JP3797240B2 - プリンタ及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタの中には、印刷用紙としてロール紙を用いるものがある。そして、印刷は、ロール紙の端部から開始され、印刷が終了すると、プリンタに設けられたカッタによって、印刷済みの部分がロール紙本体から自動的に切り離されるようになっていた。
【0003】
また、このようなプリンタの中には、印刷物の全体に文字や図形等が印刷される、四辺縁なしの全面印刷を行うことができるものがあった。そして、この場合には、ロール紙を印刷終了位置と正確に一致する位置で切断する必要があった。
【0004】
しかし、前記印刷終了位置と切断位置とが一致しないことによって、印刷した文字や図形等が途中で切れてしまったり、縁ができてしまったりすることがあった。これは、プリンタのカッタの取り付け精度が低いことが主な原因となっていた。すなわち、プリンタの記憶部に記憶されているカッタの切断位置(理想カット位置)と、実際の切断位置(実カット位置)との間にわずかな誤差が生じることにより引き起こされていた。
【0005】
そこで、前記カッタの取り付け精度を改善するために、プリンタに接続されているパソコンを使用して、前記理想カット位置と実カット位置との間の誤差をなくす、カット位置調整が行われるようになっていた。詳述すると、まず、ユーザーによってパソコンが操作され、パソコンからプリンタに対して印刷パターンのデータが送信される。
【0006】
そして、プリンタにおいて、前記印刷パターンがロール紙上に印刷される。なお、この印刷パターンには、前記理想カット位置が示されている。そして、印刷が終了すると、ロール紙が実カット位置で切断される。
【0007】
その後、ユーザーによって、切断されたロール紙により、ロール紙が、前記印刷パターン上の理想カット位置でカットされているか否かが確認される。そして、ロール紙が理想カット位置で切断されていれば、ユーザーにより、理想カット位置と実カット位置が一致していると判断され、カット位置調整が不要であるとしてカット位置調整の作業が終了される。
【0008】
それに対し、ロール紙が理想カット位置とずれた位置で切断されている場合には、ユーザーにより、カット位置調整が必要と判断され、実カット位置と理想カット位置とのずれ量が測定される。そして、測定されたずれ量がパソコンに入力され、パソコンにおいて、ずれ量を補正するための補正値が演算される。その後、演算された補正値がプリンタに送信され、プリンタの記憶部に記憶されるようになる。
【0009】
その結果、プリンタは、次回から、記憶部に記憶された前記補正値に基づいて、前記理想カット位置を、実カット位置と一致するように補正する。これにより、プリンタは、正確に縁なしの全面印刷を行うことができるようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、デジタルカメラ等で撮影して得た画像データを、パソコンを介さずに、メモリーカード等を介してプリンタに直接読み込んで印刷する、スタンドアロン型のプリンタが用いられるようになっている。すなわち、画像データを印刷するためにパソコンを立ち上げる必要がなくなり、プリンタ単独で手軽に画像データを印刷することができるようになっている。
【0011】
そして、このようなスタンドアロン型のプリンタにおいても、印刷用紙としてロール紙を使用したり、縁なしの全面印刷を行ったりするものがあった。しかし、このスタンドアロン型のプリンタは、パソコンに全く接続されない場合があるので、パソコンから行う前記カット位置調整ができなくなるという問題があった。
【0012】
本発明は、パソコンに接続されていなくても、容易にカット位置調整を行うことができるプリンタ及びその制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、印刷データに基づいて印刷ヘッドからインクを吐出して印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷媒体を紙送りする紙送り手段と、前記印刷媒体を切断する切断手段と、前記切断手段の実際の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤差を補正値として記憶する補正値記憶手段と、前記切断手段が前記印刷媒体を切断する時に前記紙送り手段により前記印刷媒体を前記補正値に基づく紙送り量で紙送りした後に前記切断手段に対して切断を指示する切断制御手段とを備えたプリンタにおいて、前記印刷手段により前記印刷媒体上に印刷され、前記切断手段により切断されることにより、前記補正値を調整するための調整データを特定することが可能なカット位置調整パターンのデータを記憶するパターン記憶手段と、前記調整データが入力可能な入力手段と前記調整データに基づいて新規補正値を演算する演算手段と、前記補正値記憶手段の前記補正値を前記新規補正値に更新する更新手段とを備えたことを要旨とする。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプリンタにおいて、前記カット位置調整パターンは、前記印刷手段のインクの単色で構成されていることを要旨とする。
【0016】
請求項3に記載の発明は、印刷データに基づいて印刷ヘッドからインクを吐出して印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷媒体を紙送りする紙送り手段と、前記印刷媒体を切断する切断手段と、前記切断手段の実際の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤差を補正値として記憶する補正値記憶手段と、前記切断手段が前記印刷媒体を切断する時に前記紙送り手段により前記印刷媒体を前記補正値に基づく紙送り量で紙送りした後に前記切断手段に対して切断を指示する切断制御手段とを備えたプリンタの制御方法において、前記補正値の修正作業を開始するためのカット位置調整開始信号を入力する入力段階と、プリンタに備えられたパターン記憶手段から、カット位置調整パターンのデータを読み出し、前記印刷媒体上に印刷する印刷段階と、前記カット位置調整パターンが印刷された前記印刷媒体を前記紙送り手段により所定の紙送り量で紙送りする紙送り段階と、前記紙送り段階によって紙送りされた前記印刷媒体を前記切断手段により切断する切断段階とを備えたことを要旨とする。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプリンタの制御方法において、前記印刷媒体上に印刷され、切断される前記カット位置調整パターンから特定される、前記補正値を調整するための調整データを入力する入力段階と、前記調整データに基づいて新規補正値を演算する演算段階と、前記補正値記憶手段の前記補正値を前記新規補正値に更新する更新段階とを備えたことを要旨とする。
【0018】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、プリンタのパターン記憶手段に記憶されているデータに基づいて、印刷媒体上にカット位置調整パターンを印刷し、切断手段により切断するようにした。そして、切断された印刷媒体上のカット位置調整パターンから、調整データを特定できるようにした。
【0019】
従って、プリンタに接続されているパソコン等を使用することなく、プリンタ単独でプリンタの切断手段のカット位置調整を行うための調整データを容易に特定することができる。
【0020】
しかも、請求項1に記載の発明によれば、プリンタに調整データが入力可能な入力手段を備え、入力された調整データに基づいて補正値記憶手段の補正値を新規補正値に更新するようにした。
【0021】
従って、プリンタに接続されているパソコン等を使用することなく、プリンタに設けられている入力手段から調整データをプリンタに直接入力し、補正値記憶手段の補正値を更新することができ、プリンタのカット位置調整を容易に行うことができる。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、カット位置調整パターンを、印刷手段のインクの単色で構成されるようにした。
従って、インクの混合色で構成する場合に比較して、カット位置調整パターンのデータ容量を小さくすることができ、スタンドアロン型のプリンタのように、ROMのデータ容量に制限があるプリンタに適したものとなる。
【0023】
請求項3に記載の発明によれば、補正値の修正作業を開始するための修正開始信号が入力されると、プリンタに備えられたパターン記憶手段からカット位置調整パターンのデータが読み出され、印刷媒体上に印刷されるようにした。そして、印刷媒体を紙送り手段により補正値に基づく位置に紙送りし、切断手段により切断するようにした。
【0024】
従って、プリンタに接続されているパソコン等を使用することなく、プリンタ単独で、カット位置調整パターンを印刷媒体上に印刷し、紙送りして切断することができる。
【0025】
請求項4に記載の発明によれば、調整データが入力されると、新規補正値が演算され、記憶手段の補正値が新規補正値に更新されるようにした。
従って、プリンタに接続されているパソコン等を使用することなく、プリンタ単独で、補正値を新規補正値に更新することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1は、本実施形態のプリンタ11の斜視図であり、図2は、同じくプリンタ11の概略構成図であり、図3は、同じくプリンタ11の電気的構成を示すブロック回路図である。また、図4(a),(b)は、本実施形態のカット位置調整パターンPが印刷されたロール紙Rの部分正面図であり、図5は、同じくプリンタ11の通常印刷制御のフローチャートを、図6は、同じくプリンタ11のカット位置調整制御のフローチャートを示している。
【0027】
プリンタ11は、ロール紙対応型のインクジェット式プリンタであり、図1に示すように、装置全体を覆うケース12と、印刷媒体としてのロール紙Rを供給する給紙装置13と、ロール紙Rに対して印刷を行う印刷部14(図2参照)とを備える。
【0028】
ケース12は、略四角形状の箱体であり、上面右側に入力手段としての操作パネル部15を備え、操作パネル部15は、操作画面17と、各種メニューボタン18とを備える。操作画面17には、プリンタ11のメニュー機能、動作内容、動作状況、エラー内容などが表示され、メニューボタン18は、プリンタ11のメニュー選択を行う時に押されるようになっている。そして、これら操作画面17及び各種メニューボタン18により、カット位置調整等の各種操作が行えるようになっている。
【0029】
ケース12は、前面下部に、排出口12aを備え、印刷されたロール紙Rが排出されるようになっている。また、ケース12の前面右側には、カードスロット21が設けられており、例えばデジタルカメラなどによって撮影された画像データを記録するメモリーカードMが、取り外し自在に収納されるようになっている。
【0030】
前記給紙装置13は、前記ケース12の背面側に設けられており、ケース12に対して固定されているホルダー22と、ロール紙軸23とを備える。そして、同ロール紙軸23には、ロール紙Rの基端(終端)が連結され巻回されており、この状態で、ホルダー22に対して回転可能に支持されている。そして、ユーザーがロール紙軸23の両端部を掴んでロール紙軸23を正回転、或いは、逆回転させると、ロール紙Rは給紙装置13から送り出されたり、巻き取られたりするようになっている。
【0031】
印刷部14は、図2に示すように、給紙ローラ24、紙送りローラ25、排紙ローラ26、給紙モータ27、紙送りモータ28、印刷手段としての印刷機構29、切断手段としてのカッタ31を備えている。なお、給紙ローラ24、紙送りローラ25、排紙ローラ26によって紙送り手段を構成している。
【0032】
前記ローラ24〜26は、ロール紙軸23から送出されるロール紙Rを案内するための用紙経路に沿って、所定の間隔で配置され、ケース12に対して回転可能に支持されている。そして、前記各ローラ24〜26と平行に、それぞれ、駆動ローラ24a,25a,26aが設けられており、ロール紙Rは、ローラ24〜26と、駆動ローラ24a〜26aとによって上側と下側から挟み込まれるようになっている。
【0033】
そして、これら駆動ローラ24a〜26aは、ケース12に対して回転可能に支持されており、駆動ローラ24a〜26aが回転すると、ローラ24〜26が従動回転し、ロール紙Rが図2の左右方向に移動するようになっている。
【0034】
前記給紙モータ27及び紙送りモータ28は、ケース12に対して固定されている。そして、給紙モータ27の出力軸は、図示しないギヤ機構を介して前記駆動ローラ24aに接続されている。従って、給紙モータ27が正回転すると、駆動ローラ24aが正回転し、給紙ローラ24が従動回転してロール紙Rが紙送りローラ25の方向に送り出されるようになる。また、給紙モータ27が逆回転すると、駆動ローラ24aが逆回転し、給紙ローラ24が従動回転して、ロール紙Rが給紙装置13の方向に戻されるようになる。
【0035】
紙送りモータ28の出力軸は、図示しないギヤ機構を介して前記駆動ローラ25a,26aに接続されている。従って、紙送りモータ28が正回転すると、駆動ローラ25a,26aが正回転し、紙送りローラ25と排紙ローラ26とが従動回転して、ロール紙Rが排出口12aの方向に送り出されるようになる。また、紙送りモータ28が逆回転すると、駆動ローラ25a,26aが逆回転し、紙送りローラ25と排紙ローラ26とが逆回転して、ロール紙Rが給紙ローラ24の方向に戻されるようになる。
【0036】
尚、本実施形態では、前記給紙モータ27と紙送りモータ28は、同じ回転方向に制御されるとともに、ローラ24〜26におけるロール紙Rの紙送り量が等しくなるように、回転制御されるようになっている。つまり、給紙モータ27と紙送りモータ28とが協働して、ロール紙Rを紙送りしたり、紙戻ししたりするようになっている。
【0037】
なお、給紙モータ27と紙送りモータ28とによってロール紙Rが紙送りされると、給紙装置13のロール紙軸23は正回転方向に従動回転して、ロール紙Rを送り出すようになっている。また、給紙モータ27と紙送りモータ28とによってロール紙Rが戻され、ロール紙Rが給紙装置13と給紙ローラ24との間で弛んだ状態となったときには、ユーザーがロール紙軸23の両端部を掴んでロール紙軸23を逆回転させる。これにより、ロール紙Rはロール紙軸23に巻き取られ、弛みが解消されるようになる。
【0038】
印刷機構29は、プラテン32、キャリッジ33、キャリッジモータ35を備える。プラテン32は、前記給紙ローラ24と紙送りローラ25との間に配置されている。そして、プラテン32の上方には、キャリッジ33が主走査方向(同図の紙面直行方向)に往復移動可能に設けられている。
【0039】
キャリッジ33の下面には、印刷ヘッド36が設けられている。また、キャリッジ33にはインクカートリッジ(カラーインク用及びブラックインク用)37が搭載されている。
【0040】
キャリッジモータ35は、前記ケース12に支持されており、その出力軸は、図示しないタイミングベルトを介してキャリッジ33に接続されている。そして、給紙ローラ24と紙送りローラ25との間に案内されたロール紙Rに対し、キャリッジ33はキャリッジモータ35の駆動により主走査方向に移動する。
【0041】
このキャリッジ33の移動時に、印刷ヘッド36からは前記インクカートリッジ37から供給されるインクが吐出され、ロール紙Rの上面に印刷が行われる。紙送りローラ25と排紙ローラ26との間には、カッタ31が配置されている。カッタ31は、可動刃31a、固定刃31b及びカッタ用モータ38とからなる。そして、可動刃31aは前記ケース12に対してプリンタ11の主走査方向に移動可能となるように支持されている。
【0042】
また、固定刃31bは前記ケース12に対して主走査方向に延びるように固定されている。そして、カッタ用モータ38は、ケース12に支持されており、その出力軸は、図示しない駆動機構を介して、可動刃31aに接続されている。従って、カッタ用モータ38が駆動されると、可動刃31aが可動刃31aと固定刃31bとの間に案内されたロール紙R上を横切る。そして、可動刃31a及び固定刃31bの各刃面によって、ロール紙Rはプリンタ11の主走査方向に切断される。
【0043】
次に、上記のように構成したプリンタ11の電気的構成について説明する。
図3に示すように、プリンタ11は、ロール紙Rに印刷を行って切断するためのプリンタ制御装置41と、メモリーカードMから画像データを読み取ったり、プリンタ制御装置41へ各種操作信号の送受信等を行ったりするスタンドアロン制御装置42とを備える。
【0044】
前記プリンタ制御装置41は、切断制御手段及び更新手段としてのプリンタCPU43、プリンタROM44、プリンタRAM45、補正値記憶手段としてのEEPROM46、モータ駆動回路47〜50、ヘッド駆動回路51、インターフェース部(I/F部)52を備えている。そして、これらは互いに内部バス53を通して接続されている。
【0045】
プリンタCPU43は、モータ駆動回路47,48を介して、プリンタ11の給紙モータ27及び紙送りモータ28に対して接続され、駆動制御のための駆動制御信号を出力する。さらに、プリンタCPU43は、モータ駆動回路49を介してプリンタ11のキャリッジモータ35に対して接続され、キャリッジモータ35に対して駆動制御のための駆動制御信号を出力する。
【0046】
また、プリンタCPU43は、モータ駆動回路50を介して、プリンタ11のカッタ用モータ38に接続され、カッタ用モータ38に対して駆動制御のための駆動制御信号を出力する。さらに、また、プリンタCPU43は、ヘッド駆動回路51を介して、プリンタ11の印刷ヘッド36に接続され、印刷ヘッド36に設けたノズルからインク滴を吐出させるためのノズル駆動体に対してノズル駆動信号を出力する。
【0047】
プリンタCPU43はI/F部52を介して前記スタンドアロン制御装置42と接続されるようになっている。つまり、プリンタCPU43は、I/F部52を介してスタンドアロン制御装置42との間で各種データの送受信が可能となっている。
【0048】
プリンタCPU43は、プリンタROM44に記憶された各種プログラムに従って動作し、その演算処理結果等を一時、プリンタRAM45に記憶するようになっている。詳述すると、プリンタROM44には、通常印刷プログラム、カット位置調整パターン印刷プログラム、補正値更新プログラム、その他各種プログラムが備えられている。
【0049】
通常印刷プログラムは、プリンタCPU43が、前記スタンドアロン制御装置42からI/F部52を介して受信した印刷データに基づいて印刷を行い、切断するためのプログラムである。
【0050】
すなわち、プリンタCPU43は、前記スタンドアロン制御装置42から印刷データを受信すると、通常印刷プログラムに従って、ロール紙Rに対して印刷を行う。そして、印刷が終了すると、プリンタCPU43は、補正値に基づく紙送り量としての紙送り量Aだけロール紙Rを紙送りし、ロール紙Rを切断し、印刷物をユーザーに対して提供する。
【0051】
なお、前記紙送り量Aは、プリンタCPU43によって、次の式により演算される。
紙送り量A=ギャップG+補正値OS
ギャップGは、プリンタROM44に予め記憶されている値であり、印刷ヘッド36とカッタ31との間隔に関する設計当初の値である。また、補正値OSは、EEPROM46に書き換え可能に記憶されている値であり、実際にケース12にカッタ31を取り付ける時の、実際の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤差である。そして、この補正値OSにより、ギャップGの誤差が補正される。
【0052】
従って、紙送り量Aは、印刷ヘッド36とカッタ31との間の実際の間隔と等しくなっており、印刷終了後、紙送り量Aでロール紙Rを紙送りして切断すれば、印刷終了位置と正確に一致する位置で印刷物を切断できる。その結果、印刷物に余計な縁が生じたり、絵や文字が途中で切れたりすることがなくなる。
【0053】
カット位置調整パターン印刷プログラムは、プリンタCPU43が、前記スタンドアロン制御装置42からI/F部52を介して受信したカット位置調整パターンPのデータに基づいて印刷を行い、切断し、切断した旨を表すカット終了信号をスタンドアロン制御装置42に送信するためのプログラムである。
【0054】
すなわち、プリンタCPU43は、前記スタンドアロン制御装置42からパターンPのデータを受信すると、カット位置調整パターン印刷プログラムに従って、ロール紙Rに対して印刷を行う。そして、印刷が終了すると、プリンタCPU43は、所定の紙送り量としての紙送り量Bだけロール紙Rを紙送りし、ロール紙Rを切断する。その後、カット終了信号をスタンドアロン制御装置42に送信する。
【0055】
なお、このパターンPは、ロール紙R上に印刷されると、図4(a)のようになる。そして、パターンPは、プリンタ11の主走査方向に等間隔に並んだ「1」〜「17」までの識別子としての数字Nと、各数字Nそれぞれに対応するように設けられた等しい大きさの升目54とを備えている。
【0056】
升目54は、プリンタ11の主走査方向と平行な境界線55によって、ロール紙Rの上流側の部分としての上部54aと、ロール紙Rの下流側の部分としての下部54bに分けられている。そして、上部54aと下部54bとでは異なるインクの単色で塗り潰されており、本実施形態では、上部54aがマゼンダインクで、また、下部54bがブラックインクで塗り潰されているものとする。なお、上部54aと下部54bとの面積の比率は、数字N毎に異なっている。
【0057】
詳述すると、上部54aの面積は、数字Nが「1」から「17」に行くに従って定量的に大きくなるようになっている。それに対し、下部54bの面積は、数字Nが「1」から「17」に行くに従って、定量的に小さくなるようになっている。そして、数字Nが「1」〜「17」の中間である「9」においては、上部54aと下部54bの面積は等しくなっている。すなわち、境界線55の、プリンタ11の副走査線方向の位置は、数字N毎に異なる位置となっており、数字Nが「1」から「17」に行くに従ってロール紙Rの下流側に階段状にずれるようになっている。
【0058】
そして、パターンPの印刷後、ロール紙Rは、図4(b)のように切断される。なお、前記紙送り量Bは、プリンタCPU43によって、次の式により演算される。
【0059】
紙送り量B=ギャップG−長さL
なお、長さLは、図4(a)に示すように、パターンPの印刷終了位置P1から数字Nが「9」における境界線55までの長さである。すなわち、印刷終了後、紙送り量Bでロール紙Rを紙送りすると、前記補正値OSが零であれば、ロール紙RはパターンPの数字Nが「9」における境界線55と一致する位置で切断される。
【0060】
補正値更新プログラムは、プリンタCPU43が、前記スタンドアロン制御装置42からI/F部52を介して受信した新規補正値NOSのデータを使用して、EEPROM46の補正値OSのデータを更新するためのプログラムである。
【0061】
すなわち、プリンタCPU43は、前記スタンドアロン制御装置42から新規補正値NOSのデータを受信すると、補正値更新プログラムに従って、EEPROM46の補正値OSのデータを更新する。
【0062】
前記スタンドアロン制御装置42は演算手段としてのスタンドアロンCPU57、パターン記憶手段としてのスタンドアロンROM58、スタンドアロンRAM59、操作パネル部15、カードインターフェース部(カードI/F部)60、インターフェース部(I/F部)61を備えている。これらは、内部バス62を通して接続されている。
【0063】
スタンドアロンCPU57は、操作パネル部15の操作画面17にメニュー情報等を出力し、メニューボタン18からの操作信号を入力する。また、スタンドアロンCPU57はカードI/F部60を介してカードスロット21と接続されている。つまり、スタンドアロンCPU57は、カードスロット21に収納される前記メモリーカードMからの画像データを読み取ることが可能となっている。
【0064】
また、スタンドアロンCPU57はI/F部61を介して、前記プリンタ制御装置41の前記I/F部52に接続されている。つまり、スタンドアロンCPU57はI/F部61を介してプリンタ制御装置41に対して各種データを送受信するようになっている。
【0065】
スタンドアロンCPU57は、スタンドアロンROM58に記憶された各種プログラムに従って動作し、その演算処理結果等を一時、スタンドアロンRAM59に記憶するようになっている。詳述すると、スタンドアロンROM58にはパターンデータ送信プログラム、補正値演算プログラム、その他各種のプログラムが備えられている。
【0066】
パターンデータ送信プログラムは、スタンドアロンCPU57が、操作パネル部15から入力されるカット位置調整開始信号に基づいて、プリンタ制御装置41に前記パターンPのデータを送信するプログラムである。なお、パターンPのデータは、スタンドアロンROM58に記憶されている。すなわち、スタンドアロンCPU57は、操作パネル部15からカット位置調整開始信号が入力されると、パターンデータ送信プログラムに従って、スタンドアロンROM58からパターンPのデータを読み出し、I/F部61を介して前記プリンタ制御装置41にパターンPのデータを送信する。
【0067】
補正値演算プログラムは、スタンドアロンCPU57が、ユーザーに対して調整データの入力を促すことによって、ユーザーによって操作パネル部15から入力された調整データに基づいて、前記新規補正値NOSを演算し、プリンタ制御装置41に新規補正値NOSのデータを送信するプログラムである。すなわち、スタンドアロンCPU57は、プリンタ制御装置41からカット終了信号を受信すると、補正値演算プログラムに従って、操作画面17上にユーザーに対して調整データの入力を促すフレーズを表示する。そして、そのフレーズを見たユーザーが、操作パネル部15から調整データを入力すると、補正値演算プログラムに従って、新規補正値NOSを演算し、プリンタ制御装置41に新規補正値NOSのデータを送信する。
【0068】
なお、前記調整データは、前記カット位置調整パターン印刷プログラムに従って切断されたロール紙R上のパターンPを、ユーザーが確認することによりユーザーによって入力されるものである。そして、調整データは、パターンPの「1」〜「17」までの数字Nのいずれか1つを含むデータとなっている。例えば、図4(b)に示すように切断されていた場合には、ユーザーは、操作パネル部15を介して「11」を調整データとして入力する。
【0069】
そして、スタンドアロンCPU57は、入力された調整データの数字Nに基づいて、次の式により新規補正値NOSを演算する。
新規補正値NOS=調整データの数字N−9
すなわち、調整データの数字Nが「1」〜「17」の中間である「9」であれば、新規補正値NOSは零となる。また、図4(b)に示すように数字Nが「11」における境界線55で切断されていた場合には、新規補正値NOSは「2」となる。
【0070】
次に、上記のように構成したプリンタ11を駆動制御するプリンタ制御装置41及びスタンドアロン制御装置42の作用について説明する。
まず、プリンタ11によって、メモリーカードMに記憶されている画像データを印刷する場合について図5に従って説明する。
【0071】
ユーザーによって、メモリーカードMに記憶されている画像データの印刷が所望されると、メモリーカードMがプリンタ11のカードスロット21に挿入される。そして、ユーザーによって、プリンタ11のメニューボタン18が操作される(ステップS11)。すると、スタンドアロン制御装置42のスタンドアロンCPU57によって、カードI/F部60を介して、メモリーカードMに記憶されている画像データが読み出される。
【0072】
そして、スタンドアロンCPU57は、読み出した画像データを印刷データに変換し、同印刷データをI/F部61及びI/F部52を介してプリンタ制御装置41に送信する(ステップS12)。すると、プリンタ制御装置41のプリンタCPU43は、通常印刷プログラムに従って、受信した印刷データに基づいて、給紙モータ27、紙送りモータ28、キャリッジモータ35、印刷ヘッド36等を駆動して、ロール紙Rに対して印刷を行う(ステップS13)。
【0073】
そして、印刷が終了すると、プリンタCPU43は、通常印刷プログラムに従って、給紙モータ27及び紙送りモータ28を駆動して、ロール紙Rを紙送り量Aだけ紙送りし(ステップS14)、カッタ用モータ38を駆動してロール紙Rを切断する(ステップS15)。これにより、印刷終了位置と一致した位置で切断された印刷物がユーザーに対して提供される。
【0074】
次に、プリンタ11において、カット位置調整を行う場合について図6に従って説明する。
ユーザーによって、プリンタ11のカット位置調整が所望されると、プリンタ11のメニューボタン18が操作され、スタンドアロン制御装置42のスタンドアロンCPU57にカット位置調整開始信号が入力される(ステップS16)。すると、スタンドアロンCPU57は、パターンデータ送信プログラムに従って、スタンドアロンROM58から前記パターンPのデータを読み出し、I/F部61を介して前記プリンタ制御装置41に送信する(ステップS17)。
【0075】
プリンタ制御装置41のプリンタCPU43は、パターンPのデータを受信すると、カット位置調整パターン印刷プログラムに従って、給紙モータ27、紙送りモータ28、キャリッジモータ35、印刷ヘッド36を駆動させる。そして、図4(a)に示すように、ロール紙Rに対してパターンPの印刷を行う(ステップS18)。そして、印刷が終了すると、プリンタCPU43は、給紙モータ27及び紙送りモータ28を駆動させてロール紙Rを紙送り量Bだけ紙送りし(ステップS19)、カッタ用モータ38を駆動させてロール紙Rを切断する(ステップS21)。
【0076】
続いて、プリンタCPU43は、カット位置調整パターン印刷プログラムに従って、ロール紙Rを切断した旨を表すカット終了信号を、I/F部52を介してスタンドアロン制御装置42に送信する(ステップS22)。
【0077】
スタンドアロン制御装置42のスタンドアロンCPU57は、カット終了信号を受信すると、補正値演算プログラムに従って、ユーザーに対して調整データの入力を促すためのフレーズ情報をスタンドアロンROM58から読み出し、操作パネル部15の操作画面17上に表示する。なお、このフレーズ情報は、「色の境界で最も正確にカットされている番号を選択してください」といった情報である(ステップS23)。
【0078】
その後、切断されたロール紙Rの様子がユーザーにより確認され、スタンドアロン制御装置42の操作パネル部15のメニューボタン18から調整データが入力される。例えば、図4(b)に示すように数字Nが「11」における境界線55で切断されていた場合には、カット位置が「11」である旨の調整データが入力される(ステップS24)。
【0079】
スタンドアロン制御装置42のスタンドアロンCPU57は、調整データを入力すると、補正値演算プログラムに従って、新規補正値NOSを演算する(ステップS23)。このとき、カット位置が「11」である旨の調整データが入力されていたとすると、スタンドアロンCPU57は新規補正値NOS(=11−9)を「2」と演算する(ステップS25)。その後、スタンドアロンCPU57は、I/F部61を介して、新規補正値NOSのデータを前記プリンタ制御装置41のプリンタCPU43に送信する(ステップS26)。
【0080】
プリンタ制御装置41のプリンタCPU43は、新規補正値NOSのデータを受信すると、補正値更新プログラムに従って、EEPROM46の補正値OSのデータをNOSに更新する。すなわち、補正値OSのデータは「2」となる(ステップS27)。そして、次回から、プリンタ11が印刷を行う際には、この新しい補正値OSのデータが使用されるようになり、適正な紙送り量Aでロール紙Rが紙送りされ、印刷終了位置と正確に一致する位置で切断されるようになる。
【0081】
上記実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、プリンタ11のスタンドアロンROM58に記憶されているパターンPのデータに基づいて、ロール紙R上にパターンPを印刷し、カッタ31により切断するようにした。そして、切断されたロール紙R上のパターンPから、調整データが入力できるようにした。
【0082】
従って、プリンタ11に接続されるパソコン等を使用することなく、プリンタ11単独でプリンタ11のカッタ31のカット位置調整を行うための調整データを容易に特定することができる。
【0083】
(2)上記実施形態では、プリンタ11に、調整データが入力可能な操作パネル部15を備えるようにし、入力されたカット位置選択信号に基づいてEEPROM46の補正値OSを新規補正値NOSに更新するようにした。
【0084】
従って、プリンタ11に接続されているパソコン等を使用することなく、プリンタ11に設けられている操作パネル部15から調整データをプリンタ11に直接入力し、EEPROM46の補正値OSを更新することができ、プリンタ11のカット位置調整を容易に行うことができる。
【0085】
(3)上記実施形態では、カット位置調整パターンPを、インクカートリッジ37のインクの単色で構成されるようにした。
従って、インクの混合色で構成する場合に比較して、パターンPのデータ容量を小さくすることができ、スタンドアロン型のプリンタのように、ROMのデータ容量に制限があるプリンタに適したものとすることができる。
【0086】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、スタンドアロンCPU57が、操作パネル部15から入力された調整データに基づいて、新規補正値NOSを演算して、プリンタCPU43に送信するようにした。これを、プリンタ11をパソコン等に接続して、前記調整データをパソコン等に入力し、新規補正値NOSの演算をパソコン等において演算してプリンタCPU43に送信するようにしてもよい。
【0087】
・上記実施形態においては、プリンタ11の電気的構成は、プリンタ制御装置41とスタンドアロン制御装置42との2つによって構成するようにした。これを、1つの制御装置によって構成されるようにしてもよい。そして、プリンタCPU43とスタンドアロンCPU57とをまとめて、1つのCPUによって制御を行うようにしてもよい。
【0088】
・上記実施形態においては、カット位置調整パターンPを、調整データとして使用される複数の数字Nと、その複数の数字Nに対応するように設けられた複数の升目54とによって構成するようにした。しかし、補正値OSを調整するための調整データを特定することが可能であれば、カット位置調整パターンPを、その他の図柄や文字等によって構成するようにしてもよい。
【0089】
・上記実施形態においては、パターンPの升目54を、マゼンダインク及びブラックインクによって塗り潰すようにした。これを、その他のインクの単色、例えば、シアンインク、イエローインク等で塗り潰すようにしてもよい。
【0090】
・上記実施形態においては、パターンPの升目54を、インクの単色で塗り潰すようにしたが、混合色で塗り潰すようにしてもよい。
・上記実施形態においては、パターンPの升目54を2色のインクの単色によって塗り潰すようにした。しかし、単色を1色のみ使用するようにし、上部54aを塗り潰して、下部54bを枠で囲んだ白抜きの升目とするようにして上部54aと下部54bとを区別できるようにしてもよい。もちろん、上部54aを枠で囲んだ白抜きの升目として、下部54bを塗り潰すようにしてもよい。また、上部54a、下部54bともに、白抜きの升目とするようにしてもよい。
【0091】
・上記実施形態においては、境界線55は、プリンタ11の副走査方向の位置が数字N毎に異なっており、数字Nが「1」から「17」に行くに従って、階段状にずれるようになっている。これを、階段状ではなく、リニア状にずれるようにしてもよい。
【0092】
このようにすれば、より精度高くロール紙Rの切断位置を把握することができる。
・上記実施形態においては、識別子として数字Nを使用するようにしたが、数字以外の識別子、例えば、ローマ字、記号、ひらがな、かたかな、漢字等を使用するようにしてもよい。
【0093】
・上記実施形態においては、紙送り量BをギャップGと長さLとの差としたが、紙送り量Bを、現在EEPROM46に記憶されている補正値OSを反映させて演算するようにしてもよい。例えば、
紙送り量B=ギャップG−長さL+補正値OS
としてもよい。
【0094】
なお、この場合には、スタンドアロン制御装置42において、紙送り量Bは、補正値OSが反映された値であるものとして、新規補正値NOSが演算される。
【0095】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1〜4に記載の発明によれば、パソコン等を使用することなく、プリンタ単独でプリンタの切断手段のカット位置調整を容易に行うことができる。
【0096】
加えて、請求項2に記載の発明によれば、カット位置調整パターンのデータ容量を小さくすることができ、スタンドアロン型のプリンタのように、ROMのデータ容量に制限があるプリンタに適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプリンタの斜視図である。
【図2】同じく、プリンタの概略構成図である。
【図3】同じく、プリンタの電気的構成を示すブロック回路図である。
【図4】同じく、カット位置調整パターンが印刷されたロール紙の部分正面図であって、(a)は切断前の、(b)は切断後のものである。
【図5】同じく、プリンタの通常印刷制御のフローチャートである。
【図6】同じく、プリンタのカット位置調整制御のフローチャートである。
【符号の説明】
A 補正値に基づく紙送り量としての紙送り量
B 所定の紙送り量としての紙送り量
N 識別子としての数字
NOS 新規補正値
OS 補正値
P カット位置調整パターン
R 印刷媒体としてのロール紙
11 プリンタ
15 入力手段としての操作パネル部
24 紙送り手段を構成する給紙ローラ
25 紙送り手段を構成する紙送りローラ
26 紙送り手段を構成する排紙ローラ
29 印刷手段としての印刷機構
31 切断手段としてのカッタ
36 印刷ヘッド
43 切断制御手段及び更新手段としてのプリンタCPU
46 補正値記憶手段としてのEEPROM
54 升目
54a 上流側の部分としての上部
54b 下流側の部分としての下部
55 境界線
57 演算手段としてのスタンドアロンCPU
58 パターン記憶手段としてのスタンドアロンROM

Claims (4)

  1. 印刷データに基づいて印刷ヘッドからインクを吐出して印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷媒体を紙送りする紙送り手段と、前記印刷媒体を切断する切断手段と、前記切断手段の実際の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤差を補正値として記憶する補正値記憶手段と、前記切断手段が前記印刷媒体を切断する時に前記紙送り手段により前記印刷媒体を前記補正値に基づく紙送り量で紙送りした後に前記切断手段に対して切断を指示する切断制御手段とを備えたプリンタにおいて、
    前記印刷手段により前記印刷媒体上に印刷され、前記切断手段により切断されることにより、前記補正値を調整するための調整データを特定することが可能なカット位置調整パターンのデータを記憶するパターン記憶手段と、
    前記調整データが入力可能な入力手段と
    前記調整データに基づいて新規補正値を演算する演算手段と、
    前記補正値記憶手段の前記補正値を前記新規補正値に更新する更新手段と
    を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタにおいて、
    前記カット位置調整パターンは、前記印刷手段のインクの単色で構成されていることを特徴とするプリンタ。
  3. 印刷データに基づいて印刷ヘッドからインクを吐出して印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷媒体を紙送りする紙送り手段と、前記印刷媒体を切断する切断手段と、前記切断手段の実際の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤差を補正値として記憶する補正値記憶手段と、前記切断手段が前記印刷媒体を切断する時に前記紙送り手段により前記印刷媒体を前記補正値に基づく紙送り量で紙送りした後に前記切断手段に対して切断を指示する切断制御手段とを備えたプリンタの制御方法において、
    前記補正値の修正作業を開始するためのカット位置調整開始信号を入力する入力段階と、
    プリンタに備えられたパターン記憶手段から、カット位置調整パターンのデータを読み出し、前記印刷媒体上に印刷する印刷段階と、
    前記カット位置調整パターンが印刷された前記印刷媒体を前記紙送り手段により所定の紙送り量で紙送りする紙送り段階と、
    前記紙送り段階によって紙送りされた前記印刷媒体を前記切断手段により切断する切断段階と
    を備えたことを特徴とするプリンタの制御方法。
  4. 請求項4に記載のプリンタの制御方法において、
    前記印刷媒体上に印刷され、切断される前記カット位置調整パターンから特定される、前記補正値を調整するための調整データを入力する入力段階と、
    前記調整データに基づいて新規補正値を演算する演算段階と、
    前記補正値記憶手段の前記補正値を前記新規補正値に更新する更新段階と
    を備えたことを特徴とするプリンタの制御方法。
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