JP3803151B2 - 光ファイバケーブル成端箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバケーブル成端箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバケーブルを他の光ファイバに分岐接続する光ファイバケーブル成端箱としては、例えば図4に示すように、光ファイバケーブル1から導出した光ファイバ2(光ファイバ心線等)と別の光ファイバ3(分岐接続側光ファイバ)とを光接続する融着接続部等の光接続部(図示せず)や接続余長(図示せず)を薄板状に形成した複数のカセット4内に整理して収納し、これらカセット4を成端箱本体5内に設置したカセット収容部6(ラック)に横並びに配列して収容した構成が一般的である。
成端箱本体5は、着脱自在の蓋5aにより開閉される函体である。
各カセット4に引き込む光ファイバ2は、光ファイバケーブル1等からそれぞれ複数本集合してカセット収容部6近傍まで引き回し、さらにカセット収容部6の一定方向から分散して各カセット4にを引き込む。分岐接続側の光ファイバ3も、成端箱本体5内でカセット収容部6の近傍まで引き回し、光ファイバケーブル1側の光ファイバ2と同じ位置から分散して各カセット4内に引き込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のような光ファイバケーブル成端箱の場合、カセット収容部6の近傍で光ファイバ2、3が交錯するため、カセット4への光接続部や接続余長の収納作業や、光接続部や接続余長を収納するカセット4の変更や、光ファイバ2、3の接続切替といった作業に手間がかかるといった問題があった。
光ファイバ2、3の接続切替では、目的の光ファイバ2、3を探すことに手間がかかることになり、作業性が低下する。また、カセット収容部6からカセット4を取り出す際に、光ファイバ2、3が絡まると光ファイバ2、3に曲げ変形を与えたり作業対象外の光ファイバ2、3の光通信に影響を与える心配があるため、作業を慎重に行わねばならず、作業性に不満があった。
また、光ファイバケーブル成端箱には、建物の壁等に設置する縦置きや、床等に設置する横置きといった設置形態があるが、その設置形態によってはカセット収容部6の近傍の光ファイバ2、3が見えにくくなり、これにより目的の光ファイバ2、3を探す作業に一層手間がかかることになるため、設置形態に関わらず常時光ファイバ2、3の取り出しや収納を効率良く行うことのできる光ファイバケーブル成端箱の開発が求められていた。
【0004】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、複数のカセットに引き込む多数本の光ファイバを並行に配列して保持することにより、組み立てや、接続切替等の作業性が向上し、しかも作業中の光ファイバの光伝送性能等への影響を回避することができる光ファイバケーブル成端箱を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、以下の構成を採用した。
すなわち、本発明では、光ファイバケーブルを他の光ファイバへ分岐接続する光ファイバケーブル成端箱であって、底板と着脱自在の蓋とを具備し前記蓋の着脱により開閉される函体である成端箱本体内に、該成端箱本体内に引き込んだ光ファイバケーブルの端末から導出した光ファイバと分岐接続側の光ファイバとの光接続部および接続余長を内装する薄板状カセットを複数枚横並びに取り出し可能に配列収容するカセット収容部と、前記底板に沿った方向においてカセット収容部からやや離間した位置で複数本の光ファイバを配列状態に保持する保持具と、この保持具が配置される斜辺を有する山形に形成され、前記底板上に固定されている支持材とを備えてなり、前記底板上には、前記光ファイバケーブルから導出した光ファイバと前記分岐接続側の光ファイバとが引き回され、カセットは、カセット収容部と保持具との間の光ファイバ布線領域に布線する各光ファイバと垂直の回転軸線を中心とする回転によって、前記支持材において前記保持具の反対の側に配置して前記底板上に設置されたカセット収容部から取り出して、前記保持具側に移動でき、前記支持材は、前記底板上に引き回すとともに前記斜辺に布線される光ファイバを前記保持具に着脱可能に保持することで、カセット収容部と保持具との間に布線される光ファイバを、カセット収容部および保持具を支持する前記底板に対して傾斜させた状態に支持するようになっており、前記保持具は、弾性材料で形成された長尺の部材であり、長手方向複数箇所に、光ファイバを挟み込むスリットを有し、各カセットの側部に開口した光ファイバの入口を前記保持具方向に向けて配置し、各カセットに引き込む光ファイバを入口と保持具との間にカセットと同じ配列順で並行に配列布線したことを特徴とする光ファイバケーブル成端箱を前記課題の解決手段とした。
保持具としては、光ファイバをクランプ保持する樹脂やスポンジ等からなるクランプ部材等を採用する。この保持具は、光ファイバを簡便に着脱することができる構成であることが好ましい。カセットに開口した入口と保持具とは、両者の間に布線する光ファイバに捻れが生じない位置関係であれば良く、対向配置する他、段違いにずらしたり、同一平面に沿って相対的にずらした構成等も採用可能である。
【0006】
本発明では、回転軸線上に配置した回転軸によりカセットを回転自在に支持する構成がより好ましい。これにより、カセット収容部から取り出したカセットが位置ずれを生じること無く回転軸回りに回転して支持具に至るので、回転の途中での光ファイバ同士の絡みを防止することができる。
【0007】
カセット収容部と保持具との間の光ファイバ布線領域では、複数本の光ファイバが並列に配列され、しかも底板に対して傾斜する。これにより、底板に対向した作業者側から光ファイバが見えやすくなり、光ファイバの着脱等の作業性が向上する。また、光ファイバ布線領域および保持具の周囲には光ファイバの傾斜に沿って延在する支持材を配置し、この支持材上で光ファイバを支持する構成を採用することが好ましい。これにより、光ファイバ布線領域に布線した光ファイバの垂れ下がり等を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の光ファイバケーブル成端箱の実施の形態を、図1から図3を参照して説明する。
なお、図中、図4と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
図1中符号10は、本実施の形態の光ファイバケーブル成端箱である。この光ファイバケーブル成端箱10は、図4に示した光ファイバケーブル成端箱のカセット収容部6からやや離間した位置に保持具11を配置して、カセット収容部6に引き込む光ファイバ2、3をカセット4と保持具11との間にカセット4と同じ配列順で並行に配列した構成になっている。図2に示すように、前記保持具11は、スポンジ等の高い弾性を有する材料で形成された長尺の部材であり、長手方向複数箇所に多数のスリット12を有している。保持具11は2本一対として固定し、互いのスリット12を連通させている。
カセット4の側部には光ファイバ2、3の入口13を形成し、各カセット4はこの入口13を前記保持具11方向に向けて配置する。各カセット4に引き込む光ファイバ2、3は、入口13と保持具11との間にカセット4と同じ配列順で並行に配列布線し、保持具11、11のスリット12に挟み込むことで配列状態を維持する。
なお、カセット4に引き込む光ファイバ2、3は同一のチューブ4a内に集合して入口13から挿入し、チューブ4aの色をカセット4毎に変えることで、カセット4と光ファイバ2、3とを照合できるようにしておく。
【0009】
図3に示すように、カセット収容部6および保持具11は、成端箱本体5の底板14に固定した断面3角形山形の支持材15の両斜辺16に振り分け配置する。これにより、底板14を下にして光ファイバケーブル成端箱10を設置した場合(横置き)や、カセット収容部6に対して保持具11を上にして光ファイバケーブル成端箱10を設置した場合(縦置き)のいずれの設置形態であっても、光ファイバ2、3が斜辺16上に支持されて垂れ下がりが防止される。
また、光ファイバ2、3を斜辺16上に布線することで、斜辺16上と底板14との境界に布線した光ファイバ2、3の湾曲半径が緩和されるので、光ファイバ2、3の光伝送特性に影響を与える心配が無く、布線や撤去の作業性が向上する。
【0010】
カセット収容部6には、該カセット収容部6と保持具11との間の光ファイバ布線領域17内でここに布線する各光ファイバ2、3と垂直に配置した回転軸18と、回転軸18を中心として回転してカセット収容部6から取り出したカセット4を支持する支持具19とを取り付けている。各カセット4はその側部から突設した連結リング20(図2参照)を介して回転軸18に回転自在に連結され、さらに連結リング20の途中に介在した図示しないピン結合により回転軸18に対して垂直な軸線を中心として回転自在になっている。支持具19は門形であって、両端が回転軸18の両端に回転自在に軸支され、通常時はカセット収容部6側に回転しておき回転軸18両端のネジ21を手動で締め付けて固定することでカセット収容部6内に収容したカセット4の移動を防止し、かつカセット4内での光ファイバ2、3の取り出し、収納等の作業を行う際には、保持具11方向に回転してカセット収容部6側面に突設したストッパ21に基端部22を当接して回転を規制することで上側に載せたカセット4を支持する作業台として機能する。
支持具19はカセット4の移動を押さえる位置からほぼ180度回転してカセット4を支持する位置に到達する。保持具11は、支持具19を前記カセット4を支持する位置からさらに90度程度回転した位置にあるので、カセット4の支持位置に保持具11を移動しても、光ファイバ布線領域17での光ファイバ2、3の布線や取り出しといった作業には影響が無い。
【0011】
保持具11は回転軸18と平行に延在しているので、光ファイバ布線領域17に布線した光ファイバ2、3の布線長は全て一定になる。また、保持具11のスリット12は、カセット4の配列間隔と一致しているので、光ファイバ布線領域17に布線した光ファイバ2、3は全て平行になる。また、2連の保持具11、11が、互いの連続させたスリット12、12により光ファイバ2、3を挟み込むことにより、スリット12間で光ファイバ2、3の湾曲半径の違いを許容するので、保持具11、11の近傍では光ファイバ2、3の湾曲半径を緩和することが容易であり、しかも湾曲半径の変動を許容することで、カセット4の回転移動時でも光ファイバ2、3の湾曲半径を光伝送特性に影響を与えない範囲に維持することができる。
【0012】
図1中符号23はケーブル保持具であり、該ケーブル保持具23に保持した光ファイバケーブル1(き線ケーブル)端末から引き出した光ファイバ2は、集合させて保持具11の近傍に導き、ここで分散させて保持具11の各スリット12に挿通している。また、光ファイバ2と分岐接続側の光ファイバ3は、底板14に取り付けたコネクタユニット24の各光コネクタ25から引き出した後、集合状態のまま底板14上を引き回して保持具11の近傍にて分散させ、保持具11の各スリット12に挿通している。底板14上に引き回す光ファイバ2、3は、底板14の随所に突設したサドル26により底板14に引き留めておく。また、分岐接続側の光ファイバ3は、光コネクタ25を介して出力側の光コード27と接続される。光ファイバ3の途中には分岐部28を介在し、これにより、該光ファイバ3に接続した光ファイバケーブル1側の光ファイバ2をより多数の光コード27と接続することを可能にしている。
なお、き線となる光ファイバケーブル1の光ファイバ2に接続する光ファイバ3に、別途成端箱本体5に引き込んだ光ファイバケーブルから引き出した光ファイバや、前記光コード27を直接接続する構成も適用可能である。
【0013】
この光ファイバケーブル成端箱10によれば、光ファイバ布線領域17に布線した多数本の光ファイバ2、3がカセット4と同じ配列順で並行に配列されて整然と整理され、しかも成端箱本体5の開放時に見えやすく、光ファイバ布線領域17での光ファイバ2、3の布線や取り出しが容易になるため、該光ファイバケーブル成端箱10の組み立てや、光ファイバ2、3の接続切替等の作業性が向上する。これにより、成端箱本体5内の限られた容積を有効に使用して、多数の光ファイバ2、3を効率良く処理することができ、その結果、光ファイバケーブル成端箱10の対応心数の増大も可能となる。
【0014】
光ファイバ布線領域17には光ファイバ2、3の交差部分が無いため、目的の光ファイバ2、3の取り出し時や、カセット収容部6から取り出したカセット4を保持具11側に回転して支持具19上に載せる途中で光ファイバ2、3に絡みを生じる心配が無いので、カセット4をスムーズに回転移動することができ、しかも、光ファイバ2、3の光伝送特性を維持することができる。
なお、回転軸18を光ファイバ布線領域17内に配置しているため、該回転軸18を中心としてカセット4を回転すると、このカセット4に係る光ファイバ2、3の該カセット4から回転軸18までの布線部分もカセット4とともに回転して布設長に変化は無い。したがって、カセット4を回転しても、該カセット4に係る光ファイバ2、3の布線長に余長が生じることは無く、常に他の光ファイバ2、3と平行な布線状態を維持することができる。
【0015】
また、光ファイバ布線領域17の光ファイバ2、3を底板14に対して傾斜して布線した構造により、光ファイバケーブル成端箱10をいずれの設置形態で設置しても光ファイバ2、3の保持具11への着脱作業性を維持することができる。しかも、光ファイバ布線領域17の光ファイバ2、3を底板14に対して傾斜して布線した構造は、底板14に占める光ファイバ布線領域17の面積を圧縮し、成端箱本体5内の光ファイバ2、3の布線密度を高度化するので、光ファイバケーブル成端箱10の対応心数の増加を可能にする。
【0016】
なお、成端箱本体5内の実装部品は前記実施に形態に限定されず、本発明は、図1から図3に示していない各種光部品を成端箱本体5に内装した光ファイバケーブル成端箱も含む。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る光ファイバケーブル成端箱によれば、カセット収容部に複数枚横並びに取り出し可能に配列収容した各カセットの側部に開口した光ファイバの入口を、カセット収容部からやや離間した位置で複数本の光ファイバを配列状態に保持する保持具方向に向けて配置し、各カセットに引き込む光ファイバを入口と保持具との間の光ファイバ布線領域にカセットと同じ配列順で並行に配列布線したことにより、
(1)多数の光ファイバが整然と整理されしかも成端箱本体の開放時に見えやすく布線され、入口と保持具との間への光ファイバの布線や取り出しが容易になるので、光ファイバケーブル成端箱の組み立てや、光ファイバの接続切替等の作業性が向上する、
(2)これにより、成端箱本体内の限られた容積を有効に使用して、多数の光ファイバを効率良く処理することができ、その結果、光ファイバケーブル成端箱の対応心数の増大が可能となるといった優れた効果を奏する。
また、光ファイバ布線領域に布線する光ファイバを、カセット収容部および保持具を支持しかつ成端箱本体の構造物に取り付けられる底板に対して傾斜させたことにより、成端箱本体の縦置きや横置きといった設置形態に関わらず成端箱本体の開放時の光ファイバ布線領域の目視が容易になり、光ファイバの布線、取り出しの作業性を常に維持することができるといった優れた効果を奏する。
【0018】
また、本発明に係る光ファイバケーブル成端箱によれば、カセット収容部から取り出して、光ファイバ布線領域に布線する各光ファイバと垂直の回転軸線を中心として回転したカセットを支持する支持具を、前記回転軸線を中心とするカセット収容部から保持具側への回転軌跡の途中に配置したことにより、カセット収容部から取り出したカセットを保持具側に回転する途中で光ファイバに絡みを生じる心配が無いので、カセットをスムーズに回転移動することができ、しかも、光ファイバの光伝送特性を維持することができるといった優れた効果を奏する。
請求項2記載の発明は、光ファイバケーブルを他の光ファイバへ分岐接続する光ファイバケーブル成端箱であって、底板と着脱自在の蓋とを具備し前記蓋の着脱により開閉される函体である成端箱本体内に、該成端箱本体内に引き込んだ光ファイバケーブルの端末から導出した光ファイバと分岐接続側の光ファイバとの光接続部および接続余長を内装する薄板状カセットを複数枚横並びに取り出し可能に配列収容するカセット収容部と、前記底板に沿った方向においてカセット収容部からやや離間した位置で複数本の光ファイバを配列状態に保持する保持具と、前記カセットに引き込まれる光ファイバが布線される斜辺を有する山形に形成され、前記底板上に固定されている支持材を備えてなり、前記底板上には、前記光ファイバケーブルから導出した光ファイバと前記分岐接続側の光ファイバとが引き回され、カセットは、カセット収容部と保持具との間の光ファイバ布線領域に布線する各光ファイバと垂直の回転軸線を中心とする回転によって、前記支持材において前記カセットに引き込まれる光ファイバが布線される斜辺とは反対の側に配置して前記底板上に設置されたカセット収容部から取り出して、前記前記カセットに引き込まれる光ファイバが布線される前記斜辺側に移動でき、前記支持材は、前記底板上に引き回すとともに前記斜辺に布線される光ファイバを前記底板に対して傾斜させた状態に支持するようになっていることを特徴とする光ファイバケーブル成端箱を前記課題の解決手段とした。
請求項3記載の発明は、カセット収容部から取り出して、カセット収容部と保持具との間の光ファイバ布線領域に布線する各光ファイバと垂直の回転軸線を中心として保持具側に回転したカセットを支持する支持具を具備し、前記支持具は、前記複数のカセットを回転自在に支持する回転軸に回転自在に軸支されており、カセット収容部側に回転して固定することでカセット収容部内に収容したカセットの移動を防止し、保持具方向に回転して前記カセット収容部に突設されているストッパに当接して回転を規制することで、前記カセット収容部内のカセットを押さえる位置に対して前記回転軸を介して反対の側に設置されて、保持具側に回転された前記カセットを支持する作業台として機能することを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバケーブル成端箱を前記課題の解決手段とした。
請求項4記載の発明は、1つのカセットに引き込む光ファイバが同一のチューブ内に集合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ファイバケーブル成端箱を前記課題の解決手段とした。
請求項5記載の発明は、前記分岐接続側の光ファイバを前記成端箱本体の外側の出力側の光コードとコネクタ接続する光コネクタが設けられているコネクタユニットが、前記底板に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバケーブル成端箱を前記課題の解決手段とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバケーブル成端箱の実施の形態を示す平面図である。
【図2】 図1の光ファイバケーブル成端箱のカセット収容部および保持具を示す要部拡大斜視図である。
【図3】 図1の光ファイバケーブル成端箱を示す図であって、縦置き状態を示す側面図である。
【図4】 従来例の光ファイバケーブル成端箱を示す、要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1…光ファイバケーブル(き線ケーブル)、2…光ファイバ、3…光ファイバ、4…カセット、5…成端箱本体、6…カセット収容部、10…光ファイバケーブル成端箱、11…保持具、13…入口、14…底板、17…光ファイバ布線領域、19…支持具。
Claims (5)
- 光ファイバケーブル(1)を他の光ファイバへ分岐接続する光ファイバケーブル成端箱であって、
底板(14)と着脱自在の蓋(5a)とを具備し前記蓋の着脱により開閉される函体である成端箱本体(5)内に、
該成端箱本体内に引き込んだ光ファイバケーブルの端末から導出した光ファイバ(2)と分岐接続側の光ファイバ(3)との光接続部および接続余長を内装する薄板状カセット(4)を複数枚横並びに取り出し可能に配列収容するカセット収容部(6)と、
前記底板に沿った方向においてカセット収容部からやや離間した位置で複数本の光ファイバを配列状態に保持する保持具(11)と、
この保持具が配置される斜辺(16)を有する山形に形成され、前記底板上に固定されている支持材(15)
とを備えてなり、
前記底板上には、前記光ファイバケーブルから導出した光ファイバと前記分岐接続側の光ファイバとが引き回され、
カセットは、カセット収容部と保持具との間の光ファイバ布線領域(17)に布線する各光ファイバと垂直の回転軸線を中心とする回転によって、前記支持材において前記保持具の反対の側に配置して前記底板上に設置されたカセット収容部から取り出して、前記保持具側に移動でき、
前記支持材は、前記底板上に引き回すとともに前記斜辺に布線される光ファイバを前記保持具に着脱可能に保持することで、カセット収容部と保持具との間に布線される光ファイバを、カセット収容部および保持具を支持する前記底板に対して傾斜させた状態に支持するようになっており、
前記保持具は、弾性材料で形成された長尺の部材であり、長手方向複数箇所に、光ファイバを挟み込むスリット(12)を有し、
各カセットの側部に開口した光ファイバの入口(13)を前記保持具方向に向けて配置し、各カセットに引き込む光ファイバを入口と保持具との間にカセットと同じ配列順で並行に配列布線したことを特徴とする光ファイバケーブル成端箱(10)。 - 光ファイバケーブル(1)を他の光ファイバへ分岐接続する光ファイバケーブル成端箱であって、
底板(14)と着脱自在の蓋(5a)とを具備し前記蓋の着脱により開閉される函体である成端箱本体(5)内に、
該成端箱本体内に引き込んだ光ファイバケーブルの端末から導出した光ファイバ(2)と分岐接続側の光ファイバ(3)との光接続部および接続余長を内装する薄板状カセット(4)を複数枚横並びに取り出し可能に配列収容するカセット収容部(6)と、
前記底板に沿った方向においてカセット収容部からやや離間した位置で複数本の光ファイバを配列状態に保持する保持具(11)と、
前記カセットに引き込まれる光ファイバが布線される斜辺(16)を有する山形に形成され、前記底板上に固定されている支持材(15)
とを備えてなり、
前記底板上には、前記光ファイバケーブルから導出した光ファイバと前記分岐接続側の光ファイバとが引き回され、
カセットは、カセット収容部と保持具との間の光ファイバ布線領域(17)に布線する各光ファイバと垂直の回転軸線を中心とする回転によって、前記支持材において前記カセットに引き込まれる光ファイバが布線される斜辺とは反対の側に配置して前記底板上に設置されたカセット収容部から取り出して、前記前記カセットに引き込まれる光ファイバが布線される前記斜辺側に移動でき、
前記支持材は、前記底板上に引き回すとともに前記斜辺に布線される光ファイバを前記底板に対して傾斜させた状態に支持するようになっていることを特徴とする光ファイバケーブル成端箱(10)。 - カセット収容部から取り出して、カセット収容部と保持具との間の光ファイバ布線領域(17)に布線する各光ファイバと垂直の回転軸線を中心として保持具側に回転したカセットを支持する支持具(19)を具備し、
前記支持具は、前記複数のカセットを回転自在に支持する回転軸(18)に回転自在に軸支されており、カセット収容部側に回転して固定することでカセット収容部内に収容したカセットの移動を防止し、保持具方向に回転して前記カセット収容部に突設されているストッパ(21)に当接して回転を規制することで、前記カセット収容部内のカセットを押さえる位置に対して前記回転軸を介して反対の側に設置されて、保持具側に回転された前記カセットを支持する作業台として機能することを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバケーブル成端箱。 - 1つのカセットに引き込む光ファイバが同一のチューブ(4a)内に集合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ファイバケーブル成端箱。
- 前記分岐接続側の光ファイバ(3)を前記成端箱本体の外側の出力側の光コード(27)とコネクタ接続する光コネクタ(25)が設けられているコネクタユニット(24)が、前記底板に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバケーブル成端箱。
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