JP2566078Y2 - ケーブルクランプ機構 - Google Patents

ケーブルクランプ機構

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JP2566078Y2
JP2566078Y2 JP1992085132U JP8513292U JP2566078Y2 JP 2566078 Y2 JP2566078 Y2 JP 2566078Y2 JP 1992085132 U JP1992085132 U JP 1992085132U JP 8513292 U JP8513292 U JP 8513292U JP 2566078 Y2 JP2566078 Y2 JP 2566078Y2
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Japan
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cable
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clamp mechanism
holding
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五一 三谷
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ケーブルを所定の位
置にクランプするために用いるケーブルクランプ機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の電線を束ねてその外径に外被を被
せた通称キャブタイヤケーブルと呼ばれるケーブルで
は、電線の端部に導電性のコンタクトなどを接続する
際、所定の位置でクランプする必要があった。そのケー
ブルクランプ機構については、従来から種々のものが知
られている。図4に示すケーブルクランプ機構1は、ベ
ースプレート11と、ベースプレート11に固定された
受け側クランプ12と、クランプホルダ13により摺動
可能に保持された可動側クランプ14と、可動側クラン
プ14を受け側クランプ12に向けて作用させるレバー
カム15とを備えている。このケーブルクランプ機構1
を用いてケーブル2をクランプするには、図に示す如く
受け側クランプ12と可動側クランプ14との間にケー
ブル2をセットした後、レバーカム15をカム軸16を
中心にして左方向(図中矢印A方向)にほぼ90°回動
する。これにより、可動側クランプ14はレバーカム1
5のカム面に押圧されて受け側クランプ12に向けて移
動し、受側クランプ12との間にケーブル2をクランプ
する。
【0003】尚、外径の違うケーブルをクランプするに
は、受け側クランプ12を長孔12aに沿って移動さ
せ、可動側クランプ14との距離を調節する事に依り対
応する。次に、図5に示したケーブルクランプ機構3で
は、クランプ35がスプリング34によって受け側クラ
ンプ32側に閉じるように付勢された状態で、クランプ
ホルダ33に摺動可能に取り付けられたものである。こ
のケーブルクランプ機構3によってケーブル2をクラン
ブするには、クランプポスト35の一端側の握り36を
スプリング34のバネ力に抗して引き、他端側の押圧部
37と受け側クランプ32との間にケーブル2をセット
する。その後、握り36を放しスプリング34のバネ力
によってケーブル2をクランプする。尚、外径の違うケ
ーブルをクランプする際は、ケーブルクランプ機構1の
場合と同様に受け側クランプ32の位置が調節される。
次に、図6のケーブルクランプ機構4は、スウイングク
ランプ43が先端部側をスプリング45によってベース
プレート41側に付勢された状態で、固定ブロック42
に回動可能に取り付けられたものを示している。このケ
ーブルクランプ機構4によりケーブル2をクランプする
には、スウイングクランプ43の後端側のノブ44をス
プリング45のバネ力に抗して押し下げ、先端側を開状
態にしてベースプレート41との間にケーブル2をセッ
トする。その後、ノブ44を放しスプリング45のバネ
力によってケーブル2をクランプする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種のケ
ーブルクランプ機構1,3,4は、一般に少量生産であ
り各部品は個別に製作されるため、部品点数が多く、コ
スト高になった。本考案はかかる点に鑑みて提案された
ものであり、部品点数を減らしコストの低減を図れるケ
ーブルクランプ機構を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この考案によれば、ベース
プレートと、上記ベースプレート上に取り付けられるケ
ーブルストッパと、ケーブルをクランプするクリップと
から成るケーブルクランプ機構において、上記クリップ
は、一対の挟持片と、上記一対の挟持片を開閉可能に支
持する軸と、上記一対の挟持片の先端側を閉鎖方向に付
勢するバネとから成り、上記一対の挟特片は、先端側に
挟持部を後端には操作部を各々有し、上記一方の挟持片
の操作部はノブが取り付けられ、上記他方の挟持片の操
作部はネジを通すための孔が形成されており、上記ケー
ブルストッパは、ネジを挿入するための長孔が形成され
た底板と、その両側から立設され、一端が上記ケーブル
を上記ケーブルの軸方向と直交する方向に対して位置決
めする側板とを有し、上記ネジを上記一対の挟持片の他
方及び上記底板を貫通して上記ベースプレートのネジ孔
に締めつけることにより、上記クリップ及び上記ケーブ
ルストッパを上記ベースプレート上に固定するように
たものである。
【0006】以上の如く構成された本考案のケーブルク
ランプ機構では、上記クリップは一般市販品として販売
され、また、ケーブルクランプ機構を構成するコ字形レ
ールもDIN規格のレールとして、本考案に都合の良い
断面形状、及び一定のピッチで長孔の明いた状態で一般
市販品として販売されている。この為、従来例に比べ安
価に入手可能で、これを切断するだけで、極めて簡単に
構成することができる。また、部品としてクリップ、ケ
ーブルストッパ、ベースプレート、及びこれらを互いに
結合するネジだけで構成でき、部品点数が少なくて済
む。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図3を参照
しつつ説明する。図1(a),(b)は本考案のケーブ
ルクランプ機構を示す平面図及び一部を断面にした側面
図である。ケーブルクランプ機構5はベースプレート5
1と、ベースプレート51上に取り付けられたケーブル
ストッパ52と、ケーブルストッパ52を介してベース
プレート51に固定されたクリップ6から構成されてい
る。クリップ6は一対の挟持片61と、挟持片61を開
閉可能に支持する軸62と、挟持片61の先端側を閉鎖
方向に付勢するねじりコイルバネ63とを備えている。
挟持片61は全体が略バチ形状に形成されており、先端
側に挟持部61aを、後端には操作部61bを有してい
る。一方の挟持片61の操作部61bにはノブ64を取
り付けるための孔61dを設け、他方の挟持片61の操
作部61b側にはネジ65を通すための孔61eが形成
されている。又、挟持部61aと操作部61bとの間に
は、軸62を支持する軸受部61cが形成されている。
この為、クリップ6は挟持片61,61同士が軸62を
共通軸にして回動自在に取り付けられると共に、軸62
にねじりコイルバネ63を装着することによって、挟持
部61a,61aが互いに閉じる方向に付勢された状態
で組み立てられている。
【0008】ケーブルストッパ52は金属板をプレス加
工により断面コ字形レール状に折り曲げられたものであ
る。即ち、ケーブルストッパ52はクリップ6が重ね合
わせられる底板52aを有し、その底板52aの両側か
らは側板52b,52bが立設されている。又、底板5
2aには、ネジ65を挿入する長孔52cが側板52
b,52bに平行して伸びている。次に、上記構成のケ
ーブルクランプ機構5を組み立てるには、ケーブルスト
ッパ52がベースプレート51上に底板52a側を下に
向け、且つ、長孔52cをベースプレート51のネジ孔
51aに合わせるようにして配置される。更に、ケーブ
ルストッパ52の底板52a上には、クリップ6が孔6
1eを設けた操作部61b側を下にし、且つ、孔61e
と長孔52cとを一致させて重ね合わせられる。
【0009】その後、クリップ6の孔61e及びケーブ
ルストッパ52の長孔52cにはネジ65が挿通され、
ベースプレート51のネジ孔51aに螺合させることに
より、クリップ6とケーブルストッパ52とがベースプ
レート51上に固定される。又、クリップ6の操作部6
1bの孔61dにはノブ64が取り付けられる。以上の
如く組み立てられたケーブルクランプ機構5にケーブル
2をクランプする際は、ねじりコイルバネ63のバネ力
に抗してクリップ6のノブ64を押し下げ、挟持部61
a,61a側を開口する。その状態でケーブル2が挟持
部61a 61a間に挿入され、ケーブルストッパ52
の側板52bの端面に当接することにより、ケーブル2
の軸線方向と直交する方向に対して位置決めされる。次
いで、ノブ64を放すことによって、ケーブル2は図1
(b)に示す如く、挟持部61a,61a間にねじりコ
イルバネ63のバネ力によってクランプされる。次に、
外径寸法が異なるケーブルをクランプする場合は、ネジ
65を緩めてケーブルストッパ52を長孔52cに沿っ
て移動し、ケーブルストッパ52の側板52bの端面位
置をケーブルの外径寸法に対応した位置に調整した後、
上述したようにケーブルをクランプする。上記構成のク
リップ及びケーブルストッパ52は、一般市販品のク
リップ及びレールを利用することにより、極めて簡単
に、且つ、安価に構成することができる。即ち、上記構
成のクリップはこの実施例では「バチ形クリップ」と
呼ばれる市販のクリップで口幅25mmの製品を利用
し、これにノブ64を取り付ける為の孔61dを施して
構成する。又、ケーブルストッパ52はDIN規格、幅
35mmのレールを利用し、これを所定長に切断し、更
に長孔52cの加工を施すことで構成する。このよう
に、上記構成のケーブルクランプ機構は、クリップ
及びケーブルストッパ52として市販のクリップ及びレ
ールを利用し、これに孔明け切断等の簡単な加工を施す
だけで構成でき、これらをベースプレート51上にネジ
61で締め付けるだけでケーブルクランプ機構を構成
できる。
【0010】従って、従来のものに比べてケーブルクラ
ンプ機構の部品点数が少なく、且つ製造コストを低減す
ることができる。
【0011】
【考案の効果】この考案のクランプ機構は、上述したよ
うな構造であるから、市販のクリップやレールを使用す
ることができる。その際、僅かな追加工事を施すのみで
事足りる為、各部品を極めて安価に構成することがで
き、従来例に比べ大幅にコストの低減を図れる。また、
ケーブルを所定の位置に位置決めすることができ、外径
の違うケーブルに対してもケーブルストッパの底板に形
成した長孔により、ネジの締め付け位置を変えるだけで
外径の違うケーブルをクランプすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本考案の実施例を示す平面図
及び一部断面した側面図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】他の実施例を示す斜視図
【図4】(a),(b)は従来例を示す平面図及び一部
断面した側面図
【図5】(a),(b)は他の従来例を示す平面図及び
一部断面した側面図
【図6】(a),(b)はその他の従来例を示す平面図
及び一部断面した側面図
【符号の説明】
2 ケーブル 5 ケーブルクランプ 51 ベースプレート 52 ケーブルストッパ 6 クリップ 61 挟持片 61a 挟持部 61b 操作部 63 バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートと、上記ベースプレート
    上に取り付けられるケーブルストッパと、ケーブルをク
    ランプするクリップとから成るケーブルクランプ機構に
    おいて、上記クリップは、一対の挟持片と、上記一対の挟持片を
    開閉可能に支持する軸と、上記一対の挟持片の先端側を
    閉鎖方向に付勢するバネとから成り、上記一対の挟持片
    は、先端側に挟持部を後端には操作部を各々有し、上記
    一方の挟持片の操作部はノブが取り付けられ、上記他方
    の挟持片の操作部はネジを通すための孔が形成されてお
    り、 上記ケーブルストッパは、ネジを挿入するための長孔が
    形成された底板と、その両側から立設され、一端が上記
    ケーブルを上記ケーブルの軸方向と直交する方向に対し
    て位置決めする側板とを有し、 上記ネジを上記一対の挟持片の他方及び上記底板を貫通
    して上記ベースプレートのネジ孔に締めつけることによ
    り、上記クリップ及び上記ケーブルストッパを上記ベー
    スプレート上に固定するようにしたことを特徴とする
    ーブルクランプ機構。
JP1992085132U 1992-10-28 1992-10-28 ケーブルクランプ機構 Expired - Lifetime JP2566078Y2 (ja)

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JPH0641328U JPH0641328U (ja) 1994-05-31
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CN114233389A (zh) * 2021-12-29 2022-03-25 陈康利 煤矿开采用锁扣型线缆夹持装置
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