JP3573745B2 - Cdma受信装置およびcdma受信方法 - Google Patents
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Description
本発明は、スペクトル拡散技術を利用したCDMA(符号分割多元接続)受信装置およびCDMA受信方法に関するものである。
背景技術
スペクトル拡散技術を用いた通信方式では、変調し拡散したデータを送信側から送信し、受信側で受信したデータを逆拡散し復調することによりデータを送受信する。例えば、送信側の基地局からは、QPSK(四相位相偏移変調)方式で変調され、拡散されたデータが送信される。また、受信側のCDMA受信装置は、受信データを復調する1つ以上のフィンガーを備え、このフィンガーにより、受信データが順次拡散され、逆回転されて復調される。
ここで、第3世代の移動体通信システムの標準規格(3GPP)では、基地局が最大2つのアンテナを用いて下りリンクの信号を送信するダイバーシチ方式の通信技術が利用される。オープンループモードであるSTTD(時空間送信ダイバーシチ)では、例えば基地局の2つのアンテナからそれぞれ1シンボル時間毎に1つのデータ、すなわち、1シンボル時間毎に合計2つのデータがCDMA受信装置に対して送信される。
また、これらの2つのアンテナから送信されるデータの内の一方は、例えばデータがそのままの状態で送信され、他方は、2シンボル時間分のデータの順序を時間的に入れ替え、正負を反転し、複素共役の処理を施した状態で送信される。従って、CDMA受信装置では、2つのアンテナから1シンボル時間分の2つのデータを受信した時点ではデータの復調を行なわず、関連した2シンボル時間分の合計4つのデータを受信した時点でデータの復調を行う。
このため、STTDに対応するCDMA受信装置の場合、受信データがSTTDでエンコードされていなければ、フィンガーにより、1シンボル時間毎に、1つのアンテナから送信される1つのデータが順次復調される。また、受信データがSTTDでエンコードされていれば、2シンボル時間毎に、2つのアンテナから送信される関連した4つの受信データが復調され、これに対応する復調後の2つの受信データが得られる。
以下、図2を参照して、前述のSTTDに対応するフィンガーを備えるCDMA受信装置について説明する。
ここで、受信データは、ユーザ情報であるデータシンボルと、チャネル推定を行うための既知のデータであるパイロットシンボルにより構成される。
図2に示すフィンガー30は、逆拡散回路32と、チャネル推定回路34と、遅延回路(メモリ)38と、バッファ回路36と、逆回転回路40とを備えている。逆拡散回路32は受信データを逆拡散する。チャネル推定回路34は、逆拡散後のパイロットシンボルからチャネル推定を行う。遅延回路38は、逆拡散後のデータシンボルをチャネル推定に相当する時間遅延する。バッファ回路36は、チャネル推定に相当する時間遅延された後のデータシンボルを1シンボル時間遅延する。逆回転回路40は、チャネル推定結果に応じてデータシンボルを逆回転して復調する。
受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされていない場合、1つのアンテナから1シンボル時間毎に1つずつ送信され、CDMA受信装置で受信された1チャネル分の受信データRXI,RXQが、逆拡散回路32によって順次逆拡散される。そして、逆拡散後のパイロットシンボルはチャネル推定回路34に供給され、逆拡散後のデータシンボルは遅延回路38へ供給される。
チャネル推定回路34では、例えば1シンボル時間毎に、1シンボル時間分の逆拡散後のパイロットシンボルに基づいてチャネル推定が順次行われ、1シンボル時間分のチャネル推定の結果は逆回転回路40へ供給される。
一方、1シンボル時間分の逆拡散後のデータシンボルは、1シンボル時間毎に、遅延回路38のメモリへ順次保持される。そして、遅延回路38のメモリに保持されたデータシンボルは、1シンボル時間毎に、チャネル推定回路34からチャネル推定の結果が出力されるタイミングに合わせて読み出され、逆回転回路40へ供給される。すなわち、データシンボルは、チャネル推定に相当する時間遅延される。
その後、逆回転回路40により、1シンボル時間毎に、チャネル推定回路34から供給される1シンボル時間分のチャネル推定の結果に基づいて、これと同時に遅延回路38から供給される、1シンボル時間分のチャネル推定に相当する時間遅延された1シンボル時間分のデータシンボルが逆回転されて順次復調され、復調後の受信データSYMが出力される。
なお、受信データがSTTDでエンコードされていない場合、逆回転回路40では、バッファ回路36から供給されるデータシンボルは使用されない。
一方、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされている場合、例えば2つのアンテナから1シンボル時間毎にそれぞれ1つずつ送信され、CDMA受信装置で受信された2チャネル分の受信データRXI,RXQが、逆拡散回路32によって順次逆拡散される。
チャネル推定回路34では、例えば2シンボル時間毎に、2チャネル分の逆拡散後のパイロットシンボルのそれぞれに基づいてチャネル推定が順次行われ、2チャネル分のチャネル推定の結果が逆回転回路40へ供給される。
一方、2チャネル分の逆拡散後のデータシンボルは、1シンボル時間毎に、遅延回路38のメモリへ順次保持される。そして、遅延回路38のメモリに保持された2チャネル分のデータシンボルは、1シンボル時間毎に、チャネル推定回路34からチャネル推定の結果が出力されるタイミングに合わせて読み出され、バッファ回路36および逆回転回路40へ供給される。
また、遅延回路38からバッファ回路36へ供給された2チャネル分のデータシンボルは、バッファ回路36によりさらに1シンボル時間遅延された後、逆回転回路40へ供給される。
その後、逆回転回路40では、2シンボル時間毎に、チャネル推定回路34から供給されるチャネル推定の結果に基づいて、これと同時に遅延回路38から供給される2チャネル分のデータシンボル、および、バッファ回路36から供給される2チャネル分のデータシンボルが同時に逆回転されて復調され、復調後の2つの受信データSYMが出力される。
このように、従来のCDMA受信装置30では、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされているかいないかに関係なく、常に、データシンボルが、1シンボル時間毎に遅延回路38のメモリに保持され、かつ、1シンボル時間毎に読み出される。従って、遅延回路38のメモリに対するアクセス回数が多いために消費電力が大きく、携帯端末等のバッテリーの駆動時間が短くなるという問題があった。
次に、従来のCDMA受信装置において、チャネル推定を行って、送信データ(送信元から送信されたデータ)と受信データ(受信先で受信されたデータ)との間の位相差(回転角度)を検出する場合の動作を説明する。
図7は、図2にフィンガーを構成する逆拡散回路32およびチャネル推定回路34の構成概念図である。
同図のチャネル推定回路34は、演算器78と、累積加算回路76と、フリップフロップ(FF)84とを備えている。また、累積加算回路76は、アキュムレータ82と、加算器80とを備える。演算器78は、逆拡散後の受信データからチャネル推定を行う。累積加算回路76は、複数のチャネル推定値を累積加算する。フリップフロップ84は、累積加算後の最終的なチャネル推定値を保持する。
ここで、送信データは、複数のスロットを含むフレームを単位として送信される。また、それぞれのスロットは、ユーザ情報である複数のデータシンボルと、チャネル推定を行うための1つ以上のパイロットシンボルとを含む。このパイロットシンボルは、受信先において、送信元からどのようなデータが送信されてくるのかが既知のデータであり、受信先では、チャネル推定回路34により、このパイロットシンボルを使用してチャネル推定が行われる。
従来のチャネル推定回路34では、逆拡散回路32により受信データが逆拡散される毎に、演算器78によりチャネル推定が行われ、累積加算回路76により、そのチャネル推定値が順次累積加算される。なお、累積加算回路76では、チャネル推定後のチャネル推定値とアキュムレータ82に保持されている累積加算データとが加算器80により加算され、その加算結果が再度アキュムレータ82に保持される。
例えば、1回のチャネル推定に4つのパイロットシンボルを使用する場合、図8のタイミングチャートに示すように、逆拡散回路32により、例えばパイロットシンボルS0〜S3の順で逆拡散される毎に、演算器78により、チャネル推定値CE_S0〜CE_S3が順次算出される。これらのチャネル推定値CE_S0〜CE_S3は、累積加算回路76により順次累積加算され、その加算結果ADD_S0〜ADD_S3が算出される。
なお、累積加算回路76において、その加算結果ADD_S0およびADD_S4は、それぞれチャネル推定値CE_S0およびCE_S4とアキュムレータ82に保持されているデータ‘0’(初期値)との加算結果となる。
そして、最終的に、4つのパイロットシンボルS0〜S3のチャネル推定値CE_S0〜CE_S3の累積加算値CE_G0(=ADD_S3)がフリップフロップ84に保持される。
また、チャネル推定回路34は、次の4つのパイロットシンボルS4〜S7についても同様に動作し、以後、4つのパイロットシンボルを単位として同様の動作が繰り返し行われる。
このように、従来のチャネル推定回路34では、チャネル推定に使用するパイロットシンボル数分だけチャネル推定が行われる。上記例のように、1回のチャネル推定に4つのパイロットシンボルを使用する場合、チャネル推定が4回、加算が3回行われる。従って、チャネル推定に使用するパイロットシンボル数やフィンガーの個数が多くなるほど消費電力が増大して、携帯電話等のバッテリーの消耗が早くなり、長時間の使用に耐えられないという問題があった。
また、CDMA等のスペクトル拡散技術を利用した移動通信システムでは、マルチパスの受信データを合成して通信品質を向上させるRAKE受信方式が採用されている。このRAKE受信方式を採用するCDMA受信装置は、対応するパス数分の複数のフィンガーを備え、各々のフィンガーにより、受信データが逆拡散され、送信データとの間の位相差が補正されて復調され、復調後の全てのパスの受信データが合成される。
このようなRAKE受信方式を採用したCDMA受信装置においては、上述した従来のSTTD対応またはチャネル推定における消費電力の増大がさらに顕著となる。
発明の開示
本発明の目的は、従来と同規模、同等の機能を備え、なおかつ、その消費電力を削減可能なCDMA受信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調する少なくとも1つのフィンガーを備え、前記フィンガーは、前記受信データを逆拡散する逆拡散回路と、前記逆拡散後のパイロットシンボルに基づいてチャネル推定を行うチャネル推定回路と、前記逆拡散後のデータシンボルを1シンボル時間遅延するバッファ回路と、前記逆拡散後のデータシンボルおよび前記1シンボル時間遅延された後のデータシンボルを前記チャネル推定に相当する時間遅延する遅延回路と、前記チャネル推定の結果に基づいて、前記チャネル推定に相当する時間遅延されたデータシンボルを逆回転して復調する逆回転回路とを備えるCDMA受信装置を提供するものである。
ここで、前記チャネル推定回路は、全てのパイロットシンボルが同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行うベクター変換回路と、前記ベクター変換後のパイロットシンボルを累積加算する累積加算回路と、チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの前記累積加算の結果からチャネル推定を行う演算器を有するのが好ましい。
また、前記受信データは、第3世代の移動体通信システムの標準規格のオープンループモードの1つであるSTTDでエンコードされたものであるのが好ましい。
これにより、STTDに対応するCDMA受信装置の消費電力を低減することが可能となる。
また、本発明は、データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調する少なくとも1つのフィンガーを備え、前記フィンガーは、受信したパイロットシンボルを逆拡散する逆拡散回路と、チャネル推定回路とを備え、前記チャネル推定回路は、全てのパイロットシンボルがあたかも同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行うベクター変換回路と、前記ベクター変換後のパイロットシンボルを累積加算する累積加算回路と、チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの前記累積加算の結果からチャネル推定を行う演算器とを備えるCDMA受信装置を提供する。
ここで、前記パイロットシンボルの変調方式としてQPSK方式を用い、前記ベクター変換回路は、全てのパイロットシンボルがI−Q平面の中の同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行うのが好ましい。
また、当該CDMA受信装置は、複数の前記フィンガーを備えるRAKE受信方式を採用するのが好ましい。
これにより、CDMA受信装置のチャネル推定における消費電力を低減することが可能となる。
また、本発明は、データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調するCDMA受信方法において、逆拡散後のパイロットシンボルに基づいてチャネル推定を行い、逆拡散後のデータシンボルおよび1シンボル時間遅延された後の逆拡散後のデータシンボルを前記チャネル推定に相当する時間遅延し、前記チャネル推定の結果に基づいて、前記チャネル推定に相当する時間遅延されたデータシンボルを逆回転して復調するCDMA受信方法を提供する。
また、本発明は、データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調するCDMA受信方法において、全てのパイロットシンボルが同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行い、前記ベクター変換後のパイロットシンボルを累積加算し、チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの前記累積加算の結果からチャネル推定を行うCDMA受信方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明のCDMA受信装置が備えるフィンガーの一実施例の構成概念図である。
図2は、従来のCDMA受信装置が備えるフィンガーの一例の構成概念図である。
図3は、本発明のCDMA受信装置に用いられるチャネル推定回路を有するフィンガーの一実施例の構成概念図である。
図4は、本発明のCDMA受信装置で行われるベクター変換を表す一実施例の概念図である。
図5は、I−Q平面を表す一実施例の概念図である。
図6は、本発明のCDMA受信装置の動作を表す一実施例のタイミングチャートである。
図7は、従来のCDMA受信装置に用いられるチャネル推定回路を有するフィンガーの一例の構成概念図である。
図8は、従来のCDMA受信装置の動作を表す一例のタイミングチャートである。
発明を実施するための最良の形態
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明のCDMA受信装置およびCDMA受信方法を詳細に説明する。
図1は、本発明のCDMA受信装置のフィンガーの一実施例の構成概念図である。同図に示すフィンガー10は、逆拡散回路12と、チャネル推定回路14と、バッファ回路16と、遅延回路18と、逆回転回路20とを備えている。フィンガー10は、データがSTTDでエンコードされているかいないかに関係なく、2シンボル時間分のデータシンボルを2シンボル時間分のチャネル推定に相当する時間遅延し、同時に逆回転して復調する。
図示例のフィンガー10において、まず、逆拡散回路12は、1シンボル時間毎に、受信データRXI,RXQを順次逆拡散する。逆拡散後の受信データの内のパイロットシンボルはチャネル推定回路14へ供給され、データシンボルは、バッファ回路16および遅延回路18へ供給される。
ここで、逆拡散回路12では、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされていない場合、1つのアンテナから1シンボル時間毎に1つずつ送信され、CDMA受信装置で受信される1チャネル分の受信データRXI,RXQが逆拡散される。また、STTDでエンコードされている場合、例えば2つのアンテナから1シンボル時間毎に1つずつ送信され、CDMA受信装置で受信される2チャネル分の受信データRXI,RXQが同時に逆拡散される。
続いて、チャネル推定回路14は、2シンボル時間毎に、2シンボル時間分の逆拡散後のパイロットシンボルの各々に基づいて順次チャネル推定を行い、送信元から送信されたパイロットシンボルと受信先で受信されたパイロットシンボルとの間の位相差(回転角度)を検出するもので、そのチャネル推定の結果は逆回転回路20へ供給される。
ここで、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされていない場合、チャネル推定回路14では、1つのチャネルの2シンボル時間分のシンボルデータの各々に基づいてチャネル推定が行われ、2シンボル時間分のチャネル推定結果が出力される。また、STTDでエンコードされている場合、2つのチャネルの2シンボル時間分のシンボルデータの各々に基づいてチャネル推定が行われ、2チャネル分のチャネル推定結果が出力される。
バッファ回路16は、1シンボル時間毎に、逆拡散回路12から供給される逆拡散後のデータシンボルを1シンボル時間遅延するもので、1シンボル時間遅延された後のデータシンボルは遅延回路18へ供給される。
ここで、バッファ回路16では、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされていない場合、1つのチャネルの1シンボル時間分のデータシンボルが1シンボル時間遅延される。また、STTDでエンコードされている場合、2つのチャネルの1シンボル時間分のデータシンボルが1シンボル時間遅延される。
また、遅延回路18は、2シンボル時間毎に、逆拡散回路12による逆拡散後のデータシンボル、および、バッファ回路16により1シンボル時間遅延された後のデータシンボルを、チャネル推定回路14によるチャネル推定に相当する時間遅延するためのメモリである。遅延回路18の出力信号、すなわち、チャネル推定に相当する時間遅延された逆拡散後のデータシンボルおよび1シンボル時間遅延された後のデータシンボルは逆回転回路20へ供給される。
ここで、遅延回路18のメモリには、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされているかいないかに関係なく、連続する2シンボル時間分のデータシンボル、すなわち、逆拡散回路12による逆拡散後のデータシンボル、および、バッファ回路16により1シンボル時間遅延された後のデータシンボルが同時に保持され、2シンボル時間分のチャネル推定に相当する時間の後、2シンボル時間分のデータが同時に読み出される。
従って、遅延回路18のメモリの構成は、図2に示す従来のCDMA受信装置30の遅延回路38のメモリと比べて、そのビット幅は2倍、ワード数は半分である。
最後に、逆回転回路20は、2シンボル時間毎に、チャネル推定回路14から供給される2シンボル時間分のチャネル推定の結果に基づいて、遅延回路18から供給される、2シンボル時間分のチャネル推定時間に相当する時間遅延された、逆拡散後のデータシンボル、および、1シンボル時間遅延された後のデータシンボルを同時に逆回転し、その位相差を補正して復調し、復調後の2シンボル時間分の受信データSYMを出力するものである。
逆回転回路20では、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされていない場合、1つのチャネルの2シンボル時間分のデータシンボルデータが同時に逆回転される。また、STTDでエンコードされている場合、2つのチャネルの2シンボル時間分のデータシンボルが同時に逆回転される。すなわち、逆回転回路20では、STTDでエンコードされているかいないかに関係なく、2シンボル時間毎に処理が行われる。
なお、本発明のCDMA受信装置には、図示するフィンガー10以外の他の各種の構成要件が含まれることは言うまでもない。また、フィンガー10の各構成要件は、従来公知の構成のものがいずれも利用可能である。
次に、フィンガー10の動作を説明する。
フィンガー10において、まず、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされていない場合、1つのアンテナから1シンボル時間毎に1つずつ送信され、CDMA受信装置で受信された1チャネル分の受信データRXI,RXQが、逆拡散回路12によって順次逆拡散される。そして、逆拡散後の受信データの内のパイロットシンボルはチャネル推定回路14に供給され、同データシンボルは、バッファ回路16および遅延回路18へ供給される。
チャネル推定回路14では、2シンボル時間毎に、2シンボル時間分の逆拡散後のパイロットシンボルの各々に基づいてチャネル推定が順次行われ、2シンボル時間分のチャネル推定の結果が同時に逆回転回路20へ供給される。
一方、バッファ回路16へ供給された逆拡散後のデータシンボルは、バッファ回路16により1シンボル時間遅延された後、遅延回路18へ供給される。従って、遅延回路18には、連続する2シンボル時間分のデータシンボル、すなわち、逆拡散回路12から出力される逆拡散後のデータシンボル、および、バッファ回路16から出力される、1シンボル時間遅延された後のデータシンボルが同時に供給される。
前述の連続する2シンボル時間分のデータシンボルは、2シンボル時間に1回、遅延回路18のメモリへ順次保持される。そして、遅延回路18のメモリに保持された2シンボル時間分のデータシンボルは、2シンボル時間に1回、チャネル推定回路14からチャネル推定の結果が出力されるタイミングに合わせて同時に読み出され、逆回転回路20へ供給される。すなわち、データシンボルは、2シンボル時間分のチャネル推定に相当する時間遅延される。
その後、逆回転回路20により、2シンボル時間毎に、チャネル推定回路14から供給される2シンボル時間分のチャネル推定の結果に基づいて、これと同時に遅延回路18から供給される、2シンボル時間分のチャネル推定に相当する時間遅延された1つのチャネルの2シンボル時間分のデータシンボルが同時に逆回転されて順次復調され、復調後の2シンボル時間分の受信データSYMが出力される。
一方、フィンガー10において、受信データRXI,RXQがSTTDでエンコードされている場合、例えば2つのアンテナから1シンボル時間毎にそれぞれ1つずつ送信され、CDMA受信装置で受信された2チャネル分の受信データRXI,RXQが、逆拡散回路12によって同時に順次逆拡散される。
チャネル推定回路14では、2シンボル時間毎に、2つのチャネルの2シンボル時間分の逆拡散後のパイロットシンボルのそれぞれに基づいてチャネル推定が順次行われ、2チャネル分のチャネル推定の結果が同時に逆回転回路20へ供給される。
一方、バッファ回路16へ供給された2チャネル分の逆拡散後のデータシンボルは、バッファ回路16により1シンボル時間遅延された後、遅延回路18へ供給される。従って、遅延回路18には、連続する2シンボル時間分のデータシンボル、すなわち、逆拡散回路12から出力される逆拡散後の2チャネル分のデータシンボル、および、バッファ回路16から出力される、1シンボル時間遅延された後の2チャネル分のデータシンボルが同時に供給される。
前述の連続する2シンボル時間分のデータシンボルは、2シンボル時間に1回、遅延回路18のメモリへ順次保持される。そして、遅延回路18のメモリに保持された2シンボル時間分のデータシンボルは、2シンボル時間に1回、チャネル推定回路14から2チャネル分のチャネル推定の結果が出力されるタイミングに合わせて同時に読み出され、逆回転回路20へ供給される。すなわち、データシンボルは、2チャネル分のチャネル推定に相当する時間遅延される。
その後、逆回転回路20により、2シンボル時間毎に、チャネル推定回路14から供給される2チャネル分のチャネル推定の結果に基づいて、これと同時に遅延回路18から供給される、2チャネル分のチャネル推定に相当する時間遅延された2つのチャネルの2シンボル時間分の4つのデータシンボルが同時に逆回転されて順次復調され、復調後の2シンボル時間分の2つの受信データSYMが出力される。
以上のように、本発明のCDMA受信装置では、フィンガー10において、遅延回路18を2シンボル時間に1回動作させることにより、図2に示す従来のCDMA受信装置のフィンガー30と同規模、同等の機能を備える回路でありながら、遅延回路18の消費電力を半減させることができる。
なお、上記実施例では、2シンボル時間毎にチャネル推定を行う場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、チャネル推定の方式は、従来公知のチャネル推定の方式がいずれも適用可能であり、チャネル推定に要する時間も1シンボル時間または2シンボル時間に限定されるわけではなく、適宜変更可能である。また、チャネル推定の方式に応じて、バッファ16および遅延回路18の回路構成も適宜変更すればよい。
また、前述したRAKE受信方式を採用するCDMA受信装置において、実施例のフィンガー10を複数備えることにより、さらに消費電力の低減が図れる。
次に、本発明のCDMA受信装置のチャネル推定について説明する。
図3は、本発明のCDMA受信装置に用いられるチャネル推定回路14を有するフィンガーの一実施例の構成概念図である。図3に示す点線で囲まれた部分は、図1に示すチャネル推定回路に相当する。
同図に示すチャネル推定回路14は、ベクター(Vector)変換回路54と、累積加算回路56と、演算器58とを備えている。このチャネル推定回路14は、逆拡散後の受信データをベクター変換し、1回のチャネル推定に使用するベクター変換後の複数の受信データを累積加算し、累積加算後の受信データを使用してチャネル推定を行う。
逆拡散回路12により順次逆拡散された受信データ、すなわち、本実施例の場合、逆拡散後のパイロットシンボルはベクター変換回路54へ供給される。
続いて、ベクター変換回路54は、全てのパイロットシンボルがあたかも同じ1点から送信されたかのように、逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を順次行う。ベクター変換後のパイロットシンボルは累積加算回路56へ供給される。なお、ベクター変換についての詳細は後述する。
累積加算回路56は、ベクター変換後のパイロットシンボルを順次累積加算するもので、加算器60と、アキュムレータ62とを備えている。累積加算回路56では、加算器60により、ベクター変換後のパイロットシンボルとアキュムレータ62に保持されている累積加算データとが加算され、その加算結果が再度アキュムレータ62に保持される。最終的な累積加算後のパイロットシンボルは演算器58へ供給される。
最後に、演算器58は、最終的な累積加算後のパイロットシンボル、すなわち、チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの累積加算結果に基づいてチャネル推定を行い、送信元から送信されたパイロットシンボルと受信先で受信されたパイロットシンボルとの間の位相差(回転角度)を検出する。フィンガーでは、この位相差に基づいてデータシンボルが逆回転され、その位相差が補正されて復調される。
なお、逆拡散回路12、累積加算回路56および演算器58は、従来公知の構成のものがいずれも利用可能である。また、図示例のチャネル推定回路14は、図7に示す従来のチャネル推定回路34との対比が容易となるように、フィンガーのチャネル推定回路周辺の構成だけを表したものである。従って、チャネル推定回路14には、図示する構成要件以外の他の各種の構成要件が含まれることは言うまでもない。
次に、ベクター変換について説明する。
例えば、QPSK(四相位相偏移変調)方式を採用する通信方式の場合、図4に示すように、基地局等の送信元から携帯端末等の受信先に対して、I−Q平面の中の(1,1)、(1,−1)、(−1,1)、(−1,−1)のいずれかの点を示すパイロットシンボルが送信される。
これに対し、ベクター変換回路54は、全てのパイロットシンボルがあたかもI−Q平面の中の同じ1点から送信されたかのようにベクター変換を行う。
例えば、ベクター変換回路54が、I−Q平面の(1,1)の点を示すようにパイロットシンボルをベクター変換するよう設定されているとする。図4に示すように、送信パイロットシンボル(送信元から送信されたパイロットシンボル)が(1,1)の点を示す場合、ベクター変換回路54は、受信パイロットシンボル(RI,RQ)(受信先で受信されたパイロットシンボル)を(RI,RQ)にベクター変換する。すなわち、この場合にはベクター変換は行われない。
以下同様に、図4の変換テーブルに示すように、ベクター変換回路54は、送信パイロットシンボルが(1,−1)の点を示す場合、受信パイロットシンボル(RI,RQ)を(−RQ,RI)に、送信パイロットシンボルが(−1,1)の点を示す場合、受信パイロットシンボル(RI,RQ)を(RQ,−RI)に、送信パイロットシンボルが(−1,−1)の点を示す場合、受信パイロットシンボル(RI,RQ)を(−RI,−RQ)にそれぞれベクター変換する。
言い換えると、前述のように、ベクター変換回路54が、I−Q平面の(1,1)の点を示すようにパイロットシンボルをベクター変換するよう設定されている場合、ベクター変換後のパイロットシンボルは、送信元から、(1,1)を示すパイロットシンボルが送信されたものを受信先で受信した場合と同様に処理することができる。従って、ベクター変換によるチャネル推定の精度の低下が問題にならないことは言うまでもない。
ここで、図5に示すように、例えば4つの受信パイロットシンボル(1,1)、(1,−1)、(−1,1)、(−1,−1)が、それぞれ(R0I,R0Q)、(R1I,R1Q)、(R2I,R2Q)、(R3I,R3Q)であるとすると、累積データI=R0I−R1Q+R2Q−R3I、累積データQ=R0Q+R1I−R2I−R3Qとなる。チャネル推定回路14では、この累積データI,Qを使用して、全てのパイロットシンボルが(1,1)を示すデータであるものとしてチャネル推定が行われる。
以下、図7に示すチャネル推定回路34との対比が容易となるように、1回のチャネル推定に4つのパイロットシンボルを使用する場合を例に挙げて、チャネル推定回路14の動作を説明する。
図6のタイミングチャートに示すように、1回のチャネル推定に4つのパイロットシンボルを使用する場合、逆拡散回路12により、例えばパイロットシンボルS0〜S3の順に逆拡散される毎に、ベクター変換回路54により、ベクター変換値VS0〜VS3が順次算出され、累積加算回路56により、これらのベクター変換値VS0〜VS3が順次累積加算され、その加算結果ADD_S0〜ADD_S3が算出される。
なお、累積加算回路56において、その加算結果ADD_S0およびADD_S4は、それぞれベクター変換値VS0およびVS4とアキュムレータ62に保持されているデータ‘0’(初期値)との加算結果となる。
そして、演算器58により、最終的な累積加算後のパイロットシンボル(=ADD_S3)に基づいてチャネル推定が行われ、そのチャネル推定値CE_G0が算出される。
また、チャネル推定回路14は、次の4つのパイロットシンボルS4〜S7についても同様に動作し、以後、4つのパイロットシンボルを単位として同様の動作が繰り返し行われる。
本発明のCDMA受信装置に用いられるチャネル推定回路14では、上記例のように、1回のチャネル推定に4つのパイロットシンボルを使用する場合、図7に示すチャネル推定回路34の場合と同じように加算は3回行われるが、チャネル推定は1回だけで済む。これに加えてベクター変換が4回行われるが、ベクター変換は単純な処理であり、加算やチャネル推定と比べて消費電力は極めて少ない。従って、チャネル推定の精度を保ちつつ、チャネル推定に係る消費電力を低減することができる。
なお、変調方式は、前述のQPSK方式に限定されず、従来公知の変調方式がいずれも利用可能である。また、上記実施例では、1回のチャネル推定に4つのパイロットシンボルを使用しているが、これも限定されず、1回のチャネル推定毎に、何個のパイロットシンボルを使用してもよい。
また、RAKE受信方式を採用するCDMA受信装置において、本実施例のチャネル推定回路を有するフィンガーを複数備えることにより、さらに消費電力に削減が実現できる。さらに、図1に示す実施例のフィンガー10に、図3に示すチャネル推定回路を組み合わせたフィンガーを備えることにより、より多くの消費電力の削減が可能となる。
本発明のCDMA受信装置およびCDMA受信方法は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明のCDMA受信装置およびCDMA受信方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
産業上の利用可能性
以上詳細に説明した様に、本発明のCDMA受信装置およびCDMA受信方法は、フィンガーにおいて、逆拡散後のパイロットシンボルに基づいてチャネル推定を行うのと同時に、逆拡散後のデータシンボルおよび1シンボル時間遅延された後のデータシンボルをチャネル推定に相当する時間遅延し、チャネル推定の結果に基づいて、チャネル推定に相当する時間遅延された逆拡散後のデータシンボルおよび1シンボル時間遅延された後のデータシンボルを逆回転して同時に復調するようにしたものである。
また、本発明のCDMA受信装置およびCDMA受信方法は、受信したパイロットシンボルを逆拡散し、逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行い、ベクター変換後のパイロットシンボルを累積加算した後、チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの累積加算の結果からチャネル推定を行うようにしたものである。
本発明のCDMA受信装置およびCDMA受信方法によれば、STTDに関係なく、その消費電力を削減することができるとともに、チャネル推定の精度を保ちながら、チャネル推定に係る消費電力を削減することができる。従って、バッテリー駆動の携帯端末の駆動時間を従来よりも延長することができる。
Claims (8)
- データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調する少なくとも1つのフィンガーを備え、
前記フィンガーは、前記受信データを逆拡散する逆拡散回路と、前記逆拡散後のパイロットシンボルに基づいてチャネル推定を行うチャネル推定回路と、前記逆拡散後のデータシンボルを1シンボル時間遅延するバッファ回路と、前記逆拡散後のデータシンボルおよび前記1シンボル時間遅延された後のデータシンボルを前記チャネル推定に相当する時間遅延する遅延回路と、前記チャネル推定の結果に基づいて、前記チャネル推定に相当する時間遅延されたデータシンボルを逆回転して復調する逆回転回路とを備えるCDMA受信装置。 - 前記チャネル推定回路は、
全てのパイロットシンボルが同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行うベクター変換回路と、
前記ベクター変換後のパイロットシンボルを累積加算する累積加算回路と、
チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの前記累積加算の結果からチャネル推定を行う演算器を有する請求項1に記載のCDMA受信装置。 - 前記受信データは、第3世代の移動体通信システムの標準規格のオープンループモードの1つであるSTTDでエンコードされたものである請求項1または2に記載のCDMA受信装置。
- データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調する少なくとも1つのフィンガーを備え、
前記フィンガーは、全てのパイロットシンボルが同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行うベクター変換回路と、前記ベクター変換後のパイロットシンボルを累積加算する累積加算回路と、チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの前記累積加算の結果からチャネル推定を行う演算器とを有するチャネル推定回路を備えるCDMA受信装置。 - 前記パイロットシンボルの変調方式としてQPSK方式を用い、
前記ベクター変換回路は、全てのパイロットシンボルがI−Q平面の中の同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行うことを特徴とする請求項2または4に記載のCDMA受信装置。 - 当該CDMA受信装置は、複数の前記フィンガーを備えるRAKE受信方式を採用する請求項1〜5のいずれかに記載のCDMA受信装置。
- データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調するCDMA受信方法において、
逆拡散後のパイロットシンボルに基づいてチャネル推定を行い、
逆拡散後のデータシンボルおよび1シンボル時間遅延された後の逆拡散後のデータシンボルを前記チャネル推定に相当する時間遅延し、
前記チャネル推定の結果に基づいて、前記チャネル推定に相当する時間遅延されたデータシンボルを逆回転して復調するCDMA受信方法。 - データシンボルおよびパイロットシンボルを含む受信データを復調するCDMA受信方法において、
全てのパイロットシンボルが同じ1点から送信されたかのように、前記逆拡散後のパイロットシンボルのベクター変換を行い、
前記ベクター変換後のパイロットシンボルを累積加算し、
チャネル推定に使用する個数分のパイロットシンボルの前記累積加算の結果からチャネル推定を行うCDMA受信方法。
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