JP3797287B2 - 記録媒体保持部材及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻回された長尺の記録媒体を保持するための記録媒体保持部材及びこれを備えた画像形成装置に関し、より詳細には巻回された長尺の記録媒体を圧入して保持するための記録媒体保持部材及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット式プリンタや写真処理装置において記録媒体として用いられる長尺の用紙は一般に、円筒状の紙芯に巻回された状態で市販されている(以下‘ロール紙’と称する)。ロール紙は装置の用紙収納部内に回転自在に収納され、用紙はそこから引き出されて印刷ユニットにて印刷を施された後、所定の長さに切断される。
【0003】
従来技術において、用紙収納部内のロール紙は、通常紙芯内に嵌合された軸部材により径方向外側に押圧されることによって保持されると共に、紙芯の幅両端においては軸部材に貫挿された一対の円形リール板に当接されることによって保持される。そしてリール板を回転させるとロール紙は軸部材と共に回転し、プリント用紙が引き出されるようになっている。ロール紙の紙芯はメーカーにより内径が様々であるが、従来はその様々な内径に対応できるように、例えば上記の軸部材に紙芯の内径に応じて押圧できる機構を持たせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、特定のメーカーのロール紙を対象とする場合、即ち一定の内径の紙芯を対象とする場合は、軸部材に上述のような機構を持たせず、圧入形式を採用することができる。圧入形式とは、例えば中央に円筒形突出部を有するリール板を1対用い、ロール紙の幅方向両端から紙芯内に突出部を圧入して紙芯が回転しないように固定する形式である。ここでリール板の突出部は例えば対象とする紙芯の内径よりも若干大きな外径を有する円筒を4分割した部材で構成されるものとし、各部材を円中心方向に若干傾斜させて紙芯に圧入する。このとき、ロール紙の径方向はリール板の突出部により径方向外側に押圧されることによって保持されると共に、ロール紙の幅両端はリール板の板部分に当接されることによって保持される。
【0005】
しかしながら上記のような圧入形式では、ロール紙をリール板にセットする作業は紙芯内に突出部を圧入するだけで比較的容易であるが、ロール紙交換などの際には、紙芯とリール板の突出部とが確実に固定された状態であってそれらを取り外すのは困難である。ロール紙の使用後に紙芯のみを取り外す場合、紙芯を手で持つことができるが、紙芯の径方向外側に突出部による押圧力が生じているため紙芯をリール板から取り外すのにはかなりの力が必要で、特に女性や子供にとっては困難である。一方、ロール紙を使用途中に交換する場合のように用紙が紙芯に巻回された状態では、用紙を手で持つと油分が用紙に付着して印刷結果が不良となったり用紙が握力により変形してしまったりする恐れがあるので巻回部分を持つのは望ましくないため、取り外しがさらに困難となる。
【0006】
そこで、本発明の主な目的は、記録媒体が巻回されたロール紙の着脱作業が容易な記録媒体保持部材及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の記録媒体保持部材は、長尺の記録媒体が外側に巻回される中空形状の紙芯を軸方向両端から保持するための記録媒体保持部材であって、前記紙芯の中空部内側に嵌合する軸部と、前記軸部の一端に接続すると共に前記紙芯の軸方向と直交する平面を有し、前記軸部と嵌合した前記紙芯の軸方向端面と前記軸方向に重なる位置に前記軸方向に貫通する少なくとも2つの、指を挿入して前記紙芯を押し出すための孔が形成された支持部とを備えていることを特徴とする。
【0008】
上記構成によると、記録媒体が巻回される紙芯は、その中空部内側に嵌合する軸部によって径方向に押圧されて回転しないよう保持されると共に、その軸方向と直交する平面を有する支持部によって軸方向両端から保持される。そして支持部には、軸部と嵌合した紙芯の軸方向端面と軸方向に重なる位置において軸方向に貫通する少なくとも2つの、指を挿入して前記紙芯を押し出すための孔が形成されている。つまり、支持部には、紙芯の軸方向端面を露出させる2つの孔が形成されている。これにより、例えば両手の親指をそれぞれの孔に挿入しつつ残りの指で支持部を支持し、両親指で紙芯の軸方向端面を押して、ロール紙を取り外すことができる。したがって、特に大きな力を用いなくてもロール紙の着脱作業を容易に行える。またこのように、ロール紙の取り外しの際、紙芯の端面を押し出すだけで記録媒体の巻回部分に触れる必要がないため、特にロール紙を使用途中に交換する場合のように記録媒体が紙芯に巻回された状態であっても、巻回部分を手で持って取り外すことで油分が用紙の記録面に付着して印刷結果が不良となったり用紙が握力により変形してしまったりという不都合を回避することができる。また、記録媒体が紙芯に巻回された状態では記録媒体の自重も利用して取り外しできるので、取り外し作業がさらに容易である。
【0009】
請求項2の記録媒体保持部材は、請求項1において、前記支持部の前記孔のうち少なくとも2つが対向配置されていることを特徴とする。
【0010】
上記構成によると、支持部に設けられた孔のうち少なくとも2つが対向配置されており、これら対向配置された2つの孔のそれぞれに両手の親指を挿入して紙芯を押し出す場合、紙芯端面にかける負荷は小さくてよい。つまり、取り外し作業がさらに容易になる。
【0011】
請求項3の記録媒体保持部材は、請求項1又は2において、前記支持部が円板状であることを特徴とする。
【0012】
上記構成によると、円板状の支持部を回転させることで保持された紙芯が共に回転し、紙芯に巻回された長尺の記録媒体を送出することができる。
【0013】
請求項4の記録媒体保持部材は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記軸部がその外周面に前記紙芯の中空部内側面に当接する複数のリブを有することを特徴とする。
【0014】
上記構成によると、軸部の外周面のリブによって紙芯の中空部内側面がより確実に固定されるので、記録媒体保持部材に対する紙芯の回転や抜け出しを効果的に防止できる。
【0015】
請求項5の画像形成装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体保持部材を一対備えていることを特徴とする。
【0016】
上記構成によると、請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体保持部材を一対備えていることで、画像形成装置において、上記請求項1〜4のそれぞれの効果と同様の効果を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0018】
先ず、本発明の一実施形態に係る記録媒体保持部材を備えた画像形成装置について、図1に示すインクジェット式プリンタに基づき説明する。インクジェット式プリンタ1は、略直方体の筐体20内に、後に詳述するロール紙3が収納される用紙収納部4と、ロール紙3から引き出されたプリント用紙2を各部に搬送するためのアドバンスローラユニット5と、プリント用紙2に印刷を施すインクジェットの印刷ユニット6と、長尺のプリント用紙2を切断するための切断ユニット7と、切断され所定のサイズにされたプリント用紙2を排出口20aまで搬送するための排出ローラユニット8とを有している。
【0019】
アドバンスローラユニット5は、駆動ローラ対から構成され、用紙収納部4のロール紙3から引き出されたプリント用紙2を搬送台9上においてインクジェットの印刷ユニット6、切断ユニット7へと順次搬送するものである。
【0020】
インクジェットの印刷ユニット6は、プリント用紙2の搬送経路を挟んで互いに対向配置された印字ヘッド6aと吸着ファン6bとを有する。印字ヘッド6aは、搬送されてきたプリント用紙2の表面(図1においては上面)に所望の画像を印刷する。このときプリント用紙2はその裏面(図1においては下面)側に配置された吸着ファン6bによって吸引されることにより、印字ヘッド6aとの間隔を一定として搬送台9に密着しながら搬送される。このインクジェットの印刷ユニット6としては、例えばピエゾジェット方式、サーマルジェット方式など、様々な方式を採用してよい。
【0021】
また、切断ユニット7は、プリント用紙2の搬送経路を挟んで互いに対向配置された移動刃7aと固定刃7bとを有する。これら移動刃7a及び固定刃7bは、いずれもプリント用紙2の幅よりも若干大きな幅を持つ矩形刃である。移動刃7aは固定刃7bに近接又は離隔されるよう制御され、印刷ユニット6から搬送されてきた印刷済みのプリント用紙2をその幅方向に沿って切断するようになっている。
【0022】
搬出ローラユニット8は駆動ローラ対から構成され、切断ユニット7において切断され所定のサイズにされたプリント用紙2を排出口20aまで搬送し、さらに外部に排出する。
【0023】
なお、これらインクジェット式プリンタ1の各部の動作は筐体20内に配置されたコントローラ(図示せず)によって制御される。コントローラは図示しない入力インターフェイスから供給された画像信号に所定の処理を施して印刷される画像に対応する画像データを含む画像信号を印刷ユニット6に供給する。さらにコントローラは、用紙収納部4、アドバンスローラユニット5、及び排出ローラユニット8に適切な搬送タイミングで駆動信号を供給すると共に、印刷ユニット6における印刷タイミング及び切断ユニット7における切断タイミングを制御する。
【0024】
次いで図2を参照しつつ、図1のインクジェット式プリンタ1における用紙収納部4内の概略構成について説明する。用紙収納部4内に収納されるロール紙3は、図2に示すように、円筒状の紙芯13の外側に長尺の記録媒体として用いられるプリント用紙2(図1参照)が巻回された状態である。そしてこのロール紙3は、プリント用紙幅方向(紙芯13の軸方向)の両端から、一対の用紙保持部材10によって保持されている。用紙保持部材10はそれぞれ、紙芯13の中空部内側13aに嵌合する巻芯11と、この巻芯11の一端に接続すると共に紙芯13の軸方向と直交する平面を有する円板状のリール板12とから構成されるものである。
【0025】
また、用紙保持部材10におけるリール板12の外周縁には、用紙保持部材10を回転駆動させるための回転駆動機構15が設けられている。この回転駆動機構15は、例えばリール板12外周縁全体に沿って設けられたワイヤなどから構成され、上述のコントローラにより制御される。回転駆動機構15によって用紙保持部材10が回転されると、巻芯11に嵌合されたロール紙3も共に回転し、プリント用紙2が順次引き出されて搬送されるようになっている。
【0026】
次いで図3(a),(b)及び図4を参照しつつ、図2に示した用紙保持部材10についてより詳細に説明する。図3(a)は図2の用紙収納部4における用紙保持部材10の正面側、図3(b)は図3(a)の裏側を示す。図4は紙芯13の軸方向に沿った部分断面図であり、用紙保持部材10とロール紙3の紙芯13との嵌合状態を示している。なお、図4のロール紙3は紙芯13に用紙が巻回されていない状態である。
【0027】
図3(a)に示すように、リール板12にはその円中心Oに関して互いに対向配置された2つの押出孔12a,12bが形成されている。図3(a)及び図4に示すように、これら2つの押出孔12a,12bはいずれも巻芯11が嵌合した紙芯13の軸方向端面と軸方向に重なる位置において紙芯13の軸方向に貫通するよう形成されているため、リール板12の正面側からは、押出孔12a,12bを介して紙芯13の軸方向端面及び紙芯13周囲に巻回された用紙が見える。図3(a),(b)に示すように、これら押出孔12a,12bは略楕円形状であり、その大きさは比較的大きな人の親指が入る程度である。リール板12の厚みについては後述するロール紙3の交換作業に伴う負荷に耐えることができる程度とするのが望ましく、強度の観点から例えば補強リブを板表面に設けてもよい。
【0028】
また、図3(b)に示すように、用紙保持部材10の巻芯11は6つのリブ11aを有する。図3(b)及び図4に示すように、これらリブ11aと紙芯13の中空部内側13aの面との当接により、紙芯13が軸方向及び巻回方向のいずれにも移動しないよう固定されている。
【0029】
なお、リール板12の円中心、巻芯11の中心、及び図2に示した紙芯13の軸方向中心Oは一致する。
【0030】
次いで、用紙保持部材10に保持されたロール紙3を交換する作業について説明する。作業者は、先ずリール板12の各押出孔12a,12bに両手の親指のそれぞれを挿入し、残りの4本の指でリール板12の外周縁を持つようにする。そしてリール板12の外周縁を握ったまま各押出孔12a,12bに挿入した両親指で紙芯13の軸方向端面をその軸方向に沿って押し出すことにより、紙芯13はその中空部内側13aの面と用紙保持部材10の巻芯11のリブ11aとを接触させながら移動し、巻芯11から外れるようになっている。以上のような作業は、用紙保持部材10により保持されたロール紙3の両端において行われる。
【0031】
新たなロール紙3を用紙保持部材10に保持させるには、ロール紙3の紙芯13の中空部内側13aに巻芯11が嵌合するように圧入し、紙芯13の中空部内側13aの面と巻芯のリブ11aとを接触させながら、ロール紙3をその軸方向端面がリール板12に当接するまで軸方向に沿って移動させる。このように、ロール紙3の紙芯13が巻芯11によって径方向に押圧されると共に、その軸方向両端面がリール板12と当接されることで、ロール紙3が用紙保持部材10に保持される。そしてこのように用紙保持部材10により保持されたロール紙3は、用紙収納部4内にセットされる。
【0032】
以上に述べたように、本実施形態の用紙保持部材10によると、プリント用紙2が巻回される紙芯13は、その中空部内側13aに嵌合する巻芯11によって径方向に押圧されて回転しないよう保持されると共に、その軸方向と直交する平面を有するリール板12によって軸方向両側から保持される。そしてリール板12には、巻芯11と嵌合した紙芯13の軸方向端面と軸方向に重なる位置において軸方向に貫通する2つの押出孔12a,12bが形成されている。これにより、作業者は、両手の親指をそれぞれ押出孔12a,12bに挿入しつつ残りの指でリール板12を支持し、親指で紙芯13の軸方向端面を押して、ロール紙3を取り外すことができる。したがって、特に大きな力を用いなくてもロール紙3の着脱作業を容易に行える。
【0033】
また、ロール紙3の取り外しの際、紙芯13の軸方向端面を押し出すだけでロール紙3の巻回部分に触れる必要がないため、特にロール紙3を使用途中に交換する場合のように用紙が紙芯13に巻回された状態であっても、巻回部分を手で持って取り外すことで油分が用紙の記録面に付着して印刷結果が不良となったり用紙が握力により変形してしまったりという不都合を回避することができる。また、用紙が紙芯13に巻回された状態のときは、その用紙の自重も利用して取り外しできるので、取り外し作業がさらに容易である。
【0034】
また、本実施形態によると、用紙保持部材10のリール板12に形成された押出孔12a,12bを介して、ロール紙3の紙芯13だけでなく紙芯13に巻回された用紙も見ることができる。つまり、ロール紙3の用紙残量を目視で確認できるので、ロール紙3を交換する必要があるか否かの判断を容易に行うことができる。
【0035】
また、リール板12に設けられた2つの押出孔12a,12bがその円中心Oに関して互いに対向配置されていることから、2つの押出孔12a,12bのそれぞれに両手の親指を挿入して紙芯13を押し出す場合、紙芯13端面にかける負荷は小さくてよい。つまり、取り外し作業がさらに容易になる。
【0036】
また、リール板12が円板状であるので、本実施形態のようにその外周縁に沿って回転駆動機構を設けてリール板12を回転させ、巻芯11により固定された紙芯を共に回転させることができる。このようにして、ロール紙3の紙芯13に巻回された長尺のプリント用紙2を用紙収納部4から送出することができる。
【0037】
また、本実施形態の用紙保持部材10の巻芯11はその外周面に紙芯13の中空部内側13aの面に当接する6つのリブ11aを有するため、このリブ11aによって紙芯13の中空部内側面13aがより確実に固定される。したがって、用紙保持部材10に対する紙芯13の回転や抜け出しを効果的に防止できる。
【0038】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能である。例えば、本発明に係る画像形成装置として、本実施形態ではインクジェット式プリンタ1を挙げているが、これに限定されず、写真処理装置、ファクシミリ、サーマルプリンタなどを採用してよい。写真処理装置の場合は、記録媒体として感光材料が用いられ、それを巻回したロール紙3が用紙保持部材10により保持される。
【0039】
本実施形態においてリール板12に形成された2つの押出孔12a,12bは対向配置されているが、これに限定されるものではない。また、本実施形態の押出孔の数は2つであるが、3以上設けてもよい。さらに、押出孔12a,12bの大きさは人の親指が入る程度であればよく、その形は図3(a),(b)に示すような楕円形状に限定されるものではない。
【0040】
また、リール板12の形状は本実施形態のような円板状に限定されるものではない。例えばリール板12を多角形とし、リール板12の回転駆動機構をその円中心Oに接続した軸駆動のものとしてよい。
【0041】
また、巻芯11は、紙芯13の中空部内側13aに嵌合するような形状であれば、複数のリブ11aを持たなくてもよい。しかし紙芯13の抜け出しや回転を防止するという観点からは、巻芯11にリブ11aを設けた方がよい。なお本実施形態ではリブ11aの数が6つであるが、任意数設けてよい。
【0042】
また、用紙保持部材10の巻芯11及びリール板12は一体成形されてもよく、それぞれを組み立ててもよい。
【0043】
【発明の効果】
請求項1によると、ロール紙の使用途中及び使用後のいずれにおいても、ロール紙の着脱作業を容易に行える。
【0044】
請求項2によると、支持部の対向配置された2つの孔に親指を挿入して紙芯を押出すことで、取り外し作業がさらに容易になる。
【0045】
請求項3によると、円板状の支持部を回転させることで保持された紙芯が共に回転し、紙芯に巻回された長尺の記録媒体を送出することができる。
【0046】
請求項4によると、記録媒体保持部材に対する紙芯の回転や抜け出しを効果的に防止できる。
【0047】
請求項5によると、請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体保持部材を一対備えていることで、上記請求項1〜4のそれぞれの効果と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るインクジェット式プリンタを示す概略構成図である。
【図2】 図1のインクジェット式プリンタに含まれる用紙収納部を示す正面図である。
【図3】 (a)は図2の用紙収納部における用紙保持部材の正面側を示す概略図である。(b)は(a)の裏側を示す概略図である。
【図4】 用紙保持部材とロール紙の紙芯との嵌合状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式プリンタ(画像形成装置)
2 プリント用紙(記録媒体)
3 ロール紙(記録媒体)
4 用紙収納部
10 用紙保持部材(記録媒体保持部材)
11 巻芯(軸部)
11a リブ
12 リール板(支持部)
12a,12b 押出孔(孔)
13 紙芯
13a 中空部内側
Claims (5)
- 長尺の記録媒体が外側に巻回される中空形状の紙芯を軸方向両端から保持するための記録媒体保持部材であって、
前記紙芯の中空部内側に嵌合する軸部と、
前記軸部の一端に接続すると共に前記紙芯の軸方向と直交する平面を有し、前記軸部と嵌合した前記紙芯の軸方向端面と前記軸方向に重なる位置に前記軸方向に貫通する少なくとも2つの、指を挿入して前記紙芯を押し出すための孔が形成された支持部とを備えていることを特徴とする記録媒体保持部材。 - 前記支持部の前記孔のうち少なくとも2つが対向配置されていることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体保持部材。
- 前記支持部が円板状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体保持部材。
- 前記軸部がその外周面に前記紙芯の中空部内側面に当接する複数のリブを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録媒体保持部材。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体保持部材を一対備えていることを特徴とする画像形成装置。
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