JP2006315292A - 綴じ具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 台部材22上において被綴じ物Xを押圧保持する押圧部76を有する綴じ部材70と、台部材22上で、ロック状態とそれを解除する状態とに操作する操作部材60と、台部材22に装着され、操作部材60に連結されるとともに綴じ部材70に連結され、被綴じ物Xを押圧する方向に付勢するばね部材50とを含み、ばね部材50は、台部材22に装着された巻線部50aと、巻線部50aから綴じ部材70側に延びる第1端部50cと、巻線部50aから操作部材60側に延びる第2端部50bとを有し、外力が作用しない第1端部50cと外力が作用しない第2端部50bとは、巻線部50aからその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、第2端部50bは、操作部材60をロックするための移動方向と略平行にに固定されている。
【選択図】図3
Description
このZ式金具、すなわち綴じ具1は、図35に示すようなファイル・バインダー類を構成する表紙の背表紙に沿って取り付けられる基板2を含み、基板2の幅方向の一端側に軸受板3が直立して設けられている。軸受板3には、基板2に対して垂直な平面内で回動可能に、操作レバー4が軸支されている。さらに、操作レバー4の回動と連動して基板2に対して接近離間する押え板5が設けられる。押え板5と操作レバー4との間には、操作レバー4を操作したときに、押え板5を基板2側に付勢するための捩りばねからなるばね部材6が設けられている。このばね部材6を挟んで両側に、クランク7が取り付けられる。クランク7は、軸受板3と押え板5の間に掛け渡され、押え板5が基板2に対してほぼ平行な姿勢で基板2に接近離間するようにしている。押え板5は、板状で、幅方向の両側で書類などの被綴じ物を押える構成となっている。
このような綴じ具1では、操作レバー4を操作することにより、押え板5が軸受板3に沿って移動しながら基板2方向に変位し、操作レバー4の係合突起4aを軸受板3の係止孔3aに係止させて、書類などの被綴じ物を挟み込んで保持することができる(特許文献1の従来技術の説明及び図7参照)。
このばね部材6は、コイル部から延びる入力腕が操作レバー4に固定され、コイル部から延びる出力腕が押え板5に固定される。
このばね部材6の入力腕が操作レバー4を軸受板3の係合突起に押し付けるためにコイル部の端部から軸受板3側に向かって広がるように構成されている。
また、ばね部材6は、コイル部の両端から延長される入力腕及び出力腕が、その先端に向かうに従ってそれぞれが離れる方向に向けて延びるように形成されており、たとえそれぞれの先端が離れないように製造しても、ばね部材6(捩りばね)を構成する線材の性質上、入力腕と出力腕とは先端に向かうに従って、八の字状に広がる性質を有している。
それゆえに、この発明の主たる目的は、操作レバーに不要な力がかかることなく操作性の良い綴じ具を提供することである。
この請求項2にかかる綴じ具は、板状の台部材と、前記台部材上において台部材に接近離間自在に設けられ、台部材の面に接近し被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上の軸に固定され、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに前記軸を中心に回動可能に設けられた操作部材と、前記台部材上に固定された軸に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、前記軸の外周に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材の長手方向に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れる方向に向けて延びるように形成され、前記外力が作用しない第2端部は、操作部材のロックするために回動する軌道面に沿って操作部材に固定された、請求項1に記載の綴じ具である。
この発明の請求項3にかかる綴じ具は、前記ばね部材は、巻線部が捩りコイルばねで、第2端部は、操作部材の長手方向と略平行した直線状に延びて形成され、巻線部は、操作部材の長手方向と斜めに交差するように、第2端部側から第1端部側に向けて延びて形成された、請求項1または2に記載の綴じ具である。
この発明の請求項4にかかる綴じ具は、前記台部材は、軸の両端を軸支する軸固定部を有し、前記操作部材は、自由端とは反対側端の近傍で、前記軸固定部の間において軸により、軸固定部に回動自在に固定され、前記ばね部材は、軸固定部の間において、巻線部が軸の軸回りに装着され、前記軸は、装着されたばね部材の第1端部の側が、操作部材の自由端より離れる方向で第2端部の側より向こう側の位置において台部材の軸固定部に固定された、請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項5にかかる綴じ具は、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記台部材は、前記操作部材の固定部を固定する操作部材固定部を備え、前記ばね部材は、台部材に軸にて装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記巻線部は、前記軸の長さ方向において、第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に移動されて前記操作部材の固定部の近傍において固定された、綴じ具である。
この発明の請求項6にかかる綴じ具は、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する軸受部を備え、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記巻線部は、巻線部の第2端部側より第2端部の先端の拡がった幅に対応して、操作部材と対向する軸受部の主面より第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に離れて前記操作部材の固定部の近傍において固定された、綴じ具である。
この発明の請求項7にかかる綴じ具は、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する操作部材固定部を備え、前記操作部材の固定部及び/又は台部材の操作部材固定部には、巻線部を第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に離すためのスペーサーが形成された、綴じ具である。
この発明の請求項8にかかる綴じ具は、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材の軸に固定され、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに回動可能に設けられた操作部材と、前記台部材上に固定された軸に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、軸の外周に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記台部材は、板状本体と、その一端部より上方に向けて突設された軸受部とを備え、前記軸受部は、操作部材の固定部を枢支し、且つ軸の固定部の周辺において、操作部材側に向けて突設され、操作部材と接触するスペーサーが形成された、請求項7に記載の綴じ具である。
この発明の請求項9にかかる綴じ具は、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する操作部材固定部を備え、前記台部材の操作部材固定部は、巻線部を第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に移動されて形成された、綴じ具である。
この発明の請求項10にかかる綴じ具は、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する軸受部を備え、前記軸受部は、軸受部の操作部材と対向する主面から巻線部を第2端部の拡がり方向とは反対側に離するためのスペーサーが形成された、綴じ具である。
請求項5の発明によれば、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記台部材は、前記操作部材の固定部を固定する操作部材固定部を備え、前記ばね部材は、台部材に軸にて装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、記巻線部は、前記軸の長さ方向において、第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に移動されて前記操作部材の固定部の近傍において固定されているので、ばね部材の第2端部は、ロックを解除する方向に力を作用させることが少なく、操作部材を被綴じ物を押圧するロック状態にするために移動させるときもまたロックを解除するために移動させるときにも、操作部材は不要な力がかかることなく操作でき、操作性が良い。
請求項6の発明によれば、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する軸受部を備え、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記巻線部は、巻線部の第2端部側より第2端部の先端の拡がった幅に対応して、操作部材と対向する軸受部の主面より第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に離れて前記操作部材の固定部の近傍において固定されているので、ばね部材の第2端部は、ロックを解除する方向に力を作用させることが少なく、操作部材を被綴じ物を押圧するロック状態にするために移動させるときもまたロックを解除するために移動させるときにも、操作部材は不要な力がかかることなく操作でき、操作性が良い。
請求項7及び8の発明によれば、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する操作部材固定部を備え、前記操作部材の固定部及び/又は台部材の操作部材固定部には、巻線部を第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に離すためのスペーサーが形成されているので、ばね部材の第2端部は、ロックを解除する方向に力を作用させることが少なく、操作部材を被綴じ物を押圧するロック状態にするために移動させるときもまたロックを解除するために移動させるときにも、操作部材は不要な力がかかることなく操作でき、操作性が良い。
請求項9の発明によれば、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する操作部材固定部を備え、前記台部材の操作部材固定部は、巻線部を第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に移動されて形成されているので、ばね部材の第2端部は、ロックを解除する方向に力を作用させることが少なく、操作部材を被綴じ物を押圧するロック状態にするために移動させるときもまたロックを解除するために移動させるときにも、操作部材は不要な力がかかることなく操作でき、操作性が良い。
請求項10の発明によれば、板状の台部材と、前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する軸受部を備え、前記軸受部は、軸受部の操作部材と対向する主面から巻線部を第2端部の拡がり方向とは反対側に離するためのスペーサーが形成されているので、ばね部材の第2端部は、ロックを解除する方向に力を作用させることが少なく、操作部材を被綴じ物を押圧するロック状態にするために移動させるときもまたロックを解除するために移動させるときにも、操作部材は不要な力がかかることなく操作でき、操作性が良い。
この発明の説明において、ファイルの手前側を前側または下側といい、向こう側を後側または上側という。
綴じ具20は、金属製薄板によって形成される台部材を構成する板状本体たる基板22を含む。基板22の幅方向の一端側における直線状長手端縁に操作部材固定部を構成する軸受部を備え、軸受部は、図7に示すように、基板22に対して直立する起立面部を有する軸受板24が一体的に形成されてなる。軸受板24は、基板22の長手方向の手前側端縁より向こう側端縁近傍に至るまで連続して形成される。軸受板24の長手方向の一端側(向こう側)には、操作部材固定部を構成する円形の貫通孔26が形成され、軸受板24の長手方向の他端側(手前側)には、後述の操作レバーを固定するための固定用凸部28が形成される。固定用凸部28は、たとえば軸受板24に4角形の孔を形成し、孔の上方部分を基板22側に押し出すことにより形成される。
ばね部材50は、軸46の外周に巻装された巻線部50aと、前記巻線部50aの一端から綴じ部材70側に延びる第1端部50cと、前記巻線部50aの軸受板24側の他端から操作部材60側に直線状に延びる第2端部50bとを有している。
第1端部50cは、巻線部50aの軸受部38側でその手前側の下端より軸受板24とは反対側に延びた立ち上がり部50bを備え、外力を受けないときは略L字状となるように、上方に延びた立ち上がり部50dの上端から斜め上方に架け渡し部50eが延び、架け渡し部50eの自由端側に水平方向に屈曲した係止部50fが突設されている。
前記外力が作用しない第1端部50cと外力が作用しない第2端部50b(特に立ち上がり部50b)とは、巻線部50aからその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びる略八の字状に形成されている。
軸受板24の貫通孔26に固定された軸46は、その綴じ部材70側である軸受部38側の方が、軸46の軸受板24側を中心にして操作レバー60の自由端より離れる方向に水平面上において回転した位置において、軸受部38の貫通孔40に固定されている。
ばね部材50は、軸固定部たる軸受板24と軸受部38との間において、巻線部50aが軸46の軸回りに略水平に装着され、前記外力が作用しない第2端部50bは、操作レバー60の長手方向と略平行に操作レバー60に固定されている。
すなわち、前記外力が作用しない第2端部50bは、被綴じ物Xを押圧するロック状態とロックを解除する状態とに操作レバー60を回動させる方向、すなわち操作レバー60が回動する軌道面に沿って、操作レバー60に固定されている。
すなわち、巻線部50aは、操作レバー60の長手方向とは斜めに交差するように第2端部50b側から第1端部50c側に向けて延び、ばね部材50の第1端部50cの側が、第2端部50bの側より向こう側の位置において、基板22に固定されている。
ばね部材50に外力が作用しないとき、第1端部50cは、操作レバー60の自由端を軸46を枢軸として押し上げるように形成され、第2端部50bは、綴じ部材70を基板22の表面に接近するように形成されている。
ばね部材50は、第2端部50cが操作レバー60の長手方向と略平行に操作レバー60に固定されているので、操作レバー60を倒伏位置に向けて押し下げるとき、軸受板24と略平行な方向すなわち垂直方向に向けて押し下げ、軸受板24に形成された固定部たる固定用凸部28に係止させることができる。
操作レバー60の長手方向の一端側における第1垂直側壁60aには、円形の貫通孔62が形成される。そして、軸46が、操作レバー60の貫通孔62と第1垂直側壁60aの内側に配設されたばね部材50の巻線部50aとに挿通するようにして、軸受板24および軸受部38に取り付けられる。ばね部材50の第2端部50bは、操作レバー60の内側に沿って配置され、操作レバー60の第1垂直側壁60aの一部を内側に折り曲げた折曲片64によって固定される。さらに、操作レバー60の第1垂直側壁60aには、軸受板24の固定用凸部28に対応する位置に矩形の貫通孔66が形成される。この貫通孔66に固定用凸部28が嵌め込まれることにより、操作レバー60が軸受板24に固定される。また、操作レバー60の長手方向の他端側は、幅広の操作部60cが形成され、指で操作しやすくなっている。
なお、固定用凸部28は、操作レバー60の第1垂直側壁60a及び第2垂直側壁60bが基板22の表面に達する前に、操作レバー60の貫通孔62から外れる幅を有している。
すなわち、軸46の固定部たる貫通孔26の周辺は、操作レバー60側に向けて円環状に打ち出し膨出されたスペーサー124が形成されている。そして、スペーサー124の突出分だけ軸受板24の内面と操作レバー60の第1垂直側壁60aの外面との間に間隔があき、操作レバー60をロック状態とロックを解除する状態とに回動させるとき、ばね部材50の不要な力が操作レバー60にかかることなく操作レバー60が軸受板24に擦れることがない。
この実施の形態においては、スペーサー124が軸受板24に形成されたが、スペーサー124は、操作レバー60側に形成してもよく、また軸受板24と操作レバー60の両方に形成してもよい。例えば、操作レバー60の第1垂直側壁60aの周辺を、軸受板24側に向けて円環状に膨出されたスペーサーを形成するようにしてもよい。
そして、綴じ部材70の幅方向の軸受板24側において、その長手方向の両側に突出する枢軸たる突出片72が形成される。これらの突出片72が、枢軸受けたる枢支部30の貫通孔32および枢支部34の貫通孔36に嵌め込まれる。したがって、綴じ部材70は、2つの突出片72を結ぶ線を回転中心として回動可能となっている。なお、突出片72の強度を高め、貫通孔32,36内で突出片72が回転しやすいように、突出片72は幅方向に屈曲するように形成される。このように、綴じ部材70から突出する突出片72を枢支部30,34の貫通孔32,36に嵌め込むことにより、別部品たる回転軸などを用いて綴じ部材70を回動可能に保持する場合に比べて、部品数を少なくすることができる。
次に、前記図1ないし図7図示実施の形態の変形例について説明する。
図18は、この発明の一実施の形態である綴じ具を示す斜視図であり、図19はこの綴じ具を閉じた状態を示す斜視図であり、図20は図18に示す綴じ具のばね部材及びスペーサー部の近傍を表わした平面図解図であり、図21は図18に示す綴じ具のばね部材及びピンを示す平面図解図であり、図22は綴じ具を開いた状態を示す側面図解図であり、図23は綴じ具を閉じた状態を示す側面図解図であり、図24は図18に示す綴じ具の分解斜視図であり、図25は綴じ部材の正面図であり、図26は図18に示す綴じ具の綴じ部材及びばね部材の作動状態を示す図解図であり、図27は図18に示す綴じ具の綴じ部材及びばね部材の作動状態を示す図で、(A)は正断面図解図であり、(B)は一部分の側面図解図であり、図28は図18に示す綴じ具で少ない書類を綴じたときの押圧部の状態を示す図解図であり、図29は図18に示す綴じ具の綴じ部材及びばね部材の作動状態を示す図で、(A)は正断面図解図であり、(B)は一部分の側面図解図であり、図30は図18に示す綴じ具で多い書類を綴じたときの押圧部の状態を示す図解図である。
綴じ具220は、金属製薄板によって形成される台部材を構成する板状本体たる基板222を含む。基板222の幅方向の第2端部における直線状長手端縁に操作部材固定部を構成する軸受部を備え、軸受部は、図24に示すように、基板222に対して直立する起立面部を有する軸受板224が一体的に形成されてなる。軸受板224は、基板222の長手方向の手前側端縁より向こう側端縁近傍に至るまで連続して形成される。軸受板224の長手方向の一端側(向こう側)には、操作部材固定部を構成する円形の貫通孔226が形成され、軸受板224の長手方向の他端側(手前側)には、後述の操作レバーを固定するための固定用凸部228が形成される。固定用凸部228は、たとえば軸受板224に4角形の孔を形成し、孔の上方部分を基板222側に押し出すことにより形成される。
ばね部材250は、軸246の外周に巻装された巻線部250aと、前記巻線部250aの一端から綴じ部材270側に延びる第1端部250cと、前記巻線部250aの軸受板224側の他端から操作部材260側に直線状に延びる第2端部250bとを有している。
第1端部250cは、巻線部250aの軸受部238側でその手前側の下端より軸受板224とは反対側に延びた立ち上がり部250bを備え、外力を受けないときは略L字状となるように、上方に延びた立ち上がり部250dの上端から斜め上方に架け渡し部250eが延び、架け渡し部250eの自由端側に水平方向に屈曲した係止部250fが突設されている。
前記外力が作用しない第1端部250cと外力が作用しない第2端部250b(特に立ち上がり部250b)とは、巻線部250aからその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びる略八の字状に形成されている。
軸受板224の貫通孔226に固定された軸246は、その綴じ部材270側である軸受部238側の方が、軸246の軸受板224側を中心にして操作レバー260の自由端より離れる方向に水平面上において回転した位置において、軸受部238の貫通孔240に固定されている。
ばね部材250は、軸固定部たる軸受板224と軸受部238との間において、巻線部250aが軸246の軸回りに略水平に装着され、前記外力が作用しない第2端部250bは、操作レバー260の長手方向と略平行に操作レバー260に固定されている。
すなわち、前記外力が作用しない第2端部250bは、被綴じ物Xを押圧するロック状態とロックを解除する状態とに操作レバー260を回動させる方向、すなわち操作レバー260が回動する軌道面に沿って、操作レバー260に固定されている。
すなわち、巻線部250aは、操作レバー260の長手方向とは斜めに交差するように第2端部250b側から第1端部250c側に向けて延び、ばね部材250の第1端部250cの側が、第2端部250bの側より向こう側の位置において、基板222に固定されている。
ばね部材250に外力が作用しないとき、第1端部250cは、操作レバー260の自由端を軸246を枢軸として押し上げるように形成され、第2端部250bは、綴じ部材270を基板222の表面に接近するように形成されている。
ばね部材250は、第2端部250cが操作レバー260の長手方向と略平行に操作レバー260に固定されているので、操作レバー260を倒伏位置に向けて押し下げるとき、軸受板224と略平行な方向すなわち垂直方向に向けて押し下げ、軸受板224に形成された固定部たる固定用凸部228に係止させることができる。
操作レバー260の長手方向の一端側における第1垂直側壁260aには、円形の貫通孔262が形成される。そして、軸246が、操作レバー260の貫通孔262と第1垂直側壁260aの内側に配設されたばね部材250の巻線部250aとに挿通するようにして、軸受板224および軸受部238に取り付けられる。ばね部材250の第2端部250bは、操作レバー260の内側に沿って配置され、操作レバー260の第1垂直側壁260aの一部を内側に折り曲げた折曲片264によって固定される。さらに、操作レバー260の第1垂直側壁260aには、軸受板224の固定用凸部228に対応する位置に矩形の貫通孔266が形成される。この貫通孔266に固定用凸部228が嵌め込まれることにより、操作レバー260が軸受板224に固定される。また、操作レバー260の長手方向の他端側は、幅広の操作部260cが形成され、指で操作しやすくなっている。
なお、固定用凸部228は、操作レバー260の第1垂直側壁260a及び第2垂直側壁260bが基板222の表面に達する前に、操作レバー260の貫通孔262から外れる幅を有している。
すなわち、軸246の固定部たる貫通孔226の周辺は、操作レバー260側に向けて円環状に打ち出し膨出されたスペーサー324が形成されている。そして、スペーサー324の突出分だけ軸受板224の内面と操作レバー260の第1垂直側壁260aの外面との間に間隔があき、操作レバー260をロック状態とロックを解除する状態とに回動させるとき、ばね部材250の不要な力が操作レバー260にかかることなく操作レバー260が軸受板224に擦れることがない。
この実施の形態においては、スペーサー324が軸受板224に形成されたが、スペーサー324は、操作レバー260側に形成してもよく、また軸受板224と操作レバー260の両方に形成してもよい。例えば、操作レバー260の第1垂直側壁260aの周辺を、軸受板224側に向けて円環状に膨出されたスペーサーを形成するようにしてもよい。
そして、綴じ部材270の幅方向の軸受板224側において、その長手方向の両側に突出する枢軸たる突出片272が形成される。これらの突出片272が、枢軸受けたる枢支部230の貫通孔232および枢軸受けたる枢支部234の貫通孔236に嵌め込まれる。したがって、綴じ部材270は、2つの突出片272を結ぶ線を回転中心として回動可能となっている。なお、突出片272の強度を高め、貫通孔232,236内で突出片272が回転しやすいように、突出片272は幅方向に屈曲するように形成される。このように、綴じ部材270から突出する突出片272を枢支部230,234の貫通孔232,236に嵌め込むことにより、別部品たる回転軸などを用いて綴じ部材270を回動可能に保持する場合に比べて、部品数を少なくすることができる。
架け渡し部270bの自由端には、綴じ部材270の手前側端縁より向こう側端縁に亘って斜め下方(垂直面に対して略15°)に向けて折り曲げられて、屈曲部270cが形成されている。屈曲部270cの自由端には、折曲部274が連設され、折曲部274は、架け渡し部270bと一定の間隔をおいて略平行に形成され、書類などの被綴じ物Xを押えるときに架け渡し部270b側に若干撓みつつ押圧部276が書類などの被綴じ物Xを押圧し得るように形成されている。
綴じ部材270の立ち上がり部270aは、操作レバー260を固定用凸部228から外すことができるスペースを確保するように、軸受板224との間が上方に向かうに従って拡がる傾斜面(垂直面に対して略45°傾斜した面)が形成されている。
用箋揃え部290も、基板222にU字状の切り込みを形成し、この部分を切り起こすことにより形成される。
なお、枢支部234は、軸受板224とは反対側の端縁が、用箋揃え部290の軸受板224とは反対側の表面と同一平面(想像上)上に揃うように形成されている。
したがって、枢支部234の端縁がガイドとなって、用箋揃え部290に綴じる書類などの被綴じ物Xの端縁を当接させて綴じることができる。
このZ式金具、すなわち綴じ具620は、図31及び32に示すようなファイル・バインダー類を構成する表紙の背表紙に沿って取り付けられる台部材を構成する板状本体たる基板622を含み、基板622の幅方向の一端側に軸受板624が直立して設けられている。軸受板624には、基板622に対して垂直な平面内で回動可能に、操作レバー660が軸支され、内側面には操作レバー660をロック状態にする固定用凸部628が突設されている。
操作レバー660は、軸受板624側の側壁に固定用凸部628に係合されて、操作レバー660をロック状態にするための嵌合孔662が穿設されている。
従って、操作レバー660は、押し下げた後、水平移動させ、且つ、固定用凸部628を貫通孔662に嵌入させると、操作レバー660がロックされる。このロックを解除するには、操作レバー660を前記とは逆方向に水平移動させればよい。
このような綴じ具620では、操作レバー660を操作することにより、綴じ部材670が軸受板624に沿って移動しながら基板622方向に変位し、書類などの被綴じ物Xを挟み込んで保持することができる
軸受板624の貫通孔626に固定された軸646は、その綴じ部材670側である軸受部638側の方が、軸646の軸受板624側を中心にして操作レバー660の自由端より離れる方向に水平面上において回転した位置において、軸受部638の貫通孔640に固定されている。
ばね部材650は、軸固定部たる軸受板624と軸受部638との間において、巻線部650aが軸646の軸回りに略水平に装着され、前記外力が作用しない第2端部650bは、操作レバー660の長手方向と略平行に操作レバー660に固定されている。
すなわち、前記外力が作用しない第2端部650bは、被綴じ物Xを押圧するロック状態とロックを解除する状態とに操作レバー660を回動させる方向、すなわち操作レバー660が回動する軌道面に沿って、操作レバー660に固定されている。
すなわち、巻線部650aは、操作レバー660の長手方向とは斜めに交差するように第2端部650b側から第1端部650c側に向けて延び、ばね部材650の第1端部650cの側が、第2端部650bの側より向こう側の位置において、基板622に固定されている。
ばね部材650に外力が作用しないとき、第1端部650cは、操作レバー660の自由端を軸646を枢軸として押し上げるように形成され、第2端部650bは、綴じ部材670を基板622の表面に接近するように形成されている。
操作レバー660の長手方向の一端側における第1垂直側壁660aには、円形の貫通孔662が形成される。そして、軸646が、操作レバー660の貫通孔662と第1垂直側壁660aの内側に配設されたばね部材650の巻線部650aとに挿通するようにして、軸受板624および軸受部638に取り付けられる。ばね部材650の第2端部650bは、操作レバー660の内側に沿って配置され、操作レバー660の第1垂直側壁660aの一部を内側に折り曲げた折曲片664によって固定される。さらに、操作レバー660の第1垂直側壁660aには、軸受板624の固定用凸部628に対応する位置に矩形の貫通孔666が形成される。この貫通孔666に固定用凸部628が嵌め込まれることにより、操作レバー660が軸受板624に固定される。また、操作レバー660の長手方向の他端側は、幅広の操作部660cが形成され、指で操作しやすくなっている。
なお、固定用凸部628は、操作レバー660の第1垂直側壁660a及び第2垂直側壁660bが基板622の表面に達する前に、操作レバー660の貫通孔662から外れる幅を有している。
すなわち、軸646の固定部たる貫通孔626の周辺は、操作レバー660側に向けて円環状に打ち出し膨出されたスペーサー724が形成されている。そして、スペーサー724の突出分だけ軸受板624の内面と操作レバー660の第1垂直側壁660aの外面との間に間隔があき、操作レバー660をロック状態とロックを解除する状態とに回動させるとき、操作レバー660が軸受板624に擦れることがない。
この実施の形態においては、スペーサー724が軸受板624に形成されたが、スペーサー724は、操作レバー660側に形成してもよく、また軸受板624と操作レバー660の両方に形成してもよい。例えば、操作レバー660の第1垂直側壁660aの周辺を、軸受板624側に向けて円環状に膨出されたスペーサーを形成するようにしてもよい。
例えば、図18ないし30において図示した実施の形態である綴じ具220を、次のように変更してもよい(図33及び図34図示)。
板状の台部材たる基板222と、前記基板222上において被綴じ物Xを押圧して保持する押圧部276を有する綴じ部材270と、前記基板222の軸246に固定され、被綴じ物Xを押圧するロック状態とロックを解除する状態とに回動可能に設けられた操作部材たる操作レバー260と、前記基板222上に固定された軸246に装着され、前記操作レバー260に連結されるとともに綴じ部材270に連結され、被綴じ物Xを押圧する方向に綴じ部材270を付勢するばね部材250とを含み、前記ばね部材250は、軸246の外周に装着された巻線部250aと、前記巻線部250aから綴じ部材270側に延びる第1端部250cと、前記巻線部250aから操作レバー260側に延びる第2端部250bとを有し、前記外力が作用しない第1端部250cと外力が作用しない第2端部250bとは、巻線部250aからその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、前記基板222は、板状本体たる基板222と、その一端部より上方に向けて突設された操作部材固定部を構成する軸受部たる軸受板224とを備え、前記軸受板224は、操作レバー260の固定部を枢支し、且つ軸246の固定部の周辺において、操作レバー260側に向けて突設され、操作レバー260と接触するスペーサー324が形成されている。
前記ばね部材250は、巻線部250aが捩りコイルばねで、第2端部250bは、ばね部材250の長手方向に直線状に延びて形成され、その先端部は軸受板224の内側に近い位置まで延びている。巻線部250aは、綴じ部材270の長手方向と略直交するように、第2端部250b側から第1端部250c側に向けて延びて形成されている。
そして、前記ばね部材250は、軸固定部たる軸受板224と軸受部238との間において、軸受板224と直交するように、巻線部250aが軸246の軸回りに装着されている。
前記軸受部238は、操作レバー260の固定部を枢支し、且つ軸246の固定部の周辺において、操作レバー260側に向けて突設され、操作レバー260と接触するスペーサー324が形成されているので、前記巻線部250aは、少なくとも巻線部250aの第2端部250b側より第2端部250bの先端の拡がった幅に対応する距離を、操作レバー260を固定する軸受部238より綴じ部材270側の方向に離れて前記操作レバー260の固定部の近傍において固定されている。
ばね部材250の第2端部250bは、ロックを解除する方向に力を作用させることが少なく、操作レバ−260を被綴じ物Xを押圧するロック状態にするために軸受部238側に移動させるときもまたロックを解除するために軸受部238とは離れる方向に向けて移動させるときにも、操作レバー260は不要な力がかかることなく操作でき、操作性が良い。
また、スペーサー324は、前記実施の形態のスペーサー324のように軸受板224の操作レバー260と対向する主面より膨出するのではなく、別途軸受部238と同様に軸受板224よりスペーサの高さ分すなわち第二端部250bの拡がった距離に相当する分離れて、板本体たる基板222より起立するようにしてもよい。
22,222 基板
24,224 軸受板
124,324,724 スペーサー
26,226 貫通孔
28,228 固定用凸部
30,34,230,234 枢支部
32,36,40,232,236,240 貫通孔
38,238 軸受部
42 凸部
44 貫通孔
46,246 軸
50,250 ばね部材
50a,250a 巻線部
50b,250b 第2端部
50c,250c 第1端部
50d,250d 立ち上がり部
50e,250e 架け渡し部
50f,250f 係止部
60,260 操作レバー
60a 第1垂直側壁
60b 第2垂直側壁
62,262 貫通孔
64,264 折曲片
66,266 貫通孔
70,270 綴じ部材
270a 立ち上がり部
270b 架け渡し部
270c 屈曲部
72,272 突出片
74,274 折曲部
76,276 押圧部
78,278 貫通孔
80,280 リブ
90 用箋揃え部
X 被綴じ物
Claims (10)
- 板状の台部材と、
前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能に設けられた操作部材と、
前記台部材に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、
前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、
前記外力が作用しない第2端部は、操作部材をロックするための移動方向と略平行に操作部材に固定された、綴じ具。 - 板状の台部材と、
前記台部材上において台部材に接近離間自在に設けられ、台部材の面に接近し被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材上の軸に固定され、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに前記軸を中心に回動可能に設けられた操作部材と、
前記台部材上に固定された軸に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記ばね部材は、前記軸の外周に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材の長手方向に延びる第2端部とを有し、
前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れる方向に向けて延びるように形成され、
前記外力が作用しない第2端部は、操作部材のロックするために回動する軌道面に沿って操作部材に固定された、請求項1に記載の綴じ具。 - 前記ばね部材は、巻線部が捩りコイルばねで、
第2端部は、操作部材の長手方向と略平行した直線状に延びて形成され、
巻線部は、操作部材の長手方向と斜めに交差するように、第2端部側から第1端部側に向けて延びて形成された、請求項1または2に記載の綴じ具。 - 前記台部材は、軸の両端を軸支する軸固定部を有し、
前記操作部材は、自由端とは反対側端の近傍で、前記軸固定部の間において軸により、軸固定部に回動自在に固定され、
前記ばね部材は、軸固定部の間において、巻線部が軸の軸回りに装着され、
前記軸は、装着されたばね部材の第1端部の側が、操作部材の自由端より離れる方向で第2端部の側より向こう側の位置において台部材の軸固定部に固定された、請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具。 - 板状の台部材と、
前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、
前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記台部材は、前記操作部材の固定部を固定する操作部材固定部を備え、
前記ばね部材は、台部材に軸にて装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、
前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、
前記巻線部は、前記軸の長さ方向において、第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に移動されて前記操作部材の固定部の近傍において固定された、綴じ具。 - 板状の台部材と、
前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、
前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する軸受部を備え、
前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、
前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、
前記巻線部は、巻線部の第2端部側より第2端部の先端の拡がった幅に対応して、操作部材と対向する軸受部の主面より第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に離れて前記操作部材の固定部の近傍において固定された、綴じ具。 - 板状の台部材と、
前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、
前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、
前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する操作部材固定部を備え、
前記操作部材の固定部及び/又は台部材の操作部材固定部には、巻線部を第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に離すためのスペーサーが形成された、綴じ具。 - 板状の台部材と、
前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材の軸に固定され、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに回動可能に設けられた操作部材と、
前記台部材上に固定された軸に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記ばね部材は、軸の外周に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、
前記台部材は、板状本体と、その一端部より上方に向けて突設された軸受部とを備え、
前記軸受部は、操作部材の固定部を枢支し、且つ軸の固定部の周辺において、操作部材側に向けて突設され、操作部材と接触するスペーサーが形成された、請求項7に記載の綴じ具。 - 板状の台部材と、
前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、
前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、
前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、
前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する操作部材固定部を備え、
前記台部材の操作部材固定部は、巻線部を第2端部の先端の拡がる方向とは反対方向に移動されて形成された、綴じ具。 - 板状の台部材と、
前記台部材上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部を有する綴じ部材と、
前記台部材上において、被綴じ物を押圧するロック状態とロックを解除する状態とに移動可能にその固定部において台部材に固定された操作部材と、
前記台部材上に装着され、前記操作部材に連結されるとともに綴じ部材に連結され、被綴じ物を押圧する方向に綴じ部材を付勢するばね部材とを含み、
前記ばね部材は、台部材に装着された巻線部と、前記巻線部から綴じ部材側に延びる第1端部と、前記巻線部から操作部材側に延びる第2端部とを有し、
前記外力が作用しない第1端部と外力が作用しない第2端部とは、巻線部からその先端に向かうに従って、それぞれが離れ拡がる方向に向けて延びるように形成され、
前記台部材は、前記操作部材の固定部と接して固定する軸受部を備え、
前記軸受部は、軸受部の操作部材と対向する主面から巻線部を第2端部の拡がり方向とは反対側に離するためのスペーサーが形成された、綴じ具。
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