JP5188784B2 - 通信方法およびそれらを利用した制御装置、端末装置、基地局装置 - Google Patents

通信方法およびそれらを利用した制御装置、端末装置、基地局装置 Download PDF

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本発明は、通信技術に関し、特に複数の無線通信方式に対応している場合の通信方法およびそれらを利用した制御装置、端末装置、基地局装置に関する。
無線通信システムでは、一般的に、端末装置と基地局装置とが接続されることによって、通信が実行される。また、複数の無線通信システムに対して、それぞれに対応した端末装置と基地局装置とが設けられる。複数の無線通信システムのそれぞれについて、サービスエリアの広さ、データレート、処理遅延時間等の特性が異なっており、複数の無線通信システムを比較すると、それぞれが特性について長所や短所を有する。互いの短所を補うために、複数の無線通信システムに対応した端末装置の実現が有効である(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−143651号公報
背景技術では、ふたつの無線通信システムに対応した無線装置が開示されているが、当該無線装置では、第1の無線通信システムを使用しながら、第2の無線通信システムに対する無線通信パラメータが伝送される。その後、無線通信パラメータを使用しながら、第2の無線通信システムによる通信が実行される。また、これとは別に、ふたつの無線通信システム間をハンドオーバするようなシステム間ハンドオーバも提案されている。複数の無線通信システムのサービスエリアが重複している場合もあり、複数の無線通信システムをより効率的に使用することが望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の無線通信システムを効率的に使用する通信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の制御装置は、第1の無線通信システムに接続した端末装置が第2の無線通信システムにも接続したときの通信帯域を推定する推定部と、推定部において推定した通信帯域をもとに、端末装置が第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を決定する決定部と、決定部において決定した分配の割合を端末装置へ通知する通知部と、を備える。
本発明の別の態様は、端末装置である。この装置は、第1の無線通信システムに対応した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を受けつける受付部と、受付部において受けつけた分配の割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ要求すべき通信帯域を決定する決定部と、決定部において決定した通信帯域を要求しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求するとともに、第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続する通信部と、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、端末装置である。この装置は、第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続するともに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求する通信部と、通信部において接続を要求した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を受けつける受付部と、受付部において受けつけた分配の割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信にて使用すべき通信帯域を決定する決定部とを備える。通信部は、決定部において決定した通信帯域を使用しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を実行する。
本発明のさらに別の態様は、基地局装置である。この装置は、第1の無線通信システムによって端末装置と通信する通信部と、通信部において通信する端末装置が、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合の通知を制御装置へ要求する要求部と、要求部における要求の応答として、制御装置から分配の割合を受けつける受付部とを備える。通信部は、受付部において受けつけた分配の割合を端末装置へ通知する。
本発明のさらに別の態様は、通信方法である。この方法は、第1の無線通信システムに接続した端末装置が第2の無線通信システムにも接続したときの通信帯域を推定するステップと、推定した通信帯域をもとに、端末装置が第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を決定するステップと、決定した分配の割合を端末装置へ通知するステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、第1の無線通信システムに対応した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を受けつけるステップと、受けつけた分配の割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ要求すべき通信帯域を決定するステップと、決定した通信帯域を要求しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求するとともに、第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続するステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続するともに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求するステップと、接続を要求した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を受けつけるステップと、受けつけた分配の割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信にて使用すべき通信帯域を決定するステップと、決定した通信帯域を使用しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を実行するステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、第1の無線通信システムによって端末装置と通信するステップと、通信する端末装置が、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合の通知を制御装置へ要求するステップと、要求の応答として、制御装置から分配の割合を受けつけるステップと、受けつけた分配の割合を端末装置へ通知するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
複数の無線通信システムを効率的に使用できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、ふたつの無線通信システムを使用する通信システムに関する。ここで、ふたつの無線通信システムとして、移動通信システムと固定通信システムとが使用される。移動通信システムは、TDMA(Time Division Multiple Access)やCDMA(Code Division Multiple Access)を使用するが、ここでは、例えば、後者を説明の対象とする。以下では、CDMAに対応した移動通信システムを単に「CDMA」という。また、固定通信システムとして、例えば、IEEE802.16規格、IEEE802.16e規格に準拠した通信システムがあり、これらは、WiMAX(World Interoperability for Microwave Access)(商標)とも呼ばれている。以下では、これらに対応した固定通信システムを単に「WiMAX」という。
なお、固定通信システムとは、説明を明確にするために、移動通信システムと対比して使用される用語であり、固定通信システムであっても、移動環境において通信がなされる場合が含まれてもよい。また、通信システムは、CDMAに対応した基地局装置、WiMAXに対応した基地局装置、両者と有線回線にて接続するIMS(IP Multimedia Subsystem)、両者と無線回線にて接続する端末装置によって構成される。このような環境下において、端末装置は、CDMAとWiMAXのうちのいずれかを使用する(以下、「選択処理」という)。また、通信帯域を拡大するために、端末装置は、CDMAおよびWiMAXを使用する(以下、「分割処理」という)。その際、CDMAとWiMAXデータとのそれぞれに対応づけられるように、データ信号が分割されるものとする。
例えば、下り回線においては、IMSがデータを分割し、CDMAに対応した基地局装置、WiMAXに対応した基地局装置がそれぞれに対応づけられたデータを送信する。また、端末装置は、CDMAでのデータとWiMAXでのデータとを受信し、受信したデータを合成する。上り回線においては、端末装置とIMSとの役割が、下り回線の場合と逆になるが、下り回線と同様の処理がなされる。ふたつの無線通信システムを効率的に使用するために、選択処理から分割処理へのスムーズな移行が要求される。これに対応するために、本実施例に係る通信システムは、次の処理を実行する。なお、説明を明瞭にするために、以下では、WiMAXに対応した基地局装置と端末装置とが接続している選択処理の状態から、CDMAおよびWiMAXに対応した基地局装置と端末装置とが接続している分割処理の状態へ移行する場合を想定する。
端末装置は、WiMAXに対応した基地局装置を介して制御装置へ、CDMAに対応した基地局装置にも接続したときの通信帯域の分配の割合を問い合わせる。通信帯域の分配の割合とは、例えば、WiMAXとCDMAのそれぞれに対して、どれくらいの通信帯域を使用するかを相対的に示した値である。なお、これは相対的な値に限定されず、絶対的な値であってもよい。制御装置は、CDMAのネットワークにおけるスループットをもとに、CDMAを使用した場合の通信帯域を推定することによって、分配の割合を決定する。制御装置は、WiMAXに対応した基地局装置を介して端末装置へ、分配の割合を通知する。端末装置は、受けつけた分配の割合をもとに、CDMAに対応した基地局装置へ要求すべき通信帯域の値を決定し、当該基地局装置へ接続を要求する。その際、決定した通信帯域の値も付随して送信される。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、IPネットワーク10、IMS12、GW(GateWay)14、基地局装置16と総称される第1基地局装置16a、第2基地局装置16b、端末装置20を含む。また、第1基地局装置16aは、第1基地局用アンテナ18aを含み、第2基地局装置16bは、第2基地局用アンテナ18bを含む。ここで、第1基地局用アンテナ18aと第2基地局用アンテナ18bとは、基地局用アンテナ18と総称される。また、端末装置20は、端末用アンテナ22を含む。
第1基地局装置16aは、前述のCDMAに対応した基地局装置に相当し、第2基地局装置16bは、前述のWiMAXに対応した基地局装置に相当する。これらは、無線側の他にも有線側のインターフェイスを有し、有線側のインターフェイスにおいて、IPネットワーク10に接続されている。ここで、第1基地局装置16aは、GW14を介してIPネットワーク10に接続される。また、IPネットワーク10には、図示されないルータ等が含まれている。なお、CDMAに対応した基地局装置とは、CDMAによって多重化した端末装置20との間において通信を実行する移動通信システムの基地局装置である。
また、WiMAXに対応した基地局装置とは、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)によって多重化した端末装置20との間において通信を実行する固定通信システムの基地局装置である。ここで、CDMAおよびWiMAXの詳細については、説明を省略する。基地局装置16は、下り回線において、後述のIMS12から受けつけたデータを端末装置20に送信し、上り回線において、端末装置20から受けつけたデータをIMS12に送信する。その際、基地局用アンテナ18が使用される。
IMS12は、端末装置20との通信に使用すべき基地局装置16を制御する。また、IMS12は、IPネットワーク10と基地局装置16との間において、データを中継する。まず、ここでは、分割処理におけるIMS12の動作を説明する。下り回線において、IMS12は、IPネットワーク10から、端末装置20に送信すべきデータを受けつける。IMS12は、受けつけたデータを複数の無線通信方式のそれぞれに対応づけながら分割する。例えば、データがIPパケットによって構成されており、IPパケットには、前から順に「1」、「2」のごとく番号が付与されている場合、IMS12は、奇数のIPパケットと偶数のIPパケットに、受けつけたIPパケットを分割する。
また、IMS12は、奇数のIPパケットを第1基地局装置16aへ出力し、偶数のIPパケットを第2基地局装置16bへ出力する。その際、IMS12は、分割したIPパケットに対応づけられる無線通信方式にかかわらず、複数の無線通信方式に対して共通のシーケンス番号をIPパケットに付与する。例えば、前述のごとく、分割前のIPパケットに対して、前から順に「1」、「2」のような番号が付与される。
また、上り回線において、IMS12は、第1基地局装置16aと第2基地局装置16bのそれぞれからIPパケットを受けつける。当該IPパケットは、端末装置20から基地局装置16へ送信された信号に対して、基地局装置16によってIPパケットへの変換がなされた信号である。なお、このようなIPパケットに対しても、下り回線と同様に共通のシーケンス番号が付与されている。IMS12は、IPパケットに付与されたシーケンス番号をもとに、IPパケットを合成することによって、ひとつの系列によって形成されるデータを生成する。最終的に、IMS12は、生成したデータをIPパケットとしてIPネットワーク10へ出力する。
次に、選択処理におけるIMS12の動作を説明する。下り回線において、IMS12は、分割処理と同様にIPパケットを受けつける。IMS12は、第1基地局装置16aあるいは第2基地局装置16bへ、受けつけたIPパケットを出力する。また、上り回線において、IMS12は、第1基地局装置16aあるいは第2基地局装置16bからIPパケットを受けつける。IMS12は、受けつけたIPパケットをIPネットワーク10へ出力する。
端末装置20は、音声通信やデータ通信のための機能、およびCDMAに対応した通信機能とWiMAXに対応した通信機能とを有する。そのため、端末装置20は、第1基地局装置16aに接続することによって、CDMAによる通信を実行し、第2基地局装置16bに接続することによって、WiMAXによる通信を実行する。その際、端末用アンテナ22が使用される。また、端末装置20は、IMS12での動作に対応して、分割処理および選択処理を実行する。端末装置20における分割処理および選択処理は、上り回線と下り回線とが逆になる以外、IMS12での処理と同様であるので、ここでは、説明を省略する。前述のごとく、ここでは、第2基地局装置16bと端末装置20とが接続している選択処理の状態から、第1基地局装置16aおよび第2基地局装置16bと、端末装置20とが接続している分割処理の状態へ移行する場合を想定する。
図2は、通信システム100における分割処理の手順を示すシーケンス図である。ここでは、一例として下り回線における分割処理の手順を説明する。IMS12は、IPネットワーク10からIPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を入力する(S10)。IMS12は、IPパケット「1」、「3」を第1基地局装置16aに出力し(S12)、IPパケット「2」、「4」を第2基地局装置16bに出力する(S14)。第1基地局装置16aは、IPパケット「1」、「3」を端末装置20に送信し(S16)、第2基地局装置16bは、IPパケット「2」、「4」を端末装置20に送信する(S18)。なお、ステップ16とステップ18において、IPパケットは、無線通信システムに対応するように変形されているものとする。端末装置20は、受信したデータを合成する(S20)。
図3は、通信システム100における選択処理の手順を示すシーケンス図である。ここでは、一例として下り回線における選択処理の手順を説明する。また、選択処理においては、CDMAが選択されているものとする。IMS12は、IPネットワーク10からIPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を入力する(S40)。IMS12は、IPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を第1基地局装置16aに出力する(S42)。第1基地局装置16aは、IPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を端末装置20に送信する(S44)。端末装置20は、受信したデータを処理する(S46)。
図4は、端末装置20の構成を示す。端末装置20は、端末用アンテナ22、通信部30と総称される第1通信部30a、第2通信部30b、処理部32、IF部34、決定部38、制御部40を含む。
通信部30は、図1の基地局装置16との間において無線通信を実行する。具体的には、第1通信部30aは、図1の第1基地局装置16aとの通信を実行するために、CDMAに対応する。また、第2通信部30bは、図1の第2基地局装置16bとの通信を実行するために、WiMAXに対応する。
まず、通信部30における受信処理を説明する。通信部30は、端末用アンテナ22において受信した無線周波数の信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドの信号を生成する。なお、CDMAとWiMAXのそれぞれにおいて使用される無線周波数は、一般的に異なっているが、ここでは、それらを総称して単に無線周波数とする。また、通信部30には、AGC(Automatic Gain Control)やA/D変換部も含まれる。つづいて、通信部30は、ベースバンドの信号を復調する。ここで、第1通信部30aは、逆拡散処理を実行し、第2通信部30bは、FFT(Fast Fourier Transform)を実行する。さらに、通信部30は、復号も実行する。最終的に、通信部30は、復号した信号を処理部32へ出力する。
次に、通信部30における送信処理を説明する。通信部30は、処理部32から入力した信号を変調する。また、第1通信部30aは、拡散処理を実行し、第2通信部30bは、IFFTを実行する。さらに、通信部30は、変調処理の前に、符号化も実行する。通信部30は、ベースバンドの信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数の信号を生成する。さらに、通信部30は、無線周波数の信号を端末用アンテナ22に出力する。また、通信部30には、PA(Power Amplifier)、D/A変換部も含まれる。
端末装置20が、選択処理を実行している場合、第1通信部30aと第2通信部30bのうちの一方が動作する。また、端末装置20が、分割処理を実行している場合、送信処理において、第1通信部30aと第2通信部30bとは、後述の処理部32にて分割したデータのそれぞれを図示しない基地局装置16へ送信する。また、第1通信部30aと第2通信部30bとは、受信処理にて受信したデータを処理部32に出力する。なお、前述した前提のとおり、初期状態では、選択処理として第2通信部30bだけが動作している。
処理部32は、分割処理あるいは選択処理に応じて、通信部30に入出力すべきデータを切りかえる。分割処理での送信処理の場合、処理部32は、IF部34から入力したデータを第1通信部30aと第2通信部30bのそれぞれに対応づけながら分割する。ここで、処理部32は、分割したデータに対応づけられる無線通信方式にかかわらず、複数の無線通信方式に対して共通のシーケンス番号をデータに付与する。また、処理部32は、分割したデータを第1通信部30aと第2通信部30bのそれぞれに出力する。例えば、処理部32は、奇数番目のデータを第1通信部30aに出力し、偶数番目のデータを第2通信部30bに出力する。
分割処理での受信処理の場合、処理部32は、第1通信部30aと第2通信部30bから入力したデータをシーケンス番号にしたがいながら合成する。また、処理部32は、合成したデータをIF部34に出力する。選択処理での送信処理の場合、処理部32は、IF部34から入力したデータを第1通信部30aあるいは第2通信部30bに出力する。また、選択処理での受信処理の場合、処理部32は、第1通信部30aあるいは第2通信部30bから入力したデータをIF部34に出力する。
IF部34は、IMS12に送信すべきデータを入力し、IMS12から受信したデータを出力する。例えば、IF部34は、電話通信などの音声通信に関する処理を実行する。IF部34は、図示しないマイク、スピーカを接続しており、マイクから音声を入力し、入力した音声を符号化し、符号化した信号をデータとして処理部32へ出力する。また、IF部34は、処理部32からデータを入力し、復号することによって音声を再生する。また、再生された音声は、スピーカから出力される。IF部34における符号化および復号には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略する。
また、IF部34は、電子メール、インターネット接続などのデータ通信に関する処理を実行する。IF部34は、図示しない操作部、表示部を接続しており、操作部からユーザの指示やデータ(以下、「データ等」という)を入力し、入力したデータ等を符号化し、符号化したデータ等を前述のデータとして処理部32へ出力する。また、IF部34は、処理部32から、前述のデータを入力し、復号することによってデータ等を再生する。また、再生されたデータは、表示部に表示される。制御部40は、端末装置20全体の動作を制御する。
決定部38は、処理部32、第2通信部30bを介して、第2基地局装置16bに対して、WiMAXとCDMAとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合の通知を要求する。ここで、決定部38は、処理部32あるいは第2通信部30bを介して、WiMAXでの通信品質あるいは通信帯域を取得する。また、決定部38は、通信品質がしきい値よりも悪化した場合や、通信帯域が所望の通信帯域よりも小さくなった場合に、要求を送信する。これとは別に、決定部38は、処理部32あるいは第1通信部30aを介して、CDMAの報知信号を受信した旨を受けつけた場合に、要求を送信してもよい。なお、要求の宛先は、IMS12である。
決定部38は、処理部32、第2通信部30bを介して第2基地局装置16bから、要求の応答として、WiMAXとCDMAとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を受けつける。なお、分配の割合は、IMS12において導出されているが、詳細は後述する。決定部38は、受けつけた分配の割合をもとに、第1基地局装置16aへ要求すべき通信帯域を決定する。例えば、分配の割合が「WiMAX:CDMA=1:1」であった場合、第1基地局装置16aへ要求すべき通信帯域として、第2基地局装置16bとの間の通信帯域を使用する。また、分配の割合が「WiMAX:CDMA=1:2」であった場合、第1基地局装置16aへ要求すべき通信帯域として、第2基地局装置16bとの間の通信帯域を2倍する。決定部38は、処理部32、第1通信部30aを介して、第1基地局装置16aへ、決定した通信帯域を要求しながら接続も要求する。その結果、第1通信部30aは、第1基地局装置16aとの通信を開始する。また、第2通信部30bは、第2基地局装置16bとの通信を継続する。つまり、分割処理が実現される。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図5は、基地局装置16の構成を示す。基地局装置16は、基地局用アンテナ18、通信部50、インターフェイス部52、制御部54を含む。ここでは、第1基地局装置16aと第2基地局装置16bとを総称する形で基地局装置16の構成を説明する。第1基地局装置16aはCDMAに対応し、第2基地局装置16bはWiMAXに対応しているので、両者の無線通信方式は異なっている。そのため、第1基地局装置16aと第2基地局装置16bとは、異なった構成となっているが、異なった部分は公知の技術であるので、ここでは異なった部分の説明を省略する。
通信部50は、基地局用アンテナ18を使用しながら、図示しない端末装置20との通信を実行する。第1基地局装置16aの通信部50は、図4の第1通信部30aに対応するように動作し、第2基地局装置16bの通信部50は、図4の第2通信部30bに対応するように動作する。通信部50は、インターフェイス部52へデータを出力し、インターフェイス部52からデータを入力する。インターフェイス部52は、図示しないIPネットワーク10と接続されており、例えば、IMS12との間でデータを送受信する。インターフェイス部52は、通信部50から受けつけたデータをIPパケットに格納し、IPパケットをIMS12へ出力する。また、インターフェイス部52は、IMS12からIPパケットを受けつけ、必要な部分をデータとして通信部50へ出力する。制御部54は、基地局装置16全体の動作を制御する。
図6は、IMS12の構成を示す。IMS12は、インターフェイス部60、測定部62、決定部64、分割部66、記憶部68、制御部70を含む。インターフェイス部60は、IPネットワーク10と接続されており、IPパケットを送受信するための機能を有する。また、インターフェイス部60は、IPネットワーク10に接続された図示しない通信装置からIPパケットを受けつけると、当該IPパケットを基地局装置16へ出力する。また、インターフェイス部60は、IPパケットを基地局装置16から受けつけると、当該IPパケットを前述の通信装置へ出力する。インターフェイス部60は、第2基地局装置16bを介した端末装置20からの要求であって、かつ端末装置20がCDMAとWiMAXとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を通知する旨の要求を受けつける。インターフェイス部60は、受けつけた要求を測定部62に出力する。
測定部62は、WiMAXに接続した端末装置20がCDMAにも接続したときの通信帯域を推定する。測定部62は、IPネットワーク10と第1基地局装置16aとの間のスループットを測定し、測定結果をもとに通信帯域を導出する。スループットの測定には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。また、測定部62は、測定したスループットの値に予め定められた定数を乗算することによって、通信帯域を導出する。なお、測定部62は、端末装置20がCDMAを使用したときの通信帯域を導出するが、端末装置20は第1基地局装置16aと接続していないので、実際にCDMAが使用されている場合の通信帯域は導出されない。つまり、端末装置20がCDMAを使用したときの通信帯域は、IPネットワーク10におけるスループットにて代用される。また、測定部62は、推定結果を決定部64に出力する。
決定部64は、測定部62において推定した通信帯域をもとに、インターフェイス部60において受けつけた要求への応答として、端末装置20がWiMAXとCDMAとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を決定する。決定部64は、インターフェイス部60から、第2基地局装置16bを介した端末装置20との通信帯域を取得する。また、決定部64は、取得した通信帯域と、測定部62において推定した通信帯域との比を導出することによって、分配の割合を決定する。決定部64は、決定した分配の割合をインターフェイス部60へ出力する。インターフェイス部60は、第2基地局装置16bを介して、決定部64において決定した分配の割合を端末装置20へ通知する。分割部66は、分割処理を実行する際のデータの分割および結合を実行する。記憶部68は、分割部66において分割処理を実行する際の分配の割合を記憶する。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図7は、通信システム100における同時接続手順を示すシーケンス図である。端末装置20と第2基地局装置16bとは通信中であり(S10)、第2基地局装置16bとIMS12とも通信中である(S12)。端末装置20は、第2基地局装置16bを介して、IMS12へ割合の通知を要求する(S14、S16)。IMS12は、CDMAでの通信帯域を測定し(S18)、通信帯域の分配の割合を決定する(S20)。IMS12は、第2基地局装置16bを介して、端末装置20へ割合を通知する(S22、S24)。端末装置20は、第1基地局装置16aへ接続要求を送信する(S26)。その結果、端末装置20と第1基地局装置16aとが通信中になり(S28)、第1基地局装置16aとIMS12とも通信中になる(S30)。なお、端末装置20と第2基地局装置16bとの通信は継続し(S32)、第2基地局装置16bとIMS12との通信も継続する(S34)。
以下では、端末装置20のIF部34、制御部40をさらに説明する。前述のごとく、IF部34は、ユーザとのインターフェイスになっている。ユーザの利便性を考慮すると、IF部34、制御部40には、ユーザにとって簡易な操作を提供することが望まれる。ここでは、選択処理から分割処理への切替に対して、ユーザにとって簡易な操作を提供するためのIF部34、制御部40を説明する。制御部40は、処理部32において処理されているアプリケーションにとって必要とされる通信帯域を取得する。アプリケーションにとって必要とされる通信帯域は、アプリケーションごとに予め定められていてもよいし、図示しない送信用のバッファに格納されているデータのサイズに応じて定められてもよい。また、制御部40は、決定部38と同様に、第2通信部30bにおける現在の通信帯域を取得する。
さらに、制御部40は、必要とされる通信帯域と、現在の通信帯域とを比較する。後者の方が大きい場合、制御部40は、選択処理から分割処理への切替が不要であると判定する。一方、後者の方が大きくない場合、制御部40は、現在の通信帯域としきい値とを比較する。現在の通信帯域がしきい値よりも大きければ、制御部40は、同時接続の実行、つまり選択処理から分割処理への切替を決定する。制御部40は、決定の結果を決定部38に出力する。決定部38は、前述の処理を実行する。現在の通信帯域がしきい値よりも大きくなければ、制御部40は、システム間ハンドオーバの実行、つまり第2基地局装置16bから第1基地局装置16aへの切替を決定する。制御部40は、決定の結果を決定部38に出力し、決定部38は、前述の処理を実行した後に、第2基地局装置16bとの接続を切断する。IF部34における図示しないディスプレイは、このような処理の実行をユーザに通知するための画面を表示する。
図8は、IF部34に表示される設定画面を示す。画面の上段に、「必要とするデータレート」と「現在のデータレート」とが表示されており、これらは、必要とする通信帯域と現在の通信帯域に相当する。また、これらの値が横方向に伸びる棒グラフとして示されているが、データレートが高くなるほど、棒グラフは長くなる。また、前述の比較の結果、切替が発生するが、当該切替を自動にて行うか手動にて行うかは、画面の下段に示されたようにユーザによって選択される。
図9は、端末装置20における選択手順を示すフローチャートである。制御部40は、必要とする通信帯域を取得する(S50)。また、制御部40は、現在の通信帯域を取得する(S52)。必要とする通信帯域が現在の通信帯域よりも大きく(S54のY)、現在の通信帯域がしきい値よりも大きければ(S56のY)、制御部40は、同時接続を選択する(S58)。現在の通信帯域がしきい値よりも大きくなければ(S56のN)、制御部40は、システム間ハンドオーバを選択する(S60)。一方、必要とする通信帯域が現在の通信帯域よりも大きくなければ(S54のN)、制御部40は、処理を終了する。
図10(a)−(b)は、IF部34に表示される別の設定画面を示す。図10(a)に示された画面の上段には、図8と同様に、「必要とするデータレート」および「現在のデータレート」が示されている。また、下段には、「同時接続」を選択するためのボタンと、「システム間HO」を選択するためのスイッチとが示されている。制御部40において、同時接続が選択された場合、図示のごとく、同時接続のボタンに「推奨」の文字が表示される。ユーザがIF部34を介して同時接続のボタンを選択すると、制御部40は、同時接続を実行するように、決定部38に指示する。図16(b)も図16(a)と同様の画面を示しているが、図16(b)では、制御部40において、システム間ハンドオーバが選択されている。
以下に変形例を説明する。これまでの実施例においては、通信帯域の分配の割合は、端末装置20を起点として送信されている。つまり、選択処理から分割処理への切替が、端末装置20によって起動されている。一方、変形例では、第2基地局装置16b、つまり端末装置20の選択処理において使用されている基地局装置16が、選択処理から分割処理への切替を起動する。そのため、通信帯域の分配の割合は、第2基地局装置16bを起点として送信されている。例えば、第2基地局装置16bが、端末装置20と通信しているときに、当該端末装置20に割り当てている通信帯域が減少していることを検出した場合に、切替を起動する。つまり、第2基地局装置16bは、通信帯域の減少を補うために、第1基地局装置16aとも接続することを提案する。
端末装置20の構成は、これまでの説明と同様である。なお、変形例において、端末装置20は、分配の割合の通知を要求しない。また、基地局装置16の構成は、図5と同様のタイプである。ここでは、特に、第2基地局装置16b、つまり初期状態において端末装置20と接続している基地局装置16の構成を説明する。制御部54は、通信部50を介して通信している端末装置20の通信帯域を観測する。通信帯域がしきい値よりも小さくなれば、制御部54は、インターフェイス部52を介して、端末装置20がWiMAXとCDMAとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合の通知をIMS12へ要求する。また、制御部54は、インターフェイス部52を介して、要求の応答として、IMS12から分配の割合を受けつける。また、制御部54は、通信部50を介して、受けつけた分配の割合を端末装置20へ通知する。
IMS12の構成は、図6と同様のタイプである。インターフェイス部60は、第2基地局装置16bからの要求であって、かつ端末装置20がWiMAXとCDMAとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を通知する旨の要求を受けつける。また、測定部62、決定部64は、図6と同様の処理を実行するので、ここでは説明を省略する。つまり、決定部64は、要求への応答として、分配の割合を決定する。また、インターフェイス部60は、分配の割合を第2基地局装置16bへ送信する。
図11は、本発明の変形例に係る通信システム100における同時接続手順を示すシーケンス図である。端末装置20と第2基地局装置16bとは通信中であり(S100)、第2基地局装置16bとIMS12とも通信中である(S102)。第2基地局装置16bは、IMS12へ割合の通知を要求する(S104)。IMS12は、CDMAでの通信帯域を測定し(S106)、通信帯域の分配の割合を決定する(S108)。IMS12は、第2基地局装置16bを介して、端末装置20へ割合を通知する(S110、S112)。端末装置20は、第1基地局装置16aへ接続要求を送信する(S114)。その結果、端末装置20と第1基地局装置16aとが通信中になり(S116)、第1基地局装置16aとIMS12とも通信中になる(S118)。なお、端末装置20と第2基地局装置16bとの通信は継続し(S120)、第2基地局装置16bとIMS12との通信も継続する(S122)。
以下に別の変形例を説明する。これまで、通信帯域の分配の割合が、第2基地局装置16bから端末装置20へ送信されている。しかしながら、別の変形例では、通信帯域の分配の割合が、第1基地局装置16aから端末装置20へ送信される。つまり、端末装置20は、通信帯域の分配の割合を知らない状態で、第1基地局装置16aと接続し、第1基地局装置16aから通信帯域の分配の割合を受けつける。この場合、WiMAXだけではなく、CDMAも実行されているので、IMS12における分配の割合の決定精度が向上する。
端末装置20の構成は、図4と同様のタイプである。第2通信部30bは、図示しない第2基地局装置16bとの通信を継続する。さらにその状態において、第1通信部30aは、第1基地局装置16aへ接続を要求する。例えば、第1基地局装置16aからの報知信号を受信したときに、第1通信部30aは、接続の要求を開始する。その後、決定部38は、第1通信部30aを介して、第1基地局装置16aから、WiMAXとCDMAとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を受けつける。決定部38は、受けつけた分配の割合をもとに、第1基地局装置16aとの通信にて使用すべき通信帯域を決定する。なお、決定の手順は、前述のとおりであるので、ここでは説明を省略する。第1通信部30aは、決定部38において決定した通信帯域を使用しながら、第1基地局装置16aとの通信を実行する。
IMS12の構成は、図6と同様のタイプである。インターフェイス部60は、第1基地局装置16aからの要求であって、かつ端末装置20がWiMAXとCDMAとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を通知する旨の要求を受けつける。また、測定部62は、第1基地局装置16aと端末装置20との間の無線回線の影響を反映させながら、CDMAを使用した場合の通信帯域を導出する。また、決定部64は、要求への応答として、分配の割合を決定する。また、インターフェイス部60は、分配の割合を第1基地局装置16aへ送信する。
図12は、本発明の別の変形例に係る通信システム100における同時接続手順を示すシーケンス図である。端末装置20と第2基地局装置16bとは通信中である(S150)。端末装置20は、第1基地局装置16aへ接続要求を送信し(S152)、第1基地局装置16aは、IMS12へ割合の通知を要求する(S154)。IMS12は、CDMAでの通信帯域を測定し(S156)、通信帯域の分配の割合を決定する(S158)。IMS12は、第1基地局装置16aを介して、端末装置20へ割合を通知する(S160、S162)。その結果、端末装置20と第1基地局装置16aとが通信中になり(S164)、第1基地局装置16aとIMS12とも通信中になる(S166)。なお、端末装置20と第2基地局装置16bとの通信は継続し(S168)、第2基地局装置16bとIMS12との通信も継続する(S170)。
本発明の実施例によれば、ひとつの無線通信システムだけを使用しているときに、残りを含めた形で通信帯域の分配の割合を決定するので、残りを接続する際に適した通信帯域を要求できる。また、残りを接続する際に適した通信帯域が要求されるので、複数の無線通信システムを効率的に使用できる。また、端末装置がひとつの無線通信システムを使用しているときに、残りを含めた通信帯域の分配の割合を要求するので、分割処理にスムーズに移行できる。また、基地局装置が自発的に通信帯域の分配の割合を要求するので、分割処理へのスムーズな移行を端末装置へ提案できる。また、ふたつの無線通信システムを接続してから通信帯域の分配の割合を決定するので、通信帯域の分配の割合を正確に決定できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、端末装置20は、ひとつの端末用アンテナ22を備えながら、送信処理および受信処理を実行している。しかしながらこれに限らず、端末装置20は、複数の端末用アンテナ22を備えながら、通信部30は、複数のベースバンドの信号に対してアダプティブアレイ信号処理やダイバーシチ処理を実行してもよい。ここで、複数のベースバンドの信号は、複数の端末用アンテナ22において受信された無線周波数の信号のそれぞれに対応する。また、アダプティブアレイ信号処理は、複数のベースバンドの信号のそれぞれに対して受信ウエイトベクトルを導出し、導出した受信ウエイトベクトルにて複数のベースバンドの信号を重みづけた後に、それらを加算する。また、アダプティブアレイ信号処理は、これら以外であっても、公知の技術によって実現されればよい。一方、ダイバーシチ処理として、選択ダイバーシチ、同相合成ダイバーシチ、最大比合成ダイバーシチ等がなされればよい。
通信部30は、送信処理においても受信処理の際と同様に、入力した信号に対して、アダプティブアレイ信号処理やダイバーシチ処理を実行してもよい。アダプティブアレイ信号処理は、受信ウエイトベクトルをもとに送信ウエイトベクトルを導出し、導出した送信ウエイトベクトルによって、変調した信号を重みづけした後に、それらをベースバンドの信号として出力する。また、ダイバーシチ処理は、複数の端末用アンテナ22のうちのいずれかから無線周波数の信号が送信されるように、変調した信号のうちのいずれかを選択する。なお、以上の変形例は、基地局装置16についても同様である。本変形例によれば、通信品質を向上できる。
さらに、端末装置20および通信部30は、分割処理の延長として、MIMO処理を実行してもよい。MIMO処理は、公知の技術によって実現されればよいので、ここでは、説明を省略する。決定部38は、第1通信部30aでの通信品質と第2通信部30bでの通信品質とが、分割処理を決定する場合よりも良好である場合に、MIMO処理の実行を決定する。本変形例によれば、分割処理を実行する場合よりも、通信速度を向上できる。また、分割処理を実行し、第1通信部30aと第2通信部30bのそれぞれでMIMO処理を実行すると、さらに通信速度を向上できる。
本発明の実施例において、通信システム100は、ふたつの無線通信システムに対応している。しかしながらこれに限らず例えば、通信システム100は、3つ以上の無線通信システムに対応していてもよい。3つ目の無線通信システムとして、例えば、IEEE802.11に準拠した無線LAN(Local Area Network)システムが使用される。本変形例によれば、多くの無線通信システムを使用することによって、通信速度をさらに向上でき、通信品質の悪化を抑制しやすくできる。
本発明の実施例において、端末装置20は、WiMAXを使用している状態を初期状態として、分割処理へ移行している。しかしながらこれに限らず例えば、端末装置20は、CDMAを使用している状態を初期状態として、分割処理へ移行してもよい。また、分割処理の代わりに、システム間ハンドオーバが実行されてもよい。本変形例によれば、様々な態様に本発明を適用できる。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の通信システムにおける分割処理の手順を示すシーケンス図である。 図1の通信システムにおける選択処理の手順を示すシーケンス図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図1の基地局装置の構成を示す図である。 図1のIMSの構成を示す図である。 図1の通信システムにおける同時接続手順を示すシーケンス図である。 図4のIF部に表示される設定画面を示す図である。 図4の端末装置における選択手順を示すフローチャートである。 図10(a)−(b)は、図4のIF部に表示される別の設定画面を示す図である。 本発明の変形例に係る通信システムにおける同時接続手順を示すシーケンス図である。 本発明の別の変形例に係る通信システムにおける同時接続手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 IPネットワーク、 12 IMS、 14 GW、 16 基地局装置、 18 基地局用アンテナ、 20 端末装置、 22 端末用アンテナ、 30 通信部、 32 処理部、 34 IF部、 38 決定部、 40 制御部、 50 通信部、 52 インターフェイス部、 54 制御部、 60 インターフェイス部、 62 測定部、 64 決定部、 66 分割部、 68 記憶部、 70 制御部、 100 通信システム。

Claims (14)

  1. 第1の無線通信システムに接続した端末装置が第2の無線通信システムにも接続したときの通信帯域を推定する推定部と、
    前記推定部において推定した通信帯域をもとに、前記端末装置が第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を決定する割合決定部と、
    前記割合決定部において決定したそれぞれの通信帯域の使用割合を前記端末装置へ通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 第1の通信システムに対応した基地局装置からの要求であって、かつ前記端末装置が第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を通知する旨の要求を受けつける受付部をさらに備え、
    前記割合決定部は、前記受付部において受けつけた要求への応答として、分配の割合を決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 第1の通信システムに対応した基地局装置を介した前記端末装置からの要求であって、かつ前記端末装置が第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときの通信帯域の分配の割合を通知する旨の要求を受けつける受付部をさらに備え、
    前記割合決定部は、前記受付部において受けつけた要求への応答として、分配の割合を決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記通知部は、第1の無線通信システムに対応した基地局装置を介して前記端末装置へ分配の割合を通知することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記通知部は、前記端末装置が第2の無線通信システムに接続した後、第2の無線通信システムに対応した基地局装置を介して前記端末装置へ分配の割合を通知することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  6. 第1の無線通信システムに対応した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を受けつける受付部と、
    前記受付部において受けつけたそれぞれの通信帯域の使用割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ要求すべき通信帯域を決定する決定部と、
    前記決定部において決定した通信帯域を要求しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求するとともに、第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続する通信部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  7. 第1の無線通信システムに対応した基地局装置に対して、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合の通知を要求する要求部をさらに備え、
    前記受付部は、前記要求部における要求の応答として、それぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を受けつけることを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  8. 第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとのうちのいずれか一方を使用する第1の処理と、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとの双方を使用する第2の処理とのいずれか一方を選択する選択部をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  9. 第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続するともに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求する通信部と、
    前記通信部において接続を要求した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を受けつける受付部と、
    前記受付部において受けつけたそれぞれの通信帯域の使用割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信にて使用すべき通信帯域を決定する決定部とを備え、
    前記通信部は、前記決定部において決定した通信帯域を使用しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を実行することを特徴とする端末装置。
  10. 第1の無線通信システムによって端末装置と通信する通信部と、
    前記通信部において通信する端末装置が、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合の通知を制御装置へ要求する要求部と、
    前記要求部における要求の応答として、前記制御装置からそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を受けつける受付部とを備え、
    前記通信部は、前記受付部において受けつけたそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を前記端末装置へ通知することを特徴とする基地局装置。
  11. 第1の無線通信システムに接続した端末装置が第2の無線通信システムにも接続したときの通信帯域を推定するステップと、
    推定した通信帯域をもとに、前記端末装置が第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を決定するステップと、
    決定したそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を前記端末装置へ通知するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  12. 第1の無線通信システムに対応した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を受けつけるステップと、
    受けつけたそれぞれの通信帯域の使用割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ要求すべき通信帯域を決定するステップと、
    決定した通信帯域を要求しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求するとともに、第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  13. 第1の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を継続するともに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置へ接続も要求するステップと、
    接続を要求した基地局装置から、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合を受けつけるステップと、
    それぞれの通信帯域の使用割合をもとに、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信にて使用すべき通信帯域を決定するステップと、
    決定した通信帯域を使用しながら、第2の無線通信システムに対応した基地局装置との通信を実行するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  14. 第1の無線通信システムによって端末装置と通信するステップと、
    通信する端末装置が、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムとに同時に接続したときのそれぞれの無線通信システムでの通信帯域の使用割合の通知を制御装置へ要求するステップと、
    要求の応答として、前記制御装置からそれぞれの通信帯域の使用割合を受けつけるステップと、
    受けつけたそれぞれの通信帯域の使用割合を前記端末装置へ通知するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
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