JP2006214692A - 床暖房パネル、床暖房設備、床暖房パネルの製造方法 - Google Patents

床暖房パネル、床暖房設備、床暖房パネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 熱媒が通流するときの通流抵抗が小さく圧力損失は低いものにすることが可能なものでありながら、暖房ムラ等の少ない良好な状態で暖房対象空間のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる床暖房パネルを提供する。
【解決手段】 外形が矩形状に構成された板状基材31の一辺に沿うパネル所定方向における一端側箇所に熱媒受入用接続部13が備えられ、他端側箇所に熱媒排出用接続部14が備えられ、熱媒流通管6が熱媒を並列状態で通流させる複数の管体6A〜6Dを備えて構成され、複数の管体6A〜6Dが、板状基材31における板面方向に沿って間隔をあけた並び状態で、板状基材31のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する一方向通流形式に構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と、前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とが備えられている床暖房パネル、その床暖房パネルを備えた床暖房設備、及び、床暖房パネルを製造する製造方法に関する。
上記構成の床暖房パネルにおいて、従来では、熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とを一体的に備えた熱媒ヘッダを備えて、前記熱媒流通管を通して熱媒ヘッダから受け入れた熱媒を板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状に通流させ且つ経路途中で折り返して熱媒ヘッダまで戻すように循環通流させる循環通流形式の床暖房パネルとして構成されるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
又、別の従来技術として、次のように構成したものもある。
床暖房パネルとその床暖房パネルに熱媒を供給する熱源機とを備えた床暖房設備において、暖房対象空間として、リビングや和室等の主暖房対象空間だけでなく、廊下、台所や脱衣所などの副暖房対象空間にも床暖房パネルを設置して暖房する構成となっており、主暖房対象空間には上記したような循環通流形式の床暖房パネルを設置し、副暖房対象空間には、次のような一方向通流形式の床暖房パネルを設置するように構成したものがあった。
すなわち、前記板状基材におけるその1辺に沿うパネル所定方向における一端側箇所に前記熱媒受入用接続部が備えられ、前記パネル所定方向における他端側箇所に前記熱媒排出用接続部が備えられ、前記熱媒流通管が前記熱媒受入用接続部から受け入れた熱媒を前記熱媒排出用接続部に向けて並列状態で通流させる複数の管体を備えて構成され、それら複数の管体は前記パネル所定方向に沿って延びる直線状の流動経路を形成するような一方向通流形式の床暖房パネルとして構成されていた。そして、熱源機から供給される熱媒を、先ず、主暖房対象空間に設置した循環通流形式の床暖房パネルに供給し、循環通流形式の床暖房パネルから排出された熱媒を副暖房対象空間に設置した一方向通流形式の床暖房パネルに供給して、その一方向通流形式の床暖房パネルから排出された熱媒を熱源機に戻す構成となっている(例えば、特許文献2参照。)。
このような構成は、副暖房対象空間に設置される床暖房パネルにおける熱媒流通管を並列状態で通流させる複数の管体にて構成して圧力損失をできるだけ小さくして、主暖房対象空間に設置される床暖房パネルからの戻り熱媒を有効利用するようにしたものである。
つまり、副暖房対象空間は主暖房対象空間に比べて使用者が長時間存在する可能性が低いので、例えば主暖房対象空間に設置される床暖房パネルと同様な構成の床暖房パネルを副暖房対象空間に設置しておき、それらの各床暖房パネルに対して熱源機から熱媒を並列状態で循環供給するような構成のものに比べて、副暖房対象空間で余計な暖房が行われて余剰の暖房コストがかからないようにしたものである。
そして、床暖房パネルを製造するにあたって、従来では、主暖房対象空間に設置される循環通流形式の床暖房パネルと副暖房対象空間に設置される一方向通流形式の床暖房パネルとは、熱媒流通管の構成が全く異なるものであるから、循環通流形式の床暖房パネルと一方向通流形式の床暖房パネルとは、板状基材及び熱媒流通管等の主要な部材は全て異なる製造工程にて作成して床暖房パネルを製造するようになっていた。
特開2002−106863号公報 特開2004−163069号公報
上記従来構成においては、例えば副暖房対象空間等に設置して利用される一方向通流形式の床暖房パネルとして、熱媒流通管が板状基材におけるその1辺に沿うパネル所定方向における一端側箇所に備えられた熱媒受入用接続部から受け入れた熱媒を、前記パネル所定方向における他端側箇所に備えられた熱媒排出用接続部に向けて並列状態で通流させる複数の管体を備えて構成され、それら複数の管体がパネル所定方向に沿って延びる直線状の流動経路を形成する構成となっているので、次のような不利があった。
すなわち、上記従来構成の床暖房パネルは、熱媒を並列状態で通流させる複数の管体を備えているので、例えば1本の管体を蛇行状に形成して熱媒流通経路を構成するものに比べて、熱媒が通流するときの通流抵抗が小さく圧力損失は低いものとなるが、複数の管体が直線状の流動経路を形成するものであるから、暖房対象空間の床を暖房することになる板状基材の上部表面のうち熱媒流通管が配設される領域が狭い領域に限られてしまうので、充分に暖房されない未暖房領域が発生して暖房対象空間内で暖房ムラが発生する不利があった。
従来の床暖房設備においては、主暖房対象空間には上記したような循環通流形式の床暖房パネルを設置するので、主暖房対象空間に対しては暖房ムラの少ない良好な状態で床面のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能であるが、廊下や台所などの副暖房対象空間においては、上記したような一方向通流形式の床暖房パネルを用いることによる不利、すなわち、充分に暖房されない未暖房領域が発生して暖房ムラが発生するといった不利があった。
従来の床暖房パネルの製造方法では、床暖房パネルを作成するときに、循環通流形式の床暖房パネルと一方向通流形式の床暖房パネルとは、板状基材及び熱媒流通管等の主要な部材は全て異なる製造工程で作成することになるから、一方向通流形式の床暖房パネルを作成するときには、循環通流形式の床暖房パネルとは異なる部材で構成されるものであり、成型用の金型として夫々各別に異なるものを製作しなければならずそれだけ余計な費用がかかり、又、夫々専用の製造工程が必要になることから、全体としての製作費用が高いものとなりコスト高になる不利があった。
本発明の目的は、熱媒が通流するときの通流抵抗が小さく圧力損失は低いものにすることが可能なものでありながら、暖房ムラ等の少ない良好な状態で暖房対象空間のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる床暖房パネルを提供する点にある。
本発明の別の目的は、余剰の暖房コストがかからないようにしながら、主暖房対象空間だけでなく副暖房対象空間に対してもほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる床暖房設備を提供する点にある。
本発明の更に別の目的は、床暖房パネルを作成するにあたって、部材の兼用化により全体としての費用を低く抑制して低コストで作成することが可能となる床暖房パネルの製造方法を提供する点にある。
本発明に係る床暖房パネルは、外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と、前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とが備えられているものであって、
その第1特徴構成は、
前記熱媒受入用接続部と前記熱媒排出用接続部とが、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向において両端側に位置する部分に振り分け配置され、
前記熱媒流通管が、前記熱媒受入用接続部から受け入れた熱媒を前記熱媒排出用接続部に向けて並列状態で通流させる複数の管体を備えて構成され、
前記複数の管体が、
前記板状基材における板面方向に沿って間隔をあけた並び状態で、前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々をその順序で交互に繰り返して蛇行状の経路を形成する状態で配設され、前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する一方向通流形式に構成されている点にある。
第1特徴構成を備えた床暖房パネルは、熱媒受入れ用接続部から受け入れた熱媒は、複数の管体を通して熱媒受入用接続部から熱媒排出用接続部に向けて並列状態で通流されるので、例えば1本の管体を蛇行状に形成して熱媒流通経路を構成するものに比べて、熱媒が通流するときの通流抵抗が小さく圧力損失は低いものとなる。しかも、複数の管体は、上述した如く、板状基材における板面方向に沿って間隔をあけた並び状態で、且つ、蛇行状の経路を形成する状態で配設されて板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する構成となっているので、暖房対象空間に対して暖房ムラの少ない良好な状態で床面のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる。
従って、熱媒が通流するときの通流抵抗が小さく圧力損失は低いものにすることが可能なものでありながら、暖房ムラ等の少ない良好な状態で暖房対象空間のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる床暖房パネルを提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記板状基材が、
前記熱媒流通管における前記直線状管路部分が配設される平行又は略平行な複数の直線溝部を備えた複数の直線溝形成基材部分、前記複数の湾曲状管路部分が配設される複数の湾曲溝部を備えた複数の湾曲溝形成基材部分、前記熱媒受入れ用接続部を備えた熱媒受入れ用基材部分、及び、前記熱媒排出用接続部を備えた熱媒排出用基材部分の夫々を並べて構成されている点にある。
第2特徴構成によれば、前記板状基材として、前記複数の直線溝形成基材部分、前記複数の湾曲溝形成基材部分、前記熱媒受入れ用基材部分、及び、前記熱媒排出用基材部分の夫々を並べて構成するものであるから、大きさの異なる床暖房パネルを作成するような場合であっても、例えば直線溝形成基材部分を、複数の直線溝部が長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を予め用意しておいて、床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して形成するようにすると、それ以外の湾曲溝形成基材部分、熱媒受入れ用基材部分、及び、熱媒排出用基材部分の夫々は、床暖房パネルの大きさの違いにかかわらず共用することが可能であり、部材の兼用化によりコスト低減を図ることが可能になる。
本発明の第3特徴構成は、主暖房対象空間と副暖房対象空間とを床暖房する床暖房設備であって、
前記副暖房対象空間に、請求項1又は2に記載の一方向通流形式の床暖房パネルが設置され、
前記主暖房対象空間に、
外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とを一体的に備えた熱媒ヘッダとを備えて、前記熱媒流通管が、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々を交互に繰り返して蛇行状の経路を形成し、更に、前記熱媒流通管の経路途中に熱媒を前記熱媒ヘッダに向けて戻すための折り返し用の往復湾曲溝部を備える状態で配設され、前記熱媒ヘッダにて受け入れた熱媒を前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状に通流させ且つ経路途中で折り返して前記熱媒ヘッダまで戻すように循環通流させる循環通流形式の床暖房パネルが設置され、
熱源機からの熱媒を前記主暖房対象空間に設置された循環通流形式の床暖房パネルの前記熱媒流通管に通流させ、その熱媒流通管を通流した熱媒を前記副暖房対象空間に設置された前記一方向通流形式の床暖房パネルの前記熱媒流通管に供給して通流させて前記熱源機に戻すように構成されている点にある。
第3特徴構成によれば、使用者が長時間存在する可能性が高い主暖房対象空間には、上述したような循環通流形式の床暖房パネルが設置され、この循環通流形式の床暖房パネルは、熱媒ヘッダにて受け入れた熱媒を前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状に通流させ且つ経路途中で折り返して前記熱媒ヘッダまで戻すように循環通流させるように構成されているので、暖房ムラ等の少ない良好な状態で暖房対象空間のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる。
そして、前記副暖房対象空間には上述したような一方向通流形式の床暖房パネルが設置され、しかも、熱源機からの熱媒を主暖房対象空間に設置された循環通流形式の床暖房パネルの熱媒流通管に通流させ、その熱媒流通管を通流した熱媒を副暖房対象空間に設置された圧力損失の少ない一方向通流形式の床暖房パネルの熱媒流通管に供給して通流させて熱源機に戻すようにしているから、圧力損失が大きくなることを回避しながら、主暖房対象空間に設置される床暖房パネルからの戻り熱媒を有効利用して、副暖房対象空間に対して暖房ムラの少ない良好な状態で床面のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる。
このような構成であれば、主暖房対象空間に設置される床暖房パネルと同様な構成の床暖房パネルを副暖房対象空間に設置しておき、それらの各床暖房パネルに対して熱源機から熱媒を並列状態で循環供給するような構成のものに比べて、副暖房対象空間で余計な暖房が行われる等の余剰な暖房コストがかかることがない。
従って、余剰の暖房コストがかからないようにしながら、主暖房対象空間だけでなく副暖房対象空間に対してもほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となる床暖房設備を提供できるに至った。
本発明の第4特徴構成は、外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と、前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とが備えられている床暖房パネルの製造方法であって、
前記床暖房パネルとして、前記熱媒受入用接続部と前記熱媒排出用接続部とが、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向において両端側に位置する部分に振り分け配置され、前記熱媒流通管が、前記熱媒受入用接続部から受け入れた熱媒を前記熱媒排出用接続部に向けて並列状態で通流させる複数の管体を備えて構成され、前記複数の管体が、前記板状基材の表面に沿う方向に沿って間隔をあけた状態で、前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々を交互に繰り返して蛇行状の経路を形成する状態で配設され、前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する一方向通流形式に構成されている一方向通流形式の床暖房パネルと、
外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とを一体的に備えた熱媒ヘッダとを備えて、前記熱媒流通管が、前記板状基材の外周の1辺に沿うパネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々を交互に繰り返して蛇行状の経路を形成し、更に、前記熱媒流通管の経路途中に熱媒を前記熱媒ヘッダに向けて戻すための折り返し用の往復湾曲溝部を備える状態で配設され、前記熱媒ヘッダにて受け入れた熱媒を前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状に通流させ且つ経路途中で折り返して前記熱媒ヘッダまで戻すように循環通流させる循環通流形式の床暖房パネルとがあり、
前記一方向通流形式の床暖房パネルを作成するための前記板状基材の形成材として、
前記複数の直線状管路部分が配設される平行又は略平行な複数の直線溝部を備えた複数の直線溝形成基材部分、前記複数の湾曲状管路部分が配設される複数の湾曲溝部を備えた複数の湾曲溝形成基材部分、前記熱媒受入れ用接続部を備えた熱媒受入れ用基材部分、前記熱媒排出用接続部を備えた熱媒排出用基材部分の夫々を作成して、それら形成材を並べて前記板状基材を形成するように構成され、
前記循環通流形式の床暖房パネルを作成するための前記板状基材の形成材として、
前記複数の直線状管路部分が配設される平行又は略平行な複数の直線溝部を備えた複数の直線溝形成基材部分、前記複数の湾曲状管路部分が配設される複数の湾曲溝部を備えた複数の湾曲溝形成基材部分、前記往復湾曲溝部を備えた往復湾曲溝形成基材部分、前記熱媒ヘッダを設けるための出入り口形成基材部分の夫々を作成して、それら形成材を並べて前記板状基材を形成するように構成され、
前記一方向通流形式の床暖房パネルの作成に用いる前記板状基材における前記直線溝形成基材部分及び前記湾曲溝形成基材部分と、前記循環通流形式の床暖房パネルの作成に用いる前記板状基材における前記直線溝形成基材部分及び前記湾曲溝形成基材部分とを同じ仕様として兼用する点にある。
第4特徴構成による床暖房パネルの製造方法においては、前記一方向通流形式の床暖房パネルを作成する場合には、その床暖房パネルの板状基材の形成材として、上述したような複数の直線溝形成基材部分、複数の湾曲溝形成基材部分、熱媒受入れ用基材部分、熱媒排出用基材部分の夫々を作成して、それら形成材を並べて板状基材を形成することになる。
一方、前記循環通流形式の床暖房パネルを作成する場合には、その床暖房パネルの板状基材の形成材として、上述したような複数の直線溝形成基材部分、複数の湾曲溝形成基材部分、前記往復湾曲溝形成基材部分、前記出入り口形成基材部分の夫々を作成して、それら形成材を並べて板状基材を形成することになる。
そして、前記一方向通流形式の床暖房パネルの作成に用いる板状基材における前記直線溝形成基材部分及び前記湾曲溝形成基材部分と、前記循環通流形式の床暖房パネルの作成に用いる板状基材における前記直線溝形成基材部分及び前記湾曲溝形成基材部分とを同じ仕様として兼用することになる。しかも、これらの直線溝形成基材部分と湾曲溝形成基材部分とは熱媒流通管を蛇行状に配設するために複数のものが使用されるので、兼用する部材の個数を多くすることができ、それらの部材を兼用することで、一方向通流形式の床暖房パネルと循環通流形式の床暖房パネルとを異なる構成の基材にて各別に作成するものに比べて作製コストを低減することが可能となる。
従って、床暖房パネルを製造するにあたって、部材の兼用化により全体としての製作費用を低く抑制して低コストで製造することが可能となる床暖房パネルの製造方法を提供できるに至った。
本発明の第5特徴構成は、第4特徴構成において、前記直線溝形成基材部分は、前記複数の直線溝部が長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を、形成する床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して形成される点にある。
第5特徴構成によれば、大きさの異なる床暖房パネルを作成するような場合であっても、例えば直線溝形成基材部分を、複数の直線溝部が長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を予め用意しておいて、床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して適切な長さに形成するようにすると、例えば、一方向通流形式の床暖房パネルを作成する場合には、直線溝形成基材部分以外の湾曲溝形成基材部分、熱媒受入れ用基材部分、及び、熱媒排出用基材部分の夫々は、床暖房パネルの大きさの違いにかかわらず共用することが可能となる。一方、循環通流形式の床暖房パネルを作成する場合には、直線溝形成基材部分以外の湾曲溝形成基材部分、往復湾曲溝形成基材部分、出入り口形成基材部分の夫々は、床暖房パネルの大きさの違いにかかわらず共用することが可能となる。その結果、一方向通流形式の床暖房パネル及び循環通流形式の床暖房パネルのいずれの場合であっても、床暖房パネルの大きさの違いにかかわらず部材を兼用することができ、コスト低減を図ることが可能になる。
本発明の第6特徴構成は、第4特徴構成又は第5特徴構成において、前記一方向通流形式の床暖房パネルの作成に用いる前記板状基材における前記熱媒受入れ用基材部分と前記熱媒排出用基材部分とを同じ仕様として兼用することを特徴とする点にある。
第6特徴構成によれば、前記一方向通流形式の床暖房パネルを作成するにあたって、前記板状基材における前記熱媒受入れ用基材部分と前記熱媒排出用基材部分とを同じ仕様として兼用することになる。このように、それらの部材を兼用することで、一方向通流形式の床暖房パネルを構成するための部品の種類を少ないものにすることができて、作製コストを低減することが可能となる。
以下、本発明に係る床暖房パネル及びそれを備えた床暖房設備について図面に基づいて説明する。
図1、図2に本発明に係る床暖房設備を示している。この床暖房設備は、主暖房対象空間としてのリビング1の床部に設置する主床暖房パネル2と、副暖房対象空間としての台所3の床部に設置する本発明にかかる床暖房パネルの一例である副床暖房パネル4と、主床暖房パネル2に配設された主暖房用熱媒流通管5および副床暖房パネル4に配設された副暖房用熱媒流通管6に熱媒としての温水を循環供給する熱源機7などを備えて構成されている。
そして、この床暖房設備においては、前記主床暖房パネル2は循環通流形式の床暖房パネルにて構成され、又、前記副床暖房パネル4は後述するような一方向通流形式の床暖房パネルにて構成されており、熱源機7からの熱媒を、熱媒通流用の往き管8を通して主床暖房パネル2の主暖房用熱媒流通管5に供給して通流させ、主暖房用熱媒流通管5を通流した熱媒を連絡管9を通して副床暖房パネル4の副暖房用熱媒流通管6に供給して通流させ、副暖房用熱媒流通管6を通流した熱媒を戻り管10により熱源機7に戻すように配管接続されている。
次に、前記主床暖房パネル2の構成について説明する。
この主床暖房パネル2は、図3に示すように、外形が矩形状に構成された板状基材11と、その板状基材11に形成された溝部12内に配設される主暖房用熱媒流通管5と、熱媒流通管5に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部13と熱媒流通管5からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部14とを一体的に備えた熱媒ヘッダ15とを備えて、主暖房用熱媒流通管5が、板状基材11の外周の1辺に沿うパネル所定方向(図のX1)と交差する方向(図のY1)に沿って直線状に延びる直線状管路部分5a、その直線状管路部分5aの長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分5b、その一端側の湾曲状管路部分5bの長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分5aよりも前記パネル所定方向X1の他端側に離間してパネル所定方向と交差する方向Y1に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分5a、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分5bの夫々を交互に繰り返して蛇行状の経路を形成し、更に、熱媒流通管5の経路途中に熱媒を熱媒ヘッダ15に向けて戻すための折り返し用の往復湾曲溝部5cを備える状態で配設され、熱媒ヘッダ15にて受け入れた熱媒を板状基材11のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状に通流させ且つ経路途中で折り返して熱媒ヘッダ15まで戻すように循環通流させる循環通流形式の床暖房パネルにて構成されている。
説明を加えると、この主床暖房パネル2では、主暖房用熱媒流通管5は、主暖房対象空間としてのリビング1内での温度分布ができるだけ均一になるように、熱媒ヘッダ15にて受け入れた熱媒を板状基材11のほぼ全体にわたって分散させた状態で且つ1本の通流経路を構成する状態で蛇行状に通流させ、その1本の通流経路を経路途中で折り返して熱媒ヘッダ15まで戻すように循環通流させるように構成されている。
そして、前記板状基材11は、主暖房用熱媒流通管5における複数の直線状管路部分5aが配設される平行又は略平行な複数(図に示す例では4本)の直線溝部12aを備えた複数の直線溝形成基材部分16、複数の湾曲状管路部分5bが配設される複数(同、4本)の湾曲溝部12bを備えた複数の湾曲溝形成基材部分17、往復湾曲溝部5cを備えた往復湾曲溝形成基材部分18、熱媒ヘッダ15を設けるための出入り口形成基材部分19の夫々を並べて構成されている。更に、前記湾曲溝形成基材部分17は湾曲溝部12bの形状が左右対称となるように形成された2種の湾曲溝形成基材部分単位体17a,17bにて構成され、前記出入り口形成基材部分19は熱媒ヘッダ15が装着されるヘッダ装着用単位体19aとヘッダ用湾曲経路形成用単位体19bにて構成されている。又、前記往復湾曲溝形成基材部分18は往復湾曲溝部12cの形状が異なる2種(18a,18b)があり、前記パネル所定方向の一端側箇所及び他端側箇所に夫々備えられる構成となっている。
つまり、この主床暖房パネル2では、板状基材11の形成材としては、上記したように、直線溝形成基材部分16、湾曲溝形成基材部分17、往復湾曲溝形成基材部分18、出入り口形成基材部分19があり、より細かな分類をすると、図6に示すように、湾曲溝形成基材部分17として湾曲溝部12bの形状が異なる2種類の部品(17a,17b)(部品E及び部品F)があり、往復湾曲溝形成基材部分18として往復湾曲溝12cの形状が異なる2種類の部品(18a,18b)(部品A及び部品B)があり、出入り口形成基材部分19としてヘッダ装着用単位体19a(部品C)とヘッダ用湾曲経路形成用単位体19b(部品D)という2種類の部品があるから、1種類の直線溝形成基材部分16を構成する部品(部品G)と合わせて、合計7種類の部品にて構成されることになる。前記各部品のうち、直線溝形成基材部分33を構成する部品(G)は、複数の直線溝部が長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して形成されるものである。
そして、図3、図5に示すように、前記各基材部分16〜19における前記パネル所定方向Xに隣接するものの間に、主暖房用熱媒流通管5が通過する箇所を除いて長尺状の木製の小根太20および短い矩形状の木製の小根太20aを装着するように構成され、前記各基材部分16〜19及び小根太20、20aは厚みがほぼ同一に構成されている。
前記板状基材11を構成する前記直線溝形成基材部分16、湾曲溝形成基材部分17、往復湾曲溝形成基材部分18、及び、出入り口形成基材部分19は、断熱作用を有して軽量化が可能な樹脂製(例えば、硬質のポリスチレン発泡体など)の板状体から構成され、その板状体に、パネル表面側を開口している上向き凹状の直線溝部や湾曲溝部などの溝部12が形成されている。又、前記熱媒流通管5は、一般的に架橋ポリエチレン管やポリブテン樹脂管など可撓性のあるものが使用され、接続部のない1本の熱媒流通管5にて構成されている。そして、溝部12に熱媒流通管5を凹入するように嵌め込んだ状態で、板状基材11の表面側に均熱用のアルミ箔21を貼着することにより、前記各基材部分16〜19及び小根太9を接続してそれらを一体化させ、更に、アルミ箔21の上面にフローリング等の床仕上げ材22が設けられて床暖房パネル2が構成されている。
前記主暖房用熱媒流通管5の両端は、前記熱媒ヘッダ15に接続され、熱源機7から熱媒としての温水が供給されるように構成され、主暖房用熱媒流通管5に供給された温水が、主暖房用熱媒流通管5を通流して熱媒ヘッダ15を介して床暖房パネル2から排出するように構成されている。
次に、前記副床暖房パネル4の構成について説明する。
副床暖房パネル4は、図4に示すように、外形が矩形状に構成された板状基材31と、その板状基材31に形成された溝部32内に配設される副暖房用熱媒流通管6と、副暖房用熱媒流通管6に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部13と、副暖房用熱媒流通管6からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部14とが備えられており、それらの熱媒受入れ用接続部13と熱媒排出用接続部14とが、板状基材31におけるその一辺に沿うパネル所定方向(図のX2)において両端側に位置する部分に振り分け配置される構成となっている。具体的には、板状基材31におけるパネル所定方向X2の一端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の一端側箇所に前記熱媒受入用接続部13が配置され、パネル所定方向X2の他端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の一端側箇所に前記熱媒排出用接続部14が配置される。
そして、熱媒流通管6が、熱媒受入用接続部13から受け入れた熱媒を熱媒排出用接続部14に向けて並列状態で通流させる複数(具体的には4本)の管体6A,6B,6C,6Dを備えて構成され、複数の管体6A〜6Dが、板状基材31における板面方向に沿って間隔をあけた並び状態で、前記パネル所定方向X2と交差する方向(図のY2)に沿って直線状に延びる直線状管路部分6a、その直線状管路部分6aの長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分6b、その一端側の湾曲状管路部分6bの長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分6aよりも前記パネル所定方向X2の他端側に離間してパネル所定方向X2と交差する方向Y2に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分6a、その他端側の直線状管路部分6aの長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分6bの夫々をその順序で交互に繰り返して蛇行状の経路を形成する状態で配設され、板状基材31のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する一方向通流形式に構成されている。
そして、前記板状基材31が、副暖房用熱媒流通管6における直線状管路部分6aが配設される平行又は略平行な複数の直線溝部32aを備えた複数の直線溝形成基材部分33、複数の湾曲状管路部分6bが配設される複数の湾曲溝部32bを備えた複数の湾曲溝形成基材部分34、熱媒受入れ用接続部13を備えた熱媒受入れ用基材部分35、及び、熱媒排出用接続部14を備えた熱媒排出用基材部分36の夫々を並べて構成されている。
前記複数の直線溝形成基材部分33は主床暖房パネル2に用いるものと長さが異なる他は同じ構成であり、このような複数の直線溝形成基材部分33は、複数の直線溝部32aが長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を予め用意しておき、形成する床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して形成されることになる。つまり、主床暖房パネル2用の長さにしたり、副床暖房パネル用4の長さにしたりすることができ、それらに共用する構成としている。因みに、この実施形態では、副暖房対象空間として台所3の床部に設置する構成であるから、台所3の幅に対応して短くする形態で使用する場合を例示している。
この副床暖房パネル4は、主床暖房パネル2と異なり、板状基材31におけるパネル所定方向X2の一端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の一端側箇所に前記熱媒受入用接続部13を備えた熱媒受入れ用基材部分35が配設され、パネル所定方向X2の他端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の一端側箇所に前記熱媒排出用接続部14を備えた熱媒排出用基材部分36が配設される構成となっている。つまり、主床暖房パネル2における前記往復湾曲溝形成基材部分18a,18bに代えて、前記熱媒受入れ用基材部分35及び前記熱媒排出用基材部分36を配設する構成となっている。
そして、熱媒受入れ用基材部分35に備えられる熱媒受入用接続部13には複数の管体6A,6B,6C,6D夫々の一端側が並列状態で接続される構成となっており、熱媒排出用基材部分36に備えられる熱媒排出用接続部14には複数の管体6A,6B,6C,6D夫々の他端側が並列状態で接続される構成となっており、しかも、複数の管体6A,6B,6C,6Dは板状基材31のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する構成となっている。尚、図4に示すように、熱媒受入れ用基材部分35と熱媒排出用基材部分36とは熱媒流動方向が逆向きになるが同一仕様のものを用いるようにしている。
又、この副床暖房パネル4では、主床暖房パネル2において熱媒ヘッダ15配設部に設けられる出入り口形成基材部分19は不要であるから、それに相当する位置には出入り口形成基材部分19に代えて湾曲溝形成基材部分34を用いることになる。
従って、この副床暖房パネル4では、板状基材31の形成材として、上記したように、前記直線溝形成基材部分33、前記湾曲溝形成基材部分34、前記熱媒受入れ用基材部分35、前記熱媒排出用基材部分36があるが、この実施形態では、主床暖房パネル2と同様に、湾曲溝形成基材部分34として湾曲溝部32bの形状が異なる2種類の部品34a,34bがあり、前記熱媒受入れ用基材部分35と前記熱媒排出用基材部分36とは同一仕様の1種類の部品にて対応している。従って、より細かな分類をすると、図7に示すように、直線溝形成基材部分34を構成する1種類の部品(部品G)、湾曲溝形成基材部分34としての2種類の部品34a,34b(部品E及び部品F)、熱媒受入れ用基材部分35と前記熱媒排出用基材部分36を兼用する1種類の部品(部品A’)の合計4種類の部品より構成されることになる。そして、前記各部品のうち、直線溝形成基材部分34を構成する部品(G)は、複数の直線溝部が長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して形成されるものである。この部品は、主床暖房パネル2における部品(G)とは長さが異なるものであるが、構成材は共通であるから同じ符号を付している。
このように構成することで、暖房ムラ等の少ない良好な状態で暖房対象空間(台所)のほぼ全体にわたって満遍なく暖房することが可能となり、前記熱媒受入用接続部13から受け入れた熱媒を並列状態で設けられる4本の管体にて通流させる構成であるから圧力損失をできるだけ低くすることができる。例えば、主床暖房パネルのように1本の通流経路を構成する状態で蛇行状に通流させるものと比べると、床暖房面積が同じであっても約4分の1の圧力損失に低減することができる。
この副床暖房パネル4における板状基材31は、主暖房パネル2と同様に、ポリエチレン発泡体などの発泡体にて構成され、副暖房用熱媒流通管6は、一般的に架橋ポリエチレン管やポリブテン樹脂管など可撓性のあるものが用いられ、蛇行状に配管された接続部のない管により構成されている。そして、溝部32に副暖房用熱媒流通管6を凹入するように嵌め込んだ状態で、板状基材31の表面側にアルミ箔21を貼着することにより、前記各基材部分33、34、35,36および小根太20,20aを接続して、それらを一体化させ、更に、アルミ箔21の上面にフローリング等の床仕上げ材22が設けられて床暖房パネル4が構成される。
次に、主床暖房パネル2及び副床暖房パネル4の製造方法について説明する。
前記主床暖房パネル2を作成する場合には、板状基材11の形成材として、上記したような複数の直線溝形成基材部分16、複数の湾曲溝形成基材部分17、往復湾曲溝形成基材部分18、出入り口形成基材部分19の夫々を作成して、それら形成材を並べて板状基材を形成することになる。具体的に説明すると、この実施形態では、上述した如く、湾曲溝形成基材部分17としての2種類の部品17a,17b、往復湾曲溝形成基材部分18としての2種類の部品18a,18b、出入り口形成基材部分19としての2種類の部品19a,19b、及び直線溝形成基材部分16として1種類の部品の合計7種類の部品を作成して、それらの各部品を並べて板状基材11を形成する。
そして、板状基材11に形成された溝部12に主暖房用熱媒流通管5を凹入するように嵌め込んだ状態で、板状基材11の表面側に均熱用のアルミ箔21を貼着して前記各基材部分16〜19および小根太20,20aを接続してそれらを一体化させ、更に、アルミ箔21の上面にフローリング等の床仕上げ材22を貼着して床暖房パネル2を作成する。
前記副床暖房パネル4を作成する場合には、板状基材31の形成材として、上記したような複数の直線溝形成基材部分33、複数の湾曲溝形成基材部分34、熱媒受入れ用基材部分35、及び、熱媒排出用基材部分36の夫々を作成して、それら形成材を並べて板状基材31を形成することになる。具体的に説明すると、この実施形態では、上述した如く直線溝形成基材部分33を構成する1種類の部品、湾曲溝形成基材部分34としての2種類の部品34a,34b、熱媒受入れ用基材部分35と熱媒排出用基材部分36を兼用する1種類の部品の合計4種類の部品を作成して、それらの各部品を並べて板状基材31を形成する。
そして、板状基材31に形成された溝部32に副暖房用熱媒流通管6を凹入するように嵌め込んだ状態で、板状基材31の表面側に均熱用のアルミ箔21を貼着して前記各基材部分33〜36および小根太20,20aを接続してそれらを一体化させ、更に、アルミ箔21の上面にフローリング等の床仕上げ材22を貼着して床暖房パネル4を作成する。
前記副床暖房パネル4の作成に用いる板状基材31における直線溝形成基材部分33及び湾曲溝形成基材部分34と、主床暖房パネル2の作成に用いる板状基材11における直線溝形成基材部分16及び湾曲溝形成基材部分17とを同じ仕様として兼用するようにしている。このように部材を兼用することで、部品を作成するための金型を兼用して金型の製作費を抑制することができ、又、製造工程も同じものを利用することができるから、全体としての製造コストを低減することができる。
ところで、上記各基材部分のうち直線溝形成基材部分16,33については、副床暖房パネル4の場合と主床暖房パネル2とでは長さが異なることになるが、このような複数の直線溝形成基材部分は、複数の直線溝部が長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を予め用意しておき、形成する床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して長さを調整して形成するのである。従って、予め作成する部品としては同一仕様のものを作成すればよく、部品を作成するための金型等は同一のものでよく製作費を抑制することができる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(1)上記実施形態では、一方向通流形式の床暖房パネルとしての副床暖房パネル4において、前記熱媒受入用接続部と前記熱媒排出用接続部とが、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向において両端側に位置する部分に振り分け配置される構成として、板状基材31におけるパネル所定方向X2の一端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の一端側箇所に前記熱媒受入用接続部13が配置され、パネル所定方向X2の他端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の一端側箇所に前記熱媒排出用接続部14が配置される構成を例示したが、このような構成に限らず、次のように構成してもよい。
前記板状基材31におけるパネル所定方向X2の一端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の一端側箇所に前記熱媒受入用接続部13が配置され、パネル所定方向X2の他端側箇所であって且つパネル所定方向X2と交差する方向Y2の他端側箇所に前記熱媒排出用接続部14が配置される構成でもよい。この構成は、前記熱媒受入用接続部13と前記熱媒排出用接続部14とが矩形状の板状基材31における対角線上の角部に振り分け配置される例である。
又、このように前記熱媒受入用接続部13及び前記熱媒排出用接続部14を、板状基材31における前記交差する方向Y2の一端側箇所や他端側箇所に設けるのではなく、板状基材31における前記交差する方向Y2での中間位置に設けるようにしてもよく、要するに、前記熱媒受入用接続部と前記熱媒排出用接続部とが、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向において両端側に位置する部分に振り分け配置される構成であればよく、前記交差する方向Y2での位置は限定されるものではない。
(2)上記実施形態では、一方向通流形式の床暖房パネルとしての副床暖房パネル4において、前記湾曲溝形成基材部分として形状が異なる2種のものを備える構成としたが、このような構成に代えてそれらを1つの種類の基材部分として構成してもよい。又、熱媒受入れ用基材部分と熱媒排出用基材部分として同一仕様のものを用いるようにしたが、このような構成に代えて、それらを異なる仕様のものとして別部品にて構成するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、一方向通流形式の床暖房パネルとしての副床暖房パネル4における熱媒流通管が、並列接続される4本の管体にて構成されるものを例示したが、4本に限らず、循環用の戻り経路を備えない状態で2本以上並列状態で設けられるものであればよく管体の本数は限定されない。
(4)上記実施形態では、主暖房対象空間としてのリビング1の床部に循環通流形式の床暖房パネルとしての主床暖房パネル2を設置し、副暖房対象空間としての台所3の床部に一方向通流形式の床暖房パネルとしての副床暖房パネル4を設置して、リビング1および台所3を暖房するようにしているが、副暖房対象空間として廊下や脱衣所等を暖房してもよい。又、主暖房対象空間をリビング1に代えて和室とすることも可能であり、主暖房対象空間および副暖房対象空間については適宜変更が可能である。
床暖房設備の概略構成図 床暖房設備を暖房対象住居に設置した状態での平面図 主床暖房パネルの平面図 副床暖房パネルの平面図 床暖房パネルの要部の分解斜視図 主床暖房パネルにおける板状基材を構成する部品を示す図 副床暖房パネルにおける板状基材を構成する部品を示す図
符号の説明
1 主暖房対象空間
3 副暖房対象空間
5、6 熱媒流通管
6A〜6D 管体
7 熱源機
11、31 板状基材
12a、32a 直線溝部
12b,32b 湾曲溝部
12c 往復湾曲溝部
13 熱媒受入れ用接続部
14 熱媒排出用接続部
15 熱媒ヘッダ
16、33 直線溝形成基材部分
17、34 湾曲溝形成基材部分
18 往復湾曲溝形成基材部分
19 出入り口形成基材部分
35 熱媒受入れ用基材部分
36 熱媒排出用基材部分

Claims (6)

  1. 外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と、前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とが備えられている床暖房パネルであって、
    前記熱媒受入用接続部と前記熱媒排出用接続部とが、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向において両端側に位置する部分に振り分け配置され、
    前記熱媒流通管が、前記熱媒受入用接続部から受け入れた熱媒を前記熱媒排出用接続部に向けて並列状態で通流させる複数の管体を備えて構成され、
    前記複数の管体が、
    前記板状基材における板面方向に沿って間隔をあけた並び状態で、前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々をその順序で交互に繰り返して蛇行状の経路を形成する状態で配設され、前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する一方向通流形式に構成されている床暖房パネル。
  2. 前記板状基材が、
    前記熱媒流通管における前記直線状管路部分が配設される平行又は略平行な複数の直線溝部を備えた複数の直線溝形成基材部分、前記複数の湾曲状管路部分が配設される複数の湾曲溝部を備えた複数の湾曲溝形成基材部分、前記熱媒受入れ用接続部を備えた熱媒受入れ用基材部分、及び、前記熱媒排出用接続部を備えた熱媒排出用基材部分の夫々を並べて構成されている請求項1記載の床暖房パネル。
  3. 主暖房対象空間と副暖房対象空間とを床暖房する床暖房設備であって、
    前記副暖房対象空間に、請求項1又は2に記載の一方向通流形式の床暖房パネルが設置され、
    前記主暖房対象空間に、
    外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とを一体的に備えた熱媒ヘッダとを備えて、前記熱媒流通管が、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々を交互に繰り返して蛇行状の経路を形成し、更に、前記熱媒流通管の経路途中に熱媒を前記熱媒ヘッダに向けて戻すための折り返し用の往復湾曲溝部を備える状態で配設され、前記熱媒ヘッダにて受け入れた熱媒を前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状に通流させ且つ経路途中で折り返して前記熱媒ヘッダまで戻すように循環通流させる循環通流形式の床暖房パネルが設置され、
    熱源機からの熱媒を前記主暖房対象空間に設置された循環通流形式の床暖房パネルの前記熱媒流通管に通流させ、その熱媒流通管を通流した熱媒を前記副暖房対象空間に設置された前記一方向通流形式の床暖房パネルの前記熱媒流通管に供給して通流させて前記熱源機に戻すように構成されている床暖房設備。
  4. 外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と、前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とが備えられている床暖房パネルの製造方法であって、
    前記床暖房パネルとして、
    前記熱媒受入用接続部と前記熱媒排出用接続部とが、前記板状基材におけるその一辺に沿うパネル所定方向において両端側に位置する部分に振り分け配置され、前記熱媒流通管が、前記熱媒受入用接続部から受け入れた熱媒を前記熱媒排出用接続部に向けて並列状態で通流させる複数の管体を備えて構成され、前記複数の管体が、前記板状基材の表面に沿う方向に沿って間隔をあけた状態で、前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々を交互に繰り返して蛇行状の経路を形成する状態で配設され、前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状の熱媒流通経路を形成する一方向通流形式に構成されている一方向通流形式の床暖房パネルと、
    外形が矩形状に構成された板状基材と、その板状基材に形成された溝部内に配設される床暖房用の熱媒流通管と、前記熱媒流通管に対して熱媒を受入れる熱媒受入れ用接続部と前記熱媒流通管からの熱媒を排出するための熱媒排出用接続部とを一体的に備えた熱媒ヘッダとを備えて、前記熱媒流通管が、前記板状基材の外周の1辺に沿うパネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる直線状管路部分、その直線状管路部分の長手方向一端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する一端側の湾曲状管路部分、その一端側の湾曲状管路部分の長手方向の他端側に接続されて前記直線状管路部分よりも前記パネル所定方向の他端側に離間して前記パネル所定方向と交差する方向に沿って直線状に延びる他端側の直線状管路部分、前記他端側の直線状管路部分の長手方向他端側箇所に接続されて湾曲状に屈曲する折れ曲がり経路を構成する他端側の湾曲状管路部分の夫々を交互に繰り返して蛇行状の経路を形成し、更に、前記熱媒流通管の経路途中に熱媒を前記熱媒ヘッダに向けて戻すための折り返し用の往復湾曲溝部を備える状態で配設され、前記熱媒ヘッダにて受け入れた熱媒を前記板状基材のほぼ全体にわたって分散させた状態で蛇行状に通流させ且つ経路途中で折り返して前記熱媒ヘッダまで戻すように循環通流させる循環通流形式の床暖房パネルとがあり、
    前記一方向通流形式の床暖房パネルを作成するための前記板状基材の形成材として、
    前記複数の直線状管路部分が配設される平行又は略平行な複数の直線溝部を備えた複数の直線溝形成基材部分、前記複数の湾曲状管路部分が配設される複数の湾曲溝部を備えた複数の湾曲溝形成基材部分、前記熱媒受入れ用接続部を備えた熱媒受入れ用基材部分、前記熱媒排出用接続部を備えた熱媒排出用基材部分の夫々を作成して、それら形成材を並べて前記板状基材を形成するように構成され、
    前記循環通流形式の床暖房パネルを作成するための前記板状基材の形成材として、
    前記複数の直線状管路部分が配設される平行又は略平行な複数の直線溝部を備えた複数の直線溝形成基材部分、前記複数の湾曲状管路部分が配設される複数の湾曲溝部を備えた複数の湾曲溝形成基材部分、前記往復湾曲溝部を備えた往復湾曲溝形成基材部分、前記熱媒ヘッダを設けるための出入り口形成基材部分の夫々を作成して、それら形成材を並べて前記板状基材を形成するように構成され、
    前記一方向通流形式の床暖房パネルの作成に用いる前記板状基材における前記直線溝形成基材部分及び前記湾曲溝形成基材部分と、前記循環通流形式の床暖房パネルの作成に用いる前記板状基材における前記直線溝形成基材部分及び前記湾曲溝形成基材部分とを同じ仕様として兼用することを特徴とする床暖房パネルの製造方法。
  5. 前記直線溝形成基材部分は、前記複数の直線溝部が長手方向に沿って形成されている長尺状の構成材を、形成する床暖房パネルの大きさに合わせて短尺状に切断して形成される請求項4記載の床暖房パネルの製造方法。
  6. 前記一方向通流形式の床暖房パネルの作成に用いる前記板状基材における前記熱媒受入れ用基材部分と前記熱媒排出用基材部分とを同じ仕様として兼用することを特徴とする請求項4又は5に記載の床暖房パネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009222279A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Osaka Gas Co Ltd 暖房装置
JP2010230235A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 温水暖房床パネル
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