JP3800325B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、それぞれが独立して画像形成可能な複数の画像形成装置が相互に接続された画像形成システム、及び、そのような画像形成システムに用いて好適な画像形成装置に関するものであり、特に、複製管理機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、原稿上の画像を読み取ったり、外部から送られてきた画像を用紙等へ形成する際に、ユーザが指定した文字やマークなどを合成して出力するアノテーション機能を備えた画像形成装置が開発されている。例えば特開平10−308868号公報には、文書IDマークを文書画像に合成して画像形成を行う技術が記載されている。
【0003】
このようなアノテーション機能を利用し、画像形成するセット単位で順に番号を合成して画像形成を行う複製管理機能が開発されている。この複製管理機能によって、それぞれのセット毎に異なる番号が付与されるため、各複製物のセットの配布先などを管理することができる。
【0004】
一方、近年は複数の画像形成装置が直接あるいはネットワークなどによって接続され、そのうちの1台で読み取った画像を他の1ないし複数の画像形成装置に転送して同時に画像形成を行う技術も開発されている。これによって多数セット(部数)の画像形成を行う際には、一部部数ずつ他の画像形成装置に割り振って画像形成を並行して行うことができるため、短時間で所望部数の複製物を得ることができる。
【0005】
このような複数の画像形成装置を利用して多数部数の複製物を取得する場合に、上述の複製管理機能を利用しようとすると、それぞれの画像形成装置において設定された開始番号(例えば1番)から複製管理番号を振ってしまうため、同じ複製管理番号の複製物が複数作成されていた。これでは各セット毎に異なる番号を付与するという複製管理の目的が達成できず、問題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、それぞれが独立して複製管理機能を利用した画像形成が可能な複数の画像形成装置を利用して画像形成を行った場合でも、複製管理の目的を達成することができる画像形成システムと、そのような画像形成システムに用いる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の画像形成装置が相互に接続された画像形成システムにおいて、それぞれの画像形成装置は画像を保存するフォルダと他の画像形成装置の共有フォルダとリンクされたリンクフォルダと前記他の画像形成装置のリンクフォルダによりリンクされた共有フォルダを有しており、ある1台の画像形成装置から他の画像形成装置に画像を転送して並行して画像形成を行う際に、それぞれの画像形成装置で画像に合成する複製管理番号が重複しないように、転送元の画像形成装置から他の画像形成装置へ複製管理番号の開始番号をリンクフォルダを通じて形成すべき画像とともに転送する。転送先の画像形成装置では、共有フォルダにより画像及び前記複製管理番号の開始番号を受け取り、受け取った前記複製管理番号の開始番号から順に前記複製管理番号を画像中に合成して画像形成を行う。これによって、それぞれの画像形成装置で作成された複製物には、それぞれ異なった複製管理番号を自動的に付与することができ、複製管理機能を利用する場合でも複数台の画像形成装置を利用して画像形成を行うことが可能になる。
【0008】
形成する画像は、例えば読取手段で原稿から読み取ることができる。あるいは、他の画像形成装置または他の外部装置から受け取ることができる。画像は記憶手段に保存しておくことができ、後で再度画像形成を行うことができる。例えば他の画像形成装置から転送されてきた画像について、再度、複製管理機能を利用して画像形成を行うことが可能である。この場合、当該画像には他の画像形成装置から複製管理番号の開始番号が指示されているが、転送先の画像形成装置において再度の画像形成を行う際にはこの開始番号の指示にかかわらず、転送元で指示された開始番号または新たに複製管理機能指定時に指示された開始番号に従って複製管理番号を画像に合成して画像形成を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成システムの実施の一形態を示す構成図、図2は、本発明の画像形成装置の実施の一形態を示す構成図である。図中、1〜6は画像形成装置、7はネットワーク、11は画像読取部、12は画像処理部、13は画像形成部、14は操作部、15はCPU、16はROM、17はRAM、18はHDD、19はインタフェースである。本発明の画像形成システムでは、複数の画像形成装置が相互に接続されて構成されている。図1に示す例では、6台の画像形成装置1〜6がネットワーク7によって接続されている。もちろん、接続される画像形成装置の台数は2台以上であればよいし、ネットワーク7による接続形態もLAN、インターネットや電話回線、専用線で接続されたり、相互に直結される構成など、様々な接続形態を適用することができる。
【0010】
各画像形成装置1〜6は、それぞれが独立して画像形成を行うことができる。また、それぞれの画像形成装置1〜6は、複製管理番号を合成して画像形成を行う複製管理機能を有しており、さらに、他の画像形成装置と協働して画像形成動作を並行して行う機能を有している。そして、他の画像形成装置と並行して画像形成を行う場合にも、複製管理機能を利用して画像形成を行うことができ、その際にはシステム内ですべて異なる複製管理番号が付与されるように他の画像形成装置に対して複製管理番号の開始番号を指示する。また、この指示を受けた画像形成装置では、指示された複製管理番号の開始番号から複製管理番号の付与を開始し、順次、画像形成を行う。画像形成装置1〜6は、必ずしも同一の構成を有していなくてもよいが、いずれの画像形成装置1〜6も上述の機能を有しているものとする。
【0011】
画像形成装置1〜6の構成例を図2に示している。画像形成装置は、画像読取部11、画像処理部12、画像形成部13、操作部14、CPU15、ROM16、RAM17、HDD18、インタフェース19等を有して構成することができる。画像読取部11は、原稿上の画像を読み取る、いわゆるスキャナである。
【0012】
画像処理部12は、画像読取部11で読み取られた画像に対して必要な画像処理、及び、後述する操作部14からの指示に応じて所定の画像処理を行う。さらに画像形成に必要な画像処理を行うこともある。なお、画像読取部11で読み取られた画像に対して必要な画像処理を施した後、HDD18やRAM17に格納し、保存しておくことができる。また、即時に画像形成を行う場合にも、一旦、HDD18やRAM17などに格納してから読み出し、画像形成部13に転送するように構成することもできる。
【0013】
画像形成部13は、例えば記録用紙などの記録媒体に対して画像を形成する。画像形成手法は任意であるが、例えば電子写真方式などを利用することができる。
【0014】
操作部14は、ユーザが画像形成装置に対して種々の指示を行うための入力手段や、画像形成装置からの種々の情報の提示を受ける表示手段などによって構成されている。ユーザは、この操作部14から部数の設定や、複製管理機能の利用指示、複製管理機能を利用する場合にはさらに複製管理番号の開始番号の設定などを行うことができる。また、複数台の画像形成装置を利用する旨の設定、さらには利用台数や、利用する画像形成装置の指定などについても設定可能に構成されていてよい。もちろんこのほかにも、画像読取や画像形成開始の指示を行うなど、ユーザは様々な設定や操作を操作部14から行うことができる。
【0015】
CPU15は、ROM16に格納されているプログラムに従って画像形成装置の各部を駆動制御し、画像形成動作を行う。その際に、操作部14や外部からの指示あるいは設定等に従って、各種の機能を実現する。その機能の一つとして、複製管理機能を実現する。また、他の画像形成装置に対して画像を転送し、画像形成を依頼する機能、および、他の画像形成装置から画像の転送を受け、画像形成する機能も実現している。他の画像形成装置に対して画像を転送して画像形成を依頼する場合、複製管理機能が指示されているときには、システム内ですべて異なる複製管理番号が付与されるように、他の画像形成装置に対して複製管理番号の開始番号を指示する。また、他の画像形成装置から形成すべき画像とともに複製管理機能の利用と、複製管理番号の開始番号が転送された場合には、転送されてきた複製管理番号の開始番号から複製管理番号の付与を開始し、順次、画像形成を行う。さらに、画像読取部11で読み取られた画像あるいは他の画像形成装置から転送されてきた画像をHDD18やRAM17などに保存しておいて、後で画像形成を可能とする機能も提供している。その際に、他の画像形成装置から複製管理番号の開始番号とともに転送されてきた画像については、上述のように転送されてきたときには指示された開始番号から複製管理番号の付与を行うが、後でユーザが操作部14から保存されている画像に対して画像形成または改めて複製管理機能を利用した画像形成を指示した場合には、転送された開始番号にかかわらず、転送元で指示された開始番号またはそのとき指示された開始番号から複製管理番号の付与を行うように制御する。
【0016】
ROM16は、画像形成装置において画像形成を行うなど所定の処理をCPU15に実行させるために必要なプログラム、データ、パラメータなどを記憶している。RAM17は、種々の動作のためのワークエリアとして機能する。
【0017】
HDD18は、保存が必要な種々のデータを保存しておくことができる。ここでは例えば画像読取部11で読み取られ、画像処理部12で所定の画像処理が施された画像や、当該画像を生成する際に操作部14で入力設定されたパラメータなどを例えばファイルとして保存することができる。また、他の画像形成装置から転送されてきた画像や、画像の転送時に送られてきたパラメータや設定情報などを例えばファイルとして保存することができる。
【0018】
インタフェース19は、他の画像形成装置との通信を行う。他の画像形成装置に対して画像形成を依頼する場合には、このインタフェース19を介して画像を転送し、複製管理機能を利用する場合にはさらに複製管理番号の開始番号などを転送する。また、他の画像形成装置から画像形成の依頼を受ける場合も、このインタフェース19を介して、形成すべき画像やその他の各種の指示を受け取る。
【0019】
次に、本発明の画像形成システムにおける動作について、概略を説明する。各画像形成装置1〜6では、それぞれが独立して画像形成を行うことができる。すなわち、操作部14へのユーザからの指示に従い、例えば画像読取部11により原稿上の画像を読み取り、画像処理部12で適宜画像処理を施した後、画像形成部13で画像形成することができる。あるいは、HDD18などに保存されている画像を画像形成部13で画像形成することができる。このとき、複製管理機能を利用して各セットにそれぞれ異なる複製管理番号を付与することができる。
【0020】
また、画像形成装置1〜6のうちの複数台が協働し、並行して複数部数の画像形成を行うこともできる。例えば画像読取部11により読み取って画像処理部12で適宜画像処理を施した画像、あるいはHDD18などに保存されている画像を、インタフェース19を介して他の画像形成装置へ転送する。このとき、操作部14で設定された部数のうちの一部部数について画像形成するように指示する。そして、画像の転送元と1ないし複数の転送先の画像形成装置において並行して画像形成することによって、複数部数ずつの複製物を出力させ、全体としてユーザが所望する部数の複製物を作成することができる。
【0021】
さらに、画像形成装置1〜6のうちの複数台を協働させて複数部数の画像形成を行う際に複製管理機能を利用することもできる。図3は、本発明の画像形成システムの実施の一形態における複製管理機能利用時の動作の一例の説明図である。図3では、画像形成装置1において画像形成装置2,3とともに複製管理機能を利用して全部で30部の複製物を作成する場合について示している。ここでは複製管理番号の初期値として1が設定されたものとし、各セットには1番〜30番の複製管理番号が合成される。なお、1つのセット中の各ページには、同じ複製管理番号が合成される。あるいは表紙や奥付にのみ複製管理番号を合成するなど、一部のページについて複製管理番号を合成してもよい。
【0022】
画像形成装置1では、画像読取部11により原稿上の画像を読み取って画像処理部12で適宜画像処理を施す。画像は適宜HDD18に保存しておくことができる。そしてインタフェース19を介して画像を画像形成装置2及び画像形成装置3へ転送する。このとき、部数とともに、複製管理機能を利用する旨、及び、複製管理番号の開始番号も転送する。開始番号は、システム内で重複しないように指示する。この例では、画像形成装置2に対して10部の画像形成を依頼するとともに、複製管理番号の開始番号として11を転送する。また画像形成装置3に対しては、同じく10部の画像形成を依頼するとともに、複製管理番号の開始番号として21を転送する。そして画像形成装置1では、画像形成部13により残りの10部の画像形成を行う。その際に、複製管理番号として1〜10を順次合成して画像形成を行う。これによって、複製管理番号1〜10が付与された10部の複製物が得られる。
【0023】
また画像形成装置1から画像の転送を受けた画像形成装置2では、指定された10部の画像形成を行うが、このとき、同じく転送されてきた複製管理番号の開始番号から順次、画像に複製管理番号を合成して画像形成を行う。すなわち、複製管理番号として11〜20が画像に順次合成される。これによって、複製管理番号11〜20が付与された10部の複製物が得られる。画像形成装置3においても同様であり、画像形成装置1から複製管理番号の開始番号として21が指定されているので、複製管理番号として21〜30が画像に順次合成され、複製管理番号21〜30が付与された10部の複製物が得られる。
【0024】
このようにして、画像形成装置1において複製管理番号1〜10が付与された10部の複製物が、画像形成装置2において複製管理番号11〜20が付与された10部の複製物が、画像形成装置3において複製管理番号21〜30が付与された10部の複製物がそれぞれ作成される。従って、全体として複製管理番号1〜30が付与された30部の複製物が作成されることになる。このように、3台の画像形成装置により並行して画像形成を行う場合でも、複製管理番号が重複することなく、画像形成を行うことができ、複製管理の目的を達成することができる。
【0025】
なお、ここでは3台の画像形成装置により並行して画像形成する場合について示したが、2台、あるいは4台以上の画像形成装置が並行して画像形成を行う場合でも同様である。また、各画像形成装置で画像形成を行う部数は等しくなくてもよく、それぞれ転送元の画像形成装置において部数を管理して他の各画像形成装置に指示すればよい。このとき、複製管理番号の開始番号についても、それぞれの画像形成装置において画像形成する部数に応じて重複しないように設定することになる。さらに、上述の説明では形成すべき画像は画像読取部11で読み取った画像としたが、これに限らず、例えばインタフェース19または他のインタフェースを介して他のコンピュータなどから転送されてきた画像あるいはPDLデータを受け取って描画した画像であってもよい。
【0026】
画像の転送を受けた画像形成装置(画像形成装置2,3)では、転送されてきた画像を例えばHDD18などに保存しておき、後で再び画像形成させることができる。例えば画像形成装置2において、上述のようにして画像形成装置1から転送されてきた画像が保存されている場合、その画像に対して再度の画像形成または新たに複製管理機能を利用して複製管理番号を付して画像形成させることができる。この場合、画像形成装置1からは複製管理番号の開始番号として11が転送されているが、これにかかわらず、画像形成装置1でユーザが指示した開始番号、または、画像形成装置2でユーザが指示した開始番号から、順次複製管理番号を画像に合成する。例えばユーザが開始番号として1を指示すれば、1から順に複製管理番号を合成して、指示された部数だけの画像形成を行う。またこのときも、他の画像形成装置とともに並行して画像形成を行うことができる。その場合には、画像形成装置2が転送元となって、他の画像形成装置に対して画像とともに部数や複製管理番号の開始番号などを転送し、画像形成を依頼すればよい。なお、上述の説明において転送元となった画像形成装置1においても、転送した画像をHDD18などに保存しておいて、同様に後で再度画像形成を行うことができる。
【0027】
図4は、本発明の画像形成システムの実施の一形態における画像転送及び複製管理機能利用時の動作の具体例の説明図である。ここでは一例として、画像形成装置1と画像形成装置2とにより20部の複製物を10部ずつ並行して作成する場合について、画像転送時の動作の具体例を含めて説明している。なお、以下の説明では具体例としてネットワーク7はLANであり、FTPによりファイル転送を行うものとしている。
【0028】
この具体例では、それぞれの画像形成装置1,2のHDD18内には33個のフォルダが設けられており、画像読取部11で読み取った画像、あるいは外部から受け取った画像をファイルとしてフォルダに保存することができる。これら33個のフォルダのうち、1〜30番目のフォルダには、プロパティとしてフォルダアクセス時のパスワード、およびファイル保存あるいは再画像形成時にファイルを複製する場合の外部リンクフォルダ(この例では31〜33番目のフォルダが設定可能)、未形成の画像ファイルの自動画像形成機能の有無/属性などを登録可能である。30番目のフォルダは共有フォルダであり、外部からアクセスしてファイルを読み書きできるように、プロパティとして例えばFTPログイン名、FTPパスワードなどが登録されている。31〜33番目のフォルダは別の画像形成装置の共有フォルダとリンクされており、このフォルダにアクセスすることによって、別の画像形成装置のファイルを読み出したり、あるいは別の画像形成装置にファイルを転送することができる。プロパティとしてフォルダアクセス時のパスワード、FTPログイン名、FTPパスワード、IPアドレスなどを登録しておくことができる。
【0029】
ここでは、上述のように画像形成装置1と画像形成装置2を並行して動作させるため、例えば画像形成装置1の1番目のフォルダには、ファイル保存時、またはファイルの再画像形成時に、画像形成装置1の33番目のフォルダにも同じファイルを複製することを登録しておく。また、画像形成装置1の33番目のフォルダには、画像形成装置2の30番目のフォルダにリンクしておく。さらに画像形成装置2の30番目のフォルダには、外部から未画像形成状態のファイルが転送されてきたときに、自動的に画像形成を行うように登録しておく。
【0030】
この状態で画像形成装置1で、ユーザは操作部14から、ファイル保存先として1番目のフォルダを指定し、さらに複製管理機能を利用する旨の指定、および複製管理番号の開始番号を「1」、コピー部数「20」(画像形成装置1にて10部、画像形成装置2にて10部)と設定し、原稿をセットして動作開始を指示する。画像形成装置1では、画像読取部11で原稿上の画像を読み取り、画像処理部12にて適宜画像処理が施される。そして、画像がHDD18などに設けられた1番目のフォルダにファイルとして格納される(▲1▼)。
【0031】
1番目のフォルダには33番目のフォルダにファイルを複製することが登録されているので、1番目のフォルダに格納された画像ファイルは33番目のフォルダへと複製される(▲2▼)。このとき、33番目のフォルダは画像形成装置2の30番目のフォルダとリンクされているので、実際には画像形成装置1の1番目のフォルダは画像形成装置2に転送され(▲3▼)、画像形成装置2の30番目の共有フォルダへ格納される。この画像形成装置1から画像形成装置2へのファイルの転送時に、画像形成装置1は、画像とともに部数「10」及び複製管理機能を利用する旨と、複製管理番号の設定「1」、複製管理番号の開始番号「11」を通知する。
【0032】
なお、画像形成装置1では、このようなファイル保存の処理が完了すると、画像に複製管理番号を合成しながら画像形成を開始する(▲4▼)。そして、複製管理番号1番から順に10番までの10部の画像形成が行われる。
【0033】
画像形成装置2では、上述のように30番目の共有フォルダに画像形成装置1から形成すべき画像が含まれたファイルが転送される。画像形成装置2の30番目の共有フォルダには、上述のように外部から未画像形成状態のファイルが転送されてきたときに、自動的に画像形成を行うように登録されている。従って、画像形成装置1から画像を含むファイルを受け取ると、自動的に当該ファイル中の画像の形成を開始する(▲5▼)。このとき、複製管理機能を利用する旨と複製管理番号の開始番号「11」が指定されているので、複製管理番号11番から順に画像に合成し、20番までの10部を画像形成する。
【0034】
このようにして、画像形成装置1ではセット部数単位で「1」から「10」の複製管理番号が合成された10部の複製物が作成され、画像形成装置2ではセット部数単位で「11」から「20」の複製管理番号が合成された10部の複製物が作成される。よって、「1」から「20」の番号が合成された20部の複製物を得ることができる。
【0035】
上述のような画像形成の過程を経て複製物を作成した後においても、画像形成装置1の1番目のフォルダには画像が保存されている。この保存されている画像について、再度、画像形成を行うことが可能である。すなわちユーザは画像形成装置1の操作部14から1番目のフォルダ内のファイルを指定して画像形成を指示すればよい。この場合でも、上述の動作と同様に、同じファイルが33番目のフォルダに複製、すなわち、画像形成装置2の30番目の共有フォルダに転送される。従って、画像形成装置1と画像形成装置2で同時にファイル中の画像の再画像形成を行うことができる。この場合でも、画像とともに複製管理機能の利用、及び複製管理番号の開始番号「11」が画像形成装置2に通知されるので、上述のようにして画像形成装置1で複製管理番号「1」〜「10」の10部の複製物が、画像形成装置2で複製管理番号「11」〜「20」の10部の複製物が作成される。よって、複製管理番号「1」〜「20」の番号が合成された20部の複製物を得ることができる。もちろん、ユーザの操作部14からの指示によって、保存されている画像について異なる画像形成動作を行わせることも可能である。例えば画像形成装置1単独で画像形成を行うことも可能であり、その場合には複製管理番号1番から画像に合成され、設定された部数だけの複製物を得ることができる。
【0036】
また、上述のような画像形成の過程を経て複製物を作成した後、画像形成装置2の30番目のフォルダにも画像が保存されている。ユーザが画像形成装置2(あるいは他の画像形成装置)の操作部14から画像形成装置2の30番目のフォルダ内のファイルを指定して、再度、画像形成を行わせることが可能である。このとき、画像形成装置2の30番目のフォルダに保存されているファイルには、複製管理機能を利用する旨とともに、複製管理番号の設定「1」と、複製管理番号の開始番号「11」が登録されている。しかし、転送を受けた側の画像形成装置2において再度の画像形成を行う場合には、複製管理番号の開始番号「11」の設定に関わらず、複製管理番号の設定「1」を利用して複製管理番号1番から順に画像に合成し、指定された部数だけの画像形成を行う。例えば部数として「10」が設定されていれば、複製管理番号1番〜10番までが合成された10部の複製物が画像形成装置2において作成されることになる。このように、画像の転送を受けたそれぞれの画像形成装置にて単独で再度の画像形成を行う場合には、転送された複製管理番号の開始番号にかかわらず、元の複製管理番号の設定に従って複製管理番号を合成した複製物を得ることができる。
【0037】
なお、画像の転送を受けたそれぞれの画像形成装置において、転送されて既に保存されているファイルを指定して再度の画像形成を行う際に、改めて複製管理機能の利用の有無やその開始番号を設定してもよい。
【0038】
上述の具体例では、画像形成装置1と画像形成装置2の2台を用いて並行して画像形成を行う場合について示したが、例えば図3に示したように3台、あるいはそれ以上の画像形成装置を用いて並行して画像形成を行う場合についても、同様の機構によって、システム内でそれぞれ異なった複製管理番号が合成された複製物を得ることができる。
【0039】
また、上述の具体例におけるフォルダ数や各フォルダの機能の割り当てなどについては任意であり、適宜変更することが可能である。もちろん、上述のような具体例に限らず、種々の構成によって画像や複製管理機能の利用の有無、複製管理番号の開始番号などの転送を実現することができ、公知の任意の手法を利用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数台の画像形成装置を並行して動作させて画像形成を行うとともに、複製管理機能を利用した画像形成を指示した場合でも、それぞれの画像形成装置からそれぞれ異なった複製管理番号が合成された複製物を得ることができる。従って、複数台の画像形成装置を利用した場合でも、複製管理機能を有効に利用して記録物を得ることができるという効果がある。
【0041】
また、複数台の画像形成装置による画像形成後に、当該画像を各画像形成装置で保存しておくことによって再度の画像形成が可能であり、その場合にはファイル転送時の画像形成指示にかかわらず、各画像形成装置におけるユーザの指示に従った複製管理番号による画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成システムの実施の一形態を示す構成図である。
【図2】 本発明の画像形成装置の実施の一形態を示す構成図である。
【図3】 本発明の画像形成システムの実施の一形態における複製管理機能利用時の動作の一例の説明図である。
【図4】 本発明の画像形成システムの実施の一形態における画像転送及び複製管理機能利用時の動作の具体例の説明図である。
【符号の説明】
1〜6…画像形成装置、7…ネットワーク、11…画像読取部、12…画像処理部、13…画像形成部、14…操作部、15…CPU、16…ROM、17…RAM、18…HDD、19…インタフェース。

Claims (8)

  1. 他の画像形成装置と連携して画像の形成を行うことが可能な画像形成装置であって、画像中に複製管理番号を合成して形成する複製管理機能を有する画像形成装置において、画像の形成を行う画像形成手段と、画像を保存するフォルダが設けられるとともに前記他の画像形成装置の共有フォルダとリンクされたリンクフォルダが設けられた記憶手段と、前記複製管理機能の設定及び部数の設定を行うための操作手段と、前記操作手段において前記複製管理機能が設定され1ないし複数の前記他の画像形成装置とともに前記操作手段で設定された部数の画像形成を行う場合に前記画像形成手段に一部部数の画像形成を行わせるとともに前記他の画像形成装置において前記複製管理番号が重複しないように画像に付加する前記複製管理番号の開始番号を形成すべき画像とともに前記リンクフォルダに複製することにより前記他の画像形成装置に転送する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. さらに原稿上の画像を読み取る読取手段を有し、形成すべき画像は前記読取手段で読み取った画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. さらに画像を保存しておく記憶手段を有しており、形成すべき画像は、前記記憶手段に保存されている画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記他の画像形成装置において形成された画像を含めて前記複製管理番号が連番となるように、前記他の画像形成装置に対して前記複製管理番号の開始番号を転送することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 他の画像形成装置と連携して画像の形成を行うことが可能な画像形成装置であって、画像中に複製管理番号を合成して形成する複製管理機能を有する画像形成装置において、画像の形成を行う画像形成手段と、画像を保存しておくフォルダが設けられるとともに前記他の画像形成装置のフォルダとリンクされた共有フォルダが設けられた記憶手段と、前記複製管理機能の設定及び部数の設定を行うための操作手段と、前記他の画像形成装置から前記共有フォルダに転送された画像及び複製管理番号の開始番号を受けて前記開始番号から複製管理番号を付した画像の形成を前記画像形成手段に行わせるとともに転送された画像を前記記憶手段に保存しておく制御手段を有し、前記制御手段は、前記他の画像形成装置から転送されて前記記憶手段の共有フォルダに保存されている画像について画像形成を指示された場合または前記操作手段から新たな複製管理機能が設定されて画像形成を指示された場合に前記開始番号にかかわらず転送元で指示された開始番号または前記操作手段から指示された開始番号から前記複製管理番号を付すことを特徴とする画像形成装置。
  6. 他の画像形成装置と連携して画像の形成を行うことが可能な画像形成装置であって、画像中に複製管理番号を合成して形成する複製管理機能を有する画像形成装置において、画像の形成を行う画像形成手段と、前記他の画像形成装置から画像及び複製管理番号の開始番号の転送を受けて前記開始番号から複製管理番号を付した画像の形成を前記画像形成手段に行わせる制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. それぞれが独立して画像形成可能であり、画像中に複製管理番号を合成して形成する複製管理機能を有する複数の画像形成装置が相互に接続された画像形成システムにおいて、それぞれの画像形成装置は画像を保存するフォルダと他の画像形成装置の共有フォルダとリンクされたリンクフォルダと前記他の画像形成装置のリンクフォルダによりリンクされた共有フォルダを有し、ある画像形成装置で複数部数の画像形成を行う指示を受けた際に当該画像を当該画像形成装置の1ないし複数のリンクフォルダに複製することにより1ないし複数の他の画像形成装置に転送して一部部数の画像形成を前記他の画像形成装置で行うとともに、転送元の画像形成装置はシステム全体で前記複製管理番号が重複しないように画像に付加する前記複製管理番号の開始番号を前記リンクフォルダを通じて形成すべき画像とともに前記他の画像形成装置に転送し、転送先の画像形成装置では、前記共有フォルダにより画像及び前記複製管理番号の開始番号を受け取り、受け取った前記複製管理番号の開始番号から順に前記複製管理番号を画像中に合成して画像形成を行うことを特徴とする画像形成システム。
  8. 前記転送先の画像形成装置は、転送されてきた画像を保存する機能を有しており、保存している画像に対して前記複製管理機能を利用した画像形成が指示されたとき、転送されてきた前記複製管理番号の開始番号にかかわらず、指示された複製管理番号の開始番号から順に前記画像と合成して画像形成を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
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