JP3804737B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクタンクからノズルヘッドにインクを供給可能なインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクカセットが装着された各色用ノズルヘッドを主走査方向の全長に渡って往復移動させかつその各往動中に印刷して1行(または、1/N行)印刷をし、1行(または、1/N行)印刷後に印刷媒体(普通紙,OHP用紙等)を副走査方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆるシリアル型のインクジェットプリンタに比較して、大幅な印刷高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印刷運転可能であるとともに、電子写真方式のいわゆるレーザープリンタに比較して、大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願人から提案(例えば、特開平10−138520号公報)されている。
【0003】
この先提案に係るインクジェットプリンタを示す図5において、給紙手段から送出された印刷媒体(用紙P)は、給送手段によって所定のタイミングでドラム5側へ給送されかつドラム5の外周面(印刷面)に巻回される。ドラム5は、軸線Zを中心にかつR方向(副走査方向)に、例えば120RPMで回転される。
【0004】
すると、多数のインクジェットノズルを有しかつ主走査(X)方向の全長に渡って一体型(あるいは行方向に複数のノズルヘッド要素を並べた一体的)な各色用ノズルヘッド10C,10Y,10M,10Kから各色(シアンC,イエローY,マゼンタM,ブラックK)インクが吐出される。なお、各色用ノズルヘッド10C,10Y,10M,10Kは、印刷面(5)に対してそれぞれを直交させてノズルユニット10に装着されている。
【0005】
このノズルユニット10(10C,10Y,10M,10K)を、往復移動手段によって所定距離(例えば、インクジェットノズル間ピッチ分)だけX方向に往動させつつ回転中のドラム5つまり印刷媒体に行印刷させるとともに、ドラム5の回転を利用しつつ副走査(R)方向に列印刷させることができる。つまり、行印刷と列印刷とを、ドラム5の高速回転を利用して同時的に進行可能であるから、大幅な印刷高速化(例えば、20PPM)を図れる。1ページ分が印刷終了すると、ノズルユニット10を復動させて元の位置に戻し、その後に次ページの往動に入る。なお、印刷済みの印刷媒体は、ドラム5から剥離されかつ排出手段によって排出される。
【0006】
ここに、ノズルユニット10には、図6に示すインクタンク15,インク供給ポンプ20P等を含むインク供給手段20から、インクが供給される。また、各色用ノズルヘッド10C,10Y,10M,10Kを当該各色用インクタンク15と離れた位置に配設できるので、各色用ノズルヘッドを軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高められる点も一層の印刷高速化を助長するとともに、各色用インクタンクの容量を大幅に拡大できるので、例えば500枚以上の連続印刷運転ができるわけである。
【0007】
すなわち、例えばイエロー色用のインク供給手段20は、インクタンク15(大気開放管16)内のイエローインクをインク供給ポンプ20Pおよびインク供給管20Tを介してイエロー色用ノズルヘッド10Yに供給可能に形成されている。詳しくは、当該各インクジェットノズル10NLに共通のインク室10BXにインクを供給する。また、印刷運転中には、インク室10BX内にインク吐出に伴い形成された負圧を利用したサイホン効果により、インク供給ポンプ20Pを運転しないで、インクを供給することが可能である。
【0008】
なお、図6の場合は、主に起動時にインク循環可能にするために、インク戻しポンプ25Pおよびインク戻し配管25Tを含むインク戻し(循環)手段25が設けられている。
【0009】
かくして、印刷運転進行に伴いインクタンク15内のインクが消耗する。したがって、連続印刷時間を延ばすためには、インクタンク15のインク収容量を増大することが望ましいが、インクタンク15の大容量・大型化はプリンタの小型・軽量化に反する。そこで、インクタンク15にインクボトル30Pを着脱可能に形成し、装着されたインクボトル30Pから当該インクタンク15内にインクを補給できるように形成されている。
【0010】
すなわち、図7において、インクボトル30Pに弁座32,平板形状の弁体33およびスプリング34とからなる開閉弁31を設け、この開閉弁31をインクタンク15内に挿入した場合に、インクタンク15内の突起19でスプリング34の付勢力に抗して弁体33を図で上方に押し込み可能つまりインクボトル30P内のインクをインクタンク15内に補給可能である。
【0011】
ところで、インクジェットノズル10NLは極めて微細なインクドットを突出(ジェット)するものであるから、インクタンク15からノズルヘッド10Yとの間でゴミが混入したり、インクミストが発生してしまうことを、厳に防止しなければならない。したがって、例えばインク供給手段20に外部フィルタ等を設けたり、インク停滞領域が無いようにレイアウトされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インクそのものが主溶剤に各着色添加剤を混合して生成されることから、その製造工程で残存する着色添加剤微粒子や途中で紛れこんだ粉塵等がインクボトル30Pに混入している場合がある。しかるに、インクジェットプリンタ側では、それらが混入していないものとして、上記外部フィルタ,インク供給手段20等が構築されている。
【0013】
つまり、インク性状並びに異物混入に関してインクボトル30P側とプリンタ側とでミスマッチがある。インクボトル30P内に粉塵等が混入している限り、またインクボトル30Pからインクタンク15内に自然落下によりインク補給する限りにおいて、インクタンク15内に粉塵等を含むインクが入ってしまうことを防止することができない。これは、インクタンク15からノズルヘッド(10Y)へのインク供給を妨げまたインクジェットノズルの目詰りの発生原因となる。ひいては、高品質・高速印刷を阻害する。
【0014】
また、インクボトル30Pがインクタンク15から外れてしまう虞があり、さらにインクボトル30Pをインクタンク15から取外した場合に、当該インクボトル30Pからインクが漏れて周囲を汚す心配があった。
【0015】
本発明の第1の目的は、インクタンク内への異物混入を防止できるインクジェットプリンタを提供することにある。また、第2の目的は、インクボトルからのインク漏れを防止することのできるインクジェットプリンタを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、インクタンクからノズルヘッドにインクを供給可能なインクジェットプリンタにおいて、前記インクタンクの上流側にインク補給ポンプおよびインク補給管を介してインクボトル装着部を接続し、このインクボトル装着部はこのボトル装着部に装着されたインクボトルの内蔵バネの付勢力に抗してインク補給口を開放可能かつ開放後にインク補給ポンプでインクボトル内のインクを上記インクボトル内のフィルタを通して吸引しつつ前記インクタンクにインク補給可能に形成され、前記インクボトルは、下部のインク供給口を前記内蔵バネの付勢力を利用したインク補給弁で常時閉塞状態に保持可能かつ前記内蔵バネの付勢力に抗する前記インクボトル装着部側からの外力が加えられた場合に前記インク補給弁が開いて前記インク補給口を開放可能に形成されたインク補給弁開閉構造と,このインク補給弁開閉構造を挟み前記インク補給口の反対側に装着されたフィルタとを具備し、さらに、前記インクボトルの上部にインクボトル内と外部とを連通する大気連通口とこの大気連通口を開閉する開閉弁構造とを設け、この開閉弁構造が前記インクボトル装着部に装着された状態でかつ大気連通口を開放する切換え状態にある場合に上記開閉弁構造の一部がプリンタ本体側の係止部に係合して当該インクボトルの前記インクボトル装着部からの抜け落ちを防止可能に形成されたことを特徴とするインクジェットプリンタである。
【0017】
かかる発明では、インクボトル装着部にインクボトルをこのボトル内のバネの付勢力に抗して装着すると、インクボトル内のインク補給口が開放される。ここで、インク補給ポンプを自動的または手動で起動することにより、インクボトル内のインクを内蔵フィルタを通して吸引しつつインク補給口からインク補給管を通してインクタンクに補給することができ、また、インクボトル単独ではインク補給口がバネ式のインク補給弁で常時閉鎖状態に保持されているから、外部へのインク漏れが生じない。インクボトルをインクタンク装着部から取外した場合も同様である。インクボトルをこのボトル装着部に装着すると、インク補給弁開閉構造を形成するインク補給弁がインクボトル装着部側からのバネ付勢力に抗する外力により開き、インク補給口を開放する。フィルタは、インクボトル内でインク補給口の反対側に装着されている。つまり、インクボトル装着部側から開放されたインク補給口を通してインクを吸引すれば、インク全量はフィルタを通して来るので、インクタンク側に異物の混入しないクリーンなインクを補給できる。さらに、インクボトルをこのボトル装着部に装着しかつ開閉弁構造を大気連通口を開放するように切り換えると、インクタンク内に大気連通口を通して大気が流入するから、インク補給ポンプの吸引力(負荷)を軽減できる。また、開閉弁構造の一部がプリンタ本体側の係止部に係合するので、 インク補給中にインクボトル装着部からインクボトルが抜け落ちることがない。
【0018】
したがって、インクボトル内に粉塵等が混入していたとしても、フィルタの除去機能によりインクタンク内への異物混入を確実に防止することができるとともに、インクタンク以降の外部フィルタ等の装置簡素化ができるから、コスト低減および装置小型化を図れる。かくして、ノズルヘッドの目詰り等が無く高品質印刷を安定して行なえる。また、フィルタがインク補給弁構造の内側に設けられかつ外側から強制吸引できるから、フィルタのメッシュをインクジェットプリンタ側で想定する微細な異物を除去可能な極細ものを選択してインクボトルに内蔵できるから、一段とフィルタ機能を強化できる。さらに、補給ポンプを小容量、小型化することができ、かつインクボトルからインクタンクへのインク供給を安定かつ確実に行なうことができる。
【0019】
また、請求項2の発明は、前記開閉弁構造が大気連通口を閉塞する切換え状態にある場合に前記開閉弁構造の一部が前記プリンタ本体側の係止部から離脱可能かつ離脱状態でインクボトルをこのボトル装着部から取外し可能に形成されているインクジェットプリンタである。
【0020】
かかる発明では、インクボトルの上部側の開閉弁構造を大気連通口を閉塞する方向に切り換えると、開閉弁構造の一部がプリンタ本体側の係止部から離脱する。この離脱状態においてインクボトルをインクボトル装着部から取外すことができる。つまり,大気連通口を閉塞しなければ、インクボトルを取り外すことができない。取り外せば、インクボトル下部側のインク補給口は、バネ式インク補給弁で閉塞される。
【0021】
したがって、請求項1の発明の場合と同様な作用効果を奏することができることに加え、さらに取り外しに際しかつ取り外し後にインクボトルの姿勢がどうであってもインクボトルからインクが漏れることがない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本インクジェットプリンタは、基本的構成が先提案の場合(図5,図6)と同様とされているが、さらに図1〜図4に示す如く、インクタンク15にインク補給ポンプ65およびインク補給管64を介してインクボトル装着部60を接続し、このインクボトル装着部60が当該装着部60に装着されたインクボトル30内のバネ45の付勢力に抗してインク補給口46を開放可能かつ開放後にインク補給ポンプ65を起動してインクボトル30内のインクを当該インクボトル30内のフィルタ49を通して吸引しつつインクタンク15にインク補給可能に形成されている。
【0023】
図1において、インクボトル装着部60は、プリンタ本体側のベース61の穴61H内にシール部材(例えば、Oリング)62を介して吸引ノズル63を装着し、この吸引ノズル63にインク補給管64を接続しかつインク補給管64の途中にインク補給ポンプ65を設けた構成である。
【0024】
この吸引ノズル63とシール受け座67とは、図で上下方向に位置変位不能にしてベース61に固着されている。69は装着係止凸部で、装着対象であるインクボトル30の収容インク色に対応しかつ当該インク色を表わす固有的な形状とされている。例えば、四角,丸,三角の柱形状や錐形状である。この実施形態では、四角柱形状である。なお、形状が相似形の場合も形状が異なるものとして取り扱える。
【0025】
インクボトル30は、外観が図1に示すものとされ、下部にインク補給弁開閉構造40、上部に開閉弁構造50および内部下部に残存インク量軽減化凹部39が設けられている。
【0026】
残存インク量軽減化凹部39は、インクボトル30の下部に内側に突出する形状とされ、当該インクボトル30のインク補給口46側の底面積を狭小化するとともに、色違いのインクボトル30を他色用のインクボトル装着部60側(69)に誤装着されてしまうことを防止することを企図して設けられている。
【0027】
図2,図3において、インク補給弁開閉構造40は、インクボトル30の下部のインク供給口46をバネ45の下向きの付勢力を利用したインク補給弁(43,44)で常時閉塞状態に保持可能、かつバネ45の付勢力に抗する上向きのインクボトル装着部60側(63)からの外力が加えられた場合に、インク補給弁(43,44)が開いてインク補給口46を開放可能に形成されている。
【0028】
すなわち、インク補給弁は、弁格納室41内に装着された弁座43と弁体44とからなり、弁体44はバネ45の下向き付勢力で弁座43の弁穴を押し付けられ、下方のインク補給口46とインクボトル30内とを遮断(閉塞)する。47はシール部材である。
【0029】
弁格納室41の上側のフィルタ格納室42には、円板形状のフィルタ49が装着されている。つまり、インクボトル30内のインクは、このフィルタ49を通過しなければ、インク補給弁(43,44)およびインク補給口46を通して外部に流出することができない構造である。つまり、混入した粉塵等を元(インクボトル30)で断つ考え方である。
【0030】
このインク補給弁(43,44)は、図1に示す吸引ノズル63がバネ45の付勢力に抗して弁体44を突き上げた場合に開かれ、それ以外の場合には常時閉塞状態にある。すなわち、インクボトル30を、図1においてシール部材47がシール受け座67に乗るようにして、当該インクボトル装着部60に載置すると、吸引ノズル63が弁体44を突き上げるので、インク供給弁(43,44)が開くことによってインク補給口46を開放することができる。
【0031】
しかも、この実施形態では、詳細後記の図4に示すセンサー70の働きにより、インク補給口46が開放された状態においてかつインクタンク15内のインクレベルが設定値以下に低下したことが検出された場合に、インク補給ポンプ65が自動起動されるものと形成されている。かくして、インクボトル30からフィルタ49を通して異物(粉塵,着色添加剤微粒子等)が除去されたクリーンなインクを必要に応じて自動的にインクタンク15に補給することができる。
【0032】
大気連通口52Hおよび開閉弁構造50は、インクボトル30からインクを吸引する場合に当該インクボトル30内に負圧が生成されしまうことを防止する。つまり、インクボトル30内の静圧(大気圧)を一定に維持することで、インク補給ポンプ20Pの負荷を軽減する。かくして、フィルタ49のメッシュをさらに一段と微細にすることができる。
【0033】
詳しくは、2つの大気連通口52Hを有する円板形状のガイドプレート52をインクボトル30の上部に装着固定し、このガイドプレート52の内側に大気連通口52Hを開閉可能に対応された開閉プレート53を設け、外部からノブ54を握って回動体51を軸55を中心に回動させることにより、開閉プレート53を回動可能かつ大気連通口52Hを開閉可能である。また、閉塞状態では、当該インクボトル30を傾斜させてもインク漏れが無いようにシールされている。大気連通口52Hは、インクボトル30内と外部(外気)とを連通するものである。もとより、この開閉弁構造はこの開示例に拘束されない。
【0034】
開閉弁構造50の一部を形成するノブ54の向きと大気連通口52Hの開閉状態との関係は、ノブ54を概念的表現をした図4に示すようにプリンタ本体1側の係止部1Sに係合可能状態にした場合に大気連通口52Hが開き、ノブ54をプリンタ本体1側つまり静止側(1S)から係合解除した場合に大気連通口52Hが閉じるように構成されている。また、この状態では、インクボトル30の抜け落ちがない。
【0035】
図4のセンサー70は、ノブ54がプリンタ本体側1の係止部1Sに係合された状態、つまりインクボトル30が当該色用のインクボトル装着部60に装着され当該インクボトル30がインクボトル装着部60から抜け落ちない状態でかつ大気連通口52Hが開放状態にあることを検出する。
【0036】
かかる実施形態では、インクボトル30単独では、下部のインク補給口46がバネ式のインク補給弁(43,44)で常時閉鎖状態に保持されかつ上部の大気連通口52Hが閉塞されているから、外部へのインク漏れが生じない。インクボトル30をインクタンク装着部60から取外した場合も同様である。
【0037】
ここに、インクボトル30を図1で下方のインクボトル装着部60(67)に装着すると、インク補給弁開閉構造40を形成するインク補給弁(43,44)が、インクボトル装着部60側(吸引ノズル63)からの内蔵バネ45の付勢力に抗する外力により開き、インク補給口46を開放する。
【0038】
なお、ある色インク用のインクボトル30を当該色用のインクボトル装着部60に装着する際には、インクボトル30側の残存インク量軽減化凹部39がインクボトル装着部60側の装着係止凸部69に嵌る。他色インク用のインクボトル30の残存インク量軽減化凹部39の形状は異なるから、他色用のインクボトル30は異なる装着係止凸部69には嵌らない。インク色違いを確実に防止できる。また、誤装着されることを未然防止することができるから、各色用インクボトル装着部60を密に連設することができる。つまり、装置小型化を一段と促進できる。
【0039】
次いで、当該インクボトル30の上部に装着された開閉弁構造50に一体的に形成されたノブ54を、図4に示すようにプリンタ側1の係止部1Sに係合するように回動させる。つまり、大気連通口52Hを開放状態に切り換える。
【0040】
かくして、インクボトル30がインクボトル装着部60に確実かつ安定して一体化固定されるので途中で抜け落ちることがない。また、インクタンク30内に大気連通口52Hを通して大気が流入するから、インクタンク内の静圧を一定に維持することができる。つまり、インク補給ポンプ65の吸引力(負荷)を軽減することができる。
【0041】
ここで、インク補給ポンプ65を起動しまたはセンサー70を利用した自動起動がなされると、吸引ノズル63がインクボトル30内のインクを内蔵フィルタ49を通して吸引しつつインク補給口46からインク補給管64を通してインクタンク15に補給することができる。
【0042】
詳しくは、インクボトル装着部60側から開放されたインク補給口46を通してインクを吸引すれば、当該インク全量はフィルタ49を通して来るので、インクタンク15側に異物の混入しないクリーンなインクを補給できる。また、インク補給弁構造40の外側から強制吸引できるから、フィルタ49のメッシュを当該プリンタ側で想定する微細な異物を除去可能な極細なものを選択してインクボトル30内に収めることができるから、一段とフィルタ機能を強化できる。
【0043】
すなわち、インクボトル30内に粉塵等が混入していたとしても、インクタンク15内への異物混入を確実に防止することができるとともに、インクタンク15以降の外部フィルタ等の装置簡素化できるから、コスト低減および装置小型化を図れる。かくして、ノズルヘッド(10Y)の目詰り等が無く高品質印刷を安定して行なえる。
【0044】
インクタンク30が空となった場合には、当該インクボトル30の上部側の開閉弁構造50を大気連通口52Hを閉塞する方向に切換える。つまり、ノブ54を図4に示す状態から図2に示す状態に切換える方向に半回転させ、開閉弁構造50の一部(ノブ54)をプリンタ本体側1の係止部1Sから離脱させる。
【0045】
この離脱状態にすることによって、インクボトル30をインクボトル装着部60から取り外すことができる。つまり、大気連通口52Hを閉塞しなければ、インクボトル30を取り外すことができない。また、取り外せば、インクボトル30の下部側のインク補給口46がバネ45式のインク補給弁(43,44)で閉塞される。したがって、取り外しに際しかつ取り外し後にインクボトル30の姿勢がどうであったとしても当該インクボトル30からインクが漏れることがない。
【0046】
さらに、内部に突出する残存インク量軽減化凹部39は、インクボトル30のインク補給口46側の底面積を狭小化する。したがって、インクボトル30内のインク残存量を少なくできインク有効利用性を向上できる。ランニングコストを軽減できる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、インクボトル装着部が装着されたインクボトルの内蔵バネの付勢力に抗してインク補給口を開放可能かつ開放後にインク補給ポンプでインクボトル内のインクを内蔵フィルタを通して吸引しつつインクタンクにインク補給可能に形成され、インクボトルがインク供給口をバネの付勢力を利用したインク補給弁で常時閉塞状態に保持可能かつインクボトル装着部側からの外力が加えられた場合にインク補給弁が開いてインク補給口を開放可能に形成されたインク補給弁開閉構造と,このインク補給口の反対側に内蔵装着されたフィルタとを具備し、インクボトルの開閉弁構造がインクボトル装着部に装着された状態でかつ大気連通口を開放する切換え状態にある場合に上記開閉弁構造の一部がプリンタ本体側に係合して当該インクボトルの抜け落ちを防止可能に形成されたインクジェットプリンタであるから、インクボトル内に粉塵等が混入していたとしてもインクタンク内への異物混入を確実に防止することができるとともに、インクタンク以降の外部フィルタ等の装置簡素化が図れるから、コスト低減および装置小型化を図れる。よって、ノズルヘッドの目詰り等が無く、高品質印刷を安定して行なうことができ、また、フィルタがインク補給弁構造の内側に設けられかつ外側から強制吸引できるから、フィルタのメッシュを当該プリンタ側で想定する細な異物を除去可能な極細なものを選択してインクボトルに内蔵させておけるから、一段とフィルタ機能を強化できる。さらに、補給ポンプを小容量小型化することができかつインクボトルからインクタンクへのインク供給を安定かつ確実に行なうことができる。
【0048】
また、請求項2の発明によれば、開閉弁構造が大気連通口を閉塞する切換え状態にある場合にプリンタ本体側の係止部から離脱可能かつ離脱状態でインクボトルをインクボトル装着部から取外し可能に形成されているので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに取り外しに際しかつ取り外し後にインクボトルの姿勢がどうであってもインクボトルからインクが漏れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す正面図である。
【図2】 同じく、インクボトルを説明するための正面側から見た外観斜視図である。
【図3】 同じく、インクボトルを説明するための背面側から外観斜視図である。
【図4】 同じく、大気連通口の開閉状態および、インクボトルの抜け落ち防止状態を説明するための概念図である。
【図5】 先提案のインクジェットプリンタを説明するための概略図である。
【図6】 同じく、インク供給手段を説明するための系統図である。
【図7】 同じく、インクタンクとインクボトルとの関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1 プリンタ本体側
5 ドラム
10 ノズルユニット
10C,10M,10Y,10K ノズルヘッド
15 インクタンク
20 インク供給手段
20P インク供給ポンプ
20T インク供給管
30 インクボトル
39 残存インク量軽減化凹部
40 インク補給弁開閉構造
43 弁座(インク補給弁)
44 弁体(インク補給弁)
45 バネ
46 インク補給口
49 フィルタ
50 開閉弁構造
52H 大気連通口
54 ノブ
60 インクボトル装着部
62 シール部材
63 吸引ノズル
64 インク補給管
65 インク補給ポンプ
67 シール受け座
69 装着係止凸部
70 センサー

Claims (2)

  1. インクタンクからノズルヘッドにインクを供給可能なインクジェットプリンタにおいて、
    前記インクタンクの上流側にインク補給ポンプおよびインク補給管を介してインクボトル装着部を接続し、
    このインクボトル装着部はこのボトル装着部に装着されたインクボトルの内蔵バネの付勢力に抗してインク補給口を開放可能かつ開放後にインク補給ポンプでインクボトル内のインクを上記インクボトル内のフィルタを通して吸引しつつ前記インクタンクにインク補給可能に形成され、前記インクボトルは、下部のインク供給口を前記内蔵バネの付勢力を利用したインク補給弁で常時閉塞状態に保持可能かつ前記内蔵バネの付勢力に抗する前記インクボトル装着部側からの外力が加えられた場合に前記インク補給弁が開いて前記インク補給口を開放可能に形成されたインク補給弁開閉構造と,このインク補給弁開閉構造を挟み前記インク補給口の反対側に装着されたフィルタとを具備し、さらに、前記インクボトルの上部にインクボトル内と外部とを連通する大気連通口とこの大気連通口を開閉する開閉弁構造とを設け、
    この開閉弁構造が前記インクボトル装着部に装着された状態でかつ大気連通口を開放する切換え状態にある場合に上記開閉弁構造の一部がプリンタ本体側の係止部に係合して当該インクボトルの前記インクボトル装着部からの抜け落ちを防止可能に形成されたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記開閉弁構造が大気連通口を閉塞する切換え状態にある場合に前記開閉弁構造の一部が前記プリンタ本体側の係止部から離脱可能かつ離脱状態で当該インクボトルを前記インクボトル装着部から取外し可能に形成されている請求項1記載のインクジェットプリンタ。
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