JP4601475B2 - 放熱マットおよび放熱マットの組み立て方法 - Google Patents

放熱マットおよび放熱マットの組み立て方法 Download PDF

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Description

本発明は床面の暖房や冷房を行う放熱マットおよび放熱マットの組み立て方法に関するものである。
近年、住生活の快適環境を図る観点から、建物(家屋)の床面暖房が広く普及されている。フローリング等の床暖房を行う装置として、温水式の放熱マット(暖房マット)がある(例えば、特許文献1参照。)。
図9には本出願人が開発している放熱マットの一例が熱源器と共に示されている。同図に示すように、放熱マット(暖房マット)11は、板状のマット本体12を有しており、マット本体12は、四角形状をした発泡スチロール等により形成されている。マット本体12の互いに対向する辺側からマット本体12の長手方向(対向辺の辺長方向)に間隔を介して、互い違いに相手側の辺方向に伸張するスリットが複数形成され、その各スリットに骨材としての小根太13と小小根太15が収容配置されている。小根太13や小小根太15は、通常、横断面が四角形状を呈した木材の棒状の角材が使用されるが、合成樹脂であってもよい。
マット本体12の上面側には、放熱用(暖房用)の熱媒体である温水を通すパイプ(熱媒体流通パイプ)6が、小根太13を迂回する形態で1本以上(図9に示す例では2本)引き回し配設されている。なお、通常は、マット本体12の表面にパイプ6を配線するための溝が形成され、その溝にパイプ6が収容されて配線敷設されている。
また、マット本体12の上面には前記パイプ6と根太(小根太13および小小根太15)とを覆うように、シート状の放熱部材であるアルミ箔(同図には図示せず)が接着形成されている。前記マット本体12の端部側にはパイプ6と外部配管18とを連通接続するヘッダー1が設けられており、ヘッダー1には外部配管18を介して熱源器20が接続されている。
熱源器20は給水される水を加熱して温水(湯)を作り出す給湯機能を備えた熱源器であり、熱源器20で作り出された温水は外部配管18の往管18aを通してヘッダー1に供給される。ヘッダー1は熱源器20から供給される温水を放熱マット11に導くと共に、放熱マット11から戻ってくる温水(湯温が低下した温水)を、外部配管18の戻り管18bを通して、再加熱のために熱源器20へ戻す役割を担う。
上記のような放熱マットの大きさは様々であるが、例えばリビングや台所等、放熱マット11を配設する部屋の床面積のうち、できるだけ広い面積を占める領域を暖房できるように、例えば縦横の長さが3m程度といった大型のマットの需要が特に高い。
特開平6―40718号公報
ところで、例えばマンション等の集合住宅の建設時等には、大型の部材を搬送できる工事用のエレベーターを設けて工事に必要な部材の搬送を行うものであり、上記のような放熱マット11の配設施工に関しても、工事用のエレベーターを用いて大型のマットを搬送することが行われる。なお、放熱マット11は、例えば図10に示すように、根太(小根太13および小小根太15)の配列方向(横方向)に丸めて搬送される。
しかしながら、工事後の竣工検査の時には、工事用のエレベーターは外されてしまうので、竣工検査の際に不適箇所が見つかっても、配設施工場所から外したり、新たに運び入れる放熱マット11を工事用のエレベーターを用いて運ぶことはできない。また、一般的な人移動用のエレベーターでは、縦方向の長さが3m程度の大型のマットの搬送はできないので、狭い螺旋階段等を用いて放熱マット11の搬送を行わなければならなくなり、放熱マット11の搬送が非常に困難であるといった問題があった。
また、リフォーム等の際に放熱マット11を新たに取り付けようとする場合も、上記と同様に、狭い螺旋階段等を用いて放熱マット11の搬送を行わなければならないので、その搬送が非常に困難であるといった問題があった。
さらに、大型のマットは、パイプ6を流れる温水の圧力損失が大きくなる傾向にあり、この圧力損失に起因して、放熱マット11の温度ムラが生じることから、利用者が不快な思いをするといった問題も起こりえるため、大型のマットであっても、上記搬送等を含む組み立て作業性と敷設後の利用の快適性とが高い放熱マットの開発が望まれていた。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、搬送等を含む組み立て作業性と敷設後の利用の快適性とが高い放熱マットとその放熱マットの組み立て方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって上記課題を解決する手段と成している。すなわち、第1の発明の放熱マットは、複数の板状の小マットを配列接続して形成された放熱マットであり、前記各小マットは放熱用の熱媒体を通すパイプが配設されたパイプ付きの小マットと成すと共に、前記複数の小マットのうちの1つは前記パイプを外部配管に連通接続するヘッダーを有するヘッダー付き小マットと成しており、それぞれの小マットの接続端側には前記パイプの開口端が配置され、隣接する小マットの接続端で前記パイプの開口端同士が接続の手段を介して接続されており、前記ヘッダー付き小マットに配設されたパイプの内径よりも他の小マットに配設されたパイプの内径を大きく形成することにより前記パイプを流れる熱媒体の圧力損失が低減されている構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明の放熱マットは、上記第1の発明の構成に加え、前記ヘッダー付き小マットに配設されたパイプの内径を5mmとし、それ以外の小マットに配設されたパイプの内径を6mmとした構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第3の発明の放熱マットは、上記第1または第2の発明の構成に加え、前記小マットは複数設けられて、大きさと形状とパイプの配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上の小マットを有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第4の発明の放熱マットは、上記第3の発明の構成に加え、前記放熱マットの外形は内側に小マットが配設されていない領域を有する中空き形状を有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第5の発明の放熱マットの組み立て方法は、上記第1乃至第4のいずれか一つの発明の放熱マットの組み立て方法であって、複数の小マットを配列させた組み立て形状が放熱マットの敷設領域の形状に合うように大きさと形状とパイプの配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上の小マットを用意し、これら複数の小マットを放熱マットの配設施工場所に搬送した後、前記複数の小マットを前記組み立て形状となるように前記放熱マットの配設施工場所にて配列接続する構成をもって課題を解決する手段としている。
本発明の放熱マットによれば、マット本体は複数の板状の小マットを配列接続して形成され、該複数の小マットのうちの1つは前記パイプを外部配管に連通接続するヘッダーを有するヘッダー付き小マットと成しており、該ヘッダー付き小マットに配設されたパイプの内径よりも他の小マットに配設されたパイプの内径を大きく形成することにより前記パイプを流れる熱媒体の圧力損失を低減するので、たとえ大型のマットであっても、パイプを流れる熱媒体の圧力損失を低減でき、この圧力損失に起因しての放熱マットの温度ムラを抑制できる。したがって、本発明の放熱マットは、利用者が快適に利用できる。
また、本発明の放熱マットは、前記のように、複数の小マットを配列接続してマット本体を形成するので、搬送等を含む組み立て作業性の良好な放熱マットを実現できる。
また、本発明の放熱マットにおいて、ヘッダー付き小マットに配設されたパイプの内径を5mmとし、それ以外の小マットに配設されたパイプの内径を6mmとした構成によれば、このように各小マットに配設されるパイプの内径を形成することにより、上記圧力損失に起因しての放熱マットの温度ムラを的確に抑制できる。
さらに、本発明の放熱マットにおいて、小マットは複数設けられて、大きさと形状とパイプの配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上の小マットを有している構成によれば、2種類以上の小マットの組み合わせによって、いろいろな大きさ、形状、パイプの配列形態のマット本体を形成することができ、放熱マットのバリエーションを多くすることができる。
さらに、本発明の放熱マットにおいて、放熱マットの外形は内側に小マットが配設されていない領域を有する中空き形状を有している構成によれば、部屋の内側に、放熱マットよる暖房や冷房を必要としない領域を有する部屋(例えば掘り炬燵の設置構成を有する部屋)等への最適な適用ができる。
さらに、本発明の放熱マットの組み立て方法によれば、複数の小マットを配列させた組み立て形状が放熱マットの敷設領域の形状に合うように大きさと形状とパイプの配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上の小マットを用意し、これら複数の小マットを放熱マットの配設施工場所に搬送した後、前記複数の小マットを前記組み立て形状となるように前記放熱マットの配設施工場所にて配列接続するので、放熱マットの搬送と組み立ての作業性を良好にできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、以下の実施の形態の説明において、既に説明した図9の構成部分と同一部分には同一符号を付して重複説明は省略又は簡易化する。
図1は、本発明の放熱マットの一実施形態例を示す説明図である。本実施形態例の放熱マット11は、従来例と同様に、板状のマット本体12を有しているが、本実施形態例において、マット本体12は複数(ここでは9枚)の板状の小マット2を配列接続して形成されている。なお、図1は、小マット2の配列構成を分かりやすく示すために、隣り合う小マット2の境界部を太線により示しているが、実際には、隣り合う小マット2の境界領域は、その表面や裏面に段差等がない状態で接続されている。
また、図2には、本実施形態例の放熱マット11のマット本体12を、それぞれの小マット2に分解した状態で示しており、これらの図1、図2に示すように、それぞれの小マット2には放熱用の熱媒体を通すパイプ6が配設されると共に、複数の小マット2のうちの1つは前記パイプ6を外部配管に連通接続するヘッダー1を有するヘッダー付き小マット2aと成している。
ヘッダー付き小マット2aには8本のパイプ6aが、ヘッダー1を介して4本ずつ配列され、その他の小マット2bにはパイプ6bが4本ずつ配列されている。それぞれの小マット2の接続端側には前記パイプ6(6a,6b)の開口端が配置され、隣接する小マット2の接続端で前記パイプ6の開口端同士が接続されている。なお、図中、符号9が小マット2同士の接続部と成している。
本実施形態例では、大きさと形状とパイプ6の配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上(ここでは、8種類)の小マット2を有しており、これらの小マット2の組み合わせによって、放熱マット11は、マット本体12の一端側が階段状に形成されている。
本実施形態例において、放熱マット11の横方向の長さ(幅)は約2990mm、縦方向の長さLは約2640mm、Lは約2340mm、Lは約1770mmである。また、放熱マット11の面積は、約6.64mである。
また、図3(a)には、本実施形態例に適用されているヘッダー付き小マット2aの拡大図が示されており、本実施形態例では、このヘッダー付き小マット2aに配設されたパイプ6aの内径を5mmとし、他の小マット2bに配設されたパイプ6bの内径を6mmと大きく形成することにより、前記パイプ6を流れる温水の圧力損失が低減されている。
本実施形態例の放熱マット11は以上のように構成されており、この放熱マット11を組み立てる際は、複数の小マット2を配列させた組み立て形状がマット本体12の敷設領域の形状に合うように、図2に示したような、大きさと形状とパイプの配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上の小マット2を用意する。そして、これら複数の小マット2を放熱マットの配設施工場所に搬送した後、前記小マット2を前記組み立て形状となるように前記放熱マット11の配設施工場所(例えば、一戸建てやマンション、オフィスビル等の様々な施工場所)にて配列接続する。
この接続の方法は特に限定されるものではないが、例えばそれぞれの小マット2の接続部9は肉薄に形成されているので、この接続部9の上側に、隣り合う小マット2の対応する接続端を重ね、接続するそれぞれの小マット2を所定の位置にビス等で固定すると共に、パイプ6の開口端同士を継ぎ手管等の適宜の手段を介して接続する。その後、放熱部材であるアルミ箔を上から接着する。
また、大小別々のマットを同時に使用した場合、それぞれのマットの圧損は大きいマットの方が大きいため、大きいマットには熱媒体の流量が少なく、小さいマットに多く流れる。放熱の方面から考えると大きいマットの方が放熱量が多いため、熱媒体の流量はなるべく多い方がよく、小さいマットは少量の流量で十分である。よって小さいマットにはある程度の圧損を持たせ、それよりも大きくなるマットはなるべく圧損が大きくならないようにする必要がある。
ところで、本発明者は、現在、特に需要が大きい大型の暖房用の放熱マットを始めとする様々な放熱マットの搬送性や組み立て作業性の向上と、パイプ6を流れる熱媒体(一般には温水)の圧力損失による温度ムラの抑制とを検討し、その結果に基づいて、本実施形態例の放熱マット11のような、本発明の放熱マットを提案することにしたものである。
本発明者は、第1に、搬送性や組み立て作業性を向上するための手段として、複数の小マット2を配列してマット本体12を形成することが有効だと判断し、大きい大型のマットを含む様々な(特に需要が大きいものを中心とする)放熱マット11を形成するために必要な複数種類の小マット2の形成パターン(大きさ、形状、パイプ6の配列形態等)を様々に検討し、決定した。
また、第2に、パイプ6を流れる温水の圧力損失の抑制を図るために、様々な大きさの放熱マット11について、放熱マット11の面積とパイプ6を流れる温水の圧力損失との関係を、本実施形態例と同様に複数の小マット2を組み合わせてマット本体12を形成して、ヘッダー付き小マット2aに配設されたパイプ6aの内径よりも他の小マット2bに配設されたパイプ6bの内径を大きく形成した放熱マット11について、シミュレーションにより求めた。
このシミュレーションは、従来構成の放熱マット11と比較して行っており、その結果、図4の◆に示すように、全てのパイプ6の径を同じ(この場合、5mm)にして形成した従来構成のマット場合に比べ、図4の○および特性線aに示すように、ヘッダー付き小マット2aに配設されたパイプ6aの内径(この場合、5mm)よりも、他の小マット2bに配設されたパイプ6bの内径(この場合、6mm)を大きく形成する方が、小さいマットは、ある程度圧損があり、それよりも大きなサイズになっても圧損の増加が少なく、かつ、従来のマットよりも圧損を低減できることを本発明者は見出した。
本実施形態例は、上記本発明者の検討に基づいて形成したものであり、ヘッダー付き小マット2aに配設されたパイプ6aの内径よりも他の小マット2bに配設されたパイプ6bの内径を大きく形成することにより、パイプ6を流れる温水の圧力損失を低減でき、それにより、この圧力損失に起因しての放熱マットの温度ムラを抑制できるので、利用者が快適に利用できる放熱マット11を実現できる。
また、本実施形態例の放熱マット11は、複数の小マット2を配列接続してマット本体12を形成するので、搬送等を含む組み立て作業性の良好な放熱マットを実現できる。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されるものでなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば本発明に係る放熱マット11を形成する小マット2のうち、ヘッダー付き小マット2の別の例が図3(b)に示されており、ヘッダー1が配列されていない小マット2bの例が図5、図6にそれぞれ示されている。なお、図中Aは、約245mmであり、上記実施形態例および、図3、図5、図6の各例において、接続部9は、いずれも同じ大きさに形成されている。
本発明の放熱マットは、図5、図6に示す小マット2bや、図2、図3(a)に示した小マット2aを組み合わせることにより、例えば現在需要が高い大きさのマット、つまり、縦方向の長さ(幅)が約860mm〜約2990mm、横方向の長さが約1167mm〜約3288mmといった範囲のマットを始めとし、様々なタイプの放熱マットを容易に、かつ、的確に形成できる。
また、いずれの場合も、複数の小マット2を配列接続してマット本体12を形成することにより、搬送等を含む組み立て作業性を良好にでき、かつ、ヘッダー付き小マット2aに配設されたパイプ6aの内径よりも他の小マット2bに配設されたパイプ6bの内径を大きく形成することにより、放熱マットの温度ムラを抑制して、利用者が快適に利用できる放熱マット11を実現できる。
また、図7(a)に示すように、放熱マット11の外形は、内側に小マット2が配設されていない領域を有する中空き形状を有しているものとすることもできる。この場合、例えば掘り炬燵の設置構成を有する部屋等への最適な適用ができる。なお、図7(a)に示す例は、図3(b)、図5(d)、図2(d)、図6(e)、図5(e)、図6(b)、図6(g)にそれぞれ示す小マット2を1枚ずつと、図2(i)または図2(e)に示す小マット2(図2(i)と(e)は同じマットの配列向きを変えたもの)を2枚組み合わせることにより形成される。
もちろん、本発明において、放熱マット11の外形は、図7(b)に示すような、長方形状のマットや正方形状のマットとしてもよいし、図8に示すように、横方向の幅Wが7m近くあって、縦方向の長さ(約1.2m)に比べて非常に長い形状としてもよいし、様々に設定できるものである。
なお、図7(b)に示す例は、図3(b)、図6(f)、図5(f)にそれぞれ示す小マット2を1枚ずつと、図2(d)、図5(h)、図2(e)または図2(i)に示す小マット2を、それぞれ2枚ずつ組み合わせることにより形成される。図8に示す例は、図3(b)に示すマット1枚と、図2(g)に示すマット3枚、図5(d)、図2(e)または図2(i)に示す小マット2を、それぞれ2枚ずつ組み合わせることにより形成される。
さらに、上記実施形態例では、ヘッダー付き小マット2aのパイプ6aの内径を5mmとし、その他の小マット2bのパイプ6bの内径を6mmとしたが、パイプ6a,6bの大きさは特に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、ヘッダー付き小マット2aに配設されたパイプ6aの内径よりも他の小マット6bに配設されたパイプ6bの内径を適宜の大きさだけ大きく形成することによりパイプ6を流れる熱媒体の圧力損失を低減し、放熱マット11の温度ムラを小さくできる。
さらに、上記実施形態例では、骨材の小根太13を棒状の角材形態にしてマット本体12の面内に互い違いに設けたが、小根太13の配設形態はこれとは異なる形態で配置してもよく、また、骨材は小根太13のような棒状の角材を寝せた姿勢で配置するのではなく、短柱状の骨材を立設状にマット本体12の領域に間隔を介して複数配置したものでもよい。さらに、マット本体12の形状も実施形態例では四角形としたが、四角形以外の多角形状であってもよく、仕様に応じた様々な形状にすることができる。
さらに、上記実施形態例においては、放熱マット11の上面全面に放熱材(アルミニウム箔等の伝熱シート)が張られていたが、放熱材を放熱マット11の上面の一部位に張ったものでもよく、極端な例では放熱材を設けない場合も有り得る。
さらに、上記実施形態例において、放熱マット11に供給する温水の熱源器20はガスや石油を燃料とする給湯機能を備えた温水循環式熱源器を念頭において説明したが、熱源器20は温水循環式の電気温水器であってもよく、発電装置等の廃熱を利用して温水を作り出す、コジェネレーション温水循環式熱源器であってもよい。
さらに、上記実施形態例では、パイプ6に温水を通して暖房を行う用途を例にして説明したが、パイプ6に室温よりは低温の冷水(加熱されていない水)を通すことにより、冷房の用途に使用することができる。
本発明に係る放熱マットの一実施形態例を模式的に示す説明図である。 上記実施形態例の放熱マットのマット本体を分解状態で示す説明図である。 本発明の放熱マットに適用されるヘッダー付き小マットの例を示す説明図である。 本発明者の検討した放熱マットのパイプ管径とパイプに流れる温水圧力損失との関係を示すグラフである。 本発明の放熱マットに適用されるヘッダー無しの小マットの例を示す説明図である。 本発明の放熱マットに適用されるヘッダー無しの小マットの別の例を示す説明図である。 本発明の放熱マットの他の実施形態例を示す説明図である。 本発明の放熱マットのさらに他の実施形態例を示す説明図である。 従来の放熱マットを示す説明図である。 従来の放熱マットの搬送形態例を示す説明図である。
符号の説明
1 ヘッダー
2,2a,2b 小マット
6,6a,6b パイプ
9 接続部
11 放熱マット
12 マット本体
18 外部配管

Claims (5)

  1. 数の板状の小マットを配列接続して形成された放熱マットであり、前記各小マットは放熱用の熱媒体を通すパイプが配設されたパイプ付きの小マットと成すと共に、前記複数の小マットのうちの1つは前記パイプを外部配管に連通接続するヘッダーを有するヘッダー付き小マットと成しており、それぞれの小マットの接続端側には前記パイプの開口端が配置され、隣接する小マットの接続端で前記パイプの開口端同士が接続の手段を介して接続されており、前記ヘッダー付き小マットに配設されたパイプの内径よりも他の小マットに配設されたパイプの内径を大きく形成することにより前記パイプを流れる熱媒体の圧力損失が低減されていることを特徴とする放熱マット。
  2. ヘッダー付き小マットに配設されたパイプの内径を5mmとし、それ以外の小マットに配設されたパイプの内径を6mmとしたことを特徴とする請求項1記載の放熱マット。
  3. 小マットは複数設けられて、大きさと形状とパイプの配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上の小マットを有していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放熱マット。
  4. 放熱マットの外形は内側に小マットが配設されていない領域を有する中空き形状を有していることを特徴とする請求項3記載の放熱マット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の放熱マットの組み立て方法であって、複数の小マットを配列させた組み立て形状が放熱マットの敷設領域の形状に合うように大きさと形状とパイプの配設形態の1つ以上が互いに異なる2種類以上の小マットを用意し、これら複数の小マットを放熱マットの配設施工場所に搬送した後、前記複数の小マットを前記組み立て形状となるように前記放熱マットの配設施工場所にて配列接続することを特徴とする放熱マットの組み立て方法。
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