JP2005123993A - パケット通信装置及びパケット通信方法 - Google Patents

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保静 松岡
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Abstract

【課題】 パケットを送信するに最適な通信経路でパケットを送信することを可能とすると共に、パケットを別々の通信経路に割り振って送信することを可能とすることによって、パケットを高効率、高品質に送信することができ、また、1つの受信側装置への同一パケットの同時送信を防止することによってパケット通信の無駄遣いを低減すること。
【解決手段】 自装置の固有情報である論理通信識別子が割り当てられると共に、通信相手のパケット通信装置とパケットデータを送受信することにより通信を行う通信インタフェースを有するパケット通信装置10において、自装置情報通知制御部12によって、有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とを、通信相手のパケット通信装置に通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機等の移動通信端末機、コンテンツ配信サーバ装置、通信ゲートウェイ装置、プロキシ装置等のパケット通信を終端する機能を備えるパケット通信装置及びパケット通信方法に関し、特に、複数の通信インタフェースを備える場合に、これら通信インタフェースに対応する複数の通信経路を利用して効率的にパケットデータを送受信するパケット通信装置及びパケット通信方法に関する。
IP(Internet Protocol)ネットワークにおいては、送信データがパケットデータ(以降、パケットとも称す)に分割されて送信されるようになっている。パケットには宛先ネットワークアドレス(IPアドレス)が格納され、IPネットワークの構成要素であるパケット中縦装置(ルータ)は、そのIPアドレスのパケット通信装置へ、パケットを送信するようになっている。
最近では、パケット通信装置が、イーサーネット(登録商標)機能、モデム機能、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)機能等の有線系や、無線LAN(Local Area Network)機能、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)機能、セルラ機能、ブルートゥース機能、イーサーネット(登録商標)機能等の無線系の通信インタフェースを複数備えている。
このような通信インタフェースを複数備えるパケット通信装置に対しては、複数の通信経路でパケットを送信することができる。このように複数の通信経路を利用してパケットを送信する利点として、まず通信経路の冗長化がある。これは、通信中に1つの通信経路が無効になった場合でも、他の通信経路を利用することによって通信を継続できるという利点がある。
例えば、無線環境で通信する場合、無線パケット通信装置が移動して基地局から受信できる電波が弱くなったときに、この無線通信経路は利用できなくなるが、無線通信経路が複数ある場合は、別の有効な無線通信経路に切り替えて通信を継続させることができる。
もう一つの利点としては、ネットワークのデータ伝送容量の有効利用がある。ある一つの通信経路のデータ伝送容量だけでは必要なデータ伝送容量を満たせない場合に、別の通信経路のデータ伝送容量も併用して利用できるので、データ送信に利用可能なデータ伝送容量が増加する(非特許文献1及び2)。
この他、この種の従来のパケット通信システムとして、例えば特許文献1に記載のものがある。
この特許文献1の内容は、移動通信端末機に対する移動体局ローミングナンバを要求する問合せが開始される形式のものにおいて、アクセス通信ネットワークの無線インタフェースを介した移動通信端末機との通信を行うために、先の問合せに対して、ホームロケーションレジスタが、宛先装置識別のためのIPアドレスをデータ送信側へ返信するようになっている。これによって、パケットサービスの処理の際に移動通信端末機のパケットデータ送信に対する十分に高い達成率を可能としている。
特開2001−77860号公報(要約書、特許請求の範囲) H.Matsuoka,T.Yoshimura and T.ohya、"A Robust Method for Soft IP Handover",IEEE Internet Computing Magazine,Vol.7Num.2pp.18-24,March/April 2003. 松岡保静、吉村健、大矢智之、"エンドツーエンド型IPソフトハンドオーバ"電子情報通信学会論文誌、Vol.J86-B,NO.8,pp.1369-1378.
しかし、従来のパケット通信装置においては、次のような問題がある。パケットを送信する通信経路が複数ある場合、どの経路でパケットを送信するのが効率的か、どの経路が安定しているか等のパケット送信上の利点を、パケットを送信するパケット送信側の通信装置(以下、パケット送信側装置と称す)で判断することができなくなる。
また、パケットを受信するパケット受信側の通信装置(以下、パケット受信側装置と称す)における複数の通信インタフェースの内、ある通信インタフェースに、複数の異なる体系のIPアドレス等の論理通信識別子が割り当てられている場合がある。この場合、パケット送信側装置では、どの論理通信識別子が同じ通信インタフェースに割り当てられているものか判断できないので、パケットを別々の通信経路に割り振って送信することができなくなる。
例えば、パケット受信側装置におけるある通信インタフェースに、IPv(InternetProtocol version)4とIPv6の両方のIPアドレスが割り当てられている場合、上記特許文献1の技術のように単に有効な論理通信識別子をパケット送信側装置に通知する方法だと、パケット送信側装置は、通知されたIPv4アドレスとIPv6アドレスが同じ通信インタフェースのものなのか、違う通信インタフェースのものなのか判断することができないので、パケットを別々の通信経路に割り振って送信することができなくなる。
上記のような各理由によって、パケットを高効率、高品質に送信することができなくなる。
また、パケット送信側装置から異なる論理通信識別子であるIPv4及びIPv6アドレスの双方へパケットを送信したつもりでも、それらが同一通信インタフェースに割り当てられているものである場合、1つのパケット受信側装置へ同時に同一パケットが送信されることになるので、パケットを無駄に送信することになる。つまり、パケット通信の無駄遣いとなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、パケットを送信するに最適な通信経路でパケットを送信することを可能とすると共に、パケットを別々の通信経路に割り振って送信することを可能とすることによって、パケットを高効率、高品質に送信することができ、また、1つの受信側装置への同一パケットの同時送信を防止することによってパケット通信の無駄遣いを低減することができるパケット通信装置及びパケット通信方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によるパケット通信装置は、自装置の固有情報である論理通信識別子が割り当てられると共に、通信相手のパケット通信装置とパケットデータを送受信することにより通信を行う通信インタフェースを有するパケット通信装置において、有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とを、通信相手のパケット通信装置に通知する通知手段を備えたことを特徴としている。
この構成によれば、パケット受信側装置が複数の通信インタフェースを備える場合であっても、パケット送信側装置は、パケット受信側装置の各通信インタフェースに割り当てられた論理通信識別子と、各通信インタフェースの通信仕様を示す情報とを知ることができる。これによって、パケット送信側装置は、パケットを送信する通信経路が複数ある場合、各通信インタフェースの情報から、どの通信経路でパケットを送信するのが効率的か、どの経路が安定しているか等のパケット送信上の利点を判断して、パケットを送信するに最適な通信経路でパケット受信側装置へパケットを送信することができる。
また、本発明の請求項2によるパケット通信装置は、請求項1において、前記通知手段は、1つの通信インタフェースに複数の論理通信識別子が割り当てられている場合に、各論理通信識別子が同じ通信インタフェースに割り当てられていることを示す物理通信識別子を各論理通信識別子に対応付けて、通信相手のパケット通信装置に通知することを特徴としている。
この構成によれば、パケット送信側装置は、パケット受信側装置から通知された複数の論理通信識別子に同じ物理通信識別子が対応付けられているので、各論理通信識別子が同じ通信インタフェースに対応付けられたものであり、同じ通信経路になると判断して、各論理通信識別子の内の1つだけを送信対象とすることができる。これによって、1つのパケット受信側装置への同一パケットの同時送信を防止することができるので、パケット通信の無駄遣いを低減することができる。
また、本発明の請求項3によるパケット通信装置は、請求項1または2において、前記通知手段は、通信途中に新たな論理通信識別子を取得した際に、当該論理通信識別子を通信相手のパケット通信装置に通知すると共に、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報及び当該通信インタフェースの物理通信識別子を、通信相手のパケット通信装置に通知することを特徴としている。
この構成によれば、パケット受信側装置が通信途中で移動することによって、新たな論理通信識別子を取得し、これによって、通信インタフェースに対する論理通信識別子が、その取得された新たな論理通信識別子になったとする。このようにパケット受信側装置の論理通信識別子が変更になった場合でも、パケット送信側装置は、新たな論理通信識別子と、この論理通信識別子に対応付けられた通信インタフェースの情報及び物理通信識別子を知ることができるので、これらの情報に基づいた適切なパケット送信が可能となる。
また、本発明の請求項4によるパケット通信装置は、請求項1から3の何れか1項において、有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とが、通信相手のパケット通信装置から通知されている場合に、前記情報から通信経路の通信品質を予測し、この通信品質に基づきパケットデータを複数の通信経路に振り分け、該当論理通信識別子の通信インタフェースを有する通信相手のパケット通信装置へ送信する振分送信手段を更に備えたことを特徴としている。
この構成によれば、例えばパケット送信側装置から送信するパケットに重要度の差がある場合、重要度の高いデータを、通信経路の安定度が高くロス率の低い通信インタフェースへ到る通信経路へ送信し、重要度の低いデータを、通信経路の安定度が低くロス率の高い通信インタフェースへ到る通信経路へ送信することができる。従って、送信するパケットに重要度の差がある場合でも、効率よく高品質にパケット送信を行うことができる。
また、本発明の請求項5によるパケット通信装置は、請求項4において、前記振分送信手段は、重要度が異なる複数の階層に符号化されたデータを通信相手のパケット通信装置へ送信する際に、前記複数の階層の重要度と、通信相手のパケット通信装置から通知された有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とに基づき、前記複数の階層のデータを送信する通信経路を決定することを特徴としている。
この構成によれば、パケット送信側装置が、例えば重要度の高い基本層のデータと、重要度の低い拡張層のデータとを送信する際に、重要度の高いデータを、通信経路の品質が良い通信インタフェースへ到る通信経路へ送信し、重要度の低いデータを、通信経路の品質が良くない通信インタフェースへ到る通信経路へ送信することができる。従って、送信するデータに重要度の差がある場合でも、効率よく高品質に送信することができる。
また、本発明の請求項6によるパケット通信装置は、請求項4または5において、前記振分送信手段は、通信相手のパケット通信装置から通知された情報の内、1つの物理通信識別子に複数の論理通信識別子が対応する際に、これら論理通信識別子の内の1つを有効とし、他の論理通信識別子は利用しないようにすることを特徴としている。
この構成によれば、パケット送信側装置は、1つの物理通信識別子に複数の論理通信識別子が対応付けられている場合でも、各論理通信識別子の内の1つだけを送信対象とするようにしたので、1つのパケット受信側装置への同一パケットの同時送信を防止することができる。これによって、パケット通信の無駄遣いを低減することができる。
また、本発明の請求項7によるパケット通信方法は、自装置の通信インタフェースに割り当てられる当該自装置固有の情報である論理通信識別子をもとに、通信相手のパケット通信装置とパケットデータを送受信するパケット通信方法において、パケット受信側のパケット通信装置から、有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とを、パケット送信側のパケット通信装置に通知する第1のステップと、前記パケット受信側のパケット送信側装置が通信途中に新たな論理通信識別子を取得した際に、当該論理通信識別子をパケット送信側のパケット通信装置に通知すると共に、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報及び当該通信インタフェースの物理通信識別子を、前記パケット送信側のパケット通信装置に通知する第2のステップと、前記第1及び第2のステップの何れか一方において、前記パケット送信側のパケット通信装置に、有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とが通知されている場合に、当該パケット送信側のパケット通信装置で、前記通信仕様を示す情報から通信経路の通信品質を予測し、この通信品質に基づきパケットデータを複数の通信経路に振り分け、該当論理通信識別子の通信インタフェースを有するパケット受信側のパケット通信装置へ送信する第3のステップとを含むことを特徴としている。
この方法によれば、パケット送信側装置は、パケットを送信する通信経路が複数ある場合、パケット受信側装置から通知された各通信インタフェースの情報から、どの通信経路でパケットを送信するのが効率的か、どの経路が安定しているか等のパケット送信上の利点を判断して、パケットを送信するに最適な通信経路でパケット受信側装置へパケットを送信することができる。
また、パケット受信側装置が通信途中で移動することによって、当該パケット受信側装置の論理通信識別子が変更になった場合でも、パケット送信側装置は、新たな論理通信識別子と、この論理通信識別子に対応付けられた通信インタフェースの情報及び物理通信識別子を知ることができるので、これらの情報に基づいた適切なパケット送信が可能となる。
更に、例えばパケット送信側装置から送信するパケットに重要度の差がある場合、重要度の高いデータを、通信経路の安定度が高くロス率の低い通信インタフェースへ到る通信経路へ送信し、重要度の低いデータを、通信経路の安定度が低くロス率の高い通信インタフェースへ到る通信経路へ送信することができる。従って、送信するパケットに重要度の差がある場合でも、効率よく高品質にパケット送信を行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、パケットを送信する装置が、受信側装置の各通信インタフェースの通信仕様を示す情報から、各通信経路の通信品質を予測することができ、この予測した各通信経路の通信品質に基づいて、パケットをそれそれの通信経路に効率的に振り分けて送信することができる。
また、受信側装置の通信インタフェースに複数の論理通信識別子が割り当てられている場合であっても、それら論理通信識別子が対応している物理通信識別子によって、受信側装置の同一の通信インタフェースを、別々の通信インタフェースと認識してしまうことを避けることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るパケット通信装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すパケット通信装置10は、パケットの送信及び受信機能を備えており、自装置情報管理部11と、自装置情報通知制御部12と、音声・動画符号部13と、データ分割部14と、パケット振分部16と、宛先アドレス管理部18と、パケット並替部20と、データ再構築部22と、音声・動画復号部24と、第1の通信インタフェース26と、第2の通信インタフェース28とを備えて構成されている。これら構成要素の説明を行う。
自装置情報管理部11は、自パケット通信装置10にネットワークシステム側から割り当てられる有効な論理通信識別子と、この論理通信識別子が割り当てられている第1及び第2の通信インタフェース26,28のデータ伝送容量、このデータ伝送容量が自パケット受信側装置10の専有のデータ伝送容量か、他パケット受信側装置との共有のデータ伝送容量かを認識する情報、更に、遅延、ロス率及び通信の安定度の情報、並びに各通信インタフェース26,28の固有の物理通信識別子を管理するものである。
自装置情報通知制御部12は、自装置情報管理部11で管理されている自パケット通信装置10の情報を、何れかの通信インタフェース26,28を介してパケット送信側装置に通知する制御を行うものである。
音声・動画符号部13は、録音・録画された音声・動画を階層符号化処理することによって、基本層と拡張層のデータストリームを生成する。又は、マルチプル・ディスクリプションと呼ばれる動画像符号化方式により、動画の奇数フレームと偶数フレームを独立に符号化し、2種類のデータストリームを生成するものである。
データ分割部14は、音声・動画符号部13で生成された2種類のデータストリームをパケットに分割し、どのパケットがどのデータストリームのものか認識できるようにパケット振分部16へ出力するものである。
宛先アドレス管理部18は、通信相手のパケット通信装置(以下、通信相手装置と称す)からアドレス情報の通知を受け、それぞれの宛先IPアドレスと、そのデータ伝送容量、安定度、物理通信識別子を管理するものである。
パケット振分部16は、宛先アドレス管理部18が管理している宛先IPアドレスと、そのデータ伝送容量、安定度、物理通信識別子に基づいて、データ分割部14で分割された各パケットを、どの宛先IPアドレスの通信相手装置へ送信するかを決定する。ここで、パケット通信装置10が、第1及び第2の通信インタフェース26,28のように通信インタフェースを複数備えている場合は、当該第1及び第2の通信インタフェース26,28自体のデータ伝送容量、安定度に基づいて、データ分割部14で分割された各パケットを、どの通信インタフェース26,28から通信相手装置へ送信するかを決定するものである。
パケット並替部20は、各通信インタフェース26,28を介して通信相手装置から受信したパケットを、元々通信相手装置から送信された順番に並び替えるものである。
データ再構築部22は、パケット並替部20で並べ替えられたパケットを元のデータに再構築するものである。
音声・動画復号部24は、データ再構築部22での再構築データから音声データや動画像フレームデータを復号して再生するものである。
次に、このような構成のパケット通信装置10によるパケット通信処理の動作を説明する。
但し、パケット受信側装置とパケット送信側装置との構成は、何れも図1に示す構成となっている。また、パケット受信側装置において、第1の通信インタフェース26に割り当てられている論理通信識別子を論理通信識別子A、第2の通信インタフェース28に割り当てられている論理通信識別子を論理通信識別子Bとする。
まず、パケット受信側装置が、自装置情報管理部11で管理されている自装置情報を、自装置情報通知制御部12の通知制御に応じて、第1及び第2の通信インタフェース26,28を介して図示せぬパケット送信側装置へ通知する。
即ち、自装置にネットワークシステム側から割り当てられている有効な論理通信識別子A,Bと、これらの論理通信識別子A,Bが割り当てられている通信インタフェース26,28のデータ伝送容量、このデータ伝送容量が自装置の専有データ伝送容量か、他装置との共有データ伝送容量かを認識する情報、更に、遅延、ロス率及び通信の安定度の情報、並びに各通信インタフェース26,28の固有の物理通信識別子PA,PBを、パケット送信側装置へ通知する。
パケット送信側装置は、音声・動画符号部13で符号化された後、データ分割部14でパケット化されたデータを、パケット受信側装置へ送信(伝送)する際に、そのパケットの伝送に必要なデータ伝送容量が1つの通信経路のみでは不十分な場合、パケット振分部16によって次のように送信する。
即ち、パケット振分部16が、予めパケット受信側装置から通知された論理通信識別子A,Bと、これら論理通信識別子A,Bが割り当てられた各通信インタフェース26,28の情報とに基き、各通信インタフェース26,28のデータ伝送容量を考慮し、送信パケットを、各通信インタフェース26,28へ到る通信経路に振り分けて送信する。
この送信されたパケットは、パケット受信側装置の各通信インタフェース26,28で受信され、次のように処理される。即ち、パケット並替部20が、各通信インタフェース26,28を介して受信されたパケットを元の送信順番に並び替え、データ再構築部22が、その並べ替えられたパケットを元のデータに再構築する。更に音声・動画復号部24が、その再構築データから音声データや動画像フレームデータを復号して再生する。
また、パケット送信側装置からパケットを送信する際に、送信パケットに重要度の差がある場合、パケット振分部16によって、重要度の高いデータを、通信経路の安定度が高くロス率の低い通信インタフェース、例えば第1の通信インタフェース26へ到る通信経路へ送信し、重要度の低いデータを、通信経路の安定度が低くロス率の高い通信インタフェース、例えば第2の通信インタフェース28へ到る通信経路へ送信する。
また、パケット送信側装置が複数の階層に符号化されているデータを、パケット受信側装置へ送信する場合は、次のように行う。
ここで、送信するデータは、基本層(ベースレイヤ)と拡張層(エンハンスメントレイヤ)とで構成されている。基本層は、それのみで復号できるが、拡張層は、基本層が無ければ復号できないものである。つまり、基本層のデータの方が重要度が高い。従って、パケット送信側装置は、パケット受信側装置から通知された論理通信識別子A,Bと、これら論理通信識別子A,Bが割り当てられた通信インタフェースの安定度に基き、安定度の高い第1の通信インタフェース26の論理通信識別子A、即ち宛先アドレスへ基本層のデータを送信し、安定度の低い第2の通信インタフェース28の論理通信識別子Bへ拡張層のデータを送信する。
このように、本実施の形態によれば、パケット受信側装置の情報を予めパケット送信側装置へ通知しておき、パケット送信側装置がパケットを送信する際に、そのパケット受信側装置の各種情報に基づき、パケットを送信するに最適な通信経路でパケットを送信すると共に、パケットを別々の通信経路に割り振って送信するようにした。これによって、パケットを高効率、高品質に送信することができる。
この他、パケット受信側装置の各通信インタフェース26,28に、論理通信識別子が複数割り当てられているケースがある。
例えば、第1の通信インタフェース26に2つの論理通信識別子A1とA2が割り当てられており、同様に第2の通信インタフェース28にも2つの論理通信識別子B1とB2が割り当てられているものとする。
この場合、パケット受信側装置がパケット送信側装置に、論理通信識別子A1,A2,B1,B2の情報だけを送信したのでは、パケット送信側装置が論理通信識別子A1とA2とが同じ通信経路になると判断できない。そこで、パケット受信側装置において、ユニークな物理通信識別子PAを第1の通信インタフェース26に、物理通信識別子PBを第2の通信インタフェース28に割り当て、その物理通信識別子PA,PBも、論理通信識別子A1,A2,B1,B2と併せてパケット送信側装置に通知する。
パケット送信側装置は、パケット受信側装置から通知された論理通信識別子、例えばA1,A2に同じ物理通信識別子PAが対応付けられているとすると、それら論理通信識別子A1,A2は、同じ第1の通信インタフェース26のものであり、同じ通信経路になると判断して、それらの論理通信識別子A1,A2のうちの1つ(例えばA1)だけをデータ送信対象とする。
これによって、1つのパケット受信側装置への同一パケットの同時送信を防止することができるので、パケット通信の無駄遣いを低減することができる。
更に、この他、パケット受信側装置が移動通信端末機のように移動する装置である場合は、当該パケット受信側装置が通信途中でも、移動により、現在所持する論理通信識別子に代え、新たな論理通信識別子をネットワークシステムから取得することがあり得る。
例えば、通信途中でパケット受信側装置が移動することによって、新たな論理通信識別子B3,B4を取得し、これによって、第2の通信インタフェース28に対する論理通信識別子がB1,B2からB3,B4になったとする。この場合、当該パケット受信側装置は、論理通信識別子B3,B4が有効になったことを通知すると共に、当該論理通信識別子B3,B4が第2の通信インタフェース28に割当てられたことや、第2の通信インタフェース28に関する上記で説明した各種情報をパケット送信側装置へ通知する。
これによって、パケット送信側装置は、パケット受信側装置の論理通信識別子が変更になった場合でも、新たな論理通信識別子のインタフェース情報や物理通信識別子を知ることができるので、これらの情報に基づいた適切なパケット送信が可能となる。
次に、このような実施の形態のパケット送信側装置10を用いたパケット通信処理を、より具体的に実施例として説明する。
(第1の実施例)
この第1の実施例に係るパケット受信側装置は、図1に示した第1の通信インタフェース26としてW−CDMAの通信インタフェースを備え、第2の通信インタフェース28として無線LANの通信インタフェースを備えるとする。更に、W−CDMAの通信インタフェースには10.0.0.1のIPv4アドレスが割り当てられており、無線LANの通信インタフェースには192.168.0.1のIPv4アドレスが割り当てられているものとする。
まず、パケット受信側装置は、パケット送信側装置に有効なIPアドレスを全て通知する。IPアドレスと対になる情報として、例えば、通信インタフェースのデータ伝送容量、このデータ伝送容量が自装置の専有データ伝送容量か、共有チャンネル(shared)による他装置との共有データ伝送容量かを認識する情報、更に、遅延、ロス率及び通信の安定度の情報などが挙げられる。
遅延は、例えば2種類に分類し、FAST:遅延30ms未満、SLOW:遅延30ms以上などとする。ロス率は、例えば2種類に分類し、RELIABLE:ロス無し、UNRELIABLE:ロスの可能性有りとする。安定度は、例えば3種類に分類し、安定度a:有線ネットワーク、b:セルラーネットワーク、c:無線LANと設定する。
この場合、パケット受信側装置が、10.0.0.1のIPアドレスと共に、データ伝送容量384Kbps、専有データ伝送容量、遅延SLOW、ロス率RELIABLE、安定度Bという情報をパケット送信側装置に通知したとする。同様に、当該パケット受信側装置が、192.168.0.1というIPアドレスと共に、データ伝送容量2Mbps、共有データ伝送容量、遅延FAST、ロス率UNRELIABLE、安定度Cという情報をパケット送信側装置に通知したとする。
パケット送信側装置は、これらの情報に基づいてパケット受信側装置に送信するデータ内、どのデータを10.0.0.1宛のパケットで送信し、どのデータを192.168.0.1宛のパケットで送信するかを決定する。
例えば、MPEG4で符号化された動画像データをストリーミングで送信する場合を説明する。MPEG4で符号化された動画像データは、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3つの階層に分類することができる。また、Iピクチャが一番重要度が高く、Pピクチャが次に重要で、Bピクチャが一番重要度が低くなっているものとする。
パケット送信側装置は、Iピクチャ及びPピクチャを、安定度が高くロス率RELIABLEの方のIPアドレス10.0.0.1宛のパケットとして送信し、Bピクチャを、安定度が低く、ロス率UNRELIABLEの方のIPアドレス192.168.0.1宛のパケットとして送信する。
この場合、W−CDMAの通信インタフェースのIPアドレス10.0.0.1宛に全階層のピクチャを送信する場合に比べると、384KbpsをIピクチャ及びPピクチャだけで利用することができるので、動画品質が向上する。
また、無線LANの通信インタフェースのアドレス192.168.0.1宛に全階層のピクチャを送信する場合に比べると、パケット受信側装置が移動して無線LANの電波が途切れた場合でも、Iピクチャ及びPピクチャは受信できるので、動画が止まることが無くなる。
また、マルチプル・ディスクリプションという動画像符号化を適用した場合、例えば奇数番目の画像フレームだけで構成される動画像データと、偶数番目の画像フレームだけで構成される動画像データというように、複数の動画像データに分けることが可能となる。
パケット送信側装置は、このマルチプル・ディスクリプションで生成される動画像データを、それぞれ異なるIPアドレス宛に送信する。これによりパケット受信側装置は、両方の通信インタフェースが問題なくネットワークへ接続されている場合には、フレームレートの高い動画像を表示することが可能であり、例え一方の通信インタフェースがネットワークと切断されたとしても、半分のフレームレートの動画像を表示することが可能となるため、最低限の品質を保証した動画像通信が可能となる。
次に、通信インタフェースに複数のIPアドレスが割り当てられている場合を説明する。
パケット受信側装置のW−CDMAの通信インタフェースには、同様に10.0.0.1のIPv4アドレスが割り当てられている。無線LANの通信インタフェースには192.168.0.1のIPv4アドレスとfec0::1のIPv6アドレスとの2つのIPアドレスが割り当てられているものとする。
この場合、パケット受信側装置は、当該装置内でユニークな物理通信識別子をそれぞれの通信インタフェースに割り当てる。例えば、W−CDMAの通信インタフェースには1という物理通信識別子が割り当てられ、無線LANの通信インタフェースには2という物理通信識別子が割り当てられたとする。
まず、パケット受信側装置は、パケット送信側装置に有効なIPアドレスを全て通知する。IPアドレスと対になる情報として、通信インタフェースのデータ伝送容量、このデータ伝送容量が自装置の専有データ伝送容量か、他装置との共有データ伝送容量かを認識する情報、更に、遅延、ロス率及び通信の安定度の情報、更には物理通信識別子を通知する。
同様に、192.168.0.1というIPアドレスと共に、データ伝送容量2Mbps、共有データ伝送容量、遅延FAST、ロス率UNRELIABLE、安定度C、物理通信識別子2という情報を、パケット送信側装置に通知する。同様に、fec0::1のIPv6アドレスと共に、データ伝送容量2Mbps、共有データ伝送容量、遅延FAST、ロス率UNRELIABLE、安定度C、物理通信識別子2という情報を、パケット送信側装置に通知する。
パケット送信側装置は、この場合、3つの有効なIPアドレスを通知されているが、192.168.0.1とfec0::1のIPアドレスは同じインタフェースID(Identification)なので、パケット送信側装置は、それらの内の1つのみを利用する。無線LANの通信インタフェースに対して、IPv4とIPv6のどちらのIPアドレスを宛先アドレスにするかは、パケット送信側装置におけるパケットを送信する通信インタフェースに割け当てられているIPアドレスのアドレスファミリに依存する。IPv6アドレスしか割り当てられていなければIPv6アドレスの方を宛先IPアドレスとし、IPv4アドレスしか割り当てられていなければIPv4アドしスの方を宛先IPアドレスとする。
次に、通信インタフェース情報を通知する方法の例として、トランスポート層プロトコルに従って通知する例を、図2を参照して説明する。図2は、トランスポート層プロトコルMMSP(Mobile Multimedia Streaming Protocol)のプロトコルフォーマットを示す図である。
なお、周知であるMMSPの特徴は2つあり、1つ目は、プライオリティの設定である。これは、例えば無線LANとW−CDMAの両方が利用できる環境の場合には無線LANを優先的に利用するといったように、異なる無線デバイス間での優先順位付けを行う、又は無線LANのアクセスポイントが複数存在する場合に最も電波の強いものを自動的に選択するといったことを行う。
2つ目は、FEC・Bicastingである。これは、同じぐらいの電波強度の無線LANアクセスポイントが2つ存在する場合に、データパケットをコピーした上で2つのアクセスポイントから同じパケットを、しかも順番を並び替えて流すというものである。これに対して受信側装置では両方のアクセスポイントからパケットを受け取ることで、もしパケットに欠落があった場合でも元のデータを復元しやすくなる。アクセスポイントが3つ以上存在する場合は、そのうち電波の強いもの2つを自動的に選択するようになっている。
このような特徴を有するMMSPプロトコルで送信されるパケットには、図2に示すように、全て12バイトのMMSPのジェネラルヘッダが付加される。このジェネラルヘッダには、送信元ポート番号、送信先ポート番号、パケット長、パケットチェックサム、パケットタイプ、ブロックシーケンス、パケットシーケンス、ブロック長などのトランスポート層の通信に必要な情報が格納されている。
また、MMSPプロトコルで通信インタフェース情報を通知するフォーマットとして、ムーブオプションを定義した。このムーブオプションは、ジェネラルヘッダとアプリケーションデータとの間に付加され、どのMMSPパケットにも付加させることができる。
ムーブオプションが付いているかどうかは、MMSPのジェネラルヘッダのパケットタイプで判断する。ムーブオプションフィールドには、まずアドレスオペレーションというフィールドがあり、オプションフィールドが含んでいる論理通信識別子(ネットワークアドレス)を通信相手装置がどのように処理するかを指定する。
例えば、通信相手装置に新しい論理通信識別子を通知する場合は、アドレスオペレーションフィールドに、加算アドレスを示す値を格納する。また、既に通知してある論理通信識別子の通信インタフェース情報を更新する場合は、アドレスオペレーションフィールドに、モディファイを示す値を格納する。
次に、アドレスファミリは、論理通信識別子のタイプ(IPv4アドレスかIpv6アドレスか)を示す。インタフェースIDは、通信装置内でユニークな物理通信識別子を示す。インタフェースタイプは、通信インタフェースの遅延、専有データ伝送容量か共有データ伝送容量か、ロス率、通信の安定度を示す。インタフェースデータ伝送容量フィールドは、通信インタフェースのデータ伝送容量情報をKbpsの単位で格納する。ネットワークアドレスフィールドは、通信相手装置に通知する論理通信識別子を格納する。
このようなMMSPプロトコルに従って次のように通知が行われる。
例えば、W−CDMAと無線LANの通信インタフェースを持つパケット受信側装置が、W−CDMAの通信インタフェースのIPアドレス10.0.0.1で通信を開始したとする。この通信中に、当該パケット受信側装置が、無線LANの電波が届くエリアに移動し、これによって無線LANのインタフェースにIPv4アドレス192.168.0.1が割り当てられたとする。この際、当該パケット受信側装置は、通信相手であるパケット送信側装置へ送信されるMMSPパケットに、ムーブオプションを付けて新しいIPv4アドレス192.168.0.1を通知する。
ムーブオプションのフィールドの値は、アドレスオペレーションが加算アドレスを示す値、アドレスファミリフィールドがIPv4を示す値、インタフェースIDは、W−CDMAの通信インタフェースとは異なる値(W−CDMAのインタフェースが1で、無線LANの通信インタフェースが2とする)、インタフェースタイプには、遅延FAST、データ伝送容量shared、ロス率UNRELIABLE、安定度Cという情報を格納し、ネットワークアドレスには、192.168.0.1のアドレスを格納する。
このようなMMSPパケットを受信したパケット送信側装置は、192.168.0.1のIPアドレスとオプションフィールドに格納されているインタフェース情報を、送信先アドレスリストに追加し、送信するパケットを送信先アドレスリストに登録されている10.0.0.1のアドレスと、192.168.0.1のアドレスとに振り分けて送信する。ここで、どのように振り分けて送信するかは、それぞれのIPアドレスの通信インタフェース情報に基づいて決定する。
なお、当該パケット(ムーブオプション)は、通信開始時及び移動によりIPアドレスが変更になった場合に相手通信装置に送信することになるため、相手通信装置は常に各IPアドレスに対応するインタフェース情報や物理通信識別子を知ることが可能である。
(第2の実施例)
図3は、本発明の第2の実施例に係るパケット通信装置によるSIP(Session Initiation Protocol)を用いた双方向音声通信の動作を説明するためのシーケンス図である。
SIPは、双方向通信のためのセッション制御プロトコルであり、このSIPによって通信インタフェース情報を通知する例を説明する。
但し、本例では、図3に示すように、パケット通信装置10−1は、通信インタフェースを1つだけ有し、10.0.0.1のIPv4アドレスだけが割当てられているものとする、一方、パケット通信装置10−2は、W−CDMAと無線LAN(lEEE802.11)の2つの通信インタフェースを持ち、W−CDMAのインタフェースには10.0.0.2のIPv4アドレスが、無線LANには192.168.0.2のIPv4アドレスが割当てられているものとする。
まず、ステップS1において、パケット通信装置10−1からSIPのインバイトメッセージを、john@terminal2をメールアドレスとするパケット通信装置10−2へ送信したとする。ここでは、インバイトメッセージによってパケット通信装置10−1のIPv4アドレスを「c=INIP4 10.0.0.1」により10.0.0.1であることをパケット通信装置10−2に通知している。
本例では、パケット通信装置10−1にIPアドレスが1つしか割当てられていないため、通信インタフェース情報の通知は行っていないが、通信インタフェース情報を含めても構わない。また、「m=audio 1000RTP/AVP0」という記述により、パケット通信装置10−1が受信可能なメディアを示している。
パケット通信装置10−2は、パケット通信装置10−1からインバイトメッセージを受信すると、ステップS2において、200 OKのSIPメッセージを返答する。この際に、パケット通信装置10−2に備えられた各通信インターフェースに関する情報も通知する。
例えば「c=IN IP4 10.0.0.2 1 384Kbps dedicated slow reliable cellular」という記述により、パケット通信装置10−2は10.0.0.2のIPv4アドレスを持つ。当該IPアドレスの物理通信識別子は1、データ伝送容量は384Kbit/s、専有チャネル(dedicated)、遅延大(slow)、信頼性あり(reliable)、セルラチャネル(cellular)であることを示している。
また、次の「c=INIP4 192.168.0.2 2 2000000 shared fast unreliable ieee802.11」という記述により、パケット通信装置10−2は192.168.0.2のIPv4アドレスも持つ。当該IPアドレスの物理通信識別子は2、データ伝送容量は2Mbit/s、共有チャネル(shared)、遅延小(fast)、信頼性なし(unreliable)、無線LANチャネル(ieee802.11)であることを示している。また、「m=audio 1000 RTP/AVP 0」という記述により、パケット通信装置10−2が受信可能なメディアを表している。
パケット通信装置10−1は、200 OKのSIPメッセージを受信すると、ステップS3において、SIPのACK(ACKnowledgement)メッセージをパケット通信装置10−2に返信する。
そして、ステップS4において、両装置10−1,10−2共にRTP(Real-time Transport Protocol)により、メディア伝送を開始する。この際、パケット通信装置10−1は、パケット通信装置10−2のどちらのIPアドレスに向けて送信するかを、上記第1の実施例と同様に、各IPアドレスの通信インタフェース情報や、メディアデータの重要度に応じて決定する。
なお、この第2の実施例では最も単純なSIPシーケンスを例に挙げたが、SIPプロキシを介す場合でも、同様に、インバイトメッセージに複数の通信インタフェース情報を通知することが可能である。また、SIPメッセージで通知する通信インタフェース情報の記述方式は上記の例に限定されず、どのような記述方式でも構わない。なお、SIPメッセージで通知される情報は、上記以外の情報が含まれていても構わない。
(第3の実施例)
図4は、本発明の第3の実施例に係るパケット通信装置によるRTSP(Real-time Streaming Protocol)を用いたストリーミング配信処理の動作を説明するためのシーケンス図である。
RTSPとは、ストリーミング配信用のセッション制御プロトコルである。本例では、図4に示すように、ストリーミング用のサーバ10−3からクライアント端末機10−4へ、ストリーミング配信を行うものとする。また、クライアント端末機10−4はW−CDMAの通信インタフェースと無線LANのインタフェースを持ち、それぞれ10.0.0.2と192.168.0.2のIPv4アドレスが割り振られているものとする。
まず、ステップS11において、クライアント端末機10−4は、RTSPの描写を行うためのディスクライブメッセージをサーバ10−3へ送信する。本例では、ストリーミングコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)を、rtlsp://server/contentとしている。
サーバ10−3は、ディスクライブメッセージを受信すると、ステップS12において、クライアント端末機10−4に対して、200 OKのメッセージを返信する。図では省略しているが、本メッセージ内には、ストリーミングコンテンツのセッション情報や、符号化パラメータ等がSDP(Session Description Protocol)にしたがって記述されている。
続いて、ステップS13において、クライアント端末機10−4はサーバ10−3に対して、RTSPのセットアップメッセージを送信する。当該メッセージの中に、「Transport:RTP/AVP;unicast;dest_addr=10.0.0.2:1000:1:384000:dedicated:slow:reliable:celullar/192.168.0.2:1000:2:2000000:shared:fast:unreliable:ieee802.11」という情報を含めている。
当該情報の「dest_add=」以降の情報により、クライアント端末機10−4が10.0.0.2のIPv4アドレスを持ち、当該IPアドレスに対するインタフェース情報が、UDPポート番号1000、物理通信識別子1、ビットレート384Kbit/s(384000)、専有チャネル(dedicated)、遅延大(slow)、信頼性あり(reliable)、セルラーチャネル(cellular)であることを示している。
また、クライアント端末機10−4は、192.168.0.2というIPv4アドレスを有しており、当該IPアドレスに対するインタフェース情報が、UDPポート番号1000、物理通信識別子2、データ伝送容量2Mbit/s(2000000)、共有チャネル(shared)、遅延小(fast)、信頼性なし(unreliable)、無線LANチャネル(ieee802.11)であることを示している。このようにクライアント端末機10−4は、セットアップメッセージ内のTransportヘッダに、複数の通信インタフェース情報を含めて送信する。
サーバ10−3は、セットアップメッセージを受信すると、ステップS14において、200 OKのメッセージを返信する。
最後に、クライアント端末機10−4は、ステップS15において、サーバ10−3に対してRTSPのプレイメッセージを送信し、これを受信したサーバ10−3は、ステップS16において、200 OKのメッセージを返信するとともに、ステップS17において、RTPによるメディアデータの送信を開始する。
このとき、サーバ10−3がクライアント端末機10−4のどちらのIPアドレスに対して送信するかは、上記第1の実施例と同様に、各IPアドレスの通信インタフェース情報や、メディアデータの重要度に応じて決定することになる。
なお、RTSPメッセージ内で通知する通信インタフェース情報の記述方式は上記の例に限定されず、どのような記述方式でも構わない。また、RTSPメッセージで通知される情報は、上記以外の情報が含まれていても構わない。
本発明の実施の形態に係るパケット通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るパケット通信装置により通信インタフェース情報を通知する際に適用されるトランスポート層プロトコルMMSPのフォーマットを示す図である。 本発明の第2の実施例に係るパケット通信装置によるSIP(Session Initiation Protocol)を用いた双方向音声通信の動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第3の実施例に係るパケット通信装置によるRTSPを用いたストリーミング配信処理の動作を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
11 自装置情報管理部
12 自装置情報通知制御部
13 音声・動画符号部
14 データ分割部
16 パケット振分部
18 宛先アドレス管理部
20 パケット並替部
22 データ再構築部
24 音声・動画復号部
26 第1の通信インタフェース
28 第2の通信インタフェース

Claims (7)

  1. 自装置の固有情報である論理通信識別子が割り当てられると共に、通信相手のパケット通信装置とパケットデータを送受信することにより通信を行う通信インタフェースを有するパケット通信装置において、
    有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とを、通信相手のパケット通信装置に通知する通知手段
    を備えたことを特徴とするパケット通信装置。
  2. 前記通知手段は、1つの通信インタフェースに複数の論理通信識別子が割り当てられている場合に、各論理通信識別子が同じ通信インタフェースに割り当てられていることを示す物理通信識別子を各論理通信識別子に対応付けて、通信相手のパケット通信装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケット通信装置。
  3. 前記通知手段は、通信途中に新たな論理通信識別子を取得した際に、当該論理通信識別子を通信相手のパケット通信装置に通知すると共に、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報及び当該通信インタフェースの物理通信識別子を、通信相手のパケット通信装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパケット通信装置。
  4. 有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とが、通信相手のパケット通信装置から通知されている場合に、前記情報から通信経路の通信品質を予測し、この通信品質に基づきパケットデータを複数の通信経路に振り分け、該当論理通信識別子の通信インタフェースを有する通信相手のパケット通信装置へ送信する振分送信手段
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のパケット通信装置。
  5. 前記振分送信手段は、重要度が異なる複数の階層に符号化されたデータを通信相手のパケット通信装置へ送信する際に、前記複数の階層の重要度と、通信相手のパケット通信装置から通知された有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とに基づき、前記複数の階層のデータを送信する通信経路を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のパケット通信装置。
  6. 前記振分送信手段は、通信相手のパケット通信装置から通知された情報の内、1つの物理通信識別子に複数の論理通信識別子が対応する際に、これら論理通信識別子の内の1つを有効とし、他の論理通信識別子は利用しないようにする
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のパケット通信装置
  7. 自装置の通信インタフェースに割り当てられる当該自装置固有の情報である論理通信識別子をもとに、通信相手のパケット通信装置とパケットデータを送受信するパケット通信方法において、
    パケット受信側のパケット通信装置から、有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とを、パケット送信側のパケット通信装置に通知する第1のステップと、
    前記パケット受信側のパケット送信側装置が通信途中に新たな論理通信識別子を取得した際に、当該論理通信識別子をパケット送信側のパケット通信装置に通知すると共に、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報及び当該通信インタフェースの物理通信識別子を、前記パケット送信側のパケット通信装置に通知する第2のステップと、
    前記第1及び第2のステップの何れか一方において、前記パケット送信側のパケット通信装置に、有効な論理通信識別子と、当該論理通信識別子が割り当てられた通信インタフェースの通信仕様を示す情報とが通知されている場合に、当該パケット送信側のパケット通信装置で、前記通信仕様を示す情報から通信経路の通信品質を予測し、この通信品質に基づきパケットデータを複数の通信経路に振り分け、該当論理通信識別子の通信インタフェースを有するパケット受信側のパケット通信装置へ送信する第3のステップと
    を含むことを特徴とするパケット通信方法。
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