JP4534325B2 - 無線通信方式 - Google Patents

無線通信方式 Download PDF

Info

Publication number
JP4534325B2
JP4534325B2 JP2000283273A JP2000283273A JP4534325B2 JP 4534325 B2 JP4534325 B2 JP 4534325B2 JP 2000283273 A JP2000283273 A JP 2000283273A JP 2000283273 A JP2000283273 A JP 2000283273A JP 4534325 B2 JP4534325 B2 JP 4534325B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission data
communication
data
base station
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000283273A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002094446A (ja
Inventor
弘 山中
功一 田中
玲子 岡田
陽一郎 泊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000283273A priority Critical patent/JP4534325B2/ja
Publication of JP2002094446A publication Critical patent/JP2002094446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4534325B2 publication Critical patent/JP4534325B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話などの移動機間の無線通信方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から移動機Aと移動機Bとの間の通信を実現する手段として、移動機A/移動機Bが無線基地局とそれぞれ通信を行い、無線基地局を介してデータのやり取りを行う方法が用いられてきた。しかしながら、この方法によれば、移動機A/移動機Bが比較的近距離に位置し、2機間の無線通信によってデータのやり取りを行うことが可能な場合でも無線基地局を介してしまう。このことによって無駄に無線基地局の負荷を高めることになり、「通信がつながり難い」、「接続に時間がかかる」などの状況を引き起こすことがあった。
【0003】
このようなことから、例えば特開平8−294170号公報や、特開平9−107583号公報に記載の従来の通信方式が考えられている。これらの方式では、移動機A/移動機Bが無線通信不可能な場合は、移動機A/移動機Bが無線基地局とそれぞれ通信を行ってデータをやり取りする方法を、また移動機A/移動機Bが無線通信可能な場合は、2つの移動機間の無線通信によってデータのやり取りを行う方法を、用いて基地局の負荷を減らすことが行われていた。
【0004】
しかし、これら従来の通信方式では、移動機間がある一定の距離内にあり、一定の通信品質が保てる場合にのみ移動機間無線通信を実行することしか述べられていない。つまり、移動機A/移動機B間がある距離Dを超え、一定量の通信データの送受信が不可能になると、常に無線基地局Cとそれぞれ通信を行ってデータをやり取りする手段に切り替わってしまう。即ち、距離Dを閾値として、全てのデータを移動機間無線通信によってやり取りするか、全てのデータを基地局介在通信によってやり取りするか、のどちらかしか選択することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の移動機間無線通信による通信方式では、ある一定の移動機間距離閾値を超え、移動機間で一定のデータ量Qを送受信できなくなると、移動機間無線通信によるデータ送受信量が0となり、基地局を介した基地局介在通信によるデータ送受信量がQとなる。このため、移動機間距離閾値をわずかに越えた距離で通信を行う利用者が多い場合は、それらの通信処理は全て基地局によって全データをやり取りすることになり、結果的に基地局の負荷を低減することができないことになる。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、移動機間無線通信の通信帯域状況に基づいて、移動機間無線通信によって送信するデータ量と基地局介在通信よって送信するデータ量とを調節し、移動機間のみで通信を行える距離閾値を超えた場合でも、できる限り基地局に及ぼす通信負荷を低減する無線通信方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、基地局と、
送信データを他の移動機に直接送信する移動機間無線通信の通信帯域状況に基づいて、上記送信データを上記移動機間無線通信により送信する第1の送信データと、上記基地局を介した基地局介在通信により送信する第2の送信データとに分割し、この分割した第1の送信データと第2の送信データをそれぞれ上記移動機間無線通信と上記基地局介在通信により送信する第1の移動機と、
上記第1の移動機から送信された上記第1の送信データと上記第2の送信データを組み合わせて受信データを生成する第2の移動機とを備えたものである。
【0008】
第2の発明は、上記移動機間無線通信の通信帯域の増減を検知する移動機間無線通信帯域検知手段と、この検出された通信帯域の増減に基づいて上記第1の送信データと上記第2の送信データに分割する送信データ分割手段とを有する第1の移動機を備えたものである。
【0009】
第3の発明は、送信する時間単位毎に上記移動機間無線通信で送信する上記第1の送信データと上記基地局介在通信で送信する上記第2の送信データとに分割する送信データ分割手段を備えたものである。
【0010】
第4の発明は、送信する時間に沿って上記移動機間無線通信で送信する上記第1の送信データと上記基地局介在通信で送信する上記第2の送信データとに順次分割する送信データ分割手段を備えたものである。
【0011】
第5の発明は、それぞれデータが誤りなく受信できたか否かを判断する第1の識別子が付加された第1の送信データと第2の送信データと、
上記第1の識別子に基づいて上記第1の送信データ又は上記第2の送信データが誤りなく受信できたか否か判断する受信データ判定手段と、上記受信データ判定手段で上記第1の送信データ又は上記第2の送信データ誤りなく受信できたと判断された時には、上記第1の送信データ又は上記第2の送信データを保存する受信データ保存手段を有する第2の移動機とを備えたものである。
【0012】
第6の発明は、それぞれデータを組み合わせる第2の識別子が付加された第1の送信データと第2の送信データと、
上記第2の識別子に基づいて上記受信データ保存手段に保存されている上記第1の送信データと上記第2の送信データとを組み合わせる組合せ手段を有する第2の移動機とを備えたものである。
【0013】
第7の発明は、上記受信データ判定手段で上記第1の送信データ又は上記第2の送信データが誤りなく受信できる確立が増加した時には、上記移動機間無線通信の通信帯域が増加したと判断し、この判断結果を上記第1の移動機に通知する移動機間無線通信帯域通知手段を有する第2の移動機を備え、
上記第1の移動機は、上記判断結果に基づいて上記移動機間無線通信と上記基地局介在通信により送信するそれぞれ上記第1の送信データと上記第2の送信データの量を変更するものである。
【0014】
第8の発明は、上記基地局介在通信の実行状況を履歴管理し、この実行状況に基づいて通信に対する課金を行う基地局を備えたものである。
【0015】
第9の発明は、単位時間あたりの上記基地局介在通信の総和値を求め、この総和値に基づいて通信に対する課金を行う基地局を備えたものである。
【0016】
第10の発明は、移動機間無線通信と基地局介在通信とを組み合わせた通信時間に基づいて通信に対する課金を行う基地局を備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図を参照して説明する。
図1は、実施の形態1の無線通信方式の構成図である。図1において、1、2は互いに通信によってデータのやり取り(送受信)を行うそれぞれ移動機A、移動機B、3、4は移動機A1、移動機B2とやり取りを行うそれぞれ基地局C、基地局D、5は移動機間無線通信が可能であるかどうかを判断する移動機間無線通信診断装置、6は移動機間無線通信による送受信データと基地局介在通信とによる送受信データを同期させるための移動機側送信装置である。ここで、移動機A1、移動機B2は、それぞれ移動が可能な移動端末を表している。
【0018】
また、7は移動機間無線通信による送受信データと基地局介在通信による送受信データを同期させるための移動機側受信装置、8は移動機間無線通信による通信帯域が増減したことを検知する移動機間無線通信帯域検知装置、9は移動機間無線通信帯域の増減を基地局に通知する移動機間無線通信帯域通知装置、10は通信状況に応じて課金を行う通信課金装置である。
【0019】
図1において、移動機A1と移動機B2は、移動機側送信装置6と移動機側受信装置7によって、移動機間のみによる無線通信を実行できる。即ち、移動機A1から移動機B2にデータを送信する場合には、移動機A1の移動機側送信装置6から移動機B2の移動機側受信装置7にデータを送信することにより移動機間のみによる無線通信を実行することができる。ここで、移動機A1と移動機B2は同じ装置で構成されており、移動機A1から移動機B2に、又は移動機B2から移動機A1にデータの送信が行われるものである。
【0020】
また、移動機A1における移動機側送信装置6は通信したいデータを基地局C3に送信し、基地局C3は有線接続された基地局D4に送られたデータを送信し、基地局D4は移動機B2における移動機側受信装置7に送られたデータを送信する、という手順により基地局介在通信を実行できる。
【0021】
移動機同士が無線通信可能であるかは、次のようにして確認、実行される。まず要求基端末と相手端末との間で基地局介在通信を確立し、移動機間無線通信診断装置5が基地局介在通信によって移動機間の距離を計測し、移動機間の距離が無線通信可能な範囲であれば相互に接続信号を送受信し、一定時間内に送受信信号が確認されれば移動機間無線通信を確立する。
【0022】
図2は、移動機側送信装置6の構成図である。図2において、11は移動機側送信装置6における移動機間無線通信と基地局介在通信に応じてデータ送信先を切り替える送信先切替装置、12は送信データを移動機間無線通信により送信するデータ部と基地局介在通信により送信するデータ部に分割する送信データ分割装置である。
【0023】
また、図3は送受信されるデータを単位ブロック毎に分割した送受信データ単位ブロックの一例を示す図である。図3において、13は送受信データ単位ブロック、14はデータの組合せ時の識別子となるデータ分割ID部、15はこの送受信データ単位ブロックのサイズを表すデータサイズ指定部、16は実際に送受信したいデータ部、17は受信した送受信データ単位ブロックを誤りなく受信できたかどうかを判断するための誤り訂正符号部である。
このように、送受信データ単位ブロック13が複数組み合わされて、送受信されるデータが作成される。また、作成されたデータが移動機A1と移動機B2の間で送受信されることになる。
【0024】
図4は、送信データ分割装置12が行う分割処理の一例を示す図である。図4において、Q1は通話送受信データ全体、Q2は移動機間無線通信によってやり取りするデータ、Q3は基地局介在通信によってやり取りするデータである。図4は、送信される全データQ1を、送信する時間単位毎にQ2とQ3の割合に応じ、移動機間無線通信で送信する送受信データ単位ブロック13と基地局介在通信で送信する送受信データ単位ブロック13とに分割することを表したものである。このときに、同じQ1の送受信データから分割されたことを、移動機間無線通信で送信する送受信データ単位ブロック13と基地局介在通信で送信する送受信データ単位ブロック13のそれぞれのデータ分割ID部14に残す。
【0025】
また、移動機側送信装置6は、送信したいデータがQ1(Q1=Q2+Q3)であったとすると、送信データ分割装置12によって移動機間無線通信で送信するQ2分と基地局介在通信で送信するQ3分とに送信データを分割し、送信先切替装置11によって移動機間無線通信で送信する送信先と基地局介在通信で送信する送信先とに振り分けてデータを送信することができる。
【0026】
図5は、送信データ分割装置12が行う分割処理の別の一例を示す図である。図5において、Q1は通話送受信データ全体、Q2は移動機間無線通信によってやり取りするデータ、Q3は基地局介在通信によってやり取りするデータである。図5では、送信される全データQ1を、送信する時間軸に沿ってQ2とQ3の割合に分割し、分割されたそれぞれの分割部を移動機間無線通信で送信する送受信データ単位ブロック13と基地局介在通信で送信する送受信データ単位ブロック13とに割り振る方法である。このときは、Q1の直列分断においての何番目の分割位置にあたるかを、移動機間無線通信で送信する送受信データ単位ブロック13と基地局介在通信で送信する送受信データ単位ブロック13のそれぞれのデータ分割ID部14に残す。
【0027】
さらに、図2の移動機側送信装置6は、移動機間無線通信帯域検知装置8において検出された移動機間無線通信の帯域状況、即ち移動機間無線通信の通信帯域の通信帯域の増減に応じて、移動機間無線通信の帯域が大きい場合はQ2の分量を増やしQ3の分量を減少させることができる。
【0028】
次に、帯域を可変とする場合の一例について説明する。
図6は帯域が小さいときに送受信されるデータの形式を示す図であり、図7は、帯域が大きいときに送受信されるデータの形式を示す図である。図6において、20は帯域が小さい場合の送受信データであり、図7において、21は帯域が大きい場合の送受信データである。
【0029】
図6の、帯域が小さいときは、送信したデータが正しく受信される確率が低くなるため、1つ1つの送受信データ単位ブロック13を小さめに確保し、送受信データ中に数多く設定する。これに対し、図7の、帯域が大きいときは、送信したデータが正しく受信される確率が高くなるため、1つ1つの送受信データ単位ブロック13を大きめに確保し、送受信データ中に数を減らして設定する。
【0030】
図8は、移動機側受信装置7の構成を示す図である。図8において、22は受信したデータが移動機間無線通信で正しく送られたものか、基地局介在通信で正しく送られたものかを判断する受信データ判定装置、23は移動機間無線通信で送られたデータと基地局介在通信で送られたデータとの受信遅延を回避するための受信データ保存装置、24は移動機間無線通信で送られたデータと基地局介在通信で送られたデータとを組合せる受信データ組合せ装置である。
【0031】
移動機側受信装置7の受信データ判定装置22は、まず受信した送受信データ単位ブロック13が正しいかどうかを誤り訂正符号部17を基に判定する。受信したデータが正しい場合は、次にデータが移動機間無線通信で送られたものか基地局介在通信で送られたものかを判断する。そして送受信データ単位ブロック13のデータ分割ID部14を検査し、受信データ保存装置23にデータを保存する。受信したデータが正しくない場合は、次に受信した送受信データ単位ブロック13の判定を行う。また、受信データ組合せ装置24は受信データ保存装置23に保存されたデータを基に受信データの組合せを行う。
【0032】
次に、受信データ組合せ装置24のデータ組合せ処理の一例について次に説明する。
送信データ分割装置12において、Q1をいくつかの送受信データに分割し、分割されたそれぞれの送受信データ単位をQ2とQ3の割合に応じて移動機間無線通信で送信する送受信データ単位ブロック13と、基地局介在通信で送信する送受信データ単位ブロック13とに分割されていた場合、保存されているデータの中からデータ分割ID部14を基にして組み合わせるべき送受信データ単位ブロック13の組を判断し、1つの受信データを作り上げる。このようにして、データの組合せを行う。
【0033】
また、受信データ組合せ装置24のデータ組合せ処理の別の一例を次に記載する。
送信データ分割装置12において、Q1をQ2とQ3の割合に応じて直列分割し、分割されたそれぞれの分割部を移動機間無線通信で送信する送受信データ単位ブロック13と、基地局介在通信で送信する送受信データ単位ブロック13とに割り振られていた場合、保存されているデータの中からデータ分割ID部14を基にして組み合わせるべき送受信データ単位ブロック13の順序を判断し、1つの受信データを作り上げる。このようにして、データの組合せを行う。
【0034】
なお、図8の受信データ保存装置23に保存されているデータは、ある一定時間で消去され、次に受信したデータ保存が行われる。
【0035】
また、移動機無線通信帯域検知装置8は、移動機側受信装置7中の受信データ判定装置22において送受信データ単位ブロック13が正しく受信できたかを、誤り訂正符号部17を基に判定した結果の履歴を管理し、誤りである確率が著しく低下した場合は移動機間無線通信の通信帯域が増加したと判断し、これを移動機間無線通信帯域通知装置9と移動機側送信装置6に通知する。移動機間無線通信帯域通知装置9は、移動機間無線通信の通信帯域が増加したことを基地局に通知する。
【0036】
基地局C3、基地局D4は、以降の基地局介在通信におけるデータ送受信量を減らし、処理の負荷を低減する。また、移動機側送信装置6は、通信帯域が増加したことを受け、1度にやり取りする送受信データ単位ブロック6のサイズを増やす。相手端末では、受信した送受信データ単位ブロック6のサイズをデータサイズ指定部8を基に判断し、移動機間無線通信の通信帯域が増加したと認知し、以降の送信処理に反映させる。
【0037】
即ち、移動機B2の移動機間無線通信帯域通知装置は、受信データ判定装置22で移動機間無線通信により送信するデータと基地局C3、基地局D4を介した基地局介在通信により送信するデータが誤りなく受信できる確立が増加した時には、上記移動機間無線通信の通信帯域が増加したと判断し、この判断結果を移動機A1に通知する。その後、移動機A1は、この判断結果に基づいて移動機間無線通信と基地局介在通信により送信するそれぞれのデータの量を変更する。
【0038】
図1において、通信課金装置10は、基地局介在通信の実行状況を履歴管理し、課金を実施する。
【0039】
この課金の方法としては、単位時間あたりの基地局介在通信による通信帯域の総和を求め、この総和を基準として課金を行うによって課金する手段が挙げられる。例えば、ある単位時間1秒間毎の通信帯域を履歴管理し、通信中のそれらの総和を基にして課金を行う。
【0040】
また、別の課金の方法としては、基地局介在通信の通信帯域によらず、通信時間によって課金する方法、即ち基地局介在通信による通信帯域の割合によらず、移動機間無線通信と基地局介在通信とを組み合わせた通信時間を基準とした課金を実行する方法がある。
【0041】
以上のように本実施の形態によれば、移動機間無線通信の帯域状況、即ち移動機間無線通信の通信帯域の通信帯域の増減に応じて、、移動機間無線通信によって送信するデータ量と基地局介在通信よって送信するデータ量とを調節するようにしたので、移動機間無線通信の帯域が大きい場合は移動機間無線通信によってやり取りするデータQ2の分量を増やし、基地局介在通信によってやり取りするデータQ3の分量を減少させることにより、基地局に及ぼす負荷を低減することができる。また、これにより、基地局介在通信によってやり取りするデータ量を減少することができ、この結果、通信がつながり難い、接続に時間がかかるなどの現象を抑制することができる。
【0042】
また、基地局介在通信の実行状況に基づいて通信に対する課金を行う、即ち移動機間無線通信によって通信を行った分が削減された通信量が課金の対象になるため、利用者に有利な課金を行うことができる。
【0043】
さらに、単位時間あたりの上記基地局介在通信の総和値に基づいて通信に対する課金を行う、即ち移動機間無線通信によって通信を行った分が削減された通信量が課金の対象になるため、利用者に有利な課金を行うことができる。
【0044】
また、基地局の負荷を減らしながらも従来どおりの課金が行われるため、サービス提供者に有利な課金を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0046】
第1乃至第7の発明では、第1の移動機が移動機間無線通信の通信帯域状況に基づいて、送信データを移動機間無線通信により送信する第1の送信データと、基地局を介した基地局介在通信により送信する第2の送信データとに分割し、この分割した第1の送信データと第2の送信データを第2の移動機に送信し、第2の移動機が第1の移動機から送信された上記第1の送信データと上記第2の送信データを組み合わせて受信データを生成することにより、移動機間無線通信の帯域が大きい場合は移動機間無線通信によってやり取りするデータQ2の分量を増やし、基地局介在通信によってやり取りするデータQ3の分量を減少させるので、基地局に及ぼす負荷を低減することができる。
【0047】
第8の発明では、基地局介在通信の実行状況に基づいて通信に対する課金を行うことにより、移動機間無線通信によって通信を行った分が削減された通信量が課金の対象になるので、利用者に有利な課金を行うことができる。
【0048】
第9の発明では、単位時間あたりの上記基地局介在通信の総和値に基づいて通信に対する課金を行うことにより、移動機間無線通信によって通信を行った分が削減された通信量が課金の対象になるので、利用者に有利な課金を行うことができる。
【0049】
第10の発明では、移動機間無線通信と基地局介在通信とを組み合わせた通信時間に基づいて通信に対する課金を行うことにより、基地局の負荷を減らしながらも従来どおりの課金が行われるため、サービス提供者に有利な課金を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の無線通信方式の構成図。
【図2】 実施の形態1における移動機側送信装置6の構成図。
【図3】 実施の形態1における送受信データ単位ブロックの一例を示す図。
【図4】 実施の形態1において送信データ分割装置12が行う分割処理の一例を示す図。
【図5】 実施の形態1において送信データ分割装置12が行う分割処理の別の一例を示す図。
【図6】 実施の形態1において帯域が小さいときに送受信されるデータの形式を示す図。
【図7】 実施の形態1において帯域が大きいときに送受信されるデータの形式を示す図。
【図8】 実施の形態1における移動機側受信装置7の構成図。
【符号の説明】
1 移動機A、2 移動機B、3 基地局C、4 基地局D、5移動機間無線通信診断装置、6 移動機側送信装置、7 移動機側受信装置、8 移動機間無線通信帯域検知装置、9 移動機間無線通信帯域通知装置、10 通信課金装置。

Claims (10)

  1. 基地局と、
    送信データを他の移動機に直接送信する移動機間無線通信の通信帯域状況に基づいて、上記送信データを上記移動機間無線通信により送信する第1の送信データと、上記基地局を介した基地局介在通信により送信する第2の送信データとに分割し、この分割した第1の送信データと第2の送信データをそれぞれ上記移動機間無線通信と上記基地局介在通信により送信する第1の移動機と、
    上記第1の移動機から送信された上記第1の送信データと上記第2の送信データを組み合わせて受信データを生成する第2の移動機と、を備えたことを特徴とする無線通信方式。
  2. 上記第1の移動機は、上記移動機間無線通信の通信帯域の増減を検知する移動機間無線通信帯域検知手段と、この検出された通信帯域の増減に基づいて上記第1の送信データと上記第2の送信データに分割する送信データ分割手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の無線通信方式。
  3. 上記送信データ分割手段は、送信する時間単位毎に上記移動機間無線通信で送信する上記第1の送信データと上記基地局介在通信で送信する上記第2の送信データとに分割することを特徴とする請求項2記載の無線通信方式。
  4. 上記送信データ分割手段は、送信する時間に沿って上記移動機間無線通信で送信する上記第1の送信データと上記基地局介在通信で送信する上記第2の送信データとに順次分割することを特徴とする請求項2記載の無線通信方式。
  5. 上記第1の送信データと上記第2の送信データは、それぞれデータが誤りなく受信できたか否かを判断する第1の識別子が付加され、
    上記第2の移動機は、上記第1の識別子に基づいて上記第1の送信データ又は上記第2の送信データが誤りなく受信できたか否か判断する受信データ判定手段と、上記受信データ判定手段で上記第1の送信データ又は上記第2の送信データ誤りなく受信できたと判断された時には、上記第1の送信データ又は上記第2の送信データを保存する受信データ保存手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の無線通信方式。
  6. 上記第1の送信データと上記第2の送信データは、それぞれデータを組み合わせる第2の識別子が付加され、
    上記第2の移動機は、上記第2の識別子に基づいて上記受信データ保存手段に保存されている上記第1の送信データと上記第2の送信データとを組み合わせる組合せ手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の無線通信方式。
  7. 上記第2の移動機は、上記受信データ判定手段で上記第1の送信データ又は上記第2の送信データが誤りなく受信できる確率が増加した時には、上記移動機間無線通信の通信帯域が増加したと判断し、この判断結果を上記第1の移動機に通知する移動機間無線通信帯域通知手段を備え、
    上記第1の移動機は、上記判断結果に基づいて上記移動機間無線通信と上記基地局介在通信により送信するそれぞれ上記第1の送信データと上記第2の送信データの量を変更することを特徴とする請求項1記載の無線通信方式。
  8. 上記基地局は、上記基地局介在通信の実行状況を履歴管理し、この実行状況に基づいて通信に対する課金を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信方式。
  9. 上記基地局は、単位時間あたりの上記基地局介在通信の総和値を求め、この総和値に基づいて通信に対する課金を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信方式。
  10. 上記基地局は、移動機間無線通信と基地局介在通信とを組み合わせた通信時間に基づいて通信に対する課金を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信方式。
JP2000283273A 2000-09-19 2000-09-19 無線通信方式 Expired - Lifetime JP4534325B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000283273A JP4534325B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 無線通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000283273A JP4534325B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 無線通信方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002094446A JP2002094446A (ja) 2002-03-29
JP4534325B2 true JP4534325B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=18767659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000283273A Expired - Lifetime JP4534325B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 無線通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4534325B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2056617A1 (en) * 2006-08-24 2009-05-06 Panasonic Corporation Communication system, communication method, radio terminal, radio relay device, and control device
WO2014125959A1 (ja) * 2013-02-12 2014-08-21 古野電気株式会社 通信装置、及び通信方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08265819A (ja) * 1995-03-28 1996-10-11 Casio Comput Co Ltd 無線通信装置及びその接続方法
JPH09130854A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Sharp Corp ディジタルコードレス電話システム並びにその移動局装置及び基地局装置
JPH11252114A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット転送方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9716626D0 (en) * 1997-08-07 1997-10-15 Philips Electronics Nv Wireless network

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08265819A (ja) * 1995-03-28 1996-10-11 Casio Comput Co Ltd 無線通信装置及びその接続方法
JPH09130854A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Sharp Corp ディジタルコードレス電話システム並びにその移動局装置及び基地局装置
JPH11252114A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット転送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002094446A (ja) 2002-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1520359B1 (en) Method of and apparatus for communicating
US8073381B2 (en) Radio communication system and base station
CN111278035B (zh) 测量间隔配置方法、装置、设备、终端、系统及存储介质
US20100173632A1 (en) Communication system, threshold management server, radio communication device, and communication method
EP0949834A2 (en) System and method for handoff control and storage medium therefor
EP0955781A2 (en) A method and system for determining handoff priority based on relative change of measured signal intensity
KR20130065373A (ko) D2d 그룹 통신 방법 및 이를 이용하는 단말 장치
TR201821028T4 (tr) Aktarımda Baz İstasyonları Arasında Veri Hacim Bilgisi İletimi.
JP7274038B2 (ja) 情報指示、決定方法及び装置、通信機器及び記憶媒体
US11706639B2 (en) Communication method, secondary network node and terminal
CN109845312B (zh) 数据传输方法、装置、计算机设备及系统
KR20220097474A (ko) 다운 링크 제어 정보(dci) 송신 방법 및 장치, 통신 기기 및 저장 매체
CN105722096A (zh) 一种业务数据传输方法及设备
WO2006066487A1 (fr) Procede et systeme pour mise en oeuvre de transmission d&#39;information
JP2004228905A (ja) 無線チャネル割当方法、基地局装置及び移動体通信端末
US8509121B2 (en) System and method using local wireless network for group communications
JP4534325B2 (ja) 無線通信方式
CN112823485B (zh) 上行控制信息处理方法及装置、通信设备及存储介质
JP3889966B2 (ja) リソース割当制御装置、リソース割当制御方法、及びリソース割当制御システム
CN113286370B (zh) 无线网络中通信的信道时间分配和访问控制处理方法
JP3826613B2 (ja) トラヒック監視機能付き携帯電話機及びそのトラヒック監視方法
CN111226457A (zh) 资源配置方法、装置、通信设备及存储介质
RU2274960C2 (ru) Информирование сети об объеме данных, подлежащих передаче
WO2010031427A1 (en) Monitoring relayed connection in cellular communication system
US20230217416A1 (en) Method for Overhead Reduction in NR Sidelink Inter-UE Coordination (IUC)

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4534325

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term