JP2009017531A - 通信システム、送信局、リレー局、受信局および通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送信局13と受信局14と通信の中継を行うリレー局11−1〜11−Nとを備える通信システムであって、送信局13が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局に送信し、リレー局11−1〜11−Nが、送信局13から受信した分割データを受信局14に送信し、受信局14が、リレー局11−1〜11−Nから受信した分割データを合成する。
【選択図】 図3
Description
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、基地局10,リレー局11−1〜11−N(Nは自然数),端末12で構成される。リレー局11−1〜11−Nは、基地局10と端末12の無線通信の中継を行う。
図19は、本発明にかかる通信システムの実施の形態2の送信データの分割方法の一例を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。図19は、基地局10から端末12への送信データ、または、端末12から基地局10への送信データの分割方法の一例を示している。上り回線の場合は、送信局である端末12が、下り回線の場合は、送信局である基地局10が、この分割を実施する。また、この分割方法により分割されたデータは、実施の形態1と同様にリレー局を経由して受信局(上り回線の場合は基地局10,下り回線の場合は端末12)が分割されたデータの合成、復号を行う。以下、実施の形態1と異なる部分のみ説明する。
本発明にかかる通信システムの実施の形態3の送信データの分割方法と送信方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図5は、本発明にかかる通信システムの実施の形態4の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、実施の形態1の基地局10,端末12を基地局10a,端末12aに替えているがそれ以外は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、基地局10aおよび端末12aが指向性のあるN個のビームを形成する。
本発明にかかる通信システムの実施の形態5の送信データの送信方法について説明する。実施の形態4では、送信局のビームに指向性を持たせることで、各リレー局宛の分割データが他のリレー局に届かないようにすることにより、リレー局が受信する分割データの重複を回避したが、本実施の形態では、送受信局とリレー局間の通信をスペクトル拡散(Spread Spectrum;以下、SSという)通信方式で行うことによりリレー局が受信する分割データの重複を回避する。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図21は、本発明にかかる通信システムの実施の形態6の構成例を示す図である。リレー局11−1〜11−N,基地局10,端末12は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態1の通信システムに、基地局10と端末12の双方と接続可能なリレー局11−(N+1)を追加している。また、本実施の形態では、リレー局11−1と端末12間の通信路300で通信障害が発生し、通信が不能な状態であるとする。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本発明にかかる通信システムの実施の形態7の構成例を示す図である。図7に示すように、本実施の形態の通信システムは、リレー局11−1〜11−N,基地局60−1〜60−N,制御局61,端末12で構成されている。基地局60−1〜60−Nは有線網によって接続され、同じく有線網によって接続される制御局61によって制御される。リレー局11−1〜11−N,端末12は実施の形態と同様である。本実施の形態では、基地局60−1、60−2,…,60−Nは、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nを介して端末12と無線通信を行う。
図13は、本発明にかかる通信システムの実施の形態8の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、実施の形態3の基地局60−1〜60−Nを基地局60a−1〜60a−Nに替える以外は実施の形態3と同一である。実施の形態3と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、本発明にかかる実施の形態9の送信データのデータフォーマットの一例を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。本実施の形態では、送信側で暗号化してデータを送信する。図14に示すように、本実施のデータフォーマットは、暗号化された送信データである暗号化データ80と、暗号化データ80を復号するためのキー81と、を含む。
以上の実施の形態では、同じ通信手段(通信方式)を使用して分割された送信データを送信したが、本実施の形態では、別々の通信手段を使用して分割された送信データを送信する。図1と図5と図6の構成例では、N個のリレー局を使用し、図7と図13の構成例では、N個の基地局を使用分割したデータを送信している。本実施の形態では、たとえば、これらの構成例のうちリレー局11−1を介する通信を無線LANシステムとし、その他のリレー局を介する通信を携帯電話システムとする。本実施の形態の構成例は、これに限らず、任意のネットワーク方式,無線通信のうち異なる通信手段を用いたリレー局を混在させた通信システムとしてもよい。
図17は、本発明にかかる実施の形態11の通信システムのリレー局選定までの信号の流れを示す図である。実施の形態1〜6では、下り回線で使用するリレー局の数と上り回線で使用するリレー局の数を同一としたが、本実施の形態では、下り回線で使用するリレー局数と上り回線で使用するリレー局数が異なる。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。
11−1〜11−N リレー局
12,12a 端末
13 送信局
14 受信局
20 送信データ
21−1〜21−N,30−1〜30−N 分割データ
40−1〜40−N,50−1〜50−N ビーム
61 制御局
70−1〜70−N 受信範囲
80 暗号化データ
81 キー
90−1〜90−N 分割キー
100−1〜100−N 分割暗号化データ
110 リレー局選定用信号応答
111−1〜111−N リレー局選定信号応答フィールド
200 誤り訂正符号化前送信データ
201 誤り訂正符号化後送信データ
202−1〜202−K 分割データ
203−1〜203−K´ 1次分割データ
204−1〜204−N 2次分割データ
Claims (35)
- 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムであって、
前記送信局が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局にそれぞれ送信し、
前記リレー局が、前記送信局から受信した分割データを受信局に送信し、
前記受信局が、前記リレー局から受信した分割データを合成することを特徴とする通信システム。 - 前記送信局は、複数の指向性ビームを形成し、前記指向性ビームの指向方向をそれぞれ異なるリレー局の方向とすることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記リレー局は、指向性ビームを形成し、自局の指向性ビームの指向方向を前記送信局の方向または前記受信局の方向とすることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
- 前記送信局と前記リレー局との通信方式としてスペクトル拡散通信方式を採用し、
前記送信局は、リレー局毎に異なる拡散符号を用いて前記識別子付加後の分割データを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記リレー局と前記受信局との通信方式としてスペクトル拡散通信方式を採用し、
前記リレー局は、リレー局毎に異なる拡散符号を用いて送信局から受信した分割データを送信することを特徴とする請求項1または4に記載の通信システム。 - 前記送信局を基地局とした場合に前記受信局を端末とし、前記送信局を前記端末とした場合に前記受信局を前記基地局とし、前記基地局から前記端末への送信データの中継に用いるリレー局の数と、前記端末から前記基地局への送信データの中継に用いるリレー局の数と、を同一とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記送信局を基地局とした場合に前記受信局を端末とし、前記送信局を前記端末とした場合に前記受信局を前記基地局とし、前記基地局から前記端末への送信データの中継に用いるリレー局の数と、前記端末から前記基地局への送信データの中継に用いるリレー局の数と、を異なる数とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記送信局は、リレー局を経由して受信する自局から前記受信局への回線の品質に基づいてリレー局を選択し、選択したリレー局へ前記識別子付加後の分割データを送信することを特徴とする請求項6または7に記載の通信システム。
- 前記送信局が、リレー局選定用信号を前記リレー局に送信し、
前記リレー局が、受信したリレー局選定用信号を前記受信局へ送信し、
前記受信局が、前記リレー局選定用信号の受信状態に基づいて前記リレー局選定用信号の応答であるリレー局選定用信号応答を生成し、前記リレー局選定用信号応答を前記回線の品質として前記送信局に送信することを特徴とする請求項8に記載の通信システム。 - 前記送信局は、前記分割データを再送する場合、再送前にそのデータの送信先としていたリレー局と異なる他のリレー局へ再送データを送信することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記他のリレー局を、再送前に前記識別子付加後の分割データの送信先としていたリレー局の一つとすることを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
- 前記識別子付加後の分割データの送信先とするリレー局以外に、1つ以上の再送用リレー局をさらに備え、
前記他のリレー局を、前記再送用リレー局とすることを特徴とする請求項10に記載の通信システム。 - 前記受信局は、前記リレー局から送信された分割データを正常に受信した場合、そのデータに関する受信確認応答をそのデータの送信元のリレー局に送信することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記受信局は、前記リレー局から送信された分割データを正常に受信した場合、そのデータに関する受信確認応答を1つ以上のリレー局に送信することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記受信局が受信確認応答を送信するためのパケットのACKフィールドのビット数を前記分割データの送信先のリレー局の数とし、
前記受信局は、リレー局ごとにそのリレー局から送信された分割データを正常に受信できるか否かを表す受信状態を確認し、前記ACKフィールドの各ビットにそれぞれ前記分割データの送信先のリレー局ごとの前記受信状態を示す値を格納し、前記ACKフィールドを含むパケットを1つ以上のリレー局に送信することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の通信システム。 - 基地局を制御する制御局をさらに備え、
前記送信局を基地局とした場合、
前記制御局は、自局に接続された基地局に送信データの分割方法を指示し、
前記制御局に接続された各基地局は、送信データを分割した分割データの中から、前記分割方法に基づいて基地局ごとに異なる分割データを選択し、選択した分割データにさらに基地局ごとに異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 基地局を制御する制御局をさらに備え、
前記送信局を端末とし、前記受信局を基地局および制御局とした場合、
前記リレー局は、前記端末から受信した識別子付加後の分割データをリレー局ごとに異なる基地局へ送信し、
前記基地局が、前記リレー局から受信した分割データを制御局に転送し、
前記制御局が、自局に接続された各基地局から受信した分割データを合成することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記送信局は、前記識別子付加後の分割データをリレー局に送信する送信電力を、送信先のリレー局が受信可能な最小電力とすることを特徴とする請求項16または17に記載の通信システム。
- 前記リレー局は、自局の受信能力を示す電力情報を前記送信局に送信し、
前記送信局は、前記電力情報に基づいて前記最小電力を決定することを特徴とする請求項18に記載の通信システム。 - 前記送信データを暗号化のためのキーとし、
前記送信局は、前記キーにより暗号化された被暗号化送信データを前記リレー局に送信し、
前記リレー局は、前記被暗号化送信データを前記受信局へ送信し、
前記受信局は、合成して推定した前記キーに基づいて前記被暗号化送信データを復号することを特徴とする請求項1〜19のいずれか1つに記載の通信システム。 - 前記送信データを、暗号化のためのキーおよび前記キーにより暗号化された被暗号化送信データとすることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記送信局、前記受信局および前記リレー局が、2以上の異なる通信方式を用いることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記異なる通信方式として、無線LAN通信方式、携帯電話通信方式を含むことを特徴とする請求項22に記載の通信システム。
- 前記送信データを分割した分割データの分割数を、中継に用いるリレー局の数とすることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記送信データを情報データに誤り訂正符号化を施したものとし、
前記送信局は、1つの前記分割データを用いても復号できず、かつ、前記分割データの2つ以上を合成すると前記情報データを復号することができるように前記送信データを分割することを特徴とする請求項24に記載の通信システム。 - 前記送信データを情報データに誤り訂正符号化を施したものとし、
前記送信データを、中継に用いるリレー局の数より大きい数で分割した仮分割データを合成して前記分割データとし、
前記送信局は、1つの前記分割データを用いても復号できず、かつ、前記分割データの2つ以上を合成すると前記情報データを復号することができるように前記分割データを生成することを特徴とする請求項1〜23のいずれか1つに記載の通信システム。 - 前記受信局は、前記情報データを復号できた場合、前記情報データに関するACKを1つ以上のリレー局に送信することを特徴とする請求項25または26に記載の通信システム。
- 中継に用いるリレー局の数をNとし、Mを2以上の自然数とするとき、前記送信データをM×N個に分割し、先頭から((a−1)N+i)番目(i=1〜N、a=1〜M)の分割したデータをa=1からa=Mまでについて合成した値を分割データとすることを特徴とする請求項1〜23、26、27のいずれか1つに記載の通信システム。
- 前記分割データのデータサイズを不均一とし、
前記送信局は、前記分割データをデータサイズが大きいものから順に、前記リレー局を経由した自局から前記受信局までの経路に伝搬路状態が良い順にそれぞれ対応させ、前記対応に基づいて前記分割データに対応する経路を選択し、選択した経路に含まれるリレー局に前記分割データを送信することを特徴とする請求項1〜28のいずれか1つに記載の通信システム。 - 前記受信局は、自局における受信局受信品質を測定し、前記受信局受信品質を前記リレー局経由で前記送信局に送信し、
前記送信局は、前記受信局受信品質に基づいて前記伝送路状態を決定することを特徴とする請求項29に記載の通信システム。 - 前記リレー局は、自局におけるリレー局受信品質を測定し、前記リレー局受信品質を送信局に送信し、
前記送信局は、前記受信局受信品質と前記リレー局受信品質に基づいて前記伝送路状態を決定することを特徴とする請求項30に記載の通信システム。 - 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおける送信局であって、
送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局経由で前記分割データを合成する受信局に送信することを特徴とする送信局。 - 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおけるリレー局であって、
前記送信局が送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付して送信した識別子付加後の分割データから自局の識別子に対応する分割データを受信し、
該受信した分割データを、前記分割データを受信して合成する受信局に送信することを特徴とするリレー局。 - 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおける受信局であって、
前記送信局が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付して送信した識別子付加後の分割データを、前記識別子に対応するリレー局を介して受信し、受信した前記分割データを合成することを特徴とする受信局。 - 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおける通信方法であって、
前記送信局が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局にそれぞれ送信識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局にそれぞれ送信する分割データステップと、
前記リレー局が、前記送信局から受信した分割データを受信局に送信する中継ステップと、
前記受信局が、前記リレー局から受信した分割データを合成するデータ合成ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
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