JP3857946B2 - 電子部品のボンディング方法及びボンディング装置 - Google Patents

電子部品のボンディング方法及びボンディング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3857946B2
JP3857946B2 JP2002105262A JP2002105262A JP3857946B2 JP 3857946 B2 JP3857946 B2 JP 3857946B2 JP 2002105262 A JP2002105262 A JP 2002105262A JP 2002105262 A JP2002105262 A JP 2002105262A JP 3857946 B2 JP3857946 B2 JP 3857946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
electronic component
bonding
camera
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002105262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003303857A (ja
Inventor
泰 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2002105262A priority Critical patent/JP3857946B2/ja
Publication of JP2003303857A publication Critical patent/JP2003303857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3857946B2 publication Critical patent/JP3857946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品のボンディング方法及びボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フリップチップボンディング装置等のボンディング装置は、ボンディングステージ上に搬入された配線基板等の基板上にICチップ等の電子部品を熱圧着によりボンディングするものであり、基板はボンディングステージに設けたヒータにより熱圧着に必要な温度に加熱されてからボンディング動作が実行される。また、ボンディングに先立って、カメラを用いた基板と電子部品との相対位置合わせが行なわれる。
【0003】
位置合わせに用いられるカメラは、通常2台設置される。一方のカメラは基板検出用カメラであって、ボンディングステージの上方に配置され、ボンディングステージに搬入され粗位置決めされた基板を撮像する。これに対し他方のカメラは、電子部品検出用カメラであり、ボンディングヘッドに保持された状態の電子部品を下方より撮像するもので、ボンディングヘッドによる電子部品の搬送経路途中の下方に配置される。
【0004】
次に、図8のフローチャート図を参照しながら、従来における電子部品のボンディング動作のフローについて説明する。
【0005】
まず、基板がボンディングステージに供給され、基板検出用カメラ下の撮像位置に位置付けられると(S1)、制御装置はその基板供給済み信号を受け(S2)、基板検出用カメラが基板の画像を取り込み、基板に設けられた第1、第2位置合わせマークの位置を検出することで基板の位置を検出する(S3)。
【0006】
また、ボンディングヘッドに保持された電子部品が電子部品検出用カメラ上の撮像位置に位置付けられると(S4)、制御装置はその電子部品供給済み信号を受け(S5)、電子部品検出用カメラが電子部品の画像を取り込み、電子部品に設けられた第1、第2位置合わせマークの位置を検出することで電子部品の位置を検出する(S6)。
【0007】
次に、S3とS6でのマーク検出結果より、演算装置にて、電子部品と基板との相対位置ずれ量並びにその方向、つまり相対位置ずれ状態を計算にて求める(S7)。そして求めた相対位置ずれ状態に基づいてボンディングヘッドによる基板方向への移動量を補正し、両者の位置合わせを行なう(S8)。
【0008】
位置合わせ終了後、ボンディングヘッドが基板に向けて下降し、保持していた電子部品を基板に押圧して、その電子部品を基板にボンディングする(S9)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した基板検出用カメラを用いた基板の位置検出動作、電子部品検出用カメラを用いた電子部品の位置検出動作についてそれぞれみてみると、動作フロー上、どちらの検出動作を先に行なうかという点について特に何ら定められることなく、とにかく先に撮像位置に到達した方から順に行なうというものであった。これは、画像取り込みによる待ち時間発生をできるだけなくすためである。
【0010】
例えば、基板の補充により基板の供給が遅れるケース1、電子部品に不良品があってボンディングする良品の供給が遅れるケース2が考えられる。ケース1の場合には、電子部品の位置検出動作が基板の位置検出動作に先立って行なわれ、ケース2の場合には、基板の位置検出動作が電子部品の位置検出動作に先立って行なわれることになる。
【0011】
さて、前述したように 基板はボンディング前にボンディングに必要な温度までボンディングステージによって加熱される。このため、基板の材質が樹脂テープ等の特に熱変形し易いものである場合に、基板の位置検出動作が先に終了し、その後の電子部品の位置検出動作の終了を待ってボンディングが行なわれるケース2においては、電子部品の位置検出動作を行なっている間に基板はボンディングステージからの熱によって熱変形する。従って、カメラを用いて基板、電子部品それぞれの位置が検出され、その位置情報に基づいて両者の位置合わせが行われたとしても、高精度に相対位置合わせされた、つまり精度の高いボンディングを行なうことが困難であった。
【0012】
また、ケース1のように電子部品の位置検出動作が先に行なわれ、基板の位置検出動作がその後に行なわれた場合であっても、基板の位置検出動作が終了してからボンディングされるまでの時間が長ければ同様の欠点を有することになる。
【0013】
本発明は、電子部品を基板に対して高精度でボンディングすることのできる電子部品のボンディング方法及びボンデング装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、電子部品と基板の画像をカメラにより取り込み、その取り込み画像を用いて両者の位置を検出し、検出した位置に基づいて前記電子部品と基板とを位置合わせして電子部品を基板にボンディングする電子部品のボンディング方法において、前記基板が前記電子部品よりも先にカメラによる撮像位置に位置付けられたとしても、少なくとも前記電子部品の位置検出を開始した後に、基板の位置検出を開始することを特徴とする。
【0015】
また、同方法において、ボンデングを開始するにあたり、カメラによる基板検出動作開始時点、あるいは基板検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測し、この経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行し、設定時間T0を超過している場合には、再度、カメラにより前記基板の画像を取り込んでその取り込み画像に基づいて基板の位置を検出し、その検出結果に基づく位置合わせを行なってからボンディングを実行することを特徴とする。
【0016】
さらに同方法において、前記基板が前記電子部品よりも先にカメラによる撮像位置に位置付けられたとしても、少なくとも前記電子部品の位置検出を開始した後に、基板の位置検出を開始するとともに、ボンデングを開始するにあたり、カメラによる基板検出動作開始時点、あるいは基板検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測し、この経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行し、設定時間T0を超過している場合には、再度、カメラにより前記基板の画像を取り込んでその取り込み画像に基づき基板の位置を検出し、その検出結果に基づく位置合わせを行なってからボンディングを実行することを特徴とする。
【0017】
また、本発明においては、基板をボンディング位置に送る基板送り装置と、電子部品をボンディング位置に搬送するツールと、前記基板の画像を取り込む第1のカメラと、前記電子部品の画像を取り込む第2のカメラと、前記第1のカメラと第2のカメラの取り込み画像に基づき基板並びに電子部品の位置を検出する演算装置と、この演算装置により検出された前記基板と電子部品の相対位置ずれ状態に基づいて両者を位置合わせする制御装置と、を備える電子部品のボンディング装置において、前記制御装置は、前記基板が前記電子部品よりも先に前記カメラによる撮像位置に位置付けられたとしても、少なくとも前記電子部品の位置検出を開始した後に、基板の位置検出を開始するように前記演算装置を制御することを特徴とする。
【0018】
また同装置において、前記カメラによる基板画像の取り込み開始時点、あるいは前記演算装置による基板の位置検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測するタイマーをさらに備え、前記制御装置は、前記経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行させ、設定時間T0を超過している場合には、再度、前記カメラにより基板の画像を取り込み、その取り込み画像に基づく基板の位置検出動作、並びにその検出結果に基づく位置合わせ動作を実行後、ボンディング動作を実行するように制御することを特徴とする。
【0019】
さらに同装置において、前記制御装置は、前記基板が前記電子部品よりも先に前記カメラによる撮像位置に位置付けられたとしても、少なくとも前記電子部品の位置検出を開始した後に、基板の位置検出を開始するように前記演算装置を制御するとともに、前記カメラによる基板画像の取り込み開始時点、あるいは前記演算装置による基板の位置検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測するタイマーをさらに備え、前記制御装置は、前記経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行させ、設定時間T0を超過している場合には、再度、前記カメラにより基板の画像を取り込み、その取り込み画像に基づく基板の位置検出動作、並びにその検出結果に基づく位置合わせ動作を実行後、ボンディング動作を実行するように制御することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態につき、図面を参照して説明する。図1は本発明を適用してなるボンディング装置の側面図、図2は図1をA−A線に沿って切断し矢印方向に見た平面図、図3は図1に示したボンディング装置の制御系を示すブロック図、図4は図1のボンディング装置を用いた第1の実施の形態に係わるボンディング動作フローを示すフローチャート図、図5は同じく第2の実施の形態に係わるボンディング動作フローを示すフローチャート図、図6は同じく第3の実施の形態に係わるボンディング動作フローを示すフローチャート図、図7は基板と電子部品の位置合わせ状態を示す平面図である。
【0021】
まず図1乃至図3を用いて、ボンディング装置10の構成について説明する。
【0022】
ボンディング装置10は、基板送り装置11と、電子部品載置台12と、ボンディングヘッド13と、ボンディングステージ14と、カメラユニット15と、制御装置16とを備えて構成される。
【0023】
基板送り装置11は、熱に弱い連続したフィルム状のフレキシブルテープ基板(以下単に「基板」という)1をボンディング位置に順次供給するもので、ボンディング位置を間にしてその一方側に供給リール21、他方側に収納リール22が配置され、供給リール21から解き出された基板1はボンディング位置に順次位置付けられ、後述のようにして電子部品が所定位置にボンディングされた後、収納リール22に巻き取られるようになっている。ここで基板1には、図7に示されるように、そのボンディング面には複数のリード1aより構成されるリードパターンが一定のピッチで形成されるとともに、各パターン毎に位置合わせマーク1M1、1M2が対向するように一対形成されている。また図示省略したが、基板1の縁に沿っては送りのためのスプロケット孔が形成される。
【0024】
図1に戻り、ボンディング位置の両側には、供給側スプロケット歯車24と収納側スプロケット歯車25とが配設されており、パルスモータ等からなる送りモータ26にてスプロケット歯車25が回転駆動される。送りモータ26は、制御装置16により送りモータドライバ回路26d(図3参照)を介して駆動制御される。両スプロケット歯車24、25は、基板1に設けられた先に述べたスプロケット孔と係合しており、制御装置16が制御する長さだけスプロケット歯車25により基板1を1ピッチずつ間欠的に送給し、基板1のボンディングすべきリードパターンの部分をボンディングステージ14上のボンディング位置に順次供給する。これらの供給リール21、収納リール22、スプロケット歯車24、25、送りモータ26は、それぞれ図示しないスタンドを介してベース10aに取り付けられている。
【0025】
電子部品載置台12は、ベース10a上に取り付けられており、この電子部品載置台12の上には、図示しないペレット移送機によって電子部品2が電極を下向きにして所定の位置に載置されるようになっている。なお電子部品2には、図7に示すように、対向するコーナー部に位置合わせマーク2M1、2M2が設けられる。
【0026】
ボンディングヘッド13は、X移動部32とY移動部33からなるXYテーブル31と、X移動部32に保持されてZ方向に移動するZ移動部34と、このZ移動部34に回転自在に取り付けられたθ移動部35と、このθ移動部35に一体保持されてなるボンディングツール36を有する。
【0027】
このボンディングツール36は、その下面に不図示の吸着孔を有し、電子部品2を吸着保持できるようになっている。また、ボンディングツール36には、不図示のヒータが設けられ、保持した電子部品2をボンディングに必要な温度に加熱する。
【0028】
ボンディングヘッド13のY移動部33は、ベース10aに固定支持されたスタンド37にY方向に移動自在に保持される。また各移動部32乃至35は、制御装置16によって、X移動部ドライバ回路32d、Y移動部ドライバ回路33d、Z移動部ドライバ回路34d、θ移動部ドライバ回路35dを介してそれぞれ駆動制御される。
【0029】
ボンディングステージ14は、その上面が、送られてくる基板1の下面に接する高さとなるようにベース10aに固定される。また、ボンディングステージ14には不図示のヒータが内蔵され、基板1をボンディングに必要な温度に加熱する。
【0030】
カメラユニット15は、その側面に、光軸を水平にした姿勢の基板検出用カメラ41と電子部品検出用カメラ42を搭載している。カメラユニット15の内部には、水平方向と垂直方向に孔15aが連通する状態で開けられており、この孔15a内に設けた不図示のミラー、プリズム、ファイバスコープ等の光学系により、基板検出用カメラ41の光軸を垂直下方に変換し、また電子部品検出用カメラ42の光軸を垂直上方に変換し、これによりボンディング位置に位置付けられた基板1の画像、特に基板1に設けられた位置合わせマーク1M1、1M2が基板検出用カメラ41により、そして電子部品2の画像、特に電子部品2に設けられた位置合わせマーク2M1、2M2が電子部品検出用カメラ42により、それぞれ取り込まれるようになっている。
【0031】
また、カメラユニット15は、制御装置16によりカメラユニットドライバ回路14d(図3参照)を介して駆動制御される不図示の駆動機構により、スタンド37に取り付けた水平ガイド43に沿ってX方向に移動自在となっている。そして、カメラユニット15が前進端に移動したときには、基板検出用カメラ41と電子部品検出用カメラ42により、ボンディング位置に位置付けられた基板1、電子部品2の画像を孔15aを介してそれぞれ取り込み可能位置に、また後退端に移動したときには、ボンディング位置から退避した位置に位置付けられる。
【0032】
制御装置16には、図3に示すように、演算装置51とタイマー52が接続される。
【0033】
演算装置51は、基板検出用カメラ41と電子部品検出用カメラ42が取り込んだ各位置合わせマークの画像を処理するとともに、その処理画像に基づいて、電子部品2の位置座標、基板1の位置座標をそれぞれ検出し、検出した両者の位置座標より相対位置ずれ状態を演算して求めるようになっている。相対位置ずれ状態の求め方に関しては後述する。
【0034】
タイマー52は、制御装置16の制御下において、基板検出用カメラ41が取り込んだ画像に基づく基板1の位置検出動作が演算装置51にて終了した時点から、カメラ41、42を用いて検出した基板1と電子部品2の相対位置ずれ状態に基づき、両者の位置合わせが終了した時点までの時間(以下「経過時間」という)T1を計測するようになっている。また、演算装置51には、ボンディングステージ14の熱による基板1の熱変形、求められるボンディング精度等の要因を考慮し、基板1の位置検出動作が終了した時点から基板1と電子部品2の位置合わせ動作が終了するまでの許容時間T0が予め設定、記憶されていて、上記の経過時間T1をこの設定時間T0と比較するようになっている。
【0035】
ここで、図7を用いて、演算装置51における両カメラ41、42を用いて検出された位置合わせマーク1M1、1M2、2M1、2M2の位置座標を用いた基板1と電子部品2の相対位置ずれ状態の検出について説明する。
【0036】
まず、検出された基板1の第1、第2位置合わせマーク1M1、1M2の位置座標から、両位置合わせマーク1M1、1M2を結ぶ直線の中点P1の位置座標、並びにY座標に対するこの直線の角度を求める。
【0037】
また、検出された電子部品2の第1、第2位置合わせマーク2M1、2M2の位置座標から、両位置合わせマーク2M1、2M2を結ぶ直線の中点P2の位置座標、並びにY座標に対するこの直線の角度を求める。
【0038】
次に、求めた両中点P1、P2の位置座標を用いて、両中点P1、P2間のX軸方向の相対距離デルタXとY軸方向の相対距離デルタYを求める。さらに、求めた両直線のY座標に対する角度から、両直線が形成する相対角度デルタθを求める。このようにして、基板1と電子部品21の相対位置ずれ状態が、計算され検出される。
【0039】
次にこのボンディング装置10による、電子部品2の基板1に対する一連のボンディング動作について説明する。
【0040】
まず、カメラユニット15が前進端に位置付けられているとする。そこで、制御装置16は送りモータ26を制御して、ボンディングすべき基板1の所定のリードパターンをボンディングステージ14上のボンディング位置に位置付ける。
【0041】
一方、電子部品載置台12上には、ペレット移送機によって電子部品2が電極を下向きにして所定の位置に載置される。そして電子部品載置台12に載置された電子部品2は、ボンディングツール36により吸着保持され、X移動部32、Y移動部33、Z移動部34の制御により、ボンディングツール36はボンディングステージ14上のボンディング位置まで移動する。
【0042】
ボンディング位置に位置付けられた基板1並びに電子部品2の画像は、カメラユニット15に搭載された基板検出用カメラ41と電子部品検出用カメラ42により取り込まれ、取り込み画像に基づいて両者の相対ずれ状態が演算装置51にて計算されて検出される。ここでカメラユニット15は、後退端に移動する。そして制御装置16は、演算装置51にて求められた位置ずれ状態をなくすように、X移動部32、Y移動部33、θ移動部35を駆動制御する。このようにして両者の位置合わせが終了すると、ボンディングツール36は下降し、電子部品2はボンディングツール36からの熱とボンディングステージ14からの熱、それにボンディングツール36による押圧力により、基板1にボンディングする。
【0043】
さて、上述したボンディング動作について部分的にさらなる詳細について動作フローを用いて説明する。
【0044】
まず、第1の実施の形態に係わるボンディング動作フローについて、図4に示すフローチャート図に基づき説明する。
【0045】
ボンディングツール36に保持された電子部品1がボンディング位置上方に搬送され電子部品検出用カメラ42の撮像位置に位置付けられると(S41)、制御装置16は電子部品供給済み信号を受けて(S42)、電子部品検出用カメラ42が電子部品2の画像を取り込み、その取り込み画像に基づいて電子部品2に設けられた第1、第2位置合わせマーク2M1、2M2の位置を検出することで電子部品2の位置を検出する(S43)。
【0046】
一方、基板1上の今回ボンディング対象となる所定リードパターン部分がボンディングステージ14(基板検出用カメラ41による撮像位置)に供給されると(S44)、制御装置16は供給済み信号を受ける(S45)。ここで制御装置16は、上述の所定リードパターンにボンディングされるべき電子部品2の位置検出動作が既に終了しているか否かを判定する(S46)。この判定で未完の場合には、電子部品2の位置検出が終了するまで、基板1の位置検出動作は行なわない。他方、S46で電子部品の位置検出動作が既に終了している場合には、この時点で基板検出用カメラ41により基板1の画像を取り込み、その取り込み画像に基づいて第1、第2位置合わせマーク1M1、1M2の位置を検出することで基板1の位置を検出する(S47)。
【0047】
次に、S43とS47でのマーク検出結果に基づいて、演算装置51にて、電子部品2と基板1との相対位置ずれ量並びにその方向、つまり相対位置ずれ状態が計算にて求められる(S48)。そして求められた相対位置ずれ状態をなくすようにボンディングツール36を移動させ、両者の位置合わせが行なわれる(S49)。
【0048】
位置合わせ終了後、ボンディングツール36が基板1に向けて下降し、保持していた電子部品2を基板1にボンディングする(S50)。
【0049】
このように、第1の実施の形態において、基板1の位置検出動作は、常に電子部品2の位置検出動作が終了した後に行なわれる。つまり、基板1がたとえ電子部品2よりも先にカメラ41による撮像位置に位置付けられたとしても、電子部品2の位置検出動作が終了しない限り、基板2の位置検出動作は開始されない。なおこれは、たとえ電子部品2の位置検出動作終了前にカメラ41により基板1の画像の取り込みが行なわれたとしても、電子部品2の位置検出が終了しない限りは、その取り込み画像に基づく基板1の位置検出動作を行なわず、電子部品2の位置決め動作終了時点で取り込んだ画像に基づく基板1の位置検出動作を行なうようにしても良い。そして、基板1の位置検出動作を終えたら、基板1と電子部品2の位置合わせ動作、それに続くボンディング動作が連続して行なわれる。
【0050】
第1の実施の形態においては、基板1の位置検出動作終了後に電子部品の位置検出動作による待ち時間が常になく、基板1の位置検出後からボンディング動作が開始されるまでの時間を極力短くできるので、基板1の位置検出後に生じる基板1の伸びにより生じる位置ずれ誤差を最小限に抑えることができ、高精度でボンディングすることができる。
【0051】
次に、第2の実施の形態に係わるボンディング動作フローについて、図5に示すフローチャート図に基づき説明する。
【0052】
ボンディングツール36に保持された電子部品1がボンディング位置上方に搬送され電子部品検出用カメラ42の撮像位置に位置付けられると(S51)、制御装置16は電子部品供給済み信号を受けて(S52)、電子部品検出用カメラ42が電子部品2の画像を取り込み、電子部品2に設けられた第1、第2位置合わせマーク2M1、2M2の位置を検出することで電子部品2の位置を検出する(S53)。
【0053】
一方、基板1上の今回ボンディング対象となる所定リードパターン部分がボンディングステージ14に供給されると(S54)、制御装置16は供給済み信号を受けて(S55)、基板検出用カメラ41が基板1の画像を取り込み、基板1に設けられた第1、第2位置合わせマーク1M1、1M2の位置を検出することで基板1の位置を検出する(S56)。ここで制御装置16は、基板1の位置検出動作が終了した時点でタイマー52をスタートさせる(S57)。
【0054】
次に、S53とS56でのマーク検出結果に基づき、演算装置51は、電子部品2と基板1との相対位置ずれ状態を計算にて求める(S58)。そして、求めた相対位置ずれ状態に基づいてボンディングツール36を移動させ、両者の位置合わせを行なう(S59)。両者の位置合わせが終了すると、制御装置16は、その時点でタイマー52をストップさせる(S60)。そこで演算装置51は、タイマー52による計測された経過時間T1と予め演算装置51内に設定されている許容時間T0と比較する(S61)。そして、経過時間T1が許容時間T0以内の場合には、制御装置16はタイマー52をリセットするとともに(S62)、ボンディングツール36を基板1に向けて下降させ、保持していた電子部品2を基板1にボンディングする(S63)。
【0055】
一方、S61でT1がT0を越えていた場合、制御装置16はタイマー52をリセットした上で(S64)、S56に戻り、基板検出用カメラ41にて基板1の画像を再度取り込み、この時の取り込み画像に基づいて基板1に設けられた第1、第2位置合わせマーク1M1、1M2の位置から基板1の位置を再度検出する。その後は、S57からS63は同様行なわれる。
【0056】
先に述べた第1の実施の形態においては、基板1と電子部品2の位置検出動作の順番に着目したが、この第2の実施の形態では、基板1と電子部品2の位置検出動作の順番は問わず、時間管理が行なわれる。すなわち、第2の実施の形態では、基板1と電子部品2の位置合わせが終了した時点で、経過時間T1と許容時間T0とが比較される。そして、経過時間T1が許容時間T0以内の場合には引き続いてボンディング動作が実行されるが、経過時間T1が許容時間T0を越えたときには、基板1の位置検出を再度行なった上でボンディング動作を実行する。従って、基板1の位置検出後に、基板1がボンディングステージ14により受ける熱による基板1の伸びを最小限に抑えることができ、ボンディング精度が低下することを極力防止することができる。
【0057】
さらに、電子部品2の供給が遅れた場合でも、T1<=T0を満足する範囲においては、先に基板1の位置検出動作を完了させておくことができるので、第1の実施の形態に比較して、基板1の位置検出動作に要する分だけ待ち時間、ひいては基板1や電子部品2の位置検出動作開始からボンディング終了までのトータル時間を短くすることができる。
【0058】
次に、第3の実施の形態に係わるボンディング動作フローについて、図6に示すフローチャート図に基づき説明する。
【0059】
ボンディングツール36に保持された電子部品1がボンディング位置上方に搬送され電子部品検出用カメラ42の撮像位置に位置付けられると(S61)、制御装置16は電子部品供給済み信号を受けて(S62)、電子部品検出用カメラ42が電子部品2の画像を取り込み、電子部品2に設けられた第1、第2位置合わせマーク2M1、2M2の位置を検出することで電子部品2の位置を検出する(S63)。
【0060】
一方、基板1上の今回ボンディング対象となる所定リードパターン部分がボンディングステージ14に供給されると(S64)、制御装置16は供給済み信号を受ける(S65)。ここで制御装置16は、上述の所定リードパターン部分にボンディングされるべき電子部品2の位置検出動作が既に終了しているか否かを判定する(S66)。この判定で未完の場合には、電子部品2の位置検出動作が終了するまで、基板1の位置検出動作は行なわない。他方、S66で電子部品の位置検出動作が既に終了している場合には、この時点で基板検出用カメラ41により基板1の画像を取り込み、第1、第2位置合わせマーク1M1、1M2の位置を検出することで基板1の位置を検出する(S67)。ここで制御装置16は、基板1の位置検出動作が終了した時点でタイマー52をスタートさせる(S68)。
【0061】
次に、S63とS67でのマーク検出結果に基づき、演算装置51は、電子部品2と基板1との相対位置ずれ状態を計算にて求める(S69)。そして、求めた相対位置ずれ状態に基づいてボンディングツール36を移動させ、両者の位置合わせを行なう(S70)。両者の位置合わせが終了すると、制御装置16は、その時点でタイマー52をストップさせる(S71)。そこで演算装置51は、タイマー52による計測された経過時間T1と予め演算装置51内に設定されている許容時間T0と比較する(S72)。そして、経過時間T1が許容時間T0以内の場合には、制御装置16はタイマー52をリセット(S73)するとともに、ボンディングツール36を基板1に向けて下降させ、保持していた電子部品2を基板1にボンディングする(S74)。
【0062】
一方、S72でT1がT0を越えていた場合、制御装置16はタイマー52をリセットした上で(S75)、S67に戻り、基板検出用カメラ41にて基板1の画像を再度取り込み、このときの取り込み画像に基いて基板1に設けられた第1、第2位置合わせマーク1M1、1M2の位置をから基板1の位置を再度検出する。その後は、S68からS74は同様行なわれる。
【0063】
この第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様な理由から、基板1の位置検出動作後に生じた基板1の伸びのためにボンディング精度が低下することを極力防止することができ、また、第1の実施の形態に比較して、基板1の位置検出動作に要する分だけ待ち時間、ひいては基板1や電子部品2の位置検出からボンディング終了までのトータル時間を短くすることができる。
【0064】
また、第3の実施の形態においては、基板1の位置検出動作が完了するまでに電子部品2の位置検出動作は既に完了しているので、第2の実施の形態に比較して、S72においてT1>T0なる頻度は少ない。従って基板1を再検出して基板1と電子部品2との位置合わせの修正を行なう頻度が少なくなり、基板1の位置を最初に検出からボンディング開始までの時間を極力短くすることができる。
【0065】
さらに、第1の実施の形態においては、必ず電子部品2の位置検出動作を先に行なってから基板1の位置検出動作を行なうものであるため、基板1の位置検出動作後に生じる基板1の伸びにより生じる位置ずれ誤差を最小限に抑えることができ、高精度でボンディングすることができることは既に述べたとおりであるが、万が一何らかの原因で基板1の位置検出後、基板1と電子部品2の位置合わせが終了するまで時間が必要以上に経過してしまった場合には、その間での基板1の予想外の伸びにより、カメラ41、42を用いて検出された基板1、電子部品2それぞれの位置情報に基づいて両者の位置合わせ動作が行われたとしても、ボンディング精度に影響を与える懸念がある。ところが第3の実施の形態において、このような場合には、S72でT1>T0となって基板1の再度の位置検出が行なわれることになるから、上述した懸念が取り除かれ、ボンディング精度をより向上させることができる。
【0066】
なお、上述した第1、第3の実施の形態では、S46あるいはS66における判定基準を、電子部品2の位置検出動作が既に終了しているかとし、未完の場合には、電子部品2の位置検出動作が終了するまで基板1の位置検出動作を行なわないようにした。しかしながら、電子部品2の位置検出動作に必要な時間と基板1の位置検出動作に必要な時間を考慮し、予測される時間差が短い、これは両位置検出動作が同時に開始されたと仮定したときに、基板1の位置検出動作が先に終了したとしても、基板1の位置検出動作終了後から電子部品2の位置検出動作の終了までの時間が、その間にボンディングステージ14から受ける熱による基板1の伸び量が許容される範囲内であるような場合には、電子部品2の位置検出動作の開始、つまり検出画像の取り込みの有無を判定基準としても構わない。
【0067】
また、第2、第3の実施の形態において、S57あるいはS68でのタイマー52のスタート時期を、基板1の位置検出動作が終了した時期とし、S60あるいはS71でのタイマー52のストップ時期を基板1と電子部品2の位置合わせが終了した時点とした。しかしながら、基板1の検出時間を見込んだ値にTOを設定すれば、タイマースタート時期は、基板検出動作開始時でも良く、さらにタイマーストップ時期は、基板1と電子部品2との位置合わせ終了後に、ボンディングツール36を支持するZ移動部34に対して制御装置16より下降信号が出力される時期、つまりボンディング動作が開始される時期としても構わない。
【0068】
また上述した実施の形態では、基板1と電子部品2の位置合わせのために両者に位置合わせマーク1M1、1M2、2M1、2M2を設けた例であったが、特別なマークを設けることなく、特徴あるリードパターンや電極パターンをマークの代わりに用いても良い。
【0069】
また、基板1と電子部品2の位置合わせのために、ボンディングツール36の移動量を補正するようにしたが、ボンディングステージ14側を移動させることで両者の位置合わせを行なうようにしても構わない。
【0070】
さらに、フィルム状のフレキシブルテープ基板1を例に取って説明したが、本発明は、テープ状でない基板であっても、熱の影響を受けやすい基板であれば適用可能である。
【0071】
また、基板検出用カメラ41と電子部品検出用カメラ42を別に設けることなく、1つのカメラにて両方の位置を検出するものであっても良い。
【0072】
なお、上述のいずれの実施の形態では、基板1と電子部品2のカメラ41、42による撮像位置をボンディングステージ14の近辺に設定した。こうすることで、位置検出後の位置合わせ時において、位置合わせに必要な基板1あるいは電子部品2の移動量を少なく抑えることができるため、特にリード配列が密のような場合にはボンディング精度向上に寄与し、好ましい。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品を基板に対して高精度でボンディングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなるボンディング装置の側面図。
【図2】図1をA−A線に沿って切断し矢印方向に見た平面図。
【図3】図1に示したボンディング装置の制御系を示すブロック図。
【図4】図1のボンディング装置を用いた第1の実施の形態に係わるボンディング動作フローを示すフローチャート図。
【図5】図1のボンディング装置を用いた第2の実施の形態に係わるボンディング動作フローを示すフローチャート図。
【図6】図1のボンディング装置を用いた第3の実施の形態に係わるボンディング動作フローを示すフローチャート図。
【図7】基板と電子部品の位置合わせ状態を示す平面図。
【図8】 従来技術におけるボンディング動作フローを示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 フレキシブルテープ基板
1a リード
1M1位置合わせマーク
1M2位置合わせマーク
2 電子部品
2M1位置合わせマーク
2M2位置合わせマーク
10 ボンディング装置
10aベース
11 基板送り装置
12 電子部品載置台
13 ボンディングヘッド
14 ボンデングステージ
14d カメラユニットドライバ回路
15 カメラユニット
16 制御装置
21 供給リール
22 収納リール
24 スプロケット歯車
25 スプロケット歯車
26 送りモータ
26d送りモータドライブ回路
31 XYテーブル
32 X移動部
32dX移動部ドライバ回路
33 Y移動部
33dY移動部ドライバ回路
34 Z移動部
34dZ移動部ドライバ回路
35 θ移動部
35dθ移動部ドライバ回路
36 ボンディングツール
37 スタンド
41 基板検出用カメラ
42 電子部品検出用カメラ
43 水平ガイド
51 演算装置
52 タイマー

Claims (4)

  1. 電子部品と基板の画像をカメラにより取り込み、その取り込み画像を用いて両者の位置を検出し、検出した位置に基づいて前記電子部品と基板とを位置合わせして電子部品を基板にボンディングする電子部品のボンディング方法において、ボンデングを開始するにあたり、カメラによる基板検出動作開始時点、あるいは基板検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測し、この経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行し、設定時間T0を超過している場合には、再度、カメラにより前記基板の画像を取り込んでその取り込み画像に基づいて基板の位置を検出し、その検出結果に基づく位置合わせを行なってからボンディングを実行することを特徴とする電子部品のボンディング方法。
  2. 電子部品と基板の画像をカメラにより取り込み、その取り込み画像を用いて両者の位置を検出し、検出した位置に基づいて前記電子部品と基板とを位置合わせして電子部品を基板にボンディングする電子部品のボンディング方法において、前記基板が前記電子部品よりも先にカメラによる撮像位置に位置付けられたとしても、少なくとも前記電子部品の位置検出を開始した後に、基板の位置検出を開始するとともに、ボンデングを開始するにあたり、カメラによる基板検出動作開始時点、あるいは基板検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測し、この経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行し、設定時間T0を超過している場合には、再度、カメラにより前記基板の画像を取り込んでその取り込み画像に基づき基板の位置を検出し、その検出結果に基づく位置合わせを行なってからボンディングを実行することを特徴とする電子部品のボンディング方法。
  3. 基板をボンディング位置に送る基板送り装置と、電子部品をボンディング位置に搬送するツールと、前記基板の画像を取り込む第1のカメラと、前記電子部品の画像を取り込む第2のカメラと、前記第1のカメラと第2のカメラの取り込み画像に基づき基板並びに電子部品の位置を検出する演算装置と、この演算装置により検出された前記基板と電子部品の相対位置ずれ状態に基づいて両者を位置合わせする制御装置と、を備える電子部品のボンディング装置において、前記カメラによる基板画像の取り込み開始時点、あるいは前記演算装置による基板の位置検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測するタイマーをさらに備え、前記制御装置は、前記経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行させ、設定時間T0を超過している場合には、再度、前記カメラにより基板の画像を取り込み、その取り込み画像に基づく基板の位置検出動作、並びにその検出結果に基づく位置合わせ動作を実行後、ボンディング動作を実行するように制御することを特徴とする電子部品のボンディング装置。
  4. 基板をボンディング位置に送る基板送り装置と、電子部品をボンディング位置に搬送するツールと、前記基板の画像を取り込む第1のカメラと、前記電子部品の画像を取り込む第2のカメラと、前記第1のカメラと第2のカメラの取り込み画像に基づき基板並びに電子部品の位置を検出する演算装置と、この演算装置により検出された前記基板と電子部品の相対位置ずれ状態に基づいて両者を位置合わせする制御装置と、を備える電子部品のボンディング装置において、前記制御装置は、前記基板が前記電子部品よりも先に前記カメラによる撮像位置に位置付けられたとしても、少なくとも前記電子部品の位置検出を開始した後に、基板の位置検出を開始するように前記演算装置を制御するとともに、前記カメラによる基板画像の取り込み開始時点、あるいは前記演算装置による基板の位置検出動作終了時点から、前記基板と前記電子部品との位置合わせ終了時点、あるいはボンディングが開始される時点までの経過時間T1を計測するタイマーをさらに備え、前記制御装置は、前記経過時間T1が予め設定した設定時間T0以内であればその後そのままボンディング動作を実行させ、設定時間T0を超過している場合には、再度、前記カメラにより基板の画像を取り込み、その取り込み画像に基づく基板の位置検出動作、並びにその検出結果に基づく位置合わせ動作を実行後、ボンディング動作を実行するように制御することを特徴とする電子部品のボンディング装置。
JP2002105262A 2002-04-08 2002-04-08 電子部品のボンディング方法及びボンディング装置 Expired - Lifetime JP3857946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002105262A JP3857946B2 (ja) 2002-04-08 2002-04-08 電子部品のボンディング方法及びボンディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002105262A JP3857946B2 (ja) 2002-04-08 2002-04-08 電子部品のボンディング方法及びボンディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003303857A JP2003303857A (ja) 2003-10-24
JP3857946B2 true JP3857946B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=29390040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002105262A Expired - Lifetime JP3857946B2 (ja) 2002-04-08 2002-04-08 電子部品のボンディング方法及びボンディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3857946B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI580511B (zh) * 2014-06-10 2017-05-01 Shinkawa Kk A bonding device, and a method of estimating the placement position of the engagement tool

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003303857A (ja) 2003-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6279226B1 (en) Lead bonding machine for bonding leads of a chip disposed over a carrier tape to an electrode pad formed on the chip
JP6550589B2 (ja) 部品実装方法
KR101624004B1 (ko) 실장 장치 및 실장 방법
JP2009094283A (ja) 実装基板の生産方法、表面実装機及び実装基板生産管理装置
US20040082111A1 (en) Chip mounting method and apparatus therefor
JP5986741B2 (ja) 部品搭載方法及び装置及びプログラム
JP4712819B2 (ja) 電子部品の実装方法
JP3857946B2 (ja) 電子部品のボンディング方法及びボンディング装置
JP3561089B2 (ja) 半導体チップの実装方法およびその装置
JP2004146776A (ja) フリップチップ実装装置及びフリップチップ実装方法
JP3445681B2 (ja) チップマウンタ
JP2001246299A (ja) ぺースト塗布方法および実装装置
JP4004513B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0758495A (ja) 電子部品装着装置および電子部品装着位置補正方法
JP2004039802A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体製造装置
JP2864161B2 (ja) 位置決め制御方法
JPH0685447A (ja) 電子部品の搭載接続方法および装置
JP7291586B2 (ja) ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
JP2832744B2 (ja) インナーリードボンディング方法
JP2003152397A (ja) 電気部品装着システムおよび電気回路製造方法
JPH0715125A (ja) 電子部品接合方法
JP2006269514A (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP3801055B2 (ja) ペレットボンディング方法および装置
JPH10255924A (ja) コネクタの熱圧着方法
JP2004303950A (ja) 電子部品装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3857946

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term