JP3801940B2 - 復調器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電波を受信して得た受信信号を復調する復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)方式の通信装置を構成する受信器には、基地局から発信された電波を受信して得た受信信号を復調する復調器が備えられている。このような復調器には、基地局から発信された複数の経路を経由して受信された受信信号を入力し、その受信信号の到着時刻の差に応じた符号(コード)を発生させて受信信号とその符号との積を加算することによりその到着時刻における多値のデータからなる信号を出力する逆拡散器と、逆拡散器からの出力を基準信号であるパイロットシンボルに基づいて必要に応じて平滑化等の処理を施してパイロットシンボルの逆回転ベクトル分だけ逆回転させることにより復号結果を推定する伝送路推定器と、伝送路推定器からの復号結果を合成する信号合成回路とが備えられている。この復調器によれば、複数の経路を経由して受信された受信信号それぞれが各逆拡散器および各伝送路推定器で処理されるため、個々の経路に関する伝送状況の変動(フェージング)による劣化を抑えることができる。
【0003】
図8は、従来の、2つの経路を経由して受信される受信信号を復調する復調器の構成を示すブロック図である。また、図9は、図8に示す復調器で受信される受信信号の、到着時刻に対する受信強度を示す図である。
【0004】
図8に示す復調器100には、2つの逆拡散器110,120と、2つの伝送路推定器130,140と、信号合成回路150とが備えられている。逆拡散器110は、コード発生器111と、乗算器112と、加算器113とから構成されている。また、逆拡散器120は、コード発生器121と、乗算器122と、加算器123とから構成されている。
【0005】
ここで、復調器100に、図9に示す到着時刻T1,T2における受信強度P1のメインパス,受信強度P2のサブパスの受信信号が入力される(P1>P2)。すると、復調器100では、逆拡散器110を構成するコード発生器111で、到着時刻T1に合わせて符号(コード)が発生され、発生された符号とメインパスにおけるデータとが乗算器112で乗算され、さらに加算器113で加算され、後述する伝送路推定器130を経由して信号合成回路150の一方に入力される。また、逆拡散器120を構成するコード発生器121で、到着時刻T2に合わせて符号が発生され、発生された符号とサブパスにおけるデータとが乗算器122で乗算され、さらに加算器123で加算されて伝送路推定器140を経由して信号合成回路150の他方に入力される。信号合成回路150では、伝送路推定器130,140からのデータ信号を合成する。このようにして、復調された受信信号が得られる。
【0006】
図10は、従来の伝送路推定器の構成を示すブロック図である。
【0007】
図10には、逆拡散器160と、逆拡散器170と、伝送路推定器180とが示されている。伝送路推定器180は、フィルタ回路181と、逆回転ベクトル生成回路182と、複素乗算器183とから構成されている。
【0008】
ここで、伝送路推定(チャネル推定)とは、伝送路の伝達関数(H)を推定し、その逆関数(H-1)を求めて、受信したデータに対して逆関数(H-1)の演算を行なうことにより元のデータを求めることをいう(狭義では、伝達関数(H)を求めることのみを伝送路推定という場合もある)。
【0009】
元のデータは、以下の式で表される。
【0010】
∧D=H-1Din=H-1HDorigin=Dorigin
ここでは、CDMA方式の場合に通常行なわれる、位相補償を行なう伝送路推定を示す例で説明する。
【0011】
逆拡散器160は、受信信号からパイロットシンボルPsymbol(i)を取り出す。パイロットシンボルPsymbol(i)とは、例えば(1,0)のようなあらかじめわかっているパイロットデータからなるものである。パイロットシンボルPsymbol(i)は、フィルタ回路181に入力される。一般に、パイロットシンボルPsymbol(i)には、伝送路上においてθ分の回転がかかっており、例えば(Px,Py)と表される。極座標を用いて表わす場合は、
と表される。
【0012】
フィルタ回路181では、ノイズ等を除去して安定させるために、複数のパイロットシンボルPsymbolを、例えば各パイロットシンボルPsymbol(i)について、たし合わせる重み付け平均フィルタリングを行ない、パイロットシンボルベクトルPsymbol(Px,Py)を得る。このパイロットシンボルベクトルPsymbol(Px,Py)は、逆回転ベクトル生成回路182に入力され、これによりその逆回転ベクトル生成回路182からパイロットシンボルベクトル(Px/|Psymbol|,−Py/|Psymbol|)が出力される。
【0013】
また、逆拡散器170は、受信信号からデータシンボルDsymbol(i)を取り出す。このデータシンボルDsymbol(i)も、パイロットシンボルPsymbol(i)と同様にθ分の回転がかかっている。逆拡散器170からのデータシンボルDsymbol(i)に、逆回転ベクトル生成回路182からのパイロットシンボルベクトル(Px/|Psymbol|,−Py/|Psymbol|)を複素乗算器183で乗算することにより元のデータシンボルDsymbol(i)が得られる。
【0014】
即ち、
を用いて複素数の乗算が行なわれる。
【0015】
ここで、データシンボルDsymbol(i),パイロットシンボルPsymbol(i)を表わすデータからなる信号は、QPSK信号を想定している。即ち、逆拡散器110,160の出力であるデータシンボルDsymbol(i),パイロットシンボルPsymbol(i)を表わすベクトルは、IQ平面での座標を用いて、(Dx,Dy),(Px,Py)のように表現され、それぞれのビット幅が復調精度とダイナミックレンジに影響を与えることとなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述した図8に示す復調器100では、受信信号を構成するメインパス,サブパスそれぞれの到着時刻T1,T2に合わせて逆拡散器110,120それぞれで符号を発生させることにより復調が行なわれる。ここで、受信強度は、基地局からの距離に応じて、あるいはアンテナや増幅回路等の性能に応じて異なるため、逆拡散器110,120は、比較的大きなダイナミックレンジ(20dB以上のダイナミックレンジ)を持つものが必要とされる。
【0017】
例えば、ITU(International Telecommunication Union)による伝送路モデル(Vehicular B)によれば、最大強度と最小強度の差は25.2dBである。上述した復調器100の場合は、逆拡散器110,120それぞれにおいて26dB以上の分解能が要求される。26dB以上の分解能を得るためには、逆拡散器110,120それぞれが6ビットから8ビット程度のビット幅を持つこととなる。ここで、逆拡散器110,120の回路規模は、ビット幅の2乗に比例して増大する。さらに、合成するパス数の増大も含め、ITUモデル以上の性能が要求される場合は、各逆拡散器それぞれの回路規模もさらに増大し、従って消費電力が増大するという問題がある。
【0018】
本発明は、上記事情に鑑み、復調精度を維持したまま消費電力の低減化が図られた復調器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の復調器のうちの第1の復調器は、受信信号を復調する符号分割多元接続方式に基づく復調器において、
受信信号からパイロットシンボルを取り出す第1の逆拡散器、
受信信号からデータシンボルを取り出す第2の逆拡散器、および
上記第1の逆拡散器からのパイロットシンボルを入力してそのパイロットシンボルの逆回転ベクトルを求める逆回転ベクトル生成回路と、上記第2の逆拡散器からのデータシンボルの位相を、上記逆回転ベクトル分だけ逆回転させる複素乗算器とを備えた複数の復調回路を備え、
上記復調回路のうちの少なくとも1つの復調回路が、上記第1の逆拡散器で取り出されたパイロットシンボルを、そのパイロットシンボルのビット幅を選択して上記逆回転ベクトル生成回路に伝達するビット幅選択器を備えたものであることを特徴とする。
【0020】
本発明の第1の復調器は、少なくとも1つの復調回路が、第1の逆拡散器で取り出されたパイロットシンボルを、そのパイロットシンボルのビット幅を選択して逆回転ベクトル生成回路に伝達するビット幅選択器を備えたものであるため、比較的大きな受信強度の場合は狭いビット幅のパイロットシンボルを逆回転ベクトル生成回路に伝達して復調することにより、逆回転ベクトル生成回路やその逆回転ベクトル生成回路の後段の回路を構成する素子の動作を抑えることができる。従って、従来の、常に比較的大きなビット幅で復調する復調器と比較し、復調精度を維持したまま消費電力の低減化が図られる。
【0021】
また、上記目的を達成する本発明の復調器のうちの第2の復調器は、受信信号を復調する符号分割多元接続方式に基づく復調器において、
受信信号からパイロットシンボルを取り出す第1の逆拡散器、
受信信号からデータシンボルを取り出す第2の逆拡散器、および
上記第1の逆拡散器からのパイロットシンボルを入力してそのパイロットシンボルを平滑化するフィルタと、そのフィルタにより平滑化されたパイロットシンボルの逆回転ベクトルを求める逆回転ベクトル生成回路と、上記第2の逆拡散器からのデータシンボルの位相を、上記逆回転ベクトル分だけ逆回転させる複素乗算器とを備えた複数の復調回路を備え、
上記復調回路のうちの少なくとも1つの第1の復調回路を構成する上記フィルタが、伝達されてきたパイロットシンボルと係数とを乗算する乗算器を含む演算回路により、その第1の復調回路を構成する前記第1の逆拡散器で取り出されたパイロットシンボルを平滑化するものであって、そのフィルタが、上記係数を、その係数のビット幅を選択して上記乗算器に伝達するビット幅選択器を備えたものであることを特徴とする。
【0022】
本発明の第2の復調器は、パイロットシンボルを平滑化するフィルタが、上記係数のビット幅を選択して乗算器に伝達するビット幅選択器を備えたものであるため、比較的大きな受信強度の場合は狭いビット幅の係数で乗算して復調することにより、乗算器やその後段の回路を構成する素子の動作を抑えることができる。従って、従来の、常に比較的大きなビット幅で復調する復調器と比較し、復調精度を維持したまま消費電力の低減化が図られる。
【0023】
さらに、上記目的を達成する本発明の復調器のうちの第3の復調器は、受信信号を復調する符号分割多元接続方式に基づく復調器において、
受信信号からパイロットシンボルを取り出す第1の逆拡散器、
受信信号からデータシンボルを取り出す第2の逆拡散器、および
上記第1の逆拡散器からのパイロットシンボルを入力してそのパイロットシンボルの逆回転ベクトルを求める逆回転ベクトル生成回路と、上記第2の逆拡散器からのデータシンボルの位相を、上記逆回転ベクトル分だけ逆回転させる複素乗算器とを備えた複数の復調回路を備え、
上記復調回路のうちの少なくとも1つの第1の復調回路が、上記第2の逆拡散器からのデータシンボルのビット幅を選択して上記複素乗算器に伝達するビット幅選択器を備えたものであることを特徴とする。
【0024】
本発明の第3の復調器は、少なくとも1つの復調回路が、データシンボルのビット幅を選択して複素乗算器に伝達するビット幅選択器を備えたものであるため、比較的大きな受信強度の場合は狭いビット幅のデータシンボルを複素乗算器に伝達して復調することにより、その複素乗算器を構成する素子の動作を抑えることができる。従って、従来の、常に比較的大きなビット幅で復調する復調器と比較し、復調精度を維持したまま消費電力の低減化が図られる。
【0025】
ここで、本発明の第1,第2,第3の復調器のうちのいずれか1つの復調器において、上記ビット幅選択器は、上記複数の復調回路に到着時刻ごとの受信信号の復調を分担させ、上記第1の復調回路が、相対的に受信強度の大きい受信信号の復調を分担させる場合に、相対的に狭いビット幅を選択するものであることが好ましい。
【0026】
このようにすると、高い復調精度で効率よく消費電力を低減することができる。
【0027】
また、到着時刻ごとの受信信号の受信強度を検出する受信強度測定相関器を備え、上記ビット幅選択器は、上記受信強度測定相関器により検出された、上記第1の復調化回路が復調を分担した受信信号の強度に応じてビット幅を選択するものであることも好ましい態様である。
【0028】
このようにすると、相対的に受信強度の大きい受信信号の復調を分担する第1の復調回路のビット幅を適切に選択することができる。
【0029】
さらに、上記ビット幅選択器は、パイロットシンボルの信号レベルに応じて適応的にビット幅を選択するものであることも好ましい。例えば過去及び現在のビット幅及び信号強度の情報を蓄積しておき、それら情報をもとに最適な条件のビット幅を選択する。
【0030】
このようにすると、高速な伝送路変動に追従してビット幅を選択することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0032】
図1は、本発明の第1の復調器の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【0033】
図1に示す復調器10は、基地局から発信された電波を受信して得た受信信号を復調するものであり、この復調器10には、第1の復調回路11と、第2の復調回路12と、信号合成回路13と、受信強度測定相関器14とが備えられている。第1の復調回路11は、相対的に受信強度の大きい受信信号の復調を分担する。また、第2の復調回路12は、相対的に受信強度の小さい受信信号の復調を分担する。第1の復調回路11には、相対的に狭いビット幅を選択するビット幅選択器が備えられている。先ず、この第1の復調回路11の構成について図2を参照して説明する。
【0034】
図2は、図1に示す第1の復調回路の構成を示す図である。
【0035】
図2に示す第1の復調回路11には、第1の逆拡散器11_1と、第2の逆拡散器11_2と、ビット幅選択器11_3と、フィルタ回路11_4と、逆回転ベクトル生成回路11_5と、複素乗算器11_6とが備えられている。
【0036】
第1の逆拡散器11_1は、受信信号を入力し、入力された受信信号からパイロットシンボルPsymbol(X,Y)を取り出して、ビット幅選択器11_3に向けて出力する。
【0037】
第2の逆拡散器11_2は、受信信号を入力し、入力された受信信号からデータシンボルDsymbolx(i),y(i)を取り出して、複素乗算器11_6に向けて出力する。
【0038】
ビット幅選択器11_3は、第1の逆拡散器11_1から出力されたパイロットシンボルPsymbol(X,Y)を、そのパイロットシンボルPsymbol(X,Y)のビット幅を選択してフィルタ回路11_4に伝達する。
【0039】
フィルタ回路11_4は、ビット幅選択器11_3で選択されたビット幅のパイロットシンボルPsymbol(X,Y)を入力してそのパイロットシンボルPsymbol(X,Y)を平滑化する。具体的には、ノイズ等を除去して安定させるために、複数のパイロットシンボルPsymbolを、例えば各パイロットシンボルPsymbol(i)について、たし合わせる重み付け平均フィルタリングを行ない、これによりパイロットシンボルベクトルPsymbol(Px,Py)を得る。このパイロットシンボルベクトルPsymbol(Px,Py)は、逆回転ベクトル生成回路11_5に伝達される。
【0040】
逆回転ベクトル生成回路11_5は、フィルタ回路11_4により平滑化されたパイロットシンボルベクトルPsymbol(Px,Py)の逆回転ベクトルを求める。これにより、逆回転ベクトル生成回路11_5からパイロットシンボルベクトル(Px/|Psymbol|,−Py/|Psymbol|)が出力される。
【0041】
複素乗算器11_6は、第2の逆拡散器11_2からのデータシンボルDsymbolx(i),y(i)に、逆回転ベクトル生成回路11_5からのパイロットシンボルベクトル(Px/|Psymbol|,−Py/|Psymbol|)を乗算する。このようにすることにより、第2の逆拡散器11_2からのデータシンボルDsymbolx(i),y(i)の位相を、上記回転ベクトル分だけ逆回転してデータDx(i),Dy(i)を得る。再び図1に戻って説明を続ける。
【0042】
図1に示す復調器10を構成する受信強度測定相関器14は、到着時刻ごとの受信信号の受信強度を検出する。例えば、受信信号として到着時刻T1,T2におけるメインパス,サブパスの受信強度(各々P1,P2と表す)を持つ受信信号が入力される場合を考える。ここでは、到着時刻T1における受信強度は、図示しない受信端(アンテナ端)において−30dBmであるものとし、到着時刻T2における受信強度は、上記受信端において−56.2dBmであるものとする。受信強度測定相関器14は、これら到着時刻T1,T2におけるメインパス,サブパスの受信強度を測定してそれらの相関関係を求めて図示しないCPUに向けて出力する。CPUは、−30dBmの受信強度を持つメインパスにおけるデータは、例えば4ビット幅で演算して復調するようにビット幅選択器11_3を制御する。これにより、ビット幅選択器11_3は、第1の逆拡散器11_1からのパイロットシンボルPsymbol(X,Y)のビット幅を上位(MSB)の4ビットに選択してフィルタ回路11_4に伝達する。ここで、フィルタ回路11_4,逆回転ベクトル生成回路11_5,複素乗算器11_6は、6ビット構成であるが、このように相対的に受信強度の大きい受信信号が入力された場合は、パイロットシンボルPsymbol(X,Y)のビット幅を4ビットにすることにより、フィルタ回路11_4,逆回転ベクトル生成回路11_5,複素乗算器11_6を構成する2ビット分(6ビット−4ビット)の素子のスイッチング動作を抑える(停止させる)ことができる。従って、消費電力の低減化が図られる。ここで、到着時刻T1におけるメインパスは−30dBmという比較的大きな受信強度であるため、エラーの発生もなく高い精度で復調される。尚、受信信号のうち、−56.2dBmの受信強度を持つサブパスにおけるデータは、第2の復調回路12で6ビット幅で演算して復調される。従って、−56.2dBmと比較的小さな受信強度であっても、やはりエラーの発生もなく高い精度で復調される。
【0043】
本実施形態の復調器10では、このように、受信強度測定相関器14で受信信号の強度を測定し、比較的大きな受信強度の場合は4ビット幅でデータを復調し、比較的小さな受信強度の場合は6ビット幅でデータを復調するものであるため、従来の、比較的大きなビット幅で復調する復調器と比較し、復調精度を維持したまま消費電力の低減化が図られる。
【0044】
図3は、本発明の第2の復調器の一実施形態の、復調回路の構成を示す図である。
【0045】
本発明の第2の復調器の一実施形態の構成は、図1に示す本発明の第1の復調器の一実施形態の構成と比較し、復調回路11が、この図3に示す復調回路21に置き換えられている点が異なっている。
【0046】
図3に示す復調回路21には、第1の逆拡散器21_1と、第2の逆拡散器21_2と、フィルタ回路21_3と、逆回転ベクトル生成回路21_4と、複素乗算器21_5とが備えられている。
【0047】
尚、第1の逆拡散器21_1,第2の逆拡散器21_2,逆回転ベクトル生成回路21_4,複素乗算器21_5の構成は、前述した第1の逆拡散器11_1,第2の逆拡散器11_2,逆回転ベクトル生成回路11_5,複素乗算器11_6の構成と同じであるため説明は省略する。フィルタ回路21_3の構成については図4を参照して説明する。
【0048】
図4は、図3に示すフィルタ回路の構成を示す図である。
【0049】
図4に示すフィルタ回路21_3には、ビット幅選択器21_3aと、フリップフロップ21_3b,21_3c,21_3d,21_3eが備えられている。また、フィルタ回路21_3には、重み付け回路21_3f,21_3jと、ビット幅選択器21_3g,21_3kと、乗算器21_3h,21_3lと、加算選択器21_3i,21_3mと、加算器21_3nとが備えられている。
【0050】
ビット幅選択器21_3aには、第1の逆拡散器21_1から伝達されてきた6ビット幅(X[5]〜X[0])のパイロットシンボルPsymbol(X,Y)が入力される。ここで、相対的に受信強度の大きい受信信号(前述した到着時刻T1における比較的受信強度の大きいメインパス)が入力された場合は、ビット幅選択器21_3aには、ビット幅選択信号として4ビット幅を選択するためのビット幅選択信号が入力される。ビット幅選択器21_3aは、上位4ビット分のパイロットシンボルPsymbol(X,Y)を、フリップフロップ21_3b,21_3cを経由して乗算器21_3hに伝達する。さらに、フリップフロップ21_3dを経由して乗算器21_3lにも伝達する。
【0051】
ビット幅選択器21_3g,21_3kには、ビット幅選択信号として4ビットの係数が入力される。ビット幅選択器21_3g,21_3kは、重み付け回路21_3f,21_3jでパイロットシンボルPsymbol(X,Y)が時間軸方向に移動平均(加重平均)された8ビット幅のデータの、上位4ビット分を選択して、乗算器21_3h,21_3lに伝達する。乗算器21_3h,21_3lでは、それぞれ、上位4ビット幅どうしの乗算が行なわれ、加算選択器21_3i,21_3mを経由して加算器21_3nで加算され、これによりパイロットシンボルPsymbol(PX[13:0])が出力される。
【0052】
このように、フィルタ回路21_3に、ビット幅選択機能を持たせることにより、例えば、到着時刻T1における−30dBmという比較的大きな受信強度を持つメインパスの場合は、上位4ビットが選択される。従って、受信信号の強度の強いものについては,受信性能を抑えることなくフィルタリングが行なわれる。また、同様に、係数精度を、一律にあるいは係数毎に制限することにより後段の乗算器21_3h,21_3lや加算選択器21_3i,21_3m,加算器21_3nを構成する素子のスイッチング動作を抑えることができる。概ねその効果は、入力データと係数について制限したビットの割合の積で効果が期待される。両者とも半分であれば、消費電流は1/4になる。
【0053】
図5は、本発明の第3の復調器の一実施形態の、復調回路の構成を示す図である。
【0054】
本発明の第3の復調器の一実施形態の構成は、図1に示す本発明の第1の復調器の一実施形態の構成と比較し、復調回路11が、この図5に示す復調回路31に置き換えられている点が異なっている。
【0055】
図5に示す復調回路31には、第1の逆拡散器31_1と、第2の逆拡散器31_2と、フィルタ回路31_3と、逆回転ベクトル生成回路31_4と、ビット幅選択器31_5と、複素乗算器31_6とが備えられている。本実施形態では、ビット幅選択器31_5が、第2の逆拡散器31_2からのデータシンボルDsymbolx(i),y(i)のビット幅を選択して複素乗算器31_6に伝達する。以下、図6を参照して説明する。
【0056】
図6は、図5に示す復調回路の主要部の構成を示す図である。
【0057】
図6には、復調回路31を構成する逆回転ベクトル生成回路31_4と、ビット幅選択器31_5と、複素乗算器31_6とが示されている。逆回転ベクトル生成回路31_4は、2乗器31_4aと、複素乗算器31_4bと、規格器31_4cとから構成されている。
【0058】
2乗器31_4aは、伝送路上においてθ分の回転がかかったパイロットシンボルベクトルPsymbol(Px,Py)を入力してデータPx2+Py2を求め、規格器31_4cに出力する。
【0059】
複素乗算器31_4bは、パイロットシンボルベクトルPsymbol(Px,Py)のうちのパイロットシンボルベクトルPsymbol(Py)について逆関数を用いて複素数の乗算を行ない、規格器31_4cに出力する。
【0060】
規格器31_4cは、2乗器31_4aからのパイロットシンボルのデータPx2+Py2を、パイロットシンボルベクトルPsymbol(Px)および複素乗算器31_4bからのデータに基づいて規格化(1/SQRT(Px2+Py2))して複素乗算器31_6に出力する。
【0061】
ビット幅選択器31_5には、データシンボルDsymbolx(i),Dsymboly(i)が入力される。また、ビット幅選択器31_5には、相対的に受信強度の大きい受信信号が入力された場合に、ビット精度を表わすデータ(ビット幅選択信号)が入力される。すると、ビット幅選択器31_5では、上位4ビット分のビット幅が選択され、これにより上位4ビット幅のデータシンボルDsymbolx(i),Dsymboly(i)が複素乗算器31_6に伝達される。複素乗算器31_6では、このデータシンボルDsymbolx(i),Dsymboly(i)に、規格器31_4cからのデータを乗算することによりデータDx(i),Dy(i)を得る。このように、相対的に受信強度の大きい受信信号が入力された場合に、ビット幅選択器31_5で上位4ビット分のビット幅を選択して複素乗算器31_6を構成する素子のスイッチング動作を抑えてもよい。
【0062】
図7は、図6に示す復調回路とは異なる復調回路の構成を示す図である。
【0063】
図7に示す復調回路は、図6に示す復調回路と比較し、ビット幅選択器31_5がビット幅選択器41_5に置き換えられている点と、ビット選択器41_7が追加された点が異なっている。
【0064】
前述した図6に示す、復調回路を構成するビット幅選択器31_5には、あらかじめパイロットシンボルないしパイロットチャンネルを受信してその強度を測定した後に、ビット精度を表わすデータ(ビット幅選択信号)が入力される。通常は、受信強度の測定は、1フレーム時間(10ms程度)間隔での強度測定が一般的である。そのような場合、例えば200Hzの周波数による高速な伝送路変動に追従することは困難である。そこで、ここでは、以下に説明するようにして、パイロットシンボルの強度を受信中に測定することにより、データのビット選択を行なうこととする。このようにすることにより、上述した200Hzの周波数による高速な伝送路変動にも対応することができる。
【0065】
ビット選択器41_7は、2乗器31_4aからのパイロットシンボルのデータPx2+Py2を入力し、入力されたパイロットシンボルのデータPx2+Py2の大きさに応じて適応的にビット幅を選択して、ビット幅選択器41_5に入力する。具体的には、相対的に受信強度の大きい受信信号が入力された場合に、ビット選択器41_7は、4ビット幅を選択するビット幅選択信号をビット幅選択器41_5に向けて出力する。ビット幅選択器41_5では、これを受けて上位4ビット幅のデータシンボルDsymbolx(i),Dsymboly(i)を複素乗算器31_6に伝達する。このようにすることにより、上述した高速な伝送路変動に対応することができ、且つ複素乗算器31_6を構成する素子のスイッチング動作を抑えることができる。
【0066】
尚、本実施形態では、図2に示すようにパイロットシンボルのビット幅を選択して逆回転ベクトル生成回路に伝達するビット幅選択器を備えた復調器や、図5に示すようにデータシンボルのビット幅を選択して複素乗算器に伝達するビット幅選択器を備えた復調器の例で説明したが、これらを組み合わせた復調器、即ち、パイロットシンボルのビット幅を選択して逆回転ベクトル生成回路に伝達するビット幅選択器と、データシンボルのビット幅を選択して複素乗算器に伝達するビット幅選択器とを備えた復調器であってもよい。このようにすると、さらなる消費電力化が実現される。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の復調器によれば、復調精度を維持したまま消費電力の低減化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の復調器の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す第1の復調回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の復調器の一実施形態の、復調回路の構成を示す図である。
【図4】図3に示すフィルタ回路の構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の復調器の一実施形態の、復調回路の構成を示す図である。
【図6】図5に示す復調回路の主要部の構成を示す図である。
【図7】図6に示す復調回路とは異なる復調回路の構成を示す図である。
【図8】従来の、2つの経路を経由して受信される受信信号を復調する復調器の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す復調器で受信される受信信号の、到着時刻に対する受信強度を示す図である。
【図10】従来の伝送路推定器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 復調器
11,12,21,31 復調回路
13 信号合成回路
14 受信強度測定相関器
11_1,11_2,21_1,21_2,31_1,31_2 逆拡散器
11_3,21_3a,21_3g,21_3k,31_5,41_5 ビット幅選択器
11_4,21_3,31_3 フィルタ回路
11_5,21_4,31_4 逆回転ベクトル生成回路
11_6,21_5,31_4b,31_6 複素乗算器
21_3b,21_3c,21_3d,21_3e フリップフロップ
21_3f,21_3j 重み付け回路
21_3h,21_3l 乗算器
21_3i,21_3m 加算選択器
21_3h,21_3l 乗算器
21_3n 加算器
31_4a 2乗器
31_4c 規格器
Claims (6)
- 受信信号を復調する符号分割多元接続方式に基づく復調器において、
受信信号からパイロットシンボルを取り出す第1の逆拡散器、
受信信号からデータシンボルを取り出す第2の逆拡散器、および
前記第1の逆拡散器からのパイロットシンボルを入力してパイロットシンボルの逆回転ベクトルを求める逆回転ベクトル生成回路と、前記第2の逆拡散器からのデータシンボルの位相を、前記逆回転ベクトル分だけ逆回転させる複素乗算器とを備えた複数の復調回路を備え、
前記復調回路のうちの少なくとも1つの復調回路が、前記第1の逆拡散器で取り出されたパイロットシンボルを、該パイロットシンボルのビット幅を選択して前記逆回転ベクトル生成回路に伝達するビット幅選択器を備えたものであることを特徴とする復調器。 - 受信信号を復調する符号分割多元接続方式に基づく復調器において、
受信信号からパイロットシンボルを取り出す第1の逆拡散器、
受信信号からデータシンボルを取り出す第2の逆拡散器、および
前記第1の逆拡散器からのパイロットシンボルを入力して該パイロットシンボルを平滑化するフィルタと、該フィルタにより平滑化されたパイロットシンボルの逆回転ベクトルを求める逆回転ベクトル生成回路と、前記第2の逆拡散器からのデータシンボルの位相を、前記逆回転ベクトル分だけ逆回転させる複素乗算器とを備えた複数の復調回路を備え、
前記復調回路のうちの少なくとも1つの第1の復調回路を構成する前記フィルタが、伝達されてきたパイロットシンボルと係数とを乗算する乗算器を含む演算回路により、該第1の復調回路を構成する前記第1の逆拡散器で取り出されたパイロットシンボルを平滑化するものであって、該フィルタが、前記係数を、該係数のビット幅を選択して前記乗算器に伝達するビット幅選択器を備えたものであることを特徴とする復調器。 - 受信信号を復調する符号分割多元接続方式に基づく復調器において、
受信信号からパイロットシンボルを取り出す第1の逆拡散器、
受信信号からデータシンボルを取り出す第2の逆拡散器、および
前記第1の逆拡散器からのパイロットシンボルを入力してパイロットシンボルの逆回転ベクトルを求める逆回転ベクトル生成回路と、前記第2の逆拡散器からのデータシンボルの位相を、前記逆回転ベクトル分だけ逆回転させる複素乗算器とを備えた複数の復調回路を備え、
前記復調回路のうちの少なくとも1つの第1の復調回路が、前記第2の逆拡散器からのデータシンボルのビット幅を選択して前記複素乗算器に伝達するビット幅選択器を備えたものであることを特徴とする復調器。 - 前記ビット幅選択器は、前記複数の復調回路に到着時刻ごとの受信信号の復調を分担させ、前記第1の復調回路が、相対的に受信強度の大きい受信信号の復調を分担させる場合に、相対的に狭いビット幅を選択するものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の復調器。
- 到着時刻ごとの受信信号の受信強度を検出する受信強度測定相関器を備え、前記ビット幅選択器は、前記受信強度測定相関器により検出された、前記第1の復調化回路が復調を分担した受信信号の強度に応じてビット幅を選択するものであることを特徴とする請求項4記載の復調器。
- 前記ビット幅選択器は、パイロットシンボルの信号レベルに応じて適応的にビット幅を選択するものであることを特徴とする請求項3記載の復調器。
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