JP2008136150A - 送信方法、通信方法およびそれらを利用した送信装置、端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の無線通信システムを効率的に使用したい。
【解決手段】通信部30は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応した基地局装置との間において無線通信を実行する。品質取得部36は、通信部30において実行する無線通信であって、かつ複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した無線通信の品質を取得する。決定部38は、品質取得部36において取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信部30が通信すること、あるいは複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を通信部30が通信することを決定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、送信技術、通信技術に関し、特に複数の無線通信方式に対応している場合の送信方法、通信方法およびそれらを利用した送信装置、端末装置に関する。
無線通信システムでは、一般的に、端末装置と基地局装置とが接続され、通信が実行される。また、複数の無線通信システムに対して、それぞれに対応した端末装置と基地局装置とが設けられる。複数の無線通信システムのそれぞれについて、サービスエリアの広さ、データレート、処理遅延時間等の特性が異なっており、複数の無線通信システムを比較すると、それぞれが特性について長所や短所を有する。互いの短所を補うために、複数の無線通信システムに対応した端末装置の実現が有効である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−143651号公報
背景技術では、ふたつの無線通信システムに対応した無線装置が開示されているが、当該無線装置では、第1の無線通信システムを使用しながら、第2の無線通信システムに対する無線通信パラメータが伝送される。その後、無線通信パラメータを使用しながら、第2の無線通信システムによる通信が実行される。また、これとは別に、ふたつの無線通信システム間をハンドオーバするようなシステム間ハンドオーバも提案されている。複数の無線通信システムのサービスエリアが重複している場合もあり、複数の無線通信システムをより効率的に使用することが望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の無線通信システムを効率的に使用する通信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の送信装置は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応した受信装置に送信すべきデータ信号を入力する入力部と、入力部において入力したデータ信号を複数の無線通信方式のそれぞれに対応づけながら分割する制御部と、制御部において分割したデータ信号のそれぞれを複数の無線通信方式にて受信装置へ出力する出力部と、を備える。
この態様によると、複数の無線通信方式のそれぞれに対応づけながら分割したデータ信号を出力するので、複数の無線通信方式をともに通信に使用でき、複数の無線通信システムを効率的に使用できる。
制御部は、分割したデータ信号に対応づけられる無線通信方式にかかわらず、複数の無線通信方式に対して共通のシーケンス番号をデータ信号に付与してもよい。この場合、データ信号の分割に関係なく、共通のシーケンス番号を付与するので、受信側におけるデータ信号の結合を実行させることができる。
本発明の別の態様は、端末装置である。この装置は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応した基地局装置との間において無線通信を実行する通信部と、通信部において実行する無線通信であって、かつ複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した無線通信の品質を取得する取得部と、取得部において取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信部が通信すること、あるいは複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を通信部が通信することを決定する決定部と、を備える。
この態様によると、品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信すること、あるいは複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を通信することを決定するので、複数の無線通信システムを効率的に使用できる。
取得部は、複数の無線通信方式のそれぞれに対する品質を取得し、決定部は、取得部において取得した品質のいずれかが悪化すれば、複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を通信部が通信してもよい。この場合、品質が悪化すれば、残りの無線通信方式を使用するので、通信品質を維持できる。
本発明のさらに別の態様もまた、端末装置である。この装置は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応した基地局装置との間において、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信する通信部と、通信部において実行する通信であって、かつ複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した通信の品質を取得する取得部と、取得部において取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するようにデータ信号を分割する際のデータ量の割合を決定する決定部と、を備える。
この態様によると、通信品質に応じて、データ信号を分割する際のデータ量の割合を決定するので、通信環境に応じて複数の無線通信システムを効率的に使用できる。
通信部は、複数の基地局装置を介して通信を実行すべき網側装置であって、かつ分割されたデータ信号の送信元および分割したデータ信号の宛先となる網側装置のアドレスを取得するために、複数の基地局装置のそれぞれを介してアドレスの送信要求を報知する要求部と、要求部から報知した送信要求に対する応答として、複数の基地局装置のそれぞれを介して網側装置からのアドレスを受けつける受付部と、受付部において受けつけたアドレスのうち、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスを通信対象の網側装置のアドレスとして特定する特定部を備えてもよい。この場合、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスを通信対象の網側装置のアドレスとして特定するので、網側装置のアドレスが未知であっても、これを特定できる。
受付部は、網側装置における処理量に関する情報をアドレスとともに受けつけ、特定部は、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスが複数存在する場合に、処理量に関する情報をもとに、通信対象の網側装置のアドレスを特定してもよい。この場合、処理量に関する情報をもとに通信対象の網側装置のアドレスを特定するので、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスが複数存在しても、網側装置を特定できる。
本発明のさらに別の態様は、送信方法である。この方法は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応した受信装置に送信すべきデータ信号を複数の無線通信方式のそれぞれに対応づけながら分割し、分割したデータ信号のそれぞれを複数の無線通信方式にて受信装置へ出力する。
分割したデータ信号に対応づけられる無線通信方式にかかわらず、複数の無線通信方式に対して共通のシーケンス番号をデータ信号に付与してもよい。
本発明のさらに別の態様は、通信方法である。この方法は、複数の無線通信方式のそれぞれを介して、無線通信を実行する通信方法であって、複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した無線通信の品質を取得し、取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信すること、あるいは複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を通信することを決定する。
複数の無線通信方式のそれぞれに対する品質を取得し、取得した品質のいずれかが悪化すれば、複数の無線通信方式のいずれかにて通信を実行してもよい。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応した基地局装置との間において、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信する通信方法であって、複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した通信の品質を取得し、取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するようにデータ信号を分割する際のデータ量の割合を決定する。
複数の基地局装置を介して通信を実行すべき網側装置であって、かつ分割されたデータ信号の送信元および分割したデータ信号の宛先となる網側装置のアドレスを取得するために、複数の基地局装置のそれぞれを介してアドレスの送信要求を報知し、報知した送信要求に対する応答として、複数の基地局装置のそれぞれを介して網側装置からのアドレスを受けつけ、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスを通信対象の網側装置のアドレスとして特定してもよい。
網側装置における処理量に関する情報をアドレスとともに受けつけており、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスが複数存在する場合に、処理量に関する情報をもとに、通信対象の網側装置のアドレスを特定してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
複数の無線通信システムを効率的に使用できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、ふたつの無線通信システムを使用する通信システムに関する。ここで、ふたつの無線通信システムとして、移動通信システムと固定通信システムとが使用される。移動通信システムは、TDMA(Time Division Multiple Access)やCDMA(Code Division Multiple Access)を使用するが、ここでは、例えば、後者を説明の対象とする。以下では、CDMAに対応した移動通信システムを単に「CDMA」という。また、固定通信システムとして、例えば、IEEE802.16規格、IEEE802.16e規格に準拠した通信システムがあり、これらは、WiMAX(World Interoperability for Microwave Access)(商標)とも呼ばれている。以下では、これらに対応した固定通信システムを単に「WiMAX」という。
また、通信システムは、CDMAに対応した基地局装置、WiMAXに対応した基地局装置、両者と有線回線にて接続するIMS(IP Multimedia Subsystem)、両者と無線回線にて接続する端末装置によって構成される。ふたつの無線通信システムを効率的に使用するために、通信システムは、以下の処理を実行する。端末装置は、CDMAにおける通信品質、WiMAXにおける通信品質を取得し、予め定めたしきい値よりも両者が良好であれば、端末装置は、CDMAおよびWiMAXの使用を決定する(以下、「分割処理」という)。その際、CDMAとWiMAXデータとのそれぞれに対応づけられるように、データ信号が分割されるものとする。
例えば、下り回線においては、IMSがデータを分割し、CDMAに対応した基地局装置、WiMAXに対応した基地局装置がそれぞれに対応づけられたデータを送信する。また、端末装置は、CDMAでのデータとWiMAXでのデータとを受信し、受信したデータを合成する。上り回線においては、端末装置とIMSとの役割が、下り回線の場合と逆になるが、下り回線と同様の処理がなされる。一方、CDMAとWiMAXのうちのいずれかに対する通信品質がしきい値よりも悪化した場合、端末装置は、悪化していない方の使用を決定する(以下、「選択処理」という)。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、IPネットワーク10、IMS12、GW(GateWay)14、基地局装置16と総称される第1基地局装置16a、第2基地局装置16b、端末装置20を含む。また、第1基地局装置16aは、第1基地局用アンテナ18aを含み、第2基地局装置16bは、第2基地局用アンテナ18bを含む。ここで、第1基地局用アンテナ18aと第2基地局用アンテナ18bとは、基地局用アンテナ18と総称される。また、端末装置20は、端末用アンテナ22を含む。
第1基地局装置16aは、前述のCDMAに対応した基地局装置に相当し、第2基地局装置16bは、前述のWiMAXに対応した基地局装置に相当する。これらは、無線側の他にも有線側のインターフェイスを有し、有線側のインターフェイスにおいて、IPネットワーク10に接続されている。ここで、第1基地局装置16aは、GW14を介してIPネットワーク10に接続される。また、IPネットワーク10には、図示されないルータ等が含まれている。なお、CDMAに対応した基地局装置とは、CDMAによって多重化した端末装置20との間において通信を実行する移動通信システムの基地局装置である。
また、WiMAXに対応した基地局装置とは、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)によって多重化した端末装置20との間において通信を実行する固定通信システムの基地局装置である。ここで、CDMAおよびWiMAXの詳細については、説明を省略する。基地局装置16は、下り回線において、後述のIMS12から受けつけたデータを端末装置20に送信し、上り回線において、端末装置20から受けつけたデータをIMS12に送信する。その際、基地局用アンテナ18が使用される。
IMS12は、端末装置20との通信に使用すべき基地局装置16を制御する。また、IMS12は、IPネットワーク10と基地局装置16との間において、データを中継する。まず、ここでは、分割処理におけるIMS12の動作を説明する。下り回線において、IMS12は、IPネットワーク10から、端末装置20に送信すべきデータを受けつける。IMS12は、受けつけたデータを複数の無線通信方式のそれぞれに対応づけながら分割する。例えば、データがIPパケットによって構成されており、IPパケットには、前から順に「1」、「2」のごとく番号が付与されている場合、IMS12は、奇数のIPパケットと偶数のIPパケットに、受けつけたIPパケットを分割する。
また、IMS12は、奇数のIPパケットを第1基地局装置16aへ出力し、偶数のIPパケットを第2基地局装置16bへ出力する。その際、IMS12は、分割したIPパケットに対応づけられる無線通信方式にかかわらず、複数の無線通信方式に対して共通のシーケンス番号をIPパケットに付与する。例えば、前述のごとく、分割前のIPパケットに対して、前から順に「1」、「2」のような番号が付与される。
また、上り回線において、IMS12は、第1基地局装置16aと第2基地局装置16bのそれぞれからIPパケットを受けつける。当該IPパケットは、端末装置20から基地局装置16へ送信された信号に対して、基地局装置16によってIPパケットへの変換がなされた信号である。なお、このようなIPパケットに対しても、下り回線と同様に共通のシーケンス番号が付与されている。IMS12は、IPパケットに付与されたシーケンス番号をもとに、IPパケットを合成することによって、ひとつの系列によって形成されるデータを生成する。最終的に、IMS12は、生成したデータをIPパケットとしてIPネットワーク10へ出力する。
次に、選択処理におけるIMS12の動作を説明する。下り回線において、IMS12は、分割処理と同様にIPパケットを受けつける。IMS12は、第1基地局装置16aあるいは第2基地局装置16bへ、受けつけたIPパケットを出力する。また、上り回線において、IMS12は、第1基地局装置16aあるいは第2基地局装置16bからIPパケットを受けつける。IMS12は、受けつけたIPパケットをIPネットワーク10へ出力する。ここで、IMS12が分割処理を実行するか、あるいは選択処理を実行するかは、端末装置20によって指示されるものとする。
端末装置20は、音声通信やデータ通信のための機能、およびCDMAに対応した通信機能とWiMAXに対応した通信機能とを有する。そのため、端末装置20は、第1基地局装置16aに接続することによって、CDMAによる通信を実行し、第2基地局装置16bに接続することによって、WiMAXによる通信を実行する。その際、端末用アンテナ22が使用される。また、端末装置20は、IMS12での動作に対応して、分割処理および選択処理を実行する。端末装置20における分割処理および選択処理は、上り回線と下り回線とが逆になる以外、IMS12での処理と同様であるので、ここでは、説明を省略する。さらに、端末装置20は、分割処理および選択処理のうち、実行すべき方を決定する。詳細は、後述する。
図2は、通信システム100における分割処理の手順を示すシーケンス図である。ここでは、一例として下り回線における分割処理の手順を説明する。IMS12は、IPネットワーク10からIPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を入力する(S10)。IMS12は、IPパケット「1」、「3」を第1基地局装置16aに出力し(S12)、IPパケット「2」、「4」を第2基地局装置16bに出力する(S14)。第1基地局装置16aは、IPパケット「1」、「3」を端末装置20に送信し(S16)、第2基地局装置16bは、IPパケット「2」、「4」を端末装置20に送信する(S18)。なお、ステップ16とステップ18において、IPパケットは、無線通信システムに対応するように変形されているものとする。端末装置20は、受信したデータを合成する(S20)。
図3は、通信システム100における選択処理の手順を示すシーケンス図である。ここでは、一例として下り回線における選択処理の手順を説明する。また、選択処理においては、CDMAが選択されているものとする。IMS12は、IPネットワーク10からIPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を入力する(S40)。IMS12は、IPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を第1基地局装置16aに出力する(S42)。第1基地局装置16aは、IPパケット「1」、「2」、「3」、「4」を端末装置20に送信する(S44)。端末装置20は、受信したデータを処理する(S46)。
図4は、端末装置20の構成を示す図である。端末装置20は、端末用アンテナ22、通信部30と総称される第1通信部30a、第2通信部30b、処理部32、IF部34、品質取得部36、決定部38、制御部40を含む。
通信部30は、図2の基地局装置16との間において無線通信を実行する。具体的には、第1通信部30aは、図2の第1基地局装置16aとの通信を実行するために、CDMAに対応する。また、第2通信部30bは、図2の第2基地局装置16bとの通信を実行するために、WiMAXに対応する。
まず、通信部30における受信処理を説明する。通信部30は、端末用アンテナ22において受信した無線周波数の信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドの信号を生成する。なお、CDMAとWiMAXのそれぞれにおいて使用される無線周波数は、一般的に異なっているが、ここでは、それらを総称して単に無線周波数とする。また、通信部30には、AGC(Automatic Gain Control)やA/D変換部も含まれる。つづいて、通信部30は、ベースバンドの信号を復調する。ここで、第1通信部30aは、逆拡散処理を実行し、第2通信部30bは、FFT(Fast Fourier Transform)を実行する。さらに、通信部30は、復号も実行する。最終的に、通信部30は、復号した信号を処理部32へ出力する。
次に、通信部30における送信処理を説明する。通信部30は、処理部32から入力した信号を変調する。また、第1通信部30aは、拡散処理を実行し、第2通信部30bは、IFFTを実行する。さらに、通信部30は、変調処理の前に、符号化も実行する。通信部30は、ベースバンドの信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数の信号を生成する。さらに、通信部30は、無線周波数の信号を端末用アンテナ22に出力する。また、通信部30には、PA(Power Amplifier)、D/A変換部も含まれる。
端末装置20が、選択処理を実行している場合、第1通信部30aと第2通信部30bのうちの一方が動作する。また、端末装置20が、分割処理を実行している場合、送信処理において、第1通信部30aと第2処理部32bとは、後述の処理部32にて分割したデータのそれぞれを図示しない基地局装置16へ送信する。また、第1通信部30aと第2通信部30bとは、受信処理にて受信したデータを処理部32に出力する。
品質取得部36は、通信部30において実行する無線通信での通信品質を取得する。ここで、品質取得部36は、第1通信部30aと第2通信部30bとのそれぞれに対する通信品質、つまりCDMAの通信品質とWiMAXの通信品質とを測定する。なお、品質取得部36は、第1通信部30aと第2通信部30bとのうち、いずれかに対する通信品質を測定してもよい。また、通信品質として、BER(Bit Error Rate)、FER(Frame Error Rate)などの誤り率と、RSSI(Received Signal Strength Indicator)などの受信強度が測定されるものとする。
決定部38は、品質取得部36において取得した品質に応じて、通信に使用すべき通信部30を決定する。特に、決定部38は、分割処理あるいは選択処理のいずれかの実行を決定し、さらに選択処理の場合、第1通信部30aあるいは第2通信部30bのいずれかの選択を決定する。例えば、第1通信部30aでのFERが第1のしきい値よりも低く、かつ第1通信部30aでのRSSIが第2のしきい値よりも高ければ、CDMAの品質が良好であると判定される。第2通信部30b、つまりWiMAXに対しても同様の判定がなされる。なお、第1通信部30aに対するしきい値と第2通信部30bに対するしきい値とが異なった値であってもよい。決定部38は、CDMAの品質とWiMAXの品質とがともに良好であれば、分割処理の実行を決定する。
一方、CDMAの品質が良好であり、WiMAXの品質が良好でなければ、決定部38は、選択処理の実行、特に第1通信部30aのみの処理の実行を決定する。また、WiMAXの品質が良好であり、CDMAの品質が良好でなければ、決定部38は、選択処理の実行、特に第2通信部30bのみの処理の実行を決定する。なお、CDMAの品質とWiMAXの品質がともに良好でない場合、第1通信部30aと第2通信部30bの両方の動作を停止してもよいし、第1通信部30aと第2通信部30bのうちの予め定めた方だけを動作させてもよい。品質取得部36、決定部38の処理は、所定の周期ごとに実行されればよい。処理の結果、分割処理と選択処理との切替がなされる。
つまり、決定部38は、品質取得部36において取得した品質のいずれかが悪化すれば、複数の無線通信方式のいずれかを選択する。なお、決定部38が切替を決定した場合、端末装置20は、そのとき使用している基地局装置16を介して、IMS12に切替の決定を通知する。IMS12は、通知に応じて処理を切りかえる。
処理部32は、分割処理あるいは選択処理に応じて、通信部30に入出力すべきデータを切りかえる。分割処理での送信処理の場合、処理部32は、IF部34から入力したデータを第1通信部30aと第2通信部30bのそれぞれに対応づけながら分割する。ここで、処理部32は、分割したデータに対応づけられる無線通信方式にかかわらず、複数の無線通信方式に対して共通のシーケンス番号をデータに付与する。また、処理部32は、分割したデータを第1通信部30aと第2通信部30bのそれぞれに出力する。例えば、処理部32は、奇数番目のデータを第1通信部30aに出力し、偶数番目のデータを第2通信部30bに出力する。
分割処理での受信処理の場合、処理部32は、第1通信部30aと第2通信部30bから入力したデータをシーケンス番号にしたがいながら合成する。また、処理部32は、合成したデータをIF部34に出力する。選択処理での送信処理の場合、処理部32は、IF部34から入力したデータを第1通信部30aあるいは第2通信部30bに出力する。また、選択処理での受信処理の場合、処理部32は、第1通信部30aあるいは第2通信部30bから入力したデータをIF部34に出力する。
IF部34は、IMS12に送信すべきデータを入力し、IMS12から受信したデータを出力する。例えば、IF部34は、電話通信などの音声通信に関する処理を実行する。IF部34は、図示しないマイク、スピーカを接続しており、マイクから音声を入力し、入力した音声を符号化し、符号化した信号をデータとして処理部32へ出力する。また、IF部34は、処理部32からデータを入力し、復号することによって音声を再生する。また、再生された音声は、スピーカから出力される。IF部34における符号化および復号には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略する。
また、IF部34は、電子メール、インターネット接続などのデータ通信に関する処理を実行する。IF部34は、図示しない操作部、表示部を接続しており、操作部からユーザの指示やデータ(以下、「データ等」という)を入力し、入力したデータ等を符号化し、符号化したデータ等を前述のデータとして処理部32へ出力する。また、IF部34は、処理部32から、前述のデータを入力し、復号することによってデータ等を再生する。また、再生されたデータは、表示部に表示される。制御部40は、端末装置20全体の動作を制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による端末装置20の動作を説明する。図5は、端末装置20における通信動作の決定手順を示すフローチャートである。CDMA、WiMAXの両方の通信品質が良好であれば(S60のY)、決定部38は、CDMA、WiMAXの両方を使用して、分割したデータを通信することを決定する(S62)。CDMA、WiMAXの両方の通信品質が良好でなく(S60のN)、WiMAXが悪化していれば(S64のY)、決定部38は、CDMAの使用を決定する(S66)。WiMAXが悪化していなければ(S64のN)、決定部38は、WiMAXの使用を決定する(S68)。決定内容がこれまでと同じでなければ(S70のN)、決定部38は、通信部30を介して、IMS12に通知を行う(S72)。また、処理部32は、処理内容を変更する(S74)。一方、決定内容がこれまでと同じであれば(S70のY)、処理は終了される。
以上の構成によるIMS12の動作を説明する。図6は、IMS12における通信動作の決定手順を示すフローチャートである。端末装置20からの通知を受けつけていなければ(S90のN)、IMS12は待機する。端末装置20からの通知を受けつけ(S90のY)、通知の内容がCDMA、WiMAXの両方を使用することであれば(S92のY)、IMS12は、分割処理を実行する(S94)。一方、通知の内容がCDMA、WiMAXの両方を使用することでなければ(S92のN)、IMS12は、選択処理を実行する(S96)。
以下に変形例を説明する。実施例において、端末装置20およびIMS12は、分割処理あるいは選択処理のいずれかを切替ながら実行する。変形例は、分割処理あるいは選択処理のうち、分割処理に関する。特に、変形例は、CDMAとWiMAXのそれぞれに対応するようにデータを分割する際のデータ量の割合の決定に関する。
変形例に係る通信システム100は、図1に示した通信システム100と同様のタイプである。図1では、第1基地局装置16aと第2基地局装置16bとにアクセス可能なひとつのIMS12が配置されている。しかしながら、変形例では、IMS12と総称される第1IMS12a、第2IMS12bが、配置されており、第1IMS12aは、第1基地局装置16aと第2基地局装置16bとにアクセス可能であるが、第2IMS12bは、第1基地局装置16aのみにアクセス可能であるとする。
変形例に係る端末装置20は、図4に示された端末装置20と同様のタイプである。端末装置20は、分割処理を実行する際のデータ量の割合を決定するが、その前に、通信対象となるIMS12を特定する。前述のごとく、変形例には、ふたつのIMS12が配置されているが、第2IMS12bは、第2基地局装置16bにアクセスできないので、分割処理を実行する際の通信対象にされるべきではない。そのため、端末装置20は、第1IMS12aを特定するための処理を実行する。
処理部32は、図示しない複数の基地局装置16を介して通信を実行すべきIMS12のアドレスを取得するために、複数の基地局装置16のそれぞれを介してアドレスの送信要求信号を第1通信部30aと第2通信部30bとに報知させる。ここでの「報知」とは、端末装置20から基地局装置16に到達した信号が、IPネットワーク10において報知されることに相当する。なお、IMS12は、端末装置20に対して、分割されたデータ信号の送信元および分割したデータ信号の宛先となる網側装置であるといえる。第1通信部30aは、図示しない第1基地局装置16aに送信要求信号を送信し、第2通信部30bは、図示しない第2基地局装置16bに送信要求信号を送信する。
当該送信要求信号を受信した図示しない複数のIMS12のそれぞれは、応答信号を端末装置20へ送信する。ここで、応答信号には、当該IMS12のアドレス、例えばIPアドレスが含まれている。また、付加情報として、当該IMS12における処理量に関する情報が応答信号に含まれている。ここで、処理量に関する情報は、IMS12がどれくらいのスループットを実現できるかの指標に相当し、例えば、IMS12に備えられたCPUの処理量である。第1通信部30aと第2通信部30bは、複数の基地局装置16のそれぞれを介して応答信号を受信する。なお、IMS12から端末装置20へ至る経路は、IMS12から端末装置20へ至る経路の逆向きであるとする。
処理部32は、応答信号を受けつける。また、処理部32は、受けつけた応答信号からアドレスを抽出する。さらに、処理部32は、複数の基地局装置16のすべてを介して受けつけたアドレスを通信対象のIMS12のアドレスとして特定する。例えば、第1基地局装置16aを介してアドレス「A」、「B」が受けつけられ、第2基地局装置16bを介してアドレス「A」が受けつけられた場合、処理部32は、アドレス「A」を選択する。これは、複数の無線通信システムのそれぞれと接続可能なIMS12であるといえ、分割処理の際の通信対象になりうるIMS12である。なお、処理部32は、選択したアドレスが複数存在する場合に、処理量に関する情報をもとに、通信対象のIMS12のアドレスを特定する。例えば、スループットが最大になりそうなIMS12や、CPUの処理量が最小のIMS12が特定される。
IMS12の特定後、端末装置20は、分割処理を実行する際のデータ量の割合を決定する。品質取得部36は、複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した通信の品質を取得する。変形例における品質取得部36は、IMS12との間において実効スループットが測定可能である場合、実効スループットを測定する。実効スループットとは、上位レイヤでのスループットであり、これは、上位レイヤにおいて一定時間に受信したフレーム数、パケット数、ビット数等をカウントすることによって導出される。
また、実効スループットが測定可能でなく、QoSによる帯域補償が可能であり、誤り率が測定可能である場合、品質取得部36は、誤り率を測定し、測定した誤り率をもとにスループットを推定する。スループットの測定は、以下のようになされる。
保障帯域×変調多値数× (1−フレーム誤り率)
保障帯域×変調多値数× (1−パケット誤り率)
保障帯域×変調多値数× (1−ビット誤り率)
なお、実効スループットの測定、誤り率の測定、スループットの推定は、複数の無線通信システムのそれぞれに対してなされる。
決定部38は、品質取得部36において取得したスループットに応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するようにデータ信号を分割する際のデータ量の割合を決定する。例えば、CDMAとWiMAXに対するスループットの比が、1:10であれば、データ量の割合は、1:10に決定される。なお、品質取得部36においてスループットが取得されない場合、決定部38は、複数の無線通信システムのそれぞれにおいて、ひとつの端末装置20に割り当て可能な最大伝送レートの比をデータ量の比として決定する。決定部38は、処理部32等を介して、決定したデータ量の割合を図示しないIMS12に通知する。これらの処理の終了後、IMS12と端末装置20は、複数の基地局装置16を介して、分割処理を実行する。
図7は、本発明の変形例に係る通信システム100におけるIMSの特定手順を示すシーケンス図である。端末装置20は、送信要求信号を生成する(S100)。端末装置20は、送信要求信号を第1基地局装置16aに送信する(S102)とともに、送信要求信号を第2基地局装置16bに送信する(S104)。第1基地局装置16aは、第2IMS12bに送信要求信号を報知する(S106)とともに、第1IMS12aに送信要求信号を報知する(S108)。第2IMS12bと第1IMS12aは、応答信号をそれぞれ生成する(S110、S112)。第2基地局装置16bは、第1IMS12aに送信要求信号を報知する(S114)。第1IMS12aは、応答信号を生成する(S116)。
第2IMS12bは、第1基地局装置16aに応答信号を送信し(S118)、第1基地局装置16aは、端末装置20に応答信号を送信する(S120)。第1IMS12aは、ステップ112において生成した応答信号を第1基地局装置16aに送信し(S122)、第1基地局装置16aは、端末装置20に応答信号を送信する(S124)。また、第1IMS12aは、ステップ116において生成した応答信号を第2基地局装置16bに送信し(S126)、第2基地局装置16bは、端末装置20に応答信号を送信する(S128)。端末装置20は、IMS12を選択する(S130)。
図8は、端末装置におけるIMS12の特定手順を示すフローチャートである。通信部30は、送信要求信号を送信し(S150)、応答信号を受けつける(S152)。処理部32は、重複したアドレスを選択する(S154)。選択したアドレスが複数あれば(S156のY)、処理部32は、付加情報を参照してひとつのアドレスを選択する(S158)。一方、選択したアドレスが複数なければ(S156のN)、ステップ158の処理は、スキップされる。処理部32は、選択したアドレスに対応したIMSを特定する(S160)。
図9は、本発明の変形例に係る端末装置20におけるデータ分割処理の手順を示すフローチャートである。実効スループットが測定可能であれば(S170のY)、品質取得部36は、スループットの比を測定する(S172)。実効スループットが測定可能でなく(S170のN)、QoSによる帯域保証が可能であり(S174のY)、誤り率の測定が可能であれば(S176のY)、品質取得部36は、スループットの比を推定する(S180)。QoSによる帯域保証が可能でなく(S174のN)、あるいは誤り率の測定が可能でなければ(S176のN)、決定部38は、最大伝送レートの比を特定する(S178)。処理部32は、結果をもとにIMS12に分割を要求する(S182)。
本発明の実施例によれば、通信品質に応じて、分割処理あるいは切替処理を選択するので、複数の無線通信システムを効率的に使用できる。また、両方の通信品質が良好であれば、分割処理を実行することによって、通信速度を向上でき、一方の通信品質が悪化すれば、切替処理を実行することによって、通信品質の悪化を抑制できるので、複数の無線通信システムを効率的に使用できる。また、分割処理あるいは切替処理の選択は端末装置においてなされるので、従来の基地局装置をそのまま使用でき、コストの増加を抑制できる。また、複数の無線通信システムのそれぞれに対応づけながら分割したデータ信号を出力するので、複数の無線通信システムをともに通信に使用でき、複数の無線通信システムを効率的に使用できる。また、データ信号の分割に関係なく、共通のシーケンス番号を付与するので、受信側におけるデータ信号の結合を実行させることができる。
また、スループットに応じて、データ信号を分割する際のデータ量の割合を決定するので、通信環境に応じて複数の無線通信システムを効率的に使用できる。また、上位レイヤでのスループット、帯域保証を実行した場合のスループットを測定可能な順に実行するので、可能な限り正確なスループットを取得できる。また、可能な限り正確なスループットを取得するので、分割するデータ量の割合を正確に決定できる。また、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスを通信対象のIMSのアドレスとして特定するので、IMSのアドレスが未知であっても、これを特定できる。また、処理量に関する情報をもとに通信対象のIMSのアドレスを特定するので、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスが複数存在しても、IMSを特定できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、端末装置20は、ひとつの端末用アンテナ22を備えながら、送信処理および受信処理を実行している。しかしながらこれに限らず、端末装置20は、複数の端末用アンテナ22を備えながら、通信部30は、複数のベースバンドの信号に対してアダプティブアレイ信号処理やダイバーシチ処理を実行してもよい。ここで、複数のベースバンドの信号は、複数の端末用アンテナ22において受信された無線周波数の信号のそれぞれに対応する。また、アダプティブアレイ信号処理は、複数のベースバンドの信号のそれぞれに対して受信ウエイトベクトルを導出し、導出した受信ウエイトベクトルにて複数のベースバンドの信号を重みづけた後に、それらを加算する。また、アダプティブアレイ信号処理は、これら以外であっても、公知の技術によって実現されればよい。一方、ダイバーシチ処理として、選択ダイバーシチ、同相合成ダイバーシチ、最大比合成ダイバーシチ等がなされればよい。
通信部30は、送信処理においても受信処理の際と同様に、入力した信号に対して、アダプティブアレイ信号処理やダイバーシチ処理を実行してもよい。アダプティブアレイ信号処理は、受信ウエイトベクトルをもとに送信ウエイトベクトルを導出し、導出した送信ウエイトベクトルによって、変調した信号を重みづけした後に、それらをベースバンドの信号として出力する。また、ダイバーシチ処理は、複数の端末用アンテナ22のうちのいずれかから無線周波数の信号が送信されるように、変調した信号のうちのいずれかを選択する。なお、以上の変形例は、基地局装置16についても同様である。本変形例によれば、通信品質を向上できる。
さらに、端末装置20および通信部30は、分割処理の延長として、MIMO処理を実行してもよい。MIMO処理は、公知の技術によって実現されればよいので、ここでは、説明を省略する。決定部38は、第1通信部30aでの通信品質と第2通信部30bでの通信品質とが、分割処理を決定する場合よりも良好である場合に、MIMO処理の実行を決定する。本変形例によれば、分割処理を実行する場合よりも、通信速度を向上できる。また、分割処理を実行し、第1通信部30aと第2通信部30bのそれぞれでMIMO処理を実行すると、更に通信速度を向上できる。
本発明の実施例において、通信システム100は、ふたつの無線通信システムに対応している。しかしながらこれに限らず例えば、通信システム100は、3つ以上の無線通信システムに対応していてもよい。3つ目の無線通信システムとして、例えば、IEEE802.11に準拠した無線LAN(Local Area Network)システムが使用される。本変形例によれば、多くの無線通信システムを使用することによって、通信速度をさらに向上でき、通信品質の悪化を抑制しやすくできる。
本発明の実施例において、端末装置20は、分割するデータ量を決定するための指標として、スループットを使用する。しかしながらこれに限らず例えば、端末装置20は、受信電力等に応じて分割するデータ量を決定してもよい。また、信号の種類に応じてデータを分割してもよい。例えば、認証パケットの送信にCDMAを使用し、データパケットの送信にWiMAXを使用してもよい。本変形例によれば、さまざまな物理量を指標として使用できる。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の通信システムにおける分割処理の手順を示すシーケンス図である。 図1の通信システムにおける選択処理の手順を示すシーケンス図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図4の端末装置における通信動作の決定手順を示すフローチャートである。 図1のIMSにおける通信動作の決定手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る通信システムにおけるIMSの特定手順を示すシーケンス図である。 図7の端末装置におけるIMSの特定手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る端末装置におけるデータ分割処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 IPネットワーク、 12 IMS、 14 GW、 16 基地局装置、 18 基地局用アンテナ、 20 端末装置、 22 端末用アンテナ、 30 通信部、 32 処理部、 34 IF部、 36 品質取得部、 38 決定部、 40 制御部、 100 通信システム。

Claims (10)

  1. 複数の無線通信方式にそれぞれ対応した受信装置に送信すべきデータ信号を入力する入力部と、
    前記入力部において入力したデータ信号を複数の無線通信方式のそれぞれに対応づけながら分割する制御部と、
    前記制御部において分割したデータ信号のそれぞれを複数の無線通信方式にて受信装置へ出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記制御部は、分割したデータ信号に対応づけられる無線通信方式にかかわらず、複数の無線通信方式に対して共通のシーケンス番号をデータ信号に付与することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 複数の無線通信方式にそれぞれ対応した基地局装置との間において無線通信を実行する通信部と、
    前記通信部において実行する無線通信であって、かつ複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した無線通信の品質を取得する取得部と、
    前記取得部において取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を前記通信部が通信すること、あるいは複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を前記通信部が通信することを決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  4. 前記取得部は、複数の無線通信方式のそれぞれに対する品質を取得し、
    前記決定部は、前記取得部において取得した品質のいずれかが悪化すれば、複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を前記通信部が通信することを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 複数の無線通信方式にそれぞれ対応した基地局装置との間において、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信する通信部と、
    前記通信部において実行する通信であって、かつ複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した通信の品質を取得する取得部と、
    前記取得部において取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するようにデータ信号を分割する際のデータ量の割合を決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 前記通信部は、
    複数の基地局装置を介して通信を実行すべき網側装置であって、かつ分割されたデータ信号の送信元および分割したデータ信号の宛先となる網側装置のアドレスを取得するために、複数の基地局装置のそれぞれを介してアドレスの送信要求を報知する要求部と、
    前記要求部から報知した送信要求に対する応答として、複数の基地局装置のそれぞれを介して網側装置からのアドレスを受けつける受付部と、
    前記受付部において受けつけたアドレスのうち、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスを通信対象の網側装置のアドレスとして特定する特定部を備えることを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記受付部は、網側装置における処理量に関する情報をアドレスとともに受けつけ、
    前記特定部は、複数の基地局装置のすべてを介して受けつけたアドレスが複数存在する場合に、処理量に関する情報をもとに、通信対象の網側装置のアドレスを特定することを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  8. 複数の無線通信方式にそれぞれ対応した受信装置に送信すべきデータ信号を複数の無線通信方式のそれぞれに対応づけながら分割し、分割したデータ信号のそれぞれを複数の無線通信方式にて受信装置へ出力することを特徴とする送信方法。
  9. 複数の無線通信方式のそれぞれを介して、無線通信を実行する通信方法であって、
    複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した無線通信の品質を取得し、取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信すること、あるいは複数の無線通信方式のいずれかにてデータ信号を通信することを決定することを特徴とする通信方法。
  10. 複数の無線通信方式にそれぞれ対応した基地局装置との間において、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するように分割したデータ信号を通信する通信方法であって、
    複数の無線通信方式のうちの少なくともひとつに対応した通信の品質を取得し、取得した品質に応じて、複数の無線通信方式のそれぞれに対応するようにデータ信号を分割する際のデータ量の割合を決定することを特徴とする通信方法。
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