JP2003231315A - プリンタ及びその制御方法 - Google Patents

プリンタ及びその制御方法

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JP2003231315A
JP2003231315A JP2002034449A JP2002034449A JP2003231315A JP 2003231315 A JP2003231315 A JP 2003231315A JP 2002034449 A JP2002034449 A JP 2002034449A JP 2002034449 A JP2002034449 A JP 2002034449A JP 2003231315 A JP2003231315 A JP 2003231315A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタのカット位置調整を、プリンタがパ
ソコンに接続されていない状態でも容易にできるように
する。 【解決手段】 プリンタ11は、ロール紙に印刷を行っ
て切断するためのプリンタ制御装置41とメモリーカー
ドMからの画像データの読み取り等を行うスタンドアロ
ン制御装置42とを備える。スタンドアロン制御装置4
2のスタンドアロンCPU57にカット位置調整開始信
号が入力されると、CPU57は、スタンドアロンRO
M58からカット位置調整パターンのデータを読み出
し、プリンタ制御装置41のプリンタCPU43に送信
する。CPU43は、給紙モータ27、紙送りモータ2
8、キャリッジモータ35及び印刷ヘッド36を駆動さ
せてロール紙にカット位置調整パターンの印刷を行って
紙送りし、カッタ用モータ38を駆動させてロール紙を
切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ及びその
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタの中には、印刷用紙とし
てロール紙を用いるものがある。そして、印刷は、ロー
ル紙の端部から開始され、印刷が終了すると、プリンタ
に設けられたカッタによって、印刷済みの部分がロール
紙本体から自動的に切り離されるようになっていた。
【0003】また、このようなプリンタの中には、印刷
物の全体に文字や図形等が印刷される、四辺縁なしの全
面印刷を行うことができるものがあった。そして、この
場合には、ロール紙を印刷終了位置と正確に一致する位
置で切断する必要があった。
【0004】しかし、前記印刷終了位置と切断位置とが
一致しないことによって、印刷した文字や図形等が途中
で切れてしまったり、縁ができてしまったりすることが
あった。これは、プリンタのカッタの取り付け精度が低
いことが主な原因となっていた。すなわち、プリンタの
記憶部に記憶されているカッタの切断位置(理想カット
位置)と、実際の切断位置(実カット位置)との間にわ
ずかな誤差が生じることにより引き起こされていた。
【0005】そこで、前記カッタの取り付け精度を改善
するために、プリンタに接続されているパソコンを使用
して、前記理想カット位置と実カット位置との間の誤差
をなくす、カット位置調整が行われるようになってい
た。詳述すると、まず、ユーザーによってパソコンが操
作され、パソコンからプリンタに対して印刷パターンの
データが送信される。
【0006】そして、プリンタにおいて、前記印刷パタ
ーンがロール紙上に印刷される。なお、この印刷パター
ンには、前記理想カット位置が示されている。そして、
印刷が終了すると、ロール紙が実カット位置で切断され
る。
【0007】その後、ユーザーによって、切断されたロ
ール紙により、ロール紙が、前記印刷パターン上の理想
カット位置でカットされているか否かが確認される。そ
して、ロール紙が理想カット位置で切断されていれば、
ユーザーにより、理想カット位置と実カット位置が一致
していると判断され、カット位置調整が不要であるとし
てカット位置調整の作業が終了される。
【0008】それに対し、ロール紙が理想カット位置と
ずれた位置で切断されている場合には、ユーザーによ
り、カット位置調整が必要と判断され、実カット位置と
理想カット位置とのずれ量が測定される。そして、測定
されたずれ量がパソコンに入力され、パソコンにおい
て、ずれ量を補正するための補正値が演算される。その
後、演算された補正値がプリンタに送信され、プリンタ
の記憶部に記憶されるようになる。
【0009】その結果、プリンタは、次回から、記憶部
に記憶された前記補正値に基づいて、前記理想カット位
置を、実カット位置と一致するように補正する。これに
より、プリンタは、正確に縁なしの全面印刷を行うこと
ができるようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、デジ
タルカメラ等で撮影して得た画像データを、パソコンを
介さずに、メモリーカード等を介してプリンタに直接読
み込んで印刷する、スタンドアロン型のプリンタが用い
られるようになっている。すなわち、画像データを印刷
するためにパソコンを立ち上げる必要がなくなり、プリ
ンタ単独で手軽に画像データを印刷することができるよ
うになっている。
【0011】そして、このようなスタンドアロン型のプ
リンタにおいても、印刷用紙としてロール紙を使用した
り、縁なしの全面印刷を行ったりするものがあった。し
かし、このスタンドアロン型のプリンタは、パソコンに
全く接続されない場合があるので、パソコンから行う前
記カット位置調整ができなくなるという問題があった。
【0012】本発明は、パソコンに接続されていなくて
も、容易にカット位置調整を行うことができるプリンタ
及びその制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、印刷データに基づいて
印刷ヘッドからインクを吐出して印刷媒体に印刷を行う
印刷手段と、前記印刷媒体を紙送りする紙送り手段と、
前記印刷媒体を切断する切断手段と、前記切断手段の実
際の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤差を補
正値として記憶する補正値記憶手段と、前記切断手段が
前記印刷媒体を切断する時に前記紙送り手段により前記
印刷媒体を前記補正値に基づく紙送り量で紙送りした後
に前記切断手段に対して切断を指示する切断制御手段と
を備えたプリンタにおいて、前記印刷手段により前記印
刷媒体上に印刷され、前記切断手段により切断されるこ
とにより、前記補正値を調整するための調整データを特
定することが可能なカット位置調整パターンのデータを
記憶するパターン記憶手段を備えたことを要旨とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のプリンタにおいて、前記調整データが入力可能な入力
手段と前記調整データに基づいて新規補正値を演算する
演算手段と、前記補正値記憶手段の前記補正値を前記新
規補正値に更新する更新手段とを備えたことを要旨とす
る。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のプリンタにおいて、前記カット位置調整パター
ンは、前記印刷手段のインクの単色で構成されているこ
とを要旨とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、印刷データに基
づいて印刷ヘッドからインクを吐出して印刷媒体に印刷
を行う印刷手段と、前記印刷媒体を紙送りする紙送り手
段と、前記印刷媒体を切断する切断手段と、前記切断手
段の実際の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤
差を補正値として記憶する補正値記憶手段と、前記切断
手段が前記印刷媒体を切断する時に前記紙送り手段によ
り前記印刷媒体を前記補正値に基づく紙送り量で紙送り
した後に前記切断手段に対して切断を指示する切断制御
手段とを備えたプリンタの制御方法において、前記補正
値の修正作業を開始するためのカット位置調整開始信号
を入力する入力段階と、プリンタに備えられたパターン
記憶手段から、カット位置調整パターンのデータを読み
出し、前記印刷媒体上に印刷する印刷段階と、前記カッ
ト位置調整パターンが印刷された前記印刷媒体を前記紙
送り手段により所定の紙送り量で紙送りする紙送り段階
と、前記紙送り段階によって紙送りされた前記印刷媒体
を前記切断手段により切断する切断段階とを備えたこと
を要旨とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のプリンタの制御方法において、前記印刷媒体上に印刷
され、切断される前記カット位置調整パターンから特定
される、前記補正値を調整するための調整データを入力
する入力段階と、前記調整データに基づいて新規補正値
を演算する演算段階と、前記補正値記憶手段の前記補正
値を前記新規補正値に更新する更新段階とを備えたこと
を要旨とする。
【0018】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
プリンタのパターン記憶手段に記憶されているデータに
基づいて、印刷媒体上にカット位置調整パターンを印刷
し、切断手段により切断するようにした。そして、切断
された印刷媒体上のカット位置調整パターンから、調整
データを特定できるようにした。
【0019】従って、プリンタに接続されているパソコ
ン等を使用することなく、プリンタ単独でプリンタの切
断手段のカット位置調整を行うための調整データを容易
に特定することができる。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、プリンタ
に調整データが入力可能な入力手段を備え、入力された
調整データに基づいて補正値記憶手段の補正値を新規補
正値に更新するようにした。
【0021】従って、プリンタに接続されているパソコ
ン等を使用することなく、プリンタに設けられている入
力手段から調整データをプリンタに直接入力し、補正値
記憶手段の補正値を更新することができ、プリンタのカ
ット位置調整を容易に行うことができる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、カット位
置調整パターンを、印刷手段のインクの単色で構成され
るようにした。従って、インクの混合色で構成する場合
に比較して、カット位置調整パターンのデータ容量を小
さくすることができ、スタンドアロン型のプリンタのよ
うに、ROMのデータ容量に制限があるプリンタに適し
たものとなる。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、補正値の
修正作業を開始するための修正開始信号が入力される
と、プリンタに備えられたパターン記憶手段からカット
位置調整パターンのデータが読み出され、印刷媒体上に
印刷されるようにした。そして、印刷媒体を紙送り手段
により補正値に基づく位置に紙送りし、切断手段により
切断するようにした。
【0024】従って、プリンタに接続されているパソコ
ン等を使用することなく、プリンタ単独で、カット位置
調整パターンを印刷媒体上に印刷し、紙送りして切断す
ることができる。
【0025】請求項5に記載の発明によれば、調整デー
タが入力されると、新規補正値が演算され、記憶手段の
補正値が新規補正値に更新されるようにした。従って、
プリンタに接続されているパソコン等を使用することな
く、プリンタ単独で、補正値を新規補正値に更新するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図6に従って説明する。図1は、本実施形
態のプリンタ11の斜視図であり、図2は、同じくプリ
ンタ11の概略構成図であり、図3は、同じくプリンタ
11の電気的構成を示すブロック回路図である。また、
図4(a),(b)は、本実施形態のカット位置調整パ
ターンPが印刷されたロール紙Rの部分正面図であり、
図5は、同じくプリンタ11の通常印刷制御のフローチ
ャートを、図6は、同じくプリンタ11のカット位置調
整制御のフローチャートを示している。
【0027】プリンタ11は、ロール紙対応型のインク
ジェット式プリンタであり、図1に示すように、装置全
体を覆うケース12と、印刷媒体としてのロール紙Rを
供給する給紙装置13と、ロール紙Rに対して印刷を行
う印刷部14(図2参照)とを備える。
【0028】ケース12は、略四角形状の箱体であり、
上面右側に入力手段としての操作パネル部15を備え、
操作パネル部15は、操作画面17と、各種メニューボ
タン18とを備える。操作画面17には、プリンタ11
のメニュー機能、動作内容、動作状況、エラー内容など
が表示され、メニューボタン18は、プリンタ11のメ
ニュー選択を行う時に押されるようになっている。そし
て、これら操作画面17及び各種メニューボタン18に
より、カット位置調整等の各種操作が行えるようになっ
ている。
【0029】ケース12は、前面下部に、排出口12a
を備え、印刷されたロール紙Rが排出されるようになっ
ている。また、ケース12の前面右側には、カードスロ
ット21が設けられており、例えばデジタルカメラなど
によって撮影された画像データを記録するメモリーカー
ドMが、取り外し自在に収納されるようになっている。
【0030】前記給紙装置13は、前記ケース12の背
面側に設けられており、ケース12に対して固定されて
いるホルダー22と、ロール紙軸23とを備える。そし
て、同ロール紙軸23には、ロール紙Rの基端(終端)
が連結され巻回されており、この状態で、ホルダー22
に対して回転可能に支持されている。そして、ユーザー
がロール紙軸23の両端部を掴んでロール紙軸23を正
回転、或いは、逆回転させると、ロール紙Rは給紙装置
13から送り出されたり、巻き取られたりするようにな
っている。
【0031】印刷部14は、図2に示すように、給紙ロ
ーラ24、紙送りローラ25、排紙ローラ26、給紙モ
ータ27、紙送りモータ28、印刷手段としての印刷機
構29、切断手段としてのカッタ31を備えている。な
お、給紙ローラ24、紙送りローラ25、排紙ローラ2
6によって紙送り手段を構成している。
【0032】前記ローラ24〜26は、ロール紙軸23
から送出されるロール紙Rを案内するための用紙経路に
沿って、所定の間隔で配置され、ケース12に対して回
転可能に支持されている。そして、前記各ローラ24〜
26と平行に、それぞれ、駆動ローラ24a,25a,
26aが設けられており、ロール紙Rは、ローラ24〜
26と、駆動ローラ24a〜26aとによって上側と下
側から挟み込まれるようになっている。
【0033】そして、これら駆動ローラ24a〜26a
は、ケース12に対して回転可能に支持されており、駆
動ローラ24a〜26aが回転すると、ローラ24〜2
6が従動回転し、ロール紙Rが図2の左右方向に移動す
るようになっている。
【0034】前記給紙モータ27及び紙送りモータ28
は、ケース12に対して固定されている。そして、給紙
モータ27の出力軸は、図示しないギヤ機構を介して前
記駆動ローラ24aに接続されている。従って、給紙モ
ータ27が正回転すると、駆動ローラ24aが正回転
し、給紙ローラ24が従動回転してロール紙Rが紙送り
ローラ25の方向に送り出されるようになる。また、給
紙モータ27が逆回転すると、駆動ローラ24aが逆回
転し、給紙ローラ24が従動回転して、ロール紙Rが給
紙装置13の方向に戻されるようになる。
【0035】紙送りモータ28の出力軸は、図示しない
ギヤ機構を介して前記駆動ローラ25a,26aに接続
されている。従って、紙送りモータ28が正回転する
と、駆動ローラ25a,26aが正回転し、紙送りロー
ラ25と排紙ローラ26とが従動回転して、ロール紙R
が排出口12aの方向に送り出されるようになる。ま
た、紙送りモータ28が逆回転すると、駆動ローラ25
a,26aが逆回転し、紙送りローラ25と排紙ローラ
26とが逆回転して、ロール紙Rが給紙ローラ24の方
向に戻されるようになる。
【0036】尚、本実施形態では、前記給紙モータ27
と紙送りモータ28は、同じ回転方向に制御されるとと
もに、ローラ24〜26におけるロール紙Rの紙送り量
が等しくなるように、回転制御されるようになってい
る。つまり、給紙モータ27と紙送りモータ28とが協
働して、ロール紙Rを紙送りしたり、紙戻ししたりする
ようになっている。
【0037】なお、給紙モータ27と紙送りモータ28
とによってロール紙Rが紙送りされると、給紙装置13
のロール紙軸23は正回転方向に従動回転して、ロール
紙Rを送り出すようになっている。また、給紙モータ2
7と紙送りモータ28とによってロール紙Rが戻され、
ロール紙Rが給紙装置13と給紙ローラ24との間で弛
んだ状態となったときには、ユーザーがロール紙軸23
の両端部を掴んでロール紙軸23を逆回転させる。これ
により、ロール紙Rはロール紙軸23に巻き取られ、弛
みが解消されるようになる。
【0038】印刷機構29は、プラテン32、キャリッ
ジ33、キャリッジモータ35を備える。プラテン32
は、前記給紙ローラ24と紙送りローラ25との間に配
置されている。そして、プラテン32の上方には、キャ
リッジ33が主走査方向(同図の紙面直行方向)に往復
移動可能に設けられている。
【0039】キャリッジ33の下面には、印刷ヘッド3
6が設けられている。また、キャリッジ33にはインク
カートリッジ(カラーインク用及びブラックインク用)
37が搭載されている。
【0040】キャリッジモータ35は、前記ケース12
に支持されており、その出力軸は、図示しないタイミン
グベルトを介してキャリッジ33に接続されている。そ
して、給紙ローラ24と紙送りローラ25との間に案内
されたロール紙Rに対し、キャリッジ33はキャリッジ
モータ35の駆動により主走査方向に移動する。
【0041】このキャリッジ33の移動時に、印刷ヘッ
ド36からは前記インクカートリッジ37から供給され
るインクが吐出され、ロール紙Rの上面に印刷が行われ
る。紙送りローラ25と排紙ローラ26との間には、カ
ッタ31が配置されている。カッタ31は、可動刃31
a、固定刃31b及びカッタ用モータ38とからなる。
そして、可動刃31aは前記ケース12に対してプリン
タ11の主走査方向に移動可能となるように支持されて
いる。
【0042】また、固定刃31bは前記ケース12に対
して主走査方向に延びるように固定されている。そし
て、カッタ用モータ38は、ケース12に支持されてお
り、その出力軸は、図示しない駆動機構を介して、可動
刃31aに接続されている。従って、カッタ用モータ3
8が駆動されると、可動刃31aが可動刃31aと固定
刃31bとの間に案内されたロール紙R上を横切る。そ
して、可動刃31a及び固定刃31bの各刃面によっ
て、ロール紙Rはプリンタ11の主走査方向に切断され
る。
【0043】次に、上記のように構成したプリンタ11
の電気的構成について説明する。図3に示すように、プ
リンタ11は、ロール紙Rに印刷を行って切断するため
のプリンタ制御装置41と、メモリーカードMから画像
データを読み取ったり、プリンタ制御装置41へ各種操
作信号の送受信等を行ったりするスタンドアロン制御装
置42とを備える。
【0044】前記プリンタ制御装置41は、切断制御手
段及び更新手段としてのプリンタCPU43、プリンタ
ROM44、プリンタRAM45、補正値記憶手段とし
てのEEPROM46、モータ駆動回路47〜50、ヘ
ッド駆動回路51、インターフェース部(I/F部)5
2を備えている。そして、これらは互いに内部バス53
を通して接続されている。
【0045】プリンタCPU43は、モータ駆動回路4
7,48を介して、プリンタ11の給紙モータ27及び
紙送りモータ28に対して接続され、駆動制御のための
駆動制御信号を出力する。さらに、プリンタCPU43
は、モータ駆動回路49を介してプリンタ11のキャリ
ッジモータ35に対して接続され、キャリッジモータ3
5に対して駆動制御のための駆動制御信号を出力する。
【0046】また、プリンタCPU43は、モータ駆動
回路50を介して、プリンタ11のカッタ用モータ38
に接続され、カッタ用モータ38に対して駆動制御のた
めの駆動制御信号を出力する。さらに、また、プリンタ
CPU43は、ヘッド駆動回路51を介して、プリンタ
11の印刷ヘッド36に接続され、印刷ヘッド36に設
けたノズルからインク滴を吐出させるためのノズル駆動
体に対してノズル駆動信号を出力する。
【0047】プリンタCPU43はI/F部52を介し
て前記スタンドアロン制御装置42と接続されるように
なっている。つまり、プリンタCPU43は、I/F部
52を介してスタンドアロン制御装置42との間で各種
データの送受信が可能となっている。
【0048】プリンタCPU43は、プリンタROM4
4に記憶された各種プログラムに従って動作し、その演
算処理結果等を一時、プリンタRAM45に記憶するよ
うになっている。詳述すると、プリンタROM44に
は、通常印刷プログラム、カット位置調整パターン印刷
プログラム、補正値更新プログラム、その他各種プログ
ラムが備えられている。
【0049】通常印刷プログラムは、プリンタCPU4
3が、前記スタンドアロン制御装置42からI/F部5
2を介して受信した印刷データに基づいて印刷を行い、
切断するためのプログラムである。
【0050】すなわち、プリンタCPU43は、前記ス
タンドアロン制御装置42から印刷データを受信する
と、通常印刷プログラムに従って、ロール紙Rに対して
印刷を行う。そして、印刷が終了すると、プリンタCP
U43は、補正値に基づく紙送り量としての紙送り量A
だけロール紙Rを紙送りし、ロール紙Rを切断し、印刷
物をユーザーに対して提供する。
【0051】なお、前記紙送り量Aは、プリンタCPU
43によって、次の式により演算される。 紙送り量A=ギャップG+補正値OS ギャップGは、プリンタROM44に予め記憶されてい
る値であり、印刷ヘッド36とカッタ31との間隔に関
する設計当初の値である。また、補正値OSは、EEP
ROM46に書き換え可能に記憶されている値であり、
実際にケース12にカッタ31を取り付ける時の、実際
の取り付け位置と設計上の取り付け位置との誤差であ
る。そして、この補正値OSにより、ギャップGの誤差
が補正される。
【0052】従って、紙送り量Aは、印刷ヘッド36と
カッタ31との間の実際の間隔と等しくなっており、印
刷終了後、紙送り量Aでロール紙Rを紙送りして切断す
れば、印刷終了位置と正確に一致する位置で印刷物を切
断できる。その結果、印刷物に余計な縁が生じたり、絵
や文字が途中で切れたりすることがなくなる。
【0053】カット位置調整パターン印刷プログラム
は、プリンタCPU43が、前記スタンドアロン制御装
置42からI/F部52を介して受信したカット位置調
整パターンPのデータに基づいて印刷を行い、切断し、
切断した旨を表すカット終了信号をスタンドアロン制御
装置42に送信するためのプログラムである。
【0054】すなわち、プリンタCPU43は、前記ス
タンドアロン制御装置42からパターンPのデータを受
信すると、カット位置調整パターン印刷プログラムに従
って、ロール紙Rに対して印刷を行う。そして、印刷が
終了すると、プリンタCPU43は、所定の紙送り量と
しての紙送り量Bだけロール紙Rを紙送りし、ロール紙
Rを切断する。その後、カット終了信号をスタンドアロ
ン制御装置42に送信する。
【0055】なお、このパターンPは、ロール紙R上に
印刷されると、図4(a)のようになる。そして、パタ
ーンPは、プリンタ11の主走査方向に等間隔に並んだ
「1」〜「17」までの識別子としての数字Nと、各数
字Nそれぞれに対応するように設けられた等しい大きさ
の升目54とを備えている。
【0056】升目54は、プリンタ11の主走査方向と
平行な境界線55によって、ロール紙Rの上流側の部分
としての上部54aと、ロール紙Rの下流側の部分とし
ての下部54bに分けられている。そして、上部54a
と下部54bとでは異なるインクの単色で塗り潰されて
おり、本実施形態では、上部54aがマゼンダインク
で、また、下部54bがブラックインクで塗り潰されて
いるものとする。なお、上部54aと下部54bとの面
積の比率は、数字N毎に異なっている。
【0057】詳述すると、上部54aの面積は、数字N
が「1」から「17」に行くに従って定量的に大きくな
るようになっている。それに対し、下部54bの面積
は、数字Nが「1」から「17」に行くに従って、定量
的に小さくなるようになっている。そして、数字Nが
「1」〜「17」の中間である「9」においては、上部
54aと下部54bの面積は等しくなっている。すなわ
ち、境界線55の、プリンタ11の副走査線方向の位置
は、数字N毎に異なる位置となっており、数字Nが
「1」から「17」に行くに従ってロール紙Rの下流側
に階段状にずれるようになっている。
【0058】そして、パターンPの印刷後、ロール紙R
は、図4(b)のように切断される。なお、前記紙送り
量Bは、プリンタCPU43によって、次の式により演
算される。
【0059】紙送り量B=ギャップG−長さL なお、長さLは、図4(a)に示すように、パターンP
の印刷終了位置P1から数字Nが「9」における境界線
55までの長さである。すなわち、印刷終了後、紙送り
量Bでロール紙Rを紙送りすると、前記補正値OSが零
であれば、ロール紙RはパターンPの数字Nが「9」に
おける境界線55と一致する位置で切断される。
【0060】補正値更新プログラムは、プリンタCPU
43が、前記スタンドアロン制御装置42からI/F部
52を介して受信した新規補正値NOSのデータを使用
して、EEPROM46の補正値OSのデータを更新す
るためのプログラムである。
【0061】すなわち、プリンタCPU43は、前記ス
タンドアロン制御装置42から新規補正値NOSのデー
タを受信すると、補正値更新プログラムに従って、EE
PROM46の補正値OSのデータを更新する。
【0062】前記スタンドアロン制御装置42は演算手
段としてのスタンドアロンCPU57、パターン記憶手
段としてのスタンドアロンROM58、スタンドアロン
RAM59、操作パネル部15、カードインターフェー
ス部(カードI/F部)60、インターフェース部(I
/F部)61を備えている。これらは、内部バス62を
通して接続されている。
【0063】スタンドアロンCPU57は、操作パネル
部15の操作画面17にメニュー情報等を出力し、メニ
ューボタン18からの操作信号を入力する。また、スタ
ンドアロンCPU57はカードI/F部60を介してカ
ードスロット21と接続されている。つまり、スタンド
アロンCPU57は、カードスロット21に収納される
前記メモリーカードMからの画像データを読み取ること
が可能となっている。
【0064】また、スタンドアロンCPU57はI/F
部61を介して、前記プリンタ制御装置41の前記I/
F部52に接続されている。つまり、スタンドアロンC
PU57はI/F部61を介してプリンタ制御装置41
に対して各種データを送受信するようになっている。
【0065】スタンドアロンCPU57は、スタンドア
ロンROM58に記憶された各種プログラムに従って動
作し、その演算処理結果等を一時、スタンドアロンRA
M59に記憶するようになっている。詳述すると、スタ
ンドアロンROM58にはパターンデータ送信プログラ
ム、補正値演算プログラム、その他各種のプログラムが
備えられている。
【0066】パターンデータ送信プログラムは、スタン
ドアロンCPU57が、操作パネル部15から入力され
るカット位置調整開始信号に基づいて、プリンタ制御装
置41に前記パターンPのデータを送信するプログラム
である。なお、パターンPのデータは、スタンドアロン
ROM58に記憶されている。すなわち、スタンドアロ
ンCPU57は、操作パネル部15からカット位置調整
開始信号が入力されると、パターンデータ送信プログラ
ムに従って、スタンドアロンROM58からパターンP
のデータを読み出し、I/F部61を介して前記プリン
タ制御装置41にパターンPのデータを送信する。
【0067】補正値演算プログラムは、スタンドアロン
CPU57が、ユーザーに対して調整データの入力を促
すことによって、ユーザーによって操作パネル部15か
ら入力された調整データに基づいて、前記新規補正値N
OSを演算し、プリンタ制御装置41に新規補正値NO
Sのデータを送信するプログラムである。すなわち、ス
タンドアロンCPU57は、プリンタ制御装置41から
カット終了信号を受信すると、補正値演算プログラムに
従って、操作画面17上にユーザーに対して調整データ
の入力を促すフレーズを表示する。そして、そのフレー
ズを見たユーザーが、操作パネル部15から調整データ
を入力すると、補正値演算プログラムに従って、新規補
正値NOSを演算し、プリンタ制御装置41に新規補正
値NOSのデータを送信する。
【0068】なお、前記調整データは、前記カット位置
調整パターン印刷プログラムに従って切断されたロール
紙R上のパターンPを、ユーザーが確認することにより
ユーザーによって入力されるものである。そして、調整
データは、パターンPの「1」〜「17」までの数字N
のいずれか1つを含むデータとなっている。例えば、図
4(b)に示すように切断されていた場合には、ユーザ
ーは、操作パネル部15を介して「11」を調整データ
として入力する。
【0069】そして、スタンドアロンCPU57は、入
力された調整データの数字Nに基づいて、次の式により
新規補正値NOSを演算する。 新規補正値NOS=調整データの数字N−9 すなわち、調整データの数字Nが「1」〜「17」の中
間である「9」であれば、新規補正値NOSは零とな
る。また、図4(b)に示すように数字Nが「11」に
おける境界線55で切断されていた場合には、新規補正
値NOSは「2」となる。
【0070】次に、上記のように構成したプリンタ11
を駆動制御するプリンタ制御装置41及びスタンドアロ
ン制御装置42の作用について説明する。まず、プリン
タ11によって、メモリーカードMに記憶されている画
像データを印刷する場合について図5に従って説明す
る。
【0071】ユーザーによって、メモリーカードMに記
憶されている画像データの印刷が所望されると、メモリ
ーカードMがプリンタ11のカードスロット21に挿入
される。そして、ユーザーによって、プリンタ11のメ
ニューボタン18が操作される(ステップS11)。す
ると、スタンドアロン制御装置42のスタンドアロンC
PU57によって、カードI/F部60を介して、メモ
リーカードMに記憶されている画像データが読み出され
る。
【0072】そして、スタンドアロンCPU57は、読
み出した画像データを印刷データに変換し、同印刷デー
タをI/F部61及びI/F部52を介してプリンタ制
御装置41に送信する(ステップS12)。すると、プ
リンタ制御装置41のプリンタCPU43は、通常印刷
プログラムに従って、受信した印刷データに基づいて、
給紙モータ27、紙送りモータ28、キャリッジモータ
35、印刷ヘッド36等を駆動して、ロール紙Rに対し
て印刷を行う(ステップS13)。
【0073】そして、印刷が終了すると、プリンタCP
U43は、通常印刷プログラムに従って、給紙モータ2
7及び紙送りモータ28を駆動して、ロール紙Rを紙送
り量Aだけ紙送りし(ステップS14)、カッタ用モー
タ38を駆動してロール紙Rを切断する(ステップS1
5)。これにより、印刷終了位置と一致した位置で切断
された印刷物がユーザーに対して提供される。
【0074】次に、プリンタ11において、カット位置
調整を行う場合について図6に従って説明する。ユーザ
ーによって、プリンタ11のカット位置調整が所望され
ると、プリンタ11のメニューボタン18が操作され、
スタンドアロン制御装置42のスタンドアロンCPU5
7にカット位置調整開始信号が入力される(ステップS
16)。すると、スタンドアロンCPU57は、パター
ンデータ送信プログラムに従って、スタンドアロンRO
M58から前記パターンPのデータを読み出し、I/F
部61を介して前記プリンタ制御装置41に送信する
(ステップS17)。
【0075】プリンタ制御装置41のプリンタCPU4
3は、パターンPのデータを受信すると、カット位置調
整パターン印刷プログラムに従って、給紙モータ27、
紙送りモータ28、キャリッジモータ35、印刷ヘッド
36を駆動させる。そして、図4(a)に示すように、
ロール紙Rに対してパターンPの印刷を行う(ステップ
S18)。そして、印刷が終了すると、プリンタCPU
43は、給紙モータ27及び紙送りモータ28を駆動さ
せてロール紙Rを紙送り量Bだけ紙送りし(ステップS
19)、カッタ用モータ38を駆動させてロール紙Rを
切断する(ステップS21)。
【0076】続いて、プリンタCPU43は、カット位
置調整パターン印刷プログラムに従って、ロール紙Rを
切断した旨を表すカット終了信号を、I/F部52を介
してスタンドアロン制御装置42に送信する(ステップ
S22)。
【0077】スタンドアロン制御装置42のスタンドア
ロンCPU57は、カット終了信号を受信すると、補正
値演算プログラムに従って、ユーザーに対して調整デー
タの入力を促すためのフレーズ情報をスタンドアロンR
OM58から読み出し、操作パネル部15の操作画面1
7上に表示する。なお、このフレーズ情報は、「色の境
界で最も正確にカットされている番号を選択してくださ
い」といった情報である(ステップS23)。
【0078】その後、切断されたロール紙Rの様子がユ
ーザーにより確認され、スタンドアロン制御装置42の
操作パネル部15のメニューボタン18から調整データ
が入力される。例えば、図4(b)に示すように数字N
が「11」における境界線55で切断されていた場合に
は、カット位置が「11」である旨の調整データが入力
される(ステップS24)。
【0079】スタンドアロン制御装置42のスタンドア
ロンCPU57は、調整データを入力すると、補正値演
算プログラムに従って、新規補正値NOSを演算する
(ステップS23)。このとき、カット位置が「11」
である旨の調整データが入力されていたとすると、スタ
ンドアロンCPU57は新規補正値NOS(=11−
9)を「2」と演算する(ステップS25)。その後、
スタンドアロンCPU57は、I/F部61を介して、
新規補正値NOSのデータを前記プリンタ制御装置41
のプリンタCPU43に送信する(ステップS26)。
【0080】プリンタ制御装置41のプリンタCPU4
3は、新規補正値NOSのデータを受信すると、補正値
更新プログラムに従って、EEPROM46の補正値O
SのデータをNOSに更新する。すなわち、補正値OS
のデータは「2」となる(ステップS27)。そして、
次回から、プリンタ11が印刷を行う際には、この新し
い補正値OSのデータが使用されるようになり、適正な
紙送り量Aでロール紙Rが紙送りされ、印刷終了位置と
正確に一致する位置で切断されるようになる。
【0081】上記実施形態によれば、以下のような特徴
を得ることができる。 (1)上記実施形態では、プリンタ11のスタンドアロ
ンROM58に記憶されているパターンPのデータに基
づいて、ロール紙R上にパターンPを印刷し、カッタ3
1により切断するようにした。そして、切断されたロー
ル紙R上のパターンPから、調整データが入力できるよ
うにした。
【0082】従って、プリンタ11に接続されるパソコ
ン等を使用することなく、プリンタ11単独でプリンタ
11のカッタ31のカット位置調整を行うための調整デ
ータを容易に特定することができる。
【0083】(2)上記実施形態では、プリンタ11
に、調整データが入力可能な操作パネル部15を備える
ようにし、入力されたカット位置選択信号に基づいてE
EPROM46の補正値OSを新規補正値NOSに更新
するようにした。
【0084】従って、プリンタ11に接続されているパ
ソコン等を使用することなく、プリンタ11に設けられ
ている操作パネル部15から調整データをプリンタ11
に直接入力し、EEPROM46の補正値OSを更新す
ることができ、プリンタ11のカット位置調整を容易に
行うことができる。
【0085】(3)上記実施形態では、カット位置調整
パターンPを、インクカートリッジ37のインクの単色
で構成されるようにした。従って、インクの混合色で構
成する場合に比較して、パターンPのデータ容量を小さ
くすることができ、スタンドアロン型のプリンタのよう
に、ROMのデータ容量に制限があるプリンタに適した
ものとすることができる。
【0086】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・上記実施形態においては、スタンドアロンCPU57
が、操作パネル部15から入力された調整データに基づ
いて、新規補正値NOSを演算して、プリンタCPU4
3に送信するようにした。これを、プリンタ11をパソ
コン等に接続して、前記調整データをパソコン等に入力
し、新規補正値NOSの演算をパソコン等において演算
してプリンタCPU43に送信するようにしてもよい。
【0087】・上記実施形態においては、プリンタ11
の電気的構成は、プリンタ制御装置41とスタンドアロ
ン制御装置42との2つによって構成するようにした。
これを、1つの制御装置によって構成されるようにして
もよい。そして、プリンタCPU43とスタンドアロン
CPU57とをまとめて、1つのCPUによって制御を
行うようにしてもよい。
【0088】・上記実施形態においては、カット位置調
整パターンPを、調整データとして使用される複数の数
字Nと、その複数の数字Nに対応するように設けられた
複数の升目54とによって構成するようにした。しか
し、補正値OSを調整するための調整データを特定する
ことが可能であれば、カット位置調整パターンPを、そ
の他の図柄や文字等によって構成するようにしてもよ
い。
【0089】・上記実施形態においては、パターンPの
升目54を、マゼンダインク及びブラックインクによっ
て塗り潰すようにした。これを、その他のインクの単
色、例えば、シアンインク、イエローインク等で塗り潰
すようにしてもよい。
【0090】・上記実施形態においては、パターンPの
升目54を、インクの単色で塗り潰すようにしたが、混
合色で塗り潰すようにしてもよい。 ・上記実施形態においては、パターンPの升目54を2
色のインクの単色によって塗り潰すようにした。しか
し、単色を1色のみ使用するようにし、上部54aを塗
り潰して、下部54bを枠で囲んだ白抜きの升目とする
ようにして上部54aと下部54bとを区別できるよう
にしてもよい。もちろん、上部54aを枠で囲んだ白抜
きの升目として、下部54bを塗り潰すようにしてもよ
い。また、上部54a、下部54bともに、白抜きの升
目とするようにしてもよい。
【0091】・上記実施形態においては、境界線55
は、プリンタ11の副走査方向の位置が数字N毎に異な
っており、数字Nが「1」から「17」に行くに従っ
て、階段状にずれるようになっている。これを、階段状
ではなく、リニア状にずれるようにしてもよい。
【0092】このようにすれば、より精度高くロール紙
Rの切断位置を把握することができる。 ・上記実施形態においては、識別子として数字Nを使用
するようにしたが、数字以外の識別子、例えば、ローマ
字、記号、ひらがな、かたかな、漢字等を使用するよう
にしてもよい。
【0093】・上記実施形態においては、紙送り量Bを
ギャップGと長さLとの差としたが、紙送り量Bを、現
在EEPROM46に記憶されている補正値OSを反映
させて演算するようにしてもよい。例えば、 紙送り量B=ギャップG−長さL+補正値OS としてもよい。
【0094】なお、この場合には、スタンドアロン制御
装置42において、紙送り量Bは、補正値OSが反映さ
れた値であるものとして、新規補正値NOSが演算され
る。
【0095】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1〜5に
記載の発明によれば、パソコン等を使用することなく、
プリンタ単独でプリンタの切断手段のカット位置調整を
容易に行うことができる。
【0096】加えて、請求項3に記載の発明によれば、
カット位置調整パターンのデータ容量を小さくすること
ができ、スタンドアロン型のプリンタのように、ROM
のデータ容量に制限があるプリンタに適したものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプリンタの斜視図である。
【図2】同じく、プリンタの概略構成図である。
【図3】同じく、プリンタの電気的構成を示すブロック
回路図である。
【図4】同じく、カット位置調整パターンが印刷された
ロール紙の部分正面図であって、(a)は切断前の、
(b)は切断後のものである。
【図5】同じく、プリンタの通常印刷制御のフローチャ
ートである。
【図6】同じく、プリンタのカット位置調整制御のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
A 補正値に基づく紙送り量としての紙送り量 B 所定の紙送り量としての紙送り量 N 識別子としての数字 NOS 新規補正値 OS 補正値 P カット位置調整パターン R 印刷媒体としてのロール紙 11 プリンタ 15 入力手段としての操作パネル部 24 紙送り手段を構成する給紙ローラ 25 紙送り手段を構成する紙送りローラ 26 紙送り手段を構成する排紙ローラ 29 印刷手段としての印刷機構 31 切断手段としてのカッタ 36 印刷ヘッド 43 切断制御手段及び更新手段としてのプリンタCP
U 46 補正値記憶手段としてのEEPROM 54 升目 54a 上流側の部分としての上部 54b 下流側の部分としての下部 55 境界線 57 演算手段としてのスタンドアロンCPU 58 パターン記憶手段としてのスタンドアロンROM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データに基づいて印刷ヘッドからイ
    ンクを吐出して印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、前記
    印刷媒体を紙送りする紙送り手段と、前記印刷媒体を切
    断する切断手段と、前記切断手段の実際の取り付け位置
    と設計上の取り付け位置との誤差を補正値として記憶す
    る補正値記憶手段と、前記切断手段が前記印刷媒体を切
    断する時に前記紙送り手段により前記印刷媒体を前記補
    正値に基づく紙送り量で紙送りした後に前記切断手段に
    対して切断を指示する切断制御手段とを備えたプリンタ
    において、 前記印刷手段により前記印刷媒体上に印刷され、前記切
    断手段により切断されることにより、前記補正値を調整
    するための調整データを特定することが可能なカット位
    置調整パターンのデータを記憶するパターン記憶手段を
    備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタにおいて、 前記調整データが入力可能な入力手段と 前記調整データに基づいて新規補正値を演算する演算手
    段と、 前記補正値記憶手段の前記補正値を前記新規補正値に更
    新する更新手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプリンタにおい
    て、 前記カット位置調整パターンは、前記印刷手段のインク
    の単色で構成されていることを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 印刷データに基づいて印刷ヘッドからイ
    ンクを吐出して印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、前記
    印刷媒体を紙送りする紙送り手段と、前記印刷媒体を切
    断する切断手段と、前記切断手段の実際の取り付け位置
    と設計上の取り付け位置との誤差を補正値として記憶す
    る補正値記憶手段と、前記切断手段が前記印刷媒体を切
    断する時に前記紙送り手段により前記印刷媒体を前記補
    正値に基づく紙送り量で紙送りした後に前記切断手段に
    対して切断を指示する切断制御手段とを備えたプリンタ
    の制御方法において、 前記補正値の修正作業を開始するためのカット位置調整
    開始信号を入力する入力段階と、 プリンタに備えられたパターン記憶手段から、カット位
    置調整パターンのデータを読み出し、前記印刷媒体上に
    印刷する印刷段階と、 前記カット位置調整パターンが印刷された前記印刷媒体
    を前記紙送り手段により所定の紙送り量で紙送りする紙
    送り段階と、 前記紙送り段階によって紙送りされた前記印刷媒体を前
    記切断手段により切断する切断段階とを備えたことを特
    徴とするプリンタの制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプリンタの制御方法に
    おいて、 前記印刷媒体上に印刷され、切断される前記カット位置
    調整パターンから特定される、前記補正値を調整するた
    めの調整データを入力する入力段階と、 前記調整データに基づいて新規補正値を演算する演算段
    階と、 前記補正値記憶手段の前記補正値を前記新規補正値に更
    新する更新段階とを備えたことを特徴とするプリンタの
    制御方法。
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