JP2009017531A - 通信システム、送信局、リレー局、受信局および通信方法 - Google Patents

通信システム、送信局、リレー局、受信局および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】送信経路での盗聴・傍受,リレー局での解読・改ざんを防止することができる通信システムを得ること。
【解決手段】送信局13と受信局14と通信の中継を行うリレー局11−1〜11−Nとを備える通信システムであって、送信局13が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局に送信し、リレー局11−1〜11−Nが、送信局13から受信した分割データを受信局14に送信し、受信局14が、リレー局11−1〜11−Nから受信した分割データを合成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、送信局と受信局が少なくとも1つのリレー局を介して通信を行う通信システムに関するものである。
送信局から受信局への信号を中継する装置(以下、リレー局という)を設置し、送信局と受信局が少なくとも1つのリレー局を介して通信を行うリレー伝送と呼ばれる伝送方法がある。以下、従来のリレー伝送の技術について説明する。
送信局と受信局の間にリレー局が設置されている。まず、送信局は、送信データをリレー局向け信号としてリレー局へ送信する。リレー局は、送信局からリレー局向け信号を受信する。さらに、リレー局は、受信したリレー局向け信号を受信局向け信号として受信局へ送信する。受信局は、リレー局から送信された受信局向け信号を受信する。このようにリレー伝送を行うことにより基地局の送信電力を小さくすることができ、また、セル端における通信品質を向上させることができる。
また、下記特許文献1では、移動局が基地局の無線ゾーンから離れた場合に、中継移動局を介して基地局と移動局が通信を行うことで通話の切断を防ぐ手法が開示されている。また、下記特許文献2では、リレー局が、情報を送信先へ転送するか否かを独立して決定することで、リレー伝送におけるエラー伝搬の危険を最小限に抑え、誤り率を最小限に抑える手法が開示されている。
特開平7−59144号公報 特表2007−505530号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば送信経路におけるデータの盗聴・傍受,リレー局におけるデータの解読・改ざんについての対策が施されていない。そのため、送信経路において盗聴・傍受,データの解読・改ざんが行われる場合や、リレー局で盗聴・傍受,データの解読・改ざんなどが行われた場合に、通信の秘匿性を保証することはできない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リレー伝送の送信経路での盗聴・傍受,リレー局での解読・改ざんを防止する通信システム、送信局、リレー局、受信局および通信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムであって、前記送信局が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局にそれぞれ送信し、前記リレー局が、前記送信局から受信した分割データを受信局に送信し、前記受信局が、前記リレー局から受信した分割データを合成することを特徴とする。
この発明によれば、送信局が送信データを分割し、分割した複数の送信データの断片を、それぞれ異なる複数のリレー局を経由して伝送するようにしたので、送信経路での盗聴・傍受,リレー局での解読・改ざんを防止することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信システムおよび通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、基地局10,リレー局11−1〜11−N(Nは自然数),端末12で構成される。リレー局11−1〜11−Nは、基地局10と端末12の無線通信の中継を行う。
図2は、基地局10から端末12への送信データ、または、端末12から基地局10への送信データの分割の一例を示す図である。図2の送信データ20は分割前のであり、分割データ21−1〜21−Nは、送信データ20を分割した送信データの断片である。
図3は、本実施の形態の信号の流れを示す図である。送信局13は、基地局10から端末12への下り回線の通信の場合には基地局10を示し、上り回線の通信の場合には端末12を示す。受信局14は、下り回線の通信の場合には端末12を示し、上り回線の通信の場合には、基地局10を示す。
図1〜3を用いて、本実施の形態の動作を説明する。まず、下り回線の通信について説明する。基地局10は、端末12宛ての送信データ20をN分割し、先頭から順番にリレー局11−1,リレー局11−2,…,リレー局11−NのID(Identifier:識別子)をそれぞれ付加した、分割データ21−1,分割データ21−2,…,分割データ21−Nを生成する(ステップS10)。
基地局10は、分割データ21−1,21−2,…,21−Nを、それぞれリレー局11−1,…,11−N向けの信号として、リレー局11−1,…,11−Nへそれぞれ送信する(ステップS11−1,S11−2,…,ステップS11−N)。
リレー局11−1は、基地局10から送信されたリレー局11−1のIDが付加されている分割データ21−1を受信し、受信した分割データ21−1を端末12へ送信する(S12−1)。同様にリレー局11−i(i=2〜N)は、基地局10から送信されたリレー局11−iのIDが付加されている分割データ21−iを受信し、受信した分割データ21−iを端末12へ送信する(S12−i)。
端末12は、リレー局11−1〜11−Nから送信された、分割データ21−1〜21−Nを受信する。そして、端末12は、受信した分割データ21−1〜21−Nを合成して基地局10から端末12宛ての送信データ20を推定する(ステップS13)。
つぎに、上り回線の通信の動作を説明する。端末12は、基地局10宛ての送信データ20をN分割し、先頭から順番にリレー局11−1.リレー局11−2,…,リレー局11−NのID(Identifier:識別子)をそれぞれ付加した、分割データ21−1,分割データ21−2,…,分割データ21−Nを生成する(ステップS10)。
端末12は、分割データ21−1,21−2,…,21−Nを、それぞれリレー局11−1,…,11−N向けの信号として、リレー局11−1,…,11−Nへそれぞれ送信する(ステップS11−1,S11−2,…,ステップS11−N)。
リレー局11−1は、端末12から送信されたリレー局11−1のIDが付加されている分割データ21−1を受信し、受信した分割データ21−1を基地局10へ送信する(S12−1)。同様にリレー局11−i(i=2〜N)は、端末12から送信されたリレー局11−iのIDが付加されている分割データ21−iを受信し、受信した分割データ21−iを基地局10へ送信する(S12−i)。
基地局10は、リレー局11−1〜11−Nから送信された、分割データ21−1〜21−Nを受信する。そして、端末12は、受信した分割データ21−1〜21−Nを合成して端末12から基地局10宛ての送信データ20を推定する(ステップS13)。
図4は、図2と異なる送信データの分割方法の一例を示す図である。図4の例では、分割データを(M×N)(Mは2以上の自然数)に分割する。分割データ30−j(j=1〜(M×N))は、送信データ20を(M×N)分割してできた先頭からi番目の送信データの断片である。図4を用いて送信データの分割方法について説明する。
まず、送信データ20を(M×N)分割し、先頭から((a−1)N+1)番目(aは1〜Mの整数)の分割データ30−1,30−(N+1),…,30−((M−1)N+1)を合成したものを分割データ21−1とする。同様に、先頭から((a−1)N+i)番目(i=1〜N)の分割データ30−i,30−(N+i),…,30−((M−1)N+i)を合成したものを分割データ21−iとする。そして、図2の例と同様に合成して生成した分割データ21−1,21−2,…,21−Nにそれぞれリレー局11−1,11−2,…,11−NのIDを付して、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nに送信する。
図4の分割方法の場合も、下り回線および上り回線の動作は、図2の場合と同様であるが、ステップS13の送信データ20の推定の際には、分割データ21−1〜21−Nから図4の分割データ30−1〜30−(M×N)を復元した後に、順序を並び替えて合成する。
なお、本実施の形態では、基地局10と端末12の通信について示しているが、複数の端末を備える通信システムの端末と端末の通信にリレー局を用いる場合など、送信局と受信局に任意の無線通信装置を用いた場合にも、同様の動作を行い、同様の効果を得ることができる。
このように、本実施の形態では、送信データ20を複数に分割し、分割データ21−1〜21−Nをそれぞれ別のリレー局を経由して送信するようにした。このため、各リレー局では、送信データ20の一部を受信せず、送信データ20の全部を知ることができない。したがって、送信経路での盗聴・傍受,リレー局での解読・改ざんを防止することができる。また、分割方法を複雑にすると、さらに、送信経路での盗聴・傍受,リレー局での解読・改ざんが困難となり、秘匿性を高めることができる。
実施の形態2.
図19は、本発明にかかる通信システムの実施の形態2の送信データの分割方法の一例を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。図19は、基地局10から端末12への送信データ、または、端末12から基地局10への送信データの分割方法の一例を示している。上り回線の場合は、送信局である端末12が、下り回線の場合は、送信局である基地局10が、この分割を実施する。また、この分割方法により分割されたデータは、実施の形態1と同様にリレー局を経由して受信局(上り回線の場合は基地局10,下り回線の場合は端末12)が分割されたデータの合成、復号を行う。以下、実施の形態1と異なる部分のみ説明する。
実施の形態1では、送信データに誤り訂正符号化が施されているか否かは問わなかったが、本実施の形態では、送信データに任意の誤り訂正符号化を施す。図19の誤り訂正符号化前送信データ200は誤り訂正符号化を行う前の送信データ(すなわち誤り訂正符号化がされていない情報データ),誤り訂正符号化後送信データ201は誤り訂正符号化前送信データ200に誤り訂正符号化処理を施したデータ,分割データ202−1〜202−K(Kは3以上の自然数)は誤り訂正符号化後送信データ201をK分割したデータである。
つづいて、図19を用いて本実施の形態の送信データの分割方法について説明する。まず、誤り訂正符号化前送信データ200に対して符号化率R(0<R<1)の任意の誤り訂正符号化を施し、誤り訂正符号化後送信データ201を作成する。誤り訂正符号化後送信データ201のデータサイズは、誤り訂正符号化前送信データ200のデータサイズの1/R倍となる。
つぎに、誤り訂正符号化後送信データ201をK個に分割する。この分割の際、誤り訂正符号化後送信データ201をK分割した分割データ202−1〜202−Kのいずれか1つからは誤り訂正符号化前送信データ200を復号することはできず、かつ、分割データ202−1〜202−Kのうちの任意の2つを合成した場合に誤り訂正符号化前送信データ200を復号することができるように分割する。ここで、分割数Kはリレー局の数Nと等しい数とする。
上述のように分割する具体例として、たとえば、次のような分割方法がある。誤り訂正符号化前送信データ200に符号化率1/2の畳み込み符号を施し誤り訂正符号化後送信データ201を作成する。このとき、誤り訂正符号化後送信データ201のデータサイズは、誤り訂正符号化前送信データ200の2倍となる。そして、誤り訂正符号化後送信データ201を3等分して分割データ202−1〜202−3を生成する。
このように分割してできた分割データ202−1〜202−3の1つのデータサイズは誤り訂正符号化前の送信データ200のデータサイズの2/3となり、誤り訂正符号化前送信データ200のデータサイズより小さくなる。一方、分割データ202−1〜202−3のうち任意の2つを合成したデータのデータサイズは、誤り訂正符号化前送信データ200のデータサイズの4/3となり、誤り訂正符号化前の送信データ200のデータサイズより大きくなる。したがって、分割データ202−1〜202−3のうちの1つを用いた場合は復号することができないが、分割データ202−1〜202−3のうち任意の2つを合成させると復号することができる。
なお、上述の例では送信データに誤り率1/2の誤り訂正符号化を施した後に3等分したが、これに限らず、分割データ202−1〜202−Kの1つを用いた場合には誤り訂正符号化前送信データ200を復号するができず、かつ、分割データ202−1〜202−Kのうち任意の2つを合成したものから誤り訂正符号化前送信データ200を復号することができるような方法であれば、符号化率,分割方法,分割数はどのようなものでもよい。
なお、上述の例では、分割数をリレー局の数と同一としたが、分割数をリレー局の数と異なるようにしてもよい。図20は、本実施の形態の送信データの別の分割方法の一例を示す図である。図20の誤り訂正符号化前送信データ200,誤り訂正符号化後送信データ201は、それぞれ図19の例の誤り訂正符号化前送信データ200,誤り訂正符号化後送信データ201と同様である。
図20の例では、誤り訂正符号化後送信データ201をK´個に分割(K´は、N=K<K´を満たす自然数)する。1次分割データ203−1〜203−K´は、誤り訂正符号化後送信データ201をK´個に分割したデータである。2次分割データ204−1〜204−Nは、1次分割データ203−1〜203−K´のうち1つ、または、1次分割データ203−1〜203−K´の複数個を、重複を許さずに合成したものである。
図20を用いて分割方法を説明する。まず、誤り訂正符号化後送信データ201をK´分割する。このとき、1次分割データ203−k(k=1〜K´)のデータサイズは均一でも不均一でもよいが、1次分割データ203−1〜203−K´のうちの1つからは誤り訂正符号化前送信データ200を復号できないように誤り訂正符号化後送信データ201を分割する。そして、1次分割データ203−1〜K´のうちから任意の1つを選択し、または1次分割データ203−1〜203−K´のうちの任意の複数個を選択して合成し、2次分割データ204−1を作成する。このとき、2次分割データ204−1のみからは誤り訂正符号化前の送信データ200を復号できないようにする。同様に2次分割データ204−2〜204−Nを作成する。ただし、2次分割データ204−1〜204−Nのうち任意の2つを合成すると誤り訂正符号化前送信データ200を復号できるように2次分割データ204−1〜204−Nを作成する。なお、送信データの断片である2次分割データ204−1〜204−Nを作成する際には、1次分割データ203−1〜203−K´はそれぞれ1回ずつ選択されるものとする。
以上説明した送信データの分割方法以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、送信データに誤り訂正符号化を施し誤り訂正符号化後の送信データを分割データ202−1〜202−Kに分割し、分割データ202−1〜202−Kのいずれか1つからは誤り訂正符号化前送信データ200を復号することはできず、かつ、分割データ202−1〜202−Kのうちの任意の2つを合成した場合に誤り訂正符号化前送信データ200を復号することができるようにした。このため、3つ以上の複数のリレー局を介した経路のうち、通信不能な経路が存在する場合にも、その経路以外の任意の2つの経路で通信が可能であれば受信局で送信データを復号することが可能となる。したがって、通信不能な経路が存在しても、再送を行う必要がなくなり伝送効率を向上させる効果を奏する。また、1つの送信データの断片のみでは送信データを復号できない、すなわち各リレー局においては送信データを復号することができないため秘匿性を維持できる。
実施の形態3.
本発明にかかる通信システムの実施の形態3の送信データの分割方法と送信方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
まず、基地局10が送信局となり、端末12が受信局となる下り回線について説明する。基地局10は、リレー局11−1〜11−Nを経由した各経路の伝搬路状態が既知の場合、図2に示した送信データ20を不均一に分割する。すなわち、図2に示した分割データ21−1〜21−Nのデータサイズを不均一にする。そして、基地局10は、伝搬路状態の良い経路から順に、分割データ21−1〜21−Nをデータサイズの大きい順に送信する。なお、実施の形態2の同様の分割方法を採用し、202−1〜202−Kまたは204−1〜204−Nのデータサイズを不均一にして、同様に伝搬路状態の良い経路から順に、分割データ21−1〜21−Nをデータサイズの大きい順に送信するようにしてもよい。
基地局10が、リレー局11−1〜11−Nを経由した各経路の伝搬路状態を知る方法の一例として以下の方法が挙げられる。まず、端末12は、リレー局11−1〜11−Nから受信したデータの受信S/N(Signal/Noise)比,BER(Bit Error Rate)などの受信品質情報を測定し、その受信品質情報をリレー局−端末間伝搬路状態情報としてリレー局11−1〜11−Nへ送信する。リレー局11−1〜11−Nは、基地局10から受信したデータの受信品質情報(受信S/N,BERなど)を測定し、その受信品質情報を基地局−リレー局間伝搬路状態情報とする。そして、基地局−リレー局間伝搬路状態情報と端末12から受信したリレー局−端末間伝搬路状態情報を基地局10へ送信する。
基地局10は、リレー局11−1〜11−Nのそれぞれから、基地局−リレー局間伝搬路状態情報とリレー局−端末間伝搬路状態情報を受信する。そして、基地局10は、リレー局11−i(i=1〜N)から送信された基地局−リレー局間伝搬路状態情報に基づいて、基地局10とリレー局11−iの間の伝搬路状態を知ることができる。また、基地局10は、リレー局11−iから送信されたリレー局−端末間伝搬路状態情報に基づいて、リレー局11−iと端末12の間の伝搬路状態を知ることができる。このようにして、リレー局11−iを経由した基地局10と端末12間の伝搬路状態を知ることができる。
つづいて、各経路の伝搬路状態の順位付けを行う方法の一例を説明する。まず、リレー局−端末間伝搬路状態情報に基づいて端末12の受信品質の良い順番に各経路の順位付けをする。そして、端末12の受信品質が等しい場合、その受信品質が等しい経路について基地局−リレー局間伝搬路状態情報に基づいてリレー局11−1〜11−Nの受信品質の良い順番に順位付けを行う。
なお、リレー局11−1〜11−Nが、端末12から受信したリレー局−端末間伝搬路状態情報のみを基地局10へ送信し、基地局10はリレー局−端末間伝搬路状態情報に基づいて伝搬路状態による経路の順位付けを行う構成としてもよい。
上り回線の場合に本実施の形態の動作を適用する場合には、上記の基地局10と端末12の動作を入れ替えて、下り回線と同様の動作を行えばよい。
以上説明した送信データの分割方法以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、伝搬路状態の良い経路ではデータサイズの大きな分割データを送信し、伝搬路状態の悪い経路ではデータサイズの小さな分割データを送信するようにした。このため、実施の形態1または実施の形態2と同様に秘匿性を保ちつつ、さらに、実施の形態1または実施の形態2に比べ伝送効率を向上させ、スループットを向上させることができる。
実施の形態4.
図5は、本発明にかかる通信システムの実施の形態4の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、実施の形態1の基地局10,端末12を基地局10a,端末12aに替えているがそれ以外は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、基地局10aおよび端末12aが指向性のあるN個のビームを形成する。
図5では、基地局10aの送信ビームを示しており、ビーム40−1〜40−Nは、基地局10aの生成する各々の送信ビームである。図6は、端末12aが指向性のあるN個のビームを形成した場合の例を示す図である。図6のビーム50−1〜50−Nは、端末12aの生成する各々の送信ビームである。
まず、本実施の形態の下り回線の通信の動作について説明する。基地局10aは、自局のN本の各アンテナの位相をそれぞれ異なる値に設定することで、指向性のあるN個のビーム40−1〜40−Nを形成する。基地局10aは、あらかじめ、リレー局11−1〜11−Nからチャネル情報などを受信しており、各リレー局の存在する方向を把握していることとする。基地局10aは、ビーム40−1,40−2,…,40−Nの指向方向をそれぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nの方向に設定する。
基地局10aは、実施の形態1と同様に、送信データ20を分割して分割データ21−1〜21−Nを生成する。そして、基地局10aは、分割データ21−1,21−2,…,21−Nをそれぞれビーム40−1,40−1,…,40−Nを用いて、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nに送信する。本実施の形態のこれ以外の下り回線の通信の動作は実施の形態1と同様である。
つぎに、本実施の形態の上り回線の通信の動作について説明する。端末12aは、自局のN本の各アンテナの位相をそれぞれ異なる値に設定することで、指向性のあるN個のビーム50−1〜50−Nを形成する。端末12aは、あらかじめ、リレー局11−1〜11−Nからチャネル情報などを受信しており、各リレー局の存在する方向を把握していることとする。端末12aは、ビーム50−1,50−2,…,50−Nの指向方向をそれぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nの方向に設定する。
端末12aは、実施の形態1と同様に、送信データ20を分割して分割データ21−1〜21−Nを生成する。そして、端末12aは、分割データ21−1,21−2,…,21−Nをそれぞれビーム50−1,50−2,…,50−Nを用いて、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nに送信する。本実施の形態のこれ以外の上り回線の通信の動作は実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では、基地局10aと端末12aがN個のビームを形成するためにN個のアンテナを備えることとしたが、これに限らず、たとえば、1つのアンテナの向きを変化させることで指向性のあるN個のビームを形成するなどの方法を用いてもよい。
このように、本実施の形態では、送信局のビームに指向性を持たせ複数の送信ビームを形成し、送信ビームをそれぞれ異なるリレー局に指向させて、それぞれのリレー局宛にデータを送信するようにした。このため、1つのリレー局には、自局宛の分割データしか届かないことになり、さらに秘匿性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では送信局のビームに指向性を持たせるようにしたが、さらに、リレー局11−1〜11−Nのビームについても指向性を持たせるようにしてもよい。この場合、各リレー局11−1〜11−Nの指向性ビームの指向方向を、下り回線では端末12aの方向に、上り回線では基地局10aの方向にそれぞれ設定する。なお、リレー局11−1〜11−Nは、あらかじめ、基地局10a,端末12aからそれぞれチャネル情報などを受信しており、基地局10a,端末12aの存在する方向を把握しているものとする。
このような構成とすることにより、リレー局からリレー局へのデータの送信を回避することができ、秘匿性をさらに高めることができる。
実施の形態5.
本発明にかかる通信システムの実施の形態5の送信データの送信方法について説明する。実施の形態4では、送信局のビームに指向性を持たせることで、各リレー局宛の分割データが他のリレー局に届かないようにすることにより、リレー局が受信する分割データの重複を回避したが、本実施の形態では、送受信局とリレー局間の通信をスペクトル拡散(Spread Spectrum;以下、SSという)通信方式で行うことによりリレー局が受信する分割データの重複を回避する。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態の動作を、図1を用いて説明する。まず、基地局10が送信局,端末12が受信局となる下り回線について説明する。基地局10が送信データをリレー局11−1〜11−Nに送信する際にSS方式を用いて送信する。このとき、各リレー局11−1〜11−Nには、それぞれ異なる拡散符号を対応させるようにする。また、各リレー局11−1〜11−Nに対応する拡散符号は、他の(自局以外の)リレー局11−1〜11−Nで未知となるようにする。
上り回線について、本実施の形態の送信方法を適用する場合には、送信局を端末12とし、受信局を基地局10として、上述の基地局10,端末12をそれぞれ端末12,基地局10に置き換えて動作を行うようにすればよい。本実施の形態のこれ以外の動作については、実施の形態1と同様である。また、実施の形態2の分割方法を採用する場合、実施の形態3の分割方法および送信方法を採用する場合に、拡散符号を用いて送信するようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、リレー局ごとに異なる拡散符号を用いてSS方式により送信データを送信するようにした。このため、リレー局は自局以外のリレー局の拡散符号は知らないため、自局以外のリレー局に送信されたデータを受信したとしても復調することができず、秘匿性を高めることができる。
また、さらに、リレー局11−1〜11−Nが送信データを端末12または基地局10へ送信する際にも、SS方式を用いて送信するようにしてもよい。このとき、各リレー局11−1〜11−Nでは、それぞれ異なる拡散符号を使用することとする。また、各リレー局11−1〜11−Nが使用する拡散符号は、他の(自局以外の)リレー局11−1〜11−Nでは未知となるようにする。
このようにすると、リレー局11−1〜11−Nが、他のリレー局が受信局に送信したデータを受信したとしても復調することができず、秘匿性を高めることができる。
実施の形態6.
図21は、本発明にかかる通信システムの実施の形態6の構成例を示す図である。リレー局11−1〜11−N,基地局10,端末12は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態1の通信システムに、基地局10と端末12の双方と接続可能なリレー局11−(N+1)を追加している。また、本実施の形態では、リレー局11−1と端末12間の通信路300で通信障害が発生し、通信が不能な状態であるとする。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。
図21を用いて本実施の形態の動作を説明する。本実施の形態では、通常(通信不能な通信路が無い場合)は、実施の形態1と同様にリレー局11−1〜11−Nを用いて分割データを送信しており、リレー局11−(N+1)は分割データの送信に用いない。すなわち、リレー局11−(N+1)は再送用のリレー局と考えてもよい。リレー局11−1と端末12間の通信路300で通信が不能となりデータの再送が必要となった場合、本実施の形態では、送信局(基地局10または端末12)は、リレー局11−1を介して送信すべきデータをリレー局11−(N+1)に送信する。すなわち、図21に点線で示した経路を用いて通信を行う。リレー局11−(N+1)は、基地局10と端末12の双方と接続可能なリレー局であり、リレー局11−2〜11−Nとは異なるリレー局である。ただし、Nが3以上の場合は、送信局が、リレー局11−1を介して送信すべきデータをリレー局11−2〜11−Nのいずれか1つのリレー局に送信する構成としてもよい。
送信局が、通信路300で通信が不能でありリレー局11−1を介して送信したデータの再送が必要であることを知る方法の一例として以下の方法がある。下り回線について考えると、伝搬路可逆性が成り立つTDD(Time Division Duplex)のようなシステムでは、端末12はリレー局11−1〜11−Nから正常にデータを受信すると,各受信データに対するACK(受信確認応答)を各受信データの送信先であるリレー局に送信する。また、伝搬路可逆性が成り立たないFDDのようなシステムでは、端末12はリレー局11−1〜11−Nから正常にデータを受信すると、各受信データに対するACKをリレー局11−1〜11−Nの任意の1つまたは複数のリレー局へ送信する。基地局10は、端末12からリレー局11−1を介した通信に関するACKを受信しない場合には、リレー局11−1を介した通信で再送が必要であると判断する。
また、端末12がACK情報(正常に受信したことを通知するための情報)を次のように通知するようにしてもよい。ACKパケットのACKフィールドのビット数を端末12が接続しているリレー局数(N)とし、ACKフィールドの各ビットを各リレー局に対するACK情報に対応させる。そして、端末12は、ACKフィールドを含むパケットをリレー局11−1〜11−Nの任意の1つまたは複数のリレー局へ送信する。たとえば、端末12がリレー局11−i(i=1〜N)からのデータを正常に受信できた場合にはACKフィールドのi番目のビットを“1”に設定し、正常に受信できない場合にはACKフィールドのi番目のビットを“0”に設定する。なお、ビット値の設定は、これに限らず、正常にした場合と正常に受信できない場合のビットの対応を逆(正常に受信した場合に“0”に設定)にしてもよい。基地局10は、端末12から受信したACKパケットのACKフィールドを参照し、ACKフィールドのリレー局11−1に対応する値が正常の受信を示していない場合に、リレー局11−(N+1)を介した通信で再送が必要であると判断できる。
また、上り回線でも、基地局10が同様にACKまたはACK情報を送信することで、端末12はリレー局11−1を介した通信で再送が必要であるか否かを判断することができる。通信路の通信が不能となったとき以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、上述の例では、リレー局11−1と端末12間の通信路が通信不能となる例を示したが、これに限らず、他の通信路で通信が不能となる場合にも、同様に、その通信が不能となった通信路で送信すべきデータをリレー局11−(N+1)(または、通信が不能となった通信路以外のリレー局)を経由して再送を行うようにしてもよい。
また、リレー局の数をN+α(αは自然数)とし、複数の通信路で通信が不能となった場合にも対応できるようにしてもよい。この場合、送信局は、正常に通信が行われている通信路に対応するリレー局のなかからリレー局を選択し、選択したリレー局に通信不能となった通信路で通信するべき送信データを送信する。このとき、送信局は1つのリレー局に全ての分割データを送信することにならないようにリレー局を選択する。このようにすることにより、1つのリレー局に全ての分割データを送信することがなくなるため、通信が不能な通信路が存在する場合にも秘匿性を維持できる。
上述の例では、実施の形態1の通信システムについて一部の通信路で通信が不能となる場合について示したが、これに限らず、実施の形態2〜5のいずれか一つの通信システムで、上述の例と同様に再送の必要性の判断を行い、リレー局11−(N+1)、または、通信不能となった通信路以外に対応する他のリレー局に、通信不能となった通信路経由で送信すべきデータを送信するようにしてもよい。
また、実施の形態2の図19または図20のように、誤り訂正符号化前送信データ200に誤り訂正符号化が施されている場合には、分割データ202−1〜202−Kまたは2次分割データ204−1〜204−Nのうちの一部が受信可能であれば(分割データ202−1〜202−Kまたは2次分割データ204−1〜204−Nの全てを受信できない場合でも)、誤り訂正符号化前送信データ200を復号可能な場合がある。この場合には、ACKを分割データ単位ではなく送信データ(誤り訂正符号化前送信データ200)単位で送信するようにしてもよい。このようにすることにより、ACKの送信頻度を減らすことができる。
たとえば、K=3とするとき、下り回線で、端末12が、分割データ202−1〜202−3の複数個を受信し、誤り訂正符号化前送信データ200を復号できたとする。この場合、端末12は、誤り訂正符号化前送信データ200についてのACKをリレー局11−1〜11−3のうち1つ以上の局に送信する。端末12は、誤り訂正符号化前送信データ200を復号できなかった場合には、分割データ202−1〜202−3のうち受信できたデータについてのACKを、リレー局11−1〜11−3のうち1つ以上の局に送信する。端末12が、分割データ202−1〜202−3のうち受信できたデータについてのACKと受信できなかったデータについてのNACK(否定応答)とをリレー局11−1〜11−3のうち1つ以上の局に送信するようにしてもよい。また、端末12が、分割データ202−1〜202−3のうち受信できたデータについてのACKを送信する替わりに、誤り訂正符号化前送信データ200についてのNACKをリレー局11−1〜11−3のうち1つ以上の局に送信するようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、通信不能となった通信路があった場合に、その通信路に対応するリレー局以外の通信可能なリレー局を経由して、その通信不能となった通信路で送信すべきデータを送信するようにした。このため、実施の形態1の効果を実現するとともに、再送の回数を減らし、伝送効率を向上させることができる。
また、実施の形態2に本実施の形態の動作を適用する場合、分割データ単位ではなく送信データ単位でACKを送信するようにすると、ACKの送信量を削減することができる。
実施の形態7.
図7は、本発明にかかる通信システムの実施の形態7の構成例を示す図である。図7に示すように、本実施の形態の通信システムは、リレー局11−1〜11−N,基地局60−1〜60−N,制御局61,端末12で構成されている。基地局60−1〜60−Nは有線網によって接続され、同じく有線網によって接続される制御局61によって制御される。リレー局11−1〜11−N,端末12は実施の形態と同様である。本実施の形態では、基地局60−1、60−2,…,60−Nは、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nを介して端末12と無線通信を行う。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。図8は、基地局60−1〜60−Nから端末12への信号の流れを示す図である。図7および図8を用いて下り回線の動作について説明する。まず、制御局61は、基地局60−1〜60−Nに、送信データを分割するための制御信号を送信する(ステップS21−1〜S21−N)。また、端末12への送信データ20は、制御局61から基地局60−1〜60−Nに送信されていることとする。ステップS21−1〜S21−Nで、送信データ20も同時に送信するようにしてもよい。
基地局60−1は、制御局61から送信された制御信号に基づいて端末12宛ての送信データ20をN分割し、先頭のものにリレー局11−1のIDを付加した分割データ21−1を生成する(ステップS10)。同様に、基地局60−i(i=1〜N)は、制御局61から送信された制御信号に基づいて端末12宛ての送信データ20をN分割し、先頭からi番目のものにリレー局11−iのIDを付加した分割データ21−iを生成する(ステップS10)。そして、基地局60−iは、分割データ21−iをリレー局11−iへ送信する(ステップS22−i)。これ以外の動作は実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では、ステップS21−1〜ステップS21−NとステップS10の2つのステップ(ステップS20)で、分割データを生成するようにしているが、たとえば、以下に示すような方法としてもよい。
図9および図10は、送信データ20を異なる分割方法で分割する場合の動作の一例を示した図である。まず、図9の例について説明する。制御局61は、送信データの分割方法を制御するための信号を、基地局60−L(Lは1〜Nのいずれかひとつの数値)へ送信する(ステップS21−L)。また、制御局61は基地局60−Lに送信データ20を送信しておくこととする。なお、ステップS21−Lで送信データ20を同時に基地局60−Lに送信するようにしてもよい。
基地局60−Lは、制御局61から送信された制御信号に基づいて端末12宛ての送信データ20をN分割し、先頭の分割データから順番に、リレー局11−1,11−2,…,11−NのIDをそれぞれ付加し、分割データ21−1,21−2,…,21−Nとして生成する(ステップS10)。そして、基地局60−Lは、分割データ21−1,21−2,…,21−Nをそれぞれ基地局60−1,60−2,…,60−Nに送信する(ステップS30−1〜S30−N)。以上のステップを図8のステップ20の替りに行う。それ以外の動作は図8の場合と同様である。
つぎに図10の例について説明する。まず、制御局61は、端末21宛ての送信データ20をN分割し、先頭の分割データから順番に、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−NのIDを付加して、分割データ21−1,21−2,…,21−Nとして生成する(ステップS10)。そして、制御局61は、分割データ21−1,21−2,….21−Nを、それぞれ基地局60−1,60−2,…,60−Nへ送信する(ステップS40−1〜ステップS40−N)。以上のステップを図8のステップS20の替りに行う。それ以外の動作は図8の場合と同様である。
つづいて、上り回線の動作を説明する。図11は、端末12から基地局60−1〜60−Nへの信号の流れを示す図である。まず、端末12は、実施の形態1と同様に分割データ21−1,21−2,…,21−Nを生成し(ステップS10)、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nに送信する(ステップS11−1〜S11−N)。
そして、リレー局11−1,11−2,…,11−Nは、基地局60−1,60−2,…,60−Nに、それぞれ分割データ21−1,21−2,…,21−Nを送信する(ステップS12−1〜S12−N)。
基地局60−iは、リレー局11−iから送信された分割データ21−iを受信し、受信した分割データ21−iを制御局61に送信する(ステップS51−i)。制御局61は、受信した分割データ21−1〜21−Nを合成し、端末12から基地局60−1〜60−N宛に送信された送信データ20を推定する(ステップS13)。制御局61は、推定した送信データ20が基地局60−1〜60−Nに送信する必要がある場合には、さらに基地局60−1〜60−Nに送信するが、基地局および制御局を経由した他の端末などへの送信データである場合には、そのまま送信データの宛先への転送を行う。これ以外の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では、基地局60−1〜60−Nが分割データ21−1〜21−Nを受信してから制御局61が合成するまでのステップ(ステップS50)を、上述のステップS51−1〜S51−NとステップS13としたが、これに限らず、ステップS50に相当する部分を他の合成方法としてもよい。
図12は、合成方法(ステップS50に相当する処理)を図11の例とは異なる方法で実施する場合の信号の流れの一例を示す図である。ステップS50より前の処理は図11の例と同様である。基地局60−1〜60−Nのうちの任意のひとつの基地局で、受信データの合成が行われる。まず、制御局61は、受信データの合成方法を制御するための信号(以下、合成方法制御信号という)を基地局60−1〜60−Nへ送信する(ステップS60−1〜S60−N)。制御局61は、合成方法制御信号により受信データの合成を行う基地局と受信データの合成方法を指定する。
基地局60−1で合成が行われる場合は、基地局60−2〜60−Nは、合成方法制御信号に基づいて受信した分割データ21−2〜21−Nを、基地局60−1に送信する(ステップS61−2〜S61−N)。また、基地局60−2で合成が行われる場合は、基地局60−1,60−3〜60−Nは、合成方法制御信号に基づいて受信した分割データ21−1,21−3〜21−Nを、基地局60−2に送信する(ステップS62−1〜S62−N)。同様に、基地局60−Nで合成が行われる場合は、基地局60−1〜60−(N−1)は、合成方法制御信号に基づいて受信した分割データ21−1〜21−(N−1)を、基地局60−Nに送信する(ステップS63−1〜S63−N)。
そして、合成方法制御信号により受信データの合成を行う基地局として指定された基地局は、分割データ21−1〜21−Nの合成を行う。そして、基地局60−1で合成を行った場合には、基地局60−1は、合成した送信データの推定結果を制御局61へ送信する(ステップS64−1)。基地局60−2で合成を行った場合には、基地局60−2は、合成した送信データの推定結果を制御局61へ送信する(ステップS64−2)。基地局60−Nで合成を行った場合には、基地局60−Nは、合成した送信データの推定結果を制御局61へ送信する(ステップS64−N)。
なお、本実施の形態では、図9または図10の分割方法を用いる例について説明したが、実施の形態2で説明した図19または図20の分割方法を用いて分割するようにしてもよい。この場合、分割データを生成する局(端末12または基地局60−Lまたは制御局61)が、送信データに誤り訂正符号化を行った後にデータを分割し、分割データを合成する局(端末12または基地局60−Lまたは制御局61)が復号を行うようにすればよい。
また、実施の形態2と同様に、分割データの生成の際に、データサイズを不均一とし、通信品質の良い通信路から順にデータサイズの大きいデータを送信するようにしてもよい。
このように、端末12は複数の異なる基地局60−1〜60−Nとの間でそれぞれ異なるリレー局経由で各々異なる分割データを送受信するようにした。このため、各リレー局では送信データの一部しか届かず、送信データの全部を知ることができない。したがって、送信経路での盗聴・傍受,リレー局での解読・改ざんを防止することができる。
実施の形態8.
図13は、本発明にかかる通信システムの実施の形態8の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、実施の形態3の基地局60−1〜60−Nを基地局60a−1〜60a−Nに替える以外は実施の形態3と同一である。実施の形態3と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示す受信範囲70−1,70−2,…,70−Nは、それぞれ基地局60a−1,60a−2,…,60a−Nが送信する電波を受信できる範囲を示している。本実施の形態では、基地局60a−1,…,60a−Nは、それぞれリレー局11−1,11−2,…,11−Nが受信することができる最小の電力で送信を行う。たとえば、基地局60a−1が送信する電波を受信できる場合は、受信範囲70−1であり、リレー局11−1を含む範囲となっている。本実施の形態のこれ以外の動作は、実施の形態3と同様である。
また、さらに、リレー局11−iが基地局60a−iに受信強度,希望する送信電力などの自局の受信能力を示す電力情報を通知するようにしてもよい。その場合、基地局60a−iは、リレー局11−iから送信された電力情報をもとにリレー局11−iが電波を受信するために必要な最小限の電力で送信を行う。リレー局11−iが、定期的または基地局60a−iからの要求に応じて電力情報を送信するようにすることにより、基地局60a−iは、適応的な送信電力を制御することができる。
このように、本実施の形態では、基地局60a−1〜60a−Nが送信電力を制限して送信する。このため、基地局60a−1〜60a−Nの消費電力を低減させることができるとともに、基地局60a−1〜60a−Nが送信する電波を受信できるリレー局を限定することができるため、実施の形態2よりさらに秘匿性を高めることができる。また、基地局60a−1〜60a−Nの送信電力を低減することにより、下り回線の干渉量を低減することができる。その結果、他の下り回線の通信品質を向上させることができ、また、基地局の収容量を増大させることができる。
さらに、リレー局11−iが基地局60a−iに電力情報を知らせることにより、基地局60a−iは、必要最小限な電力となるように送信電力を適応的に変化させることができる。
実施の形態9.
図14は、本発明にかかる実施の形態9の送信データのデータフォーマットの一例を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。本実施の形態では、送信側で暗号化してデータを送信する。図14に示すように、本実施のデータフォーマットは、暗号化された送信データである暗号化データ80と、暗号化データ80を復号するためのキー81と、を含む。
受信側で、暗号化データ80を復号するためには、暗号化データ80の全てとキー81の全てを知る必要がある。本実施の形態では、キー81を分割して送信し、暗号化データ80の分割は行わない。図15は、キー81の分割の一例を示す図である。図15の分割キー90−1〜90−Nは、キー81をN分割して生成された分割キーである。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。送信局である基地局10または端末12は、キー81をN分割し、先頭から順番に、リレー局11−1,11−2,…,11−NのIDを付加した分割キー90−1,90−2,…,90−Nを生成する。そして、分割キー90−1,90−2,…,90−Nは、実施の形態1の分割データ21−1,21−2,…,21−Nの送信および合成と同様の動作により送信および合成される。また、暗号化データ80については、分割されずに、リレー局11−1〜11−N経由で受信局(端末12または基地局10)に送信される。そして、受信局では、合成して推定したキーを用いて暗号化データ80を復号する。
なお、本実施の形態では、暗号化データ80については分割せずに送信したが、暗号化データ80も分割して送信するようにしてもよい。図16は、暗号化データ80とキー81の分割の一例を示す図である。図16の分割暗号化データ100−1〜100−Nは、暗号化データ80をN分割して生成されたデータの断片である。
図16のように分割されたデータを送信する場合の動作を説明する。まず、送信局は、暗号化データ80をN分割し、先頭から順番に、リレー局11−1,11−2,…,11−NのIDを付加して、分割暗号化データ100−1,100−2,…,100−Nを生成する。キー81については、図15の例と同様に分割する。そして、分割暗号化データ100−1〜100−Nおよびキー81を、実施の形態1の分割データ21−1〜21−Nの送信および合成と同様の動作により、送信および合成する。そして、基地局12は、合成により推定した暗号化データを合成により推定したキーで復号する。
なお、本実施の形態では、暗号化データ80,キー81を図2で示した例と同様の方法で分割しているが、分割方法は、これに限らず、たとえば、図4の例の分割方法とするなど、他の分割方法としてもよい。
このように、本実施の形態では、送信データを暗号化し、暗号化されたデータを復号するためのキーを複数に分割し、分割キーを別々の複数のリレー局を経由して送信するようにした。このため、各リレー局では、暗号化されたデータおよびキーの一部しか受信できず、実施の形態1にくらべさらに秘匿性を高めることができる。
さらに、暗号化されたデータとキーの両方を分割して送信ようにすると、各リレー局は、暗号化されたデータの一部とキーの一部しか受信できず、さらに秘匿性を高めることができる。また、暗号化されたデータとキーの両方を分割して送信することで、任意の1回線における送信ビット数を低減することができ、基地局の収容量を増大させることができる。
実施の形態10.
以上の実施の形態では、同じ通信手段(通信方式)を使用して分割された送信データを送信したが、本実施の形態では、別々の通信手段を使用して分割された送信データを送信する。図1と図5と図6の構成例では、N個のリレー局を使用し、図7と図13の構成例では、N個の基地局を使用分割したデータを送信している。本実施の形態では、たとえば、これらの構成例のうちリレー局11−1を介する通信を無線LANシステムとし、その他のリレー局を介する通信を携帯電話システムとする。本実施の形態の構成例は、これに限らず、任意のネットワーク方式,無線通信のうち異なる通信手段を用いたリレー局を混在させた通信システムとしてもよい。
このように、本実施の形態では、異なる通信手段が混在する通信システムで、実施の形態1〜5と同様の動作を行う。このため、異なる通信手段を有する端末が混在する場合であっても、実施の形態1〜5と同様の効果を得ることができる。なお、以上示した例では、無線LANシステムと携帯電話システムが混在する例について示しているが、それぞれの通信方式を、任意のネットワークや別の方式の無線通信等の媒体に置き換えて送信しても同様の効果を奏する。
実施の形態11.
図17は、本発明にかかる実施の形態11の通信システムのリレー局選定までの信号の流れを示す図である。実施の形態1〜6では、下り回線で使用するリレー局の数と上り回線で使用するリレー局の数を同一としたが、本実施の形態では、下り回線で使用するリレー局数と上り回線で使用するリレー局数が異なる。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は同一の符号を付して説明を省略する。
図17の送信局13は、下り回線の場合には基地局10,上り回線の場合には端末12である。図17の受信局14は、下り回線の場合には端末12,上り回線の場合には基地局10である。本実施の形態では、リレー局11−1〜11−Nのなかから以下の動作によってデータの中継に使用するリレー局を選定する。
まず、送信局13は、リレー局11−1〜11−Nごとに異なるN個のリレー局選定用信号を生成し(ステップS80)、それぞれのリレー局選定用信号をリレー局11−1〜11−Nへ送信する(ステップS81−1〜S81−N)。リレー局選定用信号は、後述のとおり受信局14で正常に受信できたか否かを判定するために用いる信号であるため、リレー局選定用信号であることを示す識別子が含まれていればどのような信号を用いてもよい。
リレー局11−iは、送信局13から送信されたリレー局選定用信号を受信し、第i番目のリレー局選定用信号として(iの識別子を付して)受信したリレー局選定用信号を受信局14へ送信する(ステップS12−1〜S12−N)。
受信局14は、リレー局11−1〜11−Nから送信されたリレー局選定用信号を受信し、受信したリレー局選定用信号に基づいてリレー局選定用信号応答を生成する(ステップS82)。図18は、受信局が生成するリレー局選定用信号応答のデータフォーマットを示す図である。図18のリレー局選定用信号応答110は受信局14が送信局13から送信されたリレー局選定用信号に対する応答であり、リレー局選定信号応答フィールド111−1〜111−Nは、リレー局ごとの応答の内容を示すためのフィールドである。なお、リレー局選定用信号応答の生成方法については、後述する。
受信局14は、リレー局選定用信号応答110をリレー局11−1〜11−Nに送信する(ステップS83−1〜S83−N)。リレー局11−iは、受信局から送信されたリレー局選定用信号応答110を受信し、リレー局の番号を示す識別子を付して送信局13へ送信する(ステップS84−1〜S84−N)。
送信局13は、リレー局11−1〜11−Nから送信されたリレー局選定用信号応答110を受信し、リレー局選定用信号応答110に基づいて送信局13から受信局14へ信号を送信するときに使用するリレー局を選定する(ステップS85)。なお、このリレー局の選定法については後述する。
つづいて、ステップS82のリレー局選定用信号応答の生成方法の一例について説明する。受信局14は、リレー局選定用信号に付加されたリレー局の番号を示す識別子に基づいてそのリレー局選定用信号がどのリレー局から送信されたかを特定する。そして、受信局14は、リレー局11−iから送信されたリレー局選定用信号を正常に受信できた場合に、リレー局選定用信号応答110のリレー局選定信号応答フィールド111-iを“1”にする。また、受信局14は、リレー局11−iから送信されたリレー局選定用信号を正常に受信できなかった場合、または、リレー局11−iから送信されたリレー局選定用信号を受信できなかった場合に、リレー局選定用信号応答110のリレー局選定信号応答フィールド111−iを“0”にする。なお、ここでは、正常に受信できた場合を“0”とし、正常に受信できなかった場合を“0”としたが、これに限らず、正常受信とそれ以外を識別できるような識別子であれば、どのようなものを用いてもよい。
つづいて、ステップS85のリレー局の選定法の一例について説明する。リレー局11−1〜11−Nが送信するリレー局選定用信号応答110は、すべて同一であるため、送信局13は、受信したリレー局選定用信号応答110のなかから1つを選択して送信されたリレー局選定用信号応答110を推定する。送信局13が、リレー局選定用信号応答110のなかから1つを選択する方法として、たとえば、もっとも早く受信したものを選択する方法、もっとも受信電力が高いものを選択する方法がある。また、1つを選択するかわりに複数のリレー局選定用信号応答110を選択してダイバーシチ合成して推定してもよい。
送信局13は、推定したリレー局選定用信号応答110のリレー局選定信号応答フィールド111−1〜111−Nを参照し、“1”となっているフィールドに対応するリレー局11−1〜11−Nを送信局13から受信局14へ信号を送信するときに使用するリレー局として選定する。
以上説明したリレー局選定用信号応答の生成法,送信局から受信局へ信号を送信するときに使用するリレー局の選定法は一例に過ぎず、たとえば、以下のような構成としてもよい。
ステップS82のリレー局選定用信号応答の生成方法の別の一例について説明する。リレー局選定用信号に付加されたリレー局の番号を示す識別子に基づいてそのリレー局選定用信号がどのリレー局から送信されたかを特定する。そして、受信局14は、リレー局11−iから送信されたリレー局選定用信号を正常に受信できた場合に、リレー局選定用信号応答110のリレー局選定信号応答フィールド111−i値を、リレー局11−iから送信された信号の受信電力に設定する。また、受信局14は、リレー局11−iから送信されたリレー局選定用信号を正常に受信できなかった場合、または、リレー局11−iから送信されたリレー局選定用信号を受信できなかった場合に、リレー局選定用信号応答110のリレー局選定信号応答フィールド111−iを“0”にする。
つぎに、上記のリレー局選定用信号応答の生成方法の別の一例に対応するステップS85のリレー局の選定方法について説明する。送信局13は、上述のリレー局の選定方法と同様に、リレー局11−1〜11−Nから送信されたリレー局選定用信号応答110から1つを選び、または複数のリレー局選定用信号応答110に基づいてダイバーシチ合成を行い、送信されたリレー局選定用信号応答110を推定する。
送信局13は、推定したリレー局選定用信号応答110のリレー局選定信号応答フィールド111−1〜111−Nのうち、あらかじめ設定したしきい値を上回っている場合にそのフィールドに対応するリレー局11−1〜11−Nを送信局13から受信局14へ信号を送信するときに使用するリレー局として選定する。
なお、受信局14から送信局13へ信号を送信するときに使用するリレー局を選定する動作は、図17で送信局13と受信局14を入れ替えたときの動作となる。
このように、本実施の形態では、下り回線で使用するリレー局と上り回線で使用するリレー局をそれぞれ独立に選定するようにした。このため、下り回線と上り回線で独立に最適なリレー局選定を行うことができ、下り回線,上り回線ともに通信品質を向上させることができる。
また、本実施の形態では複数のリレー局を使用することにより、各リレー局に送信するデータ量を1つのリレー局を使用する場合に比べ少なくすることができる。したがって、リレー局−送信局間またはリレー局−受信局間の回線容量が同じの場合、1つのリレー局を使用する場合に比べて、秘匿性を向上させる効果のほかにスループットを向上させることができる。なお、この効果は、他の実施の形態においても共通である。
また、以上の例では、送信局から受信局への各経路で経由するリレー局の数を1とする例について説明したが、これに限らず、経由するリレー局の数を2以上とし、下り回線と上り回線で独立に最適なリレー局を選定するようにしてもよい。この場合にも、上述の効果を得ることができる。なお、この効果は、他の実施の形態においても共通である。
以上のように、本発明にかかる通信システム、送信局、リレー局、受信局および通信方法は、送信局と受信局が少なくとも1つのリレー局を介して通信を行う通信システムに有用であり、特に、秘匿性を要求される通信システムに適している。
本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 送信データの分割の一例を示す図である。 実施の形態1の信号の流れを示す図である。 図2と異なる送信データの分割方法の一例を示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態4の構成例を示す図である。 端末が指向性のあるN個のビームを形成した場合の例を示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態7の構成例を示す図である。 実施の形態7の基地局から端末への信号の流れを示す図である。 異なる分割方法で分割する場合の動作の一例を示した図である。 異なる分割方法で分割する場合の動作の一例を示した図である。 端末から基地局への信号の流れを示す図である。 合成方法を図11の例とは異なる方法で実施する場合の信号の流れの一例を示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態8の構成例を示す図である。 実施の形態9の送信データのデータフォーマットの一例を示す図である。 キーの分割の一例を示す図である。 暗号データとキーの分割の一例を示す図である。 実施の形態11の通信システムのリレー局選定までの信号の流れを示す図である。 受信局が生成するリレー局選定用信号応答のデータフォーマットを示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態2の送信データの分割方法の一例を示す図である。 本実施の形態の送信データの別の分割方法の一例を示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態6の構成例を示す図である。
符号の説明
10,10a,60−1〜60−N,60a−1〜60a−N 基地局
11−1〜11−N リレー局
12,12a 端末
13 送信局
14 受信局
20 送信データ
21−1〜21−N,30−1〜30−N 分割データ
40−1〜40−N,50−1〜50−N ビーム
61 制御局
70−1〜70−N 受信範囲
80 暗号化データ
81 キー
90−1〜90−N 分割キー
100−1〜100−N 分割暗号化データ
110 リレー局選定用信号応答
111−1〜111−N リレー局選定信号応答フィールド
200 誤り訂正符号化前送信データ
201 誤り訂正符号化後送信データ
202−1〜202−K 分割データ
203−1〜203−K´ 1次分割データ
204−1〜204−N 2次分割データ

Claims (35)

  1. 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムであって、
    前記送信局が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局にそれぞれ送信し、
    前記リレー局が、前記送信局から受信した分割データを受信局に送信し、
    前記受信局が、前記リレー局から受信した分割データを合成することを特徴とする通信システム。
  2. 前記送信局は、複数の指向性ビームを形成し、前記指向性ビームの指向方向をそれぞれ異なるリレー局の方向とすることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記リレー局は、指向性ビームを形成し、自局の指向性ビームの指向方向を前記送信局の方向または前記受信局の方向とすることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記送信局と前記リレー局との通信方式としてスペクトル拡散通信方式を採用し、
    前記送信局は、リレー局毎に異なる拡散符号を用いて前記識別子付加後の分割データを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記リレー局と前記受信局との通信方式としてスペクトル拡散通信方式を採用し、
    前記リレー局は、リレー局毎に異なる拡散符号を用いて送信局から受信した分割データを送信することを特徴とする請求項1または4に記載の通信システム。
  6. 前記送信局を基地局とした場合に前記受信局を端末とし、前記送信局を前記端末とした場合に前記受信局を前記基地局とし、前記基地局から前記端末への送信データの中継に用いるリレー局の数と、前記端末から前記基地局への送信データの中継に用いるリレー局の数と、を同一とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信システム。
  7. 前記送信局を基地局とした場合に前記受信局を端末とし、前記送信局を前記端末とした場合に前記受信局を前記基地局とし、前記基地局から前記端末への送信データの中継に用いるリレー局の数と、前記端末から前記基地局への送信データの中継に用いるリレー局の数と、を異なる数とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信システム。
  8. 前記送信局は、リレー局を経由して受信する自局から前記受信局への回線の品質に基づいてリレー局を選択し、選択したリレー局へ前記識別子付加後の分割データを送信することを特徴とする請求項6または7に記載の通信システム。
  9. 前記送信局が、リレー局選定用信号を前記リレー局に送信し、
    前記リレー局が、受信したリレー局選定用信号を前記受信局へ送信し、
    前記受信局が、前記リレー局選定用信号の受信状態に基づいて前記リレー局選定用信号の応答であるリレー局選定用信号応答を生成し、前記リレー局選定用信号応答を前記回線の品質として前記送信局に送信することを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記送信局は、前記分割データを再送する場合、再送前にそのデータの送信先としていたリレー局と異なる他のリレー局へ再送データを送信することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の通信システム。
  11. 前記他のリレー局を、再送前に前記識別子付加後の分割データの送信先としていたリレー局の一つとすることを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記識別子付加後の分割データの送信先とするリレー局以外に、1つ以上の再送用リレー局をさらに備え、
    前記他のリレー局を、前記再送用リレー局とすることを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  13. 前記受信局は、前記リレー局から送信された分割データを正常に受信した場合、そのデータに関する受信確認応答をそのデータの送信元のリレー局に送信することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の通信システム。
  14. 前記受信局は、前記リレー局から送信された分割データを正常に受信した場合、そのデータに関する受信確認応答を1つ以上のリレー局に送信することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の通信システム。
  15. 前記受信局が受信確認応答を送信するためのパケットのACKフィールドのビット数を前記分割データの送信先のリレー局の数とし、
    前記受信局は、リレー局ごとにそのリレー局から送信された分割データを正常に受信できるか否かを表す受信状態を確認し、前記ACKフィールドの各ビットにそれぞれ前記分割データの送信先のリレー局ごとの前記受信状態を示す値を格納し、前記ACKフィールドを含むパケットを1つ以上のリレー局に送信することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の通信システム。
  16. 基地局を制御する制御局をさらに備え、
    前記送信局を基地局とした場合、
    前記制御局は、自局に接続された基地局に送信データの分割方法を指示し、
    前記制御局に接続された各基地局は、送信データを分割した分割データの中から、前記分割方法に基づいて基地局ごとに異なる分割データを選択し、選択した分割データにさらに基地局ごとに異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  17. 基地局を制御する制御局をさらに備え、
    前記送信局を端末とし、前記受信局を基地局および制御局とした場合、
    前記リレー局は、前記端末から受信した識別子付加後の分割データをリレー局ごとに異なる基地局へ送信し、
    前記基地局が、前記リレー局から受信した分割データを制御局に転送し、
    前記制御局が、自局に接続された各基地局から受信した分割データを合成することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  18. 前記送信局は、前記識別子付加後の分割データをリレー局に送信する送信電力を、送信先のリレー局が受信可能な最小電力とすることを特徴とする請求項16または17に記載の通信システム。
  19. 前記リレー局は、自局の受信能力を示す電力情報を前記送信局に送信し、
    前記送信局は、前記電力情報に基づいて前記最小電力を決定することを特徴とする請求項18に記載の通信システム。
  20. 前記送信データを暗号化のためのキーとし、
    前記送信局は、前記キーにより暗号化された被暗号化送信データを前記リレー局に送信し、
    前記リレー局は、前記被暗号化送信データを前記受信局へ送信し、
    前記受信局は、合成して推定した前記キーに基づいて前記被暗号化送信データを復号することを特徴とする請求項1〜19のいずれか1つに記載の通信システム。
  21. 前記送信データを、暗号化のためのキーおよび前記キーにより暗号化された被暗号化送信データとすることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1つに記載の通信システム。
  22. 前記送信局、前記受信局および前記リレー局が、2以上の異なる通信方式を用いることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1つに記載の通信システム。
  23. 前記異なる通信方式として、無線LAN通信方式、携帯電話通信方式を含むことを特徴とする請求項22に記載の通信システム。
  24. 前記送信データを分割した分割データの分割数を、中継に用いるリレー局の数とすることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1つに記載の通信システム。
  25. 前記送信データを情報データに誤り訂正符号化を施したものとし、
    前記送信局は、1つの前記分割データを用いても復号できず、かつ、前記分割データの2つ以上を合成すると前記情報データを復号することができるように前記送信データを分割することを特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  26. 前記送信データを情報データに誤り訂正符号化を施したものとし、
    前記送信データを、中継に用いるリレー局の数より大きい数で分割した仮分割データを合成して前記分割データとし、
    前記送信局は、1つの前記分割データを用いても復号できず、かつ、前記分割データの2つ以上を合成すると前記情報データを復号することができるように前記分割データを生成することを特徴とする請求項1〜23のいずれか1つに記載の通信システム。
  27. 前記受信局は、前記情報データを復号できた場合、前記情報データに関するACKを1つ以上のリレー局に送信することを特徴とする請求項25または26に記載の通信システム。
  28. 中継に用いるリレー局の数をNとし、Mを2以上の自然数とするとき、前記送信データをM×N個に分割し、先頭から((a−1)N+i)番目(i=1〜N、a=1〜M)の分割したデータをa=1からa=Mまでについて合成した値を分割データとすることを特徴とする請求項1〜23、26、27のいずれか1つに記載の通信システム。
  29. 前記分割データのデータサイズを不均一とし、
    前記送信局は、前記分割データをデータサイズが大きいものから順に、前記リレー局を経由した自局から前記受信局までの経路に伝搬路状態が良い順にそれぞれ対応させ、前記対応に基づいて前記分割データに対応する経路を選択し、選択した経路に含まれるリレー局に前記分割データを送信することを特徴とする請求項1〜28のいずれか1つに記載の通信システム。
  30. 前記受信局は、自局における受信局受信品質を測定し、前記受信局受信品質を前記リレー局経由で前記送信局に送信し、
    前記送信局は、前記受信局受信品質に基づいて前記伝送路状態を決定することを特徴とする請求項29に記載の通信システム。
  31. 前記リレー局は、自局におけるリレー局受信品質を測定し、前記リレー局受信品質を送信局に送信し、
    前記送信局は、前記受信局受信品質と前記リレー局受信品質に基づいて前記伝送路状態を決定することを特徴とする請求項30に記載の通信システム。
  32. 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおける送信局であって、
    送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局経由で前記分割データを合成する受信局に送信することを特徴とする送信局。
  33. 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおけるリレー局であって、
    前記送信局が送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付して送信した識別子付加後の分割データから自局の識別子に対応する分割データを受信し、
    該受信した分割データを、前記分割データを受信して合成する受信局に送信することを特徴とするリレー局。
  34. 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおける受信局であって、
    前記送信局が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付して送信した識別子付加後の分割データを、前記識別子に対応するリレー局を介して受信し、受信した前記分割データを合成することを特徴とする受信局。
  35. 送信局と受信局と通信の中継を行う複数のリレー局とを備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記送信局が、送信データを分割した分割データにそれぞれ異なるリレー局の識別子を付し、識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局にそれぞれ送信識別子付加後の分割データを前記識別子に対応するリレー局にそれぞれ送信する分割データステップと、
    前記リレー局が、前記送信局から受信した分割データを受信局に送信する中継ステップと、
    前記受信局が、前記リレー局から受信した分割データを合成するデータ合成ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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