JP5094724B2 - 通信システム、通信方法、無線端末、無線中継装置及び制御装置 - Google Patents
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Description
また、データ分割の従来技術として、非特許文献3、特許文献1に示すように音声信号を帯域分割して各帯域を別々に符号化するスケーラブル音声符号化が知られている。
3GPP(登録商標) Technical Report 23.882 draft V1.1.0 (2006-04) 3GPP(登録商標) Technical Report 25.813 V0.9.2 (2006-05) 「高パケットロス耐性を有する広帯域音声符号化法」、森岳至他、電子情報通信学会論文誌 2005/7 Vol. J88-DII No.7, P.1103-1113
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号する構成とした。
上記構成により、送信側と受信側の無線端末が同じ無線中継装置に無線接続している場合に、受信側の無線端末あての送信パケットを、制御装置を介さない第1のパケットと制御装置を介する第2のパケットに分割するので、ネットワークリソースを効率的に使用することができ、また、制御装置の負荷を軽減することができるとともに、制御装置が無線端末の通信を管理することができる。
前記制御装置を介さない第1のパケットは、音声信号の帯域を分割した低域側の基本音声データと高域側の拡張音声データのうち前記拡張音声データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記基本音声データを含む。また、前記制御装置を介さない第1のパケットは、画像信号を画面内でのみ符号化した画面内符号化データと、画面間差分を予測符号化した画面間差分予測符号化データのうち前記画面間差分予測符号化データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記画面内符号化データを含む。
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記送信側の無線端末は、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記暗号化データを前記受信側の無線端末側で復号するための識別データを取り除いた前記第1のパケットを生成するとともに、前記識別データを含む前記第2のパケットを生成し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記識別データを、前記第1のパケット内の前記識別データが切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内の前記暗号化データを復号する構成とした。
また、本発明は上記目的を達成するために、無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記送信側の無線端末は、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記暗号化データを前記受信側の無線端末側で復号するための識別データ及び前記暗号化データの一部を取り除いた前記第1のパケットを生成するとともに、前記識別データ及び前記暗号化データの一部を含む前記第2のパケットを生成し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記識別データ及び前記暗号化データの一部を、前記第1のパケット内の前記識別データ及び前記暗号化データの一部が切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内の前記暗号化データを復号する構成とした。
また、本発明は上記目的を達成するために、無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記送信側の無線端末は、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記暗号化データを前記受信側の無線端末側で復号するために必要なデータの一部を取り除いた前記第1のパケットを生成するとともに、前記復号するために必要なデータの一部を含む前記第2のパケットを生成し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部が切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内の前記暗号化データを復号する構成とした。
上記構成により、第1のパケットが制御装置を介さなくても通信のセキュリティを維持することができ、また、受信側の無線端末では第1、第2のパケットの両方が到着しなければ元のデータを復元できないので、システム側すなわち網側がユーザ機器間の直接通信を管理することができる。
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信するステップと、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信するステップと、
前記受信側の無線端末が、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するステップとを、
有するようにした。
自己及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するようにした。
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が自己に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して自己に送信したとき、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信する手段と、
前記制御装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信する手段とを備え、
前記受信側の無線端末が、自己から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するようにした。
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、自己を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、自己を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを自己あてに送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信する手段と、
前記第2のパケットに基づいて前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する手段とを備え、
前記無線中継装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するようにした。
送信側の無線端末及び自己が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が自己あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号する手段を、
備えた構成とした。
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する構成とした。
さらに、無線中継装置が、第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして制御装置に送信するので、制御装置が第3のパケットに基づいて第1のパケットの管理情報を取得することができる。また、送信側の無線端末が第1のパケットの各パケット内にそれぞれシーケンス番号をセットすることにより、制御装置が第3のパケット内のシーケンス番号に基づいて第1のパケットの転送パケット数を管理することができる。
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信するステップと、
前記制御装置が、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得するステップと、
前記無線中継装置が、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送するステップと、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号するステップとを、
有する構成とした。
自身と受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末自身から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信し、
前記制御装置が、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得し、
前記無線中継装置が、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する構成とした。
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置自身に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置自身に送信した場合に、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信する手段と、
前記制御装置が、前記無線中継装置自身から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置自身に転送するとともに、自身から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得した場合に、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送する手段とを備え、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置自身から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する構成とした。
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを自身を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを自身を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを自身に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして自身に送信した場合、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記制御装置自身から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する構成とした。
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末自身あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末自身あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する自身あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末自身に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信し、前記制御装置が、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得し、前記無線中継装置が、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末自身に転送した場合に、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する手段を、
備えた構成とした。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1はUE101とUE102が同じ基地局103(以下、E‐NodeBと言う。)に無線接続している状態を示す。なお、この状態は、通信開始時からこの状態が継続している場合の他に、図15の状態からUE101又はUE102が移動した場合などが考えられる。この状態では、UE101からUE102に送信を行う場合には、以下に詳しく示す「UE−UE直接通信」によりUE101において送信パケットを分割し、ACGW105を経由しない直接ルート(1)とACGW105を経由するACGW経由ルート(2)に分けて転送する。なお、以下では、直接ルート(1)側を経由するパケットを第1のパケット、ACGW経由ルート(2)側を経由するパケットを第2のパケットと呼ぶことにする。
UE101−UE102間の通信が開始した最初の状態では、従来どおりにACGW105経由の通信から始まる。送信側UE101は受信側UE102に向けてパケットを生成し、この生成したパケットをACGW105あてに暗号化し、送信する。UE102の送信した暗号化パケットをE‐NodeB103が受信し、ACGW105に転送する。ACGW105は受信した暗号化パケットを復号化し、復号化したパケットのあて先からルーティング先を判定する。ACGW105は、UE102あてにパケットを暗号化し、送信する。ACGW105が送信した暗号化パケットをE‐NodeB103が受信し、UE102に転送する。受信側UE102は暗号化パケットを受信して復号化し、送信側UE101からのパケットを取得する。本実施の形態では、パケットを暗号化・復号化する方法としてIPsec ESP (Encapsulating Security Payload)のトンネルモードを用いた場合を想定して説明するが、本発明はIPsec ESP方式に限定するものではない。
「UE−UE直接通信」は、ACGW105が送信側UE101と受信側UE102が同一のE‐NodeB103に接続していることを検出したときに開始する。この場合、ACGW105はパケットを受信したときの転送元のE‐NodeBと転送する先のE‐NodeBが同一であることをルーティング処理の際に検出するか、又は、ACGW105が管理するUE101、UE102の情報から検出することなどによって、送信側UE101と受信側UE102が同一のE‐NodeB103に接続していることを検出する。ACGW105は、送信側UE101と受信側UE102が同一のE‐NodeB103に接続していることを検出した後、それぞれのUE101、102に「UE−UE直接通信」が可能かどうかの問合せを送信する。両方の又はどちらか一方のUEが「UE−UE直接通信機能」に対応していない場合には、「UE−UE直接通信」を行うことができない。両方のUEが「UE−UE直接通信機能」に対応している場合には、それぞれのUE101、102に「UE−UE直接通信」の通信路設定を指示する。またACGW105はE‐NodeB103に対して、UE101、102の間でのパケットの転送を許可するように指示する。
送信側UE101はACGW105から「UE−UE直接通信」の指示を受け、受信側UE102あてにパケットを生成した際は、まずUE102あてにパケットを暗号化する。そして、その暗号化したパケットの一部を切り出し、切り出したデータをACGW105あてに暗号化する。送信側UE101は、第1のパケットをUE102あてに(直接ルート(1))、第2のパケットをACGW105あて(ACGW経由ルート(2))に送信する。E‐NodeB103は、送信側UE101からの第1、第2のパケットを受信し、UE102あての第1のパケットをUE102あてに、ACGW105あての第2のパケットをACGW105あてに転送する。ACGW105は、E‐NodeB103から転送された第2のパケットを受信し、復号処理し、UE102あてに暗号処理し、UE102に転送する。
「UE−UE直接通信」を行うUE101、102が移動するなどによって同一のE‐NodeB103に接続している状態ではなくなった場合には、ACGW105はそれぞれのUE101、102に「UE−UE直接通信」の終了を指示する。またE‐NodeB103にも通知し、UE101、102との間で直接にパケットの転送を行わないように指示する。
<UE−UE直接通信開始>
UE−UE直接通信を開始する処理に関して、図2、図3A及び図3Bを用いて説明する。最初は、送信側のUE101と受信側のUE102は、ACGW105を経由してパケットを送受信している。送信側UE101は、受信側UE102に向けてパケットを生成し、生成したパケットをACGW105あてに暗号化し、送信する。送信された暗号化パケットをE‐NodeB103が受信し、ACGW105に転送する。ACGW105は受信した暗号化パケットを復号化し、復号化したパケットのあて先からルーティング先を判定する。ACGW105はUE102あてにパケットを暗号化し、送信する。送信されたパケットをE‐NodeB103が受信し、UE102に転送する。受信側UE102は暗号化パケットを受信して復号化し、送信側UE101からのパケットを取得する。これがUE−UE直接通信を開始する前の状態である。
UE−UE直接通信中の状態のときのUE101、UE102、E‐NodeB103、ACGW105の動作について説明する。「UE−UE直接通信」では、送信側UE101はUE102あてにパケットを生成し、そのパケットの一部をACGW105経由のパケットにし、ACGW105を経由しない第1のパケットと、ACGW105経由の第2のパケットとして送信する。第1のパケットと第2のパケットの両方が受信側UE102に届いて初めて、UE102はパケットの受信処理が可能となる。
送信側UE101のパケット送信処理を図4〜図7を用いて説明する。まず、送信側UE101の送信パケットの構造について図4、さらには図5A、図5Bを用いて説明する。送信側UE101は、受信側UE102に送信するデータを作成し、UE102あてのパケット401を作成する。パケット401のあて先(Dt.: Destination Address)はUE102の「global address」(g_UE2)であり、送信元アドレス(Sr.: Source Address)はUE101の「global address」(g_UE1)である。なお、ここでいう「global address」と「local address」の使い分けは、UE101とUE102の通信のために使用するアドレスと、ACGW105、E‐NodeB103、UE101、UE102の間でパケットを運ぶためのアドレスを意識的に区別するために、便宜的につけたものである。ネットワークのアドレス管理の方法によっては、ともに「global address」を用いる場合も、逆にともに「local address」を用いる場合も想定される。
次に、E−NodeB103の構成について図8を用いて説明する。E‐NodeB103は、パケット受信部801においてパケットを受信する。E−NodeB103は受信したパケットが自ノードあての場合には、受信パケット処理部802に渡す。転送の必要なパケットの場合にはパケット転送処理部803に渡す。E−NodeB103は、パケット転送処理部803において、転送するパケットの確認を行う。ACGW105からUE101、102に転送するパケットの場合には特に制限はない。また逆にUE101、102からACGW105に転送するパケットの場合にも特に制限はない。UEからUEに転送する場合には、E−NodeB103は転送するパケットが条件を満たしているか確認する。E−NodeB103は、UEからUEにパケットを転送する場合には、UE−UE通信確認部804において、ACGW105から許可されている通信かどうか確認する。また、RPヘッダ確認部805において、そのパケットが第1のRPヘッダ404bを含んでいるか確認する。E−NodeB103は、転送するパケットをパケット送信部806に渡し、送信する。
次に、ACGW105のパケット中継処理について図10を用いて説明する。ACGW105が「UE−UE直接通信」のパケット407を受信した場合、パケット407のあて先アドレスはACGW105あて、すなわちACGW105にとって自ノードあてである。このパケット407を復号化処理及びデカプセル化処理を行うと、UE101がUE102あてに生成したパケット406が出てくる。この出てきたパケット406は、あて先がUE102の「local address」であり、送信元がUE101の「local address」である。また、このパケット406は第2のRPヘッダ406bを含む。ちなみに、「UE−UE直接通信」を行っていない場合には、出てくるパケットのあて先アドレスは、UE102の「global address」であり、送信元アドレスはUE101の「global address」である。
次に、受信側UE102のパケット受信処理について図13を用いて説明する。受信側UE102は、第1のパケット404と第2のパケット1009を受信する。第1のパケット404は、送信側UE101がUE102あてに送信し、E‐NodeB103がUE102に転送したパケットである。一方、第2のパケット1009は、送信側UE101がACGW105あてに送信し、E−NodeBがACGW105に転送し、ACGW105が復号処理し、さらにUE102に転送するためにUE102あてに暗号化してから送信したパケットである。E‐NodeB103はACGW105からのUE102あてのパケット1009を転送し、UE102が受信する。受信側UE102は、第1のパケット404が第1のRPヘッダ404bを含むため、同じRP−IDを持つパケットを受信するまでパケット404を保存する。
「UE−UE直接通信」を終了するときの動作について説明する。ACGW105はUE101、UE102のそれぞれに対して「UE−UE直接通信」を終了するように指示する。また、E‐NodeB103に対しても「UE−UE直接通信」が終了したことを通知する。「UE−UE直接通信」が終了するのは、UE101、UE102のそれぞれが同一のE‐NodeB103に接続している状態ではなくなったとき、UE101、UE102のどちらか又は両方が他のE‐NodeBにハンドオーバしたときが考えられる。また、ACGW105は、UE101、UE102の移動が行われていなくても、ACGW105の判断によって終了させることができる。例えばUE101とUE102の通信を Lawful Interception などの理由によって監視しなければならなくなった場合などが考えられる。
上記の実施の形態を第1の実施の形態として、次に、第2の実施の形態について説明する。以下に、第2の実施の形態の「UE−UE直接通信」のポイント(1)(2)を示す。
(1)UE101は、通信相手のUE102にパケットを暗号化して送信する。暗号化されたパケット(第1のパケット)はE−NodeB103折り返し(ACGW105を介さないで)でUE102に送信される。このとき、暗号化パケットの復号化に必要な鍵をACGW105経由でUE102に送信する(第2のパケット)。鍵データはデータ量が小さいため、E−NodeB103−ACGW105間の折り返しのデータ量を小さくすることができる。
・パケットと鍵の対応を、1対1にする。すなわち、パケットの数だけ鍵も送信する。
・パケットと鍵の対応を、N対1にする。すなわち、ある一定の期間のN個のパケットに対して、同じ鍵を用いるようにする。例えば、100個のパケットごとに鍵を変更する。また別の例としては、10分ごとに鍵を変更する。受信側でどの鍵を用いて復号化するかは、IPsecで暗号化している場合には、SPIの値によって区別する。パケットの数Nによって鍵を変更する場合には、カウントする同期がはずれると困るため、各パケットに何個目のパケットかを示すカウンタを入れるなどの対応が考えられる。時間によって鍵を変更する場合には、送信側と受信側の時間の同期をとる必要があり、またパケットが到着するまでにかかる時間を計測する必要も出てくるだろうと思われるので、各パケットに送信側が送信した時刻を入れるという対応も考えられる。
・ACGW105が鍵を決め、送信側UE101と受信側UE102に通知する。
ACGW105が送信側UE101−ACGW105、受信側UE102−ACGW105の暗号化パスを用いて鍵を配布する。このとき、鍵と同時にSPIの情報も併せて送信する。このSPI情報は、E−NodeB10されていて見ることができない。
・送信側UE101が鍵を決め、ACGW105経由で受信側UE102に送信する。
送信側UE101−ACGW105の暗号化パスを用いて、送信側UE101からACGW105に鍵が送信され、ACGW105はその鍵を保持し、さらに受信側UE102に転送する。この鍵情報は、E−NodeB103には暗号化されていて見ることができない。
ACGW105は、転送されたパケットを復号化できることを確認する。
オプション:ACGWが復号化できているかどうか確認できるように、送信側UE101に、あらかじめ復号化できたことがわかる情報を付加させるようにする。
E−NodeB103からUE−UE折り返しパケットのコピーが届かなくなったら、ACGW105はUE101、102にUE−UE直接通信を停止させ、ACGW105経由の元の通信に戻す。
UE−UE直接通信のパケットがE−NodeB103からACGW105に届かなくなったことによって、UE−UE直接通信での通過パケットが少ないことがわかり、直接通信のパケット量が少ないならば、E−NodeB103−ACGW105間の通信量を減らす効果が少なくなったと言えるため、UE−UE直接通信を行わせておく必要はないと言える。そのためACGW105はUE−UE直接通信を中止させ、ACGW105経由の通信に戻させる。
第2の実施の形態の効果:第1の実施の形態と同様に、E−NodeB103−ACGW105間を折り返すデータ量を減らすことによって、Core Networkのネットワークリソースを有効に活用できる。
ACGW105に送信する。UE101が送信する鍵は、新しく更新し作成した鍵データであり、SPIは、どの鍵を利用したらよいかを受信側が識別できるようにするための情報である。ACGW105はUE101から鍵データを受信すると、鍵保存部に鍵データを保存する。この理由は、ACGW105もUE101−UE102間の直接通信のパケットのコピーがE−NodeB103から送信されてきた場合には、実際に復号できるか確認するためであり、UE102と同様に鍵データとSPIを保存しておく。
(1)UE1(UE101)は、UE2(UE102)あてのデータを送信するために、UE2(g_UE2)あてのパケット1501を作成し、このパケット1501をUE2(l_UE2)あてのパケット(第2の実施の形態の第1のパケット)1504でカプセル化し、送信する。このパケット1504はE−NodeB103によってUE2に転送される。
(2)UE1は、UE2あてに鍵データを送信するために、UE2(g_UE2)あてのパケット1501を作成し、このパケット1501をACGW(l_ACGW)あてのパケット1502(第2の実施の形態の第2のパケット)でカプセル化し、送信する。このパケット1502はE−NodeB103によってACGW105に転送される。更にこのパケット1502はACGW105で処理されて、パケット1504、1501としてUE2に転送される((4)参照)。
(4)ACGW105は、UE2(g_UE2)あての鍵データを含むパケット1501を、UE2(l_UE2)あてのパケット1504(第2の実施の形態の第2のパケット)でカプセル化し、送信する。このパケット1504はE−NodeB103によってUE2に転送される。UE2(g_UE2)あての鍵データを含むパケット1501は、UE1によって作成されたパケット1501である((1)参照)。
・IPヘッダのプロトコル番号に新しく鍵データを含むことを示す番号を定義する。この方法ならば、IPヘッダのプロトコル番号を確認するだけで鍵データが含まれるかどうか判別できる。この方法の延長として、鍵データを含むことを示す拡張ヘッダを定義する方法も考えられる。
・また、Destination Option拡張ヘッダを用いて鍵データを運ぶために、新たに鍵データ用のオプションを定義する。この方法ならば、Destination Option拡張ヘッダを走査するだけで鍵データが含まれるかどうか判別できる。
次にデータ分割の例を説明する。ここで、データ分割の例として、スケーラブル音声符号化を使用した場合について説明する。スケーラブル音声符号化とは、音声データの符号化時に基本音声データ部と音質向上用データ部(拡張データ)に分ける符号化方法である。従来技術には例えば非特許文献3、特許文献1などがあり、非特許文献3では、広帯域音声(〜7kHz)を低域信号(〜4kHz)と高域信号(4kHz〜7kHz)に分割する例が記載されている。また、特許文献1には音声帯域を3分割する例が記載されている。このスケーラブル音声符号化を用いることによって、2つの効果が得られる。1つは、拡張データが失われても基本音声データが受信側に届けば音声の再生を行うことができることである。もう1つは、拡張データが届いても基本音声データが届かなければ受信側で音声再生を行うことができないことである。
「このため音質保証拡張コーデックや高域部拡張コーデックの符号化列がパケットロスにより欠落しても、コアコーデックの符号化列が到着していれば、狭帯域の音声信号は復号することができ、音切れを防止することが可能である。しかし、コアコーデックの符号化列を格納するパケットがパケットロスにより欠落すると音声の再生が行えなくなってしまう。」
また、特許文献1の段落0017、0023、0025では、スケーラブル音声符号化したデータをパケット送信する際に、基本音声データと音質向上用の拡張データを別のパケットで送信し、基本音声データが通信中に損失することがないようにパケットの優先度を高くすることが記載されている。
(1)送信側のUE101は、通信相手の受信側UE102に音声データをパケットを用いて送信する。このとき、スケーラブル音声符号化を用いて音声データを符号化し、パケットデータとして送信する。スケーラブル音声符号化では、音声データを基本音声データと拡張音声データに分ける。送信側UE101は、音声再生に不可欠な基本音声データをACGW105経由で送信し、音質向上用の拡張音声データをE−NodeB103折り返しで送信する。基本音声データは音声データ全体を送信するときと比べて小さいため、E−NodeB103−ACGW105間の折り返しのデータ量を小さくすることができる。さらに新しい効果として、基本音声データのみであっても、音質は劣化しているが再生することが可能なため、ACGW105において通信傍受を行わなければならなくなった場合に、容易に通信傍受を開始できる。
・パケット内を分割する方法に適用(第1の実施の形態の具体例)
まず、1つのパケット内にスケーラブル符号化した基本音声データ部と音質向上用データを含む音声データ全体を乗せる。そして、基本音声データ部と音質向上用データを分割して、それぞれをACGW105経由、E−NodeB103折り返しで送信する。
・パケットを別々に用意し、送信する方法に適用(第1、第2の実施の形態の変形例)
音声データをスケーラブル符号化し、基本音声データと音質向上用データをそれぞれ別のパケットに乗せて送信する。第2の実施の形態の鍵データの代わりに基本音声データを乗せたパケットをACGW105経由で、音質向上用データを乗せたパケットをE−NodeB103折り返しで送信する。
E−NodeB103−ACGW105間を折り返すデータ量を減らすことによって、コア・ネットワーク(Core Network)のネットワークリソースを有効に活用できる。また、ACGW105にはスケーラブル音声符号化による基本音声データ部だけが流れるが、この基本音声データのみであっても通信傍受が可能であるため、ACGW105では、必要となった場合に容易に通信傍受を開始できるという効果がある。
最初に、スケーラブル音声符号化を用いた音声データの分割方法について説明し、次に音声データをパケットで伝送する方法について説明する。図30において、送信側通信装置における符号化装置2000は、マイクロホン(MIC)、A/D変換器、帯域分割フィルタからの入力音声データ(PCMデータ)をスケーラブル音声符号化方法を用いて符号化する。スケーラブル音声符号化方法では、基本音声データ符号化器2001と拡張音声データ符号化器2002において音声データをそれぞれ符号化し、基本音声データと拡張音声データを生成する。基本音声データ符号化器2001と拡張音声データ符号化器2002とは符号化に用いるサンプリング周波数が異なり、低周波成分を基本音声データとして符号化し、高周波成分を拡張音声データとして符号化する。また、拡張音声データ符号化器2002に基本音声データの符号化データを入力することによって、基本音声データとの差分データである拡張音声データを生成する。送信側通信装置は、符号化した音声データをパケット送信器2003によりパケット化し、受信側通信装置(復号装置2010)に送信する。送信されたパケットはIP網や無線網を経由して受信側通信装置に届く。
ここで、本発明は、音声データだけではなく、映像データを含んだ場合にも適用することができる。例えばMPEG2を用いる場合には、フレーム内符号化データであるIピクチャだけをACGW105経由で送信し、フレーム間差分予測符号化データであるP、BピクチャをE−NodeB103折り返しで送信する。また、MPEG4やH.264/AVCを用いる場合には、画面内予測符号化データであるIスライスだけをACGW105経由で送信し、画面間差分予測符号化データであるP、BスライスをE−NodeB103折り返しで送信する。P、Bピクチャ(P、Bスライス)は差分データであるため、受信側UE102はIピクチャ(Iスライス)がないと復号できないが、Iピクチャ(Iスライス)はそれだけで復号できるので、ACGW105は通信傍受が可能となる。また、MPEG2では例えば15フレームの先頭フレームはIピクチャでなければならないと定められているので、この先頭フレームのIピクチャのみをACGW105経由とすれば、ネットワークリソースを効率的に使用することができ、また、ACGW105の負荷を軽減することができる。
RFC4118 “Architecture Taxonomy for Control and Provisioning of Wireless Access Points (CAPWAP)”,http://www.ietf.org/rfc/rfc4118.txt
Claims (36)
- 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号する通信システム。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記送信側の無線端末は、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記暗号化データを前記受信側の無線端末側で復号するための識別データを取り除いた前記第1のパケットを生成するとともに、前記識別データを含む前記第2のパケットを生成し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記識別データを、前記第1のパケット内の前記識別データが切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内の前記暗号化データを復号する通信システム。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記送信側の無線端末は、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記暗号化データを前記受信側の無線端末側で復号するための識別データ及び前記暗号化データの一部を取り除いた前記第1のパケットを生成するとともに、前記識別データ及び前記暗号化データの一部を含む前記第2のパケットを生成し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記識別データ及び前記暗号化データの一部を、前記第1のパケット内の前記識別データ及び前記暗号化データの一部が切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内の前記暗号化データを復号する通信システム。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記送信側の無線端末は、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記暗号化データを前記受信側の無線端末側で復号するために必要なデータの一部を取り除いた前記第1のパケットを生成するとともに、前記復号するために必要なデータの一部を含む前記第2のパケットを生成し、
前記受信側の無線端末は、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部が切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内の前記暗号化データを復号する通信システム。 - 前記パケットを暗号化・復号化する方法としてIPsec ESPのトンネルモードを用いる請求項2に記載の通信システム。
- 無線端末と無線中継装置との間で相互に無線通信を行い、制御装置が前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する通信方法において、
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信するステップと、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信するステップと、
前記受信側の無線端末が、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するステップとを、
有する通信方法。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける送信側の前記無線端末において、
自己及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するようにした無線端末。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記無線中継装置において、
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が自己に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して自己に送信したとき、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信する手段と、
前記制御装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信する手段とを備え、
前記受信側の無線端末が、自己から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するようにした無線中継装置。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記制御装置において、
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、自己を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、自己を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを自己あてに送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信する手段と、
前記第2のパケットに基づいて前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する手段とを備え、
前記無線中継装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号するようにした制御装置。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける受信側の前記無線端末において、
送信側の無線端末及び自己が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が自己あての送信データを暗号化して、前記送信データの一部を切り取った残りのデータからなるパケットであり、前記制御装置を介さない第1のパケットと、前記送信データから切り出したデータからなり、復号するために必要なデータの一部を含むパケットであり、前記制御装置を介する第2のパケットとに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第2のパケット内の前記復号するために必要なデータの一部を、前記第1のパケット内の切り取られた部分にセットして前記第1のパケット内のデータを復号する手段を、
備えた無線端末。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する通信システム。 - 前記送信側の無線端末は、前記第1のパケットの各パケット内にそれぞれシーケンス番号をセットし、
前記制御装置は、前記第3のパケット内のシーケンス番号に基づいて前記第1のパケットの転送パケット数を管理する請求項11に記載の通信システム。 - 前記制御装置は、前記第2のパケット内の鍵データを保持し、この鍵データに基づいて前記第3のパケット内の暗号化データを復号し、復号できない場合に、前記無線中継装置に対して前記第1のパケットの前記受信側の無線端末への転送を禁止する請求項11に記載の通信システム。
- 前記送信側の無線端末は、前記第1のパケットの所定の転送パケット数ごとに、又は所定時間ごとに前記鍵データを更新する請求項11に記載の通信システム。
- 無線端末と無線中継装置との間で相互に無線通信を行い、制御装置が前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する通信方法において、
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信するステップと、
前記制御装置が、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得するステップと、
前記無線中継装置が、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送するステップと、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号するステップとを、
有する通信方法。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける送信側の前記無線端末において、
自身と受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末自身から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信し、
前記制御装置が、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得し、
前記無線中継装置が、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する無線端末。 - 前記第1のパケットの所定の転送パケット数ごとに、又は所定時間ごとに前記鍵データを更新する請求項16に記載の無線端末。
- 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記無線中継装置において、
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置自身に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置自身に送信した場合に、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信する手段と、
前記制御装置が、前記無線中継装置自身から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置自身に転送するとともに、自身から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得した場合に、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送する手段とを備え、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置自身から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する無線中継装置。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記制御装置において、
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを自身を介さない前記受信側の無線端末あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを自身を介する前記受信側の無線端末あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に転送するとともに前記第2のパケットを自身に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして自身に送信した場合、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記制御装置自身から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に転送し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する制御装置。 - 前記送信側の無線端末が前記第1のパケットの各パケット内にそれぞれシーケンス番号をセットする場合、前記第3のパケット内のシーケンス番号に基づいて前記第1のパケットの転送パケット数を管理する手段を更に備えた請求項19に記載の制御装置。
- 前記第2のパケット内の鍵データを保持し、この鍵データに基づいて前記第3のパケット内の暗号化データを復号し、復号できない場合に、前記無線中継装置に対して前記第1のパケットの前記受信側の無線端末への転送を禁止する手段を更に備えた請求項19に記載の制御装置。
- 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける受信側の前記無線端末において、
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末自身あての送信データを暗号化した後にパケット化し、このパケットを前記制御装置を介さない前記受信側の無線端末自身あての第1のパケットとして前記無線中継装置に送信するとともに、前記暗号化されたデータを復号するための鍵データをパケット化し、このパケットを前記制御装置を介する自身あての第2のパケットとして前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末自身に転送するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に転送し、さらに複数の前記第1のパケットの内の一部のパケットを定期的にコピーしてこのパケットを第3のパケットとして前記制御装置に送信し、前記制御装置が、前記無線中継装置から転送された前記第2のパケットを受信して内部の鍵データを確認して前記第2のパケットを前記無線中継装置に転送するとともに、前記無線中継装置から送信された前記第3のパケットに基づいて前記第1のパケットの管理情報を取得し、前記無線中継装置が、前記制御装置から転送された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末自身に転送した場合に、前記無線中継装置から転送された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記暗号化されたデータを前記鍵データにより復号する手段を、
備えた無線端末。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、音声信号の帯域を分割した低域側の基本音声データと高域側の拡張音声データのうち前記拡張音声データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記基本音声データを含む通信システム。 - 無線端末と無線中継装置との間で相互に無線通信を行い、制御装置が前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する通信方法において、
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信するステップと、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信するステップと、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元するステップとを有し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、音声信号の帯域を分割した低域側の基本音声データと高域側の拡張音声データのうち前記拡張音声データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記基本音声データを含む通信方法。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける送信側の前記無線端末において、
自己及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、音声信号の帯域を分割した低域側の基本音声データと高域側の拡張音声データのうち前記拡張音声データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記基本音声データを含む無線端末。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記無線中継装置において、
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が自己に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して自己に送信したとき、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信する手段と、
前記制御装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信する手段とを備え、
前記受信側の無線端末が、自己から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、音声信号の帯域を分割した低域側の基本音声データと高域側の拡張音声データのうち前記拡張音声データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記基本音声データを含む無線中継装置。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記制御装置において、
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、自己を介さない第1のパケットと自己を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを自己あてに送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信する手段と、
前記第2のパケットに基づいて前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する手段とを備え、
前記無線中継装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、音声信号の帯域を分割した低域側の基本音声データと高域側の拡張音声データのうち前記拡張音声データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記基本音声データを含む制御装置。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおいて、
送信側の無線端末は、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末は、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットを復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、画像信号を画面内でのみ符号化した画面内符号化データと、画面間差分を予測符号化した画面間差分予測符号化データのうち前記画面間差分予測符号化データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記画面内符号化データを含む通信システム。 - 無線端末と無線中継装置との間で相互に無線通信を行い、制御装置が前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する通信方法において、
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信するステップと、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信するステップと、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信するステップと、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元するステップとを有し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、画像信号を画面内でのみ符号化した画面内符号化データと、画面間差分を予測符号化した画面間差分予測符号化データのうち前記画面間差分予測符号化データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記画面内符号化データを含む通信方法。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける送信側の前記無線端末において、
自己及び受信側の無線端末が同一の前記無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信する手段を備え、
前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、
前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、画像信号を画面内でのみ符号化した画面内符号化データと、画面間差分を予測符号化した画面間差分予測符号化データのうち前記画面間差分予測符号化データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記画面内符号化データを含む無線端末。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記無線中継装置において、
送信側の無線端末及び受信側の無線端末が自己に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して自己に送信したとき、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信する手段と、
前記制御装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信する手段とを備え、
前記受信側の無線端末が、自己から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、画像信号を画面内でのみ符号化した画面内符号化データと、画面間差分を予測符号化した画面間差分予測符号化データのうち前記画面間差分予測符号化データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記画面内符号化データを含む無線中継装置。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける前記制御装置において、
送信側の無線端末が、受信側の無線端末が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記受信側の無線端末あての送信パケットを、自己を介さない第1のパケットと自己を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを自己あてに送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信する手段と、
前記第2のパケットに基づいて前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する手段とを備え、
前記無線中継装置が、自己から送信された前記第2のパケットを受信して前記受信側の無線端末に送信し、
前記受信側の無線端末が、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元し、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、画像信号を画面内でのみ符号化した画面内符号化データと、画面間差分を予測符号化した画面間差分予測符号化データのうち前記画面間差分予測符号化データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記画面内符号化データを含む制御装置。 - 前記パケットを暗号化・復号化する方法としてIPsec ESPのトンネルモードを用いる請求項3に記載の通信システム。
- 前記パケットを暗号化・復号化する方法としてIPsec ESPのトンネルモードを用いる請求項4に記載の通信システム。
- 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける受信側の前記無線端末において、
送信側の無線端末及び自己が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が自己あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元する手段を備え、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、音声信号の帯域を分割した低域側の基本音声データと高域側の拡張音声データのうち前記拡張音声データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記基本音声データを含む無線端末。 - 無線端末と相互に無線通信を行う無線中継装置と、前記無線中継装置との間でパケット転送を行うとともに前記無線端末及び無線中継装置間の無線通信を管理する制御装置とを備えた通信システムにおける受信側の前記無線端末において、
送信側の無線端末及び自己が同一の無線中継装置に接続されている場合に、前記送信側の無線端末が自己あての送信パケットを、前記制御装置を介さない第1のパケットと前記制御装置を介する第2のパケットに分割して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記送信側の無線端末から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して、前記第1のパケットを前記受信側の無線端末に送信するとともに前記第2のパケットを前記制御装置に送信し、前記制御装置が、前記無線中継装置から送信された前記第2のパケットを受信して前記無線中継装置に送信し、前記無線中継装置が、前記制御装置から送信された前記第2のパケットを受信して自己に送信したとき、前記無線中継装置から送信された前記第1及び前記第2のパケットを受信して元のパケットに復元する手段を備え、
前記制御装置を介さない第1のパケットは、画像信号を画面内でのみ符号化した画面内符号化データと、画面間差分を予測符号化した画面間差分予測符号化データのうち前記画面間差分予測符号化データを含み、前記制御装置を介する第2のパケットは前記画面内符号化データを含む無線端末。
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