JP2001162837A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001162837A
JP2001162837A JP34810399A JP34810399A JP2001162837A JP 2001162837 A JP2001162837 A JP 2001162837A JP 34810399 A JP34810399 A JP 34810399A JP 34810399 A JP34810399 A JP 34810399A JP 2001162837 A JP2001162837 A JP 2001162837A
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ink
communication hole
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jet recording
air communication
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JP34810399A
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English (en)
Inventor
Mitsuhide Soga
光英 曽我
Koji Suenaga
幸治 末永
Junichi Yoshida
淳一 吉田
Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排インクタンクが装着された状態でインク漏
れを確実に防止できるインクジェット記録装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 排インクタンク32は、キャップ部材か
ら吸引された不要インクを流入部40から内部に流入さ
せる。同時に流入する空気は、排出部44から外部に排
出される。インクジェット記録装置が運搬等によって横
倒しあるいは天地逆転されると、上面に位置していた排
出部44が下部になり、排出部44の大気連通孔から不
要インクがもれるおそれがある。そこで、排出部44の
大気連通孔を上面32Aの角部42に形成させ、いずれ
の平面32A、32B、32Cよりも外側に向けて形成
すると共に、大気連通孔が下向きになったときに閉塞す
る閉塞部材を設けることによって、排出部44が下側に
なった場合には、大気連通孔も下向きとなって閉塞部材
によって閉塞することができる。すなわち、インク漏れ
を確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排インクタンクを必
要とするインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置では、記録ヘッ
ドの印字品質を良好に保つために、インク吸引や予備吐
出が行われる、ここで発生した印字に使用されなかった
不要インク(以下、排インクという)は、装置本体に設
けられたポンプを用いて排インクタンクに流入し、容器
内に貯留される。
【0003】排インクタンクは、排インクを貯留するた
めに密閉構造の容器として形成されているが、排インク
の流入に伴って空気も容器内に流入する。したがって、
この空気を容器内から排出させないと容器内の圧力上昇
により排インクの回収が困難となる。そこで、空気排出
用の大気連通孔を容器に設けている。
【0004】ただし、排インクタンクを装置本体から取
り外して持ち運ぶ際には、大気連通孔からインク漏れが
生じないように、大気連通孔を閉塞する手段が必要であ
る。このような構成が、特許公報第2878523号
(以下、従来例という)に開示されている。すなわち、
排インクタンクの把手に大気連通孔を設け、記録装置本
体に装着した場合のみ、把手を操作することにより大気
連通孔の開放を行なう構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
は、排インクタンクが装置本体に装着された状態では大
気連通孔が常時開放された状態になるために、装置本体
が倒れたりすると排インクタンク内に収容された排イン
クが漏れ出し装置本体内を汚したり、場合によっては装
置外まで漏れ出し、使用環境を汚染するおそれがあっ
た。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、排インクの回収を確実に行い、排インク
タンクが装置本体に装着された状態でも漏れのない排イ
ンクタンクを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、記録ヘッドから排出された
不要インクを貯蔵する排インクタンクを備えたインクジ
ェット記録装置であって、前記排インクタンクは、記録
ヘッドから排出された不要インクを導入する排インク導
入孔を有する導入部と、内部から外部に空気を排出する
大気連通孔を有する排気部と、前記排気部に設けられ、
排インクタンクの姿勢変化に対応して当該大気連通孔を
開閉する第1開閉機構と、を備えることを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
【0009】排インクタンクは、記録ヘッドから吸引あ
るいは吐出された不要インクをインク導入孔から内部に
導入する。この際、インクと共に空気も流入するが、空
気は大気連通孔から外部に排出されるため、不要インク
の流入が妨げられることはない。
【0010】インクジェット記録装置は、運搬時や保管
時等に横倒しされたり天地を逆にされることがある。こ
の結果、排インクタンクの側面や上面が下にされた場合
には、第1開閉機構が作用して大気連通孔を閉塞する。
すなわち、インクジェット記録装置の姿勢変化によっ
て、排インクタンクの大気連通孔から不要インクが漏
れ、装置内部を汚染することを確実に防止できる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記排気部の大気連通孔は装置本体に装着
された状態で上方を向いて形成されると共に、第1開閉
機構は前記大気連通孔が下方に向くことによって当該大
気連通孔を閉塞することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
【0013】インクジェット記録装置は、運搬時や保管
時等に、横倒しされたり天地を逆にされることがある。
この結果、排インクタンクの側面や上面が下にされた場
合には、通常装着状態で上方を向いて形成されていた大
気連通孔が下向きになることがあるが、第1開閉機構が
作用して大気連通孔を閉塞する。この結果、インクジェ
ット記録装置の姿勢変化によって、排インクタンクの大
気連通孔から不要インクが漏れ、装置内部を汚染するこ
とを防止できる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記排気部は、前記排インクタン
クの3平面から構成された上面の角部に設けられてお
り、いずれの平面に対しても各平面に垂直な方向から見
たとき大気連通孔が当該平面よりも外側に向かって形成
されていることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
【0016】排気部(大気連通孔)は、排インクタンク
の3平面からなる上面の角部に設けられており、当該角
部を構成するいずれの平面に対しても、各平面に垂直な
方向から見たときに大気連通孔が当該平面よりも外側に
向かって形成されている。
【0017】したがって、少なくとも当該3平面が下面
となるようにインクジェット記録装置の姿勢が変化した
場合には、排出部がタンク下部に位置するが、大気連通
孔が下向きとなるため第1開閉機構によって当該大気連
通孔が確実に閉塞され、不要インクの漏れが防止され
る。
【0018】なお、大気連通孔がいずれかの平面に対し
て内側に向かって形成されていると、いずれかの平面が
下面になった場合に、排出部が排インクタンクの下部に
位置しているにも拘わらず大気連通孔が上向きとなって
しまい、第1開閉機構が作動せず(大気連通孔が閉塞せ
ず)、インク漏れを生ずるおそれがある。しかしなが
ら、角部に設けられた大気連通孔は、各平面に対してい
ずれも外側に向くように形成されているため、少なくと
も前記3平面が下面になった場合は、必ず大気連通孔が
下向きとなって閉塞され、インク漏れが生ずることはな
い。
【0019】また、他の3平面が下面となった場合は、
排出部が上面の角部に位置するため、不要インクの漏れ
を生ずるおそれはない。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記導入部は、前記排インクタン
クの上面に形成されたことを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
【0022】導入部を排インクタンクの上面に設けるこ
とにより、不要インクが排インクタンクにスムーズに流
入する。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載の発明において、前記導入部に設けら
れ、前記排インクタンクの姿勢変化によって前記排イン
ク導入孔が下方に向くことによって当該排インク導入孔
を閉塞する第2開閉機構を備えると共に、装置本体に装
着された状態で前記排インク導入孔が上方を向いて形成
されることを特徴とする。
【0024】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
【0025】導入部に第2開閉機構を設けたため、イン
クジェット記録装置が横倒しされたり、天地逆にされた
場合でも、排インク導入孔が下向きになると第2開閉機
構が排インク導入孔を閉塞し、排インクタンクから記録
ヘッド側に不要インクが逆流することを防止する。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記排導入部は前記角部に設けられてお
り、当該角部を構成するいずれの前記平面に対しても各
平面に垂直な方向から見たとき排インク流入孔が当該平
面よりも外側に向かって形成されていることを特徴とす
る。
【0027】請求項6記載の発明の作用について説明す
る。
【0028】導入部と排出部を同一の角部に配置し、角
部を構成するいずれの3平面に対しても、各平面に垂直
な方向から見て当該平面よりも外側に向かって排インク
導入孔および大気連通孔を形成してある。したがって、
少なくと前記3平面が下側になった場合、排インク導入
孔および大気連通孔が必ず下向きとなって第1、第2開
閉機構によって閉塞される。したがって、インクジェッ
ト記録装置の横倒し、あるいは天地逆転によって排イン
クタンクからインク漏れ、あるいは不要インクの逆流を
生ずることはない。
【0029】なお、他の3平面が下面となった場合は、
請求項3記載の発明の作用と同様に、排出部および流入
部が上面の角部に位置するため、不要インクの漏れを生
ずるおそれはない。
【0030】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記大気連通孔と、前記排インク導入孔は
同一構造であることを特徴とする。
【0031】請求項7記載の発明の作用について説明す
る。
【0032】大気連通孔と排インク導入孔が同一構造で
あるため、いずれの孔部を排インク導入用、空気排出用
に利用することがてき、設計の自由度が向上する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1実施形態に係るインクジェット記録装置について詳細
に説明する。
【0034】(第1実施形態)図2に示すように、インク
ジェット記録装置10は、装置本体12の搬送ローラ1
4によって搬送される用紙16の上部に、用紙16の搬
送方向(副走査方向、矢印A方向)と交差する主走査方
向(矢印B方向)に駆動機構18およびガイドバー20
によって移動可能とされたキャリッジ22が配置されて
いる。キャリッジ22には、ブラック、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの各インクを用紙16に向かって吐出する
記録ヘッド24(図1参照)および記録ヘッド24にイ
ンクを供給するインクタンク26が備えられている。
【0035】また、装置本体12の主走査方向端部は、
非印字時の記録ヘッド24が停止して回復処理を施すホ
ームポジションとされている。ホームポジション下側に
は、メンテナンスユニット28(図1参照)が設けられ
ている。メンテナンスユニット28は、記録ヘッド24
に当接して記録ヘッド24の乾燥防止などの機能を果た
すキャップ部材30と、記録ヘッド24からキャップ部
材30に向かって排出された不要インクを後述する排イ
ンクタンク32に流入させる吸引ポンプ35とから構成
される。キャップ部材30と排インクタンク32は、プ
ラスチックチューブ34で接続されており、吸引ポンプ
35の回転体36の外周面に設けられた突起38がプラ
スチックチューブ34を押し潰しながら回転することに
よって、プラスチックチューブ34内の不要インクが排
インクタンク32側に押し出されていく構成である。
【0036】このように、メンテナンスユニット28に
よって不要インクが流入する排インクタンク32は、メ
ンテナンスユニット28の下部に位置し、装置本体12
内に装着されている。排インクタンク32は、図3に示
すように、略直方体形状をしており、ポリプロピレン樹
脂から形成されている。排インクタンク32には上面3
2Aに上方を向いた排インク導入孔40Aを有する導入
部40が設けられており、メンテナンスユニット28の
キャップ部材30から伸びたプラスチックチューブ34
が排インク導入孔40Aに挿入されることによってキャ
ップ部材30と連通されている。
【0037】一方、排インクタンク32の上面32A、
第1側面32B、第2側面32Cからなる角部42に
は、排気部44が形成されている。
【0038】排気部44は、排インクタンク32の内部
から外部に空気を排出するための大気連通孔44Aと、
インクジェット記録装置10の姿勢変化に対応して大気
連通孔44Aを開閉する閉塞部材52とを備える。
【0039】具体的には、排インクタンク32の上面3
2Aの角部42の面取りされた取付面54に対して円筒
形である筒状体48が固着され、筒状体48の先端に蓋
体50が嵌着されている。取付面54には、円周方向に
所定間隔をおいて複数の孔部56が形成されており、筒
状体48の内部を介して蓋体50の開口部58に連通し
ている。すなわち、排インクタンク32の内部から外部
に連通されている。この孔部56、筒状体48の内部、
および開口部58によって大気連通孔44Aが構成され
ている。
【0040】ここで、大気連通孔44Aは、角部42を
構成する各平面(上面32A、第1側面32B、第2側
面32C)に垂直な方向(それぞれZ軸方向、Y軸方
向、X軸方向という)から見て当該平面から外側に向か
って形成されることが必要である(図5(A)、
(B)、(C)参照)。例えば、上面32Aの場合であ
れば、Z軸方向から見て大気連通孔44Aの形成される
方向(軸線AL参照)が、図5(A)にに示すように、
上面32Aよりも外側(上面32Aと第1側面32Bの
なす稜線よりも外側であり、上面32Aと第2側面32
Cのなす稜線よりも外側)であることが必要である。こ
こで、大気連通孔44Aの形成される方向とは、筒状体
48の軸線ALにおいて取付面54から蓋体50に向か
う方向をいう。なお、第1側面32B、第2側面32C
も同様である。
【0041】なお、本実施形態では、大気連通孔44A
(軸線AL)は、各面32A、32B、32Cの垂線
(それぞれZ軸、Y軸、X軸)に対してそれぞれ当該面
32A、32B、32Cから離間する方向に45度とな
るように形成されている。この角度は45度に限定され
るものでなく、上述するように、角部42を構成する各
面32A、32B、32Cよりも大気連通孔42Aが外
側に形成される角度であれば良い。
【0042】筒状体48内部に収納される閉塞部材52
は、円柱状の金属製の重り60と、その蓋体50側に設
けられたゴム製のパッキン62とから構成されている。
パッキン62は、蓋体50側に環状のシール部62Aを
形成しており、閉塞部材52が蓋体50側に移動するこ
とによって、蓋体50にパッキン62が当接して、シー
ル部62Aによって開口部58と筒状体48内部、すな
わち、大気連通孔44Aを遮断する構成である。なお、
閉塞部材52の外径は、筒状体48の内径よりも小さく
されているため、孔部56から流入した空気が閉塞部材
52の側面部分を通過することが可能である。また、閉
塞部材52が筒状体48の内部で径方向に移動してもパ
ッキン62が開口部58を遮蔽できるようにシール部6
2Aを形成している。
【0043】このように構成されるインクジェット記録
装置10の作用について説明する。
【0044】インクジェット記録装置では、記録ヘッド
24の印字品質を良好に保つために、キャップ部材30
内に予備吐出を行ったり、また記録ヘッド24のノズル
付近をキャップ部材30で覆い吸引ポンプ35を駆動す
ることにより、ノズルから強制的にインクを引き出した
りする。
【0045】このようにして発生した、印字に用いられ
なかった不要インクは、プラスチックチューブ34を介
して吸引ポンプ35の駆動によってキャップ部材30か
ら排インクタンク32に供給される。この結果、不要イ
ンクが排インク流入孔40Aから排インクタンク32に
流入し、貯留される。この際、空気も排インクタンク3
2内に流入するが、大気連通孔44Aから外部に排出さ
れるため、空気圧の増加によって不要インクの流入が妨
げられることはない。
【0046】このようにして使用される排インクタンク
32は、インクジェット記録装置10が運搬等の際に、
天地逆転や横倒しにして置かれることによって、排気部
44が下方に位置することがある。例えば、第1側面3
2Bを下側として設置される場合、排気部44が排イン
クタンク32の下方に位置するが、大気連通孔44Aが
下向きになって閉塞部材52が重力の作用によって蓋体
50側に移動する(図4、実線部→2点鎖線部参照)。
この結果、閉塞部材52のパッキン62が蓋体50に当
接し、シール部62Aが開口部58と筒状体48の内部
とを遮断する。すなわち、第1側面32Bが下面となる
ことによって、排インクタンク32の下部に排気部44
が位置して不要インク漏れのおそれが生ずるが、下向き
となった大気連通孔44Aを閉塞部材52が閉塞する。
【0047】したがって、大気連通孔44A(孔部56
から開口部58)を介してインク漏れを生ずることを確
実に防止することができる。
【0048】この際、排インク導入孔40Aからキャッ
プ部材30側に不要インクが逆流するおそれがあるが、
吸引ポンプ35の突起38がプラスチックチューブ34
に圧接された状態とされており、不要インクの逆流を防
止している。
【0049】なお、第3側面32D、第4側面32Eが
底面となった場合には、大気連通孔44Aは、排インク
タンク32の上面角部に位置するため、インク漏れのお
それはない。
【0050】なお、閉塞部材52は、図3に相当する例
に限定されず、大気連通孔44Aが重力方向下方に向い
た場合に、大気連通孔44Aを確実に閉塞する構成であ
れば良い。例えば、図6に示すような閉塞部材70でも
良い。すなわち、閉塞部材70は金属製の球体であり、
蓋体50の開口部58に連続して設けられたテーパ面7
2に着座することによって大気連通孔44Aを閉塞する
構成でも良い。この場合、閉塞部材70が筒状体48の
内周面に当接するため、筒状体48の軸方向に延在する
溝74を複数形成して、通常状態で排気可能としてい
る。 (第2実施形態)本発明の第2実施形態に係るインクジ
ェット記録装置について説明する。第1実施形態と同様
の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説
明を省略する。なお、異なるのは、排インクタンクのみ
なので、排インクタンクのみを説明する。
【0051】排インクタンク32は、角部42に導入部
40(排インク導入孔40A)および排気部44(大気
連通孔44A)を同一方向に形成している。また、双方
の内部に同一の閉塞部材52を設けている。排インク導
入孔40Aのみにプラスチックチューブ34を接続して
いる。
【0052】このように構成することにより、インクジ
ェット記録装置10が横倒しされたり、天地逆転するこ
とによって、上面32A、第1側面32B、第2側面3
2Cが底面となっても、排インク導入孔40Aおよび大
気連通孔44Aが閉塞部材52によって閉塞され、イン
ク漏れが防止されると共に排インクタンク32からキャ
ップ部材30側に不要インクが逆流されることも確実に
防止できる。
【0053】したがって、インクジェット記録装置10
が駆動されていない場合には、吸引ポンプ35の突起3
8をプラスチックチューブ34から離間させることが可
能になる。
【0054】また、導入部40および排気部44を同一
構造としたため、いずれかの孔部にプラスチックチュー
ブ34を接続することも可能となるため、組立が容易と
なると共に、閉塞部材52も共通化したため、製造コス
トを抑制することができる。
【0055】なお、第1、第2実施形態では、閉塞部材
52の重力作用による移動で大気連通孔44Aを閉塞さ
せる構成としたが、これに限定されず、横倒しなどの場
合に大気連通孔44Aを閉塞できる機構であれば、他の
構成でも良い。
【0056】
【発明の効果】インクジェット記録装置が通常どおり底
面を下に設置したときは、大気連通孔を開放して、排イ
ンクタンク内に排インクを収容可能な状態になる。イン
クジェット記録装置が横倒し等されることによって大気
連通孔が下部になってインク漏れのおそれがある場合に
は、第1開閉機構が作用して大気連通孔を閉塞してイン
ク漏れを防止する。
【0057】特に、上向きに形成された大気連通孔が下
向きになるよって第1開閉機構が作用するように構成す
れば、大気連通孔が下向きのときに閉塞して、不要イン
クの漏れを確実に防止できる。
【0058】さらに、角部に排気部を形成して大気連通
孔を角部を構成する3平面よりも外側に向かって形成す
ることにより、当該3平面が下側になった場合に確実に
インク漏れを防止する。なお、他の平面が下側になった
場合には、排気部が上部にくるため、インク漏れのおそ
れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るインクジェット
記録装置の概略構成図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るインクジェット
記録装置の概略斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係る排インクタンク
の斜視説明図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係る排出部を示す断
面図である。
【図5】 (A)は大気連通孔と上面との関係、(B)
は大気連通孔と第1側面との関係、(C)は大気連通孔
と第2側面との関係をそれぞれ示す平面図である。
【図6】 閉塞部材の他の例を示す断面図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る排インクタンク
の斜視説明図である。
【符号の説明】
24 記録ヘッド 32 排インクタンク 40 導入部 40A 排インク導入孔 44 排気部 44A 大気連通孔 52 閉塞部材(第1開閉機構、第2閉塞部材) 70 閉塞部材(第1開閉機構、第2閉塞部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 淳一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 藤村 義彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C056 EA27 JC13 JC20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドから排出された不要インクを
    貯蔵する排インクタンクを備えたインクジェット記録装
    置であって、 前記排インクタンクは、記録ヘッドから排出された不要
    インクを導入する排インク導入孔を有する導入部と、 内部から外部に空気を排出する大気連通孔を有する排気
    部と、 前記排気部に設けられ、排インクタンクの姿勢変化に対
    応して当該大気連通孔を開閉する第1開閉機構と、 を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記排気部の大気連通孔は装置本体に装
    着された状態で上方を向いて形成されると共に、第1開
    閉機構は前記大気連通孔が下方に向くことによって当該
    大気連通孔を閉塞することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記排気部は、前記排インクタンクの3
    平面から構成された上面の角部に設けられており、いず
    れの平面に対しても各平面に垂直な方向から見たとき大
    気連通孔が当該平面よりも外側に向かって形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェ
    ット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記導入部は、前記排インクタンクの上
    面に形成されたことを特徴とする請求項1または2に記
    載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記導入部に設けられ、前記排インクタ
    ンクの姿勢変化によって前記排インク導入孔が下方に向
    くことによって当該排インク導入孔を閉塞する第2開閉
    機構を備えると共に、装置本体に装着された状態で前記
    排インク導入孔が上方を向いて形成されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項記載のインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記排導入部は前記角部に設けられてお
    り、当該角部を構成するいずれの前記平面に対しても各
    平面に垂直な方向から見たとき排インク流入孔が当該平
    面よりも外側に向かって形成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記大気連通孔と、前記排インク導入孔
    は同一構造であることを特徴とする請求項6に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
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