JP4572958B2 - 受信装置、受信方法、および無線通信システム - Google Patents

受信装置、受信方法、および無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、受信方法、および無線通信システムに関する。
近日、無線通信装置には、MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信やダイバーシティ受信を可能とするために、複数の送受信アンテナが設けられる傾向にある。また、無線通信装置は、送受信アンテナごとのパケット検出、パケットフレームの切り出し、および切り出されたパケットフレームの受信処理を行なうための構成を有する。
ここで、上記のパケットフレームの受信処理を行なうための構成は、他の構成と比較して回路規模が大きく、パケット受信のための構成全体の約4割におよぶ場合もある。また、パケットフレームの受信処理は、パケットフレームがいずれの送受信アンテナにより受信されたかに拘らず、同一のビット幅で行なわれることが一般的であった。
なお、特許文献1には、1のアンテナにより受信された信号の有効ビット幅を選択的に制限した後に復調処理を行うことにより、装置の小型化や低消費電力化を図ろうとする受信装置が記載されている。
特開2001−339455号公報
しかし、実使用環境下での伝送路の特性は各送受信アンテナで必ずしも同一ではない。このため、各送受信アンテナにより受信される信号の受信電力が異なる場合がある。したがって、各信号を同一のビット幅で受信処理する無線通信装置では、ある送受信アンテナにより受信された信号の受信電力に対して不要に高いビット幅で受信処理を行ってしまう場合が想定された。その結果、各信号を同一のビット幅で受信処理する無線通信装置では、信号の受信に際して必要以上に電力が消費されてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数のアンテナにより受信された信号の受信処理を消費電力を抑制して行うことが可能な、新規かつ改良された受信装置、受信方法、および無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数のアンテナと、前記複数のアンテナにより受信された受信信号の各々の受信電力を検出する電力検出部と、前記複数のアンテナのいずれかにより受信された受信信号の受信処理を第1のビット幅で行う第1の受信処理部、および前記第1の受信処理部の処理対象である受信信号より受信電力が小さいと前記電力検出部により検出された受信信号の受信処理を前記第1のビット幅より小さい第2のビット幅で行う第2の受信処理部、を含む複数の受信処理部と、を備える受信装置が提供される。
前記第1の受信処理部において前記第1のビット幅は固定的であり、前記第2の受信処理部において前記第2のビット幅は固定的であり、前記受信装置は、前記電力検出部により検出された受信信号の各々の受信電力に基づき、各受信信号の受信処理を行わせる受信処理部を前記複数の受信処理部から選択する選択部をさらに備えてもよい。
前記受信装置は、各受信信号の信号値を、前記選択部により選択された受信処理部の対応ビット幅の範囲内に制限するビット幅制限部をさらに備え、前記ビット幅制限部によりビット幅が制限された受信信号が前記選択部により選択された受信処理部において受信処理されてもよい。
前記受信装置は、複数の受信処理部の各々の対応ビット幅を動的に設定するビット幅決定部をさらに備え、前記ビット幅決定部は、前記電力検出部により検出された受信電力が大きい受信信号の受信処理を行う受信処理部ほど、大きなビット幅を設定してもよい。
前記受信処理は、フーリエ変換処理、前記フーリエ変換の処理単位となるフレームの切り出し処理、またはチャネル推定処理の少なくともいずれかを含んでもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のアンテナにより受信された受信信号の各々の受信電力を検出するステップと、前記複数のアンテナのいずれかにより受信された受信信号の受信処理を第1のビット幅で行い、かつ前記第1のビット幅による処理対象である受信信号より受信電力が小さいと検出された受信信号の受信処理を前記第1のビット幅より小さい第2のビット幅で行うステップと、を含む受信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のアンテナ、前記複数のアンテナにより受信された受信信号の各々の受信電力を検出する電力検出部、および、前記複数のアンテナのいずれかにより受信された受信信号の受信処理を第1のビット幅で行う第1の受信処理部、前記第1の受信処理部の処理対象である受信信号より受信電力が小さいと前記電力検出部により検出された受信信号の受信処理を前記第1のビット幅より小さい第2のビット幅で行う第2の受信処理部、を含む複数の受信処理部、を有する受信装置と、前記複数のアンテナにより受信される受信信号の送信元である送信装置と、を備える無線通信システムが提供される。
以上説明したように本発明にかかる受信装置、受信方法、および無線通信システムによれば、複数のアンテナにより受信された信号の受信処理を消費電力を抑制して行うことができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態にかかる無線通信システムの全体構成
〔2〕本実施形態に至る経緯
〔3〕第1の実施形態にかかる無線通信装置
〔3−1〕第1の実施形態にかかる無線通信装置の構成
〔3−2〕第1の実施形態にかかる無線通信装置の動作
〔4〕第2の実施形態にかかる無線通信装置
〔5〕まとめ
〔1〕本実施形態にかかる無線通信システムの全体構成
まず、図1を参照し、本実施形態にかかる無線通信システム1の全体構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかる無線通信システム1の全体構成を示した説明図である。図1に示したように、当該無線通信システム1は、複数の無線通信装置10Aおよび10Bを含む。なお、無線通信装置10Aおよび10Bは、送信側としても受信側としても機能することができるが、図1においては無線通信装置10Aが送信側として機能し、無線通信装置(受信装置)10Bが受信側として機能する例を示している。また、以下では、無線通信装置10Aおよび10Bを特に区別する必要が無い場合、単に無線通信装置10と総称する。
図1に示したように、無線通信装置10Aは複数のアンテナ12Aおよび12Bを備え、無線通信装置10Bは複数のアンテナ12Cおよび12Dを備える。無線通信装置10Aおよび10Bは、かかる複数のアンテナ12A〜12Dを利用することにより、ダイバーシティ受信やIEEE802.11nに規定されるMIMO通信を実現することができる。
ダイバーシティ受信は、無線通信装置10Bが、複数のアンテナ12Cおよび12Dで周囲から送信された無線信号を受信し、双方により受信された無線信号を複合的に利用することにより、無線信号のSN比が低い場合でも通信の信頼性を向上する受信方法である。MIMO通信は、無線通信装置10Aがアンテナ12Aおよび12Bから信号を送信し、無線通信装置10Bがアンテナ12Cおよび12Dで当該信号を受信して復号する通信方法である。以下、MIMO通信について具体的に説明する。
無線通信装置10Aのアンテナ12Aから送信された信号をx1、アンテナ12Bから送信された信号をx2、無線通信装置10Bのアンテナ12Cが受信した信号をy1、12Dが受信した信号をy2とする。また、アンテナ12Aおよびアンテナ12C間の伝送路の特性をh11、アンテナ12Aおよびアンテナ12C間の伝送路の特性をh12、アンテナ12Bおよびアンテナ12C間の伝送路の特性をh21、アンテナ12Bおよびアンテナ12D間の伝送路の特性をh22とする。この場合、無線通信装置10Aから送信された信号と、無線通信装置10Bが受信した信号の関係は、以下の数式1のように表すことができる。
Figure 0004572958
(数式1)
数式1の右辺の第1項はチャネル行列H(伝達関数)と称される場合がある。かかるチャネル行列Hは、無線通信装置10Bがx1およびx2を送信する前に既知の信号を送信することにより無線通信装置10Aにおいて求めることが可能である。
無線通信装置10Bは、チャネル行列Hの逆行列を利用してアンテナ12Aから送信された信号をx1と、アンテナ12Bから送信された信号をx2と推定することができる。このように、MIMO通信は、利用する周波数帯域を広げることなくアンテナ数に比例して伝送速度を向上させることができる点で効果的である。なお、図1においては無線通信装置10Aおよび10Bが各々アンテナを2本備える例を示したが、無線通信装置10Aおよび10Bは3本以上の多数のアンテナを備えていてもよい。
また、チャネル行列Hの対角成分の成分は、信号分離の際にノイズとなり(クロストーク)、ストリームSNRを下げる要因となる。そこで、クロストークを抑制するために、ビームフォーミング(固有モードSDM:Space Division Multiplexing)が提案されており、かかるビームフォーミングを本発明に適用することも可能である。
また、無線通信装置10は、例えば、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、携帯用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
〔2〕本実施形態に至る経緯
以上説明したように、近年、MIMO通信やダイバーシティ受信の実現ために複数のアンテナを有する無線通信装置が提案されている。以下、図2を参照し、本実施形態に関連し、複数のアンテナ62A〜62Cを有する無線通信装置60の内部構成を説明する。
図2は、本実施形態に関連する無線通信装置60の内部構成を示した説明図である。図2に示したように、本実施形態に関連する無線通信装置60は、複数のアンテナ62A〜62Cと、複数のアナログ信号処理部64A〜64Cと、パケット検出部70と、複数のパケットフレーム切り出し部72A〜72Cと、複数のブランチ信号処理部74A〜74Cと、統合信号処理部76と、を備える。
アナログ信号処理部64A〜64Cの各々は、ADC(アナログ/デジタル変換部)を含んでおり、接続されているアンテナ62A〜62Cにより受信された無線信号が入力され、当該無線信号をデジタル形式のベースバンド受信信号に変換して出力する。パケット検出部70は、ベースバンド受信信号の各々から、自己相関回路などによりパケット検出を行い、パケットフレーム切り出し部72A〜72Cへ、パケットフレームの切り出しのためのタイミング情報を出力する。
パケットフレーム切り出し部72A〜72Cは、接続されているアナログ信号処理部64A〜64Cから入力されるベースバンド受信信号を、パケット検出部70から入力されるタイミング情報に基づいて切り出し、後段のブランチ信号処理部74A〜74Cへ出力する。ブランチ信号処理部74A〜74Cは、パケットフレーム切り出し部72A〜72Cにより切り出されたパケットをブランチごと信号処理する。信号処理の内容としては、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)、チャネル推定などがあげられる。統合信号処理部76は、例えば、各ブランチ信号処理部74A〜74Cにより処理された信号から、チャネル行列Hの逆行列を利用して受信データを取得する。
ここで、本実施形態に関連する無線通信装置60においては、パケットフレーム切り出し部72A〜72Cやブランチ信号処理部74A〜74Cなどの受信処理部は、全て同一のビット幅Lに対応している。
しかし、実使用環境下での伝送路の特性は各アンテナ62A〜62Cで必ずしも同一ではない。このため、各アンテナ62A〜62Cにより受信される信号の受信電力が異なる場合がある。したがって、各信号を同一のビット幅で受信処理する本実施形態に関連する無線通信装置60では、あるアンテナ62により受信された信号の受信電力に対して不要に高いビット幅で受信処理を行ってしまう場合が想定された。その結果、本実施形態に関連する無線通信装置60では、信号の受信に際して必要以上に電力が消費されてしまうという問題、および回路規模を縮小できないという問題があった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10を創作するに至った。本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10によれば、回路規模を縮小し、かつ、複数のアンテナにより受信された信号の受信処理を消費電力を抑制して行うことができる。以下、このような無線通信装置10について、図3〜図6を参照して詳細に説明する。
〔3〕第1の実施形態にかかる無線通信装置
〔3−1〕第1の実施形態にかかる無線通信装置の構成
図3は、第1の実施形態にかかる無線通信装置10の構成を示した機能ブロック図である。図3に示したように、当該無線通信装置10は、複数のアンテナ12A〜12Cと、複数のアナログ信号処理部14A〜14Cと、パケット検出部20と、複数のパケットフレーム切り出し部22A〜22Cと、複数のブランチ信号処理部24A〜24Cと、統合信号処理部26と、複数の電力検出部28A〜28Cと、選択/制限部30と、を備える。
アナログ信号処理部14A〜14Cの各々には、接続されているアンテナ12A〜12Cのいずれかにより受信された無線信号が入力される。また、アナログ信号処理部14A〜14Cの各々は、ADC(アナログ/デジタル変換部)を含んでおり、入力される無線信号をデジタル形式のベースバンド受信信号に変換して出力する。例えば、アナログ信号処理部14Aには、アンテナ12Aにより受信された無線信号が入力され、当該無線信号のダウンコンバーション〜デジタル変換を行うことによりデジタル形式のベースバンド受信信号を生成して出力する。なお、アナログ信号処理部14Aからのベースバンド受信信号をブランチ信号A、アナログ信号処理部14Bからのベースバンド受信信号をブランチ信号B、アナログ信号処理部14Cからのベースバンド受信信号をブランチ信号Cとも称する。
パケット検出部20は、アナログ信号処理部14A〜14Cから入力されるベースバンド受信信号の各々からのパケット検出、およびパケットフレームの切り出しのためのタイミング情報のパケットフレーム切り出し部22A〜22Cへの出力を行なう。例えば、パケット検出部20は、無線信号の先頭に付加されるショートトレーニングフィールド(STF)を自己相関回路により検出する。また、パケット検出部20は、例えばプリアンブルの終了をショートトレーニングフィールドの後に付加されるロングトレーニングフィールド(LTF)に基づいて検出し、検出したタイミング情報をパケットフレーム切り出し部22A〜22Cへ出力する。
パケットフレーム切り出し部22A〜22Cは、選択/制限部30により選択されたベースバンド受信信号を、パケット検出部20から入力されるタイミング情報に基づいて切り出し、ブランチ信号処理部24A〜24Cへ出力する。
ここで、パケットフレーム切り出し部22A〜22Cの各々の対応ビット幅(語長)は固定的であり、また、パケットフレーム切り出し部22A〜22Cのうちの少なくともいずれかの対応ビット幅は他の対応ビット幅と異なる。一例として、図3においては、パケットフレーム切り出し部22Aの対応ビット幅がLであり、パケットフレーム切り出し部22Bの対応ビット幅がMであり、パケットフレーム切り出し部22Cの対応ビット幅がNである例を示している(L≧M≧N)。
ブランチ信号処理部24A〜24Cは、パケットフレーム切り出し部22A〜22Cにより切り出されたパケットフレームが入力され、当該パケットフレームの受信処理を行なう。例えば、ブランチ信号処理部24Aは、パケットフレーム切り出し部22Aにより切り出されたパケットフレームが入力され、当該パケットフレームの受信処理を行なう。受信処理としては、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)、およびチャネル推定などがあげられる。すなわち、パケットフレーム切り出し部22A〜22Cおよびブランチ信号処理部24A〜24Cは、協働して受信処理部として機能する。
ここで、ブランチ信号処理部24A〜24Cの各々の対応ビット幅は固定的であり、また、ブランチ信号処理部24A〜24Cのうちの少なくともいずれかの対応ビット幅は他の対応ビット幅と異なる。一例として、図3においては、ブランチ信号処理部24Aの対応ビット幅がLであり、ブランチ信号処理部24Bの対応ビット幅がMであり、ブランチ信号処理部24Cの対応ビット幅がNである例を示している(L≧M≧N)。また、図3においては、対応ビット幅が大きいパケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24ほど回路規模が大きくなることを、各ブロックの大きさを区別することにより模式的に表現している。
統合信号処理部26は、例えば、ブランチ信号処理部24A〜24Cにより処理された信号から、チャネル行列Hの逆行列を利用して受信データを取得する。なお、統合信号処理部26は、チャネル行列Hの逆行列を通信路の状況に応じて適宜補正して利用してもよい。
電力検出部28A〜28Cは、アナログ信号処理部14A〜14Cから入力されるベースバンド受信信号の各々の受信電力を検出して記憶する。例えば、電力検出部28Aは、アナログ信号処理部14Aから入力されるベースバンド受信信号の受信電力を検出して記憶する。また、電力検出部28A〜28Cは、ベースバンド受信信号の各々の受信電力の最大値や平均値など、受信電力の大きさを示す任意のパラメータを検出して記憶してもよい。なお、図3においては、電力検出部28A〜28Cがアナログ信号処理部14A〜14Cから入力されるベースバンド受信信号の受信電力を検出する例を説明したが、電力検出部28A〜28Cは、無線通信装置10内の任意の箇所において電力検出を行なってもよい。
選択/制限部30は、電力検出部28A〜28Cにより検出されたベースバンド受信信号の各々の受信電力に基づいて、ベースバンド受信信号の各々の受信処理を行わせる受信処理部を選択する。すなわち、選択/制限部30は、アナログ信号処理部14A〜14Cの各々とパケットフレーム切り出し部22A〜Cのいずれかを選択的に接続させる。
より詳細には、選択/制限部30は、パケット検出部20からタイミング情報が入力されると、ベースバンド受信信号の各々の電力検出部28A〜28Cにより検出された受信電力を参照する。そして、選択/制限部30は、受信電力が大きいほど対応ビット幅が大きい構成を、受信電力が小さいほど対応ビット幅が小さい構成をパケットフレーム切り出し部22A〜22Cおよびブランチ信号処理部24A〜24Cから選択する。
図3に示した例では、選択/制限部30は、受信電力が最も大きいベースバンド受信信号の出力先として対応ビット幅がL(例えば、11ビット)であるパケットフレーム切り出し部22Aおよびブランチ信号処理部24Aを選択する。また、選択/制限部30は、受信電力が最も小さいベースバンド受信信号の出力先として対応ビット幅がN(例えば、9ビット)であるパケットフレーム切り出し部22Cおよびブランチ信号処理部24Cを選択する。同様に、選択/制限部30は、中間の受信電力であるベースバンド受信信号の出力先として対応ビット幅がM(例えば、10ビット)であるパケットフレーム切り出し部22Bおよびブランチ信号処理部24Bを選択する。
しかし、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24にベースバンド受信信号をそのまま出力すると、ベースバンド受信信号の信号値がパケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24の処理可能範囲を上回る場合がある。その結果、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24における正常な信号処理が阻害されかねない。
そこで、選択/制限部30は、各ベースバンド受信信号の信号値を、選択したパケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24の処理可能範囲内に制限して出力する。かかる選択/制限部30による処理の具体例について図4を参照して説明する。
図4は、選択/制限部30による処理の具体例を示した説明図である。より詳細には、図4の左図には、対応ビット幅がM(例えば、10ビット)であるパケットフレーム切り出し部22Bおよびブランチ信号処理部24Bを出力先として選択されたベースバンド受信信号の信号値を示している。また、信号値Smは、パケットフレーム切り出し部22Bおよびブランチ信号処理部24Bにおいて処理可能な信号値の上限であって、対応ビット幅Mに依存する値である。なお、括弧を付して示した信号値Slは、パケットフレーム切り出し部22Aおよびブランチ信号処理部24Aにおいて処理可能な信号値の上限であって、対応ビット幅Lに依存する値である。同様に、括弧を付して示した信号値Snは、パケットフレーム切り出し部22Cおよびブランチ信号処理部24Cにおいて処理可能な信号値の上限であって、対応ビット幅Nに依存する値である。
図4の左図に示したように、選択/制限部30は、当該ベースバンド受信信号の信号値が信号値Smを上回る場合、図4の左図に示すように、ベースバンド受信信号の信号値を信号値Sm以下に制限してパケットフレーム切り出し部22Bへ出力する。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10においては、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24の少なくとも一部の対応ビット幅が低減される。このため、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24の回路規模および消費電力を削減することができる。なお、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10は、電力検出部28A〜28Cおよび選択/制限部30を追加的に有する。しかし、電力検出部28A〜28Cおよび選択/制限部30の回路規模は、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24の回路規模の削減量と比較して微小である。
また、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10は、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24の少なくとも一部の対応ビット幅を低減しても、十分な受信性能を維持することができる。以下、図5に本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10の受信性能を示す。
図5は、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10の受信性能のシミュレーション結果(SNR対PERカーブ)を示した説明図である。より詳細には、図5は、以下の条件に基づくシミュレーション結果を示している。

・送信アンテナ数、受信アンテナ数 3、3
・伝送路 802.11nチャネルモデル+白色雑音
・パケットフォーマット 802.11n仕様
−PPDU type:HT−mixed format PPDU
−PSDU length:1000bytes
−MCS:15
−Signal bandwidth:20MHz
−Spatial mapper:Spatial expansionおよびBeamforming
図5において、マル印のプロット線は、受信処理部の対応ビット幅が同一であり、ビームフォーミング実行時の受信性能を示す。また、四角印のプロット線は、受信処理部の対応ビット幅が同一であり、Spatial expansion実行時の受信性能を示している。一方、バツ印および三角印のプロット線は本実施形態にかかる無線通信装置10の受信性能を示している。より詳細には、バツ印のプロット線がビームフォーミング実行時の受信性能を示し、三角印のプロット線がSpatial expansion実行時の受信性能を示している。
図5を参照すると、本実施形態にかかる無線通信装置10の受信性能は、本実施形態に関連する無線通信装置60の受信性能に僅かに劣っているが、受信性能の差分は実際の使用上は問題とならない範囲内であると捉えられる。なお、上記ではアンテナ12が無線通信装置10に3本設けられる例を説明したが、アンテナ12の本数が増えるほどベースバンド受信信号間の受信電力比は大きくなるため、本実施形態を適用する効果が大きいといえる。
〔3−2〕第1の実施形態にかかる無線通信装置の動作
以上、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10の構成について説明した。続いて、図6を参照し、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10の動作を説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10の動作の流れを示したフローチャートである。図6に示したように、本実施形態にかかる無線通信装置10は、まず、複数のアンテナ12A〜12Cの各々で、周囲から送信された無線信号を受信する(S110)。続いて、アナログ信号処理部14A〜14Cが、アンテナ12A〜12Cにより受信された無線信号をベースバンド受信信号に変換して出力する(S120)。
そして、電力検出部28A〜28Cは、アナログ信号処理部14A〜14Cから出力されたベースバンド受信信号の各々の受信電力を検出して記憶する(S130)。さらに、選択/制限部30は、パケット検出部20からタイミング情報が入力されると、電力検出部28A〜28Cにより検出されたベースバンド受信信号の各々の受信電力に基づいて、各ベースバンド受信信号の受信処理を行わせる受信処理部を選択する(S140)。
その後、パケットフレーム切り出し部22A〜22Cおよびブランチ信号処理部24A〜24Cには、選択/制限部30による経路選択に基づいてベースバンド受信信号のいずれかが入力される。そして、パケットフレーム切り出し部22A〜22Cおよびブランチ信号処理部24A〜24Cが、入力されたベースバンド受信信号のパケットフレームの切り出し処理、FFT処理などを行い、統合信号処理部26が復調処理を行う(S150)。
〔4〕第2の実施形態にかかる無線通信装置
以上説明してきたように、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置10は、ベースバンド受信信号の各々を、受信電力に応じ、対応ビット幅が固定的である複数の受信処理部のいずれかに選択的に処理させる。これに対し、本発明の第2の実施形態にかかる無線通信装置10’は、受信処理部の対応ビット幅が可変である点で第1の実施形態にかかる無線通信装置10と大きく構成が異なる。以下、図7を参照し、このような本発明の第2の実施形態にかかる無線通信装置10’について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態にかかる無線通信装置10’の構成を示した機能ブロック図である。図7に示したように、当該無線通信装置10’は、複数のアンテナ12A〜12Cと、複数のアナログ信号処理部14A〜14Cと、パケット検出部20と、複数のパケットフレーム切り出し部22’A〜22’Cと、複数のブランチ信号処理部24’A〜24’Cと、統合信号処理部26と、複数の電力検出部28A〜28Cと、ビット幅決定/制限部40と、を備える。
複数のアンテナ12A〜12C、複数のアナログ信号処理部14A〜14C、統合信号処理部26、および複数の電力検出部28A〜28Cの構成については、第1の実施形態で説明しているため、説明を省略する。
パケットフレーム切り出し部22’A〜22’Cは、ベースバンド受信信号の各々を、パケット検出部20から入力されるタイミング情報に基づいて切り出し、ブランチ信号処理部24’A〜24’Cへ出力する。
ここで、パケットフレーム切り出し部22’A〜22’Cの各々の対応ビット幅は可変であり、パケットフレーム切り出し部22’A〜22’Cの各々の対応ビット幅はビット幅決定/制限部40により設定される。一例として、図7においては、パケットフレーム切り出し部22’Aの対応ビット幅がMであり、パケットフレーム切り出し部22’Bの対応ビット幅がNであり、パケットフレーム切り出し部22’Cの対応ビット幅がLである例を示している(L≧M≧N)。
ブランチ信号処理部24’A〜24’Cは、パケットフレーム切り出し部22’A〜22’Cにより切り出されたパケットフレームが入力され、当該パケットフレームの受信処理を行なう。例えば、ブランチ信号処理部24’Aは、パケットフレーム切り出し部22’Aにより切り出されたパケットフレームが入力され、当該パケットフレームの受信処理を行なう。
ここで、ブランチ信号処理部24’A〜24’Cの各々の対応ビット幅は可変であり、ブランチ信号処理部24’A〜24’Cの各々の対応ビット幅はビット幅決定/制限部40により設定される。一例として、図7においては、ブランチ信号処理部24’Aの対応ビット幅がMであり、ブランチ信号処理部24’Bの対応ビット幅がNであり、ブランチ信号処理部24’Cの対応ビット幅がLである例を示している(L≧M≧N)。
ビット幅決定/制限部40は、電力検出部28A〜28Cにより検出されたベースバンド受信信号の各々の受信電力に基づいて、パケットフレーム切り出し部22’A〜22’Cおよびブランチ信号処理部24’A〜24’Cの対応ビット幅を設定する。
より詳細には、ビット幅決定/制限部40は、パケット検出部20からタイミング情報が入力されると、ベースバンド受信信号の各々の電力検出部28A〜28Cにより検出された受信電力を参照する。そして、ビット幅決定/制限部40は、受信電力が大きいベースバンド受信信号の出力先ほど大きなビット幅を、受信電力が小さいベースバンド受信信号の出力先ほど小さなビット幅を設定する。
図7に示した例では、ビット幅決定/制限部40は、受信電力が最も大きいベースバンド受信信号の出力先であるパケットフレーム切り出し部22’Cおよびブランチ信号処理部24’Cにビット幅L(例えば、11ビット)を設定している。また、ビット幅決定/制限部40は、受信電力が最も小さいベースバンド受信信号の出力先であるパケットフレーム切り出し部22’Bおよびブランチ信号処理部24’Bにビット幅N(例えば、9ビット)を設定している。同様に、ビット幅決定/制限部40は、中間の受信電力であるベースバンド受信信号の出力先であるパケットフレーム切り出し部22’Aおよびブランチ信号処理部24’Aにビット幅M(例えば、10ビット)を設定している。
このように、各ベースバンド受信信号の出力先を固定にしても、パケットフレーム切り出し部22’およびブランチ信号処理部24’の各々で処理可能なビット幅を動的に設定することにより、第1の実施形態と同様に消費電力を削減することができる。
〔5〕まとめ
以上説明したように、本発明の第1の実施形態においては、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24の各々の対応ビット幅が固定的であり、かつ、対応ビット幅は不均一である。また、選択/制限部30が、パケット検出部20からタイミング情報が入力されると、ベースバンド受信信号の各々の電力検出部28A〜28Cにより検出された受信電力を参照する。そして、選択/制限部30が、受信電力が大きいほど対応ビット幅が大きい構成を、受信電力が小さいほど対応ビット幅が小さい構成をパケットフレーム切り出し部22A〜22Cおよびブランチ信号処理部24A〜24Cから選択する。かかる構成により、無線通信装置10の受信性能の劣化を抑制しつつ、パケットフレーム切り出し部22およびブランチ信号処理部24などの受信処理部の回路規模および消費電力の削減を図ることができる。
また、本発明の第2の実施形態によれば、ビット幅決定/制限部40が、パケットフレーム切り出し部22’およびブランチ信号処理部24’の各々のビット幅を、ベースバンド受信信号の各々の受信電力に応じて動的に設定する。その結果、本発明の第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、パケットフレーム切り出し部22’およびブランチ信号処理部24’などの受信処理部において発生する消費電力を低減することができる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の無線通信装置10の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、無線通信装置10の処理における各ステップは、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)を含んでもよい。
また、無線通信装置10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した無線通信装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。また、図6および図15の機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
本実施形態にかかる無線通信システムの全体構成を示した説明図である。 本実施形態に関連する無線通信装置の内部構成を示した説明図である。 第1の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示した機能ブロック図である。 選択/制限部30による処理の具体例を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置の受信性能のシミュレーション結果(SNR対PERカーブ)を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置の動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示した機能ブロック図である。
符号の説明
10、10’ 無線通信装置
12、12A、12B、12C アンテナ
14、14A、14B、14C アナログ信号処理部
20 パケット検出部
22、22A、22B、22C パケットフレーム切り出し部
22’、22’A、22’B、22’C パケットフレーム切り出し部
24、24A、24B、24C ブランチ信号処理部
24’、24’A、24’B、24’C ブランチ信号処理部
26 統合信号処理部
28、28A、28B、28C 電力検出部
30 選択/制限部
40 ビット幅決定/制限部

Claims (4)

  1. 複数のアンテナと;
    前記複数のアンテナにより受信された受信信号の各々の受信電力を検出する電力検出部と;
    前記複数のアンテナのいずれかにより受信された受信信号の受信処理を第1のビット幅で行う第1の受信処理部、
    および前記第1の受信処理部の処理対象である受信信号より受信電力が小さいと前記電力検出部により検出された受信信号の受信処理を、前記第1のビット幅より小さい第2のビット幅で行う第2の受信処理部、を含む複数の受信処理部と;
    前記電力検出部により検出された受信信号の各々の受信電力に基づき、各受信信号の受信処理を行わせる受信処理部を前記複数の受信処理部から選択する選択部と;
    各受信信号の信号値を、前記選択部により選択された受信処理部の対応ビット幅の範囲内に制限するビット幅制限部と;
    を備え、
    前記ビット幅制限部によりビット幅が制限された受信信号が前記選択部により選択された受信処理部において受信処理される、受信装置。
  2. 前記受信処理は、フーリエ変換処理、前記フーリエ変換の処理単位となるフレームの切り出し処理、またはチャネル推定処理の少なくともいずれかを含む、請求項1に記載の受信装置。
  3. 複数のアンテナにより受信された受信信号の各々の受信電力を検出するステップと;
    前記電力検出部により検出された受信信号の各々の受信電力に基づき、各受信信号の受信処理を行わせる受信処理部を、受信処理を第1のビット幅で行う第1の受信処理部、および前記第1の受信処理部の処理対象である受信信号より受信電力が小さいと前記電力検出部により検出された受信信号の受信処理を、前記第1のビット幅より小さい第2のビット幅で行う第2の受信処理部、を含む複数の受信処理部から選択する選択ステップと;
    各受信信号の信号値を、前記選択ステップにおいて選択された受信処理部の対応ビット幅の範囲内に制限するステップと;
    ビット幅が制限された受信信号を、前記選択ステップにおいて選択された受信処理部において受信処理するステップと;
    を含む、受信方法。
  4. 複数のアンテナ、
    前記複数のアンテナにより受信された受信信号の各々の受信電力を検出する電力検出部、および、
    前記複数のアンテナのいずれかにより受信された受信信号の受信処理を第1のビット幅で行う第1の受信処理部、
    前記第1の受信処理部の処理対象である受信信号より受信電力が小さいと前記電力検出部により検出された受信信号の受信処理を前記第1のビット幅より小さい第2のビット幅で行う第2の受信処理部、を含む複数の受信処理部、
    前記電力検出部により検出された受信信号の各々の受信電力に基づき、各受信信号の受信処理を行わせる受信処理部を前記複数の受信処理部から選択する選択部、
    各受信信号の信号値を、前記選択部により選択された受信処理部の対応ビット幅の範囲内に制限するビット幅制限部、を有し、
    前記ビット幅制限部によりビット幅が制限された受信信号が前記選択部により選択された受信処理部において受信処理される受信装置と;
    前記複数のアンテナにより受信される受信信号の送信元である送信装置と;
    を備える、無線通信システム。
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