JP5229166B2 - 通信方法、中継装置、端末装置および基地局 - Google Patents

通信方法、中継装置、端末装置および基地局 Download PDF

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Description

本発明は、通信方法、中継装置、端末装置および基地局に関する。
近年、携帯電話機などの端末装置における高速なデータ通信技術であるLTE(Long Term Evolution)の発展的な通信システムとして、LTE‐A(Advance)の仕様化が3GPP(3rd Generation Partnership Project)会合で進められている。また、3GPP会合では、端末装置と基地局との通信を中継する中継装置を利用した通信システムの仕様化も検討されている。
ここで、図21を用いて、上述した中継装置、端末装置および基地局を有する通信システムの構成について説明する。図21は、従来技術に係る通信システムの構成例を示す図である。なお、図21では、基地局をBS(Base Station)、中継装置をRN(Relay Node)、端末装置をUE(User Equipment)として示している。
例えば、図21に示すように、従来技術に係る通信システムは、BS、RN、UEおよびUEを有する。また、RNは、BSの通信領域であるセルに含まれるとともに、UEおよびUEは、RNの通信領域に含まれる。但し、UEについては、UEのようにBSの通信領域であるセルに含まれるとは限らない。なお、図21では、BS、RNおよび二つのUEを有する通信システムとして図示しているが、複数のUEを通信領域に含むRNがセル内に複数存在する。
上述した構成において、例えば、BSとUEとでデータが送受信される場合には、RNによってデータが中継されることによりデータが送受信される。一方、BSとUEとでデータが送受信される場合には、同様に、RNによってデータが中継されることによりデータが送受信される。また、各装置間における通信方式については、BSおよびRN間における通信方式と、RNおよびUE間における通信方式とで異なる。なお、通信方式とは、後述する受信処理に要する方式の情報を指す。
次に、図22を用いて、従来技術に係る通信システムによる処理の流れについて説明する。図22は、従来技術に係る通信システムによる処理の流れについて説明する図である。なお、図22に示すUEは、BSのセル内に存在するRNの通信領域に含まれるUEであり、図21に示したUE或いはUEのどちらのUEであっても良い。
例えば、図22に示すように、BSは、信号作成を行なってRNに対してデータを送信する。そして、RNは、BSによって送信されたデータを受信し、当該データの受信処理を実行する。続いて、RNは、受信処理を実行したデータに対して信号作成、すなわち再符号化を行ない、所定の処理遅延後に送信先となるUEに対してデータを送信する。その後、UEは、RNによって送信されたデータを受信し、当該データの受信処理を実行する。
なお、図22では、RNを経由したBSからUEに対するDL(Down Link)時の処理の流れについて説明したが、UL(Up Link)時においても、送信元をUEおよび送信先を基地局として同様の処理が実施される。
次に、図23を用いて、従来技術に係る通信システムにおける送受信フレームについて説明する。図23は、従来技術に係る通信システムにおける送受信フレームの例を示す図である。なお、図23では、BSのセル内に存在するRNの通信領域に含まれるUEであって、図21に示したUEを例に挙げている。
例えば、図23に示すように、BSからRNにデータが送信される場合には、一つのサブフレームにUE用トラフィックが含まれる。BSからRNへのデータ送信時には、フレームの先頭にBSからRNへの通信方式を示す制御情報などが格納され、データ領域にデータが格納されて送信される。そして、RNは、受信したデータの受信処理や再符号化処理などの所定の処理を実施する。なお、制御情報は、例えば、使用リソースの周波数、変調方式および符号化方式などを指すものであり、通信方式により異なる。
一方、RNによる所定の処理遅延後に、RNからUEにデータが送信される場合には、同様に、フレームの先頭にRNからUEへの通信方式を示す制御情報などが格納され、データ領域にデータが格納されて送信される。つまり、BSからRNに送信されるデータと、RNからUEに送信されるデータとは、各装置間における通信方式の違いからそれぞれの制御情報が異なるものの、データ領域には同一のデータが格納されて送信されることとなる。
また、最近では、基地局から直接受信した受信信号と、所定装置経由で受信した受信信号とを合成することにより、データの受信側においてダイバーシティ効果を向上させる技術がある。
特開2001−189971号公報 国際公開第2006/035902号
しかしながら、上述した従来技術では、簡易な構成で受信特性を向上させることができないという課題がある。
具体的には、従来技術に係る通信システムでは、RNの通信領域に含まれるUEのうち、BSとの電波強度が比較的高いUEが存在する。ところが、UEは、BSからの電波を直接受信可能であるにもかかわらず、送受信されるデータがRN向けの通信方式によるものであるため、そのままでは受信処理を行なうことができない。すなわち、従来技術に係る通信システムでは、電波強度の高い受信データを活用できていない。
また、複数経路からの信号を合成する技術は、複数の所定装置それぞれにおいて、ダイバーシティ効果を向上させるための特別な制御を要する。すなわち、複数経路からの信号を合成する技術は、簡易な構成で複数経路からの信号を合成することができない。これらの結果、上述した従来技術では、簡易な構成で受信特性を向上させることができない。
そこで、本願に開示する技術は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で受信特性を向上させることが可能である通信方法、中継装置、端末装置および基地局を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願に開示する通信システムは、基地局、中継装置および端末装置を含む。そして、この通信システムによる通信方法において、中継装置は、基地局から中継装置への通信方式である第一の通信方式を示す第一の制御情報を含むデータを基地局から受信するデータ受信ステップを含む。また、中継装置は、データ受信ステップによって受信されたデータに、中継装置から端末装置への通信方式である第二の通信方式を示す第二の制御情報とともに、第一の制御情報を付加して端末装置に中継するデータ中継ステップを含む。一方、端末装置は、第一の通信方式によって基地局から中継装置へ送信されたデータを受信し、所定のバッファに格納する受信データ格納ステップを含む。そして、端末装置は、中継装置のデータ中継ステップによって第二の通信方式によって中継された中継データに対して、当該中継データに含まれる第二の制御情報に基づいた受信処理を実行する受信処理ステップを含む。また、端末装置は、受信データ格納ステップによって格納された受信データに対して、中継データに含まれる第一の制御情報に基づいた受信処理を実行する受信処理ステップを含む。また、端末装置は、受信処理ステップによって受信された中継データと受信データとを合成するデータ合成処理ステップを含む。
本願に開示する通信方法、中継装置、端末装置および基地局の一つの様態によれば、簡易な構成で受信特性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係る中継装置の構成例を示す図である。 図3は、実施例1に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、データ信号受信処理部の詳細な構成例を示す図である。 図5は、DLデータ信号をデマッピングしてバッファに保存する例を示す図である。 図6は、バッファデータをデマッピングして尤度合成を行なう例を示す図である。 図7は、実施例1に係る送受信フレームおよび通信システムでの処理の例を説明する図である。 図8は、実施例1に係る電力プロファイルを利用する例について説明する図である。 図9は、実施例1に係る中継処理の流れの例を説明するフローチャートである。 図10は、実施例1に係る報知処理の流れの例を説明するフローチャートである。 図11は、実施例1に係る端末装置による受信処理の流れの例を説明するフローチャートである。 図12は、実施例2に係る制御情報の定義を拡張する例について説明する図である。 図13は、実施例2に係る制御情報の定義を拡張する具体的な例を説明する図である。 図14は、実施例2に係る変調方式と符号化率との対応テーブルの例について説明する図である。 図15は、実施例2に係る各装置間で使用される通信方式の関係テーブルの例について説明する図である。 図16は、実施例3に係る通信システムの構成例を示す図である。 図17は、実施例3に係る送受信フレームの例を説明する図である。 図18は、実施例4に係る電力プロファイルを利用する例について説明する図である。 図19は、実施例5に係る中継装置の構成例を示す図である。 図20は、実施例5に係る基地局の構成例を示す図である。 図21は、従来技術に係る通信システムの構成例を示す図である。 図22は、従来技術に係る通信システムによる処理の流れについて説明する図である。 図23は、従来技術に係る通信システムにおける送受信フレームの例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本願に開示する通信方法、中継装置、端末装置および基地局の実施例を説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。
[実施例1に係る通信システムの構成]
最初に、図1を用いて、実施例1に係る通信システムの構成について説明する。図1は、実施例1に係る通信システムの構成例を示す図である。なお、図1では、基地局をBS(Base Station)、中継装置をRN(Relay Node)、端末装置をUE(User Equipment)として示している。
例えば、図1に示すように、実施例1に係る通信システムは、BS、RN、UEおよびUEを有する。また、RNは、BSの通信領域であるセルに含まれるとともに、UEおよびUEは、RNの通信領域に含まれる。但し、UEについては、BSの通信領域であるセルに含まれるとは限らない(例えば、UEなど)。また、UEは、RNの通信領域に含まれているものの、BSとの距離が比較的近いことから、BSによって送出されるデータの受信が可能な状態にある。なお、図1では、BS、RNおよび二つのUEを有する通信システムとして図示しているが、複数のUEを通信領域に含むRNがセル内に複数存在する。
上述した構成において、中継装置は、基地局から中継装置への通信方式である第一の通信方式を示す第一の制御情報を含むデータを基地局から受信する。具体的に説明すると、RNは、BSからRNへの通信方式で、当該通信方式を示す制御情報を含むデータをBSから受信する。なお、BSからRNへの通信方式とは、RNで実行される受信処理に要する方式の情報を指す。また、BSからRNへの通信方式を示す制御情報とは、例えば、BSからRNへの通信における使用リソースの周波数、変調方式および符号化方式などを指す。
一方、このとき、端末装置は、第一の通信方式によって基地局から中継装置へ送信されたデータを受信し、所定のバッファに格納する。上述した例で具体的に説明すると、UEは、BSからRNへの通信方式で当該BSからRNへ送信されたデータを受信し、受信したデータをバッファに格納するバッファリングを行なう。但し、RN宛てのデータを受信したUEは、当該UEに対する制御情報が受信されたデータに含まれていないため、この時点では受信されたデータの受信処理を行なわない。
また、中継装置は、受信されたデータに、中継装置から端末装置への通信方式である第二の通信方式を示す第二の制御情報とともに、第一の制御情報を付加して端末装置に中継する。上述した例で具体的に説明すると、BSからデータを受信したRNは、受信されたデータに、RNからUEへの通信方式を示す制御情報とともに、BSからRNへの通信方式を示す制御情報を付加してUEにデータを中継する。
一方、端末装置は、中継装置によって第二の通信方式によって中継された中継データに対して、当該中継データに含まれる第二の制御情報に基づいた受信処理を実行する。そして、端末装置は、格納された受信データに対して、中継データに含まれる第一の制御情報に基づいた受信処理を実行する。その後、端末装置は、受信された中継データと受信データとを合成する。
上述した例で具体的に説明すると、UEは、RNからUEへの通信方式で、RNによって中継された中継データに対して、RNからUEへの通信方式を示す制御情報に基づいた受信処理を実行する。そして、UEは、中継データに含まれるBSからRNへの通信方式を示す制御情報と、受信データに含まれるBSからRNへの通信方式を示す制御情報とが同一であることを検出する。
続いて、UEは、バッファリングされた受信データに対して、中継データに含まれるBSからRNへの通信方式を示す制御情報に基づいた受信処理を実行する。その後、UEは、受信処理済みである中継データと受信データとの合成処理を実行する。
[実施例1に係る中継装置の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る中継装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る中継装置の構成例を示す図である。なお、図2では、主に、DL(Down Link)系の処理について説明する。
例えば、図2に示すように、中継装置100は、アンテナ101と、アンテナ102と、LNA(Low Noise Amplifier) A/D103と、FFT(Fast Fourier Transform)104とを有する。また、例えば、中継装置100は、制御信号受信処理部105と、データ信号受信処理部106と、スケジューラ107と、送信信号生成部108と、制御信号生成部109とを有する。また、例えば、中継装置100は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)110と、PA(Power Amplifier) D/A111とを有する。
アンテナ101は、例えば、DL帯域の受信として、BSからのトラフィックを受信する。なお、アンテナ101は、DL帯域の受信だけではなく、UL(Up Link)帯域の送信も行なう。一方、アンテナ102は、例えば、DL帯域の送信として、UEに対するトラフィックを送信する。なお、アンテナ102は、DL帯域の送信だけではなく、UL帯域の受信も行なう。また、これらのアンテナ101とアンテナ102とは、DL系或いはUL系それぞれの送受信を行なうアンテナとして分かれていても良い。
LNA A/D103は、例えば、アンテナ101によって受信されたデータを増幅するとともに、AD(Analog Digital)変換を行なう。また、FFT104は、例えば、信号にどれほどの周波数成分が含まれているかを抽出する高速フーリエ変換を行なう。なお、データは、FFT104の通過後に、データ信号受信処理部106へ入力されるデータ信号と、制御信号受信処理部105へ入力される制御信号とに分けられる。
制御信号受信処理部105は、例えば、FFT104から受け付けた制御信号の受信処理を実行し、受信処理によって得られる情報として、基地局から中継装置100への通信方式を示す制御情報をデータ信号受信処理部106に通知する。なお、制御信号受信処理部105による受信処理から得られる情報には、例えば、基地局から中継装置100への通信方式を示す制御情報だけでなく、UL系の処理で利用されるバッファリング識別子なども含まれており、これらの情報はスケジューラ107によって管理される。
また、データ信号受信処理部106は、例えば、FFT104から受け付けたデータ信号と、制御信号受信処理部105から受け付けた制御情報とに基づき、データの受信処理を実行する。そして、データ信号受信処理部106は、例えば、受信処理が完了したデータを送信信号生成部108に入力する。
スケジューラ107は、データの送受信にかかる各種情報を管理しており、例えば、各端末装置のバッファリング適用可否を管理し、当該バッファリングの適用対象となる端末装置からのトラフィックが到達すると、中継先にデータを中継する指示を行なう。中継先に中継されるデータには、例えば、基地局および中継装置100と、中継装置100および端末装置とにおける通信方式を示す制御情報それぞれが含まれる。
このため、スケジューラ107は、送信信号生成部108に対して、基地局および中継装置100と、中継装置100および端末装置とにおける通信方式を示す制御情報の二種類を通知する。また、スケジューラ107は、制御信号生成部109に対して、中継装置100および端末装置における通信方式を示す制御情報を通知する。なお、各端末装置のバッファリング適用可否については後述する。
送信信号生成部108は、例えば、データ信号受信処理部106から受け付けたデータと、スケジューラ107から受け付けた二種類の制御情報とに基づき、中継先となる端末装置へ中継する中継データを生成し、IFFT110に入力する。このとき、送信信号生成部108は、基地局および中継装置100における通信方式を示す制御情報をデータに付加する。
制御信号生成部109は、例えば、スケジューラ107から受け付けた制御情報、すなわち中継装置100および端末装置における通信方式を示す制御情報に基づき、制御信号を生成し、IFFT110に入力する。また、IFFT110は、例えば、送信信号生成部108および制御信号生成部109によって入力されたデータを受け付けて、当該データを時間信号に戻してPA D/A111に入力する。そして、PA D/A111は、例えば、IFFT110から受け付けた信号をDA変換するとともに増幅する。
なお、UL系の処理では、例えば、アンテナ102から端末装置のトラフィックを受信し、UL受信系の経路でUL系の処理が実行され、UL送信系の経路でアンテナ101から基地局にデータが送信される。このUL系の処理手順は、上記のDL系の処理手順と逆になる。
[実施例1に係る端末装置の構成]
次に、図3を用いて、実施例1に係る端末装置の構成を説明する。図3は、実施例1に係る端末装置の構成例を示す図である。なお、図3では、主に、DL系の処理について説明する。
例えば、図3に示すように、端末装置200は、アンテナ201と、LNA D/A202と、FFT203とを有する。また、例えば、端末装置200は、測定信号受信処理部204と、バッファリング制御部205と、バッファ206と、制御信号受信処理部207と、データ信号受信処理部208とを有する。また、例えば、端末装置200は、データ信号復号処理部209と、MAC(Media Access Control)レイヤ信号処理部210とを有する。
アンテナ201は、例えば、基地局または中継装置100から送信されたDL信号を受信し、LNA D/A202に入力する。そして、LNA D/A202は、例えば、アンテナ201から受け付けた信号を増幅するとともにDA変換を行なう。また、FFT203は、例えば、高速フーリエ変換を行なって各信号を分離する。
FFT203によって分離される信号は、例えば、基地局から受け付けた測定用としての既知の信号であり、当該信号は測定信号受信処理部204に入力される。また、FFT203によって分離される信号は、例えば、中継装置100から受け付けた中継データと、基地局から受信した受信データとであり、これらのデータはバッファ206に入力される。また、FFT203によって分離される信号は、例えば、DL制御信号であり、当該信号は制御信号受信処理部207に入力される。また、FFT203によって分離される信号は、例えば、DLデータ信号であり、当該信号はデータ信号受信処理部208に入力される。
測定信号受信処理部204は、例えば、FFT203から測定用の既知信号を受け付けて、測定結果としての電力プロファイル結果に変換し、バッファリング制御部205に入力する。なお、電力プロファイルの利用については後述する。
バッファリング制御部205は、例えば、どのフレーム(タイミング)でデータを保存すれば良いかの指示を示すバッファ制御信号を入力することでバッファ206を制御したり、受信処理時に尤度合成の指示信号をデータ信号受信処理部208に入力したりする。また、バッファ206は、例えば、バッファリング制御部205による指示を受け付けて、データ信号受信処理部208にバッファデータを出力する。
制御信号受信処理部207は、例えば、FFT203からDL制御信号を受け付けて、当該DL制御信号をデータ信号受信処理部208に入力する。また、制御信号受信処理部207は、例えば、FFT203からDL制御信号を受け付けて、当該DL制御信号から、どのフレーム(タイミング)が中継フレームであるかを示す中継フレームタイミング情報をバッファリング制御部205に入力する。
データ信号受信処理部208は、例えば、FFT203から受け付けたDLデータ信号、バッファ206から受け付けたバッファデータ、およびバッファリング制御部205から受け付けた尤度合成の指示信号に基づき、受信処理を実行する。データ信号受信処理部208による受信処理では、中継装置100から受信されたデータと、基地局から受信したバッファリングデータとの尤度合成が行なわれ、処理結果として得られる尤度情報をデータ信号復号処理部209に入力する。
データ信号復号処理部209は、例えば、データ信号受信処理部208から受け付けた尤度情報に基づき、データの復号処理を実行し、復号処理の結果をMACレイヤ信号処理部210に入力する。また、MACレイヤ信号処理部210は、例えば、データ信号復号処理部209から受け付けた復号処理の結果をさらに上位の処理部へ送る。
ここで、図4、図5および図6を用いて、上述したデータ信号受信処理部208の詳細について説明する。図4は、データ信号受信処理部208の詳細な構成例を示す図である。また、図5は、DLデータ信号をデマッピングしてバッファに保存する例を示す図である。また、図6は、バッファデータをデマッピングして尤度合成を行なう例を示す図である。
例えば、図4に示すように、データ信号受信処理部208は、信号点デマッピングと、バッファと、足し算回路と、複数のスイッチとを有する。ここで、データ信号受信処理部208が有するバッファは、上述したバッファ206とは異なるバッファを指す。なお、データ信号受信処理部208は、上述したように、データ信号復号処理部209と接続される。
詳細には、DL制御信号が入力される信号点デマッピングの前段にスイッチを有し、当該スイッチは、DLデータ信号またはバッファデータのスイッチングを行なう。そして、信号点デマッピングの後段には、バッファと足し算回路とを有し、当該バッファの後段には、尤度合成指示信号を受け付けるとともに足し算回路と接続されるスイッチを有する。
上述した構成において、データ信号受信処理部208は、図5に示すように、DLデータ信号を信号点デマッピングし、データをバッファに格納する。そして、データ信号受信処理部208は、図6に示すように、バッファデータを信号点デマッピングする。その後、データ信号受信処理部208は、図6に示すように、バッファの後段のスイッチを閉じることにより足し算回路で尤度合成を行ない、合成の結果として得られる尤度情報をデータ信号復号処理部209に入力する。なお、データ信号受信処理部208は、受信データ(バッファデータ)が存在しない場合には、通常通りにDLデータ信号の信号点デマッピングのみを実行する。
[実施例1に係る送受信フレーム]
次に、図7を用いて、実施例1に係る送受信フレームおよび通信システムでの処理について説明する。図7は、実施例1に係る送受信フレームおよび通信システムでの処理の例を説明する図である。なお、図7では、基地局をBS、中継装置100をRN、端末装置200をUEとして示している。
例えば、図7に示すように、BSからRNへの第一の通信方式を示す第一の制御情報は、RU(Resource Unit:使用周波数の位置)=「0〜20」、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)、R(Rate:符号化率)=「0.8」とする。そして、BSは、第一の制御情報を含んだデータをRNに対して送信する。一方、このとき、UEは、第一の制御情報を含んだBSからRNに対するデータを受信し、バッファに格納するバッファリングを行なう。
また、RNは、BSから受信されたデータを第一の制御情報に基づき受信処理を実行し、UEに対して送信するデータの信号作成を行なう。そして、RNは、RNからUEへの第二の通信方式を示す第二の制御情報を、RU=「0〜40」、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:四位相偏移変調)、R=「0.6」としてUEに対してデータを送信する。
また、UEに対して送信されるデータには、BSからRNへのデータ送信時に含まれていた第一の制御情報がデータ領域に含まれている。なお、図7では、BSからRNへのデータ送信の3フレーム後に、RNからUEへデータ送信を行なう例を示しているが、このタイミングはRNでの受信処理や信号作成処理などの処理遅延後に送信されるものであるため、3フレーム後に限られるものではない。
その後、UEは、RNから受信したデータに含まれる第二の制御情報に基づき、当該データの受信処理(通常の受信処理)を実行する。加えて、UEは、RNから受信したデータに含まれる第一の制御情報と、バッファリングされたデータに含まれる制御情報とが同一であることを解読し、第一の制御情報に基づき、当該バッファリングされたデータの受信処理を実行する。
そして、UEは、受信処理を実行したデータそれぞれについてデマッピング処理(復調処理)を実行し、二系統の尤度データを出力する。続いて、UEは、二系統の尤度データを尤度合成する。なお、RNから受信されたデータの受信処理と、BSから受信したデータの受信処理との処理タイミングについては、これら二つの処理を同時に実行することとしても良いし、順番に実行することとしても良く、この処理順序は問わない。
[実施例1に係る電力プロファイルの利用]
次に、図8を用いて、実施例1に係る電力プロファイルの利用について説明する。図8は、実施例1に係る電力プロファイルを利用する例について説明する図である。なお、電力プロファイルとは、例えば、端末装置200による当該端末装置200および基地局間における受信レベルの測定結果である。また、以下では、BS、RN、UEおよびUEを含んだ通信システムを例に挙げる。
例えば、図8に示すように、UEおよびUEは、BSから定期的に発信される既知信号(例えば、Demodulation Reference Signalなど)を測定する。そして、UEは、既知信号の測定結果から図8の左側に示した電力プロファイルを得る。一方、UEは、既知信号の測定結果から図8の右側に示した電力プロファイルを得る。
その後、UEは、得られた電力プロファイルから、BSおよびUE間の受信レベルが所定閾値以上であるか否かを判定する。そして、UEは、受信レベルが所定閾値以上であると判定された場合に、BSからRNへのデータを受信する処理を実施することを示す実施情報をRNに対して報知する。一方、RNは、UEから実施情報を報知された場合には、BSからUEへの中継データにBSからRNへの通信方式を示す制御情報を付加してUEにデータを中継する。
また、UEは、得られた電力プロファイルから、BSおよびUE間の受信レベルが所定閾値以上であるか否かを判定する。そして、UEは、受信レベルが所定閾値未満であると判定された場合に、BSからRNへのデータを受信する処理を実施しないことを示す実施不可情報をRNに対して報知する。一方、RNは、UEから実施不可情報を報知された場合には、RNからUEへの中継データを通常の制御情報、すなわちRNからUEへの通信方式を示す制御情報のみを含むデータをUEに中継する。
なお、これらの実施情報および実施不可情報は、上述した「バッファリング識別子」に該当するものである。また、上記では、UEは、実施不可情報をRNに対して報知することとしたが、RNに対して何も報知しなくても良く、この場合には、RNは、UEから何も報知されていないことから、RNからUEへ通常の制御情報のみを含むデータを中継する。
[実施例1に係る中継処理]
次に、図9を用いて、実施例1に係る中継処理の流れを説明する。図9は、実施例1に係る中継処理の流れの例を説明するフローチャートである。なお、中継処理とは、中継装置100による処理を指す。
例えば、図9に示すように、中継装置100は、当該中継装置100が中継する中継トラフィックに、バッファリングUE向け、すなわち基地局から中継装置100への送信データを受信する端末装置200が有るか否かを判定する(ステップS101)。なお、中継装置100は、バッファリングUEの存在有無について、端末装置200から送信されるバッファリング識別子(実施情報)を識別することにより判定する。
そして、中継装置100は、バッファリングUEが存在する場合に(ステップS101肯定)、該当する端末装置200に対して、基地局から中継装置100への通信方式を示す制御情報を付加したデータを送信する(ステップS102)。一方、中継装置100は、バッファリングUEが存在しない場合に(ステップS101否定)、従来通りの中継処理として、中継装置100から端末装置200への通信方式を示す制御情報のみを含んだデータを端末装置200に対して送信する(ステップS103)。
[実施例1に係る報知処理]
次に、図10を用いて、実施例1に係る報知処理の流れを説明する。図10は、実施例1に係る報知処理の流れの例を説明するフローチャートである。なお、報知処理とは、端末装置200による電力プロファイルに基づき、バッファリング可否を中継装置100に報知する処理を指す。
例えば、図10に示すように、端末装置200は、基地局から定期的に発信される既知信号の受信レベルから得られる電力プロファイルに基づき、受信レベルが所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS201)。なお、電力プロファイルでは、受信レベルが一定の強度を有する場合には、当該電力プロファイルにピークが出現する。
そして、端末装置200は、受信レベルが所定の閾値以上である場合に(ステップS201肯定)、基地局から中継装置100への送信データを受信し、受信したデータのバッファリングを行なうことを中継装置100に報知する(ステップS202)。なお、中継装置100に報知される情報は、バッファリング識別子(実施情報)である。
一方、端末装置200は、受信レベルが所定の閾値未満である場合に(ステップS201否定)、バッファリングを行なわないことを中継装置100に報知する(ステップS203)。なお、中継装置100に報知される情報は、バッファリング識別子(実施不可情報)である。また、端末装置200によるバッファリングが行なわれない場合には、中継装置100に報知させないようにしても良い。
[実施例1に係る端末装置による受信処理]
次に、図11を用いて、実施例1に係る端末装置200による受信処理の流れを説明する。図11は、実施例1に係る端末装置200による受信処理の流れの例を説明するフローチャートである。
例えば、図11に示すように、端末装置200は、報知処理の結果、自端末装置200がバッファリング適用のUEであるか否かを判定する(ステップS301)。そして、端末装置200は、バッファリング適用のUEである場合に(ステップS301肯定)、現在のタイミングにおけるフレームが基地局から中継装置100へのフレームであるか否かを判定する(ステップS302)。
続いて、端末装置200は、現在のフレームが基地局から中継装置100へのフレームである場合に(ステップS302肯定)、当該基地局から中継装置100へ送信されるデータを受信し、バッファに格納するバッファリングを行なう(ステップS303)。
また、端末装置200は、バッファリング適用のUEではない場合に(ステップS301否定)、現在のタイミングにおけるフレームが中継装置100から当該端末装置200へのフレームであるか否かを判定する(ステップS304)。また、端末装置200は、現在のフレームが基地局から中継装置100へのフレームではない場合に(ステップS302否定)、現在のタイミングにおけるフレームが中継装置100から当該端末装置200へのフレームであるか否かを判定する(ステップS304)。
そして、端末装置200は、現在のフレームが中継装置100から端末装置200へのフレームである場合に(ステップS304肯定)、中継装置100から受信した中継データの受信処理を実行する(ステップS305)。なお、端末装置200は、現在のフレームが中継装置100から端末装置200へのフレームではない場合に(ステップS304否定)、処理を終了する。
続いて、端末装置200は、中継装置100から受信した中継データに含まれる制御情報と、バッファに格納された受信データに含まれる制御情報とに基づき、受信処理に対応するバッファリングデータがあるか否かを判定する(ステップS306)。その後、端末装置200は、受信処理に対応するバッファリングデータがある場合に(ステップS306肯定)、バッファリングデータの受信処理を実行するとともに、受信データと中継データとの尤度合成および復号処理を実行する(ステップS307)。
なお、端末装置200は、受信処理に対応するバッファリングデータが存在しない場合に(ステップS306否定)、通常の復号処理を実行する(ステップS308)。但し、ステップ301の処理でバッファリング適用のUEではない端末装置200は、ステップS306の処理では「ステップS306否定」となるため、通常の復号処理を実行することとなる。
[実施例1による効果]
上述したように、通信システムは、端末装置が基地局から受信した受信データの受信処理を行なうために要する制御情報を、中継装置が中継する中継データに含めて送信するので、簡易な構成で受信特性を向上させることができる。
また、通信システムは、基地局および端末装置間で十分な受信レベルを有する端末装置において尤度合成を行なうので、雑音レベルが大きいデータを尤度合成に用いるのと比較して、受信特性を向上させることができる。
ところで、上記実施例1では、中継装置100から端末装置200への中継データの送信で付加する制御情報がデータ領域に含まれる場合を説明した。以下では、中継データが有する制御情報の定義部分を拡張し、中継データで付加される制御情報が拡張された定義部分に含まれる場合を説明する。
[制御情報の定義を拡張]
まず、図12を用いて、実施例2に係る制御情報の定義を拡張する例について説明する。図12は、実施例2に係る制御情報の定義を拡張する例について説明する図である。
例えば、図12に示すように、制御情報の定義を拡張する場合には、(A)の通信方式を明示的に示し、(B)の通信方式を(A)の通信方式に対する差分のみを示すようにする。また、或いは、制御情報の定義を拡張する場合には、同じタイミングで使用していない周波数リソース領域があれば、当該使用していない周波数リソース領域に(B)の通信方式を記述し、(A)の部分で(B)の位置を記すようにする。
つまり、制御情報の定義を拡張する場合には、基地局から中継装置100および中継装置100から端末装置200への二種類の通信方式を示す制御情報を記述するため、制御用のリソース領域を拡張したり、記述する情報量を圧縮したりすることが望ましい。
次に、図13および図14を用いて、実施例2に係る制御情報の定義を拡張する具体的な例を説明する。図13は、実施例2に係る制御情報の定義を拡張する具体的な例を説明する図である。また、図14は、実施例2に係る変調方式と符号化率との対応テーブルの例について説明する図である。なお、以下では、LTEのシステムにおいて、5MHz帯域幅、すなわち25RB(Resource Block:1RBは12サブキャリアで構成される)を使用する例を説明する。
例えば、図13に示すように、DLでBSからRNへのデータ中継のために、RB#0〜5を使用して中継するとともに、フレームの先頭に含まれる制御情報部分には、使用されるRBなどの情報を示すビット(25ビット)が含まれる。そして、使用RB指定の後ろには、変調方式と符号化率とを指定するビット(5ビット)が含まれる。
図13では、変調方式と符号化率とを指定する5ビットが「10010」であるため、図14に示したテーブルの番号「18(=10010)」で指定された変調方式と符号化率が選択されることを示している。すなわち、図14に示したテーブルは、図13で示される変調方式と符号化率とを指定するビット部分に対応した「番号」、該当する「変調方式」および「符号化率」の関係性を表す対応テーブルである。なお、図14に示した対応テーブルには、符号化率の直接の値が記載されているわけではなく、当該符号化率に関連する値が格納されているものの、説明の便宜上、符号化率の値を記載した。
次に、図15を用いて、制御情報のビット数が増大することを抑制する例を説明する。図15は、実施例2に係る各装置間で使用される通信方式の関係テーブルの例について説明する図である。
例えば、制御情報のビット数の増大を抑制する例としては、図15に示すように、BSからRNへの通信方式と、RNからUEへの通信方式との関係を予めテーブル化しておき、対応する通信方式を選択する。図15に示す関係テーブルには、例えば、テーブル内で決定される番号である「インデックス」、RNからUEへの通信方式を基準とした「BSからRNへの通信方式」、「使用ビット数」および「ビット配列例」が格納されている。
つまり、UEは、一方の通信方式(例えば、RNからUEへの通信方式)を解読し、後に続くインデックスを抽出することにより、もう一方の通信方式(例えば、BSからRNへの通信方式)を認識することができる。また、通信方式が完全に変更される場合には、図15に示すように、「インデックス7」を使用することで制限なく認識することができる。但し、インデックス7の利用は、膨大なパケットの通信において、インデックス1〜6の利用と比較して少ないと見込まれる。
[実施例2による効果]
上述したように、通信システムは、端末装置が基地局から受信した受信データの受信処理を行うために要する制御情報を、中継装置が中継する中継データに含まれる拡張された制御情報の定義部分に格納して送信する。この結果、通信システムは、データ領域の一部の占有に起因して生じる領域の無駄を省くことができる。
ところで、上記実施例1または2では、1フレーム中に制御情報をデータ領域或いは制御情報領域に格納する場合を説明した。以下では、1フレームをRNごとに分割および固定する場合を説明する。
[実施例3に係る通信システムの構成および送受信フレーム]
まず、図16を用いて、実施例3に係る通信システムの構成例を説明する。図16は、実施例3に係る通信システムの構成例を示す図である。なお、図16では、基地局をBS、中継装置をRN(RN〜RN)、端末装置をUE(UE)として示している。
例えば、図16に示すように、実施例3に係る通信システムは、BS、RN〜RNおよびUEを有する。また、RN〜RNは、BSの通信領域であるセルに含まれるとともに、UEは、RNの通信領域に含まれる。但し、UEについては、BSの通信領域であるセルに含まれるとは限らない。また、UEは、RNの通信領域に含まれているものの、BSとの距離が比較的近いことから、BSによって送出されるデータの受信が可能な状態にある。図16では、一つのBS、4つのRNおよび一つのUEを有する通信システムとして図示しているが、当該通信システムの構成はこれに限られるものではない。
上記構成において、例えば、RNは、BSからRNへの通信方式で、当該通信方式を示す制御情報を含むデータをBSから受信する。なお、BSからRNへの通信方式とは、RNで実行される受信処理に要する方式の情報を指す。また、BSからRNへの通信方式を示す制御情報とは、例えば、BSからRNへの通信における使用リソースの周波数、変調方式および符号化方式などを指す。
ここで、図17を用いて、実施例3に係る送受信フレームを説明する。図17は、実施例3に係る送受信フレームの例を説明する図である。
例えば、図17に示すように、実施例3に係る送受信フレームは、一つのセルに4つのRNが存在する場合に、各RNとBSとのデータ中継に使用するリソースの周波数領域が固定的に割り当てられている。すなわち、図17では、BSからRNへの1フレームで、当該BSのセル内でのRN用リソース、RN用リソース、RN用リソースおよびRN用リソースの4つに周波数領域が固定的に割り当てられている。これらから、BSからRNに送信されるデータは、RN用リソースにUEの制御情報を含んだデータが格納されて送信されることとなる。
図16の説明に戻り、UEは、例えば、BSからRNへの通信方式で当該BSからRNへ送信されたデータを受信し、RN用リソースに該当するデータのみをバッファに格納するバッファリングを行なう。但し、RN宛てのデータを受信したUEは、当該UEに対する制御情報が受信されたデータに含まれていないため、この時点では受信されたデータの受信処理は行なわない。
また、BSからデータを受信したRNは、例えば、受信されたデータに、RNからUEへの通信方式を示す制御情報とともに、BSからRNへの通信方式を示す制御情報を付加してUEにデータを中継する。
一方、UEは、RNからUEへの通信方式で、RNによって中継された中継データに対して、RNからUEへの通信方式を示す制御情報に基づいた受信処理を実行する。そして、UEは、中継データに含まれるBSからRNへの通信方式を示す制御情報と、受信データに含まれるBSからRNへの通信方式を示す制御情報とが同一であることを検出する。
続いて、UEは、バッファリングされた受信データに対して、中継データに含まれるBSからRNへの通信方式を示す制御情報に基づいた受信処理を実行する。その後、UEは、受信処理済みである中継データと受信データとの合成処理を実行する。
[実施例3による効果]
上述したように、通信システムは、セルに含まれる複数の中継装置それぞれに対応するリソースを予め割り当てるので、該当する中継装置に対応するリソース部分のデータのみをバッファリングすることにより、端末装置でのバッファ量を削減することができる。
ところで、上記実施例1〜3では、受信データと中継データとを単純に足し合わせる合成処理を説明した。以下では、受信データと中継データとの合成で、電力プロファイルに基づいて合成にかかる重み付けを決定する場合を説明する。
[実施例4に係る電力プロファイルの利用]
図18を用いて、実施例4に係る電力プロファイルを利用する例について説明する。図18は、実施例4に係る電力プロファイルを利用する例について説明する図である。なお、以下では、BS、RNおよびUE〜UEを含んだ通信システムを例に挙げる。
例えば、図18に示すように、UE〜UEは、BSから定期的に発信される既知信号を測定する。そして、UEは、既知信号の測定結果から図18の左側に示した電力プロファイルを得る。また、UEは、既知信号の測定結果から図18の右下に示した電力プロファイルを得る。また、UEは、既知信号の測定結果から図18の右上に示した電力プロファイルを得る。
その後、UE〜UEそれぞれは、得られた電力プロファイルから、BSおよびUE〜UE間の受信レベルが所定閾値以上であるか否かを判定する。そして、UEおよびUEは、受信レベルが所定閾値以上であると判定された場合に、BSからRNへのデータを受信する処理を実施することを示す実施情報(バッファリング識別子)をRNに対して報知する。一方、RNは、UEおよびUEから実施情報を報知された場合には、BSからUEおよびUEへの中継データに、BSからRNへの通信方式を示す制御情報を付加してUEおよびUEにデータをそれぞれ中継する。
また、UEは、得られた電力プロファイルから、BSおよびUE間の受信レベルが所定閾値以上であるか否かを判定する。そして、UEは、受信レベルが所定閾値未満であると判定された場合に、BSからRNへのデータを受信する処理を実施しないことを示す実施不可情報(バッファリング識別子)をRNに対して報知する。一方、RNは、UEから実施不可情報を報知された場合には、RNからUEへの中継データを通常の制御情報、すなわちRNからUEへの通信方式を示す制御情報のみを含むデータをUEに中継する。なお、UEは、実施不可情報をRNに対して報知しないようにしても良く、この場合には、RNは、UEから何も報知されていないことから、RNからUEへ通常の制御情報のみを含むデータを中継する。
ここで、バッファリング識別子をRNに報知したUEおよびUEでは、電力プロファイルの振幅値に基づき、尤度合成に重み付けを行なう。具体的には、図18に示すように、UEは「A」、UEは「B」という振幅値(A>Bとする)を得ていることから、UEでの尤度合成では1倍、UEでの尤度合成では0.7倍などの重みを付けつつ尤度合成を実行する。すなわち、BSからの電波レベルが小さくなると、信号に対する雑音の比率が増加することから、雑音の大きいデータを合成することを抑止することができる。
[実施例4による効果]
上述したように、通信システムは、基地局および端末装置間の受信レベルの大きい端末装置の尤度合成の割合を大きくし、受信レベルの小さい端末装置の尤度合成の割合を小さくするので、データ合成時の雑音量を抑制することができる。
さて、これまで本願に開示する無線装置、無線通信システムおよび無線通信方法の実施例について説明したが、上述した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)アップリンク時、(2)各装置の構成、において異なる実施例を説明する。
(1)アップリンク時
上記実施例では、主にDL時の処理について説明したが、UL時についても適用することができる。UL時の処理については、DL時の処理とは逆の処理が実施されることとなる。以下に、図19および図20を用いてUL時の中継装置の構成と、UL時の基地局の構成とを説明する。図19は、実施例5に係る中継装置の構成例を示す図である。また、図20は、実施例5に係る基地局の構成例を示す図である。
例えば、図19に示すように、中継装置100は、アンテナ101と、アンテナ102と、LNA A/D112と、FFT113と、制御信号受信処理部114と、データ信号受信処理部115と、スケジューラ107とを有する。また、例えば、中継装置100は、制御信号生成部117と、IFFT118と、PA D/A119とを有する。なお、上述した中継装置100と同様の構成については同一の符号を付している。
アンテナ101は、例えば、UL帯域の送信として、基地局に対して、端末装置からのトラフィックを送信する。また、アンテナ102は、例えば、UL帯域の受信として、端末装置からのトラフィックを受信する。
LNA A/D112は、例えば、アンテナ102によって受信されたデータを増幅するとともに、AD変換を行なう。また、FFT113は、例えば、高速フーリエ変換を行なう。なお、データは、FFT113の通過後に、データ信号受信処理部115へ入力されるデータ信号と、制御信号受信処理部114へ入力される制御信号とに分けられる。
制御信号受信処理部114は、例えば、FFT113から受け付けた制御信号の受信処理を実行し、受信処理によって得られる情報として、端末装置から中継装置100への通信方式を示す制御情報をデータ信号受信処理部115に通知する。なお、制御信号受信処理部114による受信処理から得られる情報には、例えば、端末装置から中継装置100への通信方式を示す制御情報だけでなく、DL系の処理で利用されるバッファリング識別子なども含まれており、これらの情報はスケジューラ107によって管理される。
また、データ信号受信処理部115は、例えば、FFT113から受け付けたデータ信号と、制御信号受信処理部114から受け付けた制御情報とに基づき、データの受信処理を実行する。そして、データ信号受信処理部115は、例えば、受信処理が完了したデータを送信信号生成部116に入力する。
スケジューラ107は、データの送受信にかかる各種情報を管理しており、例えば、基地局のバッファリング適用可否を管理し、当該バッファリングの適用対象となる基地局からのトラフィックが到達すると、中継先にデータを中継する指示を行なう。中継先に中継されるデータには、例えば、端末装置および中継装置100と、中継装置100および基地局とにおける通信方式を示す制御情報それぞれが含まれる。
このため、スケジューラ107は、送信信号生成部116に対して、端末装置および中継装置100と、中継装置100および基地局とにおける通信方式を示す制御情報の二種類を通知する。また、スケジューラ107は、制御信号生成部117に対して、中継装置100および基地局における通信方式を示す制御情報を通知する。
送信信号生成部116は、例えば、データ信号受信処理部115から受け付けたデータと、スケジューラ107から受け付けた二種類の制御情報とに基づき、中継先となる基地局へ中継する中継データを生成し、IFFT118に入力する。このとき、送信信号生成部116は、端末装置および中継装置100における通信方式を示す制御情報をデータに付加する。
制御信号生成部117は、例えば、スケジューラ107から受け付けた制御情報、すなわち中継装置100および基地局における通信方式を示す制御情報に基づき、制御信号を生成し、IFFT118に入力する。また、IFFT118は、例えば、送信信号生成部116および制御信号生成部117によって入力されたデータを受け付けて、当該データを時間信号に戻してPA D/A119に入力する。そして、PA D/A119は、IFFT118から受け付けた信号をDA変換するとともに増幅する。
例えば、図20に示すように、基地局300は、アンテナ301と、LNA D/A302と、FFT303と、測定信号受信処理部304と、バッファリング制御部305とを有する。また、例えば、基地局300は、バッファ306と、制御信号受信処理部307と、データ信号受信処理部308と、データ信号復号処理部309と、MACレイヤ信号処理部310とを有する。
アンテナ301は、例えば、端末装置または中継装置100から送信されたUL信号を受信し、LNA D/A302に入力する。そして、LNA D/A302は、例えば、アンテナ301から受け付けた信号を増幅するとともにDA変換を行なう。また、FFT303は、例えば、高速フーリエ変換を行なって各信号を分離する。
FFT303によって分離される信号は、例えば、端末装置から受け付けた測定用としての既知の信号であり、当該信号は測定信号受信処理部304に入力される。また、FFT303によって分離される信号は、例えば、中継装置100から受け付けた中継データと、端末装置から受信した受信データとであり、これらのデータはバッファ306に入力される。また、FFT303によって分離される信号は、例えば、UL制御信号であり、当該信号は制御信号受信処理部307に入力される。また、FFT303によって分離される信号は、例えば、ULデータ信号であり、当該信号はデータ信号受信処理部308に入力される。
測定信号受信処理部304は、例えば、FFT303から測定用の既知信号を受け付けて、測定結果としての電力プロファイル結果に変換し、バッファリング制御部305に入力する。
バッファリング制御部305は、例えば、どのフレームでデータを保存すれば良いかの指示を示すバッファ制御信号を入力することでバッファ306を制御したり、受信処理時に尤度合成の指示信号をデータ信号受信処理部308に入力したりする。また、バッファ306は、例えば、バッファリング制御部305による指示を受け付けて、データ信号受信処理部308にバッファデータを出力する。
制御信号受信処理部307は、例えば、FFT303からUL制御信号を受け付けて、当該UL制御信号をデータ信号受信処理部308に入力する。また、制御信号受信処理部307は、例えば、FFT303からUL制御信号を受け付けて、当該UL制御信号から、どのフレームが中継フレームであるかを示す中継フレームタイミング情報をバッファリング制御部305に入力する。
データ信号受信処理部308は、例えば、FFT303から受け付けたULデータ信号、バッファ306から受け付けたバッファデータ、およびバッファリング制御部305から受け付けた尤度合成の指示信号に基づき、受信処理を実行する。データ信号受信処理部308による受信処理では、中継装置100から受信されたデータと、端末装置から受信したバッファリングデータとの尤度合成が行なわれ、処理結果として得られる尤度情報をデータ信号復号処理部309に入力する。
データ信号復号処理部309は、例えば、データ信号受信処理部308から受け付けた尤度情報に基づき、データの復号処理を実行し、復号処理の結果をMACレイヤ信号処理部310に入力する。また、MACレイヤ信号処理部310は、例えば、データ信号復号処理部309から受け付けた復号処理の結果をさらに上位の処理部へ送る。
(2)各装置の構成
また、上記文書中や図面中などで示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタなどを含む情報(例えば、電力プロファイルを得るために利用される閾値などの情報)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した無線装置およびデータ収集装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合することができる。例えば、上記実施例では、中継装置100のDL系とUL系との構成を分けて説明したが、一つの中継装置100に双方が含まれていても良いし、分かれていても良い。
100 中継装置
101、102 アンテナ
103 LNA A/D
104 FFT
105 制御信号受信処理部
106 データ信号受信処理部
107 スケジューラ
108 送信信号生成部
109 制御信号生成部
110 IFFT
111 PA D/A
200 端末装置
201 アンテナ
202 LNA D/A
203 FFT
204 測定信号受信処理部
205 バッファリング制御部
206 バッファ
207 制御信号受信処理部
208 データ信号受信処理部
209 データ信号復号処理部
210 MACレイヤ信号処理部

Claims (9)

  1. 基地局、中継装置および端末装置を含んだ通信システムによる通信方法であって、
    前記中継装置は、
    前記基地局から前記中継装置への通信方式である第一の通信方式を示す第一の制御情報を含むデータを前記基地局から受信するデータ受信ステップと、
    前記データ受信ステップによって受信されたデータに、前記中継装置から前記端末装置への通信方式である第二の通信方式を示す第二の制御情報とともに、前記第一の制御情報を付加して前記端末装置に中継するデータ中継ステップとを含み、
    前記端末装置は、
    前記第一の通信方式によって前記基地局から前記中継装置へ送信されたデータを受信し、所定のバッファに格納する受信データ格納ステップと、
    前記中継装置のデータ中継ステップによって前記第二の通信方式によって中継された中継データに対して、当該中継データに含まれる前記第二の制御情報に基づいた受信処理を実行するとともに、前記受信データ格納ステップによって格納された受信データに対して、前記中継データに含まれる前記第一の制御情報に基づいた受信処理を実行する受信処理ステップと、
    前記受信処理ステップによって受信された中継データと受信データとを合成するデータ合成処理ステップと
    を含んだことを特徴とする通信方法。
  2. 前記端末装置は、
    前記基地局から発信される信号を測定し、測定された信号の受信レベルが所定閾値以上であるか否かを判定する受信レベル判定ステップと、
    前記受信レベル判定ステップによって受信レベルが所定閾値以上であると判定された場合に、前記受信データ格納ステップによる処理を実施することを示す実施情報を前記中継装置に対して報知する報知ステップとをさらに含み、
    前記データ中継ステップは、前記端末装置の報知ステップによって前記実施情報を報知された場合に、前記データ受信ステップによって受信された第一の制御情報を付加して中継することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記データ中継ステップは、前記第二の制御情報を記述するために前記中継データに予め定義されている制御情報領域に、前記第二の制御情報とともに前記第一の制御情報を記述することにより、前記第一の制御情報を付加して中継することを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  4. 前記受信データ格納ステップは、前記基地局から複数の中継装置へ送信されたデータをそれぞれ受信する場合には、受信したデータのうち、自端末装置への中継を担当する中継装置に該当するデータのみを所定のバッファに格納することを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  5. 前記データ合成処理ステップは、前記基地局から発信される信号を測定し、測定された信号の受信レベルに基づき、前記中継データと受信データとの合成比率を決定し、当該決定された合成比率で合成することを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  6. 基地局と端末装置との間でデータを中継する中継装置であって、
    前記基地局から前記中継装置への通信方式である第一の通信方式を示す第一の制御情報を含むデータを前記基地局から受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部によって受信されたデータに、前記中継装置から前記端末装置への通信方式である第二の通信方式を示す第二の制御情報とともに、前記第一の制御情報を付加して前記端末装置に中継するデータ中継部と
    を有することを特徴とする中継装置。
  7. 基地局および中継装置からデータを受信する端末装置であって、
    前記基地局から前記中継装置への通信方式である第一の通信方式によって前記基地局から前記中継装置へ送信されたデータを受信し、所定のバッファに格納する受信データ格納部と、
    前記基地局から前記中継装置へ送信されたデータに、前記中継装置から前記端末装置への通信方式である第二の通信方式を示す第二の制御情報とともに、前記第一の通信方式を示す第一の制御情報が付加され、前記中継装置から前記端末装置へ中継された中継データに対して、当該中継データに含まれる前記第二の制御情報に基づいた受信処理を実行するとともに、前記受信データ格納部によって格納された受信データに対して、前記中継データに含まれる前記第一の制御情報に基づいた受信処理を実行する受信処理部と、
    前記受信処理部によって受信された中継データと受信データとを合成するデータ合成処理部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  8. 基地局、中継装置および端末装置を含んだ通信システムによる通信方法であって、
    前記中継装置は、
    前記端末装置から前記中継装置への通信方式である第一の通信方式を示す第一の制御情報を含むデータを前記端末装置から受信するデータ受信ステップと、
    前記データ受信ステップによって受信されたデータに、前記中継装置から前記基地局への通信方式である第二の通信方式を示す第二の制御情報とともに、前記第一の制御情報を付加して前記基地局に中継するデータ中継ステップとを含み、
    前記基地局は、
    前記第一の通信方式によって前記端末装置から前記中継装置へ送信されたデータを受信し、所定のバッファに格納する受信データ格納ステップと、
    前記中継装置のデータ中継ステップによって前記第二の通信方式によって中継された中継データに対して、当該中継データに含まれる前記第二の制御情報に基づいた受信処理を実行するとともに、前記受信データ格納ステップによって格納された受信データに対して、前記中継データに含まれる前記第一の制御情報に基づいた受信処理を実行する受信処理ステップと、
    前記受信処理ステップによって受信された中継データと受信データとを合成するデータ合成処理ステップと
    を含んだことを特徴とする通信方法。
  9. 端末装置および中継装置からデータを受信する基地局であって、
    前記端末装置から前記中継装置への通信方式である第一の通信方式によって前記端末装置から前記中継装置へ送信されたデータを受信し、所定のバッファに格納する受信データ格納部と、
    前記端末装置から前記中継装置へ送信されたデータに、前記中継装置から前記基地局への通信方式である第二の通信方式を示す第二の制御情報とともに、前記第一の通信方式を示す第一の制御情報が付加され、前記中継装置から前記基地局へ中継された中継データに対して、当該中継データに含まれる前記第二の制御情報に基づいた受信処理を実行するとともに、前記受信データ格納部によって格納された受信データに対して、前記中継データに含まれる前記第一の制御情報に基づいた受信処理を実行する受信処理部と、
    前記受信処理部によって受信された中継データと受信データとを合成するデータ合成処理部と
    を有することを特徴とする基地局。
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