JP3803700B2 - 種板自動剥ぎ取り方法およびその装置 - Google Patents

種板自動剥ぎ取り方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3803700B2
JP3803700B2 JP25895299A JP25895299A JP3803700B2 JP 3803700 B2 JP3803700 B2 JP 3803700B2 JP 25895299 A JP25895299 A JP 25895299A JP 25895299 A JP25895299 A JP 25895299A JP 3803700 B2 JP3803700 B2 JP 3803700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
seed plate
peeling
seed
protector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25895299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001081591A (ja
Inventor
尚武 伊藤
賢二 竹田
和之 近藤
文敏 長井
伸正 家守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP25895299A priority Critical patent/JP3803700B2/ja
Publication of JP2001081591A publication Critical patent/JP2001081591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3803700B2 publication Critical patent/JP3803700B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属の電解精製および電解採取において、陰極板としての母板から電着金属すなわち種板を自動的に剥ぎ取る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の種板剥ぎ取り機として、各種の方式のものが開発され、実用化されているが、種板が母板に強固に付着したとき、上記種板剥ぎ取り機による剥ぎ取りが困難であることから、人手により1枚ずつ剥ぎ取る方法が採用されていた。
【0003】
例えば、ニッケル精製工程において、塩化浴を用いた電解採取法では、銅電解等に比べて著しく電着応力が大きいことから、電解中に析出した種板が母板から剥離しないように、故意に母板の表面を粗面状態にして機械的に付着力を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような状態の種板を剥ぎ取る方法として、析出した種板の境界(端縁部)の一端から種板と母板との間に人手により楔型の工具(チス刃)を差し込み、種板を引き起こした後に、両手で種板の両端を持ち、種板を母板から引き剥がす作業を行なっていたが、このような作業によると、作業効率が悪く、作業者への負担が大きい上に、安全性の面でも問題があった。
【0005】
また、電解槽内の液面は、常に変動していることから、析出した種板の上部の厚みが非常に薄く、さらに不規則なエッジができるため、剥げにくく、工具(チス刃)を上部の薄い部分から入れることは、非常に難しい状況であった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、母板に強固に付着した種板を人手を介さずに、自動的に剥ぎ取るための方法および装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的のもとに、本発明は、絶縁プロテクタの一部を可動式にして、可動式の絶縁プロテクタを母板から取り外すことにより、種板の端縁部を母板の表面から露出させ、露出した種板と母板との間にチス刃を挿入して、母板から種板の端縁部を引き離して口開き状態としてから、種板に複数の真空吸着パッドを当てがい、吸着パッドを種板の剥離方向に移動させ、種板の剥離位置を口開き側から順次進行させて段階的に剥ぎ取ることにより、強固な電着状態でも母板から種板の剥ぎ取りを機械的にできるようにしている。
【0008】
具体的には、本発明の種板自動剥ぎ取り方法は、母板から電着金属の種板を剥離する工程において、母板の端部に取り付けられている絶縁プロテクタの一部を取り外し、母板を定位置に固定した後、取り外した一部の絶縁プロテクタの位置で、母板と種板との間にチス刃を挿入して、種板の端縁部を母板から離して口開き状態とし、その後、種板に複数の真空吸着パッドを当てがい、真空吸着パッドを種板の剥ぎ取り方向に移動させることにより、母板から種板を剥ぎ取る。
【0009】
また、本発明の種板自動剥ぎ取り方法は、真空吸着パッドにより母板から種板を剥ぎ取る過程で、真空吸着パッドを母板に対して種板の剥ぎ取り方向に移動させる1次剥離と、母板の下方を支点とする真空吸着パッドの剥ぎ取り方向への傾転による2次剥離との2段階に分けることにより、剥離時の母板の浮き上がりを防止する。
【0010】
さらに、1次剥離は、種板の口開き位置に近い真空吸着パッドの剥ぎ取り方向の移動を他の真空吸着パッドの剥ぎ取り方向の移動に先行させ、種板の剥離を口開き位置から順次進行させる。
【0011】
そして、本発明の種板自動剥ぎ取り装置は、上記種板自動剥ぎ取り方法を基礎としており、母板から電着金属の種板を剥離する工程において、母板の端部に取り付けられている絶縁プロテクタの一部を取り外す絶縁プロテクタ取り外し装置と、取り外した一部の絶縁プロテクタの位置で定位置に固定されている母板と種板との間に挿入され種板の端縁部を母板から離して口開き状態とするチス刃および種板に吸着して種板を剥ぎ取り方向に移動させる複数の真空吸着パッドを有する種板剥ぎ取り装置と、から構成されている。
【0012】
上記の絶縁プロテクタの一部は、母板に対してピンにより回動自在に支持されており、絶縁プロテクタ取り外し装置は、取り外し可能な絶縁プロテクタの上部を取り外し方向と反対向きに押す取り外しプッシャ、および絶縁プロテクタの下部を取り外し方向に牽引する開閉可能な取り外しフックにより構成されている。
【0013】
また、種板剥ぎ取り装置は、複数の真空吸着パッドを支持し下方の支点ピンにより傾転可能な傾転アーム、下方の支点軸を中心として傾転可能な補助アーム、この補助アームに取り付けられ傾転アームを種板の剥ぎ取り方向に移動させる剥ぎ取りシリンダ、および傾転アームおよび補助アームを傾転方向に往復回動させるアーム駆動シリンダにより構成されている。
【0014】
さらに、この種板自動剥ぎ取り装置は、絶縁プロテクタ取り外し装置、種板剥ぎ取り装置のほか、外した絶縁プロテクタを閉じる方向に移動させる絶縁プロテクタ押さえ、およびこの絶縁プロテクタ押さえを閉じる方向に駆動する手段からなる絶縁プロテクタ挿入装置から構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、母板1を示している。母板1は、上部でビーム2に連結されており、左右および下側の端縁部で電気絶縁性の絶縁プロテクタ3を備えている。絶縁プロテクタ3の一部、例えば一方の上部は、取り外し可能な絶縁プロテクタ4となっており、他の絶縁プロテクタ3から分離している。取り外し可能な絶縁プロテクタ4は、上部のピン5によって、回動可能な状態で支持されている。
【0016】
母板1は、電解工程で、電極板として、金属を電着させ、母板1の両表面に、ハッチングで示す種板6を形成する。この電解工程で、絶縁プロテクタ3、4の存在する部分に、種板6は形成されない。したがって、取り外し可能な絶縁プロテクタ4の上部を矢印方向に押し、また下部を矢印方向に引くことによって、絶縁プロテクタ4は、母板1から外され、これによって、種板6の端縁部は、絶縁プロテクタ4の外された位置で、母板1の表面から露出し、後述のチス刃41によって剥ぎ取り易い状態となる。
【0017】
つぎに、図2は、種板自動剥ぎ取り装置7の全体的な構成を示しており、また図3ないし図22は、種板自動剥ぎ取り装置7の各部分を示している。
【0018】
図2、図3および図4において、母板1は、図示しない天井クレーンにより、母板搬入ストックコンベア8へおよそ50枚1組とし、55mm程度のピッチで投入される。投入された多数の母板1は、駆動装置9による母板搬入ストックコンベア8の移動によって、母板搬入ストックコンベア8の終端位置にある持ち上げ装置10の近くまで送られる。
【0019】
持ち上げ装置10は、油圧シリンダ11によって、L字状のレバー12を回動させ、傾斜状態のスライドバー13に沿って持ち上げスライダ14を上昇させることにより、1枚の母板1を受け渡し装置15による受け渡し可能な位置まで持ち上げる。
【0020】
受け渡し装置15は、駆動装置16によって回転している一対の回転アーム17の先端の受け渡しフック18によって、持ち上げられた母板1のビーム2を引っ掛けて受け取り、ほぼ135度程度回転した位置で、受け取った母板1を横送りコンベア19の2つの横送りフック20に渡す。
【0021】
図2、図5および図6は、横送りコンベア19を示している。この横送りコンベア19は、トロリーコンベアにより構成されており、母板1の持ち上げ・受け渡し位置から母板1の排出位置にわたって設けられ、駆動装置21によって駆動されて、横送りフック20によって吊り下げられている母板1をその面に対して平行な方向に所定のピッチで移動させる。
【0022】
母板1の持ち上げ・受け渡し位置で、横送りコンベア19によって吊り下げられている母板1は、絶縁プロテクタ取り外し装置22に対向する。絶縁プロテクタ取り外し装置22は、図5、図6、図7、図8および図9に示されている。
【0023】
まず、絶縁プロテクタ取り外し装置22は、図5および図6に示ように、シリンダなどにより取り外しストッパ23を母板1の搬送経路に突出させ、搬送方向前方で、取り外しストッパ23を母板1の先端にあててから、図7および図8に示すように、シリンダ27によりスライドベース26を搬送経路の方向に移動させ、シリンダ29により母板押さえ28を母板1に当接させることにより、さらに、進行方向の左右でシリンダなどにより取り外しクランプ30で母板1を挟み込むことにより、母板1を絶縁プロテクタ4の取り外し位置で位置決め状態で固定する。
【0024】
このあと、絶縁プロテクタ取り外し装置22は、図7、図8および図9のように、シリンダ33の操作により案内シャフト39と一体のスライドプレート32を母板1に接近させ、スライドプレート32の上のシリンダ35を操作して、一対の取り外しフック34で取り外し可能な絶縁プロテクタ4の下側部分を引っ掛ける。なお、一対の取り外しフック34は、一対のギヤ38によって開閉するよう連動している。
【0025】
この状態で、シリンダ33は、取り外しフック34を後退させることにより、取り外し可能な絶縁プロテクタ4を取り外し方向に回動させる。同時に、スライドプレート32の上のシリンダ37は、取り外しプッシャ36により、取り外し可能な絶縁プロテクタ4の上部を押して、取り外し可能な絶縁プロテクタ4の回動による取り外しを助ける。
【0026】
これによって、取り外し可能な絶縁プロテクタ4は、ピン5を支点として回動させられ、はね上げた状態となる。この取り外し工程により、種板6の端縁部(エッジ)は、母板1の表面から露出し、この位置でチス刃41を挿入することにより剥ぎ取り可能な状態となる。
【0027】
絶縁プロテクタ4の取り外し状態で、母板1は、横送りコンベア19により1ピッチ送られて、図2のほか、図10ないし図15に示すように、種板剥ぎ取り装置40の位置に送られる。この送り過程で、母板1は、送り方向で左右一対のチス刃41、送り方向で前後一対の剥ぎ取りクランプ42の間を通って、母板ストッパ45に当たり停止する。なお、母板ストッパ45は、シリンダ46によって駆動され、母板1の通過経路に突出している。このあと、シリンダ43は、一対の剥ぎ取りクランプ42を閉じることによって母板1を固定し、また、図示しないシリンダなどの移動手段は、ビーム押さえ47をビーム2の上に移動させて当接させることによって、母板1の浮き上がり(上昇)を阻止する。
【0028】
このあと、チス刃押し込みシリンダ49は、一対のチス刃41を開放状態のまま、母板1の方向に前進させる。この過程で、チス刃開閉シリンダ50は、一対のチス刃41を閉じることによって、取り外された絶縁プロテクタ4の位置で母板1の端部を挟み込む。このあともチス刃押し込みシリンダ49は、閉じた状態のチス刃41を前進させることによって、母板1の表面と種板6の端縁部つまり母板1に対する付着エッジとの間にチス刃41を押し込み、取り外された絶縁プロテクタ4の位置で、楔状のチス刃41の楔作用によって、母板1から種板6を剥がし、種板6の端縁部を口開き状態とする。
【0029】
チス刃41の挿入過程で、チス刃開閉シリンダ50は、一対のチス刃41を次第に大きく開くことにより、種板6の口開き量を大きくしていく。この口開きによって、種板6が剥ぎ取り易い状態に設定されたら、チス刃押し込みシリンダ49は、チス刃41を後退させる。チス刃41が母板1と種板6との間から後退しても、種板6は、その材質自体の曲げ変形により口開き状態を維持している。
【0030】
このあと、種板剥ぎ取り装置40は、複数の真空吸着パッド51により、口開き状態の種板6を吸着し、母板1から引き離すことによって、種板6の剥ぎ取りを行う。複数例えば9個の真空吸着パッド51は、傾転アーム52に対し支えロッド60およびスプリング60aによって、進退自在に支持されており、下方の支点ピン54により駆動リンク53の先端に連結されている。上段の3個の真空吸着パッド51のうち、チス刃41に近い真空吸着パッド51は、支えロッド60およびスプリング60aの調整・取り付け位置の調節などにより他の真空吸着パッド51より後退した位置、つまり傾転アーム52に対し小さい間隔で取り付けられており、他の真空吸着パッド51の取り付け位置との間で段差を形成している。
【0031】
また、駆動リンク53は、図10ないし図12に示すように、そのボス部分で補助アーム56と一体であり、駆動リンク53および駆動リンク53と一体の補助アーム56は、ボス部分で支点軸55に固定され、支点軸55はその両端の軸受けにより機枠に対して回動自在に支持されている。補助アーム56の先端に取り付けられた剥ぎ取りシリンダ57は、そのピストンロッドの部分で傾転アーム52の先端に連結されている。またアーム駆動シリンダ58は、駆動リンク53と機枠との間に連結されており、支点軸55と共に傾転アーム52および補助アーム56を傾転方向に往復回動させる。母板1の両面で一対の支点軸55は、この支点軸55と一体のギヤ59でかみ合うことによって、傾転時に、傾転アーム52および補助アーム56と共に同じ動きを行うように連動る。
【0032】
傾転アーム52、駆動リンク53、補助アーム56および剥ぎ取りシリンダ57は、母板1の送り方向の左右で、4節のリンク機構を構成しており、アーム駆動シリンダ58によって、母板1の種板6を吸着する位置と、剥ぎ取った種板6をそれぞれ進行方向で左右の受けコンベア61に移載する位置との間で傾転(回動)可能となっている。
【0033】
母板1が剥ぎ取り位置で位置決め状態で固定されたとき、アーム駆動シリンダ58は、駆動リンク53を駆動して、傾転アーム52を母板1の方向に近づけ、真空吸着パッド51を母板1の表面の種板6に当てがい、真空吸着によって、それを吸着する。真空吸着パッド51が種板6の表面に当たったとき、それぞれのスプリング60aは、縮むことによって、真空吸着パッド51の吸着位置の違いを吸収する。このあと、剥ぎ取りシリンダ57は、傾転アーム52を口開き状態の種板6の母板1から離す方向に、傾転アーム52を後退させる。
【0034】
傾転アーム52は、下方の位置で、支点ピン54によって支えられ、回転すなわち傾転動作によって、種板6を口開きした側の移動量を大きくしながら、剥離位置を口開き側から順次進行させるように真空吸着パッド51を後退させる。このため、種板6は、口開き側から剥離位置を下方に移動させながら順次引き離されていく。これが1次剥離である。
【0035】
このように、母板1の種板6に真空吸着パッド51を押し付けたとき、スプリング60aが縮んで上段の3個の真空吸着パッド51とも種板6を吸着するが、引き剥がす過程で、チス刃41に近い真空吸着パッド51は、取り付けの段差分だけ、他の真空吸着パッド51に先行して口開きをした側から種板6を牽引しながら剥がし、その口開き位置を起点として、1次剥離による剥ぎ取りを行う。
【0036】
このあとも、アーム駆動シリンダ58は、さらに駆動リンク53を駆動することによって、傾転アーム52および補助アーム56をともに剥ぎ取り方向に移動させることによって、種板6を上記と同様に、上部の口開き側から下方へと順次剥ぎ取る。これが2次剥離である。
【0037】
このように、種板6の剥ぎ取りは、傾転アーム52のみの回動による1次剥離と、傾転アーム52および補助アーム56の回動による2次剥離とによって、剥ぎ取り時の母板1の浮き上がりを防止しながら剥ぎ取り位置を口開き側から下方へ移動させつつ行われる。
【0038】
傾転アーム52および補助アーム56が受けコンベア61の上面より下方に下降すると、真空吸着パッド51によって保持された2枚の種板6は、図14および図15に示すように、ともに1つの受けコンベア61の上に乗り移る。したがって、この状態で、真空吸着パッド51による真空吸着作用が解除される。受けコンベア61は、駆動装置62によって駆動され、2枚の種板6をともに種板搬出コンベア63の方向に移動させる。
【0039】
種板搬出コンベア63は、例えばローラコンベアであり、駆動装置64により搬出方向に駆動され、その上部で駆動装置66によって駆動される複数の矯正ローラ65を有している。種板6は、剥ぎ取り過程で、剥ぎ取り方向の力により、円柱面の一部の形状で湾曲しているが、種板搬出コンベア63と矯正ローラ65との間を通過する過程で、ほぼ平板状となり、種板搬出コンベア63の終端位置で、図16および図17に示す種板移載装置67の下方に送り込まれる。
【0040】
種板移載装置67において、移動ホルダ68の吸着パッド69は、シリンダ70により上下動することによって、種板搬出コンベア63の上の1枚の種板6を持ち上げ、続いて移動シリンダ71による移動ホルダ68の水平移動によって、移載位置まで運び、つぎにシリンダ70による吸着パッド69の下降によって、吸着パッド69により吸着されていた種板6を下方の種板パレット72の内部に収納する。なお、種板パレット72は、図2に見られるように、パレット搬入コンベア73により搬入され、ターンテーブル74の位置に位置決め状態で待機している。
【0041】
種板パレット72の上に所定枚数の種板6が積み上げられたとき、ターンテーブル74は、種板パレット72を所定の方向に回転させた後、パレット搬出コンベア77へ送り出す。パレット搬出コンベア77は、種板パレット72をエレベータ79の内部に移動させる。ここで、エレベータ79は、種板パレット72を所定の場所へ搬送する。
【0042】
一方、剥ぎ取りの終わった母板1は、横送りコンベア19により1ピッチ送られ、絶縁プロテクタ4の挿入工程へ至り、図5および図6に見られるように、ビームストッパ80によってビーム2の進行方向で位置決めされ、さらに挿入部ストッパ82によって、位置決め状態で固定される。ここで、絶縁プロテクタ挿入装置84は、開放状態の絶縁プロテクタ4を回動させることにより、元の状態に挿入する。
【0043】
図18、図19および図20は、絶縁プロテクタ挿入装置84を示している。絶縁プロテクタ挿入装置84のシリンダ85は、スライダ87を駆動して、ローラ状の絶縁プロテクタ押さえ86を上昇させる。その後に、シリンダ88は、スライダ89を前進させることによって、絶縁プロテクタ押さえ86を絶縁プロテクタ4と対応する位置に移動させる。このあと、シリンダ90は、絶縁プロテクタ押さえ86を絶縁プロテクタ4に接近する方向に移動させ、絶縁プロテクタ押さえ86を絶縁プロテクタ4に当接させる。
【0044】
この状態で、シリンダ85は、絶縁プロテクタ押さえ86を母板1の端面に沿って下降させることによって、ピン5を中心として、開放(取り外し)状態の絶縁プロテクタ4を下向きに回動させ、母板1の端面に押し当てて元の取り付け状態に挿入する。このあと、シリンダ85、88、90は、絶縁プロテクタ4を駆動する手段として、絶縁プロテクタ押さえ86を元の位置に復帰させることにより、つぎの動作に備える。
【0045】
つぎに、絶縁プロテクタ4の挿入位置で、図21および図22に示すように、受け取り装置91は、クランプ状態を解除した後に、駆動装置92によって駆動される回転アーム93の先端の受け取りフック94で絶縁プロテクタ4の挿入後の母板1のビーム2を引っ掛けて受け取り、それを回動させて、下降装置95の上昇中の下降スライダ96に移す。下降スライダ96は、油圧シリンダ97によって駆動されるレバー98によってスライドバー99に沿って下降することによって、母板1のビーム2を母板搬出ストックコンベア100に載せる。
【0046】
母板搬出ストックコンベア100は、母板1の到着ごとに駆動装置101によって搬出方向に1ピッチずつ送られ、1つの作業単位としておよそ50枚の母板1を順次保持する。およそ50枚の母板1からの種板6の剥ぎ取りが終了すると、母板搬出ストックコンベア100のおよそ50枚1組の母板1は、図示しない天井クレーンなどにより種板6の電解工程に搬送される。
【0047】
なお、図2に見られるように、横送りコンベア19の終端位置に、予備の受け取り装置102、予備の下降装置103、および予備の母板搬出ストックコンベア104などが必要に応じて設けられている。これらの予備の受け取り装置102、予備の下降装置103および予備の母板搬出ストックコンベア104は、前記の受け取り装置91、下降装置95、母板搬出ストックコンベア100と類似のものであり、これらによって取り出された母板1は、手作業により、手押し台105を介して、ストック台106に吊り下げられる。
【0048】
以上の一連の動作は、図2の制御装置107によって各部の動作を確認しながらシーケンス制御のもとに順次実行される。
【0049】
【発明の効果】
本発明では、絶縁プロテクタの一部が可動式で、母板から取り外しでき、絶縁プロテクタの一部の取り外し時に、種板の端部が母板の表面から露出しているから、その露出部分からチス刃が確実に挿入でき、かつチス刃による種板の口開きが充分に行える。また、母板に対し口開き状態の種板を真空吸着パッドにより吸着し、1次剥離によって、種板を口開き側から剥ぎ取り、さらに2次剥離により完全に種板を剥ぎ取ることができるため、剥ぎ取り過程で種板に無理な力がかからず、大きな歪みや強い折り曲がりが発生せず、順次に引き剥がすことができ、種板の剥ぎ取り作業が機械的に能率よく行える。
【0050】
そして、本発明の種板自動剥ぎ取り装置によれば、これまで人手により行なっていた電着の強固な種板の剥ぎ取りが自動的かつ連続的に行なうことができ、従来二人で行なっていた作業が一人でできるようになり、単位工数あたりの処理能力が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】母板1の正面図である。
【図2】種板自動剥ぎ取り装置7の全体的な平面図である。
【図3】母板搬入ストックコンベア8、持ち上げ装置10および受け渡し装置15の正面図である。
【図4】母板搬入ストックコンベア8、持ち上げ装置10および受け渡し装置15の平面図である。
【図5】横送りコンベア19の平面図である。
【図6】横送りコンベア19の正面図である。
【図7】絶縁プロテクタ取り外し装置22の平面図である。
【図8】絶縁プロテクタ取り外し装置22の断面図である。
【図9】取り外しフック34の平面図である。
【図10】種板剥ぎ取り装置40の平面図である。
【図11】種板剥ぎ取り装置40の正面図である。
【図12】種板剥ぎ取り装置40の側面図である。
【図13】母板ストッパ45の正面図である。
【図14】受けコンベア61および種板搬出コンベア63の平面図である。
【図15】受けコンベア61および種板搬出コンベア63の側面図である。
【図16】種板移載装置67の平面図である。
【図17】種板移載装置67の側面図である。
【図18】絶縁プロテクタ挿入装置84の一部破断平面図である。
【図19】絶縁プロテクタ挿入装置84の側面図である。
【図20】絶縁プロテクタ挿入装置84の背面図である。
【図21】受け取り装置91、下降装置95および母板搬出ストックコンベア100の正面図である。
【図22】受け取り装置91、下降装置95および母板搬出ストックコンベア100の側面図である。
【符号の説明】
1 母板 2 ビーム
3 絶縁プロテクタ 4 取り外し可能な絶縁プロテクタ
5 ピン 6 種板
7 種板自動剥ぎ取り装置 8 母板搬入ストックコンベア
9 駆動装置 10 持ち上げ装置
11 油圧シリンダ 12 レバー
13 スライドバー 14 持ち上げスライダ
15 受け渡し装置 16 駆動装置
17 回転アーム 18 受け渡しフック
19 横送りコンベア 20 横送りフック
21 駆動装置 22 絶縁プロテクタ取り外し装置
23 取り外しストッパ
26 スライドベース
27 シリンダ 28 母板押さえ
29 シリンダ 30 取り外しクランプ
32 スライドプレート
33 シリンダ 34 取り外しフック
35 シリンダ 36 取り外しプッシャ
37 シリンダ 38 ギヤ
39 案内シャフト 40 種板剥ぎ取り装置
41 チス刃 42 剥ぎ取りクランプ
43 シリンダ
45 母板ストッパ 46 シリンダ
47 ビーム押さえ
49 チス刃押し込みシリンダ 50 チス刃開閉シリンダ
51 真空吸着パッド 52 傾転アーム
53 駆動リンク 54 支点ピン
55 支点軸 56 補助アーム
57 剥ぎ取りシリンダ 58 アーム駆動シリンダ
59 ギヤ 60 支えロッド
60a スプリング
61 受けコンベア 62 駆動装置
63 種板搬出コンベア 64 駆動装置
65 矯正ローラ 66 駆動装置
67 種板移載装置 68 移動ホルダ
69 吸着パッド 70 シリンダ
71 移動シリンダ 72 種板パレット
73 パレット搬入コンベア 74 ターンテーブル
77 パレット搬出コンベア
79 エレベータ 80 ビームストッパ
82 挿入部ストッパ
84 絶縁プロテクタ挿入装置
85 シリンダ 86 絶縁プロテクタ押さえ
87 スライダ 88 シリンダ
89 スライダ 90 シリンダ
91 受け取り装置 92 駆動装置
93 回転アーム 94 受け取りフック
95 下降装置 96 下降スライダ
97 油圧シリンダ 98 レバー
99 スライドバー 100 母板搬出ストックコンベア
101 駆動装置 102 予備の受け取り装置
103 予備の下降装置 104 予備の母板搬出ストックコンベア
105 手押し台 106 ストック台
107 制御装置

Claims (5)

  1. 母板(1)から電着金属の種板(6)を剥離する工程において、母板(1)の端部に取り付けられている絶縁プロテクタ(3)の一部を取り外し、母板(1)を定位置に固定した後、取り外した一部の絶縁プロテクタ(3)の位置で、母板(1)と種板(6)との間にチス刃(41)を挿入して、種板(6)の端縁部を母板(1)から離して口開き状態とし、その後、種板(6)に複数の真空吸着パッド(51)を当てがい、真空吸着パッド(51)を種板(6)の剥ぎ取り方向に移動させることにより、母板(1)から種板(6)を剥ぎ取る過程で、
    真空吸着パッド(51)を母板(1)に対して種板(6)の剥ぎ取り方向に移動させる1次剥離と、母板(1)の下方を支点とする真空吸着パッド(51)の剥ぎ取り方向への傾転による2次剥離との2段階に分けることにより、剥離時の母板(1)の浮き上がりを防止することを特徴とする種板自動剥ぎ取り方法。
  2. 1次剥離の段階で、種板(6)の口開き位置に近い真空吸着パッド(51)の剥ぎ取り方向の移動を他の真空吸着パッド(51)の剥ぎ取り方向の移動に先行させ、種板(6)の剥離を口開き位置から順次進行させることを特徴とする請求項1記載の種板自動剥ぎ取り方法。
  3. 母板(1)から電着金属の種板(6)を剥離する工程において、母板(1)の端部に取り付けられている絶縁プロテクタ(3)の一部を取り外す絶縁プロテクタ取り外し装置(22)と、取り外した一部の絶縁プロテクタ(3)の位置で定位置に固定されている母板(1)と種板(6)との間に挿入され種板(6)の端縁部を母板(1)から離して口開き状態とするチス刃(41)および種板(6)に吸着して種板(6)を剥ぎ取り方向に移動させる複数の真空吸着パッド(51)を有する種板剥ぎ取り装置(40)と、から構成されており、
    上記の種板剥ぎ取り装置(40)を、母板(1)の両面に対向させて複数の真空吸着パッド(51)を支持し下方の支点ピン(54)により下方の駆動リンク(53)に連結されて傾転可能な傾転アーム(52)と、駆動リンク(53)を中心位置で支持する支点軸(55)と、駆動リンク(53)と一体で支点軸(55)を中心として傾転可能な補助アーム(56)と、この補助アーム(56)の上部に取り付けられ傾転アーム(52)を種板(6)の剥ぎ取り方向に移動させる剥ぎ取りシリンダ(57)と、駆動リンク(53)に連結され傾転アーム(52)および補助アーム(56)を傾転方向に往復回動させるアーム駆動シリンダ(58)とで構成することを特徴とする種板自動剥ぎ取り装置(7)
  4. 絶縁プロテクタ(3)の一部を母板(1)に対してピン(5)により回動自在に支持し、絶縁プロテクタ取り外し装置(22)を、取り外し可能な絶縁プロテクタ(3)の上部を取り外し方向に押す取り外しプッシャ(36)、および絶縁プロテクタ(3)の下部を取り外し方向に牽引する開閉可能な取り外しフック(34)により構成することを特徴とする請求項記載の種板自動剥ぎ取り装置(7)
  5. 母板(1)から電着金属の種板(6)を剥離する工程において、母板(1)の端部に取り付けられている絶縁プロテクタ(3)の一部を取り外す絶縁プロテクタ取り外し装置(22)と、取り外した一部の絶縁プロテクタ(3)の位置で定位置に固定されている母板(1)と種板(6)との間に挿入され種板(6)の端縁部を母板(1)から離して口開き状態とするチス刃(41)および種板(6)に吸着して種板(6)を剥ぎ取り方向に移動させる複数の真空吸着パッド(51)を有する種板剥ぎ取り装置(40)と、外した絶縁プロテクタ(3)を閉じる方向に移動させる絶縁プロテクタ押さえ(86)およびこの絶縁プロテクタ押さえ(86)を閉じる方向に駆動する手段(85、88、90)からなる絶縁プロテクタ挿入装置(84)と、から構成されており、
    上記の種板剥ぎ取り装置(40)を、母板(1)の両面に対向させて複数の真空吸着パッド(51)を支持し下方の支点ピン(54)により下方の駆動リンク(53)に連結されて傾転可能な傾転アーム(52)と、駆動リンク(53)を中心位置で支持する支点軸(55)と、駆動リンク(53)と一体で支点軸(55)を中心として傾転可能な補助アーム(56)と、この補助アーム(56)の上部に取り付けられ傾転アーム(52)を種板 (6)の剥ぎ取り方向に移動させる剥ぎ取りシリンダ(57)と、駆動リンク(53)に連結され傾転アーム(52)および補助アーム(56)を傾転方向に往復回動させるアーム駆動シリンダ(58)とで構成することを特徴とする種板自動剥ぎ取り装置(7)
JP25895299A 1999-09-13 1999-09-13 種板自動剥ぎ取り方法およびその装置 Expired - Lifetime JP3803700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25895299A JP3803700B2 (ja) 1999-09-13 1999-09-13 種板自動剥ぎ取り方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25895299A JP3803700B2 (ja) 1999-09-13 1999-09-13 種板自動剥ぎ取り方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001081591A JP2001081591A (ja) 2001-03-27
JP3803700B2 true JP3803700B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=17327317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25895299A Expired - Lifetime JP3803700B2 (ja) 1999-09-13 1999-09-13 種板自動剥ぎ取り方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3803700B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5100196B2 (ja) * 2007-04-27 2012-12-19 パンパシフィック・カッパー株式会社 電着金属の移載装置
JP5052248B2 (ja) * 2007-07-31 2012-10-17 パンパシフィック・カッパー株式会社 パーマネントカソードのエッジストリップの位置ずれ修正装置及び修正方法
FI121628B (fi) * 2009-06-30 2011-02-15 Outotec Oyj Menetelmä ja laite kestokatodien emolevyjen valmistamiseksi automaattisesti käytettäväksi metallin elektrolyyttisessä talteenottoprosessissa
JP5565337B2 (ja) * 2011-02-15 2014-08-06 住友金属鉱山株式会社 電着金属の剥離装置
JP5772613B2 (ja) * 2012-01-13 2015-09-02 住友金属鉱山株式会社 電着金属剥離装置用のチス刃
WO2014019070A1 (en) * 2012-08-01 2014-02-06 Stephan Frank Matusch Method and apparatus for starter sheet stripping
CN103388162B (zh) * 2013-08-09 2015-09-30 赤峰云铜有色金属有限公司 种板剥离机组
JP6926788B2 (ja) * 2017-07-31 2021-08-25 住友金属鉱山株式会社 ニッケル種板剥ぎ取り機、及びその運転方法
JP7188137B2 (ja) * 2019-01-29 2022-12-13 住友金属鉱山株式会社 ニッケル種板剥ぎ取り機、及びその運転方法
JP7188138B2 (ja) * 2019-01-29 2022-12-13 住友金属鉱山株式会社 ニッケル種板剥ぎ取り機、及びその運転方法
CN110846682A (zh) * 2019-11-29 2020-02-28 金川集团股份有限公司 一种种板固定装置
CN110804749A (zh) * 2019-11-29 2020-02-18 金川集团股份有限公司 一种智能机器人种板剥片机组
CN110804748A (zh) * 2019-11-29 2020-02-18 金川集团股份有限公司 一种种板始极片开口剥离一体机
CN111826685A (zh) * 2020-07-16 2020-10-27 江苏徐工信息技术股份有限公司 一种始极片用剥片吸盘装置、夹持装置及工艺方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001081591A (ja) 2001-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3803700B2 (ja) 種板自動剥ぎ取り方法およびその装置
EP2318571B1 (en) Stripping apparatus and method for removing an electrodeposited metal layer from a cathode plate
WO2011076137A1 (zh) 阴极板剥片设备
JP5749657B2 (ja) 陰極板から金属を剥離する装置
US3996127A (en) Device for detaching an electrolytically precipitated metal sheet from a cathode
CN113290363A (zh) 一种全自动背光组装设备
CN111162427A (zh) 一种电线端子自动铆压机
EP2014800B1 (fr) Dispositif d'effeuillage de cathodes
CN112954998A (zh) 一种led球泡灯光源板插件机及插件方法
EP3841232B1 (en) Stripping of metal from cathodes
WO2006021617A1 (en) Device and method for handling metal sheets
CN211170924U (zh) 剥片系统
CN216912768U (zh) 一种全自动背光组装设备
AU712612B2 (en) An apparatus for stripping electrolytically deposited metal from a cathode
KR20040005654A (ko) Acf공급장치 및 acf공급방법
CA2756618A1 (en) Separating process and apparatus
CN211238780U (zh) 一种电线端子自动铆压机
CN112210800B (zh) 包括预剥离设备的电解沉积生产线
EA041998B1 (ru) Снятие металла с катодов
CN117326168A (zh) 一种撕膜设备
JPH0999331A (ja) 板材加工機のワーク搬出装置及びワーク搬出方法
JPH047188Y2 (ja)
JPH05206698A (ja) プリント基板に対する保護具の自動装着方法およびその自動装着装置
CN111424291A (zh) 剥片系统
JPH06246429A (ja) 鋳物の余剰部除去方法および除去装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3803700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140519

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term