JP3801055B2 - ペレットボンディング方法および装置 - Google Patents

ペレットボンディング方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ペレットなどのペレットを基板にボンディングするペレットボンディング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばインナーリードボンディングにおいて、半導体ペレットをキャリアテープにボンディングする手順は、次の(a)〜(f)の如くである。
(a)第1のカメラを用いて、テープ検出位置にあるキャリアテープ上の位置合わせマークを検出する。
(b)第2のカメラを用いて、ペレット検出位置にある半導体ペレット上の位置合わせマークを検出する。
(c)上記(a)、(b)の検出結果に基づいてキャリアテープと半導体ペレットとを相対移動(通常は半導体ペレット側を移動させる)させ、キャリアテープと半導体ペレットとを同一位置上にて位置合わせする。
(d)上記(c)による位置合わせ後、キャリアテープ上のインナーリードと半導体ペレット上の電極との位置合わせ状態確認のため、第3のカメラを用いて、先に述べたキャリアテープ上の位置合わせマークと半導体ペレット上の位置合わせマークを共に再度検出する。
(e)上記(d)の検出結果に基づいてインナーリードと電極との位置合わせ状態を確認し、必要に応じてキャリアテープと半導体ペレットとを再度相対移動させてずれを修正する。
(f)半導体ペレットをキャリアテープに押圧してボンディングし、インナーリードと電極とを接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術の特に工程(d)、(e)を採用することにより、ボンデイング精度は以前に比べて格段に向上した。
【0004】
しかしながら、上述の工程(d)、(e)は、1個の半導体ペレットをキャリアテープにボンディングする毎に行なっていたため、以前に比べてボンディング速度が落ち、生産性が低下するという欠点を有していた
また、工程(d)においては、工程(c)で同一位置上に一度位置合わせされたキャリアテープと半導体ペレットに対し、両者にそれぞれ設けられた位置合わせマークをいずれも第3のカメラで再度取り込んで位置検出するという動作を行なっていたため、この理由からも1回あたりのボンデイング時間が増大することになり、好ましくなかった。
【0005】
本発明は、高精度で信頼性の高いボンディング品質を保持しつつ、生産性の低下を極力防止することのできるペレットボンディング方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、基板とペレットの位置をそれぞれ検出し、その検出結果に基づいて前記基板とペレットを相対移動させて位置合わせ後、両者の位置合わせ状態を確認し、その確認結果に応じてボンディング動作を制御するペレットボンディング方法において、前記両者の位置合わせ状態の確認動作は、前記基板の位置を検出した画像と、前記ペレットの位置を新たに検出した画像に基づいて両者の位置合わせ状態を確認するとともに前記確認動作を予め設定された頻度に応じて行なうことを特徴とする。
【0007】
また本発明の第2は、基板とペレットの位置をそれぞれ検出し、その検出結果に基づいて両者を位置合わせする手段と、位置合わせ後の両者の位置合わせ状態を確認し、その確認結果に応じてボンディング動作を制御する制御手段とを有するペレットボンディング装置において、前記制御手段は、前記位置合わせ後の両者の位置合わせ状態の確認を前記基板の位置を確認した画像と前記ペレットの位置を新たに検出した画像に基づいて両者の位置合わせ状態を確認するとともに、その確認結果に応じたボンディング動作の制御を予め設定された頻度に応じて行なうようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明が適用されたインナーリードボンディング装置を示す側面図、図2は図1の平面図、図3は図1に示したインナーリードボンディング装置の制御ブロック図、図4はキャリアテープの検出状態を示す模式図、図5は半導体ペレットの検出状態を示す模式図、図6はキャリアテープと半導体ペレットの位置ずれ状態を示す模式図である。
【0009】
図1乃至図3において、インナーリードボンディング装置10は、テープ送り装置11と、半導体ペレット供給装置12と、ボンディングヘッド13と、制御装置14とを有して構成される。
【0010】
テープ送り装置11は、キャリアテープ1が巻かれた供給リール21と、この供給リール21から巻出されるキャリアテープ1を巻取る収納リール22とを有し、両リール21、22の間にボンディング位置を設定している。
【0011】
ボンディング位置の両側には、テープ供給側のスプロケット歯車24とテープ収納側のスプロケット歯車25とが配設されており、パルスモータ等からなるテープ送りモータ26にてスプロケット歯車25が回転駆動されるようになっている。テープ送りモータ26は、テープ送りモータドライバ回路26A(図3参照)を介して制御装置14により制御される。
【0012】
両スプロケット歯車24、25は、キャリアテープ1に設けられたスプロケット孔と係合し、制御装置14が制御する長さだけスプロケット歯車25の回転動によりキャリアテープ1をピッチ移動させる。
【0013】
半導体ペレット供給装置12は、フレーム10A上にてXY移動を行なうXYテーブル31、回転移動を行なうθテーブル32、そして昇降移動を行なうZテーブル33上に半導体ペレット載置台34を設けて構成され、半導体ペレット載置台34上にて半導体ペレット3を支持する。各テーブル31、32、33は、図3に示す、XYテーブルドライバ回路31A、θテーブルドライバ回路32A、Zテーブルドライバ回路33Aを介してそれぞれ制御装置14により制御される。
【0014】
なお、半導体ペレット3は、ウェハ35を等間隔に分割して形成され、ウェハ35は半導体ペレット用XYテーブル36上に保持される。半導体ペレット3は、移送レバー37に吸着されて半導体ペレット載置台34に移載される。
【0015】
ボンディングヘッド13は、フレーム10A上にてXY移動を行なうXYテーブル41上に搭載され、昇降移動を行なうZ移動部42、回転移動を行なうθ移動部43に、ボンディングツール44を有している。XYテーブル41、各移動部42、43は、図3に示す、XYテーブルドライバ装置41A、Z移動部ドライバ回路42A、θ移動部ドライバ回路43Aを介して、それぞれ制御装置14により制御される。なお、ボンディングツール44は、不図示のヒータを内蔵する。
【0016】
インナーリードボンディング装置10は、さらに半導体ペレット検出用カメラ51、テープ検出用カメラ52を有している。
【0017】
半導体ペレット検出用カメラ51は、半導体ペレット検出位置にある半導体ペレット3上の位置合わせマーク3Pの画像を取り込むもので、取り込んだ画像は認識装置53において処理されて、マーク3Pの位置が検出される(図3、図5参照)。位置合わせマーク3Pは、半導体ペレット3のほぼ対角線上の適当な2点にそれぞれ付されている。
【0018】
テープ検出用カメラ52は、テープ検出位置にあるキャリアテープ1上の位置合わせマーク1Mの画像を取り込むもので、取り込んだ画像は認識装置53において処理されて、マーク1Mの位置が検出される(図3、図4参照)。位置合わせマーク1Mは、キャリアテープ1に設けられる各インナーリード2のパターンまわりのほぼ対角線上の適当な2点にそれぞれ付されている。
【0019】
ここで、テープ検出用カメラ52はさらに、後述するようにして両位置合わせマーク1M、3Pの検出結果に基づいて同一位置上に位置合わせせしめられたキャリアテープ1と半導体ペレット3のうち、半導体ペレット3の位置合わせマーク3Pの画像を再度取り込む。そして、この取り込んだマーク3Pの画像に基づき、マーク3Pの位置が認識装置53において再度検出されるとともに、この検出結果と、既にテープ検出用カメラ52を用いて得られているテープ検出位置におけるキャリアテープ1上のマーク1Mの検出位置とから、キャリアテープ1と半導体ペレット3について、互いにボンディングされるべきキャリアテープ1におけるインナーリード2と半導体ペレット3における電極4との相対位置関係、つまり位置合わせ状態が確認される。そして制御装置14は、確認されたこの位置合わせ状態に応じて、例えば両者間のずれ状態が許容値を越えているとき、XYテーブル31を移動制御してそのずれ状態を解消する。またθ方向におけるずれについては、制御装置14がθテーブル32を駆動することにて補正するとともに、ボンディングツール44を保持するθ移動部43をそのずれ分回転動させて補正する。
【0020】
図6は、同一位置上に位置合わせされたキャリアテープ1と半導体ペレット3の位置合わせ状態を示すもので、△Xはリードパターンの横辺上に位置するインナーリード2と半導体ペレット3の電極4とのX方向位置ずれ量であり、△Yはリードパターンの縦辺上に位置するインナーリード2と半導体ペレット3の電極4とのY方向位置ずれ量を示す。
【0021】
なお図3に示すように、インナーリードボンディング装置10はカウンタ54を有する。このカウンタ54は、ボンディング回数、換言すればキャリアテープ1にボンディングされた半導体ペレット3の数をカウントする。そして、制御装置14においては、制御装置14における記憶装置55に予め設定された値にカウンタ54のカウンタ値が達するごとに、上述したテープ検出用カメラ52を用いての半導体ペレット3上のマーク3Pの検出、並びにその検出結果を用いての互いにボンディングされるべきインナーリード2と電極4との位置合わせ状態の確認、そして必要に応じての補正動作が行われるように制御する。
【0022】
次に上記構成のインナーリードボンディング装置10の動作シーケンスについて、制御装置14の機能に沿って説明する。
【0023】
制御装置14は、次の(1)〜(12)の如くにより、インナーリードボンディング装置10を動作制御する。
(1)テープ検出用カメラ52により、テープ検出位置(この場合、ボンディング位置)にあるキャリアテープ1の位置合わせマーク1Mの画像を取り込む。
(2)半導体ペレット検出用カメラ51により、半導体ペレット検出位置(この場合、移送レバー37によって半導体ペレット3の移載を受ける位置に位置付けられた半導体ペレット載置台34上)にある半導体ペレット3の位置合わせマーク3Pの画像を取り込む。
(3)認識装置53は、両カメラ51、52の画像信号に基づき、キャリアテープ1上の位置合わせマーク1Mの位置と、半導体ペレット上3の位置合わせマーク3Pの位置を検出する。
(4)制御装置14は、認識装置53により検出された両マーク1Mと3Pのそれぞれの位置座標を用いて、両マーク1M、3Pを予め定めてある相対位置関係に設定するのに必要な半導体ペレット供給装置12の制御量(XYテーブル31、θテーブル32の移動量)を演算する。
(5)制御装置14は、この演算結果に基づき、XYテーブル31、θテーブル32を駆動させ、キャリアテープ1と半導体ペレット3とを同一位置上に位置合わせする。
(6)テープ検出用カメラ52を用いて、上記(5)により同一位置上に位置合わせされたキャリアテープ1と半導体ペレット3のうち、半導体ペレット3上の位置合わせマーク3Pの画像を取り込む。この場合、半導体ペレット3はキャリアテープ1に対してテープ検出用カメラ52とは反対側、つまりキャリアテープ1に対してテープ検出用カメラ52は上方位置、半導体ペレット3は下方位置にそれぞれ位置することとなるが、半導体ペレット3上の位置合わせマーク3Pの画像は、キャリアテープ1に形成されたデバイスホール1Aを通して取り込まれることとなる。
(7)認識装置53は、(6)で得られた画像信号から半導体ペレット3上の位置合わせマーク3Pの位置を検出する。
(8)制御装置14は、(7)で検出された位置合わせマーク3Pの位置座標と、(3)にて既に得られているキャリアテープ1上の位置合わせマーク1Mの位置座標を用いて、互いにボンディングされるべきインナーリード2と電極4との位置合わせ状態を確認し、予め定めてある相対位置関係に両マーク1M、3Pを設定するに必要な半導体ペレット供給装置12の制御量(XYテーブル31、θテーブル32の移動量)を再度演算にて求める。尚、この制御量は補正量として、制御装置14が備える記憶装置55(図3参照)に記憶される。
(9)制御装置14は、記憶装置55に記憶された補正量分、再度ペレット供給装置12を移動させる。
(10)制御装置14は、必要に応じてボンディングヘッド13のXYテーブル41、Z移動部42、θテーブル43を駆動し、ボンディングツール44を半導体ペレット3の直上に位置せしめた状態でボンディングツール44を降下させ、ボンディングツール44の熱と押圧力によりキャリアテープ1のインナーリード2と半導体ペレット3の電極4とのボンディングを行なう。その後、ボンディングツール44は上昇し、半導体ペレット供給部12は、元位置(半導体ペレットの被移載位置)に戻る。
(11)テープ収納側のスプロケット歯車25が回転し、キャリアテープ1が1ピッチ送られるとともに、移送レバー37により、次の半導体ペレット3が、元位置に戻った半導体ペレット供給部12の半導体ペレット載置台34に移載される。
(12)1回のボンディングが終了すると、カウンタは1カウントアップする。
【0024】
以上で1回目のボンディング動作は終了する。
【0025】
次に2回目以降の動作について説明する。
【0026】
2回目においても、上記(1)〜(4)の動作は同様に行なわれ、続いて以下の動作が実行される。
(13)制御装置14は、(4)の動作で得た制御量に、現在記憶装置55に記憶されている補正量(ここでは(8)の動作で記憶されたもの)を加味してXYテーブル31、θテーブル32を駆動させ、キャリアテープ1と半導体ペレット3とを同一位置上に位置合わせする。
(14)ここで制御装置14は、カウンタ54の現在のカウント値(この場合「1」)と予め設定された値との比較を行なう。なお、設定値は記憶装置55に予め設定される。そして、この比較の結果、カウント値が設定値未満のときには、上述の(6)〜(9)の動作、つまりリード位置認識装置52を用いての半導体ペレット3上のマーク3Pの検出、その検出結果を用いての互いにボンディングされるべきインナーリード2と電極4との位置合わせ状態の確認、そして補正動作等は行なわずに、(10)と(11)の動作へと続く。そしてその後、カウンタは1カウントアップする。
【0027】
一方、カウント値の比較において、設定値に達していることが制御装置14において判明すると、以降は上述の(6)〜(11)と同様な動作が行なわれる。なお、(8)の動作においては、今回新たに算出された、「予め定めてある相対位置関係に両マーク1M、3Pを設定するに必要な半導体ペレット供給装置12の制御量」に、今まで記憶装置55に記憶されていた補正量が加味(ずれ方向を考慮して加算)され、新たな補正量として記憶装置55に記憶される。その後、カウンタ値はリセットされる。
【0028】
以下同様に実行されるが、ここで記憶装置55に設定された設定値に関して説明を加えると、次のとおりである。
【0029】
上記(6)〜(9)の動作は、
a.(4)の動作における「必要な半導体ペレット供給装置12の制御量」と(5)の動作による実際の移動量との差から生じる誤差の発生
b.キャリアテープ1の熱変形への対処
等のために行なわれるが、この誤差や変形は、主にボンデイングツール44から発生する熱による装置構成部材の膨張やキャリアテープ1の変形等によって生じる。
【0030】
しかしこの膨張等は急激に起こるものではなく、しかも時間とともに単位時間あたりの膨張量は減少するので、上記(6)〜(9)に記載した工程は、毎回のボンディングごとに行なう必要もなく、必要とされるボンディング精度等の条件に応じて所定の頻度で行なえば充分である。
【0031】
例えば、インナーリード2と半導体ペレット3の電極4とのボンディング精度が比較的緩めの場合(例えば電極面積がリード幅に対して充分に大きい場合や、インナーリード数が比較的少ない場合)にはその頻度を頻繁にする必要はなく、逆に高いボンディング精度が要求される場合には頻繁に行なう必要がある。従って、このような状況にも対応できるよう、制御装置14に入力装置56(図3参照)を接続し、記憶装置55に設定される、カウンタ54のカウント値と比較することとなる設定値、つまり頻度を、適宜変えられる構成とすることが好ましい。
【0032】
以上説明した本発明の実施の形態によれば、次の効果を有する。
【0033】
▲1▼上述の(6)〜(9)の動作、つまりリード位置認識装置52を用いての半導体ペレット3上のマーク3Pの検出、その検出結果を用いての互いにボンディングされるべきインナーリード2と電極4との位置合わせ状態の確認、そして補正動作等をボンディング毎に毎回行なうのではなく、記憶装置55に設定された頻度毎に行なうので、(6)〜(9)の動作に伴う補正回数を減少することができ、従って高精度で信頼性の高いボンディング品質を保持しつつ、生産性を高めることが可能となる。
【0034】
▲2▼記憶装置55に設定される設定値を入力装置56によって自由に設定変更することができるので、各種状況に応じた最適な回数を設定することができる。
【0035】
▲3▼(5)の動作によって同一位置上に位置合わせされたキャリアテープ1と半導体ペレット3との位置合わせ状態を確認するにあたっては、(6)の動作において半導体ペレット3上の位置合わせマーク3Pの画像を新たに取り込んで画像処理を行なうものの、キャリアテープ1上の位置合わせマーク1Mに関しては新たに画像を取り込むことなく、既に(1)の動作で取り込んである画像から得たマーク1Mの位置情報を用いるので、この点からも従来のように両画像を新たに取り込んで画像処理するのに比して、生産性の低下を極力防止することができる。
【0036】
▲4▼(6)〜(9)の動作で基準となっているのは、(6)の動作においてテープ検出用カメラ52を用いて取り込んだ半導体ペレット3上の位置合わせマーク3Pの画像と、(1)の動作においてテープ検出用カメラ52を用いて取り込んだキャリアテープ1上の位置合わせマーク1Mの画像であり、共にテープ検出用カメラ52を用いた画像に基づき互いにボンディングされるべきインナーリード2と電極4との位置合せ状態の確認をしているので、それぞれ別々のカメラで検出した場合には生じる、両カメラ間の設定誤差に起因する検出誤差の発生がない。従って、検出精度をきわめて向上させることができ、よってボンディングされる両者の位置合わせを高精度にて行なうことができる。
【0037】
なお、上述の実施の形態では、(6)〜(9)の動作を行なうか否かを、ボンディング回数を基にして決定した例を示した。しかしながら、ボンディング時間を基準にするものであっても良い。
【0038】
また前述したように、主にボンディングツール44から発生する熱に起因する誤差などは、時間とともに減少するといった状況下の場合には、装置の稼働時間やボンディング回数が増えるにつれて、(6)〜(9)の動作を行なう頻度を少なくしても実用的には問題が発生しないこともある。このような場合、ボンディング回数を例に取ると、装置の稼動開始当初のボンディング回数が少ないうちは、(6)〜(9)の動作を例えば2回のボンディング終了毎に行なって高精度に比重をおいたボンディング動作を行ない、ボンディング回数が例えば7回に達すると、以後は20回のボンディング終了毎に(6)〜(9)の動作を行なうようにすることでサイクルタイムに比重をおいたボンディングを行なうという要領である。
【0039】
また実施の形態においては、キャリアテープ1上の位置合せマーク1Mをボンディング位置に位置付けたテープ検出用カメラ52を用いて検出したが、上述の▲1▼と▲2▼の効果を得るためであれば、このテープ検出用カメラ52をキャリアテープ1上の他の位置、例えばボンディング位置の一つ手前の位置に配置し、そしてボンディング位置に対向して別のカメラを設けても良い。
【0040】
また、実施の形態における特に動作(8)において、インナーリード2と電極4との位置合せ状態を確認したとき、その位置ずれ量が、例えば制御装置14に予め設定してある許容値以内の場合には、制御量を演算で求めることなく、従って(9)の動作を行なうことなくボンディングを行なうようにしても良い。
【0041】
また、実施の形態において、ペレットと基板との位置合わせに、それぞれに設けられたマーク1M、3Pを用いたケースで説明したが、それぞれの部分パターンを利用し、あるいはマークとの併用で実施するようにしても良い。
【0042】
また、本発明の適用においては、上述したインナリードボンディング装置だけでなく、ペレットをリードフレームをボンディングするものなどにも適用は可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、高精度で信頼性の高いボンディング品質を保持しつつ、生産性の低下を極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインナーリードボンディング装置を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1に示したインナーリードボンディング装置の制御ブロック図である。
【図4】キャリアテープの検出状態を示す模式図である。
【図5】半導体ペレットの検出状態を示す模式図である。
【図6】キャリアテープと半導体ペレットの位置ずれ状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 キャリアテープ
1M 位置合わせマーク
1A デバイスホール
2 インナーリード
3 半導体ペレット
3P 位置合わせマーク
4 電極
10 インナーリードボンディング装置
10A フレーム
11 テープ送り装置
12 半導体ペレット供給装置
13 ボンディングヘッド
14 制御装置
21 供給リール
22 収納リール
24 テープ供給側のスプロケット歯車
25 テープ収納側のスプロケット歯車
26 テープ送りモータ
26A テープ送りドライバ回路
31 XYテーブル
31A XYテーブルドライバ回路
32 θテーブル
32A θテーブルドライバ回路
33 Zテーブル
33A Zテーブルドライバ回路
34 半導体ペレット載置台
35 ウェハ
36 半導体ペレット用XYテーブル
37 移送レバー
41 XYテーブル
41A XYテーブルドライバ装置
42 Z移動部
42A Z移動部ドライバ装置
43 θ移動部
43A θ移動部ドライバ装置
44 ボンディングツール
51 半導体ペレット検出用カメラ
52 テープ検出用カメラ
53 認識装置
54 カウンタ
55 記憶装置
56 入力装置

Claims (6)

  1. 基板とペレットの位置をそれぞれ検出し、その検出結果に基づいて前記基板とペレットを相対移動させて位置合わせ後、両者の位置合わせ状態を確認し、その確認結果に応じてボンディング動作を制御するペレットボンディング方法において、前記両者の位置合わせ状態の確認動作は、前記基板の位置を検出した画像と、前記ペレットの位置を新たに検出した画像に基づいて両者の位置合わせ状態を確認するとともに前記確認動作を予め設定された頻度に応じて行なうことを特徴とするペレットボンディング方法。
  2. 前記両者の位置合わせ状態の確認動作の頻度を、ペレットボンディング装置の稼動時間あるいはボンディング回数に応じて変化させることを特徴とする請求項1記載のペレットボンディング方法。
  3. 前記両者の位置合わせ状態の確認動作の頻度を、ペレットボンディング装置の稼動時間あるいはボンディング回数の増加につれて少なくなるようにしたことを特徴とする請求項2記載のボンディング方法。
  4. 基板とペレットの位置をそれぞれ検出し、その検出結果に基づいて両者を位置合わせする手段と、位置合わせ後の両者の位置合わせ状態を確認し、その確認結果に応じてボンディング動作を制御する制御手段とを有するペレットボンディング装置において、前記制御手段は、前記位置合わせ後の両者の位置合わせ状態の確認を前記基板の位置を確認した画像と前記ペレットの位置を新たに検出した画像に基づいて両者の位置合わせ状態を確認するとともに、その確認結果に応じたボンディング動作の制御を予め設定された頻度に応じて行なうようにしたことを特徴とするペレットボンディング装置。
  5. 前記制御手段は、前記頻度の記憶手段と、入力手段とを有し、前記入力手段を介して前記記憶手段に記憶される頻度を設定変更可能としたことを特徴とする請求項4記載のペレットボンディング装置。
  6. 前記頻度を、ペレットボンディング装置の稼動時間あるいはボンディング回数の増加につれて少なくなるようにしたことを特徴とする請求項5記載のペレットボンディング装置。
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