JP3802684B2 - 床暖房マット敷設方法及び床暖房マット敷設用治具 - Google Patents

床暖房マット敷設方法及び床暖房マット敷設用治具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水式の床暖房マットの敷設方法等に関する。特には、既設の建物に後付けで床暖房を設置しやすいように改良を加えた床暖房マット敷設方法に関する。また、同方法に適した床暖房マット及び床暖房マット敷設治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
床暖房は、床板(フローリング)や畳の下に敷いた温水マット中の放熱管に温水(一例60℃)を流すことにより、室内を床から暖める方式の暖房である。一般の暖房では暖めにくい室内の底部を有効に暖めることができるので好評であり、近年の住宅向けに多く設置されつつある。
【0003】
建物の床に床暖房マットを敷設する方式は、図14、15、16に示すように、いくつかのものがある。
図14は、従来の床暖房マット敷設方法を説明するための図である。(A)は一部破断斜視図、(B)は掛具の取り付け方を拡大して示す斜視図、(C)は全体の断面図である。
この方式では、建物の床下構造である大引7の上の根太5に掛具101を掛けて、その上に床暖房マット3を置く方法である。掛具101の上辺101aの下面には、根太5の上表面に食い込む爪が形成されている。床暖房マット3は、隣り合う根太5間の空間に浮いた状態で保持される。床暖房マット3上には、木質のフローリング材1又は畳(図示されず)が敷かれる。
【0004】
図15は、図14の従来の床暖房マット敷設方法の変形例を示す図である。
この方式では、床暖房マット107の幅方向両端に鍔107aを出して、その鍔107aを根太5の上に引っ掛けている。
【0005】
図16は、従来の他の床暖房マット敷設方法(根太上置き方式)を説明するための図である。(A)は斜視図、(B)は断面図である。
この方式では、根太5の上に下地合板103を敷いて、その上に床暖房マット3を敷いている。そして根太間には図16(B)に示すように断熱材105を取り付ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の図14の方式には以下のような問題点がある。
(1)掛具101は、根太の固い節目(図14(B)の符号5a)のような所には打ち込むことができない。
(2)取付治具を使用する場合、取付治具を正確に真上から打つ必要があるため、打ち損じによる取付治具の破損を起こす場合が多く、また、取付治具の予備を用意しておく必要があるためコストが高くなる。
(3)根太間隔が広い場合、図17に示すように、定尺の取付治具では温水マットが取付治具から外れることがあり、根太間隔に応じた取付治具が必要になる。
(4)床上から温水マットを固定するため、図18に示すように床材の施工時に温水マットが根太間の中心位置から長手方向及び幅方向に外れる場合があり、床暖房時の温度分布が悪くなるケースがある。
【0007】
上述の図15の方式には以下のような問題点がある。
(1)温水マットを根太(図15の符号5)に固定する際、鍔107aの部分に釘、ビス等による固定となるため、仕上材を固定する際に、仕上材を固定するビスが当たってしまう可能性がある。
(2)根太高さが低い場合、温水マットが大引に当たり、設置できない可能性がある。
(3)根太の設置間隔にバラツキがあった場合、温水マットが入らない可能性がある。
【0008】
上述の図16の方式では、温水マットと下地合板とをビスや釘等で固定してからその上にフローリング材を設置するので、床が通常の仕上げ高さより12mm程度上がり、マット周辺に不陸(凹凸)を調整する合板(捨て貼り)を敷きつめる必要がある。
【0009】
また一般的には、従来の床暖房マット敷設方法はいずれも床暖房マットを上から(室内側から)置く方式であったので、以下のような問題点があった。
(1)既設の建物に施工するには、床の上に置いてある家具やピアノなどを全て室外に出して床材を剥がす必要があった。そのため居住者に不便をかけるとともに、工期が長く、工費も高くなっていた。
(2)同様に古くなった床暖房マットの更新や修理も大変であった。特に、床暖房マットと床材を接着剤で接着する場合は剥がすのに多大な手間がかかっていた。
(3)仕上げ材の種類によっては、マットの厚み、硬さ、捨て貼り等による調整が必要であった。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、既設の建物に後付けで床暖房を設置しやすいように改良を加えた床暖房マット敷設方法を提供することを目的とする。また、同方法に適した床暖房マット敷設治具を提供することを目的とする。
【0011】
発明に関連する床暖房マット敷設方法は、 マット板と、マット板に配設された温水パイプと、マット板上面に貼られた放熱シートと、を備える床暖房マットを敷設する方法であって; 建物の床下から床暖房マットを床の下面に当てて固定することを特徴とする。
この場合、根太間の床の下面に床暖房マットを当てて固定することが好ましい。
【0012】
敷設の際には、床暖房マットの長手方向端部を床と大引又は土台の間のスキマに差し込むことが好ましい。また、床暖房マットの長手方向端部を寸法調整可能としておき、床暖房マットの長手方向寸法を調整することが好ましい。さらに床暖房マットを長手方向にたわませてマットを差し込むことが好ましい。マットを取り付けやすく、大引や土台の上にも床暖房マットが存在するので床の温度ムラを小さくできる。
【0013】
本発明に関連する他の床暖房マット敷設方法は、 ほぼ平行に配列された大引と、大引上に大引とほぼ直交する方向に配列された根太と、根太上に張られた床と、を備える建物に床暖房マットを敷設する方法であって; 建物の床下から床暖房マットを床の下面に当てるとともに、根太の下をくぐらせて隣り合うマット間に温水パイプを接続することを特徴とする。
この際、床暖房マットの両側面に接続用温水パイプ取出し部を設けておき、同部から接続用温水パイプを取り出して隣り合うマット間で配管接続することが好ましい。このようにすることにより、床暖房マットを床下で引きずって移動させても温水パイプは地面等に触れないので傷付かない。
【0014】
また、床暖房マットを長手方向に折り畳み式として、敷設時に広げて床の下面に当てることも好ましい。例えば、長さ1800mmの長尺タイプの床暖房マットにおいては、折りたたみ構造とすることにより、床下への搬入を容易にし、かつ床下の狭い空間で容易に広げられる。
【0015】
本発明の床暖房マット敷設方法は、 建物の床下から床暖房マットを床の下面に当てる床暖房マットの敷設方法であって; 床暖房マット敷設治具を用いて温水マットを下から支え、上記床暖房マット敷設治具が、配列された複数の根太間を掛け渡す基板と、基板の上に根太のピッチと実質的に同一のピッチで配列された、その幅が隣り合う根太間の間隔よりも狭い複数の押圧板と、を備え;根太間に配置する床暖房マットの下面を上に押圧するように上記押圧板を当て、上記基板を根太の下面に固定することを特徴とする。こうすることにより、軟質のマット板材を用いた場合にも、マットの垂れ下がりを防止でき、マットと床との間の接触状態を良好にでき、暖房の熱を効率よく床を介して室内に供給できる。
本発明の他の床暖房マット敷設方法は、上記床暖房マット敷設治具が、幅が隣り合う根太間隔よりもやや広い弾性のある板状治具であって、その両側部に根太側面に食い込む爪が形成されており、まず該板状治具を下凹にして上記根太の側面間に挟み、次に、該治具の下面を押して上凸にしてその上面で上記床暖房マットを押し上げることを特徴とする。
【0016】
本発明に関連する床暖房マットは、 実質的に長方形の平面形状を有するマット板と、このマット板に配設された温水パイプと、を備える床暖房マットであって; 上記マット板の長手方向のほぼ中央の両側部に、温水パイプの接続口が設けられていることを特徴とする。このような構成により、根太を隔てて隣り合う床暖房マット間に、温水パイプを根太の下をくぐらせて容易に接続できる。この場合、上記接続口にワンタッチ継手が取り付けられていることが好ましい。また上記マット板の一部に凹部が形成されており、上記接続口手前の温水パイプが該凹部に収納可能であることが好ましい。床暖房マットを床下で引きずって移動させても温水パイプは地面等に触れないので傷付かない。
本発明の床暖房マット敷設治具は、建物の床下に配列された複数の根太間を掛け渡す基板と、基板の上に根太のピッチと実質的に同一のピッチで配列された、その幅が隣り合う根太間の間隔よりも狭い複数の押圧板と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の床暖房マット敷設治具は、建物の床下に配列された根太の隣り合う根太間隔よりもやや広い幅を有する弾性板からなり、該弾性板の両側部に上記根太側面に食い込む爪が形成されており、根太間に上凸に弾性変形させて押し込み、該弾性板の上面で床暖房マットの下面を上に押圧することを特徴とする。
【0017】
本発明に関連する床暖房マットにおいては、上記マット板が中央部において分割されており、少なくとも1本の温水パイプが同部を縦断しており、分割部においてマットを折り畳んだ際に湾曲する温水パイプを収納する凹部がマット板に形成されていることが好ましい。床暖房マットを折り畳んだときに温水パイプに無理な屈曲が加わらず、パイプの潰れを防止できる。
【0018】
本発明の床暖房マットは、上記マット板が軽量発泡樹脂材からなることが好ましい。作業性の悪い床下でマットを持ち運びやすく、またマットを根太と大引の間にたわませて挿入しやすい。ここで軽量発泡樹脂材とは密度0.01〜0.1g/cm3 、発泡率5〜90程度の発泡樹脂材のことである。
また、断熱性の高い軽量発泡樹脂材との一体成型により断熱構造を加味した構造とすることも好ましい。熱ロスを抑制して経済的に暖房できる。
【0019】
以下、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の1実施例に係る床暖房マット敷設方法を説明するための図である。(A)は建物の床の断面図である。(B)は床暖房マットの構造例を示す断面図である。
【0020】
この例の床暖房マット3は、図1(B)に示すように、マット板15、温水パイプ13、放熱シート11等を備える。マット板15は、発泡ポリエチレン等の軽量断熱材で作られている。マット板15の上面には、温水パイプ溝15aが形成されており、同溝15a中には温水パイプ13がはめ込まれている。温水パイプ13は架橋ポリエチレン等の可撓性のある材料からなる。温水パイプ13内には約60℃の温水が流れる。溝15aの部分を含むマット板15の上表面には、アルミ箔からなる放熱シート11が貼り付けられている。放熱シート11は、温水パイプ13から放出される熱を床暖房マットの上面に万遍なく伝え、室内に向けて放熱する。なお、マット板中に釘打ち等の可能な木製小根太(図示されず)を所々に配置しておくものもある。
【0021】
この床暖房マット敷設方法の例における建物の床構造を、図1(A)を参照しつつ説明する。この例の床は典型的な日本の木造一戸建住宅の床構造である。床は、大引7と呼ばれる、ほぼ平行に配列された木材に支えられている。大引7は、通常105mm角の角材であり、所々で束9に支えられている。なお、建物の周辺部においてはコンクリート製の基礎の上に大引7と同じものが載っており、これは土台と呼ばれる。隣り合う大引間のピッチは通常約910mmである。
【0022】
大引7の上には、大引7とほぼ直交して根太5が配列されている。根太5は通常幅40mm×高さ45mmの角材である。根太5間のピッチは約303mmである。
根太5の上にはフローリング板材等の床板1が貼られている。
【0023】
床暖房マット3は、根太5と同じ高さ位置で、隣り合う根太間に敷設される。このとき、マット3の長手方向端部3bを、床板1の下面と大引7の上面の間に差し込む。こうすることにより、マット3を、接着剤や釘打ちによらずに床下に取り付けることができる。その際に、マット3をたわませて、その端部3bを大引7と床板1間に差し込む。マット3の長さは大引7のピッチとほぼ同じか、あるいは2倍(倍尺)である。倍尺の長いものについては、3本の大引7上に引き込む。
このように、床暖房マットがたわみ量(柔軟性)を確保した構造であるため、床材と根太の設置空間を滑らせるように押し込むことができる。これにより最初に挿入した床暖房マットと次に挿入した床暖房マットとの隙間が非常に小さくなり、床暖房時の温度ムラが小さくなる。また、床暖房マットの柔軟性により床下への搬入が容易にできる。
【0024】
図2は、図1の床暖房マットを示す斜視図である。
この例の床暖房マット3は、平面の中央部3aに温水パイプが通っており、長手方向端部3b及び幅方向端部3cには温水パイプは通っていない。すなわち、マット3の端部3b、3cは、マット板に放熱シートが貼られただけのものである。したがって、カッターナイフ等で簡単に切り落とすことができ、マット3の長さや幅を簡単に調整できる。
建物は様々な形状・寸法に作られることが多く、かつ各部の寸法精度も相当悪い。したがって、マットの寸法を簡単に調整できれば施工が楽になる。なお、マット板を切り落とすのと逆に、マット板と同じ厚さの断熱材の板を足すようにしてもよい。基本的には、隣り合うマット、例えば図1のマット3−1とマット3−2の間の隙間4は0になるようにする。
【0025】
図3は、本発明の1実施例に係る床暖房マットを示す図である。(A)は全体の平面図であり、(B)は温水パイプ取出部を拡大して示す側面断面図である。
この例の床暖房マット21では、マット板22の長手方向のほぼ中心部の両側に温水パイプ接続口が設けられている。すなわち、マット板22の中央部側面には、マット板22を一部切り欠いた凹部27が形成されている。凹部27は、図3(B)に示すようにマット板22の下面側が長手方向に長く延びており、同部に温水パイプ接続管25が収納されている。温水パイプ接続管25は、マット板22内に引き回されている温水パイプ23の端部である。つまり、温水パイプ23は、マット板22の上辺の長手方向中央部の凹部27から長手方向端部に向かって延び、マット板22内を長手方向に2回往復して(Uターン4回)、再び下辺の凹部27′から出ている。
【0026】
温水パイプ接続管25は、凹部27中に収納されているので、マット21を床下で引きずったような場合にも、温水パイプ23が傷付くようなことがない。温水パイプ接続管25の先にはワンタッチ継手26が取り付けられている。
【0027】
図4は、根太を挟んで幅方向に隣り合う床暖房マットの底面図である。(A)は床暖房マットを取り付けた状態を示し、(B)は互いの温水パイプ接続管25、25′を接続した状態を示す。すなわち、隣り合うマット21、21′の温水パイプ接続管25、25′はちょうど隣り合う位置に来て、根太5の下で、ワンタッチ継手26aと26bを結ぶことによって、隣り合う床暖房マット21、21′間で温水パイプが接続される。
【0028】
図5は、温水パイプ接続管の端部のワンタッチ継手の詳細を示す図である。
一方のワンタッチ継手26aの中に他のワンタッチ継手26bを差し込んで、両者のフランジ26cをクランプ28(市販品)で挟んでやれば、温水パイプ接続管25と25′を簡単に接続できる。なお、継手26bの外表面の符号26cはOリングである。
従来の温水パイプの接続には、くさび形のギザギザのある短管を温水パイプの内孔に差し込んで2本の温水パイプを接続していたのであるが、この場合は短管の差し込みに時間がかかる。それに対して、この実施例ではワンタッチで温水パイプ接続ができる。
【0029】
図6は、長手方向に2つ折り可能な床暖房マットの側面図である。
このマット41では、マット板45、45′が長手方向の真中の切れ目46で2つに切れている。そして、切れ目46を掛け渡すように、両マット板45、45′間に温水パイプ47が配設されている。切れ目46を温水パイプ47が通る部分は、凹部49となっている。
【0030】
マット板45、45′は、図6(A)に示すように、その下面を合わせて2つに折り畳める。このとき、切れ目46の部分の温水パイプ47は、凹部49内である適当な半径で湾曲するので折れて潰れるようなことはない。マット板45、45′を図6(B)、(C)のように開けば、切れ目46が合わさって、一枚の長尺の床暖房マットとなる。
狭い床下で床暖房マットを運んで敷設する際に、上記のように簡単に床暖房マットを折り畳み展開できるので、作業が楽になる。
【0031】
図7は、断熱層を有する床暖房マットの施工例を示す断面図である。
この例の床暖房マット51は、マット板53の下に、一体で軽量発泡樹脂材からなる断熱層57を貼り合わせたものである。軽量発泡樹脂材断熱層57の厚さは例えば20〜40mmである。このように、断熱層57を一体化しておけば、一度に床暖房マットと断熱材を床下に取り付けることができる。
【0032】
図8は、床暖房マットを下から支えて上に押し上げるマット敷設用治具を用いた床暖房マット敷設方法の1実施例を示す断面図である。
図9は、図8の床暖房マット敷設用治具(渡し板タイプ)の図である。(A)は側面図、(B)は平面図である。
図10は、渡し板タイプの床暖房マット敷設用治具と根太との寸法関係を示す側面図である。
この例の渡し板タイプの床暖房マット敷設用治具61は、合板等からなる基板63と、その上に配列された複数の押圧板65を備える。押圧板65は、軽量発泡樹脂材等からなり、実質的に根太5間のピッチと同じピッチで配列されている。押圧板65の幅は、隣り合う根太5間の間隔よりもやや狭い(例えばピッチ303mm、幅250mm)ので、図10に示すように、取り付け時には根太間にガイドされて入っていく。基板の寸法例は厚さ12mm、幅45mm、長さ910mmである。基板は必要な長さにカットして用いることもできる。
【0033】
この渡し板タイプ床暖房マット敷設用治具61を、床暖房マット3の下から当て、基板63と根太5の下面に、釘打ち・ビス打ち・接着等により固定する。あるいは短めの板材において、根太方向に対して取り付けた後、90度回転させることにより床暖房マットを固定する方式も可能である。
このとき、押圧板65は自由時の厚さの1/2〜1/3に縮み、その弾性反発力で床暖房マット3を上に押し上げる。そのため、マット3の上面が床板1の下面に密着し、良好な熱伝導を確保できる。
【0034】
このタイプの床暖房マット敷設用治具の利点をまとめると、以下である。
(1)床下から床暖房マットを固定するため、上地材との密着性が優れている
(2)1つの取付治具で床暖房マットを複数枚固定できるため、作業性に優れている。
(3)根太間に設置する際、マットの位置を確認しながら施工ができるので、マットの偏りを防止し、床暖房時の温度ムラをなくすことができる。
【0035】
図11は、クリップタイプのマット敷設用治具を用いた床暖房マット敷設方法を説明するための図である。
図12は、図11のクリップタイプの床暖房マット敷設用治具の詳細を示す図である。(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は基体の上端部の詳細を示す図である。
この例のクリップタイプの床暖房マット敷設用治具71は、コの字状の金属薄板製の基体73と、その側部に取り付けられた金属線からなるバネ部材75(開閉ツマミ)を備える。バネ部材75もコの字状であり、その先端部75aは、基体の上端部に設けられたポケット部73fに入り込んで保持されている。基体73の上端部は、外側にやや広がっており固定部73aと呼ばれる。基体73の側板73bの上端部内面には、図12(C)に示すようにギザギザの爪73dが突設されている。
【0036】
根太5の間に床暖房マット3を取り付けた後に、クリップタイプ床暖房マット敷設用治具71を、開閉ツマミ75をつまんで基体73の側板73b間を広げ、根太5の下部に挟み込む。なお、基体は指先の力で簡単に挟むことができる程度の締め付け力となっている。
治具71を根太5の下部に挟み込むと、基体73の上端部の固定部73aが床暖房マット3の下面を上に持ち上げる。さらに、バネ部材75を基体73の側部上方に向けてはね上げると、バネ部材75は弾性により上方に付勢され、マット3の中央寄りの部分も上に押し上げられる。そのため、マット3は全面で床板1とよく接触する。
なお、固定部73aがなくてバネ部材75だけでもよい。あるいは固定部73aの幅を広げてバネ部材75をなくしてもよい。さらに、基体は根太を挟む構造でなく、根太に釘打ち等により固定できる金具であってもよい。
【0037】
図13は、弾性板状治具を用いてマットを支える床暖房マット敷設方法の例を示す側面図である。この例の板状治具81は、建物の床下に配列された根太5の隣り合う根太間隔よりもやや広い幅を有する弾性板からなり、根太5の間に上凸に弾性変形させて押し込み、該板状治具81の上面で床暖房マット3の下面を上に押圧することを特徴とする。
板状治具の寸法例は、厚さ約0.5mm、横幅30mm、長手幅は根太間隔プラス20mm程度である。そして、治具81の端部には、根太側面に食い込む爪81aが形成されている。
【0038】
この例では、まず板状治具81を下凹にして根太5の側面間に挟む。次に、板状治具81の下面を押して板状治具を上凸にして(板状治具81′)その上面でマット板3の上面を押し上げる。この板状治具81は、マット3の長手方向に、例えば300〜303mmピッチで取り付けることができる。
【0039】
図11、12、13のようなバネ式の床暖房マット敷設用治具の特徴は以下である。
(1)バネ式取付治具の挟み込める範囲内であれば、根太寸法の大小にかかわらず、床暖房マットを容易に取り付けできる。また、何度も繰り返し使用が可能である。
(2)形状が軽量かつ小型のため、床下での持ち運び及び取付作業に優れている。
(3)根太間に設置する際、床暖房マットの位置を確認しながら施工ができるので、床暖房マットの偏りを防止し、床暖房時の温度ムラをなくすことができる。
(4)床暖房マットを位置調整のために、仮止めすることが容易である。
(5)根太の節目などビス、釘等を打ち込めない所にも対応できる。
(6)ドリル、金槌等固定に必要な工具を持ち込む必要がない。
(7)1つの治具で複数枚の床暖房マットを固定するため、価格は安価である。
【0040】
本発明の床暖房マット敷設方法、床暖房マット及び床暖房マット敷設用治具は、これらの例に限定されず、様々な変形が可能である。例えば、図3又は図6の実施例では、図19に示すように、床暖房マット121を横つなぎにすることもできる。図19において、敷設後に横に並ぶ2枚の床暖房マット121、121′間を温水パイプ123で繋いである。この2枚の床暖房マット121、121′を横に折り重ねる。このとき温水パイプ123はマット121、121′の凹部127に収容される。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)床下のスペースを利用し床暖房を取り付けるため、生活空間を邪魔することなく(家具等の移動がない)床暖房工事が可能である。特に既築住宅において、床暖房が必要な空間(例えば台所の床下収納庫周りの狭い部分等)に、後付でいつでも簡易に設置が可能である。
(2)床下から設置する工法であるため、仕上げ床材との密着を確実にするとともに密着の度合いを確認することができる。
(3)床下から後付で設置するため、温水パイプに釘を打たれたりマットが破損することがない。
(4)床材と床暖房マットを接着剤により固定する必要もないため、古くなった床材の更新ができる。また、床下から設置するため、床下に潜れる部屋(脱衣室、トイレ等)に床暖房を容易に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る床暖房マット敷設方法を説明するための図である。(A)は建物の床の断面図である。(B)は床暖房マットの構造例を示す断面図である。
【図2】図1の床暖房マットを示す斜視図である。
【図3】本発明の1実施例に係る床暖房マットを示す図である。(A)は全体の平面図であり、(B)は温水パイプ取出部を拡大して示す側面断面図である。
【図4】根太を挟んで幅方向に隣り合う床暖房マットの底面図である。(A)は床暖房マットを取り付けた状態を示し、(B)は互いの温水パイプ接続管25、25′を接続した状態を示す。
【図5】温水パイプ接続管の端部のワンタッチ継手の詳細を示す図である。
【図6】長手方向に2つ折り可能な床暖房マットの側面図である。
【図7】断熱層を有する床暖房マットの施工例を示す断面図である。
【図8】床暖房マットを下から支えて上に押し上げる治具を用いた床暖房マット敷設方法の1実施例を示す断面図である。
【図9】図8の床暖房マット敷設用治具(渡し板タイプ)の図である。(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図10】渡し板タイプの床暖房マット敷設用治具と根太との寸法関係を示す側面図である。
【図11】クリップタイプの床暖房マット敷設用治具を用いた床暖房マット敷設方法を説明するための図である。
【図12】図11のクリップタイプの床暖房マット敷設用治具の詳細を示す図である。 (A)は側面図、(B)は正面図、(C)は基体の上端部の詳細を示す図である。
【図13】弾性板状治具を用いて床暖房マットを支える床暖房マット敷設方法の例を示す図である。
【図14】従来の床暖房マット敷設方法を説明するための図である。(A)は一部破断斜視図、(B)は掛具の取り付け方を拡大して示す斜視図、(C)は全体の断面図である。
【図15】図14の従来の床暖房マット敷設方法の変形例を示す図である。
【図16】従来の他の床暖房マット敷設方法(根太上置き方式)を説明するための図である。(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図17】従来の床暖房マット敷設方法の問題点を説明するための図である。
【図18】従来の床暖房マット敷設方法の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 床板 3 床暖房マット
3a 中央部 3b 長手方向端部
3c 幅方向端部 3d 切り落とし片
4 隙間 5 根太
7 大引 9 束
11 放熱シート 13 温水パイプ
15 マット板 21 床暖房マット
22 マット板 23 温水パイプ
25 接続管 26 ワンタッチ継手
27 凹部(切り欠き部) 28 クランプ(市販品)
41 温水マット 43 放熱シート
45 マット板 46 切れ目
47 温水パイプ 49 凹部
51 床暖房マット 53 マット板
55 温水パイプ 57 断熱層
61 押圧板付板状床暖房マット敷設用治具
63 基板 65 押圧板
69 束石
71 クリップ上床暖房マット敷設用治具
73 基体 73b 側板
73c 底板 73d 爪
75 バネ部材

Claims (7)

  1. 建物の床下から床暖房マットを床の下面に当てる床暖房マットの敷設方法であって;
    床暖房マット敷設治具を用いて温水マットを下から支え
    上記床暖房マット敷設治具が、配列された複数の根太間を掛け渡す基板と、基板の上に根太のピッチと実質的に同一のピッチで配列された、その幅が隣り合う根太間の間隔よりも狭い複数の押圧板と、を備え;
    根太間に配置する床暖房マットの下面を上に押圧するように上記押圧板を当て、上記基板を根太の下面に固定することを特徴とする床暖房マット敷設方法。
  2. 上記押圧板が軽量発泡樹脂材からなり、上記床暖房マットの下面に当てたときに該押圧板が自由時の厚さの1/2〜1/3に縮み、その弾性反発力で床暖房マットを上に押し上げることを特徴とする請求項1記載の床暖房マット敷設方法。
  3. 建物の床下から床暖房マットを床の下面に当てる床暖房マットの敷設方法であって;
    床暖房マット敷設治具を用いて温水マットを下から支え
    上記床暖房マット敷設治具が、幅が隣り合う根太間隔よりもやや広い弾性のある板状治具であって、その両側部に根太側面に食い込む爪が形成されており、
    まず該板状治具を下凹にして上記根太の側面間に挟み、次に、該治具の下面を押して上凸にしてその上面で上記床暖房マットを押し上げることを特徴とする床暖房マット敷設方法。
  4. ほぼ平行に配列された大引と、大引上に大引とほぼ直交する方向に配列された根太と、根太上に張られた床と、を備える建物に床暖房マットを敷設する際に、
    床下から床暖房マットを床の下面に当て、床暖房マットの長手方向端部を床と大引又は土台の間のスキマに差し込み、このとき、床暖房マットを長手方向にたわませてマットを差し込むことを特徴とする請求項1、2又は3記載の床暖房マット敷設方法。
  5. 建物の床下に配列された複数の根太間を掛け渡す基板と、
    基板の上に根太のピッチと実質的に同一のピッチで配列された、その幅が隣り合う根太間の間隔よりも狭い複数の押圧板と、
    を備えることを特徴とする床暖房マット敷設治具。
  6. 上記押圧板が軽量発泡樹脂材からなり、上記床暖房マットの下面に当てたときに該押圧板が自由時の厚さの1/2〜1/3に縮み、その弾性反発力で床暖房マットを上に押し上げることを特徴とする請求項5記載の床暖房マット敷設治具。
  7. 建物の床下に配列された根太の隣り合う根太間隔よりもやや広い幅を有する弾性板からなり、
    該弾性板の両側部に上記根太側面に食い込む爪が形成されており、
    根太間に上凸に弾性変形させて押し込み、該弾性板の上面で床暖房マットの下面を上に押圧することを特徴とする床暖房マット敷設治具。
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