで相対移動される動作および作用について説明する。
全開状態の位置から、可動部20は、ガイド機構40によって、全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に平行移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動する。
他の動作および作用は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0036】
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、一対の第1ガイド溝43bおよび一対の第2ガイド溝42bの傾斜角の設定が異なる以外は、前述の第1の実施の形態と同様であり、以下、第1の実施の形態との相違点のみを図に基づいて説明する。
は、第3の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
一対の第1ガイド溝43bはそれぞれ、図に示すように、全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図下方に傾斜し、続いて、図上方に傾斜するように傾斜角が設定されている。また、一対の第2ガイド溝42bはそれぞれ、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図下方に傾斜するように傾斜角が設定されている。
【0037】
次に、全開状態から、可動部20が基板部30に対して図の左方にスライド操作され、図5に示すスライド途中の位置を経て、図2,図,図4に示す全閉状態の位置まで相対移動される動作および作用について説明する。
全開状態の位置から、可動部20は、ガイド機構40によって、基板部30に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、図の左方に平行移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動する。
他の動作および作用は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0038】
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、一対の第1ガイド溝43cおよび一対の第2ガイド溝42cの傾斜角の設定が異なる以外は、前述の第1の実施の形態と同様であり、以下、第1の実施の形態との相違点のみを図に基づいて説明する。
は、第4の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
一対の第1ガイド溝43cはそれぞれ、図に示すように、全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図下方に傾斜するように傾斜角が設定されている。また、一対の第2ガイド溝42cはそれぞれ、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図下方に傾斜するように傾斜角が設定されている。
【0039】
次に、全開状態から、可動部20が基板部30に対して左方にスライド操作され、図5に示すスライド途中の位置を経て、図2,図,図4に示す全閉状態の位置まで相対移動される動作および作用について説明する。
全開状態の位置から、可動部20は、ガイド機構40によって、基板部30に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動する。
他の動作および作用は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0040】
(第5の実施の形態)
本実施の形態は、一対の第1ガイド溝43dおよび一対の第2ガイド溝42dの傾斜角の設定が異なる以外は、前述の第1の実施の形態と同様であり、以下、第1の実施の形態との相違点のみを図に基づいて説明する。
は、第5の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
一対の第1ガイド溝43dはそれぞれ、図に示すように、全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図上方に傾斜するように傾斜角が設定されている。続いて、さらに急角度で図上方に傾斜するように傾斜角が設定されている。また、一対の第2ガイド溝42dはそれぞれ、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向(図左方)に向けて、図下方に傾斜するように傾斜角が設定されている。
【0041】
次に、全開状態から、可動部20が基板部30に対して図の左方にスライド操作され、図5に示すスライド途中の位置を経て、図2,図,図4に示す全閉状態の位置まで相対移動される動作および作用について説明する。
全開状態の位置から、可動部20は、ガイド機構40によって、基板部30に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、さらに急角度で基板部30に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動する。
他の動作および作用は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0042】
(第6の実施の形態)
本実施の形態は、一対の第1ガイド溝43eおよび一対の第2ガイド溝42eの傾斜角の設定が異なる以外は、前述の第1の実施の形態と同様であり、以下、第1の実施の形態との相違点のみを図に基づいて説明する。
10は、第の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
一対の第1ガイド溝43eはそれぞれ、図10に示すように、全開状態から全閉状態に遷移する方向(図10左方)に向けて、図10上方に傾斜するように傾斜角が設定されている。また、一対の第2ガイド溝42eはそれぞれ、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向(図10左方)に向けて、図10下方に傾斜し、続いて、角度が緩くなるように変えて同じく図10下方に傾斜するように傾斜角が設定されている。
【0043】
次に、全開状態から、可動部20が基板部30に対して図の左方にスライド操作され、図5に示すスライド途中の位置を経て、図2,図10,図4に示す全閉状態の位置まで相対移動される動作および作用について説明する。
全開状態の位置から、可動部20は、ガイド機構40によって、基板部30に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、より緩い角度で基板部30に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動する。
他の動作および作用は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0044】
以上のように、第1〜第6の実施の形態によれば、挟持クリップ10は、シート状電極11を挟持する際、可動部20を基板部30に対して、全開状態の位置から全閉状態の位置までスライド操作される。
この際、可動部20は、ガイド機構40によって案内されることにより、挟持部50の係合突起51及び係合凹部52の間隔を徐々に狭めるように、基板部30に対して相対移動され、挟持部50にシート状電極11を挟持する。
したがって、構造及び部品形状の単純化を図ることができるとともに、可動部20を付勢するためのスプリング等を不要として、部品点数、組付け工数及びコスト削減を図ることができるものでありながら、シート状電極11への強固な挟持力及び良好な操作性を確保することができる。
【0045】
またガイド機構40は、可動部20のスライド操作に伴って、可動部20を基板部30に対して揺動するように変位させつつ、基板部30との接近側に案内する。
したがって、全閉状態の位置に可動部20があるとき、シート状電極11を挟持部50の係合突起51及び係合凹部52間に確実に挟持することができるものでありながら、全開状態の位置に可動部20があるとき、挟持部50の係合突起51及び係合凹部52の間隔を大きくとることができる。
これにより、シート状電極11を挟持する際の良好な作業性を得ることができるとともに、多様な形状及び厚みのシート状電極11を無理なく挟持可能である。
【0046】
さらに、挟持したシート状電極11に引張力Fが作用した場合には、挟持部50の係合突起51が、係合凹部52における可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向側の幅の狭い部位側に相対移動される。
さらに、可動部20の全開状態から全閉状態に遷移する方向へ向けて引張力Fが生じたとき、第2ガイド突起44には、引張力F1がかかりこの第2ガイド溝42に沿って斜めに前方にスライド移動し、シート状電極11を挟持する力F3が働き、かつ、挟持部50の間隔も同時に狭まり、相乗効果によりさらに挟持力が向上する。
したがって、シート状電極11を、挟持部50の係合突起51及び係合凹部52間でより強固に挟持することができる。これにより、挟持したシート状電極11の抜け等を確実に防止することができる。
【0047】
特に、本発明に係る挟持クリップは、心電図検査のため、生体に貼付される医療用のシート状電極を挟持し、電気的接続を行うために使用した場合に、患者が動いた際、シート状電極が容易に外れることがない。
また、何らかの原因で、シート状電極が強く引っ張られた場合には、この引っ張り力が、挟持する力がより強く働くためシート状電極が容易に外れることがない。
【0048】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、請求項1記載に記載したように、物品を挟持する挟持クリップであって、基板部と、前記基板部に対して相対移動可能な可動部と、前記可動部をスライド方向に案内するとともに、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記基板部との接近側に案内するガイド手段と、前記可動部における前記基板部との対向面と、前記基板部における前記可動部との対向面と、にそれぞれ形成され、前記可動部が前記ガイド手段によって前記基板部との接近側に案内されるのに伴って、間に物品を挟持可能な挟持部と、を有するので、構造及び部品形状の単純化を図るとともに、部品点数、組付け工数及びコスト削減を図ることができるものでありながら、強固な挟持力及び良好な操作性を確保することができる挟持クリップを提供できる。
【0049】
さらに、本発明によれば、請求項2記載に記載したように、前記ガイド手段が、前記基板部の両側部に設けられた一対の第1ガイド突起と、前記可動部の両側部における一対の前記第1ガイド突起にそれぞれ対応する位置に設けられ、一対の前記第1ガイド突起を嵌合される一対の第1ガイド溝と、前記基板部の両側部に、一対の前記第1ガイド突起と所定の位置関係を以って設けられた一対の第2ガイド溝と、前記可動部の両側部における一対の前記第2ガイド溝にそれぞれ対応する位置に設けられ、一対の前記第2ガイド溝にそれぞれ嵌合される一対の第2ガイド突起と、からなることで、構造及び部品形状の単純化を図るとともに、部品点数、組付け工数及びコスト削減を図ることができるものでありながら、強固な挟持力及び良好な操作性を確保することができる挟持クリップを提供できる。
【0050】
さらに、本発明によれば、請求項3に記載したように、一対の前記第2ガイド溝はそれぞれ、前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向に向けて、前記可動部との離間側に傾斜するように設けられ、かつ、一対の当該第2ガイド溝の前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向側のそれぞれの先端に許容代が設けられたことで、全閉状態にあるとき、可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向へ向けて引張力が生じたとき、第2ガイド溝が可動部との離間側に傾斜するように設けられ、かつ、許容代により力が加わる余裕が与えられているので、斜め下前方に移動する力が働き、これにより、下方に向けて引っ張る力が働く。よって、より強い挟持力を得ることができる挟持クリップを提供できる。
【0051】
さらに、本発明によれば、請求項4に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して平行移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことで、全開状態の位置から、可動部が全開状態から全閉状態に遷移する方向に平行移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる挟持クリップを提供できる。
【0052】
また、本発明によれば、請求項5に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して平行移動させ、続いて、回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことで、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、平行移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる挟持クリップを提供できる。
【0053】
また、本発明によれば、請求項6に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことで、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる挟持クリップを提供できる。
【0054】
また、本発明によれば、請求項7に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させ、続いて、より急な角度で回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことで、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、さらに急角度で基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる挟持クリップを提供できる。
【0055】
また、本発明によれば、請求項8に記載したように、全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させ、続いて、より緩い角度で回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことで、全開状態の位置から、可動部が基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、続いて、より緩い角度で基板部に対して反時計方向に回転移動するように変位されつつスライドし、全閉状態の位置まで相対移動することによって、より強い挟持力を得ることができる挟持クリップを提供できる。
【0056】
本発明によれば、請求項9記載に記載したように、前記挟持部が、前記可動部における前記基板部との対向面に形成された係合突起と、前記基板部における前記可動部との対向面に形成され、前記係合突起を遊嵌される係合凹部とからなり、前記係合凹部は、前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向に向かって、徐々に幅が狭くなるように、かつ、前記可動部との離間方向に徐々に傾斜するように形成されたことで、挟持部の係合突起は、物品に引張り力が作用した場合に、係合凹部における可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向側の幅の狭い部位側に相対移動されるので、物品を係合突起及び係合凹部間でより強固に挟持することができる。これにより、挟持した物品の抜け等を確実に防止することができる挟持クリップを提供できる。
【0057】
本発明によれば、請求項10記載に記載したように、前記挟持部の係合凹部の傾斜が、一対の前記第2ガイド溝の傾斜より緩いので、挟持部の係合突起及び係合凹部間での物品の挟持を、より強固に行うことができる挟持クリップを提供できる。
【0058】
本発明によれば、請求項11記載に記載したように、基板部に導電性部材を有することで、他の導電性部材を挟持することにより、電気的接続を容易かつ確実に行うことができる挟持クリップを提供できる。
【0059】
本発明によれば、請求項12に記載したように、医療用のシート状電極を挟持することで、厚みや材質が異なる多様な医療用のシート状電極を挟持することができ、医療機器への電気的接続を容易かつ確実に行うことができる。
【0060】
本発明に係る挟持クリップは、心電図検査のため、生体に貼付される医療用のシート状電極を挟持し、電気的接続を行うために使用した場合に、患者が動いた際、シート状電極が容易に外れることがない。また、何らかの原因で、シート状電極が強く引っ張られた場合には、挟持する力がより強く働くためシート状電極が容易に外れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る挟持クリップを示す分解斜視図である。
【図2】 図1の挟持クリップの全閉状態を示す斜視図である。
【図3】 第1の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
【図4】 図2の挟持クリップのシート状電極を挟持した状態を示す断面図である。
【図5】 図1の挟持クリップの全閉状態から全開状態へのスライド途中の状態を示す側面図である
【図】 第2の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
【図】 第3の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
【図】 第4の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
【図】 第5の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
【図10】 第6の実施の形態に係る挟持クリップの側面図である。
【図11】 従来のシート電極用クリップを示す分解斜視図である。
【図12】 従来の電極コネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
10 挟持クリップ
11 物品(シート状電極)
20 可動部
30 基板部
31 リード線
32 導電性部材
40 ガイド手段(ガイド機構)
41 第1ガイド突起
42,42a,42b,42c,42d,42e 第2ガイド溝
43,43a,43b,43c,43d,43e 第1ガイド溝
44 第2ガイド突起
45 許容代
50 挟持部
51 係合突起
52 係合凹部

Claims (12)

  1. 物品を挟持する挟持クリップであって、
    基板部と、
    前記基板部に対して相対移動可能な可動部と、
    前記可動部をスライド方向に案内するとともに、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記基板部との接近側に案内するガイド手段と、
    前記可動部における前記基板部との対向面と、前記基板部における前記可動部との対向面と、にそれぞれ形成され、前記可動部が前記ガイド手段によって前記基板部との接近側に案内されるのに伴って、間に物品を挟持可能な挟持部と、
    を有することを特徴とする挟持クリップ。
  2. 請求項1に記載した挟持クリップであって、
    前記ガイド手段が、
    前記基板部の両側部に設けられた一対の第1ガイド突起と、
    前記可動部の両側部における一対の前記第1ガイド突起にそれぞれ対応する位置に設けられ、一対の前記第1ガイド突起を嵌合される一対の第1ガイド溝と、
    前記基板部の両側部に、一対の前記第1ガイド突起と所定の位置関係を以って設けられた一対の第2ガイド溝と、
    前記可動部の両側部における一対の前記第2ガイド溝にそれぞれ対応する位置に設けられ、一対の前記第2ガイド溝にそれぞれ嵌合される一対の第2ガイド突起と、
    からなることを特徴とする挟持クリップ。
  3. 請求項2に記載した挟持クリップであって、
    一対の前記第2ガイド溝はそれぞれ、前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向に向けて、前記可動部との離間側に傾斜するように設けられ、かつ、一対の当該第2ガイド溝の前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向側のそれぞれの先端に許容代が設けられたことを特徴とする挟持クリップ。
  4. 請求項3に記載した挟持クリップであって、
    全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して平行移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする挟持クリップ。
  5. 請求項3に記載した挟持クリップであって、
    全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して平行移動させ、続いて、回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする挟持クリップ。
  6. 請求項3に記載した挟持クリップであって、
    全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする挟持クリップ。
  7. 請求項3に記載した挟持クリップであって、
    全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させ、続いて、より急な角度で回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする挟持クリップ。
  8. 請求項3に記載した挟持クリップであって、
    全閉状態から全開状態に遷移する際に、前記可動部のスライド方向への相対移動に伴って、前記可動部を前記基板部に対して回転移動させ、続いて、より緩い角度で回転移動させるように、一対の前記第1ガイド溝と一対の前記第2ガイド溝との傾斜角が設定されたことを特徴とする挟持クリップ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の挟持クリップであって、
    前記挟持部が、
    前記可動部における前記基板部との対向面に形成された係合突起と、
    前記基板部における前記可動部との対向面に形成され、前記係合突起を遊嵌される係合凹部とからなり、
    前記係合凹部は、前記可動部の全開状態から全閉状態に遷移する方向に向かって、徐々に幅が狭くなるように、かつ、前記可動部との離間方向に徐々に傾斜するように形成されたことを特徴とする挟持クリップ。
  10. 請求項9に記載した挟持クリップであって、
    前記挟持部の係合凹部の傾斜が、一対の前記第2ガイド溝の傾斜より緩いことを特徴とする挟持クリップ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の挟持クリップであって、
    前記基板部に導電性部材を有することを特徴とする挟持クリップ。
  12. 請求項11に記載の挟持クリップであって、
    医療用のシート状電極を挟持することを特徴とする挟持クリップ。
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