JP3799897B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶などの電気光学物質を保持したパネルを用いた電気光学装置および電子機器に関するものである。さらに詳しくは、パネルから引き出した可撓性基板同士を電気的に接続するための構造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気光学物質を一対の基板間に挟持したパネルを用いた電気光学装置としては、たとえば基板間に電気光学物質として液晶を挟持した液晶パネルを用いた液晶表示装置がある。
【0003】
このような液晶表示装置のうち、パッシブマトリクスタイプの液晶表示装置は、図7に示すように、透明なガラスなどによって形成された第1の透明基板11と、同じく透明なガラスなどによって形成された第2の透明基板12とが貼り合わされたパネル10を有しており、これらの基板間に液晶が封入されている。この液晶表示装置1において、第1の透明基板11と第2の透明基板12とは、パネル10の隣接する2辺に相当する部分で各透明基板11、12の端部が他の基板の端縁から張り出すように貼り合わされ、これらの張り出し部分111、121には、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の一方端51、61がそれぞれ電気的に接続されている。第1および第2のフレキシブル配線基板5、6はいずれも、駆動用IC50、60が実装されたTCP(Tape Carrier Package)基板である。
【0004】
ここで、第1および第2のフレキシブル基板5、6はいずれも、コネクタ(図示せず)が取り付けられた第3のフレキシブル配線基板80に電気的に接続され、この第3のフレキシブル配線基板80を介して、外部から駆動用IC50、60に対する電源などの供給が行われている。
【0005】
このように構成するにあたって、従来は、図8に示すように、パネル10の裏面側にバックライト用の導光板70および第3のフレキシブル配線基板80がこの順に重ね合わされ、この状態で第1および第2のフレキシブル基板5、6の端子53、63と、第3のフレキシブル配線基板80の端子801、802とが半田あるいは異方性導電材などによって接合される。
【0006】
ここで、第3のフレキシブル配線基板80は、導光板70と同様な矩形の平面形状を有しており、図9に示すように、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の他方端52、62の側を導光板70の裏面側に折り返したとき、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6に形成されている端子53、63と重なる位置に端子801、802が形成されている。従って、端子53、801同士、および端子同士63、802同士を半田あるいは異方性導電材などで接合すれば、第3のフレキシブル配線基板80を介して、外部から駆動用IC50、60に対して電源などの供給を行なうことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液晶表示装置1の製造工程において、従来のように、パネル10の裏面側で端子53、801同士および端子63、802同士を接合しようとすると、導光板70やパネル10を傷つけないように配慮する必要があるので、接合作業に大変、手間がかかるという問題点がある。
【0008】
ここに、本願発明者は、図10および図11に示すように、駆動用IC50、60が実装された第1および第2のフレキシブル配線基板5、6に接続されるフレキシブル配線基板として、パネル10の外周側で端子53、801同士、および端子63、802同士を接合できるような第3のフレキシブル配線基板8′を用いることを提案するものである。すなわち、第3のフレキシブル配線基板8′には、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6をパネル10の外周側に展開した状態で、これらのフレキシブル配線基板5、6の他方端52、62の側に形成されている端子53、63と重なる位置に端子801、802が形成されているため、パネル10の外周側で端子53、801同士、および端子63、802同士を接合した後、図12にフレキシブル基板の一部を切欠いて示すように、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を第3のフレキシブル配線基板8′とともに、第3のフレキシブル配線基板8′の裏面側に折り返せばよい。従って、パネル10の裏面側で接合作業を行なう必要がないので、作業効率が向上する。また、接合作業を行なう際に導光板70を圧力や熱で損傷させることもない。
【0009】
しかしながら、図10、図11および図12を参照して説明した構造では、図12および図13に示すように、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を第3のフレキシブル配線基板8′とともに、第3のフレキシブル配線基板8′の裏面側に折り返すと、第3のフレキシブル配線基板8′はかなりの遊び部分80′をもって第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の内側に抱えられた状態になる。このため、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を折り返す作業に手間がかかるという新たな問題点が発生する。また、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6は、パネル10の隣接し合う2辺101、102に相当する位置に接続されている場合が多いが、図10および図11に示すように、矩形の第3のフレキシブル配線基板8′を用いると、一方端81′を折り曲げると、他方端82′を折り曲げるのに苦労するという問題点もある。
【0010】
そこで、本発明の課題は、パネルの裏面側で接合作業を行なわなくてもパネルから引き出された2枚の可撓性基板を別の可撓性基板に接合でき、かつ、接合し終えた後の可撓性基板の折り返し作業が容易な電気光学装置および電子機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、基板間に電気光学物質が挟持されたパネルと、該パネルの2辺に相当する位置にそれぞれ一方端が接続された第1および第2の可撓性基板と、前記パネルの裏面側に重ねられ、前記第1および第2の可撓性基板の他方端側で端子同士が接合された第3の可撓性基板とを有する電気光学装置において、前記第1および第2の可撓性基板はいずれも、前記第3の可撓性基板とともに当該第3の可撓性基板の裏面側に折り返されているとともに、前記第1および第2の可撓性基板はいずれも、折り返されている前記第3の可撓性基板を展開した状態で弛み部分を有していることを特徴とする。
【0012】
本発明では、第1および第2の可撓性基板の他方端側で、これらの可撓性基板の端子と第3の可撓性基板の端子とを接合させた後、第1および第2の可撓性基板のいずれをも第3の可撓性基板とともに第3の可撓性基板の裏面側に折り返した構造になっている。すなわち、パネルよりも外周側で可撓性基板の端子同士を接合させた後、これらの可撓性基板を裏面側に折り返す構造になっている。このため、パネルの裏側で接合作業を行なう必要がない。従って、接合作業に手間がかからないとともに、この接合作業で加える熱や圧力で導光板、あるいはパネルを損傷させることがない。また、第1および第2の可撓性基板はいずれも、第3の可撓性基板を展開した状態で弛み部分を有している。従って、第1および第2の可撓性基板の各端子と、第3の可撓性基板の端子とを接合した後、第1および第2の可撓性基板を第3の可撓性基板とともに裏面側に折り返したとき、第3の可撓性基板は、無駄な遊びがない状態で第1および第2の可撓性基板の内側に抱えられることになる。このため、第1および第2の可撓性基板を第3の可撓性基板の裏面側に折り返す際に第3の可撓性基板の遊び部分に邪魔されることがないので、折り返し作業を手間をかけずに行なうことができる。
【0013】
本発明において、前記第3の可撓性基板を展開した状態で前記第1および第2の可撓性基板に弛み部分を確保することにより、前記第3の可撓性基板に無駄な遊び部分が発生しないようにするには、たとえば、前記第3の可撓性基板は、前記第1の可撓性基板と接合された端子から前記第2の可撓性基板と接合された端子までの長さ寸法が、前記第1および第2の可撓性基板を展開した状態で前記第3の可撓性基板と接合された前記第1の可撓性基板の端子から前記第2の可撓性基板の端子までの長さ寸法よりも短くすればよい。
【0014】
本発明において、前記第1および第2の可撓性基板は、たとえば駆動用ICが実装されたTCP基板である。
【0015】
本発明において、前記第1および第2の可撓性基板は、前記パネルの隣接し合う2辺に相当する位置に接続されていることが多い。この場合に、前記第3の可撓性基板は、前記第1の可撓性基板と接合された端子から前記第2の可撓性基板と接合された端子に至るまでの間にL字形に屈曲した平面形状を有していることが好ましい。このように構成すると、パネルの一辺に対応する第3の可撓性基板の一方端を折り曲げても、パネルの隣接するもう一辺に対応する第3の可撓性基板の他方端を自由に折り曲げることができるので、折り返し作業を手間をかけずに行なうことができる。
【0016】
本発明において、前記パネルと前記第3の可撓性基板との間にはバックライト用の導光板が挟まれている構成とすることがある。
【0017】
このような電気工学装置は、携帯電話などの電子機器の表示部として用いられる。
【0018】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、本形態の液晶表示装置(電気光学装置)は、基本的な構造が図7ないし図9を参照して説明した従来のもの、および図10ないし図13を参照して説明した参考例と略同一であるので、対応する部分については同一の符号を付して説明する。
【0019】
図1は、本発明を適用した液晶表示装置の斜視図である。図2は、この液晶表示装置をA−A′に相当する位置で切断したときの断面図である。図3は、この液晶表示装置の分解斜視図である。図4は、図1に示す状態から第3のフレキシブル配線基板をパネルの外周側に展開した状態を示す斜視図である。図5は、図2に示す状態から第3のフレキシブル配線基板をパネルの外周側に展開した状態を示す断面図である。
【0020】
図1および図2に示すように、液晶表示装置1は、透明なガラスなどによって形成された第1の透明基板11と、同じく透明なガラスなどによって形成された第2の透明基板12とが貼り合わされたパネル10を有している。このパネル10を構成する一対の透明基板11、12の一方には、ギャップ材などを含有するシール剤40が印刷等によって形成され、このシール剤40を挟んで第1の透明基板11と第2の透明基板12とが所定の隙間を介して貼り合わされている。第1の透明基板11と第2の透明基板12との間隙(セルギャップ)のうち、シール剤40で区画形成された液晶封入領域内には液晶4が封入されている。
【0021】
この液晶表示装置1は、パッシブマトリクスタイプの液晶表示装置であり、各透明基板の液晶4が位置する側の面にはストライプ状の透明電極(図示せず)が所定の方向に形成されている。また、第1の透明基板11の外側表面には偏光板(図示せず)が粘着剤などによって貼られ、第2の透明基板12の外側表面にも偏光板(図示せず。)が粘着剤などで貼られている。
【0022】
ここで、第1の透明基板11と第2の透明基板12とは、パネル10の隣接する2辺101、102に相当する部分から各透明基板11、12の端部が張り出すように貼り合わされ、これらの張り出し部分111、121には、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6(第1および第2の可撓性基板)の一方端51、61がそれぞれ電気的に接続されている。第1および第2のフレキシブル配線基板5、6は、TCP(Tape Carrier Package)基板であり、駆動用IC50、60がそれぞれ実装されている。
【0023】
ここで、第1および第2のフレキシブル基板5、6はいずれも、コネクタ(図示せず)が取り付けられた第3のフレキシブル配線基板8(第3の可撓性基板)に電気的に接続され、この第3のフレキシブル配線基板8を介して、外部から駆動用IC50、60に対する電源などの供給が行われている。
【0024】
このように構成するにあたって、本形態では、まず、図3に示すように、パネル10の裏面側には、ポリカーボネート樹脂製あるいはアクリル樹脂製の透明なバックライト用の導光板70、および第3のフレキシブル配線基板8がこの順に重ね合わされ、この第3のフレキシブル配線基板8と、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6とが電気的に接続される。すなわち、第3のフレキシブル配線基板8の一方端81および他方端82には、複数の端子801、802がそれぞれ形成されている一方、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の他方端52、62には、第3のフレキシブル配線基板8の端子801、802と接合された複数の端子53、63が形成されている。
【0025】
ここで、第3のフレキシブル配線基板8は、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6をパネル10の外周側に展開した状態で、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6に略重なるようにL字形状に屈曲した平面形状を有している。但し、第3のフレキシブル配線基板8の一方端81から他方端82までの長さ寸法L1は、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6をパネル10の外周側に展開した状態で、第1のフレキシブル配線基板5の他方端52から第2のフレキシブル配線基板6の他方端62までの長さ寸法L2に比較して短い。従って、第3のフレキシブル配線基板8は、第1のフレキシブル配線基板5の側と接合される端子801から第2のフレキシブル配線基板6の側と接合される端子802までの長さ寸法(寸法L1と略等しい寸法)が、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を展開した状態で第3のフレキシブル配線基板8と接合される第1のフレキシブル配線基板5の端子53から第2のフレキシブル配線基板6の端子63までの長さ寸法(寸法L2と略等しい寸法)よりも短い。
【0026】
このように構成した液晶表示装置1では、第3のフレキシブル配線基板8を介して電源や各種信号が第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を介して駆動用IC50、60に供給される。これらの駆動用IC50、60からは、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を介してパネル10の各画素を駆動するための信号などが出力される。従って、パネル10では、駆動用IC50、60から第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を介して入力された信号に基づいて、各画素毎に液晶4に印加される電場が制御される。それ故、液晶表示装置1では、パネル10の各画素毎に液晶4の配向状態が制御されることになる。なお、第3のフレキシブル配線基板8を介しては、バックライト用の光源(図示せず。)に電源供給が行われ、バックライト用の光源から出射された光は、導光板70を介してパネル10に入射するので、夜間でも明るい表示が可能である。
【0027】
このような構成の液晶表示装置1の製造方法を説明する。
【0028】
本形態では、図3に示すように、パネル10の上面に導光板70および第3のフレキシブル配線基板8を重ねるとともに、図4および図5に示すように、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を撓ませることによって、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の端子53、63と、第3のフレキシブル配線基板8の端子801、802とを重ねる。
【0029】
次に、予め、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の側、あるいは第3のフレキシブル配線基板8の側に塗布しておいた異方性導電材や半田などによって、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の端子53、63と、第3のフレキシブル配線基板8の端子801、802とをパネル10の外周縁よりも外側で接合する。
【0030】
このようにして第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の他方端52、62の側と、第3のフレキシブル配線基板8の一方端81、80の側を接続した後、第3のフレキシブル配線基板8を展開すると、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6には弛み部分55、65が確保されている。
【0031】
次に、第1および第2のフレキシブル配線5、6を、矢印Cで示すように、第3のフレキシブル配線基板8とともに、第3のフレキシブル配線基板8の裏面側に折り返すと、図1および図2に示す液晶表示装置1を製造することができる。
【0032】
このように、本形態の液晶表示装置1では、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の他方端52、62の側で、これらのフレキシブル基板5、6の端子53、63と第3のフレキシブル配線基板8の端子801、802とを接合させた後、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を第3のフレキシブル配線基板8とともに、第3のフレキシブル配線基板8の裏面側に折り返した構造になっているため、端子53、801同士の接合および端子63、802同士の接合をパネル10の外側で行なうことができ、パネル10の裏側で行なう必要がない。従って、接合作業に手間がかからないとともに、この接合作業で加える熱や圧力で導光板70あるいはパネル10を損傷させることがない。さらに、液晶表示装置1を手直しするときに、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を第3のフレキシブル配線基板8とともに外周側に展開して接合部分などを手直しすればよいので、手直し作業が容易である。
【0033】
また、図4および図5に示すように、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6は、第3のフレキシブル配線基板8を展開した状態で弛み部分55、65を有している。従って、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の各端子53、63と、第3のフレキシブル配線基板8の端子801、802とを接合した後、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を第3のフレキシブル配線基板8とともに裏面側に折り返すとき、第3のフレキシブル配線基板8は、無駄な遊びが発生しない状態で第1および第2のフレキシブル配線基板5、6の内側に抱えられる。このため、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6を第3のフレキシブル配線基板8の裏面側に折り返す作業が第3のフレキシブル配線基板8の遊び部分に邪魔されることがないので、折り返し作業を手間をかけずに行なうことができる。
【0034】
また、本形態において、第1および第2のフレキシブル配線基板5、6は、パネル10の隣接し合う2辺101、102に相当する位置に接続されているので、このような形態に対応して、第3のフレキシブル配線基板8は、端子801から端子802に至るまでの間にL字形に屈曲した平面形状を有している。このため、パネル10の一辺101に対応する第3のフレキシブル配線基板8の一方端81を折り曲げても、パネル10の辺101に隣接するもう一辺102に対応する第3のフレキシブル配線基板8の他方端82を自由に折り曲げることができるので、折り返し作業を手間をかけずに行なうことができる。
【0035】
(その他の実施の形態)
なお、上記形態では、パネル10、バックライト用の導光板70および第3のフレキシブル配線基板8をこの順に重ねた構成であったが、導光板70を用いない液晶表示装置、たとえば反射型の液晶表示装置にも本発明は適用できる。
【0036】
また、上記形態では、パネル10の隣接する2辺101、102から第1および第2のフレキシブル配線基板5、6が引き出されている例であったが、パネル10の対向する2辺から両側に第1および第2のフレキシブル配線基板が引き出されている液晶表示装置にも本発明は適用できる。
【0037】
さらに、本発明は、液晶表示装置に限らず、EL(エレクトロルミネッセンス素子)を用いた電気光学装置などにも適用できるなど、本発明の要旨を変更しない範囲でその形態を適宜変更して実施することができる。
【0038】
(電子機器への応用例)
図6は、上記してきた液晶表示装置1(電気光学装置)を携帯電話180の表示部184として利用した例を示している。図6において、携帯電話180は、複数の操作ボタン181のほか、受話口182、送話口183と共に、液晶表示装置184(本発明を適用した液晶表示装置1)を備えている。
【0039】
本発明の液晶表示装置1(電気光学装置)は、携帯電話の他にも、パーソナルコンピュータ、ページャ、液晶テレビや、ビューファインダ型,モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、携帯電話、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の電子機器にも適用可能であるが、特に小型の電子機器、例えば、上述の携帯電話や、電子手帳の表示部として利用すると効果的である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電気光学装置では、第1および第2の可撓性基板の他方端側で、これらの可撓性基板の端子と第3の可撓性基板の端子とを接合させた後、第1および第2の可撓性基板のいずれをも第3の可撓性基板とともに第3の可撓性基板の裏面側に折り返した構造になっているため、端子同士の接合作業をパネルの外周側で行なうことができ、パネルの裏側で行なう必要がない。従って、接合作業に手間がかからないとともに、この接合作業で加える熱や圧力で導光板あるいはパネルを損傷させることがない。また、第1および第2の可撓性基板はいずれも、第3の可撓性基板を展開した状態で弛み部分を有しているため、端子同士を接合した後、第1および第2の可撓性基板を第3の可撓性基板とともに裏面側に折り返したとき、第3の可撓性基板は、無駄な遊びがない状態で第1および第2の可撓性基板の内側に抱えられることになる。このため、第1および第2の可撓性基板を第3の可撓性基板の裏面側に折り返す際に第3の可撓性基板の遊び部分に邪魔されることがないので、折り返し作業を手間をかけずに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置の斜視図である。
【図2】図1に示す液晶表示装置をA−A′に相当する位置で切断したときの断面図である。
【図3】図1に示す液晶表示装置の分解斜視図である。
【図4】図1に示す液晶表示装置において、図1に示す状態から第3のフレキシブル配線基板を展開した状態を示す斜視図斜視図である。
【図5】図1に示す液晶表示装置において、図2に示す状態から第3のフレキシブル配線基板を展開した状態を示す斜視図斜視図である。
【図6】本発明を適用した電気光学装置を搭載した電子機器の一例である携帯電話の斜視図である。
【図7】従来の液晶表示装置の斜視図である。
【図8】図7に示す液晶表示装置の分解斜視図である。
【図9】図7に示す液晶表示装置の製造工程のうち、第1および第2のフレキシブル配線基板の端子と、第3のフレキシブル配線基板の端子とを接合する工程を示す斜視図である。
【図10】本発明の参考例に係る液晶表示装置の分解斜視図である。
【図11】図10に示す液晶表示装置の製造工程のうち、第1および第2のフレキシブル配線基板の端子と、第3のフレキシブル配線基板の端子とを接合する工程を示す斜視図である。
【図12】図10に示す液晶表示装置を組み立てた後の斜視図である。
【図13】図12に示す液晶表示装置をB−B′に相当する位置で切断したときの断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置(電気光学装置)
4 液晶
5 第1のフレキシブル配線基板(第1の可撓性基板)
6 第2のフレキシブル配線基板(第2の可撓性基板)
8 第3のフレキシブル配線基板(第2の可撓性基板)
10 パネル
11 第1の透明基板
12 第2の透明基板
40 シール剤
50、60 駆動用IC
51 第1のフレキシブル配線基板の一方端
52 第1のフレキシブル配線基板の他方端
53 第1のフレキシブル配線基板の端子
61 第2のフレキシブル配線基板の一方端
62 第2のフレキシブル配線基板の他方端
63 第2のフレキシブル配線基板の端子
81 第3のフレキシブル配線基板の一方端
82 第3のフレキシブル配線基板の他方端
83 第3のフレキシブル配線基板の端子
70 バックライト用の導光板
101、102 パネルの隣接する辺

Claims (5)

  1. 基板間に電気光学物質が挟持されたパネルと、該パネルの2辺に相当する位置にそれぞれ一方端が接続された第1および第2の可撓性基板と、前記パネルの裏面側に重ねられ、前記第1および第2の可撓性基板の他方端側で端子同士が接合された第3の可撓性基板とを有する電気光学装置において、
    前記パネルと前記第3の可撓性基板との間にはバックライト用の導光板が挟まれており、
    前記第1および第2の可撓性基板はいずれも、前記第3の可撓性基板とともに当該第3の可撓性基板の裏面側に折り返された部分を有するとともに、前記第1および第2の可撓性基板の前記折り返された部分のうち、前記導光板に面する側と反対側の面に駆動用ICが実装されており、
    前記第1および第2の可撓性基板はいずれも、折り返されている前記第3の可撓性基板を展開した状態では弛み部分を有していることを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1において、前記第3の可撓性基板は、前記第1の可撓性基板と接合された端子から前記第2の可撓性基板と接合された端子までの長さ寸法が、前記第1および第2の可撓性基板を展開した状態で前記第3の可撓性基板と接合された前記第1の可撓性基板の端子から前記第2の可撓性基板の端子までの長さ寸法よりも短いことを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または2において、前記第1および第2の可撓性基板はそれぞれ、前記パネルの隣接し合う2辺に相当する位置に一方端側が接続されていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項3において、前記第3の可撓性基板は、前記第1の可撓性基板と接合された端子から前記第2の可撓性基板と接合された端子に至るまでの間でL字形に屈曲した平面形状を有していることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに規定する電気光学装置を表示部として有することを特徴とする電子機器。
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